2002年4月

●デジカメの電池   2002.4.30

デジカメ用として充電式電池と充電器がセットが販売されている.しかしかたやアルカリ電池もディスカウントショップでかなりの安価で売られている.充電という手間も考えるとアルカリ電池をその度買ったほうがトクのようである.

とにかくデジカメは思いのほか電池を消耗する.スペアの電池を機関銃のタマのように持ち歩かなければならない.とにかく電気を消耗するのが液晶(正確には液晶を裏から照らすバックライトの光源).撮る度に確認することを避ければ,それなりに節約になる.それとストロボ.AUTOで設定したままだと,けっこう明るい場所でも作動してしまう.そうしないとカメラ本体が小さいので手ぶれがおこる(シャッター速度が遅くなる)ためである.

手ぶれしないためには三脚とセルフタイマーを使えばストロボをOFFにしておいても,屋外であれば(夜はダメだが)たいていは大丈夫.

しかしデジカメで使えなくなった電池は捨ててしまうというのは勿体無い.リモコンや時計,ラジオに入れてあげると,まだまだ末永く使える場合が多いようだ.

●ウェブの値段は人件費   2002.4.29

ウェブページの値段に人件費が占める割合は非常に大きい.納める品物はデータなのでほとんどタダのようなもの.90%以上は人件費といったことろであろうか.

この中でコーディングや画像処理の人件費が占める割合が多いほどお得ということになる.次が取材や写真撮影,コピーライト,デザイン,企画書作成にかかる人件費.これも避けて通ることはできないが,ボツになったアイディアや写真も含まれるので,相対的な割合は低いほうがコストパフォーマンスの高いウェブページが出来る.

そして何と言っても無駄が多いのは営業人件費.もちろんプランナーやデザイナーが営業を兼任すればこのコストは大幅に削減できるのだが,仲介業者が間に入り,この仲介料が含まれている場合は極端にコストパフォーマンスが落ちる.

さらにはこの仲介者にインターネットの知識やスキルが無く,さらにメールが使えないともなると,これはもう不要にウェブページのコストを膨らましてしまうことになる.又は赤字覚悟のプロジェクトとなってしまう.

いずれにしても知識とスキルの無い人は,ウェブページのプロジェクトに関わるべきではないということになる.

●更新しないならしない   2002.4.28

ホームページを作ったはいいが更新はしないという例は少なくない.とにかく巷ではホームページは更新をしなければ意味がないという風潮が強すぎ,最初に公開した時点でも更新を前提としたコンテンツを用意するケースが多い.例えば「新着情報」とか「○○NEWS」というやつ.

しかし開設後にこれらのコンテンツを積極的に更新するシステムが出来ていない.ウェブ担当者は社長からの指示がないので更新しない.「更新しなくていいんですか?」なんて尋ねようものなら,「あ,やっておいてくれ」と言われるのがオチ.「どんな内容にしますか?」と聞いても「適当に考えておいてくれ」とか言われてしまう.

とにかく問題はその社長がホームページのことを全く理解していないということ.会社の顔であるホームページに責任を持たないということ.深く理解しないまま済まそうとしていること等々.

更新できないなら,更新しなくても済むような構成のホームページを最初から作るべき.半年前の新着情報を掲載したままではかえってマイナスイメージ.ホームページなど公開しないほうがまだマシ,なんて場合もある.

●カマとピリオド   2002.4.27

最近,パソコン関連の印刷物や若い人のメールで「、」と「。」の代わりに,「,」と「.」を使っている文章をよく見かけるようになった.

このメリットは「,」と「.」は半角であるため同じバイト数の中により多くの文字をぶち込むことができるということ.それと文章の中に英文やプログラム言語が混在してくると,「、」や「。」と「,」や「.」を使い分けるのが面倒になってくるということ.意味が通じれば1つに統一したほうが書くほうも効率的になるし,読むほうも間違いがない.

