2022年5月



●紙頼み   2022.05.31
苦しい時も苦しくない時も紙頼みな人間が未だにいる。紙に書いたほうが自分で理解しやすい、とか、紙に書いたほうが早いとか、紙のほうが整理しやすいとか、バッカじゃないかと。子供は今でも最初は紙に文字を書く。成長するに従って紙とデジタルを併用するようになってくる。そして大人になると、ほぼデジタルに移行していく。大人のくせに紙に文字を書いていたのでは、非効率なことこの上ない。検索もできなければバックアップも簡単にできない。地球全体でも熱帯雨林が伐採され尽くして紙が貴重になってきている。今は無駄に紙を使うな!紙はケツを拭くためにちゃんととっておけ!ということだ。紙に書いた文章を写メ撮って送る前にタイプアウトしろってもんだ。


●収束に向かっている   2022.05.30
日本でもコロナは収束に向かっている感が漂っている。世界でも感染者数は全体的には減っていく傾向にあり、このまま行けばコロナ前の生活が取り戻せるかのように見える。しかしだ。現在、台湾では感染者数がピークの状態である。他にも感染者数が目に見えて増加中なのが、アメリカ、ドミニカ、チリ、シンガポール、コスタリカ、ジャマイカ、アルゼンチンなどだ。しかし、いずれもピーク時の10〜20%程度で、このまま行ってもピークを上回ることはないように思える。ということで世界でも感染者数は全体的には収束に向かっているように見える。さてこれが世界的集団免疫獲得によるものなのか、それともワクチンで強制的に抑え込んでる結果なのかは分からない。恐らくその両方なのだろうけど、もし後者であるとすればワクチンの賞味期限が切れるころにまた増えてくるのだろう。とすると4回目のワクチンを打つ、賞味期限が切れる、5回目のワクチンを打つ、賞味期限が切れる、のイタチごっこが人類のデフォルトとなっていくのだろう。そしてそうこうしているうちに新たな耐ワクチンの変異株が出現してまた感染者数が増えていく、というストーリーを覚悟していたほうが良いのではないかな。


●ローマ字   2022.05.29
英語ができないのに横文字が大好きなやつがいる。そんなやつがドメイン名やメールアドレスを決めるときには、英語ができないのに横文字を使いたがるからおかしなものになる。例えばメールアドレスでdaihyou@とかmadoguchi@とかtantou@とかで始まる文字列。最初からローマ字であると分かっていれば意味は分かるが、まずは英語で考えるのが普通であろう。そうすると、ビットコイン?狂った?日焼け?、ん?何じゃろう?、ということになる。info@で始まるメールアドレスがハッカーに狙われやすいということを耳にした結果なのかもしれない。だからといってローマ字を使ったのでは覚えてはもらえないだろう。例えば「代表」はdaihyouなのかdaihyoなのか迷うし、そもそもが電話の(代)から来ているのだろうし、だいたいがパソコンやスマホを社内で共有のメールアドレスを使うということがおかしいとは思わないのか。英語圏の組織であればinfo@のメールアドレスに来たメールはその組織の窓口業務を行なっている担当者、またはグループなりチームなりが宛先になっているのだろう。しかし日本の組織ではinfo@のメールアドレスに来たメールは、社長から新人まで社内全員に転送される仕組みになっていたりもする。それが「情報の共有」なのだそうだ。だからハッカーに狙われるんだろ。そして英語ができないのにローマ字を使いたがるやつのほとんどが、ローマに行ったことがない。


●キャンペーン   2022.05.28
値上げが続いている中、キャンペーンを打つところも少なくない。キャンペーン時の売値が売る方にとっては正規の売値であって十分な利益も取れる。ではキャンペーンしていないときの売値は何かというと、キャンペーン時の売値を安く見せるための囮のようなもの。そして囮と知らずにキャンペーン以外の時に購入してしまった客というのは、売る方にとってはカモ以外の何者でもない。しかしキャンペーン時の売値を見て「ラッキー!」と思って購入する客も、同じく売る方にとってはカモなのであった。値上げが続いている中、そんな商品もまだまだ多い。


