2011年2月

●出した時に片付ける.   2011.2.28
片付けのできない人間は与えられたスペースを全て散らかし尽くす。どんなに広いスペースでも、しばらくするといらぬ物で溢れかえる。片付けのできる人間はどんなに狭いスペースでも、それなりに段取りを考えて無駄なく活用する。例えばパソコンを買ったとする。前者は中身を出してセッティングして色々と設定をしていじくりまくるのが優先であり、空箱はそのへんに放ったままだ。後者は中身を出してセッティングした後に、段ボール、ビニール袋、発泡スチロールはたたんで資源回収に出せる状態にまとめ、取り説、保障証などはそれぞれ定位置に片付け、領収書は台帳に貼付け出納帳を付けてからパソコンの設定を行う。後者は段取りのできる人間であり、前者は子供だ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●瞬間的なクライアントの反応.   2011.2.27
修行中の料理人が大将に毎日怒られる。何度作っても大将からOKが出ない。そしてある日大将に内緒で自分の作った料理を客に出してみると「これは美味い!」と言われたとする。そこで料理人は自分の腕は一人前になったと思うのであるが、実は客に「美味い!」と言われるだけでは恒久的にリピーターを確保し、多くの客に信頼され、口コミで来客を増やすということにはならない。これはデザイナでも同じ。けっこう完成度が低いデザインでもクライアントから「いいですね!」と言われることも少なくない。瞬間的なクライアントの反応だけを信じてはいけない。
●無人化-2   2011.2.26
さてそうなると結果として「町」や「村」が消滅し、地図からも都道府県のデータベースからもその存在が無くなるということになる。これをいくら阻止しようとしても人が減っていくのだから限界がある。そこで必死で踏ん張って無駄な予算を投入するよりも、そうなることを前提に今から対策を考えたほうがいいのだろう。市町村を合併させ、地方の中で産業や人口を1ヶ所に集約させ、人、モノ、カネの流れを効率的に整理していかねばなるまい。「ふれあい」とか「ふるさと」とか言っている場合ではないだろう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●無人化-1   2011.2.25
自動化によって無人化が進むのであれば良いのだが、日本に人がいなくなるという無人化である。国土交通省の発表によれば2050年に全国で居住地域の2割が無人化するとのこと。主に地方である。今まではその無人化を防ぐために限界集落地域であっても立派な箱ものをどんどん建設し、地域の経済産業を活性化させ、若者の都市部流出を防ぎ、都市部からいかに大きな予算を持ってくるか必死になっていたわけだ。しかし人そのものが減るのだからどうしようもない。今まで作った身分不相応なゴージャスな箱ものを維持するだけの予算も無くなってしまうことだろう。
●無縁社会-2.   2011.2.24
とはいえネットを利用していない高齢者にとっては、やはり地域がコミュニケーションの基盤になるだろう。急激にネットが普及したことでデジタルデバイドの歪みが「無縁社会」という言葉になって問題視されるのかもしれない。しかしその対局にあるネットに依存している人間も引きこもりと言われる無縁社会に近い状態に陥っている。が、これはリアルから見た無縁状態であり本人達はネット社会で決して孤立はしていないのかもしれない。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●無縁社会-1.   2011.2.23
社会の絆が弱くなっていると言われている。これは社会的に大きな問題である。しかしそのような意見が出てくるのは新聞でありTVである。そしてそこで出て来る言葉が「地域」だ。地域のコミュニティーが機能不全に陥っているということだが、本当にそうなのだろうか?ネットが普及したことで、それまでには考えられなかったくらいに多くの人とコミュニケーションができるようになったはずだ。そもそもコミュニティーの基盤が地域であるという発想がもう古いのではないだろうか。
●ミラーレス一眼カメラ-3   2011.2.22
