2008年2月

●外人-4   2008.2.29

では日本人の持つ外人のイメージを「欧米人」としてはどうか。多くの日本人は「欧米人」でアングロサクソンをイメージするようだが、実際にはヨーロッパにはトルコも含まれ、アメリカにはハワイからアラスカまで含まれる。イギリスやフランスには黒人も多く住んでいる。そう考えると欧米人という括りにも無理はあるだろう。

ようするに世界には沢山の国があり、日本はその中の1つに過ぎないということを認識するべきなのであろう。 ヨーロッパでは日本、中国、韓国はいっしょくたに見られる場合も多い。日本人がベルギーとデンマークの違いが全く分からないのと同じだ。

●外人-3   2008.2.28

外人と日本人という2つのグループに分けて考えるには無理がある。外人には中国や東南アジア、中東、アフリカ、南米の人も含まれる。そこには多種多様な文化、思想、価値観、習慣があり、これらを一括りにして「外人」などと呼ぶのは入国審査の時だけでいいだろう。

日本人の持つ外人のイメージはアングロサクソンであるようだ。しかし実際に 日本国内に居る外人の母国は、イラン、マレーシア、ブラジル、バングラディシュなどが多く、アングロサクソンはそれほど多くないのだ。

●外人-2   2008.2.27

そもそも英語と日本語で分けて考えることが間違いだ。英語は世界の共通語であり、日本語、ギリシャ語、ロシア後、オランダ語、トルコ語などは、ローカルな言語であり、その言語圏に住んでいる人が母国語として使う。

世界の多くの人が英語と母国語を喋る。ロシアやフィンランド、ドイツなどの一流アスリートはTVのインタビューを英語で答えるのは一般的だ。 日本語という母国語しか使えない人間が偉そうなことを言ってはいけないのだ。

●外人-1   2008.2.26

外人と日本人という2つのグループに分けて考えるところが日本人の国際化意識がいかに稚拙であるかという証拠。「外人は箸が使えない」とか「日本に来たからには日本語を喋るべき」などと言う人間がいること自体が恥ずかしい。

「外人は箸が使えない」という人間の多くはナイフとフォークが使えない。「日本に来たからには日本語を喋るべき」という人間のほとんどは英語が喋れない。ちなみに今や世界中に中華や日本食があるので箸を使える欧米人は多い。また、日本人がドイツやフランスに行くと、英語で話しかけられることも多い。

●趣味   2008.2.25

趣味は「音楽鑑賞とドライブ」などと言う人。よく考えてみよう。今の時代音楽を聴かない人もクルマに乗らない人もいない。音楽を聴くのはいわば呼吸のようなもの。クルマに乗るのは日常的な移動手段であり、「音楽鑑賞とドライブ」は「呼吸と移動」と言っているようなものだ。また、そういう人に限って聴く音楽は極めてミーハーなアーティストであり、クルマは国産オートマ大衆車。ドライブに行くとしてもせいぜい 河口湖。

●言っただろ   2008.2.24

人の話を聞いていないで、一度きちんと説明したにもかかわらず、その内容を再度質問する。それも教えてもらって当たり前のごとく気軽に聞いてくるのだ。人に教えるだけのコトを知っているということは、それなりに時間をかけて蓄えた知識や情報でもあるのだ。それを聞くのはタダと思われても困る。しかし話をするほうも、あまりに長い、くどい、説教臭い、自慢、一貫性の無い、自己中な内容であった場合には、多くの人は確かに聞いていない。

●書いてあるだろ   2008.2.23

字を読まないですぐに人に質問する。少しは自力が解決する努力をしろよ!と言いたくなる。どうでもいいようなコトから、そりゃ自分で確実に知っておかないとマズイだろ!ということまで全てにおいてだ。同時に検索もしない。とにかく調べないですぐに人に聞くのだ。これだけ簡単に情報が入手できる世の中になったにもかかわらずだ。まあ、そういう人はインターネットが無い時代に生まれたとしても、絶対に図書館とかには行かないのだろう。

とはいえ、あまりに膨大な情報量になると、確かに読むより人に聞いたほうが100倍早い。ケータイの取り説とかプロバイダーのウェブサイトとかだ。

●日本語ドメインのデメリット-3   2008.2.22

普通に考えて混乱する。というのも大きな問題だろう。日本語は全角であり、その中には数字、英文、記号などもあり、打ち間違いや読み間違い、入力間違い、印刷ミスなどの可能性が高くなることは確実だろう。さらには、そういった読み間違いを巧妙に利用したフィッシング詐欺などの犯罪が増えることも考えられる。

