2009年4月

●今までに売れたもの   2009.4.30
営業担当者は、どうしても「今、売れているもの」「今までに売れたもの」が売れる商品と思いがちだ。デザイナやプランナは「これから売れるであろうもの」を提案しなければいけないのだが、こういった提案は今までに売れたことがない物なので(数字で実績を説明できないので)説得に苦労する。今まで売れたものが今後もずうっと同じように売れつづけるというわけではないのだが。。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●高級感   2009.4.29
高級感は商品を魅力あるものに見せるためのトリックなようなもの。高級感を保つことで1世代は安泰な商品を販売し続けることができる。かつての木目のキャビネットに納まったテレビ、真鍮のボディーの一眼レフカメラ、アルミパネルのオーディオ機器などがそれだ。しかしこういった商品はその機能を優先すれば必ずしも高級感が必要なものではない。商品が成熟してくると自然と高級感のプライオリティーは下がってくるものだ。それでも、どうしても高級感にこだわるユーザーもいる。そういう人は「マニア」というカテゴリーに分類されることによって、一応存在は認められている。
●つぶやき系   2009.4.28
twitterのようなつぶやき系SNS、また主に高校生が使うリアルと呼ばれるリアルタイムつぶやき系日記サイト、などは、なんでそんなことが楽しいのか?と理解に苦しむ人も多いようだ。しかしやっているほうは「楽しもう」とか「理解されよう」などということはあまり考えていないようだ。「ひとり言」は楽しもうとか理解されようと思って発するものではないのと同じだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●発行部数   2009.4.27
新聞離れが進んでいる。同時に新聞社の悪しき風習が取り上げられるようにもなってきた。その1つが「発行部数」という表現だ。これによって広告料が決まるらしいのだが、発行部数とは輪転機から出てきた印刷された紙の枚数のことだ。購読者の手元に届かない、駅の売店で売れ残る紙の枚数も含まれているのだ。それで広告料を決めているのだから、これはある意味詐欺みたいなものだろう。誰にも読まれることなく処分される紙の割合は20〜30%ぐらいはあるらしい。とのこと。
●焦る   2009.4.26
焦って仕事をするとロクなことにならない。焦ると焦る気持ちが早って焦りが増長される。結果として自らのチェックやレビューが疎かになり、その分のクウォリティが下がってしまいNGを喰らう。NGを喰らうとやり直しになる。しかしやり直しなのでこれがまた時間が無い。なので余計に焦って同じ結果を招く。だが考えてみれば1度目のやり直しの時間を最初に含めておけばそんなに焦る必要もなかったのではないか。依頼するほうは大抵はけっこうなバッファを含めた納期を指示してくるものなのだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ウェブデザインの色決め-4   2009.4.25
最後に人的な環境の相違というものがある。中にはモニタにフィルタを付けていて「全体に色が暗い!」などと言う人もいるのだが、そんな極端な例を除いても、モニタの設置された環境光によって多少は画面上の色は影響を受けるはずだ。基本的には発光素子自体が光っているわけであり印刷物のように環境光の反射光による影響は受けづらいが、それでも環境光による影響はゼロではないだろう。それに見る人間の水晶体にも透明度や色相の違いもあり、脳に伝達される色の情報は個人差が生じる。
●ウェブデザインの色決め-4   2009.4.24
モニタは経年変化だけではなく、画面の中の「位置」によっても色が異なる。特に液晶の場合はバックライトという構造であるため画面全体の色の再現性を均一にすることが難しい。同じ色の画像データを画面の中央、上の右端、下の左端では、たぶん見た目でも明らかな違いが確認できるだろう。価格の安いモニタ、長いこと使ったモニタほど、この違いは顕著なようだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ウェブデザインの色決め-3   2009.4.23
モニタの種類だけではない。経年変化による相違も大きい。特にCRTの場合は年月が経つと暗くなる。5年ぐらい毎日使い続けると背景が黒のページなどでは微妙な色の文字は見えなくなると思ったほうが良い。液晶の場合は白に近い色がぶっ飛んで潰れてしまうような傾向があるようだ。有機ELでは経年変化を計るまでの年月が経っていないので何とも言えないが、いずれにしてもモニタという物理的なデバイスが恒久的に同じ色を再現し続けることは無いと思ったほうがいいだろう。
●ウェブデザインの色決め-2   2009.4.22
環境によるバラつきも考慮しないといけない。最近はほぼ解消されつつあるのだが、OSやブラウザによるものもある。が、これは大したものではない(Mac用IEを除いては)。最も影響が大きいのがモニタだ。液晶、CRT、プラズマ、有機ELと、それぞれに根本的に構造が異なるので当然のことながら色の再現性も異なる。たとえば液晶モニタの場合、常にバックライトの光が透過しているの「黒」がかなり明るい。有機ELの黒と比較すれば「ダークグレー」といったところだろう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ウェブデザインの色決め-1   2009.4.21
ウェブデザインの作業の中で「色を決める」ためにかなりの時間を使う。色というものは、あくまで相対的なものなので、作業が進捗に沿って調整を繰り返さないといけない。最初に決めた色が、そのままサイトの完成まで変えないで済んでしまうことは滅多にない。1つの色が決まれば、その色に隣接する色、重なる色などなど、それなりに相対的な調整が生じてしまうわけだ。
