2022年7月



●感染者数  2022.07.31
日本のコロナの1日の感染者数が世界でトップになった!と報道されているが、これはどう考えてもウソだろう。海外では1日の感染者数を正確にカウントしなくなっているのだろう。その要因は→①定点観測にして国自体が正確な数を把握しきれなくなった。②オミクロンになって感染者自身が感染したことに気づかなくなった。③パニックにならないよう敢えて隠蔽している。④集団免疫が獲得できたことを印象付けるための作戦。⑤検査をしないで見殺しにしている。⑥製薬会社からの強い要望。などなどが考えられる。昨年10月ごろは「世界で一番コロナの抑え込みに成功した国」だったのに今度は世界でトップとか有り得ないだろう。日本の人口は世界で11番目で、中国、インドの10分の1以下なのだ。まあコロナの感染勢力図は毎月のように更新されるので、来月はどうなっていることやら。とはいえ1日の感染者数をカウントしなくなった国も増えているので、日本の1位はしばらく安泰かもしれぬ。


●話の腰を折る   2022.07.30
人に何かの話をするとき、話す人は大抵は「ここを話したい!」というポイントを用意している。そして話をしながらそのポイントに話をもっていこうとする。だったらそのポイントだけを最初から話せばいいじゃん!ということなのだが、それでは唐突すぎて、理解してもらえないか、前もって環境設定をしておかないと分からない場合もある。だけら枕というかプロローグというか前置きというか、そういうのが必要になる。ところがそんな準備万端で話をしようとしていたにもかかわらず聞いているほうが不要な質問をしたり、関係ないことを話し始めたりして、話題が違う方向に行ってしまい、結局メインイベントのポイントを話せず仕舞いになったりすることもある。あの人が話の腰を折るから…、っと思うかもしれないが、実はあの人は「また自慢バナシが始まりそうだな…」ということを察知して、わざと話の腰を折ったのであった。


●主義   2022.07.29
メールが普及し始めた1998年ごろ、メールのやりとりで「最後に送信」するようにしていた人が少なくなかった。特にネットショップなどでは、お客さまに失礼が無いようにする常套手段でもあった。そして双方が「最後に送信主義」であった場合には計らずともやりとりがエンドレスとなってしまうことも多かった。しかしLINEの利用者が増え、既読スルーなどという言葉が出始めると、この「最後に送信主義」の人とは相容れなくなってくる。「最後に送信主義」の人は、読んだんなら「了解しました。」ぐらいの一言はメールしろ!と怒り、「既読スルー主義」の人は読んだのが分かればそれでいいやん!ということになる。しかし問題は、LINEに「最後に送信主義」を持ち込む人、メールに「既読スルー主義」を持ち込む人、がいることであった。畑が違えば文化も違う、ということなのだ。


●ケンタウルス   2022.07.28
今度はケンタウルスなのだそうだ。BA.2.75では覚えにくいのでケンタウルスにしたとのこと。BA.2.75は2番目のタイプの75番目の亜種ということで、BA.5よりも古いタイプから発生したということ。つまりBA.1からBA.5までが、今でもそれぞれ変異株を毎日のように生み出していて、多くは繁栄することなく消滅していくが、BA.5やBA.2.75のように生き残って繁殖するものもある。BA.2.75の感染力は「従来のオミクロン株の3倍」と言われている。というようにコロナの恐ろしいところは毎日のように変異株を生成していて、いつなんどき「凄いの」が現れるか分からないということだ。「1本鎖RNAプラス鎖」の繁殖力は最強なのだ。感染者の症状だけを見て「風邪と同じ」とか言っている場合ではない!このままでは人類はコロナに滅ぼされるぞ。。


●メンズメイク   2022.07.27
メンズメイクが一般化しつつある。大学生の男子の「興味のあること」の上位にもスキンケア、脱毛が含まれている。しかしメンズメイクは基本的に、ボーイジョージやイザムのような「飾る」「目立つ」の域には一般人は至ってないようである、あくまでもファンデーションが中心だ。塗装で言えばサフェーサーとかプライマーの段階であり「マイナス部分を隠す」ことが目的である。つまり毛穴の黒ずみや小さなホクロ、ムダ毛や剃り残し、皮膚の変色などを消去するということだ。しかしこれって昔(Photoshopが普及し始めた2000年ごろ)から行われていた。おっさんの選挙用のポスターでだ。ふだん自分の顔に頓着していないおっさんは。まず、毛穴が黒い、歯が黄色い、いらんところに毛が生えている、などの「マイナス部分」が実にたくさんあるのだ。これらをPhotoshopで消していく。っと、この作業がメンズメイクに実に近い、というかほぼ同じなのであった。