大手のサイトのいくつかは既に日本語ドメインのサイトも公開しているようだが、まあ、あくまでも大手なので「万が一」の場合に対応しておこう、といったところだろう。セカンドライフに店舗を構えたようなものだ。

●日本語ドメインのデメリット-2   2008.2.21

開発側の問題としては、ブラウザやメーラなど、URLを認識するアプリケーション全てにこの日本語ドメインに対応すべく改造を加えなければいけないということ。現在でも最も利用者が多いであろうInternet Explorer6.0で対応されていないという時点で致命的だ。

まだブラウザに関してはその対応に積極的ではあるようだが、メーラをはじめ、ワープロソフトやグループウェア、サーバ側のアプリケーションやホームページエディタ、オーサリングツールに至るまで、今では、市販の大半のアプリケーションが何らかのかたちでURLを認識できるようになっている。これらが全て日本語ドメインに対応してくるとは到底思えない。日本語バージョン専用の仕様にもなるわけだし。同時にこういったアプリケーションげ対応しない限りは日本語ドメインの汎用的な価値は低くなるということだ。

●日本語ドメインのデメリット-1   2008.2.20

まずはURLを入力する際に、半角と全角を切り替えなければならないということ。そもそもパソコンの初心者には半角と全角の区別ができない人も多い。たとえ一部であっても英数半角をキーボードで打たなければいけないということは、全部を英数半角で打つのと大した差はない。同時にパソコンを使い馴れた人にとっては途中での変換が2つ増えたぶん、手間が増えただけでもある。それ以前にウェブサイトは検索によってアクセスするという方法が一般化し、わざわざ日本語にまでして分かり易くすることに有り難みが感じられなくなった、ということもあるだろう。

●日本語ドメイン   2008.2.19

日本語ドメインが話題になったのは数年前の話。Internet Explorer7.0が対応されたことでその普及が期待されてはいたが、今ではほとんど忘れられているような存在だ。

日本語ドメインのメリットは、直感的に分かりやすいということ。インターネットへのハードルを低くし、より多くの人に日本語ドメインのサイトにアクセスしてもらい、日本のIT化を推進する、と、そんなようなことだったのだろう。 しかし普及しない背景には、そのメリットを相殺して余有るデメリットがあるからだろう。

●2ちゃんねる   2008.2.18

2ちゃんねるでの書込みがメジャーなニュースでも取り上げられるようになり、2ちゃんねるの社会的影響力が強くなっている、というか2ちゃんねるにビビってる人間が増えているようだ。しかし2ちゃんねるに書かれていることというのは、今までも、いや今でも、誰もが他人に聞かれない状況で仲間内で話しているようなこと。「他人に聞かれない」が「誰が書いたか分からない」というふうに環境設定が変わっただけだろう。

●KYS   2008.2.17

KYSは「空気読み過ぎ」。確かにSKY(スーパー空気読めない)は迷惑ではあるが、全ての人間が空気を読むことに気を使い、浮くこと、ハブられること、KY と呼ばれることを回避していくというのもいかがなものか。結局は仲良し意識が高まり他人と同じ考え、価値観であることに安心し、オリジナリティーのある、画期的な提案が生まれてこなくなるのではないか。

ガリレオやダーウィンが空気を読んでいなかった上に今の科学の発展があるのではないか。

●できること、できないこと   2008.2.16

誰にでもできることとできないことがある。しかし「できないこと」が多い人間は、常に「できない」という理由で新しいコトをやらない。でからいつまでたっても「できること」が増えないのだ。そのうちにできる人間に対して僻みやっかみ嫉妬して、平等や権利を主張して周囲に迷惑をかける。彼等の言い分は「才能のある人はいい!」「新しいことにトライできる時間がある人はいい!」「生活に余裕のある人はいい!」というようなもの。新しいコトをやらないから、いつまで経っても、時間も余裕もできず、才能も活かせないでいるわけなのだが。

●ヘッドハンティング   2008.2.15

大した業績もなく、成績も決して優秀でもない社員にヘッドハンティングの依頼が来ることがある。これは本当のヘッドハンティングではない。辞めさせたい社員を自主退職させるための会社の陰謀である。 ヘッドハンティングでの採用内定の条件が今の会社を辞めること。そこで退職届けを出したところが、新たな会社でも採用されず内定は取り消される。気がつけば戻る場所もない。