●インスタの使い方   2022.05.27
超初心者にインスタの使い方を教えることとなった。インスタの使い方を説明しているサイトであればネット上に溢れているだろうと思い探してみたのだが、思った通り溢れていた。ところがその全てが「使えない!」のである。超初心者が知りたいのは、インスタのページに行く方法、ログインのやり方、写真の投稿、の3つである。この3つだけ書いてあれば、とりあえずは始められる。しかし溢れているサイトの全てが「初心者用」とか「簡単」とか言いながら、その説明がぐだぐだぐだぐだぐだぐだと長いこと長いこと。インスタとは何か?から始まり、フィード投稿から動画のアップロード、リールズ投稿だのストーリーズ投稿だのと。超初心者にとっては不要な説明で溢れている。物事をいかに短く簡潔に伝えられるか?が頭の良し悪しを計るバロメーターであるはずだ。ということでネット上に溢れている、インスタの使い方を説明しているサイトの多くはバカが作っているということだ。自分の作った解説が全てを網羅し完結しているというのは自己満足でしかない。長い話はサルでもできるのだ。


●4630万円   2022.05.26
阿武町の誤送金、消えた4630万円のうち9割の「約4299万円」が戻ってきた。消えたまんまで田口翔容疑者がネットカジノで使い果たしたのであれば由々しき問題だが、戻ってきたならそれでいいじゃん!で、このニュースも、もう終わり!、でいいじゃん。と思っていたのだが、戻った後も連日ワイドショーで取り上げられている。確かに不可解で謎の多い事件ではあるが、そんなに騒ぐほどのことでもねぇだろ。とも思う。しかしこの事件が話題になるのは4630万円という金額が一般庶民にとって、欲しいけど手の届かない、興味をそそる絶妙な数字だったのではないかな。なので丁度良い大きさの釣り餌だったのだろう。まぁ連日4630万円で騒いでいる間にも、ウクライナでは1台3億円の戦車が撃破され、1機100億円の戦闘機が撃墜されているんだけどね。


●手書き   2022.05.25
昭和の時代であれば、部長が手書きの原稿を部下に渡して「これ、ワープロで打ってくれ」「はい。あのーここは何と読むんですか?」部長は憮然とした顔で『こんなものも読めんのか…』と言わんばかりに「〇〇だよ」と吐き捨てるように言う。まるで読めないほうが悪いがのごとく。しかし今の令和の時代、そもそも自分でタイプアウトできないやつが偉そうに威張るな!やむを得無い理由で手書きで原稿を書くなら、ちゃんと誰でも読めるように楷書体で分かりやすく書け!変に崩したり自己流の行書体で書くな!ということになろう。そもそも平仮名も漢字も縦書きを前提としたフォントなのだ。それを横書きにして読みやすいわけがない。行書体は日本語が横書きになった時点で無しになったし、英語の筆記体もパソコンの普及で消えた文化なのだ。そしてビジネスの世界では手書きという文化もとっくに消えている。


●感染する確率   2022.05.24
コロナの感染者数がやっと減少してきた。今度こそはこれで収束に向かうのか?どうかはまだ分からない。しかし早速人混みの中に繰り出す人間の多いこと多いこと。身近に感染者がいない、とか今まで家族に感染者はいない、とか、住んでいる地域では感染者が減っている、といっても、あんたが感染する確率がゼロになったわけではない。日本では累計858万人が感染している。これは人口の6.8%にあたり、約15人に1人が感染したということになる。死者は約3万人で人口の0.2%だ。確率というのは、狭い範囲や短い期間だけで見てはいけない。まだまだ人混みの中に繰り出せば感染するリスクは潜在しているはずだ。今まで感染しなかったのに、今からわざわざ15人のうちの1人になるこたぁねーだろーてよ。


●自分で決める   2022.05.23
屋外・会話なしはマスク不要、通勤電車はマスク推奨、とか政府や厚労省が言っている。そんなことって政府が発表することかよ?「マスクはいつから外せるようになりますか?」などという質問をするバカがいるから発表せざるを得ないのだろう。マスクをするかしないか、なんてことは自分で考えろ!ってもんだ。じゃ、お前は外出するときに靴下を履くか履かないかを、いちいち政府の発表がないと判断できないのか?ってことだ。こんなんだから「今、日本が戦争したら負ける」と老害たちに言われてしまうのだろう。ま、実際に敵が攻めてきたら、多くの人が、戦う、逃げる、投降する、隠れる、自決する、のどれにしたらいいのかを、自分で決められないだろう。


