2016年12月

●制御装置が壊れている   2016.12.31
次々と自分のアイディアや考えを口に出す人。周囲の人は「頭の回転が早い人だ」とか「この人は頭がイイ」と感じる。しかしよく観察していると、頭が良いわけでも回転が早いわけでもなく、思いついたことを口に出すという行為の制御装置が壊れているだけだってりもする。普通の人でも同じように同じ速度で思考が頭の中で行き交っているにだが、色々な状況を垣間見て、その思考の全てを口にすることをためらい、躊躇しているだけなのだ。頭がイイのではなくの制御装置が壊れているだけなのだ。

●チャタリング現象   2016.12.30
チャタリング現象というのは、可動接点などが接触状態になる際に、微細な非常に速い機械的振動を起こす現象のことだそうだ。弱電を扱うスイッチやリレーが接続状態になる時に起こる現象で、これによって発生する不安定な信号や、引き起こされる電子機器の誤動作のことだ。ということで5000円で買ったマウスがこのチャタリング現象を頻繁に起こすようになってしまったので買い換えることにした。ヤマダ電機に行くと優に100種類を超えるマウスが売っている。選ぶのが面倒くさい!ので目の前にあった「迷ったらコレ!」と書いてあったマウスをレジに持っていくと、税込で626円だった。使い心地は5000円のマウスと全く変わらなかった。これならばいつチャタリング現象を起こすようになっても悔いはない。

●三手詰め   2016.12.29
初級者が行う詰将棋が三手詰めである。しかし世の中の身近にあるほとんどの事象は三手詰めで解決できる。よほど高度な駆け引きや折衝でも無い限りは七手詰めや九手詰めが要求されることは無い。ようするに「こう言ったら相手はどう感じてどんな行動に出るか?」ということを予測しておけば大抵は丸く収まるのだ。それを後先を考えずに感情や衝動を優先して行動する人間がいるから世の中トラブルが絶えないのいだろう。全ての人間が三手詰めを基本にして行動をとることで、かなり世の中平和になるはずだ。

●肉体労働   2016.12.28
あなたはそれほど特別な立場な人ではない!のだが、勝手に自分は特別だと思っている人がいる。普通に考えてみよう。世界には70億人の人間がいて、日本には1億3千万、東京都には1326万人が住んでいてその中の1人にすぎない。そのへんの会社の社長であったり、そのへんの学校の先生であったりしても、別段特別扱いされることはない。しかしそんな人に限って「私はそのへんの肉体労働者ではない!」と思っていたりする。肉体労働するだけの体力も忍耐力も根性も無いにもかかわらず。

●サイトのアクセス数が増えない   2016.12.27
Internet Live Statsによれば世界のウェブサイトの数は2016年12月25日現在、11億2565万となっている。2016年1月14日では9億7700万だったので、1年で1億5000万近く増えているということになる。一時期のピークは過ぎたが、それでも増加傾向にはあるようだ。一方で日本国内の人口は2010年の1億2800万人をピークに、2100年の5000万人に向かって急下降中である。ウェブサイトの数が増えて、人口が減っているのだから、個々のウェブサイトのアクセス数は減って当然である。ただし人口が増えている国もある。増加率だけで見ると(インドや中国ではなく)上位からオマーン、ニジェール、レバノン、クウェートとなっている(グローバルノートの統計)。アクセス数を増やしたいならアラビア語のオマーン方言でオマーン向けのサイトを作ろう!

●「上流の仕事」と「下流の仕事」   2016.12.26
仕事には「上流の仕事」と「下流の仕事」の2種類がある。「上流の仕事」は限られた人間にしか任されていないが、「下流の仕事」には多くの人が携わっている。「上流の仕事」をする人は当然のことながら「下流の仕事」の業務の内容や難易度や費用対効果を考えなければならない。それらを考えずに自分は「上流の仕事」を任されているからといって「下流の仕事」を見下したり、「自分はやらないから…」といってその内容を深く考えなかったりする人間も多い。そんな人間は、いずれ下流からの逆流によって痛い目に合うことになるであろう。にもかかわらず「上流の仕事」だけを選んでやろうとする人間もいる。そのぶん、誰かがより多くの「下流の仕事」もやらなければいけないということにはお構い無しにである。そして「上流の仕事」の失敗する確率は「下流の仕事」よりはるかに高かったりもする。