さらに恐ろしいのは、業績が悪化した会社は成績や能力にかかわらず、残業が多いとか交通費が高いという理由で退職を促す場合もある。 自他ともに優秀と言える社員ほど、上記の疑似ヘッドハンティングにはハマりやすいということにもなる。 見ず知らずの派遣会社からの電話よりも、やはり信頼できるところで転職は検討すべきであろう。

●役割分担   2008.2.13

個人事業主でデザイナをやる場合には、一人で営業、企画、現場を全てこなさなければいけない。しかし時には間にエージェントやプロデューサが入ることもある。この時に気をつけなければいけないのは、普段営業もやっているからといって、クライアントと直接費用や納期の話をしないこと。必ず間に入っている人間を通さなければいけない。

この役割分担を守らないプロジェクトは混乱し、お互いの信頼関係の問題にも発展する。同時に営業やプロデューサも、多少現場経験があるからといって、制作に手を出してはいけない。野球の守備位置のように、きっちりと自分の守備範囲でエラーしないように徹することでチームとしてのメリットが生まれるわけでもある。

●負け犬   2008.2.12

負けるのがイヤで、他人に評価されて自分が傷つくのがイヤで、とにかく競争や勝負を避ける人間が多いものだ。そういう人間は勝負の経験が無いものだから、ちょっとした勝負をやるハメになってしまった場合に負ける確率も高くなる。するとその負けた理由をあたかも自分の責任や実力では無いがのごとくクドクドと言い訳に走る。

また、そういう人間に限って評論家になりたがり、他人のコトは図々しくも酷評したりもするものだ。本気を出せば凄いんだぞ!というつもりらしいのだが、いつまで経っても本気を出さない、というか、真剣に本気で真面目に物事に立ち向かうことをしないのだ。そういう人間を負け犬と呼ぶのだろう。

●形から入るな   2008.2.11

起業するというと、まずは事務所を借りる、スタッフを雇用する、CIを考え、ウェブサイトを作る、代表者用の立派な椅子を購入する。というのが形から入る典型であろうか。もちろんそれできちんとした経営計画があって利益を産むシステムが構築されていれば問題はないだろう。

しかし、他人の真似事に毛の生えた程度の自称新しいビジネス、売りたい一心で消費者の立場を全く考えていない物販やサービス、社長になりたいという夢だけでスタートしてしまった事業、などなど、形を考える前にもっと考えなければいけないことがあるだろ?というケースは少なくない。というか自分がやりたい事業に必要なスキルをきちんと勉強し直したほうがいいのではないだろうか。

●外出しファイル-4   2008.2.10

できるだけ1つのHTMLファイルで完結させるのがHTMLの基本であろう。HTMLに精通した人間であっても数千のファイルの中から外出しファイルの在処と効果を確認、検証するには相応な手間と時間も要する。増してホームページビルダー等のエディタやCMSを使った場合は、更新した人間が裏の構造を理解していないため、より厄介なものになる。

ではファイル数が少なければ問題は無いのか?ということにもなるが、そもそも5〜10ページ程度のサイトであれば外出しにする意味もメリットもほとんど無いだろう。100ページを越えるような場合に、その後の更新の頻度や担当者のスキルを考慮した上で、外出しにするか否かを考える、ということになろう。で、考えても分からなければ外出しは止めておくのが得策だ。

●外出しファイル-3   2008.2.9

更新担当者が何度か入れ替わる、または複数が担当することで、公開後1年も経てばディレクトリの中はかなり煩雑になってくる。基本的にはブラウザで見て問題が無ければ良しとしているからだ。そしてそのころには外出しファイルの所在はより不明確になり、1つの外出しファイルを更新したところで、その更新がどれだけのHTMLファイルに反映されるかも分からなくなる。結局は1つ1つのHTMLファイルでできるだけ完結する方法、つまり外出ししないでJavaScriptもCSSもHTMLファイル内に書いてしまったほうが分かりやすいということになるわけだ。

●外出しファイル-2   2008.2.8

階層構造が複雑になり、ファイル数が1000以上ともなると、更新する度に同じ外出しファイルが呼ばれるとは限らず、担当者によっては新たな外出しファイルを別の階層に設置したり、外出ししないでHTML内に直接書いたりもする。そうならない様にマニュアルを作って管理すればいいのだが、IT関連やプログラム開発系の企業でもない限り、そのようなマニュアルを理解できる人材は限られていて、チェックするほうも更新されたページを確認するのが精一杯であろう。 HTMLの基礎知識が無くても更新できるのがウェブサイトというものでもある。

