2009年5月

●ドッグイヤーとかムーアの法則   2009.5.31
ウェブの世界は、ドッグイヤーとかムーアの法則とか言われ、その様相の変化の早さは尋常ではないと思われがち。 しかし、根底は意外にもゆっくりだったりするものだ。 成功しているところは、それなりに準備して検討して絞り込み、辛抱強く継続した結果であったりもする。 3〜5年かけて成熟させて利益が出るようになったというサイトも少なくない。 それでも思わぬサイトが突然ヒットするということもあり、それが全体の印象を尋常ではない早さにしている。
●企画のまとめ   2009.5.30
企画を論理的にまとめようとし始めると 基本的な「それ、ホントに面白いの?」「売れるの?」という 部分が後回しになりがち。気がつけば企画内容よりも企画書という作品の見栄えを良くすることを優先させていたりもするものだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ケータイサイトのデザイン-2   2009.5.29
所詮はケータイの限られた狭い画面の中でのことなので 「うぉ!かっちょえ〜」というものはなかなか難しい。 それに、ケータイというのは、人間の視野ではケータイ電話そのもののが 同時に目に入ってくるので、ケータイ本体と切り離したかっこよさを求められても困るのだ。 かっこええ!という印象を与えるためにはかっこいいケータイ(ハード)を持つ方が効果的。 逆に、画面がいくらかっこよくてもケータイがダサいとかっこよく見えない。さらに持ってる人が かっこわるいと台無しだ。
●ケータイサイトのデザイン-1   2009.5.28
まずはフォント。書体もサイズも改行位置もキャリアやモデルによって バラバラ。ちょっと凝ったタグやスタイルシート、JavaScriptなどが使えない。 ようするに画面レイアウトでのデザインができない。 では画像で、ということにもなるのだが、テキストのばらつきのバッファーを持たせると なかなか効果的なレイアウトができないし、画像のサイズも各モデルの 液晶の大きさによって色々と変わってしまう。難しいものだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●歴史   2009.5.27
日本が太平洋戦争のときに他のアジアの国々に侵攻した。この事実だけを見て「日本が悪い!」と言い切る人。なんとも安易であさはかで軽薄な考え。第二次大戦を語るのでれば、1920年の世界恐慌や第一次大戦、さらには世界の列強が世界征服を始めたころにまで遡らなければいけないだろう。どこが悪いとか、誰が間違っていたとか、そんな単純な理由で戦争は起こらない。まあ、そういうことを言う人は、会社の中で何か問題がおきた時でも「課長が悪い!」とか平気で言うのだろうが。
●成果は目に見えたほうが得   2009.5.26
押し入れに入っているものを全部出して、いるものといらないものを分別して、まる1日がかりで整理整頓して入れ直す。家族からは「わー、ずいんぶんスッキリした!お疲れさまでした。」と言われる。HDのデータを分別していらないものを消去し、ディレクトリを再構築して、まる1日かけて整理整頓する。誰も「お疲れさま」とか言ってくれない。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●普通はやらないこと   2009.5.25
学校の先生が生徒に猥褻行為をして逮捕される。政治家が贈賄容疑で逮捕される。こういったニュースが流れると学校の先生の多くが変態であり、政治家はみんな賄賂を貰っているというイメージを与えてしまう。しかし、普段やらないことをやるからニュースになるのだ。みんながやっていて、みんなが知っていることはニュースにはならない。
●時代に乗り遅れないために-2   2009.5.24
常に「時代に乗り遅れないようにしよう」と意識することが肝要。油断すると時代の先端を行くものや未来への可能性も秘めたものを見落とし勝ちになる。放っておいても多種多様な情報が入ってくるわけなのだから、その中から、そういった情報を見落とさないようにすべき。油断して、のんべんだらりとしていると、確実に見落とす。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●時代に乗り遅れないために-1   2009.5.23
まずは自分の興味のあるものばかりに興味を持っていてはダメということ。人間が経験を重ねると、軽薄なもの、その場限りであろうと思われるもの、奥深さが無いもの、をバカにする傾向が強くなる。しかしそういったLIGHTなものが世の中の旬であり流行であったりする場合が多い。自分が高尚だと自負するようになった時点で時代には乗り遅れているということになる。
●党首の顔のデザイン   2009.5.22
政治的な思想は全く抜きにしての話であるが、民主党の党首の顔をデザインしろと言われたとき、そのイメージはビルクリントンやトニーブレアであろう。日本人であれば、せめて前原誠司であって、決して小沢一郎ではない。小沢一郎はどう見てもコンサバティブ、保守的というイメージの顔である。デザインというのは広報戦略としては非常に重要なのだが。では鳩山由紀夫はと言うと…微妙だ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●演技が下手   2009.5.21