特に手書きの文章をタイプアウトする場合は「、」と「,」の区別が難しく間違いのモトにもなる.さらに(既に)パソコンの画面上で表現される「。」は,中の白丸がツブれて黒丸になってしまっている場合もある.

問題はノートパソコンのように独立した10キーがないと,そのたび「英数」と「かな」を切り替えなければいけないこと(その程度はカスタマイズはできるはずだが).

とりあえずこのコーナーの文章は,当面「,」と「.」を使ってみようと思う.

まあ,初心者の中には「、」と「。」の出し方がわからず,仕方なしに「,」と「.」を使っている場合もあるので、一概に「,」と「.」を使うことがトレンディーとも言いづらいが.

●YooEditのゴミ   2002.4.26

HTMLを書くテキストエディタは一般的にはWindowsでは「メモ帳」、Macintoshでは「SimpleText」となる。しかし1ページに記述する量が増えてくるとこれらのテキストエディタでは処理しきれなくなり、ある時点から他のテキストエディタに切り替える(データを移しかえる)必要が出てくる。

Macintoshではフリーウェアで「YooEdit」という大変便利なテキストエディタがあり、これを重宝している人も多いのではないかと思う。

ところがこの「YooEdit」、記述量(行数)がある一線を超えると謎のゴミが付いてしまう。ローカルで見る限りは問題ないのだが、アップロードするとこのゴミが現れるのだ。具体的には、ページの終わるべき部分の下に、ページの途中からの記述が重複して表示され、さらにその下に文字化けした意味不明の文字が数十行に渡り現れるというもの。

さんざん試行錯誤した末、これを消す方法が分かった。分かってみれば大したことではないのだが、</html>の次に<!--を追加すれば良いのであった。

●CD-RWを買う-2   2002.4.25

CD-WRはMOに比べて多くのメリットがある。しかし今のバックアップデータを全てCDにするかというと、これはちょっと躊躇するところ。MOは既に6〜7年の実績(このジャンルでは非常に長い)があるが、CDは果たしてこの先どのくらいスタンダードであり続けられるか不明。

DVDになるかもしれないし、他の新しいメディアになるかもしれない。デジカメのスマートメディアのようなもののほうがハンドリングがラクなはずだし、MDを使えば省スペースとなる。またDVのテープを利用すれば膨大な量のデータが保存できる。

CDの12cmディスク自体が、ポータビリティ−やスペースファクターを考えると「大き過ぎ」という感がある。むしろ家庭用ゲーム機ソフトのスタンダードのほうが適役かもしれない。

ではMOがなぜ使われ続けられているかというと、CD-RWのようにエラーは起こらず設定も簡単だし書込み時間も速いということ。それとVHSのビデオテープ(ほどではないが)のように、普及してしまったため規格の変更がしづらい、ということか?

●CD-RWを買う-1   2002.4.24

内容的には昨日の続き。MacintoshユーザーはリムーバブルメディアにMOを使っている場合が多い。仕事でも「データはMOで宅急便で送ります」などというのが通じがいい。またブロードバンドの普及で、かなり重たい添付ファイルでもストレスなく送れるようになり、さらには共有でサーバのディスクスペースを使うことでFTPでもデータ転送ができるようになってきた。そうなるとリムーバブルメディア自体の必要性があまりなくなってくる。

ではなぜCD-WRを買うことになったかというと、まずはMacintoshデータのMOはWindowsでは読めないということ(逆は可能なのだが)。それとMacintoshでもフロッピードライブが標準で装備されなくなり、読み取りのメディアがCD-ROMしかなくなってしまったため。それにメディアの単価がMOに比べ、CDのほうが安いため等々である。

余談だがアメリカでは遺言状をCDに焼き残した物が法的にも認められているが日本ではまだ本人の自筆でないとダメらしい。しかしほとんど手書きで文章を書く機会がなくなってきた現在、アメリカ並みにCDも認められるようになるだろう。でも何となくMOの遺言状は認められないような気がする、という理由もある(これはウソ)。‥‥続く

