2000年12月

●似顔絵   2000.12.31

似顔絵をホームページ掲載用に描いて欲しいという話がときどきある。また会社案内の社長の写真の代わりに似顔絵を載せて欲しいという要望も多い。しかしこれらの話は基本的にお断りしている。

似顔絵というのは本当に似ていた場合、描かれた本人が否定する、認めない、という事が圧倒的に多いのだ。有名人のように本人以外が似てるの似てないのと話題にするぶんには問題ないのだが、描かれた本人がその良し悪しを判断する場合、大抵は描き直しになる。それも「おれはこんなにハゲてない」とか「こんなに口はデカくない」というような要求。デフォルメっていうものは理解されないようだ。

そうはいっても似顔絵師でもあるウェブデザイナーが何で描いてくれないの?っていうのも単純な疑問。ちゅーわけで小学館さんのウェブサイトWebstar-s「モンマルトル似顔絵横丁」に作者として登録しましたのでご希望の方はこちらから。ただし描き直しは受付けません。
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●通勤   2000.12.30

個人のSOHO事業者にとっては年末も年始もない。世の中全体に正月は特別のものではなくなって来ているようだが、まだまだフツーは正月には確実に数日の休みはある。昨日も業務に関するメールはまだ来る。事務所や会社であれば仕事初めに出勤してから読むというパターンになるのだが、自宅で受ければ読まざるを得ない。ということは仕事もせざるを得ない、ということになる。

自宅SOHOモノのメリットは何といっても通勤がないこと。サラリーマンが一生のうちに通勤に使う時間は相当なもの。これはどう考えても勿体無い。確かに本を読んだりCDを聞いたりすることでその時間を有効活用することも可能だが、同じことは通勤中でなくてもできる。通勤中でなくてはできないことといえば盗撮ぐらいか。
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●JAVA   2000.12.28

JavaScriptはよく使うのだが、コンパイルしたJAVAのファイルを使うことは滅多にない。というのもJAVAが起動し始めるとブラウザのコントロールが完全に利かなくなる。これが気持ち悪い。さんざん待ったあげくに、せこい文字が流れたりするのってよくある。こんなものgifムービーで充分じゃァないか?っていうやつ。

でも S 会のページで久々にそのJAVAを使ってみた。このくらいならいいかな、と思ったので。ところがアップロードするとき.classファイルはテキスト:生データにしないといけないのを忘れててちょっと悩んだ。
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●OS   2000.12.27

MacのOSを入れ替えた。今まで何とか騙しだましOS8を使っていたのだが、ついに騙しきれなくなったので仕方なくOS9にバージョンアップした。

1ヶ月ほど前、Win98の調子が悪くなりOSを再インストールしたのだが、このときは一晩かかった。「Cドライブのみ」の入れ替えも可能だが、画面には『強く推奨!!』という文字の脇に「全部入れ替える」と出てくる。こう言われてしまうと全部入れ替えて買って来たときと同じ状態にするのがベストの選択、と思わざるを得ない。結果アプリを全て再インストールして設定も最初からやり直すので一晩かかる。

しかしMacの場合は1時間で終わった。普通にインストールすればアプリも各種設定もそのまま使える状態にしてくれる。これは便利!

ついでにWin98のときはバックアップCDが途中で止まってしまって5回もやり直した。5回目はもう朝になっていてサポートも受け付けを開始していたので、CDが止まるちょっと前に電話をして(必ず同じ場所で止まっていたので)、CDが止まる様子を実況中継しようと思ったのだが、意に反して止まらなかった。父兄参観のときだけ先生の言うことをきく悪ガキかァ。
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●プロバイダー   2000.12.26

現在では最大手数社が寡占状態で、接続料金も月100円台の攻防を続けているようだが、大手はともかく地域限定の草の根プロバイダーにとってはなかなかタイヘンな時期のようである。料金もさることながら、相次ぐ新しい接続形態への対応である。

モデムの速度が33.6kから56kに変わったときも、我々ユーザーは7,000円のモデムを買ってきて交換するだけで済むが、プロバイダーはサーバー用のモデムを台数分交換しなければならず、これだけでも数百万の出費となる。これで一段落したと思いきや、今度はフレッツISDN。上位回線を太くしたりでやはり数百万かかるとか、そして今ではADSL。これも設備の入れ替えで数百万必要、しかも2年も経てばCATVがやってくる。これはもう政府が公共事業に代わる金の使い道を捜し当てた結果なので確実に来る。ADSLもそれまでの命。さらに衛星なんかが来てしまうとまたまた設備総入れ替え。