エンジニアやプログラマの多くは演技が下手である。報酬の話も納期の話も正直に答えてしまうために交渉で損をする。プロフィールのビデオを撮ろうとカメラを向けても全く喋れない。打ち合せ時に本当の事を普通に言ってしまって相手を怒らせてしまうこともある。そんなことでよくビジネスしているもんだと思うのであるが、正直であるからこそ、ちゃんと動くプログラムができるのであろう。
●マニアは声がでかい   2009.5.20
商品に関するアンケートや、ブログ、雑誌のコメントなどで「カメラのボディーは真鍮製であるべき」「オーディオ製品のフロントパネルはアルミであるべき」と言っているのは所謂マニアだ。マニアは執拗にこだわるから声が大きい。しかしマニアの数は一般消費者に比べると相対的に少ない。同時にマニアは極めて保守的でもある。マニアを言うことを真に受けたからといって売れる商品にはならない。いや、むしろマニアの言うこととは逆の発想で商品開発すると売れるかもしれない。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●1980年前半   2009.5.19
オーディオコンポのブームが始まった。アンプとかデッキとかいうやつだが、その多くはフロントパネルがアルミ製だった。アルミにすることで音質が良くなるということはない。放熱という点では理論上は有利だったのかもしれないが実質上の効果はない。材料費が高くなりデザインが制限されるだけでもある。しかしこのフロントパネルをプラスチックにしようとすると「そんなものはオーディオでは無い!」と大声で叫ぶ人がたっくさんいたわけだ。
●1980年ごろ   2009.5.18
炊飯ジャーとエアーポットのほとんどが花柄だった。もちろん花柄にすることで保温効果が増すとか省エネになるということはない。花柄にしたぶん外装加工費が高くなるだけだ。なぜ花柄が売れたのか?はよく分からない。もしかすると炊飯ジャーとエアーポットの需要が急激に伸びた時期であり、消費者は炊飯ジャーとエアーポットを買いにいったところが花柄しかなかったので、否応無しに花柄を買った。それが結果として売れたということになったのかもしれない。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●1970年ごろ   2009.5.17
テレビのカラー化が進んだころなのだが、この時代のテレビは木製のキャビネットに納まっていた。テレビのような大型な筐体を納める入れ物としては「木」が最も適していたわけだ。その名残もあってか、1980年代にトランジスタ化が進み筐体が小型化し、キャビネットがプラスチックになっていった。しかしそのキャビネットには木目のシートが印刷されていた。もちろんこの木目のシートは機能上は全く必要ないものである。そして木目のシートを印刷したものがデザイン的に美しいとか造形的に優れているというものでもない。
●スキーム   2009.5.16
会議や打ち合せの席で、またプレゼンの時に「スキーム」という言葉を使うと何となく「計画性のある」とか「計算された」というかっこいい印象を与える。しかし騙されてはいけない。スキームというのは枠組みのこと。もっと言えば「箱もの」だ。ようするに中身はさておき外側だけは作りましょう!みたいな魂胆である。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●めんどくさいこと   2009.5.15
多少のめんどくさいことならやってくれるどろう、と思ったら大間違いだ。例えばブログのドメインが変更になって利用者にページ上から変更手続きをお願いする。またウェブサーバのバージョンアップに伴って利用者にデータの移管をお願いする。といったようなこと。利用者はそんなめんどくさいことはなかなかやらない。ブログにしてもウェブサーバにしても、どうせめんどくさいことするなら、もっと新しいところに引っ越そう、という気分にもなるもんだ。
●中途半端-3   2009.5.14
もう1つは制作者側が、できるだけ汎用性の高い「ひながた」をベースに設計したがることにある。または既存の「ひながた」をいかにうまく利用するか、ということで制作の効率化とコストダウンを図るためだ。逆に言えば、新しい「ひながた」を作るには、それなりの労力が必要ということ。または、その制作会社には自社で新しい「ひながた」を作る能力が無かったりもする。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●中途半端-2   2009.5.13
なぜそうなってしまうかと言うと、制作者側にもクライアント側にも「あまり奇抜なものは不安」「横並びであることでの安心感」があるからだろう。これは利用者にしてみれば「別に問題はないが、印象には残らない」ものになる。そこそこのアクセスは稼げて、そこそこの評価は得られるが、それ以上は望めないだろう。
●中途半端-1   2009.5.12
アパレル系のサイトでは、まずは最初にFLASHが出てきてイメージ訴求を行うのが普通だろう。市役所のサイトでは、テキスト中心で、必要な情報により短時間で辿り着けるようなディレクトリ構成とデザインが要求される。しかし世の中にはこのどちらとも言えない中途半端なサイトが多い。中途半端なFLASHが動いて、中途半端に軽くて、中途半端に重い。複雑怪奇というほどではないが中途半端に分かりづらい構成で、ダサくはないが、超かっこ良くはない中途半端なカッコ良さ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●批判   2009.5.11