●ヤフオクの有料化   2002.4.23

有料化といっても自動車でも出品しない限りは10円単位でぽろぽろと費用が上乗せされるだけであり、入札単位が50円とか100円〜というのが一般的なようなので、入札者が1人増えればペイできる額だし、全体の価格に比較すれば大した問題ではない。まあ巷で騒がれているのはそのコストではなく、オークションの在り方みたいな部分ではないかと想像する。

さてCD-RWを買おうと思いヤフオクを捜してみたところ、1万円以下でそこそこの機種が出品されていたので入札しようかとも思ったが、かなりの数が出品されているので、まあ焦ることはないと思い様子見することとした。そして案の定制限時間ぎりぎりになって価格が吊り上がり、当初7,000円程度で出ていたものが、落札価格は10,500円とかになっている。

これって落札した人は本当に納得しているのだろうか?新品は12,800円で楽天で買えるのだ。もちろんスペックも新品のほうが上回っているし、保証も箱も取説もドライバも揃っている。落札した機種は数年前の中古だし付属品も全て揃っているわけでもなくスペックも劣る。

「オークションお楽しみ料」を差し引いても高い買い物ではないのだろうか。特に周辺機器でもCDのように駆動部品のあるものは中古はコワイはずなのだが。

●起業家の成功率   2002.4.22

シリコンバレーの話ではあるが、起業したベンチャーのうちナスダックへの新規株式公開を果たした割合は0.1%未満とのこと。ナスダックへの新規株式公開をすることだけが成功とは限らないが、会社として、法人として、例えば5年以内に受けた融資を完全に返済して黒字経営になるとか、業界でとりあえずは名の通った企業になるとか、まあ、それとなく「起業して良かった」という企業の割合はとんでもなく低いということ。

そんな中でも「起業家」を対象とした自治体による融資や補助金制度、研修や勉強会が多すぎるようにも思う。これらの制度や事業を活用して成功する人は1000人に1人以下なのだ。

特に補助金に関しては、成功しないのであろう999人が、その「金」目当てに、「起業家」にという上着を着てたくさんたくさんやって来るのだ。

●添付し忘れ   2002.4.21

添付ファイルのメールを受信したのだが、肝心の添付ファイルが無く、後から「添付し忘れました (^_^;) 」というメールで添付ファイルを送ってくる場合がある。同様なことを発信者側としても経験あるという人も少なくないはず。

なぜ忘れるのかいうと、いつもの癖で、添付ファイルを指定しないうちに送信ボタンを押してしまうという単純なもの。

しかし添付し忘れならまだいいのだが、確実に送信されたことを確認するために、BCC欄にデフォルトで自分のメルアドが入るように設定している場合があり、でかいファイルを添付した時にこのBCC欄の自分のメルアドを削除し忘れると、時間をかけて送信し終わったとたんに、同じファイルを受信するハメになる。

時間もかかるし、自分のパソコンの中におんなじファイルが増殖していく原因にもなるのであった。

●振り回されっぱなし   2002.4.19

以下のメールをいただきました。「うんうんいるいる!」と思う人、たくさんいると思いますよ:-o

私の知人にも、「免許証無いけど自動車買っちゃうオッサンモードの人」がいます。

彼の理論は、自分が運転できなくてもまわりに運転できる人をおけばいいというのです。彼は、進入禁止の道でも運転手に¢そこを入って右」といい、車線変更禁止のところでも¢向こうの車線に行って」といいます。運転できなくても道路標識くらい覚えてもらわないと、運転手はたまったものではありません?


うんうんいるいる!

それは不可能というと、運転手の腕が悪い、知識不足、あるいは要領が悪いくらいの評価がなされます。彼のこの理論は、ITに関しても、仕事に関しても適用されます。まわりは振り回されっぱなしで〜す。

思い当たる人にオーバーラップして無性にハラが立ってくるのではないのでしょうか?「免許証無いけど自動車買っちゃうオッサンモードの人」という表現では甘いかもしれないですね。「字が読めないくせに本買っちゃうオッサンモードの人」。もっと良い表現、募集します!

