橋本憲一郎☆作


アンゲラ・メルケル
他人の似顔絵を見る人は「誇張」を楽しむが、モデル本人はたいていそれを嫌う。
自分の顔については平均的でありたいようだ。
実は私の似顔絵コンセプトは「本人も楽しい」。
だから極端な「誇張」はしないが、「毒」は少し入れたい。
その解決方法が似顔絵をキャラクターにしてしまうことだ。
試行錯誤して“そのモデルに似せるためのツボ”をつかんだら、余計だと思われる線は全部消す。似顔キャラクターの完成だ!シンプルだから表情変化も簡単で、描きたい場面や文脈に応じて私の思うままに表情をつくれる。これが私の「毒」。
今回の3女傑は“自分の主張を述べる満足げな表情”にした。サッチャーさんは無理だが、メルケルさん小池さんに楽しんでもらえる時がくるだろうか。

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