他人のやることを批判ばかりする人がいる。例えば一般人がプロ野球選手の批判をするのは構わない。批判されることも含めたプロであり、その分も年収に含まれている。それにいくら批判したところで、その批判した人間が「じゃ、替わりにオマエやってみろ!」と言われることはない。問題は「替わりにやる」可能性がある立場にありながら、批判ばかりする人間だ。周りからは「あいつ、批判ばかりしているが、あいつにやらせるより今のままのほうがマシだろう」と思われるようになっていくのだ。
●〜のホームページは見た事はありますか?   2009.5.10
ウェブデザイナであれば、さぞ色々なサイトを知っていると思われ「〜のホームページは見た事はありますか?」などと聞かれるのではあるが、大抵の場合はそのサイトは見た事は無い。なぜかと言えば、世の中のサイトの数は想像を絶するような膨大な数になってしまっているということと、ウェブデザイナはホームページを作るのに忙しく、他人の作ったホームページを見る時間が無いということ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●フレックスタイム-2   2009.5.7
朝早く(7時前とか)に出社するとか、毎日出社時間を変えるとか、そういった自分の時間対効果のパフォーマンスを上げようとする工夫が無いことと、皆が働いている時間に帰る勇気が無いことが廃止の要因のようだ。元々は通勤電車の混雑緩和という目的もあったわけだが、気がついてみれば鉄道のダイヤも整備され、新たな路線も増え、それだけでかなり緩和されている。じゃ、フレックスタイムいらねーや。ということもあろう。
●フレックスタイム-1   2009.5.6
大手企業の間でフレックスタイムの廃止が相次いでいる。賛否両論色々とあるようだが、最も大きな要因は 「社員のほうがフレックスタイムの使い方に工夫が無い」ことではないだろうか。申し合わせたようにコアタイム直前に出社し夜遅くまで働く。経営側にとっては労働時間がシフトしただけで何もメリットがない。むしろ緊張感がなくなった分、生産性は落ちているかもしれない。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●任せる-2   2009.5.5
任せられたところが結果的に上司の思ったとおりのことを代行してやらされた。。という気分にもなる。しかし上司の指示というのは上司が好き勝手な構想を押し付けたものではない。恐らく上司はクライアント、パートナー、関連各部署に対して最もリスクの少ない最大公約数的な方法を選んだのだろう。これはなかなかの高等なテクニックであり、経験無くして簡単に真似できるのもではない。だから実際には経験の浅い部下に完全に任せるというわけにはいかないのだ。しかしいつも言った事をその通りやらせていたのではモチュベーションが下がるので、たまには「任せる」などと言ってみるだけだ。
●任せる-1   2009.5.4
上司から「任せる」と言われたので、好きにやっていいのか思ったところが、実際にはいちいち細かいところに口を出すわ、何度やりなおしてもダメ出しされるわで結局何も任された感じはしない。というのはよくある話。ここでの「任せる」というのは、実はいちいちオレに確認しないで自分の考えで進めてみろ!という意味であったのだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●コメント   2009.5.3
ブログにコメントやトラバが無い。と嘆いている人。数年前に比べると、確かにコメントは少なくように感じる。その要因を想像すると1.ブログの数が増え過ぎて読むだけでもタイヘンなのにコメントまでは書いていられなくなった。2.下手にコメントすることで炎上したという経験者が増えた。3.他人の行動や発言に興味のない人の割合が増えた。4.そもそも自分が書く事が目的でありコメントなどを期待してないグログの割合が増えた。などなど。
●クルマ   2009.5.2
世界的にクルマが売れない。しかしある意味これは当たり前のハナシだろう。今まではまだまだ走るのに買い替えていたわけだ。クルマをファッションやステータスとして消費者を煽って洗脳してきたわけなのだから凄いことだ。移動する為の手段と考えれば売れてない今の状態が健全なのだろう。まあ経済としては問題だが環境保護という視点では。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ウェブコンテンツ   2009.5.1
動的なコンテンツを売りにするサイトの場合、最も重要なことはコンテンツを提供する人材と数、その内容(発信頻度とクウォリティ、オリジナリティー)だ。コンテンツを産み出す要員さえ確保できればその発信方法は、SNS、ブログ、HP、メルマガ、など何でも良い。となると既存のSNSの中にコミュを立てるのも効率的な方法だろう。とにかく、コンテンツが確保できない状態で、どんなに立派にコンテナを作っても意味はないのだ。
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