●突っ走るBB-2   2002.4.18

まあ、こんなクライアントがほとんどです、という例です。さあ果たしてBB時代は本当に来るのだろうか?

ホームページの製作依頼をしてくるクライアントの中には、未だに自分でパソコンが使えない、又は事業所内にインターネット環境が無い、というケースがある。

今までに作ったホームページをプリントアウトして持ってきてくれ、なんてことを恥ずかしがりもせずに平気で言うのだ。こちらがITの講師という立場であれば「社長、そんなことじゃ時代に取り残されますよ。だいたいホームページというのは印刷するために作られていないし、動画も音声も印刷じゃあ、わからないですよ。」などと言うのだが、仕事を貰う立場であればその通りにするしかない。「免許証とらずに自動車買ってどうすんの、オッサン?」と言いたいところを我慢して。

しかしこういった依頼にもメリットはある。それはクライアントが他のウェブページを見ることが出来ないということ。作っている最中に「○○○のページを参考にしてくれ」とか「○○○にあるようなイラストは作れないか?」などと言われる可能性は極めて少ない、ということ。

●突っ走るBB-1   2002.4.17

特に都内で事務所を構えるIT関連の企業では、インターネットではもはやブロードバンドが当たり前という感じである。正確な数は分からないが、2002年は1300万人ぐらいというデータもある。これが2005年には5500万人という数字も。

確かにブロードバンドのメリットは大きく、アナログダイヤルアップである必然性は何も無い。しかしどうだろうか、そんなにインターネットは広く一般市民に広く浸透するのだろうか?と思わざるを得ない。

商店街の商店主、道路の工事現場で働く人たち、建設中の住宅で働く大工、左官屋、水道屋、植木屋さんや農家の人たち。この人たちにとって本当にインターネットが必要なのでろうか?

5500万人ということは日本の就労人口の半分。その半分が人がNTTのサイトからADSLの申込みをして、ADSLモデムを接続し、ルータのファームウェアから設定をするのだろうか?

2003年から確定申告がインターネットで申請できるようになるとのことであるが、関係者の予想では、利用率はせいぜい10%程度とのこと。

多くの有名ポータルサイトが明らかにブロードバンドを意識した作りになっている。しかしまだまだアナログ回線を利用している人はインターネット人口の約半分。デジタルデバイドが顕著になると同時に、ブロードバンド崇拝意識が強すぎ、ニーズを読み違えるという心配もあるように思う。明日につづく…

●バカ丁寧ドメイン   2002.4.16

企業が独自ドメインを取得しようとした場合、会社としては「ホームページは会社の顔」なので、きちんとしたドメイン名にしたいと思い、結果としてバカ丁寧で長いものになってしまうことが多い。

例えば「有限会社千歳烏山運輸」をそのままchitosekarasuyama-unyu.co.jpなどとしている。ここまで長くないにしても、これに近いものは多いはず。ついでにハイフォン以下のunyuを「ウンユ」と読まれることは稀。普通は「ウニュー」か「ユニュー」。

同様に「株式会社辻興業」のような場合、「辻」の部分はtsuji、tuji、tuzi、tsuzi、「興業」はkougyou、kogyou、kougyo、cogyo、などなどローマ字にしたときの綴り方が様々である。従って仮にtuzi-kougyo.co.jpであったとしても、記憶だけで「確かそのままローマ字だったはず」と思ったところでなかなか正確に打ち込めるものではない。

あとはカタカナをそのまま英語にしちゃった場合。例えば「rhythmsymphony.com」。取引先や顧客が海外メインであるならまだ分かるが、国内だけで商売しているのに日本人に読めないドメインでは意味がない。ちなみにこれは「リズムシンフォニー株式会社」の場合である。

