2010年7月

●横流し   2010.7.31
仕事の仲介や窓口、エージェントと呼ばれるような業務は必ずしも専門職というわけでもない。取引の関係や人脈上、プロデューサや営業が、時には現場がエージェントを担当することになる。しかし忙しくなってくると必ず発生するのが情報の横流しである。内容をろくに見ないで、見たとしても考えないで次に丸投げするというもの。それではエージェントの存在意味が無いのだが「専門ではないので…」という答えが返ってくる。専門であろうがなかろうがちょっと考えれば分かるはずの内容なのだが。
●集合   2010.7.30
今の若者は集合時間になっても、その場所に集まらない。なぜかというと、彼らにとっての「集まる」とは連絡のとれる状態にあることを意味するからだ。物理的に同じ場所に居なくてもよいわけだ。リアルで足を運ぶのは下手だが、ネット上を移動したりコミュニケーションしたりする能力には非常に長けている。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●USTコミュニケーション-2   2010.7.29
TV番組ではスタジオで同じ映像を見ているタレントのリアクションがワイプで映され、視聴者はそれにつられる。これがUSTではギャラの高いタレントの代わりにタダのtwitterを使う。そもそもTVでタレントがリアクションするというのは昔は無かった。その役割は「お茶の間」がやっていた。家族全員が同じ番組を見ていたからだ。しかし1人でTVで見る人が増えたのでお茶の間の代わりがタレントになり、そのタレントの代わりがtwitterになるということになる。今のTVはどの番組でもタレントが出て来てリアクションするようになって、そのわざとらしさやワンパターン感がTV離れの要因にもなっているので、USTの登場は時代的にもタイムリーであるとも言えよう。
●USTコミュニケーション-1   2010.7.28
TVでもそうだが、ずっと面白いシーンだけが続くわけではない。時には退屈なシーンや間をもてあます場面もある。そんな時に同じ番組を見ていた人とくだらない会話をする。そうなると個人個人での感じ方や捉え方の相違や共通点があって盛り上がる。そこがUSTコミュニケーションの面白いところだろう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●コンサルタント   2010.7.27
コンサルタントという仕事に資格や免許はいらない。名刺に◯◯コンサルタントと印刷すればその人はコンサルタントになれる。「実際自分でやっても上手くいかないからコンサルタントやってるんでしょ?」と酒の席でコンサルタントに言うと、大抵は「よく分かるねえ。」と言って酒を注いでくれる。
●動物園   2010.7.26
日本人は動物園に行くと、一度に全部の動物を見ようとする。だから歩き疲れてヘロヘロになり、どの動物が一番印象的だったのかもよく分からなくなる。そのガメツさのまま欧米の美術館などに行けば、さすがに1日では全部見られないことに気付く。しかし『せっかく来たのにもったいない』という貧乏人心理が働く。できるだけ多くの作品を見ることより、自分が最も感動できる1つの作品を見ることのほうが価値があるということを分かっていない。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●仕事を指示されること-3   2010.7.25
レストランでメニューを見て『何を食べようか…』と迷う。しかし学校給食のその日のメニューは1つなので迷うことはない。ところが給食を食べる生徒は『まずい』と言う。仮に学校給食にレストラン並みのメニューがあったら毎日『何を食べるか』自分で決めなければいけないことに気付かずにだ。指示されることは、実は効率的に仕事をすることに非常に貢献している。
●仕事を指示されること-2   2010.7.24
フリーランスになって困る事。それは仕事が無い事と仕事を決める事。サラリーマンには上司がいて常にどの仕事をしたらいいのか指示がもらえる。仕事が途切れる事もない。しかしフリーランスは『なるべく好きな仕事だけをやりたい』『なるべく仕事をやりたくない』という心理が働く。好きな仕事だけをやりたいからフリーランスをやっているわけだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●仕事を指示されること-1   2010.7.23
フリーランスの仕事をしている人がサラリーマンに話す。「そりゃ、収入は安定しませんよ。いつ仕事がなくなるか分からないし、病気で倒れたりしたらアウトですね。その点サラリーマンが羨ましいですよ。」これは聞いたサラリーマンは『そういうものか…やっぱサラリーマンのままでいよう。』といった顔をしている。フリーランスが続ける。「でもね。上司がいないんですよ。いいでしょ!」これを聞いたサラリーマンはもろに羨ましそうな顔をする。
●ネットショップを運営する   2010.7.22
簡単なことではない。もちろんインターネットやメールの基礎知識は必要。もちろん商品に関する専門知識も必要。しかしこれ以外に、商品の梱包や配送、顧客管理のDB作り、決済方法や売上げ管理、クレーム処理、個人情報管理、特定商取引法、などの知識も必要になる。とはいえ全部が揃ってから始めたのでは遅すぎる。かといってどれも無いのではスタートできない。というようなことをあまり考えずに「ネットで売りたい。」と口に出すのは止めたほうがいいだろう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●経営者のセンス-3   2010.7.21