●ニュースの意味   2009.4.20
ニュースという言葉の意味を分かってない人も多い。「NEWS」または「ニュース」というタイトルがあるのに、さらに「最新情報」「新着情報」「最新ニュース」なんて書いてあるページだ。最新じゃないニュースはニュースではないし、新着でないニュースもニュースではない。最新じゃないものを掲載するならば、「トピックス」とでもしておいたほうが良いだろう。ちなみに東西南北の英単語の頭文字を繋げて「NEWS」とした説は後付けのこじつけである。ニュースは情報がどの方向から来たか?よりも何時来たのか?のほうが重要なのだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ニュースの日付   2009.4.19
ブログにはたいてい日付が入っているので何時書かれた記事なのかは一目瞭然である。しかし一部ニュースサイトでは日付が掲載されていなかっり、掲載されていても極めて分かりにくい部分であったりもする。ニュースというのは何時のものだかが分からないと意味はない。新しいからNEWSなのであって、古いニュースはNEWSではない。
●3DCGソフト   2009.4.18
3DCGのソフトはどれがいいでしょうか?と聞かれることがあるのだが、これに答えるのは非常に難しい。的確に答えられる人間も極めて少ないだろう。なぜなら「どれがいいか?」を比較するためには、比較対象となるソフトを使ってみないといけない。そして評価できるまで「使ってみる」までにはあまりに長い時間がかかる。1種類のソフトを制覇するだけでも1年はかかる(まあその「制覇」の基準にもよるが)。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●作業時間による報酬   2009.4.17
私はこの作業に◯◯時間かけたのだから、その分の報酬はきっちりいただきたい。と、これはそれなりに高いスキルを持った人の言うことだ。デザイナのスキルも無いウェブ制作者が誰にでもできそうなhtmlファイルを作ったからといって、その作業時間に応じた報酬を支払うことはできない。スキルの高い人間であれば、同じ作業を倍のクウォリティで半分の時間でやってしまうからだ。
●ちゃんと説明しろ   2009.4.16
自分の頭の中にあることを他人も分かってる気分になっている人。「それは何?」的な質問をすると「だからぁ!それはねっ、」的な回答。あたかも「あんた、そんなことも分かってないの?」と言わんばかりだ。しかしその「そんなこと」を伝えてもらっていないから何のことだかさっぱり分からない。こういう人に限って会話にもメールにも「主語」が無いことも多い。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●バナークリック   2009.4.15
スポンサーがダメなら、せめてバナークリックを収益源に、なんて考えているサイトも少なくない。しかし掲載コンテンツの内容に関連するバナーであってもクリック率は極めて低い。広告収入を得るためには分母となるアクセス数が、例えば1000/日ぐらいは最低でも必要だろう。しかし既にインターネット人口はほぼ横ばい状態であり、その多くがmixiやYouTubeを見る事に時間を費やしてもいる。そんな中で後発で参入したサイトやSNSがアクセス数を確保するのは至難の技だろう。
●スポンサー   2009.4.14
ウェブサイトやSNSを運営するに当たって、アクセスを稼いでスポンサーを募ろう、なんて、そんなに簡単なものではない。ITだからといってカネを出す時代は終わっている。それでもウェブの企画書の中に収益源としてスポンサーという言葉が安易に使われていることが多い。それだけのアクセスが稼げるのか、と、それ以前にそんなに魅力のある企画なのかを考えないといけにだろうに。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●人材   2009.4.13
ウェブサイトやSNSを運営するに当たって最も重要なことは、コンテンツを提供する人材とその内容(発信頻度 とクウォリティ、オリジナリティー)だろう。コンテンツを産み出す要員さえ確保できれば、その発信方法は、SNS、ブログ、HP、メルマガ、など何でも構わない。既存のSNSの中にコミュを立てるのも効率的な方法だろう。と、話せばみなさん理解はするのだが、やっぱりコンテナ(入れ物)から先に作ってしまうようだ。
●無数のSNS   2009.4.12
既に世の中には無数のSNSが存在し(Googleで「地域sns」で検索すると膨大な数がヒットする)、その大半は開店休業 状態にあるようだ。そうなってしまった考えられる要因は、多くの運営者、制作者がコンテンツを他人任せにしてコンテナ(入れ物)だけを作ってしまったということ。それと、公的な補助金目当てに形だけ作るケースと、スポンサー(バナー広告費やアフェリエイトなど)を期待したところが全くアクセスが増えずに頓挫しているケース、ではないだろうか。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●教科書通り   2009.4.11
教科書というのは、できるだけ多くの人が理解できるように書かれている。だから教科書通りにやれば多くの人と同じようなそこそこの結果を出すことはできる。しかし他人と違った結果を求めようとすると、教科者通りにやっていてはダメだ。まずは教科書を否定するところからアプローチするぐらいで丁度いいかもしれない。
●ウェブコミュニケーション-2   2009.4.10