●怖かった話   2022.07.26
怖かった話を切々と語るオバサンがいる。その怖かったことに至るまでの自分の心境や周囲の人の反応、その時の天気や気温まで鮮明に覚えているらしく、実にリアリティーのある語り口でもあった。そして怖かった対象はオバケや幽霊や怪奇現象ではなく人間であり、しかも職場の上司であった。ある日のこと、その上司にめっちゃくちゃ怒られて、そのことが「ものすごく怖かった」そうなのだ。しかしそのオバサンのハナシの中には肝心な部分が抜けている。そのオバサンが、その上司をそれほどまでに怒らせる「何をしでかしたか?」である。


●P波とS波   2022.07.25
地震にはP波とS波がある。震源から離れた位置で最初に観測されるのがP波(Primary Wave=最初の波)で、続いて観測されるのがS波(Secondary Wave=第二の波)である。P波を初期微動と呼び、S波は主要動と呼ばれる。当然主要動であるS波のほうが大きく、P波は微動であり、プロローグのようなものだ。世の中の流行にもこのP波とS波がある。P波では一部で話題になるという程度で「へえ、そういうものがあるんだー」というふうに一般的には認識される。そして数年の間を置いて、本格的に流行し普及し、それを知らない人、使ってない人は原始人扱いされるようになる。例えばインターネットのP波は1995年ごろで、S波は2003年頃からであろう。SNSは2000年代前半がP波で、2000年代後半がS波という感じか。スマホは1996年のノキアの電話機能付きPDA端末がP波、2007年のiPhone、2008年のAndroidの発売がS波だろう。デジカメは1995年がP波、2000年からがS波、そして現在はもう使っている人がいなくなっている。そして今現在、P波が終わってS波待ちなのが、仮想通貨と3Dプリンターであろう。


●行動制限   2022.7.24
今回の第7波では行動制限はなかなかかからないようである。また蔓延防止や緊急事態宣言も、よほどのことがなければ発令されないようでもある。では行動制限が無いからどこに行ってもいいのか?というとそういうことではない。自分で考えて自分で行動しろ!ということなのだ。どこに行っても、マスクして喋らない限りは感染のリスクは低いということは分かっている。問題はどこかに行った後の飲食である。マスクを外して喋ればリスクが高くなるのは誰にでも分かる。だから複数の人間の飲食時の会話、さえ無くせば、どこに行っても大丈夫ということだろう。それでもこの感染状況の中でも「せっかく会ったのだから一緒にご飯食べよ!」とか「お茶でもしようか」とか言ってる連中がいる限りは感染が収束することはない。とはいえ「コロナが収束しない限りは私は行かない!」という人も増えてきている。そいう人を「賢明」と捉えるか「臆病」と捉えるかも「自分で考えろ!」ということなのだろう。


●勉強   2022.07.23
老人が大事にしていて若者が持っていないもの。新聞の切り抜き、郵貯の口座、スーパーのレジの人とのコミュニケーション、分厚い紙のアルバム、テレビ受像機、CDプレーヤー、電子辞書、仏壇、墓、かんたんスマホ、プリンター、などなどあげればキリがない。しかしこれほどまでに老人と若者の文化や価値観が乖離している時代はかつてあっただろうか?この乖離はこれから先、ますます離れていくのだろいか?それとも現在の老人がいなくなったときには、この隔たりはなくなっていくのだろうか?いや、その乖離が老人と若者ではなく、勉強する人としない人になっていくのだろう。というかそれは昔からそうだったはずだ。今の老人で時代についていけない人というのは、大人になってからは勉強をしなくても良いと思っていた人たちなのだ。