●「面白い仕事」と「つまらない仕事」   2016.12.25
仕事には「面白い仕事」と「つまらない仕事」の2種類がある。「面白い仕事」はその成果によって他人を喜ばせたり楽しませたりすることで、絶賛されたり有り難がられたりする。一方の「つまらない仕事」は成し遂げたところで誰にも評価されないし褒めてももらえない。ただ成果に対する報酬が渡されるだけだ。もちろん誰だって「面白い仕事」だけをやりたいが、世の中には圧倒的に「つまらない仕事」のほうが多い。にもかかわらず「面白い仕事」だけを選んでやろうとする人間もいる。そのぶん、誰かがより多くの「つまらない仕事」もやらなければいけないということにはお構い無しにである。そして「面白い仕事」の失敗する確率は「つまらない仕事」よりはるかに高かったりもする。

●腕時計   2016.12.24
1990年ごろの話。急にドイツに行くことになって飛行機に乗って気づいた「時計、忘れた。」しかし空港にも駅にもホテルにも時計はあるので差し当たって不自由は無い。先方の事務所や工場にも必ず時計はある。街を歩いているときに時間が知りたくなったら駐車中のクルマの中を覗けば大抵は車内に時計がある。飛行機の中で腕時計の時差を合わせる作業も必要なくなった。無くてもなんとかなるというより「いらない」ということが分かった。では現在ではどうだろうか。クルマの中を覗いてもデジタルの時計は停まっていると見えない。が、時計よりも圧倒的に精度の高い携帯電話の時計を誰でも持っている。腕時計は完全に「いらない」ものとなった。しかし男は何でもいいからメカが動く高価で精密でずっしり重いものが大好きで、それを得るための出費を惜しまなかったりもするものだ。

●立場変われば   2016.12.23
野党の時は猛烈に反対していた法案を与党になったらあっさりと通してしまう政党。節操が無いとか考え方が一貫していないとか方針がブレまくっている、とかいうことではない。人は立場が変われば行動も言動も変わる。労働組合で強く賃上げを訴えていた会社員が、出世して管理職になれば、会社の方針に従った賃金で納得するように社員に働きかけるようになる、のと同じことだ。立場が変わってもやることが同じままの人間は「単細胞」と呼ばれる。

●みそもくそも   2016.12.22
テレビ番組の中で過去に放映された映像を何度も流して露骨な尺稼ぎをしている場面が目立つようになってきた。10年ぐらい前からであろうか。過去に放映された映像の多くは既にネットにアップされている。特に面白い映像は再生回数も多く、多くの視聴者が何度か観ているものがほとんどである。それをまたテレビで放映されたところで興醒めであろう。ということが制作側は分からないのであろうか?それとも分かっていても制作費が限られているため、そうせざるを得ないのだろうか?だったら不要に大勢出演しているゲストの芸能人の数を減らして、そこで浮いたギャラを制作費に充てろよ。それとも芸能人を呼ぶことで、その芸能人のファンが確実に観るので視聴率が読めるということなのだろうか。だからみそもくそも混ぜたごった煮のような番組構成になっているんだなぁ。

●求人のページ   2016.12.21
中小企業のホームページを作るときに、その企業の社長から、または総務担当者からよく言われるのが「求人のページ」を作って欲しいということだ。しかしよく考えてみよう。中小企業のホームページは他のメディアに取り上げられたり、よほどのヒット商品を生み出したりしない限りは1日のアクセス数は2桁以内だろう。そしてその中で就職を念頭に置いてアクセスする人はどのくらいいるかといえば、限りなくゼロであろう。その前に「問い合わせ」のページから今まで何通のと合わせがあったかを確認してしてみよう。月に10通ぐらいの問い合わせがあったら「求人のページ」を作っても良いかもしれないが、年に0通であったら「求人のページ」は作るだけ無駄であり無意味だ。