というわけでミラーレス一眼カメラは正しくはレンズ交換型デジカメと言ったほうがしっくりくるというもの。しかしその前に、なんで簡単にミラーレスにできるのにわざわざミラーを使った一眼レフデジカメが主流になっているのか?という疑問が生じる。1つにはフィルムカメラから受け継いだ本格的なカメラの概念があるだろう。またイメージセンサーを常にON状態にするためのバッテリーの消費の問題、屋外で陽射しの強い時の表示の視認性などもあるだろう。しかし最も重要なのは、最も肉眼に近い光学式でなければ感じとることのできない被写体の「温度」「臭い」「空気の流れ」みたいなものがLCDなどでは表現しきれないということだろう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ミラーレス一眼カメラ-2   2011.2.21
でもって二眼レフではファインダーで覗いたそのままの画角が写真に反映されない(特に近いものを撮るとき)ため(当たり前だが)、一眼レフが開発された。もちろん小型化という意味もあっただろう。しかしこれがデジカメとなると最初っからイメージセンサーが付いているので、その画像を表示できるようにすれば、それで一眼レフになってしまうわけであり、光学式覗き窓タイプのローエンド機種でもないかぎりは元々一眼レフなのだ。
●ミラーレス一眼カメラ-1   2011.2.20
これは定義がはっきりしていない。そもそもは肉眼で見たものと同じ画像を確認するためにはフィルム式カメラではレンズから入ってくる光をミラーで反射させ、それをまたプリズムで屈折、反転させてファインダーで覗く。そしてシャッターを押すと同時にミラーが跳ね上がり、フィルムの感光面に光が当たる、というのが一眼レフの仕組みだ。このからくりが確立する前はフィルム感光用ファインダー用がそれぞれ独立した二眼レフが主流だった。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ウェブデザイナ必読の一冊   2011.2.19
電子BOOK「ウェブデザイナの苦言」このコラムの2001年から2011年までの約3,500本の中から700本を抜粋したものです。テーマはウェブデザイン、IT、ビジネス、SOHOなど、現代のウェブデザインを取り巻く人々や企業に苦言を呈したものです。人間の甘えや怠慢、自己中心的な態度や言動、デジタルを勘違いしている人達、既得権やアナログにしがみついているオジサンたち、向上心に欠けるクリエータなどに対して鋭く突っ込みます。ウェブサイトでは「あー、いるいる、そういう人、ウチの会社にも!」といったご意見を沢山いただいています。ウェブ関連の業務を行っている方には必読の一冊です。
●女性でも簡単に.   2011.2.18
ミラーレス一眼レフカメラの説明文に「女性でも簡単に持ち運べる小型軽量化…」と書いてある。まあ、大抵の小型軽量商品には似たような下りの説明文があるのだが、確かに平均的な体力は男のほうが上回っているだろうからして小型軽量が女性向けということになるのだろう。しかし街を歩いている女性を見ると、平均的に明らかに男性よりも多くの荷物を持っている。色々と沢山の物を持って歩くという意味での持ち運び技術は女性のほうが長けているのではないだろうか。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ソーシャル・ネットワーク   2011.2.17
映画「ソーシャル・ネットワーク」のロードショーが始まった。2008年に日本語版Facebookが公開されたころ、「何かおすすめのSNSはないですか?」と聞かれ「Facebookとかどうよ」と言うと「実名はちょっと…」と言っていた連中が、今ではこぞってFacebookに登録して何やらしこしこと投稿している。ま、流行に左右されやすいというか、主体性がないというか、他人と同じことをすることで安心するというか…。それでいて「何か新しいビジネスをやろうと思ってる」とか言っているのだが、まず無理だろ。他人と違うことをやって成功したのがFacebookなのだがな。
●CMSを使わない理由-4   2011.2.16
最後に旬ではないということだろう。2003〜2005年ぐらいが旬だったように思う。このころは大学の授業やオープンキャンパスでもCMSを取り入れていたが、今では「所詮CMSだしなぁ…」という雰囲気だ。面白そうだから使ってみたが構造や使い方がぐちゃぐちゃになって良くわからん。結局はhtmlで普通に作ったほうがシンプルで早いということが分ったからだろう。それにこれだけクラウドが登場してくると、そのクラウドでCMSでやりたかったことも代用できるようにもなってきた。総じてクラウドのほうが何倍も安定しているだろう。といってもWordPressは今が旬のようだが。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●CMSを使わない理由-3   2011.2.15