●アゾフ連隊   2022.07.22
ロシアによるウクライナ侵攻の口実は「親ロ派の人たちをネオナチから救うため」としている。「適当な口実作りやがって!」「侵略するための言い訳だろ!」と思う人も多いかもしれない。しかし「ネオナチ」は「アゾフ連隊」の中に実在する、というかアゾフ連隊自体がネオネチでもあるとも言えるようだ。Wikipediaの「アゾフ連隊」のページには『西側諸国からの何千人ものネオナチがロシアと戦うためにウクライナに送られるとし、アゾフ連隊の公式テレグラムには、米国、英国、ドイツ、フランス、スペイン、オランダ、スウェーデン、ポーランド、その他の西側諸国からの部隊への参加を希望する人々からのメッセージが溢れており、彼らの多くは「攻撃的なファンタジーを実現」したいと思っているとした。』とされている。またこのWikipediaの「アゾフ連隊」のページで「ネオナチ」という単語は48回登場する。いずれにしてもロシア=悪、ウクライナ=正義、という単純なものでは無いようである。


●遺影   2022.07.21
葬式の遺影が最近ではデジタルサイネージになってきている。といっても火葬場まで手に持って行かなければいけないので、祭壇の遺影の裏からバックライトを当てているだけのことである。しかしこれをタブレットにしてしまえば手に持ったときにもバックライト付きにできるので、近い将来は遺影がタブレットのデジタルサイネージになってくることだろう。10年ぐらい前であれば、急逝した高齢者の生前の写真が無い!なんてこともあったらしい。あったとしても病院で鼻に管をつけたものだったりパジャマ姿のものだったりしたそうだ。しかし最近ではデジタル写真の加工技術が進み、大抵のことは何とかするそうでもある。そして近い将来、遺影は自分の顔ではなく、愛用していたアバターの顔になる日も来ることだろう。ってさすがにそれは無いだろうって?いやいや墓参りは「仮想現実ネット霊園」というのも実際にあって、そこで参るのはアバターであり、遺影だけが本物の写真というのもヘンだろう。


●500ドルPC   2022.7.20
1996年2月、まだ世にインターネットなるものを使っている人はほんの僅かだったころである。遂に「オラクルの500ドルPC」実演の日がやって来た。今の人は、えっ?500ドルPCって何?と思うことだろう。当時のPCは数十万〜数百万が当たり前だった。そのPCのハードディスク部分を無しにして、インターネット上のサーバーがその機能を代用するというもの。何というこたぁない。今で言う「クラウド」だ。しかし当時としては画期的なアイディアだった。ハードディスク自体も、とっても高価なもので、それを無くすことで大幅なコストダウンができるというものだ。しかし当時のインターネットは14.4kbpsのモデムが主流だった。14.4kbpsがどんなに遅いか?というと、今の人が使うとすれば、恐らく使っている人の99%があまりの遅さに発狂するくらいの遅さだ。ということでアイディアと構想は画期的だったが、時期尚早すぎて実現はしなかった。当時勤めていた会社に、オラクルから、この500ドルPCの筐体のデザインの依頼があった。で、そのアイディアスケッチを描いているときに。当時の上司がやってきて言った。500ドルPCができたとしてもオレだったら使わない。自分のデータがネット上に置かれているなんていうのは絶対にイヤだ!とのこと。いつの時でも、オッサンというのはメンドクサイ生き物だ…と、思った記憶がある。


●ウイルスゲノム   2022.07.19
コロナの国内での感染者数が累計(2年半)で1千万、インフルエンザは推定で年間1千万、インフルエンザの死者数は推定で年間1万人程度、コロナの死者数は累計(2年半)で約32,000。あんまり変わらない。もともとコロナの恐ろしいところはその致死率であったが、弱毒性のオミクロンの感染者の割合が増えたことで、致死率が薄まったかたちだ。であればコロナもインフル並の扱いに格下げすればいいのではないか?と思うところであるがそうはいかない。製薬会社と政府の陰謀がある、などという都市伝説ではない。ウイルスの構成の違いなのだそうだ。このへんは説明を聞く方にも専門知識が必要になってくるのでテレビでは放映されない。インフルエンザは1本鎖RNAウイルス[マイナス鎖]なのに対してコロナは1本鎖RNAウイルス[プラス鎖]であり、細胞質内で自らが持つRNA依存性RNAポリメラーゼで複製する。雑駁に言えば感染力が高く変異株が生まれる可能性も高いということ。またインフルエンザはRNAは規則正しく並んでいるが。コロナでは1本鎖RNAをくしゃくしゃと丸めて放り込んであるような状態だ。これは突然変異を促しているようなものだ。見た目にもいかにも「危ない!」感じがする。第8波ではオミクロンのような弱毒性とは限らない。もうコロナ前の生活は帰ってこないと思ったほうが良いだろう。