●ワークライフバランス   2016.12.20
「仕事と生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指すとのことだが、そこまでいくには50年早いのではないか?とも思う。そもそも「やりがいや充実感」を持った仕事ができている人がどれくらいいるのか?今のところ仕事というのは「つまらない」「退屈」「重労働」「できればやりたくない」ものであり、ほんの一部の限られた中世の貴族のような人だけが「やりがいや充実感を持った仕事」だけをやっていけるのだろう。中世の貴族の場合、その何倍もの奴隷が「つまらない」「退屈」「重労働」な仕事をやっていたからこそ「やりがいや充実感を持った仕事」だけをやっていけたのだろう。その奴隷の仕事をロボットが完全に補完できるようになるまでには、あと50年ぐらいかかるだろう。

●信頼関係   2016.12.19
明らかな先方のミスで届かなかった品物があったとする。届いていないとの旨、再送を催促したところ、すぐに届いた。先方との信頼関係が確立していれば、届いた直後に「ありがとうございます。助かりました!」という感じの連絡を入れる。100%相手のミスのもかかわらずだ。しかし信頼関係が確立していない場合は、届いたその日のうちに「次回より、再送が発生しないように確認をお願いします。」という感じの連絡になる。さらに、いつもポカ、ミス、失敗をいつもしているような信頼の無い相手に対しては、届いて2〜3日経ってから、「今後、このようなミスが無いように十分に気をつけていただくよう、お願いします。」という感じになる。長い時間をかけて確立した信頼関係は、お互いの小さなミスに対しても寛容になるというものが、信頼の無い相手に対応しては、こちらの対応も雑になるといもの。

●詳しくは市のホームページをご覧ください   2016.12.18
「詳しくは市のホームページをご覧ください」と市の広報誌に書いてある。これは〇〇市の広報誌なので「〇〇市」でググってみると、1ページ目の最初に出てきた。しかし〇〇市のホームページには膨大な数のページがあり、そしてそれぞれのページに到達させるための、これまた膨大の数のメニューボタンやバナーがある。普通に片っ端から見ていたのでは1日仕事にもなり、広報誌にあった「詳しくは市のホームページをご覧ください」に該当するページがどこにあるのやら皆目見当もつかない。広報誌の担当者も市のホームページのどこに該当するページがあるのか?ということが分かっていないことが確実である。分かっていれば確実に辿り着けないことも分かるはずだ。ホームページというものが存在するようになってから、より顕著に行政の「縦割り」と「無責任」が露呈されるようになった。

●「うるさい」番組   2016.12.17
リビングに入ってきたオヤジはすぐにテレビのチャンネルをNHKに変える。オヤジがNHKが好きというわけではない。とにかく民放は「うるさい!」のだ。CMがうるさいというのもあるが、本放送もやたらとBGMや効果音が多用され、スタジオの芸能人が終始喋ったり笑ったりし続けている。とりあえずNHKに変えれば静かになるということを経験上知っているから変えるだけである。対して一人暮らしの老人などはテレビは寂しさを紛らわすものであり「うるさい」ことが重要なファクターとあり、これから寂しい人が増えるこのに呼応して「うるさい」番組作りはもっと顕著になっていくことだろう。寂しいものである。

●Macintoshのシェア   2016.12.16
色々なウェブサイトを見ていると「Windowsでしか確認していないな」というページが未だにちらほらとある。10年前であれば、Macintoshのシェアはせいぜい2〜3%だから無視無視。というページも少なくなかった。しかし今ではMacintosh(MacOS)のシェアは8%程度になっているので無視はできなくなってきている。ただし昔のようにWindowsとMacintoshでの画面表示が大きく異なるということなくなってきていて、違いといえばテキストの幅ぐらいであろう。そして「Windowsでしか確認していないな」というページは明らかに制作者の意図してないであろう位置で改行されていたりするので、すぐに分かるということだ。それにしても電車の中やファミレスなどで見かけるノーパソはリンゴマークがほとんどのように思えるのにシェアが8%程度というのはどうして?と思う人も多いだろう。それはWindowsは多くの企業や学校が大量一括購入をしているためである。そして例えば元のシェアが3%だとすると、出荷台数が5割伸びたとしても、シェアは4.5%にしかならないという数字の宿命である。とはいえ分母が8%になったということは今後の伸び幅にも期待できるだろう。ただし今年後半からは微減のようだ。