●殺陣   2022.05.22
時代劇での殺陣のシーン。制作費が潤沢であれば斬った人間が斬られた人間の返り血を浴びるし斬った瞬間にも血飛沫が上がる。予算の無い時代劇では斬られたほうは大袈裟にもんどり打って倒れるが血はでない。では現実の殺陣ではどうなのだろうか?実際に日本刀での殺陣というのはほとんど見ることはできないが、マチェーテやナイフによる殺陣のシーンの動画というのはネット上に数多くアップされている。そして相手が倒れてめった刺しにされている場面では確かに大量の流血は見られるが、最初の一太刀ではほぼ流血は見られないし、斬られたほうももんどり打って倒れるということもない。人間同士なので、一撃で相手を倒すなどということはほとんどなく斬った瞬間に血飛沫が上がるということもほとんど無いようである。一撃目で正確に動脈を切断しない限りは、人間の皮膚はそれなりの厚さがあるので、瞬間的に血飛沫が上がるということはないのだろう。それからマチェーテやナイフを抜く前に、相手に対して長々と蘊蓄を述べるなどということも絶対にない。


●KYな人間   2022.05.21
何かをデザインする。窓口が担当者一人であれば問題は少ない。しかしこれが複数(の人間)の場合、デザインすることよりもタイヘンなのが、意見をとりまとめるという作業だ。何かをデザインする。その画像をLINEなりMLに流す。すると色々なコメントが飛び交う。そして中にはおかしなことを言うKYな人間が必ずいる。「それはやらないって最初に決めたじゃん!」「みんなで決めた案に従うって言ってたじゃん!」という、前提や基本的コンセプトを根本的に覆すような意見であったりコメントであったりする。そうなるとそのLINEなりMLなりが突然静かになる。みんな(LINEやMLのメンバー)がどう反応していいのか分からなくなるのだ。そうなると実際にデザインを行うデザイナーがKYな人間を傷つけず、その考え方を尊重しつつも実際のデザインには反映させないという方向に誘導していくということになる。コミュニティーの人間関係をデザインするのは、ウェブページや印刷物をデザインするより3倍くらいタイヘンなのであった。


●プライド   2022.05.20
Facebookで知り合いの顔を見つけたので友達申請したのに一向に承認の連絡がない。Instagramで知り合いのアカウントがあったのでフォローしたのにフォローバックが無い。などという経験がある人は多いと思う。実は年配の人でFacebookやInstagramのアカウントを取得して写真を投稿する、という作業ができない人はたくさんいるのだ。しかし対外的にFacebookやInstagramのアカウントを持っていないとカッコ悪いので、専門の業者に頼んで業者の人がアカウントを取って、適当なコンテンツを適当にアップして定期的にコンテンツを適当に追加して、本人は一切投稿したり反応したりすることもなければ、アクセスもしないで見ることもない、というものなのだ。人間は歳を重ねるに従ってできないことが多くなる代わりにプライドが高くなるらしい。だから始末が悪いんだよなぁ。と同時にこのプライドが経済を回している部分も少なくないのではないかな。


●めんどくさい仕事   2022.05.19
めんどくさい仕事はやりたくない。めんどくさい仕事は何をどうやったらいいのか分からない部分がたくさんあって不安や心配やプレッシャーが多く神経を擦り減らすことになるからだ。といってめんどくさい仕事をやらないままでいると、いつまでたってもめんどくさい仕事は出来ないままの人になってしまう。めんどくさい仕事をこなせる人というのは、何をどうやったらいいのか分からない部分がたくさんあって不安や心配やプレッシャーが多く神経を擦り減らしても、そのことに耐えて克服してめんどくさい仕事をこなせるようになったわけだ。そうして経験値もスキルも自信も1ステージ上に上がっていくのであった。そしてめんどくさい仕事はやらない人は、経験値もスキルも自信も上がることなく、下の方で一生淀んだまま、ステージが上の人間を見て、妬み、僻み、恨んで、不平不満を垂れ流すだけの人生を送ることになる。