●余生   2002.4.15

余生を送るということは、労働をしないで生きるということ。20世紀では人の一生は大きく分けて、教育→勤労→余生となっていた。人は学校を卒業した時点で、ある程度完成した「商品」になる。そして学校では良い商品になるために勉強する。商品は会社で酷使され、あちこち劣化して動かなくなってきたときにジャンクとなり、廃品回収されるまでの間、余生というものを送る。そして余生を送るために年金なるのもがあり、介護というものがある。しかし余生が増えて勤労が減ると全てのジャンクの人が働かないで余生を送ることはできなくなる。そこで余生というものを無くし、回収される寸前まで労働するような社会システムに変換されつつある。また商品も、会社に入ってからも教育を受け、回収される寸前までその性能をアップさせていくことを目指す。幸い商品の耐用年数もかなり伸びているようなので何とかなるかもしれない。

●サイズ指定のウインドウ   2002.4.14

たまには技術的な話。テキストをクリックすることで新たなウインドウを開き、そのウインドウのサイズを設定したい場合がある。これはHTMLだけでは出来ないので、
<a href="index.html" onclick='newWin = window.open("news.html","IMAGE","width=280,height=240")'>NEWS!!</a>というような記述になる。

a href="index.html"はダミーのリンク先で自分のファイル名としている。こうしないとNEWS!!の文字が他のリンクと同様に<body>の中のlink,alink,vlinkの色にならない。しかしこの方法だとindex.htmlを読んでしまうので、そのページのtop(一番上)に画面が移動してしまう。

これを回避するために適当なところに<a name="a">とかを入れて、同じ画面内で都合の良さそうな場所に強制的に移動させてしまえば良い。a href="index.html#a"となるわけだ。

ところがこの記述をフォームメール等の<form>と</form>の間に書くと、入力した文字が消えてしまうという現象が起こる。通常、これは1回消えると、2回目からは消えなくなるのだが、ブラウザの設定で、キャッシュとウェブの比較を毎回するようになっていた場合は毎回消えてしまう。

そこでこの現象を回避するためにはa href="index.html#a"ではなく、ファイル名を省略してa href="#a"としてしまえば良いのであった。何だか省略し過ぎで不安な感じもするのだが大丈夫だ。

●インターネットとご近所付き合い-3   2002.4.13

そこのうちは以前から事なかれ主義で、何かトラブルが起こっている事を知っていても「かかわりあわないでおこう」式で、何も知らないふりをしているんです。

はあ、そういう人、けっこういますよね。かかわらないでいると、トラブルの解決方法もわからないままになっちまいます。まあトラブルの度合いにもよりますが、小さなトラブルは進んで解決するようみんなが努力すればもっと平和になるはずですが。

それで今回もこちらには知らせずに、勝手にウィルスを送ってきた、と言って怒ってるんですね。原因は自分のところなのに。

本当にウイルスを送っちゃいましょう!なんて。でもウイルスが送られてきたなんていうのは不可抗力、天災みたいなもの。怒るヒマがあったら対策を考えるべきですよね。

最近はパソコンの勉強をろくにせずにメールをしている人が多くて困ります。そういう人に限ってウィルス対策ソフトを使っていません。また、使っていたとしても全くアップデートせずに使っているので、まるで役立たず状態です。それでいてウィルスをこちらのせいにされたのではたまりません。 まあ、本当に困ったものです。

無免許で公道を走っているのだから事故って当然。今さら全員に免許を取れというのは無理ですが、自分が初心者であり、走り方もヘタクソだという認識は必要ですね。それと走りながら少しずつでも勉強していくという姿勢も。

●インターネットとご近所付き合い-2   2002.4.12

そこでそこの旦那さんに話をして、(幸いにも少し詳しかったので助かりました)送信者の表示は適当なもので、本当はどこから発信されたのかは、到着したメールを右クリックしてプロパティを出し、詳細をクリックすると発信したプロバイダ名とIPアドレスがわかりますよ、と説明してやっと自分のところが原因だとなんとかわかったようでした。(それでもIPアドレスって何ですか、という状態でしたが)