経営者ともなれば、どんなカテゴリーであっても、どんな畑の出身であっても、モノの善し悪しを見分ける技術は持ち合わせてなければいけない。センスも身につけなければならない。年齢や性別、趣味やキャラとは関係なくだ。そのためには、もっとマーケットを見て、普段からアンテナを張るようにしなきゃダメなわけだ。
●経営者のセンス-2   2010.7.20
若い社員を含めて概ね好評だったこともあり、その新しい◯◯◯の販売に踏み切るわけだが、市場での評判はイマイチで売上げも上がらない。そのうちに「デザインが良くない」「若者にはウケない」「時代にあっていない」などの市場の声が届くようになり、社長は「ウチの社員はセンスが無い!」と言って結局は激怒するはめになる。そして社員に対して「もっとマーケットを見ろ!」とか「普段からアンテナを張るようにしなきゃダメだ!」などと説教する。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●経営者のセンス-1   2010.7.19
社長が社員に新製品のサンプルを見せる。そして「どうだ、これが新しい◯◯◯だ。みんなの率直な意見を聞かせてくれないか?」と言う。社員の多くが「なんかカッコ悪いんじゃ?」「センスねえな」「イマイチって感じ」とか内心思うのだが、そんなことを言ったら社長が激怒することを知っているし、激怒しないまでも「どこがカッコ悪いか説明しろ!」程度のことは言われるわけだ。だから「はい。良いんじゃないですか。」「イケると思います。」 などと心にもないこと口に出さざるを得ない。
●凄いヤツ-3   2010.7.18
「凄いヤツ」に出会ったときに「奮起する」場合と「鎖国する」場合があるわけだが、どちらを選んだのかは外からはなかなか分かりにくいものだ。鎖国すると決めたにもかかわらず口では奮起しているような事を言う人間も少なくないし、鎖国を装って実は奮起していたりする人間もいる。まあ、あえて言うならtwitterでフォローをブロックするような場合は鎖国に傾いているのではないか。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●凄いヤツ-2   2010.7.17
しかしその凄いヤツに出会った途端に「無きモノ」とするために、自分の縄張りの外に追出してしまう人間もいる。「あんな凄いヤツがいたらたまらん!」ということだ。しかしその時点でその人間のそれ以上のレベルアップは望めなくなる。自ら階段を塞いでしまうようなものだ。そしてその人間は生涯二流三流の域を出られないことになる。自分は自分の世界だけでやっていければいい、などという言い訳をしながら。
●凄いヤツ-1   2010.7.16
一生懸命勉強してスキルや技術を身につける。しかし同じスキルや技術を持った「凄いヤツ」に遭遇することがある。そんな時、自分のスキルや技術が陳腐なものに見えてしまうものだ。そこで自分ももっと高い位置を目指す、より一層努力する、今までの勉強方法をレビューして改善を図る、そしてその凄いヤツを観察、解析し、情報を引き出す、というようなことを繰り返すことでブラッシュアップしていくわけだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●これ、すげえ安かったんだぜ!   2010.7.15
「これ、すげえ安かったんだぜ!」と自慢するやつ。安かろうが高かろうが確実にその分のカネは減っているわけだし、多くはその「安かった」ものが特に無くても何ら支障はないものだったりする。まあ、そういった消費が全て無くなれば世界の経済は回らなくなるわけだ。"あれば便利なものは無くても済むもの"
●勝手に作ってしまう基準   2010.7.14
デザインの作業を進めていると、例えば「ココは赤にしよう」と思って赤を置く。他のバランスを考えていくうちに、この赤の彩度を落としたり、オレンジ寄りに色相を変えたりする。実はもうこの時点で最初に置いた赤を勝手に基準にしてしまっているのだ。本来ココは青でも紫でも問題無いのだが、勝手に基準を作ってしまうと、自然と赤がベストであると勘違いし、思い切った軌道修正ができなくなるわけだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●トッピング   2010.7.13
トッピングを何にするかという案は無限に出る。しかしどれを選ぶかとなるとなかなか決まらない。どれも捨てがたく思えるからだ。といって捨てがたいトッピングを全てトッピングするととんでもないことになる。そのようにとんでもないことになったサイトをよく見かける。
●パンツ   2010.7.12
普通パンツは1人で1枚しかはいていない。トップページも普通は1サイトに1ページだ。パンツは性別や年齢によって、それ相応のものをはいているはず。トップページもターゲットユーザーによって、それ相応のデザインにする。しかし老若男女全てのターゲットに媚びようとすると、おかしなデザインのパンツをはくことになる。ではYahoo! のトップページはどんなパンツなのか?たぶん1日に億単位のアクセスがあるサイトは、パンツではない、何かもっとすごいものをはいているのだろう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ちょっとバタバタしてまして   2010.7.11
考えてみれば意味不明の言葉だ。大抵の場合は納期やアポに遅れた時に使われる。バタバタしてたと言うと、非常に忙しくて落着いて仕事のできる状態ではなかったというようなニュアンスだが、大抵の場合、事の真相は「忘れてた」「めんどくさいからやらなかった」「プライオリティが低いので後回しにした」などであろう。しかしそういったことを正直に言うと相手が怒るのでバタバタしてたということで妙に相手を納得させられる便利な言葉である。
