2012年3月

●人類滅亡の日(5)   2012.03.31
月の表面には無数のクレーターがあり、それらは小惑星が衝突した跡である。地球に地殻変動や水や空気がなければ、月よりも多くのクレーターがあるはずだ。地球が誕生した最初の8億年ぐらいの間は、頻繁に小惑星が衝突していたとされるが、その後も衝突が無くなったわけではない。2600〜2700万年周期で地球上の生命が大量絶滅していると言われているが、それが小惑星の衝突に起因するかどうかについてもはっきりしていない。ユカタン半島に落下した小惑星が恐竜を絶滅させたいう説も、最近になって絶滅した年代と小惑星が落下した年代とでは1500万年のズレがあるということが分かってきたらしい。とにかく遠い昔のことなので、誰もが納得する答を出すのは難しいだろう。しかし小惑星の衝突は将来必ず起こることである。人工衛星や核ミサイルで小惑星の軌道を修正させて回避できるものもあるだろう。しかし仮に直径400kmのが来てしまったら、もはや(今の科学技術では)どうすることもできない。NASAでは万が一の事態の備えておくように促している。これは「心の準備をしておけ」とい意味も含まれるのだろうか… [すっとこどっこいな森の動物たち]
●人類滅亡の日(4)   2012.03.30
新たに発見されてこのリストに加わるものもあれば、詳細な軌道計算をした後に衝突の可能性が無いことが判明してリストから外れるものもあが、この数が大幅に減ることはないだろう。1/1000が200個集まれば1/5ということだ。またこのリストにあるのは大半が直径1km以下の小さなものである。今から6550万年前にユカタン半島に落下し、地球上の生命の75%を死滅させたと言われる小惑星(http://bit.ly/x7nkBO)は直径が10Km程度だったとのことなので、そんなデカイものは、とりあえず今後100年のリストの中には見当たらない。しかし今後発見されるかもしれないし、100年後にはあるのかしれない。また衝突したときの破壊力は直径に比例するのか?というと、これは衝突時の速度によっても大きく異なる。リストでは遅いもので1.2km/s、速いもの39km/sとある。時速ではなく秒速だ。もちろん速いほうがより大きな破壊力を持つ。 [有名人の似顔絵]
●人類滅亡の日(3)   2012.03.29
もう20年ぐらい前のことである。時間つぶしに図書館に入り、何気なく読んだ本(タイトルは忘れたが)に「現在では最先端の核兵器は戦争のためではなくコスミックハザードのために開発されている」書いてあり、「ほう、なるほどね」と思った記憶がある。NASAでは今でも着々と小惑星迎撃用システム(http://bit.ly/z1J6AO)の開発が続けられている。核というと拒絶反応を示す人も多いが、実際に小惑星が衝突すれば核兵器の何万倍もの被害があるのだから仕方のないところだろう。それにしても衝突の確率が1/1000以下の小惑星のために、膨大な予算を使って、そんなシステムを開発する必要があるのか?という疑問もあるかもしれない。しかし今後100年以内に地球に衝突する可能性がある小惑星は1個や2個ではない。NASAの公表したリスト(http://1.usa.gov/yZKjcI)によれば200個以上ある。 [ウェブデザイナが出会った困った人たちビジネス分析]
●人類滅亡の日(2)   2012.03.28
NHKのニュース(http://bit.ly/ziTNgu)でも報道されているので記憶に新しいところだ。こちらは直径400m。それでも直撃すればマンハッタン島を消滅させるだけの威力を持っている。このニュースの後半では小惑星にプラズマエンジンを搭載した宇宙船を着陸させ、長時間に渡って押し続けることで軌道を変えて衝突を回避するという対策が紹介されていた。また人工衛星から太陽の光を反射させる小惑星の一部を溶かし小惑星の軌道を変える方法(http://bit.ly/xsY5aJ)などもあるようだ。しかしこれらはあくまでも直径の小さな小惑星に対して有効なものだ。もっと大きくなればやはり核を使わざるを得ないようだ。 [有名人の似顔絵]
●人類滅亡の日(1)   2012.03.27
人類はいつか必ず滅亡する。それは10億年後かもしれないし10年後かもしれない。そしてその要因は、戦争でもウイルスでも異常気象でもない。コスミックハザードである。などと言うと、ノストラダムスの大予言などのスピリチャルな世界やオカルトめいた話といっしょくたになって真実味がないものとして捉えられてしまうことも多いのだが、これは科学的に根拠のある、主にNASAが発表しているデータに基づいたものである。まずはこの動画(http://bit.ly/zBpmNf)を見れば滅亡の瞬間はイメージできるだろう。ただしここで想定している直径400kmと巨大な小惑星が地球にやってくる確率は極めて少ない。しかしもっと小さいやつと衝突する可能性はもっともっと高い。 [電車に関する色々な疑問]