あ、そんなチェック方法があるんですか、知らなかった。というかMacintoshではほとんどウイルス制作者の相手にされていないので‥‥

でも実際に昨年末のBadtrans-B騒動を契機に自力でInternet Explorerのダウンロードやインストールが出来るようになった人はかなりの数。

また、当局のところのノートンアンチウィルスは送信するメールにもチェックをかけていて、ウィルスが入っていたら送信を止めるようになってるので、送れるはずもないですよ、とも付け加えておきました。そんなソフトがあることは当然知りませんでしたが。

今ではこういった対策がスタンダードになりつつあるようですね。ノートンアンチウィルスやウイルスバスターがほとんどのパソコンにバンドルされているし。でもアップデートは忘れずに。でも起動する度にアップデートはちょっと面倒。そして持ちきれずにアップデートをキャンセルして、それが習慣になったころにまた新たなウイルスにやられる、なんてことも。。続く‥‥

●インターネットとご近所付き合い-1   2002.4.11

「インターネットとご近所付き合い」というタイトルでメールをいただきました。

嫁さんの知り合いからウィルスメールが着き、これをノートンで処理。そのことを相手の人に知らせようと電話したところ、うちの嫁さんの名前でそこの旦那さんの会社にウィルスメールが送られた、といってちょっと怒っているんですね。

ちょっと怒っているというところがビミョーですね:-o

ただし、うちはそこの旦那さんの会社のアドレスなんて知るわけありませんし、アドレス帳にも載っていない。つまり、そこの家のウィルスがアドレス帳からメールアドレスを盗んで送り、しかも送信者の名前をラ ンダムでめちゃくちゃに載せて発信したんです。

これをやられちゃうと発信者に教えてあげることが無意味になるので、感染に歯止めが効かなくなる:-o

その中の1つがそこの旦那の会社へ行き、送信者名がたまたまうちの嫁さんの名前だったので怒ってたわけです。

まあ、ウイルスはインフルエンザみたいなもので、「誰からうつされた」を追求してもしょうがないんですよね。基本的には「うつされたあなたが悪い」ということになるかと。

ちょっと考えれば、メールアドレスなんて知っているわけがないので、自分のところが原因だとわかるのですけどね。

とりあえずは他人のせいにしたいという気持ちは分かりますが。。続く‥‥

●ラーメン屋のIT化   2002.4.10

ラーメン屋のカウンターにパソコンを置いて、客がメニューを選んでクリックすると厨房に伝わる、とかウェブから出前の注文が出来るようにするといったラーメン屋IT化案をさも誇らし気に話す人がいる。困ったものだ。

こんなことを言われたラーメン屋も困るし、周りで聞いていた商工会とか飲食業組合の人も困る。

どうもIT化と言うとパソコンやインターネットに直結してしまうようだが、そもそもラーメン屋さんは材料の買出し、下拵え、掃除や後片付けで毎日が忙しい。そしてラーメンを作っているときは、それなりに集中力を維持しなければいけない。営業中にパソコンをいじっている余裕なんかはないのが普通。

ではIT化に取り残されてしまうかと言うと、そんなことはない。ひたすら美味しいラーメンを作ることに専念すればいいはず。ラーメン屋にパソコンが無くても、多くの顧客はインターネットで美味しいラーメン屋を調べて食べに来るようになるのだ。

●BBに対応してない地域   2002.4.9

まだまだ国内の回線事情は充分ではないようだ。やっとフレッツISDNの対象になったばかりという地域が首都圏からそう離れていないところにもある。

ブロードバンド、常時接続を体験した人がほとんどいない地域でブロードバンドの常時接続を前提としたIT論を語っても現実味がない。

こういった地域の人たちは、世の中はどんどん進歩していき、取り残されてはいけない、と思う気持ちと、現実の環境や自分達の知識やスキルのギャップに焦りを感じている。

しかしこういった人たちを無視するこのように、パソコン、インターネット関連の雑誌では、次々と新しい技術、デバイス、環境をPRしていく。まあ、しょうがないか‥‥

●宿の予約   2002.4.8

春休みの旅行で旅館をインターネットで予約した方からいただいたメールです。フォームから申し込み→宿からの電話またはメールで確認・打ち合わせ→ 予約成立してからの経緯です。