●馬糞の川流れ   2016.12.15
もともとどうにもならない者同士が、それでも何とかくっついていた。それが水の中に入ってモロモロになりバラバラに流されてしまう。そうなるともうもとの一つに戻ることはできないというような意味。それが「馬糞の川流れ」だ。政党の運営が危うくなってくるとよく使われる言葉だ。しかしこの言葉は出典についての記述はなかなか見つからない。Googleで検索すると「10年ほど前に金丸信氏が言った言葉で、日本の現実をリアルに表現した金丸信一流の表現だ」と出てくる。金丸信と馬糞を重ね合わせてイメージするとさらに秀逸な苦言に聞こえてくる。

●戦え!オスパー   2016.12.14
「戦え!オスパー」は、少年キングで連載されていた漫画作品で1966年から日テレでアニメとして放映されていた。その副主題歌「ユミのうた」は平和の願いを込めたすばらしい歌詞として今でもマニアの間では絶賛されている。「〜この世がみんないい人で たたかいなんか なければいい〜♪」というのがその一部。確かにこの歌詞の通りで、この世がみんな良い人で戦いなんかなければいいのだが、現実の「この世」には戦いたくて仕方のない良くない人もたくさんいる。そしてその人たちの大部分は戦いが好きなのではなく、戦わないと殺されてしまう、戦わないと生きていけない人たちでもある。とはいえ誰もが最終的に願っているのは「この世がみんないい人で たたかいなんか なければいい」ということだろう。そうなるまであと何年かかるのだろうか、1966年からすでに50年経っているのだが。

●甘いもの食べますか?   2016.12.13
お母さんが食事の後に言った。「お父さん、甘いもの食べますか?」お父さんは「……」と何も答えない。お父さんは心の中で思った『オレがイエスと答えようがノーと答えようが甘いものを絶対に出すんだろ!言い終わると同時に出す体勢になってるし。そもそも甘いものって何だよ。お前は実物見てるかもしれないけどオレはまったく分からん。ケーキなのか饅頭なのかチョコレートなのかみつ豆なのかクッキーなのか羊羹なのか飴なのかメロンなのか干し柿なのか?』だから答えないそうだ。一方お母さんのほうは『どっちにしても結局食べるじゃないの』とのことだ。

●活動的な馬鹿より恐ろしいものはない。   2016.12.12
活動的であっても馬鹿でなければ、周囲の状況や様子を見て活動を謹んだり控えたりするものだ。しかし馬鹿というのは基本的に自分のやりたいことを制御する能力が欠落しているので、思いつくままに、我慢できずに、行動に移してしまう。そしてその行動を終えると、何事もなかったかのように大人しく平穏になる。その行動によって周囲の人間に及ぼした迷惑や心配や損出はケロリと忘れて。ちなみに「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」と言ったのはゲーテだ。ゲーテの知能指数は210(世界の偉人の中でもダントツ)あったと50年前の百科事典に載っていた記憶がある。そのゲーテが言うことだから間違い無いように思える。

●攻略-2   2016.12.11
→昨日の続き。第二次世界大戦の後期、連合軍はドイツのジェット戦闘機メッサーシュミットMe262を見て度肝を抜かれた。最高速度は870km/hと、連合軍の最新鋭戦闘機P-51マスタングの703 km/hよりもはるかに速い。機首にはプロペラが無いために30mm機関砲4門を搭載して驚異的な破壊力を備えていた。最初は「こんな相手に勝てるわけがない!」と思ったに違いない。しかし先回性能が悪く小回りが効かない。ジェットエンジンのために減速に時間がかかり着陸が難しい。また急降下時にはP-51でもMe262に追いつくことができる。などの弱点が少しずつ見え始めてきて、最終的にはMe262の多くが撃墜されるに至った。どんなに強い敵でも必ず弱点はある。絶対に諦めてはいけないということだろう。

●攻略-1   2016.12.10
今年の日本シリーズ第1戦では広島打線が大谷を攻略した。カウント2ボールノーストライクからは必ずストレートが来るということを知っていたのだ。1995年、オリックスのイチローは、ヤクルト野村監督のマスコミも利用した揺動作戦により完全に封じ込まれた。1982年のパリーグプレイオフ、日ハムの江夏豊は西武の執拗なバント攻撃に撃沈した。江夏は 投手としては超一流だが、フィールディングは三流だ、とのことでの作戦。どんな強敵でも必ず弱点はある。最初に対戦したときには「こんな相手に勝てるわけがない!」と思っても、根気よく研究することで必ず勝機は見出せる!ということだ。→明日に続く。