●これで完璧だ   2012.03.26
ホームページを作る。会社の理念と概要を載せる。地図とアクセスを掲載する。商品の写真と仕様を、社長の挨拶を、問合せフォームを、更新履歴を、リンク集をそれぞれ掲載し、SEO対策を行い、twitterとFacebookで告知を行う。さあこれで完璧だ!などと思ってはいけない。誰でも思いつくようなことを教科書通りに載せたのでは差別化はできない。ありきたりのホームページではアクセスは期待できない。そこでプラスαのコンテンツ、又はコンセプト。こいつが重要なのだ。 [有名人の似顔絵]
●パソコンが壊れている   2012.03.25
年配の人や高齢者でパソコンを使っている人のほとんどが「パソコンが壊れてる」と言う。もちろん本当に壊れている場合もあるのだが、大抵の場合はおかしな使い方をして壊してしまったのだ。もしくは壊れたと思いこんでいる。実際に使っている場面を見るとそれも頷けるというもの。何かの処理をしている最中(プリンタのスプールを読込んでいる間とか)にクリックを連打するのだからパソコンもたまったものではない。いや、たまってしまう。処理中に次の処理のコマンドがたて続けに来て動かなくなってしまうのだ。こういった現象を「壊れた」というらしい。 [夢]
●閉塞感(3)   2012.03.24
そんな緊急事態の中でも国会での政党同士の足のすくい合いが公然と行われている。政治家は与えられた就業時間をもっと無駄なく効率的に使わなくてはいけないだろう。とはいえ選挙で勝たなければ政治家として活動できないし、政権与党にならなければ思い通りの施策を行使できない。だからとりあえずは自分の発言権を強めるための作業を行わなければならない。といったところが議会制民主主義の手順なので仕方が無い。しかしある意味議会制民主主義自体が今のスピードについていけなくなっているようにも思う。ところがそれを改正するのも議会の仕事であるところが問題であり、先の見えない閉塞感にもつながっているのではないだろうか。 [有名人の似顔絵]
●閉塞感(2)   2012.03.23
しかし現状ではGDPで中国に抜かれ、TPPでアメリカの外圧がかかり、国内の就労人口が減少し、その他新興国が台頭する中で、政治家は限られた予算をより無駄のないように配分するのが仕事になってくるだろう。そして事業仕分けなどという無駄なことをやってるヒマがあったら、もっと大局的なところで策を講じてほしいものだ。事業仕分けで何日もかけて数億〜数十億円を節約している間に円高はどんどん進んでいる。1円、円高になればトヨタのような大企業では1日で数百億の利益が消えてなくなっている。 [コンビーフ]
●閉塞感(1)   2012.03.22
東北新幹線から窓の外を見ると延々と数百キロに渡って広大な田園が続く。しかし国内での米の生産高がGDPに占める割合は0.3%(だったと記憶する)に過ぎない。逆に言えば日本はそれだけ産業(第一次産業を除く)立国であるということ。その内一部上場企業による生産量がGDPの99%以上(だったと記憶する)を占めている。トヨタ、ホンダ、日立、日産、パナソニック、ソニー、東芝などが日本の産業経済を支えているというわけだ。◯◯党の選挙宣伝カーが「大企業の優遇を止めて、医療福祉を充実させよう!」などと言っているが、大企業がせっせと稼いでいるから福祉も医療も成り立つわけだ。医療と福祉ではお金は生み出せない。 [有名人の似顔絵]
●気分転換したがる(2)   2012.03.21
優秀な人間は常に仕事を「やりたくしょうがない」から、クルマの中でも、公園のベンチでも、川原の石の上でも仕事ができる。優秀ではない人間は「仕事がやりたくてしょうがない」とうレベルまで自分のモチュベーションを持っていくことができないのだろう。「やりたくなくてしょうがない」から不要な気分転換が必要になってしまうのだろう。 [爆笑!SF短編集]
●気分転換したがる(1)   2012.03.20
仕事のできない人間に限ってやたらと気分転換をしたがる。「こんな場所にずっと篭っていたのでは気が滅入って作業が捗らない」というわけだ。どんな仕事でも集中、没頭すれば、よほど劣悪でない限りその作業環境なんてもんは二の次だ。「いいアイディアが思いつかない…」「新鮮な環境が私には必要だ」などと言って出歩いてばかりいる。しかしそんな人間は環境が変わったからといって決してクウォリティの高い仕事が出来るわけではない。要は「仕事がやりたくない」から「環境のせい」にしているだけだ。 [有名人の似顔絵]