●外出しファイル-1   2008.2.7

JavaScriptやCSSを記述したファイルを複数のHTMLファイルから呼び出して使うことを外出しなどと言う。これは一見合理的なようでもあり、最初にディレクトリを構築していく上では便利なようにも思える。

しかし実際に運営管理していく上では問題が多い。ウェブサイトというものは公開した後にも更新や変更が必要なことは言うまでもないのだが、その更新が常に同じ条件で行われるとは限らない。全体に構成に影響するような大幅な変更が必要な場合や、更新する担当者が代わることもある。その代わった担当者のスキルや知識も決して一定ではない。

●選挙   2008.2.6

政治家は選挙になると出てきて立派な公約や実績をPRをするのだが、選挙が終わると全く姿を見せなくなる。なんていう会話をよく耳にもするのだが、そういうことを言う人間が、議会公報を読んでいるのか?議会の傍聴に行ったことがあるのか?というと、恐らく答えはNOであろう。お互い様だ。 他人の批判をする前に、そのことで反対に自分が突っ込まれることがないかどうか、よおっく確認しておこう。

●徹夜   2008.2.5

納期前日に徹夜で仕事をやっつける。よくあることだが、これは1日前になってクライアントから「何とかやってくれ!」というような無理な要求があった場合だ。納期までに1週間とか1ヶ月という制作期間があったのにもかかわらず1日前に徹夜をするというのは誉められたものではない。納期の1〜2日までには完了しておくのが望ましい。

納期間際でじたばたして「時間がない!」などと言ってはいるが、時間が無いのは仕事を始めるのが遅かったためであり、自ら時間を無くしていただけなのだ。しかし納期の1〜2日までに完了したと思っていても、さらなる追加要求が来て前日に徹夜ということにもある。まあ、結果としてはその分クウォリティが高い、または顧客満足度の高い仕事ができたということになるのだが。

●可   2008.2.4

大学では秀、優、良、可、不可という採点になり、不可以外は合格である。しかしビジネスにおいては可という点数は実質上不可になる。つまりNGということだ。色々と根回しや説得を重ねて可をOKにすることも不可能ではないが、そういう場合には次の仕事は来なくなると思ったほうが良いだろう。大学での可というのは「ま、いい可!」ということだ。

●余裕   2008.2.3

仕事は常に余裕も持って行いたいものだ。報酬の金勘定をしながら己の利益を考えたり、納期までのカウントダウンをしながら作業を進めたりすると、大抵の場合はやっつけ仕事となり、仕事の内容やクウォリティは蔑ろになり気味だ。試行錯誤を楽しみながら、トライ&エラーを繰り返しながら、常に自分のスキルアップを目指しながらやりたいものだ。 そのためには時間と精神の余裕が必要。とはいっても、単に余裕だけをぶっこいていたのでは納期に間に合わなくなるというのが実情だ。

●解雇   2008.2.2

従業員を解雇するとなると、したほうもされたほうもその履歴が残る。できれば自主退職というかたちが双方にとって望ましい。しかし辞めさせたくても辞めない従業員もいる。こういった人間を自主的に辞めさせるためには色々な方法がある。実家と連絡をとり家族から説得してもらうのもその1つ。そんなことできるのか?と、思われるかもしれないが、そこは会社の総務や人事の担当者はその道のプロでもある。油断してはいけない。

しかし従業員側からしてみれば、辞めたくても辞められない会社というのもある。色々と理由をつけて恩を着せたりプレッシャーをかけたり。まあ、そんな雰囲気を感じたら、すぐにでも自ら決断することが最善の策であろう。

●会議   2008.2.1

会議というものは議案があり、その議案は主催者が予め出席者に送り各自検討しておく。参加者がそれぞれに予習し、自分の考えをまとめておき、会議の場でお互いの意見を交換し、最後に議決、採択するというもの。

しかし実際の会議では、予習もしていない出席者が思い付きでとりとめもないことを言い合い、何も決まらぬままただただ時間を浪費するというケースも多いようだ。

また、会議の場での「アイディア出し」が始まると大抵の場合は終わらなくなる。そういったものは会議とは別に「ブレスト」として設定するべきであろう。

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