要するにウェブコミュニケーションの場は供給過多、飽和状態にあるということになるだろう。ここ数年、インターネット利用者人口はほぼ横ばい状態であり、その利用者の多くがmixiやYouTubeを見る事にその時間を費やしてもいる。その中で後発で参入したウェブコミュニケーションサイトやSNSがアクセス数を確保するのは至難の技だろう。ただしウェブコミュニケーションといっても出会い系サイトは色々な意味でこれに該当しないこともあるようだが。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ウェブコミュニケーション-1   2009.4.9
ウェブ上でのコミュニケーションの場を提供する。といった内容の企画をよく見かける。しかしどうだろうか?既に世の中には無数のSNSが存在し(Googleで「地域sns」で検索すると膨大な数がヒットする)、その大半は開店休業状態にあるの。その要因は、多くの運営者、制作者がコンテンツを他人任せにして コンテナ(入れ物)だけを作ってしまったというもの。公的な補助金目当てに形だけ作るケースと、スポンサー(バナー広告費やアフェリエイトなど)を期待したところが全くアクセスが増えずに頓挫しているケースがあるようだ。
●大人の教育-2   2009.4.8
めんどくさいだけではない。不平不満を他人に漏らしで仲間を作ろうとする。自分の実力が無いことを認めたくないためにあの手この手でダメ出しした人間もしくは会社を批判する。その労力を仕事に活かせばいいのだが仕事の場合と意気込みが違う。というわけで、こちらとしてもその防御策や反撃に備えなければならない。そしておだてたりなだめたりする準備も必要。と、そんなことをやってる時間に学生100人に教えられる。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●大人の教育-1   2009.4.7
学生を教育するのは比較的簡単だ。NGはやり直させればいいし、そのように指示すればいい。しかし30歳を過ぎたあたりからの大人を教育するのは非常に手間がかかる。ダメ出しすると非常に落ち込む。傷つけられたなんて言うわ、立ち直るまでに時間は喰うわ、言い方だどうのこうのとほざくわ、もう辞めるだの、言った通りにやったのに何でダメだとか、批判と不満てんこもりで悪態つくわ、と、まあとにかくめんどくさい。
●金がない   2009.4.6
金がないのでなんとか安く作ってくれ。というようなクライアントの要望。こういったケースでは必ず最初の見積りに対して「もっと安くならないか?」と言ってくるのだ。それが分かっているから最初の見積りは高目に出す。どうせ値切られるのだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●起業は我慢-2   2009.4.5
そして我慢できずに動けば動くほど本来の目的や方向性が分からなくなる。例えば釣り堀に行ったときに、ちょっと釣れないとすぐに場所を移動する初心者がいる。なぜその場所ではいけないのかというきちんとした理由も無しにだ。釣れない原因は仕掛けかもしれないし餌の種類かもしれない。たまたま釣れないのかもしれないし時間帯なのかもしれない。そういった要因を想定することなく、とにかく「この場所じゃダメだ。」と思い込んでしまうのだろう。まあ、いずれにしても結果が出ないうちにうろうろと移動する人間は最後まで結果が出ないと。
●起業は我慢-1   2009.4.4
とかく長年サラリーマンをやっていると起業というものを甘く見がちである。他人から給料をもらうのではなく、自らが新たな市場と顧客を開拓していくのは並大抵のことではない。増して景気が低迷している時代においては尚更である。働いた分だけ給料を貰うことに馴れてしまうと、起業して数ヶ月収入が無いだけで自らの方向が間違っているのではないかと不安になり、当初のコンセプトを覆すような余計なことをあれやこれやと模索し始め、どんどんと軌道を外れてとんちんかんな方向へと彷徨っていく。最低でも1年ぐらいは我慢しないといけないのだが。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ウェブサイトの更新作業   2009.4.3
例えば100ページのサイトで、20ページ追加、30ページ修正、15ページ削除、というような作業の場合に、画像がどうのとかテキストデータをどうするかとかFLASHコンテンツをどうするのかとか、そういったことはさほど重要ではない。大切なのはディレクトリ構成に沿った作業手順の設計と段取りである。
●プライオリティー   2009.4.2
スポーツカーを見て「これじゃ室内が狭すぎる」「燃費が悪い」というコメントはナンセンスだ。走ることを最優先に設計デザインされているわけだから居住性や燃費のプライオリティーは低いのは当然のこと。Webにおいても同じようなナンセンスなコメントをする人間も少なくない。特に「SEOに最適化されていない」「読み込みに時間がかかる」というものが多い。ビジュアル的な差別化やインプッレションを優先したサイトでは、SEOや読み込み速度のプライオリティーは低いのは当然のことなのだが。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●副産物   2009.4.1
納品した後であっても、その作品に執拗にこだわるデザイナがいる。作品は子供でも分身でもない。作者がスキルを重ねる経験をした過程での副産物のようなものだ。完成した後は他人の手に渡りその代償としてお金が貰えるわけだから、それだけでいいのだ。もっとも貴重な財産はデザイナ自身がそこで習得したスキルと経験だ。
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