●シングルタスク(2)   2012.03.19
これがエスカレートすると、やりたくない、気の進まない仕事を「やらないで済ます」方法を画策したりもする。そしてNGを出されたり、やり直しをしたくないために「これでOKとしてください」「時間がないのでこれで納品とさせてください」などと宣わったりもする。クライアントがコメントする前にだ。己が気分的に楽になるためだけにである。しかしこれは自分がシングルタスクであるということが前提だ。シングルタスクだから同時に平行して複数の仕事を処理することができない。シングルタスクは頭を使わないで済むし、消耗するエネルギーの量も少なくて済む。しかしこれだけ情報化と多様化が進んだ世な中でいつまでのシングルタスクを固持していたのではパフォーマンスの高い仕事はできないだろう。マルチタスクへの対応をトライすべきである。いつまで経っても単細胞処理では高度な仕事は来なくなる。 [天声人誤]
●シングルタスク(1)   2012.03.18
もはやコンピュータはマルチタスクが当たり前となりファイルをコピー中には他の仕事が一切できないというのは遠い昔の話となった。しかし一方でコンピュータを使う人間のほうは、まだシングルタスクのままである、というか、そのような人間が多いようだ。そういう人間は複数の仕事を手を付けずに溜め込んでしまい「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」という気持ちがプレッシャーとなり、気ばかりが焦る。さっさと片っ端から片付けてしまえばいいものを、スタートする前に余計なことばかりを考える。「この仕事は嫌いな相手からの依頼なのでやりたくない」とか「この作業は採算が合わないので後回しにしよう」とか。 [有名人の似顔絵]
●オレはこうやるんだ!(2)   2012.03.17
あればいいだけのホームページ、クライアントが自己満足だけを満たすためにホームページ、というのもある。逆に、確実な利益と効果を求められるホームページもある。当然これらの目的よってデザインのコンセプトは大きく変わる。しかし外野でとやかく言ってくる連中は、自分の経験則を前提にしたことしか言わないし、その経験則が極めて浅かったりもする。深い経験則があれば、デザイナに任せておけばいい、ということが分かるはずである。 [すっとこどっこいな森の動物たち]
●オレはこうやるんだ!(1)   2012.03.16
ウェブの場合、作り方や考え方に実に多くの方法や方針があるのだが、ほとんどの人は、自分がやったことのあるやり方を「こうやったほうがいい!」と思っている。なのでデザインについても色々な人が色々なコトを言って掻き回されることになる。そこで方向性を見失わないようにするためにも「オレはこうやるんだ!」という強い意志を持っていなければならない。とやかく言ってくるのは大抵は自分ではデザインをやったことなない人間だ。 [有名人の似顔絵]
●最後までやれよ!(2)   2012.03.15
仕様書、企画書、ウェブ、レポートなど、チェックするほうにもそれなりの知識が求められるし集中力も必要になる。時には作成した人と同じくらいの労力を費やすこともある。また事業の中での「チェック・添削」の重要度も決して軽いものではないはず。しかしどうしてもこの作業は甘く見られがちだ。腰を据えて時間をとって準備しておくとこも少ないようだ。「あとは◯◯を参考に再確認して適宜修正してください」などと言われたんじゃチェックに出す意味がないのだが。 [ウェブデザイナが出会った困った人たちビジネス分析]
●最後までやれよ!(1)   2012.03.14
普通の人は普通の仕事はだいたい最後までやる。問題は終わりが定まっていない仕事だ。クリエイティブな仕事はだいたい終わりが定まっていないので最後までやることが難しいのだが、まあ、そういう仕事はクリエーターに任せておくとして、通常の事務仕事の中での終わりが定まっていない仕事は、例えば誰かが作った書類の「チェック」「添削」のようなもの。これがなかなか労力を要する。そしてたいていの場合、途中で面倒になってさじを投げてしまうことが多いようだ。 [有名人の似顔絵]
●身内最優先   2012.03.13