●VR   2022.05.18
これだけ世の中が急激に変化してくると、自分の行動、言動、考え方などが、つねに「古くないか?」「時代遅れになっていないか?」ということを確認しながら生きていかないといけない。ちょっと油断をすると「それはもうやってないよ」ということになる。例えばVR。家電量販店「もう扱ってません。VRは流行りませんでした」ということになっているらしい。しかしこれで終わりというわけではない。流行りというのは小規模な爆発をくりかえしてから大爆発するので、今は恐らく小爆発が終わった段階。やはりゴーグルの小型化が問題になるだろう。仕事=テレワーク、勉強=オンライン、レジャー=VR、なのだからここで終わることはないだろう。10年後、今のでかいゴーグルを見て「こんなんだったよね昔は!」というふうになるはずだ。


●再生可能エネルギー   2022.05.17
再生可能エネルギーによる発電は水力発電 · 風力発電・太陽光発電などだ。しかしこれらは火力発電・原子力発電に比較すると、すこぶる効率が悪い。感覚的にどのくらい効率が悪いかというと、身近にある家電製品のw(ワット)数を見ると良いだろう。電気を光に変換する例えばLED電球は20w程度、パソコンモニターは40w程度、電気を運動に変換する例えば扇風機や換気扇は20w程度。これに対して電気を熱に変換する電気ストーブ、ヘアドライヤー、こたつ、ホットカーペット、電子レンジ、アイロン、トースターなどは500〜1000w程度だ。つまり電気を熱に変換することが最も効率が悪いということになる。逆に熱から電気を作ることが最も効率が良いということになる。だから水力(運動)・風力(運動)· 太陽光(光)は、いくら頑張っても、火力(熱)・原子力(熱)には及ばないということになる。では地熱発電は?ということにもなるが、火力や原子力と同じくらいに1箇所に高い熱を集中できれば可能性はあるかもしれない。例えば火山で水を沸騰させてタービンを回して発電するとか(噴火したら終わりだけど)。しかし日本では地熱発電に最適な場所は、ほぼ全てが温泉宿になっていて発電所が作れないそうだ。


●街の電気屋さん   2022.05.16
街の電気屋さんって客が入っているのを見たことないし、品数も少なく見るからに古いモデルばっかりだし、あれでやっていけるのだろうか?と思う人も多いはずだ。でも大丈夫、街の電気屋さんの店主の多くは電気工事免許を持っていて、本職は電気工事なのだ。で、ついでに電気屋という店舗を構えているというだけなのだ。つまり主力は企業や公共施設からの受注ということで、そういったお店は、例えば客が入っているのを見たことない文具屋さん、雑貨屋さん、ふとん屋さん、家具屋さん、など色々とあるので一般市民が心配する必要はないのだ。しかしだ、街の電気屋さんがエディオンやケーズデンキで買ってきたテレビに5000円上乗せして高齢者に売りつけるという商売は、いかがなものなのだろうか。


●スクラップ&ビルド   2022.05.15
例えば日本という国を刷新するためには至る所でスクラップ&ビルドを実行しなけらばならない。そこで問題になるのはスクラップ&ビルドの「スクラップ」のほうであろう。老朽化した巨大な建造物、老朽化した広範囲なインフラシステム、老朽化したものにしがみつく老朽化した人々、をスクラップするには相当なパワーが必要だ。後にビルドがあるにせよスクラップ自体は生産性もなければ達成感も薄い作業であろう。SDGs的なものであるとするならばビルドの方はコストが抑えられたものになるであろう。とすればだ、ビルドよりもスクラップのほうがコストがかかってしまうというこにともなりかねない。とすればだ、最初から「さら地」に近いほうが費用的にも時間的にも有利ということになる。ということは、今後がアフリカ等の後進国のほうが。断然有利になるということだろう。ちなみに中国は、これからスクラップしなけらばいけないものを作り過ぎてしまったようである。


●さおだけ屋   2022.05.14
「2本で千円」とか言っているが、実際には「2本で千円のものは強度が弱い」とか言って、数万円の物干し竿を売りつけようとしたり、物干しの修理を強要したりもする。という被害が全国各地で起きている。『さおだけ屋は、なぜ潰れないのか』がベストセラーとなり、そのへんのカラクリは多くの人が知ることとなった。しかしいくらベストセラーとはいえ、読んでない人の方が圧倒的に多い。だから性懲りも無くさおだけ屋は住宅街を徘徊してくるのだ。徘徊するだけなら関わらなければ良いことなのだが、「さおやー、さーおだけー」とスピーカーで連呼しながらゆっくりと通り過ぎる声は騒音以外のなにものでもない。コロナ対策で換気のため窓を開け放している家も多い。さらにテレワークでTV会議をしていたり資料を録画録音している場合も少なくない。救急車のサイレンや犬の鳴き声であれば「あ、自宅でやってるんですね」という程度に思われるが、「さおやー、さーおだけー」では真面目な話は台無しである。場合によっては「おまえ、ふざけてるんか?」と疑われかねない。だいたい「さおやー、さーおだけー」の「さーおだけー」は「竿竹」、つまり竹であるのだが、今どき竹でできた竿竹など売ってない!まあ、それは下駄箱に下駄を入れるやつがいないのと同じで仕方のないことか。