インターネット人口が爆発的に増加している中、プロバイダーは前途有望な事業と思っている方も多いようですが、そうでもないみたい。
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●フレーム   2000.12.25

フレームを使うかどうかはウェブの構成を考えるときには一番最初に決めること。フレームを嫌う人もいるが、メニューや社名を常時表示しておくためには有効な手段。確かにフレームを使わなければ画面は比較的サクサク動くし、なんといってもディレクトリの中味がすっきりする。フレームを多用すればフレームを指示するためだけのファイルが多数発生し、そのファイル名や各フレームの名前(name)を考えるだけでも面倒になってくる。ちょっと更新するだけでも、はてどのファイルをいじればいいのかと考え込まなければならない。

Internet Explorerではフローティングフレームといって、画面の中にさらに窓枠のように独立したフレームを作ることができる。こうすることで紙芝居的、テレビ式の画面構成が可能になる。しかし同じことをNetscapeでやろうとすると、Netscapeのウェブサイトから専用のパーツをダウンロードして組み立てなければならない。スクロールバーや矢印が画像データとして含まれていて、こいつらを組み上げていくという仕組み。と同時にJavaScriptでブラウザを判別してそれぞれIE、NNの専用のページに飛ばしてあげないといけない。これはかなりカッタるい。結局は一度横に分割してからそのうちの1つを縦に分割(あるいはその逆)にして、IE、NN共通で再生できるフローティングフレームを作るということになる。

フレームに凝り始めると、例えば画面に赤い線を縦断させようとする場合、この赤い線の部分だけを1つのフレームにすることもできる。背景色を赤に指定しただけのファイルがあればいいので、ときにはこの赤いファイルを何度も使って画面に色々な幅の線やベタのフレーム画面を複数レイアウトすることもできる。

問題はこのフレームだけがサーチエンジンに引っ掛かったとき。見る人は、ただ全面が真っ赤な画面のみを眺めることになる。
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●色を決める   2000.12.24

デザイナーにとって色を決めるという作業は何度やっても面倒なもの。グラフィックデザイナーであればDICとかTOYO INKの色見本を擦り切れるまで選びまくる。こいつがすぐに再版されるので最新版を常に入手する手間だけでもタイヘン。インダストリアルデザイナーは塗装や樹脂のカラープレートを何十枚も床に並べてあーでもないこーでもないとやる。テキスタイルやファッションデザイナーは爪のスキ間が真っ黒になるまで染料や顔料、生地見本をいじくりまわす。

さてウェブデザイナーはといえば、画面上で選ぶので色見本の保管や管理をしなくて済むぶん楽である。これだけでも相当な労力とコストの節約になる。しかしデメリットもある。見る環境によってせっかく選んだ色も全く変わってしまうということだ。もちろんインクでも塗料でも自然光と室内光ではその再現性が大きく変わる。蛍光灯の光といえども白昼光に比べると相当に「赤い」のである。これがヨーロッパに行くと、蛍光灯でも普通の電球と同じくらいに赤い球を使っているので、自然光とは全く違う色に見えてしまう。まあ、ウェブ以外でのデザイナーでも同じ問題はあるということ。

しかしウェブの場合、見る環境はCRT、液晶、時には普通のTV、プラズマディスプレイという具合にデバイスに依存してしまうわけである。しかもモニターなんていうものは1台1台その色の再現性は異なる。設定によるもの、経年変化によるもの、製造メーカーによるもともとの特性と、ほとんど基準と言えるものがない。

「なんか全体に色が暗いんですけど、もう少し明るくならないですか?」「他のページも暗いですか?」「はい」「モニター、いやテレビの前に何かついてないですが?」「はい、ガラスが1枚ありますけど‥」「それ、のけてください。。」
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●パソコンが買えない   2000.12.23

品薄とか金がないとかではなく、パソコンを買えない人がいる。機種が多すぎてどれを買ったらいいのか分からないというのも理由の1つだが、もっと大きな理由として、1.パソコンというハード自体にステイタスを求める、2.店員の態度が気に入らない、3.知ったっぷりをする、等がある。

1.は、例えば友だちが20万のマシンを買ったので自分は30万のを買いたい。逆に上司が10万のパソコンを最近買ったので、自分はもっと安いのでなければ色々とマズイというもの。

2.は、パソコンショップの店員が商店街の電気屋さんのように、揉み手をしながら「いらっしゃいませ」という態度をせず、店頭で対等に話をし、場合によっては色々と教えられてしまうハメになる。しかも若いヤツに。「こっちは客だぞ!」という意識が強い人。