会社というのは社外に対しても社内に対しても平等にクールでなければいけない。大きな会社の部署間においても同じだ。しかし人間には「情」というものがあり、必要以上に親しくなったり、家庭の事情やおいたちまでをも知ってしまうと、なかなかクールな対応はしにくくなる。しかし同僚や部下は家族ではない。プロジェクトを遂行するために、たまたま隣に座っているスタッフでしかないのだ。そのへんのわきまえが最も出来ていないのが、本来最もクールであるべき公的機関で働く人たちであるようだ。 [電車に関する色々な疑問]
●ガラパゴス化   2012.03.12
狭い組織の中で長年仕事をしていると、世の中の全てがその組織を中心に回っているという錯覚に陥ることがあるようだ。家族や友人にもその組織のことばかりを話し、ブログにもその組織の事ばかりを書く。外から見れば本当に小さな取るに足らない組織であるにもかかわらずだ。だから外の世界全てを含めた中での相対的な評価が出来なくなってしまう。そうならないためには、やはり常に外の情報を仕入れ、動きをウォッチングしておく必要があるだろう。 [有名人の似顔絵]
●犠牲的精神(2)   2012.03.11
しかし犠牲になったことのない人間は、誰かが犠牲になって助けてくる可能性はゼロだろう。一時の損や不利益がイヤなために、いつでも自分を可愛がることを最優先にしているがために、自分の心や感情のバランスが崩れることを避けるために、他人の、全体の、組織のために犠牲になることを拒む人間に対しては、いざという時に誰も助けてくれないだろう。「命を捨てて国を守る」まではいかないまでも、「自分が犠牲になることを覚悟の上!」で、とそんな気持ちで一度は何かをやってみたほうがいいだろう。 [夢]
●犠牲的精神(1)   2012.03.10
人がやりたいと思わないこと。例えば「成功する確率の低いことに敢えてチャレンジする」とか、「嫌われて罵倒されるのを承知で他人の欠点を指摘する」とか、「自分の評価が下がることを覚悟の上でプロジェクトの軌道を修正する」とか、そういった行動は犠牲的精神がなければできない。世の中所詮はGIVE&TAKEである。犠牲になった人は、いずれ誰かが犠牲になって助けてくれることもあるだろう。いや、ないかもしれない。 [有名人の似顔絵]
●ターゲットユーザー(2)   2012.03.09
瞬間的であれ、数を売らなければ採算ベースに乗らないようなもの、長続きさせる必要のないものは、だいたいミーハーをターゲットにする。例えば歌謡曲(死語)がそうかもしれない。だから世界に通用する日本のポップスは、未だにSUKIYAKIだけだ。(ただし最近になってPerfumeが「Cars 2」のテーマ曲によって世界的に認知されつつあるようだ。あと20年後にSUKIYAKIのように世界の音楽シーンの中に生き残るかどうかだろう。)逆にある程度のレベルの高いところをターゲットにすると、数は売れないが長続きする。しかし外すと全く売れなくなるという問題がある。恐らく後者のほうが難しい。前者は過去のデータの延長線上に商品を置けばいいわけであるが、後者は過去のデータではなく、自らの理想像や提案を信じるしかないからだ。前者がMicrosoftなら後者がAppleという見方もできるかもしれない。Appleは何発も外れを出したが、iPodやiPhoneのように消費者のライフスタイル自体を変えてしまうような商品もヒットさせた。つまり後者のような方法をトライする人間がいなければ、ライフスタイルは変わらないしイノベーションが起きない。ミーハーがいつまでもミーハーのままになってしまうわけだ。 [コンビーフ]
●ターゲットユーザー(1)   2012.03.08
企画デザインをするに当たって常に問題になるのがターゲットユーザーをどこに設定にするかだ。最もリスクが少ないのが、いわゆる大衆(死語)、ミーハー、をターゲットとすることだ。人口が多く需要が大きいからだ。しかしミーハーをターゲットにすると、瞬間的には売れるが長続きしない、他社が追従するのも簡単でいずれは価格競争になる、というような問題がある。なぜ他社が追従しやすいかと言うと、ミーハーはオリジナリティーよりも、既存のものと似ていることを好むし、クウォリティを追求しないで済むので開発、制作期間が短くて済むからだ。ミーハーは本当のクウォリティは分からないし、本物と偽物の区別もつかない。だからスペックの数字だけで満足する。見た目のコスメティックな部分だけで判断する。だから体裁と数字を見繕うだけの作業で済むわけだ。 [有名人の似顔絵]
●写真   2012.03.07