●ブラウザのシェア   2016.12.09
2016年の世界のブラウザシェアはChromeがダントツで、IEとFirefoxが2位を分けるような感じで、Edgeは圏外となっている。一方日本ではIEのシェアが相変わらず高いが、いつのまにかトップの座はChromeに奪われているようだ。Googleに世界のブラウザシェアを色分けした世界地図があったはずだが、今は無くなった(見つけにく場所に移動した?)ようだ。もっともウェブを閲覧するのはスマホが主流になった今、スマホユーザーが「自分がどんなブラウザを使っているのか?」を意識することもなくなったのだろう。ちなみにこちらの国内シェアもChromeがSafariを抜いてダントツになっているそうだ。ブラウザではGoogleがMicrosoftとAppleを抜いて市場を制覇しつつあるということだろう。ついではウェブページ(レスポンシブル)の閲覧者は、ほぼほぼほとんどのサイトでスマホがデスクトップを上回っているのが実情のようだ。

●メールクライアント   2016.12.08
WindowsがVistaとかXPとか7とか8とか10とかに変遷するのと並行するようにメールクライアントも「Outlook」とか「Windowsメール」とか「Outlook Express」とか「Windosw Live メール」とかに変遷していき、どれがいつから使えなくなって、どれからどれにデータを移管しなければいけないのか?ということがさっぱり分からなくなった。という人も多いことだろう。そんなことをやっているからWindowsユーザーの多くがG-mailに乗り換えることになったのだろう。そして最近ではウェブページのメルアドをクリックするとメールクライアントが起動するのではなく、ブラウザが起動してG-mailのアカウントを入力するように促すようになった。しかし複数のG-mailアカウントを使い分けている人や、基本的にG-mailを使っていない人にとって、この仕様は非常に不親切である。そんなことをやっているから、インターネットユーザーの多くがLINEしか使わなくなるのだろう。

●カレンダー   2016.12.07
紙のカレンダーは、日にちが分かっているが曜日が分からない時に曜日を確かめることができる。逆に曜日しか分からない時に日付を確認することができる。そしてパソコンやケータイのカレンダーは、今日が何月何日何曜日であるのかが一目で分かるのだが、紙のカレンダーでは、もし日にちも曜日も分からない時には、いくらじっとカレンダーの紙面を見つめたところで何も分からない。とっても不便な無用の長物である。そして年末の今の時期になると、やたらとこの無用な紙のカレンダーを他人に配りたがる人が現れる。困ったものだ。あえて紙のカレンダーの使い道をあげるとすれば、自分の一生の残りの日数を、紙のカレンダーの厚さによって確かめることぐらいだろうか。そして思いのほか薄いことに気付いたりする。

●ポスターと名刺   2016.12.06
A3サイズのポスターがパソコン用ウェブページであるとすれば、名刺はスマホ用ウェブページだ。A3サイズのポスターは見た目の訴求力も強くインプレッシブであり、作った側も「どーだ!」というドヤ顔もできるし、見せられたほうも「すげー!」という反応になることもあった。しかしA3のポスターはポタビリティーに欠け、実用性も名刺に劣る。そして少し前まで「すげー!」と反応していたクライアントも今では「ま、ポスターはそれで分かったから、名刺のほうを見せてよ」という反応に変わってきた。そしてかなり近い将来には「ポスターはいらねーから、きちんとした名刺を作ってよ!」というふうになってくるだろう。

●Amazon Dash Button   2016.12.05
Amazon Dash Button(アマゾン ダッシュ ボタン)のサービスが始まった。スマホでAmazonショッピングアプリを設定して、自宅のWi-Fiと接続。あとはキッチンや水回りなど、それぞれの日用品の近くにDash Buttonを設置し、その日用品がなくなったら、ボタンを押すだけで「Amazon 1-Click」によって再注文できるというもの。「そんな怠惰な人間になりたくない」とか「薄給でパシリさせられる宅急便」とか「なんかあまり幸せになる感じがしない…」とどちらかいうと否定的なコメントが多いようだ。そしてこのサービスが成功するかどうかは今の段階では想像がつかない。ただしこのサービスが「スマートオブジェクト(Photoshopの機能ではない)」のプロローグであることは間違い無いかもしれない。