●アバターによるVR会議システム   2022.07.18
アバターによるTV会議システムなんてオレは参加しない!とか言ってるオッサンたちもいるようだが、いくら「オレはやらん」と言ったところで、「オレはやる」と言っている人間のほうが圧倒的に多いのだから、「オレはやらん」と言っている人間は「取り残される」の1択しかない。私は人間としての尊厳と自我を大切にし、己の外観にも顔にも責任を持って生きてきた。だからアバターなどのいう偽物に私というアイデンティティーは委ねられ…とか蘊蓄こいてる間に、次の世代の人たちは「わーい」と言ってアバターTV会議システムに参加していく。彼らにとっては「あつ森」の延長でしかない。「あつ森」に限らずRPGの多くはずいぶん昔っからメタヴァースの世界であり、選んだキャラがplayerのアバターとしてゲームの世界で活躍しているわけだ。アバターによるTV会議システムが普及することは、予測でも理想でもなく、世界的な決定事項なのだ。だからジタバタしても意味がないのだよ、オッサンたちよ。


●第7波   2022.07.17
第7波は急にやってきた。急なので予定していたイベントも事業も中止にできなかったようだ。その前に世界全体がコロナの収束ムードが漂っていて、中止にすると各方面から猛烈な反発を喰らうであろうことが予想されたぼも中止にできない原因であったことだろう。もういっそのこと感染者数をカウントするのは止めて、ただの風邪扱いにしよーぜ、というのも理解できる。昨日の時点で日本国内の重症者数は114人だそうだ。ピーク時の2000人超に比べれば確かに少ない。しかしだ、感染者数が増えれば確実に重症者数も死者数も増える。2年前にコロナの重傷者が言っていた「肺の中いっぱいにガラスの小さな破片を入れられたような苦しさだ」というコメントが忘れられない。ちなみに世界の多くの国では、強硬なコロナ対策を提案した政治家には、次の当選は無い。


●私刑   2022.07.16
アフリカでは日常的に行われている犯罪者に対する市民による私刑。寄ってたかってボコボコにしてから火をつけて焼き殺す。などという動画を見ることが珍しくなくなった。ネットが普及する前は「そいうことがあるらしい」程度の情報した伝わってこなかったが、最近ではそれ系のサイトなどには毎週のようにそんな動画がアップされる。映っているのはその私刑の同じ画面でスマホ片手に我先にと動画撮影する群衆の姿だ。インスタ映えするためことだけを目指したがために、飲食店で注文した食材を食べずに帰ってしまう輩が問題になってもいるが、私刑を行う連中も、再生回数を得るために敢えてショッキングで残酷な方法で私刑を行っているのではないかとも心配にもなる。とはいえその地域では先祖代々その方法で私刑が行われてきて、これからもしばらくの間は同じ方法で私刑が行われるのであろう。それが動画で撮影されるか否かの違いだけで。


●ググる   2022.07.15
「ググる」という言葉が今どきの若者には通じなくなってきている。そう、彼らはググらないのである。検索するのはインスタやツイッターやYouTubeやTikTokの中だけである。わざわざ広大なインターネットの世界に出ていってグーグルのページから検索はしないのである。それでも昔の人は今でもグーグルの上から何番目に出てくる?ということにこだわったりしている。そもそも今どきの若者はホームページというものなど見ない。嘘だと思ったら電車の中でスマホをいじっている人たちを見よ!みんな見ているのはLINE、インスタ、ツイッター、YouTube、ゲーム、なのだ。もう誰もホームページは見ていない。だからホームページを探すためにググることもないのであった。