●感染者数   2022.05.13
世界中の人たちの興味はウクライナになっている現在、忘れてはいけないのはコロナである。今現在の感染状況はぱっと見は収束に向かっているように見える。感染者数もかなり減少してきて1日50万を切るようになってきている。しかしこの数値はデルタ株の時のピークと同程度であるが毒性の弱いオミクロンなので話題にもならないのであろう。死者の数も1日2000人程度と、第1波のピークを下回るようになってきている。で、このまま収束にむかうのか?というとそうでもない。水際対策優等生であった台湾では急上昇中だし、アメリカでも微増傾向にある。日本でも知っての通り微増だ。では第7波は来るのか?ということになるのだが、これは間違いなく「来る」だろう。しかしその規模は誰にも分からない。少なくてもオミクロンの第6波が来る前の、日本で2ヶ月続いた「凪」の状態のような不気味さはないようである。大切なのを何を望むかではなく、起こった現実を受け止めることであろう。まだまだそれができない人たちが多いようでもある。


●アバター   2022.05.12
Zoom Meetingsに参加する大学生は、指示しない限りは顔は写さない。恥ずかしいというのもあるが、基本はサボれないからだろう。しかし近い将来、学生全員が顔出しするようになるはずだ。顔出しするのは本人ではなくアバターだ。アバターなので恥ずかしいというのもなく、サボることもない。すでに1枚の自撮り写真から3Dアバターを作成することができるReady Player Meやメタクローン™アバターによって世界中に大量のアバターが生産されている。これがZoom MeetingsなどのTV会議システムに導入されるのは時間の問題だろう。その次の段階では3G仮装空間会議室にアバターたちが集まって会議をするようになる。そして10年後には「昔はZoomで、みんなナマの顔出してたんだぜ!」「うっそー、そんな恥ずかしいことしてたんだぁ」という会話が聞かれるようになる。


●失敗   2022.05.11
人は失敗の数が経験となりスキルとなり実力となっている。失敗という山の上に存在していると言ってもよい。例えば高校野球の試合での負けを失敗、勝ちを成功とするならば、甲子園の出場校のうち失敗しないチームは1回の大会で1校しかない。残りの約4000校はみんな失敗をしているのだ。そして優勝した1校も連覇を何年も続けることはできずに、いつかは失敗をする。失敗することが誤ち、ととらわれがちでありであるが、成功という金字塔を得るためには、それと引き換えに膨大な数の失敗を積み重ねなければいけない。だから失敗せずに成功しようなどと思うのは100年早いということだ。もちろん大門未知子はドラマという架空の世界での生き物だったということも忘れてはいけない。


●嘆いているおっさんたち   2022.05.10
「新入社員の多くが名刺交換のやり方すら知らない!」「最近の若者は電話での受け答えもできない!」とか嘆いているおっさんたちよ、それは自動車が普及し始めたころに「新入社員の多くが馬車の乗り方すら知らない!」「最近の若者は馬の世話すらろくにできない!」と言っているようなものなのだよ。名刺交換も電話対応も、社会人として必要不可欠ではなくなってくるということを理解できないからおっさんたちは嘆くわけだ。その嘆くという行為のほうがよっぽど嘆かわしい。ただ、それでも今のおっさんたちは「このままでは日本が戦争やったら負ける!」とは言わなくなっただけ、少しはマシなようでもある。


