▼天声人誤

●歯

虫歯になると歯が痛くなる。その原因は歯というそもそも他の肉体の部分とは材質の異なるパーツに無理に神経などというものが入っているからだ。

歯に神経があるならば髪の毛にも神経があるべきではないのか。もし髪の毛に神経があるとすると人は一生髪の毛を切るなどということはせず、その1本の髪の毛が寿命となり神経も死に絶え自然に抜け落ちるまで待たなければならない。

そうなるとおそらく現在の神経の無い髪の毛のように急速に伸びるということもなくなるだろう。ということは歯に神経が無ければ現在の神経の無い髪の毛のように自由にカットしたり染色したり加工することができ、放っておくとどんどん伸び、抜いてしまったとしても鮫のように後からいくらでもはえてくるものになっていたはず。進化の途中で突然変異で歯に神経が入ってしまったと考えるのが自然だ。

事実現在の神経のある歯でも全てが抜け落ちてしまうと、自然と歯茎の部分が隆起して固くなってくる。だから高齢になって入れ歯を着用するよりも、若いうちに永久歯を全部抜いてしまい、少しの間の不自由は我慢して歯茎を鍛練すれば、自然に隆起して固くなった歯茎の肉が剥げ、顎の骨が露出し歯の代わりとして機能するようになる。

これは屈強の1枚歯なので、それまでのばらばらに別れた隙間のあるとうもろこしのような不安定な歯とは比べ物にならないほど頑丈であるし虫歯にもなりずらい。

しかし現実として歯に神経があるのだから仕方がない。このままじっと次の突然変異によって歯の神経がなくなるのを待つしかない。

それまでの間は、とにかく痛い虫歯にならないように、普段からしっかりと歯クソで歯をガードしておくことが大切。

天声人誤

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