数時間後、確認の電話があり確認日時・人員・部屋の間取りの詳細をFAXで送りますとのこと、¢あれメールじゃないのか£と思ったが軽くうけながす。

旅館ではこのパターンが多いようです。ビジネスホテルであればインターネットで完結しますが、旅館の場合はサービスが多様化していることと、1部屋の人数が固定していないこと、そしてコース別料理がある、等の理由で完璧なインターネット対応は難しいようです。

(中略)FAXが着信して、内容を確認しているとインターネット割引の10%が引いてありません。電話で再度受け付けの担当者に連絡をとると。この料理旅館には、新館と旧舘が同じ敷地に建っていて大浴場・宴会場を共有しているそうです。(HPには明記されてません)

宿泊料のみが新館の場合18000円・旧舘15000円で、料理は同じ内容でサービスされるとのこと。しかし¢ネット割引が利用できるのは新館予約客のみです£との説明です。

「故意」なのか「抜け」なのかは分かりませんが、前者だとすると詐欺っぽいですね。後者だとすると、経営者とウェブ制作者のコミュニケーション不足といったところか。

旅館のホームページは平均的に見るとまだまだ完成度が低く、予約フォームも不完全なものがほとんどのようです。結局最後は電話やFAXでのやりとりになり、お互いに通信費の節約ができない‥‥

●あさひダイレクトについて   2002.4.7

あさひダイレクトについていただいたメールです。

実は私も、あさひから乗り換えしたんです。なにせATMがなかなか見つけられないし、近頃は第2のATMであるパートナーのコンビニエンスストア(あさひ銀行はセブンイレブン)も、私の活動範囲の中にほとんどないのです。

昔は銀行を選ぶ基準が「地の利」でしたが、インターネットやコンビニでの手続きができるようになると関係なくなりますね。

乗り換え先は東京三菱銀行ですが、こっちはこっちで、いまどきデビットカードが使えないのです。

デビットカードは3月6日から第二フェーズがスタートしたそうです。決済情報を集中管理するクリアリングセンターが稼働することで、サービスの飛躍的な拡大が見込まれているとのこと。これらの動向に合わせて使えるところは増えてくるとは思いますが‥‥(あくまで想像ですが)。

でもこれで、週末ヨドバシカメラで衝動買いすることはなくなったのでそれはそれでよかったのかも(笑)

あ、そういう人がいるから個人消費が低迷してしまう(笑)。デビットカード等のプラスチックカードが普及することで消費を促す効果はあるものの、一方ではウェブショップの利用者が増加し、消費者自身が移動しないことで衝動買いによる消費は減少しているかも。

●全く更新しないホームページ   2002.4.6

全く更新しないホームページというものがある。これではダメかというとそうでもない。何もホームページを常に情報受発信の起点とする必要はない。

特にB2Bにおいては、会社案内そのまんまであってもさほど問題はない。ホームページは更新すべし!と思い込んで、無理に詰まらぬ話題を定期的に更新するヒマがあったら、その労力を告知と新たな取引先開拓に向けたほうが良い。

黙っていても毎日何万人もの新規インターネットユーザーが生まれているのだから、告知活動を継続すればそれなりの効果はある。ホームページはシンボル、広告塔、として作ったまんま放っておいてもいいのだ。

逆に立派な会社の社長の稚拙な園芸日記はかえって、なんとなく信頼感を損ねることも。。

●SOHO団体の目的   2002.4.5

SOHO事業者の中には、「社会貢献」や「他人を幸せにする」、「便利なサービスやソフトを提案して多くの人に使ってもらいたい」という、健全な目的を持たずに、単純に「NPOを取得したい」「ナスダックに上場したい」とか、もっとヒドイ場合は「ITに絡んでガバっと儲けたい」「県からの補助金をもらいたい」などという不純な理由で活動している場合も少なくないようだ。そしてそのためにSOHO団体も作るというもの。