●T-14   2022.05.09
T-14はロシアの最新式の戦車だ。T-14をはじめとする装甲戦闘車両シリーズの総称が「アルマータ」なのだが、このT-14の通称が「アルマータ」であると勘違いしている人も多いようなので気をつけよう。そしてこのT-14は2020年までにロシア軍は2,300輌生産する予定だったはずが、ウクライナ戦線では見たことがあるという情報は無いそうだ。武装、機動性、防御力など、世界でも最強のはずのT-14がなぜ戦線に投入されないのか?一つには、経済制裁で電子部品などが手に入らず生産が滞っているとの憶測がある。またコストが1台4.4億円であることから、やられたら勿体無いからなのではないか?という憶測もあり、計画通りにT-14戦車を調達するのは財政的に不可能なのではないかという見方もある。また、T-14には車内にトイレがついており車外で用を足す必要が無いのだそうが。逆に今までの戦車にはトイレが無く、乗員が用を足すために車外に出たときに狙撃されるというケースもあったのだそうだ。しかし車内で用を足した後の汚物はどうするのだろうか?戦場にぶちまけてくるのだろうか?それともタンクに貯めて持ち帰るのだろうか?戦車(タンク)だけに。


●混雑   2022.5.08
今年のゴールデンウィークはコロナ明けということもあって、どこの観光地もめちゃくちゃ混雑していたようだ。普通の日であれば普通に観光できた場所でも、2時間待ちとか5時間待ちとかだったようだ。ゴールデンウィークに行けば、めちゃくちゃ混雑するということは、行く前から分かっているはずなのに、何でわざわざ出かけていくのだろうか?「めちゃめちゃ混んでました〜」って、お前らが行くからめちゃめちゃ混むんだろーが。しかしどうなんだろうか、めちゃくちゃ混むのが分かっていて、せっかくの休日のうちの多くの時間を「待つ」という生産性の全く無い時間に費やすことが分かっていて、それでも行くということは。まぁひたすら時間を費やすことができればそれで良しということなのだろうか。要するに「やることない」んだな。


●取り残された人々   2022.05.07
パソコンやネットやSNSはやらない!と決めていた人が完璧に取り残されている。完璧にだ。言葉が喋れない、計算ができない、電車の乗り方が分からない、買い物の仕方が分からない、他人とのコミュニケーションの方法が分からない、などなどと同じだ。ここ2年のコロナでこの「できないコト」が加速度的に増えた。メールもLINEもできない。ZOOMへも入れない。Amazonでもメルカリでも買い物ができない。飛行機やホテルのネット予約ができない。ネットでのワクチン接種予約もできない。給付金のネット申請もできない。ともなればこれから死ぬまでどうやって生きていくのだろうか?例え五体満足であっても、何かやるたんびに多くの人からの介助が必要になってくる。こうなる前に多くの人が何度も何度も警鐘を鳴らしていたはずだ。でもこうなってしまった。「どうするんだよ!」って、「知〜らない」としか言えない。


●兵器のコスト   2022.05.06
戦争はコストがかかる。とにかく兵器というのは高い。戦車は1台1億円以上する。戦闘機は1機100億円以上だ。巡航ミサイルは1発1億円以上。対して対戦車ミサイル「ジャベリン」は1発2000万円で、これで1億円以上の戦車を破壊されたのでは割が合わない。地対空ミサイル1発の価格を1億円程度として、これで100億円の戦闘機を撃墜されたのではたまらない。巡航ミサイルは発射した時点でその1発の費用を失うことが確定しているので、敵の2000万円以上の兵器や施設を破壊できなければ赤字ということになる。不発だったり何もない草原に落ちたりすれば、モロに赤字だ。というように戦争といえども常に、いかにコストの高い兵器を、失わずに効果的に使うかということを考えておかなければいけない。第二次大戦の米軍のB-29も、当時としては破格(駆逐艦1隻分)のコストであったため、撃墜されないように慎重に出撃させたそうだ。B-29というと難攻不落の空の要塞というイメージもあるが、実は予想以上に堕ちた(撃墜、事故など)そうで、軍部は経理部門にけっこう怒られたとのこと。