次にクライアントに迷惑がかかるということだ。自分で直接コントロールできない要因が多いということは予定の納期に終了しない可能性も高くなるということ。それでも試行錯誤しながら一生懸命やっていればクライアントから「しょうがないか…」という目で見られ、特に文句を言われることも少ないのだが、これは同時に「次の仕事が来なくなる」ということになる。一生懸命やった。結果として満足できる仕様にもなった。しかし納期に間に合わなかったのでは次の仕事が無いというのが業界の常識だろう。最悪の場合、クライアントが既に契約しているレンタルサーバではCMSが動かず、CMSを利用するために新たにレンタルサーバをクライアントに契約させたりすることもある。クライアントは「しょうがないですね:-)」と言うわけであるが、内心「もうココには仕事は頼まんぞ。」と思っているはず。
●CMSを使わない理由-2   2011.2.14
ではそのデメリットとはと言うと、まずは仕事として手離れが悪くなる可能性が高いということ。モジュールという概念であるため複雑になればなるほど無駄が多くなり上手く動かない確率が高くなる。直接プログラム開発者に修正依頼できないので解決に膨大な時間がかかったりもする。サーバ側の条件やCMS自体のバージョンアップに対応するために年中いじってないといけなくなる可能性も高い。結局は更新を簡単にするとか言いつつ、更新するたびにCMS側もいじったりするので、ウェブ制作者としても費用対効果もどんどんと薄くなっていく。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●CMSを使わない理由-1   2011.2.13
今まで数百件のウェブサイトの制作に関わって来て、その中でCMSの採用を考えなかったわけではない。しかし結果として実際には1度もCMSを使ったことはない。自分のサイトならともかくクライアントからお金をもらって作るというにはCMSには問題が多過ぎる。もちろんメリットも多いのだが、メリットとデメリットを天秤にかけるとデメリットのほうが重いということが分る。
●残念です.   2011.2.12
物理的に対応不可能な作業の依頼が来る。どうやっても実働3日はかかるようなものを、すぐにやって欲しいという。「そりゃ無理ですよ」とメールをすると、「そうですか。それは残念です。」とのレス。もっと早く依頼してもらえばスケジュールを調整して対応も可能だったものを、残念なのは、あんたの計画性の無さだろう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●そりゃマズいな   2011.2.11
外出中にメールが来て「今日中に◯◯のページを作ってくれ」って、できるわけないだろ!な依頼が来る。「外出中なので無理です」とレスすると「そりゃマズいな」とのレス。マズいのはあんたの立場であって、仮にその作業をするために今すぐ帰ってこれからの予定をドタキャンするのは、こちらにとってはすごくマズいことになるのだが。
●CSS-3   2011.2.10
要は使い分けである。CSSを使ったほうが便利な部分と不便な部分がある。最近のいわゆるホームページエディタの部類はデフォルトでヘッダー内にCSSで全体のひな形を決めるようになっているが、これは万能ではないし、むしろ使いづらい場合のほうが多い。それに間接的な指示というのは作る側の人間が自分の行った操作を脳みそにキャッシュしておかなければいけない(ま、紙にメモってもいいのだが)ぶん、労力を要するのだ。いずれにしても基本はHTML1.0であり、そこで補えない部分をCSSやJavaScriptによって補填していくという考え方が望ましい。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●CSS-2   2011.2.9
であれば最初から<span class="a01">ではなく<font color=xxxx><small><b>とか書いたほうが断然早い。と、これは主に他人の作ったファイルを変更する際の問題でもあるが、毎日のようにファイルを作っていると自分の作ったものでも分らなくなるものだ。多くのテキストエディタには一括置換の機能があるので、多少は行数が増えようが、いちいち<font color=xxxx><small><b>のように書いたほうが分りやすいのだ。ソースが長くなるといったところで画像データ1枚分にも満たないはずだ。ただしフォントサイズだけは、やは<font style="font-size:12px">というようにCSSでの指示が必要な場合がほとんどではあるが。