自治体のほうもSOHOとかNPOとかいう者に対しては、なぜか優遇する傾向にもある。

SOHOやベンチャーが成功する確率(何を成功とするかは難しいが)は極めて低いのもこういった不純な目的で「夢」の無い起業家がいかに多いか、というところに原因もあるはず。

●あさひダイレクト-2   2002.4.4

>さてこの5,000円の課目は何にしようか。

などと書いたが世の中そんなに甘くはなかった。というか銀行がこんなことでは問題もあるのだが‥‥。結局先方に振込まれたはずの5,000円は入金されていなかった。

しかしこの5,000円、あさひダイレクトの「リアルタイム入出金明細照会」を見ると入金されたことになっている。しかもちゃんと手数料もで引かれている。つまりウェブ上での振込み手続きでは、相手先の口座名義が間違っていても受付けてしまうというということ。そして手数料も取る。間違う度に何回でも。

しかも振込み不能通知は2〜3日後に来る。だからその間こちらは振込んだつもりになっていて、先方は振込まれていないという判断になる。だったら入出金明細照会に載せるなよ!と言いたいところ。それ以前に口座名義が違っていたら入金できないシステムにすべき!

他行のシステムがどうなっているかは分からないが、ただでさえあさひ銀行から他行への乗り換えが続出している中、こんな不親切なサービスではさらに預金者は減るのではないか。

このあいだ武蔵野銀行の駐車場が異様に混雑しているので理由を聞いてみたら、あさひ銀行からの乗り換え客が急増したためとのこと。。

●あさひダイレクト   2002.4.3

あさひダイレクトのサーバがトラブってリアルタイム情報が見られなくなった、だけかと思ったらその他の情報もいろいろと閲覧できなくなっていた。サポートの電話は話中でつながらず、仕方がないので支店に行って聞いてみたらサーバがトラブったとのこと。

丁度そのトラブル中に振込んだ金額が振込み不能ということで返金されていた。SNSの会費5,000円とDVの購入費約65,000円を振込んだのだが、5,000円のほうは先方に確認したら既に入金済みとのこと。では65,000円が帰ってきてしまったものと思いあさひ銀行に電話で確認したら先方の口座名をすべてカタカナにして(アルファベットが含まれていたので)再度振込んで欲しいとのこと。で、再度振込んだのだがサーバ復旧後に通帳を見ると65,000円は2重振込みになっていた。先方も心配してわざわざ北海道から確認の電話をくれた。これは先方に1台分払い戻してもらったのだが、手数料はこちら持ち。

では支払い不能は何だったかというと、通帳には5,000円の入金(返金)がある。先方には確かに5,000円振込まれている。トラブルのどさくさに紛れて5,000円銀行から貰ってしまった。こんなこともあるもんだ。

さてこの5,000円の課目は何にしようか。

●ノーブレス・オブリージュ   2002.4.2

地位や能力やお金のある人は、自分の財産や能力を社会に還元しなければいけないという考え方をノーブレス・オブリージュというらしい。直訳すると高貴な人に課せられる社会的義務、ということになるとのこと。

日本には金持ちや能力の高い人はたくさんいるが、高貴な人というのはなかなかお目にかからない。だからこのノーブレス・オブリージュという考え方はなかなか浸透しないのだろうか。

ボランティアとかNPO、NGOなどは一種のノーブレス・オブリージュ的な発想からだろうけれど、これらの活動に参加している人たちも必ずしも金持ちだったりナレッジワーカーというわけでもない。むしろ金も能力もないだけに、これらの組織を利用して一儲けしようと企んでいる人もいる。

まあ基本的にキリスト教文化には「寄付」という習慣があり、多くの人が生きている間に多くの寄付をすれば、あの世に行ってから優遇されると信じているらしい。それだけに無神論者が大半を占める日本では、かなかなボランティアとか奉仕という概念が理解されないようでもある。
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