知人に撮ってもらった自分の写真(データ)が送られてくる。その写真をその知人に断り無しに自分のウェブサイトやブログ、Facebookに掲載してしまう人がいる。その知人が気の知れ合った友だちなら問題はないが、プロのカメラマン、デザイナ、ディレクタ、などだった場合には必ず(時に事後報告でも)連絡すべきである。相手はそれで生計を立てているのだ。少なくとも稼ぎの一部として写真を撮っている。タダで撮ってくれたにしろ、そこは相手の仕事を尊重し、必ず断りを入れるのがビジネスのルールである。「タダで撮ってくれるって言ったのに、ブログに勝手に載せたとかぶつぶつとウルサい…」とか言ってる人は「right」の価値と意味を理解していないということだ。 [爆笑!SF短編集]
●危機感(3)   2012.03.06
追いつめられて危機感を持つ事によってイノベーションが生まれる。しかしどうも今の能天気な国民を見ているとイノベーションが生まれる雰囲気は感じない。このまま何の策も講じないままでいれば、日本人の生活水準は現在のパキスタン並みに低下するという説もある。パキスタンではアフガニスタン国境沿いの貧しい農民がタリバンに入り、軍事訓練を受けた後に自爆テロ要員となるなるらしい。農民を続けていても食うや食わぬの生活しかできないからだそうだ。 [有名人の似顔絵]
●危機感(2)   2012.03.05
危機感がないのは国や政府だけではない。国民が全くもって危機感や緊張感がないのだ。国民が政治家を選び、政治家が政府を運営するのだ。そして国民1人ひとりが「ヤバいぞ!」という意識を持って今まで以上に働くことだ。国がちょっと豊になって箍を緩めたまま戻らなくなっている。日本が豊になったのは、戦後の高度成長期からバブルまでの間にがむしゃらに働いたためであり、その時の貯金を使い尽くそうとしているのが今の状況だろう。 [天声人誤]
●危機感(1)   2012.03.04
円高、デフレ、産業の空洞化、エネルギー問題、TPPなどなど、今の日本は相当にヤバイ状況にある。このままでは国も企業も個人も収益がどんどんと減り、かなり厳しい運営を強いられることになる。電気も水も食料もガソリンも価格が高騰し、今までのように気軽に使えるものではなくなるだろう。老後の悠々自適な生活とか余暇を趣味や道楽に使うなんてことは夢物語だ。世界から見た日本の価値がどんどん下がっているのだ。そして一番の問題はそういった「危機感」がないということだ。食料もエネルギーも自給できない国が唯一の稼ぎ頭である「ものづくり」が後退しつつある中、次の具体的な国家のビジョンを早急に作らないといけない。 [有名人の似顔絵]
●トレードオフ   2012.03.03
高度な福祉や医療、教育を受けられるためには増税とトレードオフの関係になる。電力の安定供給は電気料金値上げとトレードオフだ。トレードオフというと聞こえはいいが、言ってみれば究極の選択なわけだ。つまりどちらかを選ぶ以外に道はないということ。しかしまだまだ民度が低い我が国では「増税は反対だが福祉は充実すべきだ!」「電気料金は値上げせずに安定供給すべきだ!」という言っている人間が少なくない。あたかも国は国民を養う責任があるかのように。そして「一部の政治家や大企業だけが暴利をむさぼっている!」と信じているようだ。確かに国の金の使い方にも無駄と不透明な部分も多い。しかしそこを指摘して不平を言ってる猶予もなくなってきているのではないか。 [すっとこどっこいな森の動物たち]
●ユニバーサルデザイン(4)   2012.03.02
最後にユニバーサルデザインに反する多くの人が馴染み深いであろう例。Microsoft Officeの「リボン」だ。継続的にバージョンアップしながら広く多くのユーザーが使っているアプリケーションであるならば、旧バージョンとのユーザーインターフェイスの互換性を大切にすべきであろ。 これがバージョンアップさせるための戦略なのか、単に「詰め」が甘くてああなったのかはビニョーすぎて判断しかねるのではあるが。 [有名人の似顔絵]
●ユニバーサルデザイン(3)   2012.03.01
駅の乗り換えの案内。これは環境デザインやプロダクトデザインが深く関わっているので先進的ユニバーサルデザインのカテゴリーとも言える。しかし駅というのは改装工事中でも営業を止まるわけにはいかない。そうなると工事中は乗り換え案内表示が手書きやビニールテープ、ガムテープで書いた職人技的表示になる。どこの駅とは言わないがJR浦和駅などは10年ぐらい工事中だ。いつ終わるのかも分からないサグラダファミリアのような駅だ。いくらユニバーサルデザインを考慮されていても、これでは効果は半減だろう。 [ウェブデザイナが出会った困った人たちビジネス分析]
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