●丸投げ   2022.07.14
2019年にも一度取り上げたネタである。市の広報誌の中に「市のホームページから印刷できます」という文言が多く見られるというもの。ところが今でも相変わらずこの「市のホームページから印刷できます」という文言が減ってはいない。世界的に見てプリンターの販売台数は確実に減少傾向にある。そしてそもそも印刷する必要が無いのがホームページだろうし、「市のホームページから印刷できます」って書いてあるからと言って、実際に「印刷」する人間がどんだけいるのかは不明でもある。そしてそもそも「市のホームページ」からその印刷をするページに辿り着くまでも簡単ではないはずだ。というか普通は辿り着けない。要するに広報誌の担当者はホームページの担当者に「丸投げ」してるだけのハナシであろう。このことを統括的に見る部署もなく、このいかにも無責任でいい加減で雑であり、いかにも縦割りの公務員である実情が放置されたままなのであった。2019年から1ミリも改善されることもなく。そして今後も恒久的に改善されないであろう。


●強い者   2022.07.13
世界の強毒ベスト10のヘビにはタイパン、ブラウンスネーク、タイガースネーク、ブラックマンバなどであり、これらに共通するのは、外見は至って普通のヘビであり、柄や色も地味であるということ。サソリは強毒の種類ほどハサミが小さく、逆に毒の弱い種類はハサミが大きいとのこと。いずれのヘビもサソリも毒が強力であれば、見た目で脅したり威嚇したりする必要が無いということだろう。筋肉ムキムキでモヒカンでタトゥーだらけの大男が、ケンシロウに瞬殺されてしまうのはお決まりのパターンだ。本当に悪党なヤクザほど、見た目はフツーのサラリーマンであるとのこと。つまり強い者ほど見た目はフツーであり、見た目で脅したり威嚇したりしているのは本当に強い者ではない。しかし見た目で脅したり威嚇したりしている殺人的に強いヤツもタマにいるので気をつけよう。


●メタヴァースの世界   2022.07.12
メタヴァースの世界は必ずやってくる。これは世界的な決定事項である。でなければこれだけの企業がメタヴァースに投資をするわけがない。あと5年後、10年後には確実にメタヴァースの世界がやってくるのである。しかしメタヴァース企業の関係者によると「一般的に40歳を超えるとメタヴァースを受け入れられなくなる」とのこと。増して60歳〜70歳代ともなれば、メタヴァースなどというものは感覚的に理解できないし、そんなものは必要無いと思っているし、そのような時代にはならないことを強く望んでいる。ということで、そのこと自体が時代に取り残されるということを白状しているようなものだ。無理もない。彼らはNintendoのマリオカートやあつ森で遊んだ経験もなければ、USJのアトラクションにも乗ったこともなければ、ブロックチェーンや暗号資産やNFTという言葉も知らないのだ。そしてまたこうして老人たちは時代から切り離され、取り残されていくのであった。しかも今回は40歳からが該当するということだそうだ。2000年頃のIT革命が叫ばれた時代に、頑なにインターネットやパソコンを拒否してきた人間が、今現在、どうなっているのか?を見れば分かるはずなのだが。


●倉庫と店舗   2022.07.11
SNSの中でもInstagramが確固たる地位を確立しているようだ。もはや4人に1人がインスタを使っているとか。ではなぜここまで躍進したのか?というと、やはり写真や画像という視覚的に訴えるもの、ノンバーバルコミュニケーションを中心に展開したからなのだろう。そしてかつてのホームページが倉庫だとすれば、インスタは店舗、といった意味合いもあるように思う。ホームページというのは、とにかくコンテンツが多すぎて何が何処にあるのかを探すだけで一苦労である。一苦労して目的のものが見つかれば良いが、結局見つからないまま帰るということもある。だったらホームページという倉庫の中から売れ筋だけを見繕ってインスタという店舗に並べて売れば良いということになる。そして、もう今では倉庫の中にまで入ってくる人はほとんどいなくなった。大量の在庫の前に座って待っていても何も起こらないということに気づいていない人もまだまだ多いようである。


●平和ボケ   2022.07.10
安倍元総理銃殺事件から2日が経過した。そして銃撃された瞬間の動画もアップされてきた。その動画を見ると1発目の後にSPが鉄板入りのカバンでちゃんと安倍元総理を守ろうとしている。が、しかしだ。1発目の銃声の後に安倍元総理本人も含め、誰一人として地面に伏せようとしていない。米国では「有り得ない」ことだろう。米国人があの動画を見てら、「こんな自分の身を自分で守ろうとする意識のない脳天気で平和ボケの国民を、オレらは命を張って守らなければいけないのか?」と思うことであろう。