●IR法案-2   2016.12.04
IR法案を急ぐ理由としては「パチンコに代わる財源確保」があるのだろう。20年前までパチンコは売上高30兆円という国家予算の1/3という超巨大産業で、遊戯人口は3,000万人を超えていた。しかし生活保護者が受給日にすぐにパチンコ屋に行ってしまうことなどが問題ともなり風当たりが強くなってきたこともあって、今では遊戯人口が1,000万人を下回っているとのこと。そもそもあんなに立派なビルを建てて、その建設費を払っているのが「オレだ…」ということが、さすがの生活保護者も分かってきたのだろう。隣の韓国では既にパチンコ屋は全廃となったとのことであるが、日本のパチンコ屋の9割は韓国人、朝鮮人が経営しているともいわれていている。そして彼らを擁護しているの政党がIR法案を必死で反対するのも頷けるというもの。いずれにしても、どこの駅前にも必ずある、あの騒々しいパチンコ屋というものは、海外からの旅行客にとっては「なんじゃらほい?」となることだろう。

●IR法案-1   2016.12.03
IR法案が可決された。ギャンブル依存症が懸念されているようだが、既にギャンブル依存症に陥っている人は沢山いるはずだ。そしてその人たちはギャンブル依存症であると同時に優良な納税者とも言える。競馬、競輪、競艇、オートを合わせた公共ギャンブルはそれなりの財源確保に貢献しているだろう。そして桁違いに稼いでいるのがパチンコ、パチスロだ。国内の全てのスポーツ(ゴルフや野球など)の合計額をはるかに上回るらしい。そしてさらにギャンブル性が高く、当たる確率が低いわりに多くの国民の多くが購入しているのが「宝くじ」というギャンブルだ。税金を滞納している国民から税を徴収するための最適の方法らしい。一流のタレントを使ったテレビCMをばんばん流しているのを見れば、胴元にとっていかに美味しいギャンブルかということが想像できるだろう。いずれにしても既に日本はギャブル大国であり、いまからカジノが増えたところで、どうってことないだろう。

●ぼっとん便所   2016.12.02
裏付けとなるデータはないが、便秘になる人の数は、昔よりも今のほうがはるかに多いと言われている。食生活や腸内環境の変化がその要因とも言われている。しかしその原因に洋式便座の普及というのも挙げられるのでないだろうか。日本人は胴が長く足が短い。①胴体、②腰から膝、③膝から踵、の3つのパーツに分けた場合、日本人の肛門は②に位置する。これが欧米人の場合は、肛門が①に位置する。従って日本人が和式便所でしゃがんだ場合、3つ折りにした歯磨き粉のチューブからギューっと大便を絞りだすようなかたちとなる。しかし洋式便所では①と②、②と③の角度が90°にしかならないため、絞り出す力は非常に弱くなる。欧米人の場合、仮に和式便所でしゃがんだにしても肛門の位置が①と②の折れ曲り部分より上になるので、チューブを絞り出すような力は働かない。ということで日本人が有史以前からぼっとん便所で用を足していたのには意味があるようだ。

●仏頂面   2016.12.01
人を見た目で判断してはいけないとわけだが、スイスの社会心理学者らが行った最新研究によれば、ムスッとした仏頂面は仲間はずれを正当化する理由になってしまうのだそうだ。物理的なブサイクとかではなく、表情が冷たく、暗く、仏頂面をしていると、人は本能的に表面的な手掛かりで和を乱しそうなものを排除しようとするとのこと。容姿は内面を反映するものではないことがわかっていても、人は容姿に基づいて個人を判断してしまうらしい。ここでの容姿とは、はやり表情が冷たく、暗く、仏頂面のことのようだ。そして仏頂面は無意識に軽蔑を含んだ表情に見えるということも研究結果で判ってきたらしい。仏は仏頂面でも良いが、人間は極力仏頂面は避けるようにしたほうが良さそうだ。

BACK

メニュー