●CSS-1   2011.2.8
CSSが困るのは、例えばテキストの手前に<span class="a01">というような記述があった場合、この<span class="a01">がフォントのサイズなのか色なのかボールドなのかが全く分からないということ。ソースをスクロールしてヘッダを見る。すると別ファイルになっているので、その別ファイルになっている。その別ファイル内の記述を変更しようにもこの<span class="a01">がディレクトリ内のどのファイルに使われているのか分らないので安易に変更することはできない。仕方がないので新たに<span class="a02">に相当する記述内に追加する。けっこうな時間がかかる。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●印刷?   2011.2.7
Excelで作った一覧表を、そのままウェブに掲載するというリクエストがたまにある。Excelからのウェブ用出力もあるのだが、そのままでは色々と上手くいかない部分もあり、細かい手作業を加えないと満足なものは作れない。ということでそれなりに苦労して作るのであるが、そのウェブを見て「印刷すると◯◯◯が上手くいかない。」「◯◯◯部分が印刷されない」というコメント。。おいおい、印刷はExcelでやってくれよ。
●実は皮肉.   2011.2.6
「おしゃれですね」は「いい歳こいて派手!」、「ユニークなデザインですね」は「良いとは思わないデザイン」、「元気な赤ちゃん」は「ブサイクな赤ちゃん」、「若いですね」は実際に若い人には言わない。「落着いてますね」はネクラ、無愛想、老け込んでる、などという意味。「立派な本社ビルですね」は「こんなん建てちゃって、2年後には売却だな」などなど枚挙にイトマが無い。まあ、逆に正直に誉めるというケースがいかに少ないかということだろう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●大物.   2011.2.5
「君は大物だな」と言われたら気をつけよう。大抵の場合はマジで大物だとは思っていない。愚鈍、常識知らず、気が利かない、無神経、ガサツ、教養が無い、話を聞いていない、肥満、ということを言っているのだ。
●真面目.   2011.2.4
「君は真面目だな」と言われたら気をつけよう。大抵の場合は皮肉である。機転が利かない、冗談が分からない、没個性である、虚弱そうに見える、抽象的な話題についてこれない、ということを言っているのだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●担当者と社長.   2011.2.3
クライアントの担当者の言った通りの作業をしたところがその社長が「いや、そういう意味ではないんですよ」と言う。よくあることだ。言われたことを額面通りにしか理解しない担当者。まあ、担当者とはそういうものだ。かたや思い込みが暴走して担当者にそのコンセプトを正確に伝えていない社長。まあ、社長っていうのはそういうものだ。
●インキュベーション   2011.2.2
NPOや自治体が運営するインキュベーション施設というのがある。インキュベーションとはこれから事業を始めようとする人が教育を受ける場所で経営コンサルや中小企業診断士が指導を行っている。しかしここに通って実際に事業を起こして成功しているという人は少ないようだ。本当にやる気のある人はこういったところには通わず、とりあえず「やってみる」ということを選択するのだろう。だからインキュベーション施設に行くと毎年同じ生徒がいる。思い切って踏み出せずにいつまでもいつまでも通っているのだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●環境意識   2011.2.1
何かのイベント会場でタダでくだらないモノを配っていることがある。これをどう考えるか。「タダだから貰っておこう。特に損をするわけではない。」というのは民度が低い人間の発想だ。「どうせ捨てることになりそうだし貰う必要は無い。」というのが日本人では最も多い反応だろう。「あんな無駄なモノを作っちゃって…もっと地球環境を考えろよ!」と憤慨するドイツ人は多いはずだ。
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