●ネットプリント   2022.07.09
さすがにプリンターという機械を使う場面は減ってきた。しかし月に何度かは使うこともある。もっとも何で家庭用プリンターを使うのかというと、ネットプリントでセブンイレブンまで行くのが面倒だから、ついつい身近にある家庭用プリンターを使ってしまうのだ。しかし使用頻度が減ったとはいえ、年に何度かはインク交換が必要になる。そのたびに1000円ちょっと出して新しいインクを買う。そしてその度に思う。「このインク代でネットプリント何枚刷れただろうか…」いっそのこと家庭用プリンターを捨ててしまえば、この葛藤から逃れられるのだがと思いつつ「まだプリンターの中にインクが残っている間は使おう」とか言っている間に4色のうちの3色は満タンなのに1色だけが枯渇して、その1色だけを買い足すというエプソンさんの思う壺の負のスパイラルを繰り返しているのであった。


●第7波   2022.07.08
日本での感染者数は増加傾向にあり、1日31,158人の新規感染者が報告されていて1日平均人数のピークだった 2月9日の33%になる。ということはこれは「第7波」と呼んで間違いないだろう。世界的にもここ1ヶ月は収束に向かっているように見えたが、昨日時点で米国、ドイツ、フランス、イタリア、ブラジルなどで1日あたり最も多くの新規感染が報告されている。日本では「第7波」、世界的には「第5波」が始まっていることはグラフを見れば明らかであろう。しかし一度緩めたタガは簡単には締め直すことはできない。またあの巣篭もり生活に戻るのは嫌だあぁぁぁぁー!と言って感染者数のグラフを見て見ぬフリをしてソトに飲みに出かける頭の悪い人たちによって感染者数は増加に拍車がかかるのだろう。日本人としては7回目の経験だ。あと何回同じことを経験すれば、頭の悪さが治るのだろうか。「オレに限って感染することはないだろう」とか思っている人が次から次へと感染しているというだけのことなのだが。


●言葉   2022.07.07
現在の若者には通じない言葉は多い。例えば、電話を回して(転送して)くれ、CDに焼いてくれ、受話器を外す、子機親機、Mixi、iPod、ファックス、レーザーディスク、ファミコン、などだ。実体が無いのに通じる言葉としては、写メを撮る、カメラ回ってます、などがあるだろう。今、危うくなってきているのは、ホームページを見る、パソコンで作る、キーボードを打つ、あたりかもしれない。現在の若者には通じなく老人には通じる言葉としては、行きしな、帰りしな、往生する、半ドン、帳面、チョンボ、細君、ハイカラ、メリケン粉、よそ行き、メリヤス、べっぴん、舶来品、などなど枚挙にいとまがない。ということは若者と老人が話をしたところで、その大半の言葉がお互いに分からないということになる。話が噛み合うとか噛み合わないとか以前のハナシであろう。そしてこの言語の違いを完全に網羅できる「通訳」というのも、滅多にいないようだ。


●東尾修   2022.07.06
東尾修は通算165与死球はNPB記録を持つ元プロ野球選手、監督、野球解説者である。与死球が多いだけに敵も多かったようである。私生活でも何かと話題も多く、テレビにゲストとして呼ばれることも少なくなかった。2000年ごろだったと思うが、そんなテレビ番組の中で政治家の贈収賄事件に対する感想を振られ「政治家はみんなそいうことをしていると思う」と答え、それに対して出演していた政治家(誰だか覚えていない)が、「いやいや、そんなことをするのはほんの一部の政治家ですよ」と説明していた。何と軽率な東尾の感想だろう、と思ったものだ。1987年には麻雀賭博に加わった件で、警察から事情聴取を受けていた。「プロ野球選手はみんな麻雀賭博をしていると思われるぞ!」と切り返されなかっただけラッキーであろう。さすが与死球王である。


●印刷物   2022.07.05
高齢者は印刷物に書いてあることは信用してしまう。高齢者にとっては印刷物は、新聞や書籍など大量に生産するものであり、それなりの費用がかかっているはずだから、必然的に信憑性のあるものでなければならない。という概念があるようだ。プリントパックやラクスルのように数百枚のチラシが、数百部の冊子が、数千円で数日で刷り上がってしまうということを知らない。印刷物=貴重品、という概念がどこかに残っているのだろう。だから立派なパンフレットを見せることで、簡単に詐欺に引っかかってしまうのだろう。今の時代、パンフレットやカタログやリーフレットが立派であればあるほど、怪しい商売であると考えた方が良い。普通にまっとうな商売であれば、立派な印刷物を作るなどという、コスパの悪い広告宣伝方法はしない。