●経験知、暗黙知-3   2010.7.10
こういった教育を怠る、面倒なのでやらない、自分もそう教わってきたので同じように「見て習え」を強要する、という意識でいる以上は自分の技を未来には伝承できないだろう。これは職人に限らず一般事務職についても言えることだ。職を持つ者全てがその職を後世に伝える義務があり、その伝え方を考え、身につけることも義務である。そのくらいに思っていないとダメだろう。「最近の若い者は忍耐力が無い。」とこぼす前に、自分の教え方に問題があることを認識すべきであろう。OJTと言えば聞こえはいいが。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●経験知、暗黙知-2   2010.7.9
これは例えば大工の親方が新入りの弟子にノコギリの使い方を教えるときに「まずノコギリの歯を材木に引っ掛けて、体重を後ろに移動して腰を支点にして『引く』ような感覚を覚えることだ。腕や肩に力を入れずにリラックスして体全体で木を切るんだ。この時に姿勢を一定に保って頭と目の位置をあまり動かさないこと。そしてこの感覚を覚えたら肘の動きを加えてもっと効率的に切れるようになるはずだ。」といったように教えれば良いのだ。そすることで見て習えば半年かかったことが1週間でできるようになるかもしれない。
●経験知、暗黙知-1   2010.7.8
これは例えば大工の親方が新入りの弟子にノコギリの使い方を教えるときに「ワシの使い方を見て自分で覚えろ!」というようなもの。職人の世界では多くがこの経験知、暗黙知で技能を伝承してきた。しかしこの方法は世の中の変化が少ないときには良いのだが、昨今のように劇的に変化している時には非効率で無駄の多い伝承方法となる。今では教育そのものが効率的でシステマティックになってきているので、このような経験知、暗黙知の伝承では誰もついてこなくなる。後継者がいなくなっても当然のことなのである。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●セキュリティ   2010.7.7
セキュリティに対しては、至って無防備な人と、極めて慎重な人との、大きく2種類に分けられるようである。ではどちらが被害に遭う確率が高いかというと、もちろん無防備な人である。しかしそれが無防備100に対して慎重0というわけではない。意識の差ほど被害に遭う確率の差はないだろう。どちらかと言えば無防備なほうが被害に遭いやすいといった感じだろうか。施錠が厳重な家ほど窃盗犯の士気をそそるという一面もある。
●電子BOOK   2010.7.6
どうやら本格的に来そうだ。 Amazon DTPが日本語対応し、iBooks Store日本語版で有料書籍が購入できるようになれば、既存書籍が比較的短い間に駆逐されてしまうであろう。ただし上記の日本語対応の時期については、まだ確かなアナウンスは無いようである。電子BOOKが本格的に普及すれば現在の市場の「書籍」の7〜8割を占めるであろうと言われている。業界は戦々恐々虎視眈々… [ウェブページのデザイン事情・画像]
●やってみないと分からない   2010.7.5
どんなことでもやってみないと分からない。やってみないで結果が分かるもののほうが少ない。しかし人間色々な経験を重ねると、やってみる前に結論を出したがるものだ。どんなことでも「やらない」ための最もらしく説得力のある理由はつけられるものでもある。
●情報が揃わない   2010.7.4
必要な情報が全部揃うまでは作業がスタートできない。確かにそういった職種もある。しかしウェブ制作の場合はそんなことを言っていたらいつまで経ってもスタートできないし、スタートしてからも完成してからも更新していくのがウェブというものだ。情報が揃わないのでできない、なんて言ってるから納期間際になってバタバタするんだろうて。毎度のことなのになぜ分かんねえんだろうか。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ノートPC   2010.7.3
「ノートパソコン」絶滅の危機に瀕しているそうだ。iPad使った人はノートパソコンに対して「蓋を開けて使うのが原始的に感じる」「デスクトップを無理矢理ポータブルにしたのを実感」だそうだ。
●iPhoneのケース   2010.7.2
iPhoneのケースが売れているようだ。どちらかというとしっかりした作りのもの。ケースに入れた(取付けた)まま、タッチパネルの操作ができるものだ。 オシャレ、ということではなく、iPhoneはよく落とすからだそうだ。その時に壊れないようにとのこと。ではなぜ落とすのかというと、今までのケータイのように親指1本でメールを打とうとする。iPhoneは幅が広い。親指が届かない。無理に親指を伸ばす。本体が傾く。手の間をすり抜けて落ちる。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ブログ   2010.7.1
最近ブログという言葉を聞くと妙に古くさく感じる。世の中IPhone、Android、twitter、USTREAMと騒がれているの中で、もはやブログは過去のものであろう。実際twitterを始めてからブログを更新しなくなった。更新頻度が下がったという人は沢山いるはず。単なる「ブログ利用者数の推移」などというデータには現れない部分であろうが。
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