●ディレクター   2022.05.05
昨年11月、クリエイティブディレクターのことを「クリエイティブではないディレクターなぞおるんか?」ということを書いた。実際にディレクターというのは番組全体を限られた尺の中に収め、そこでどれだけ効果的な演出ができるか?どれだけ魅力的な表現ができるか?どれだけ高い視聴率がとれるか?ということを常に考えていないといけない。そしてカメラや音声、照明などの技術的な知識、制作する番組の内容の専門的な知識、役者やプロデューサーとの人間関係、編集の技術的な知識、広く一般的な雑学、臨機応変でフレキシブルな対応力、などなど多岐に渡る知識やスキルが要求される。ある地上波民放のディレクターが、こちらが言った芸能人の名前を、全て漢字のフルネームですらすらとメモっていたのには驚いたことがある。しかしだ、クリエイティブではないディレクターが意外に沢山いるということも分かってきた。有線やBS、UHFなどの下請けで撮影にやってくるディレクターの多くは全くもってクリエイティブではない。ただの撮影屋さんである。その工夫の無さ加減には驚くばかりだ。あゝ、こういう人たちと区別するためにクリエイティブディレクターという言葉ができたんだなぁ、ということが分かった。しかしクリエイティブで優秀であるはずのNHKのディレクターは、クリエイティブディレクターという肩書きは使っていない。


●情報の整理   2022.05.04
コロナによって多くの人がmailやSNSによるテキストデータ通信に慣れてきた。コロナ前に比べると電話のかかってくる回数が大幅に減ったように思える。しかしmailでの情報の伝え方はまだまだ下手な人間も多い。どのように下手かというと、LINEみたいにその場その場で思いついた情報を五月雨式に発信するので、最終的な決定事項を確認するためには過去の大量のmailを遡っていかないと分からないのだ。発信するほうは「必要な情報は全部伝えた!」という達成感と満足感に浸っているようなのだが、受信したほうは「何が言いたいのか皆目分からん!」ということになってしまう。常に、情報というものは極力シンプルで簡潔に!という強い意識を持って発信しなければいけない。持ってる情報は全て発信した!という前に、きちんと整理してから流すようにしよう。ミソもクソも一緒くたにすると、ミソもクソの味になってしまうのだ。


●豪遊   2022.05.03
江戸時代に創業したその老舗では、利益が出たときには貯金はしないで金(ゴールド)に替えて蔵にしまっておくという風習が初代から継承されていた。歴代店主がコツコツと貯めてきた金は、総額10億円相当になろうとしていた。ところが13代目店主が何を血迷ったか、その金を現金に替えて、常識を一脱した豪遊をしまくり、1ヶ月で残りの金が数百グラムになってしまった。「何てことをするんだ!」と家族や知人に追及されたが、彼の答えはこうだった。「なーに、地球が数億年かけて貯蔵してきた化石燃料を、産業革命後の僅か数百年で使い果たそうとしている『人類』と、同じことをやっただけさ」。


●世界の「三大〇〇」4つ目は何だ?   2022.05.02
【内村光良の知的教養番組が始動】世界の「三大〇〇」4つ目は何だ?という番組をNHKがやっていた。ギャラの高いであろう芸能人を何人も使って、わざとらしいシナリオに沿って、ネットを見ていれば「見たことあるよなぁ」といったようなネタを紹介していく。ただ紹介するのではなく、二人の芸能人がそれぞれ違ったネタを紹介していき、ゲストによる評価によって優劣を決めるという、テレビでは使い古された手法でもある。その進行の遅さ、もどかしさ、わざとらしさ、は見ていて痛い。何でこんな昭和のような内容の番組をNHKは今さら作るのだ?それも皆様の受信料を使って。こんなことをやっているから若者がテレビから離れていくのだろう。いや、もう離れているから、こんなことをやっているかどうかも関係ないか。


●ジェンダー平等   2022.05.01
ジェンダー平等を訴える声は世界に広まっている。同時に性転換手術を受けた元男性アスリートが圧倒的な強さで記録を塗り替える事例も相次いでいる。もともと男性が女性と偽って(いるに違いないと疑われる)国際大会に参加している事例もあったが、性転換手術を受ければ女性として偽りも隠し事もなく堂々と参加できるわけだ。これでは生まれた時から女という性を授かった、本来の女性アスリートは活躍の場がなくなることとなる。というかアスリートをやってる意味がなくなってくる。という実情をジェンダー平等を推進する人たちはどう説明するのだろうか。というかそもそも物理的な構造が異なっているものを平等に扱おうというのは無理がある。役割と目的が異なるから物理的な構造が違っているわけだ。見た目は似ているので同じ扱いにしようと何度も試みられて、結局今でも別扱いになっている「テレビとパソコン」のようなものだろう。



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