●黙食   2022.07.04
マスクが外されていく傾向にあるようだが、企業や学校での「黙食」はまだ当分続きそうである。もちろん会話をしながら食事をしたい!という人も多いことだろう。しかし逆にもともとぼっち飯だった人は今のままの黙食が続くことを望んでいるはずだ。まあそもそも食事中の会話などというものは、他人の悪口や自分がいかに可哀想であるかアピールなどの非建設的な内容がほとんどなのだから無くても差し支えないだろう。で、黙食になってコミュニケーションができていないかというとそんなこともない。多くは黙食中にラインやインスタやツイッターでコミュニケーションしているのだ。いずれにしても食事は静かにしたほうが良いだろう。しかしだ。この黙食に耐えきれずに会社の帰りに居酒屋で喋くりまくりながら飲食するヤツらがいたりするから、また感染者数がじわじわと増えているのだよ。


●Zoomの顔出し   2022.07.03
内容的には昨日の続き。学生がZoomの顔出しをしないで参加している間、何をしているのか?というと、まずはリアルな授業中にやっていることと同じことをやっている。LINE、twitter、Instagramへの投稿や閲覧、YouTubeの視聴、ゲーム、他の教科の課題やレポート、睡眠、お絵描き、などであろう。これに加えて、テレビを見ている、音楽を聴いている、食事やおやつなどもできてしまう。となるとZoomへの参加時間は限りなく自由時間に近いということになってしまう。さらに先生の講義を全て録画(Zoom内での録画機能はホストにバレてしまうので他のアプリを使っての)しておいて、後からスキップしながら倍速で視聴する、などということもあるはずだ。先生側も、学生とはそういうもんだ、ということも認識した上でZoomでの講義をしなければいけない。で、対面の授業に戻ったとき、1倍速でしか講義ができない先生の喋りに、学生は「もどかしさ」を感じるようになるのであった。


●Snap Camera   2022.07.02
Snap Cameraを久しぶりにインストールしてみたらレンズ(エフェクト)が大量に増えているのに驚いた。Snap CameraはZoomの背景を加工するものとの認識であったが、今ではAR技術を使ってカメラに取り込んだ画像をリアルタイムに加工できるものになっている。ノーメイクでビデオチャットび参加できるというものだ。大量のレンズの中には背景加工だけのものもあれば、静止画の目と口だけに穴を開けて顔の動きに追従するだけのチープなのものある。しかし1割程度はちゃんとした3Dのポリゴンで作られたもので、口の開閉や表情筋の大雑把な動きにも対応しているものもある。今のところ百花繚乱濁石混合といった状態である。とりあえずはNFTに登録しておこう!みたいな駄作が多いことも確かである。使ってみて1つ分かったこと。これは確かにノーメイクでビデオチャットび参加できるが、ビデオチャット中にサボったり他のことをやりながらの参加はバレてしまうということだ。やっぱり学生が顔出ししないのは、恥ずかしいからではなく、サボれなくなるからということを確信した。


●ホームページ   2022.07.01
ホームページにアクセスするデバイスは2013~2015年ぐらいにスマホがパソコンを上回り、2017年ぐらいにはスマホ6:パソコン3:タブレット1、の割合になった。そして2022年でもこの割合はほぼ維持されているようだ。しかしなぜこれ以上スマホの割合が増えていないのだろうか?学生を見ているとほぼ全員がスマホでネットに接続してLINE、Instagram、YouTubeを見ているではないか。あ、そうか。もはやホームページというものを見ないんだな!ということが分かった。ホームページをパソコンで見る高齢者は一定量存在し、スマホでネット接続する若者の数は増えてもホームページは見なくなる。で、高齢者は死んでいくが、少子化も加速している、なんていう状況が相まって、6:3:1という割合が維持されているのだろう。ちなみにYouTubeはSNS?ということだが、最近はSNSに分類されることが多いようだ。ではZoomは?ということだが、これもSNSに分類されるのだそうだ。となれば尚更ホームページというものは見られなくなる。



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