3.は、店頭で店員に何か尋ねられたときに、分からないくせに知ったふるをする。ほとんどパソコンなんか触ったこともないくせに、さも使いこなしているような態度をとるため、だんだんと話が噛み合わなくなり、何度店に行っても最終的な「購入」にはたどり着けないというケース。

パソコンっていうのは「道具」、まあノコギリと思えばいいんですよね。まずは安いノコでタル木でも切るところから始めないと。
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●横スクロール   2000.12.22

画面サイズを800×600ピクセルに設定した場合、Internet Explorer5.Xでは有効画面範囲が781×435となる。これが以前も書いた左側にヘンなメニュー画面がデフォルトで出てくるNetscape6では628×437になってしまう。通常ウェブページをデザインする場合、800×600、厳密には前記の781×435を標準とするのが一般的なようだ。これをNetscape6に合わせて横幅628ピクセルで作ってしまえば、既に多くのユーザーが使っているInternet Explorerでは右側が大きく空いてしまうことになる。「これはNetscape6のユーザーも想定してのレイアウトなんですよ」というような説明は通用しない。まだNetscape2しかないころ、しかも640×480が主流だったころに作られたページは別にして、最近のウェブページのほとんどは横幅800ピクセルをフルに使ったデザインをしている。

さて中には横スクロールをしなければ全面を見ることのできないページというのもある。その原因は制作者が1024×768、又は1152×870という解像度のモニターを使っている場合、又はクライアントがその解像度のモニターを使っているため、これに合わせた場合である。ところがこれ以外にも横スクロールが発生してしまうケースもある。

例えばテーブルの横方向のサイズを決める場合、まずはピクセル数で固定する、次にパーセントで決める、そして文字の改行に依存する、という大きく3つの方法がある。特に3つ目は、どうしても改行位置をFIXしたいような場合に用いられるがのだが、これがOS、ブラウザ、フォントサイズ、フォントの種類の設定によって大きく変化する。

仮にwindows+IE5.X+文字サイズ特大+フォント:Eurostile bold expandedであった場合と、Mac+NN4.XX+文字サイズ最小+フォント:Helvetica Narrowだとすれば、恐らく5〜8倍ぐらいテーブルの横幅が違ってくるはず。前者で横幅100ピクセルのテーブルが後者では500〜800ピクセルになるのだ。仮にデフォルトでもMacとWinでは72dpiと96dpiという差があるわけで、winに対しMacの横幅は75%で済んでしまい、逆にWinはMacより約33%自動的に横幅が増えてしまうわけである。こんな状況の中で、絶対に横スクロールをさせないようにデザインするとすれば、(windows+IE5.X+文字サイズ中+フォント:MSゴシックという標準的な設定であるにしても)画面に対して横幅を1/3以下にしなければならないだろう。

と、まあ細かいことを考えているとキリがないのでテキトーにやるしかないというのが現実でもある。。
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●日本語   2000.12.21

オランダでは英語を流暢に話す人が多い。「何でみなさんそんなに英語が上手なんですか?」と聞いたところ、「オランダ語は国際的に見れば非常にマイナーな言語であり、オランダ語だけを話していたのでは海外(オランダから見れば海の外ではないが‥)とのビジネスはできない。」とのこと。

日本ではまだまだ日本語だけが全ての言語であると勘違い、というかそれ以上考えていない人が多い。そんな人に限って「最近の日本語は乱れている!」などと言ったりもする。乱れているのではなく変化しているのだ。自分たちが教わってきたことを「正」として、これに外れたものを「間違い」とする。裏を返せば己が時代に追い付いていない証明でもある。

英語はどうか。もともとイギリスの先住民が話していた言語にスカンジナビアから侵攻してきた民族の言語が混ざる。そこにローマ帝国からラテン語が入ってくる。ローマ帝国の衰退とともに中央ヨーロッパからアングロサクソンの言語が入ってくる。そして現在の英語の原形ができたらしい。つまりスウェーデン語、ラテン語、ドイツ語のそれぞれの利点を活かし、欠点を修正し、ソフィスティケイトされた言語なのかもしれない。それだけに多くの民族に使いやすい言語になり、現在世界を席巻する勢いで普及しているのではないかと思う。イングランドの語源は、アングロランドから来ているらしい。

日本語にも伝統と文化がある。だから伝統文化として半永久的に継承、保護されていく必要はある。しかし公用語として永遠に日本語を使っていくというわけにはいかない。世界には多くの言語があり、そのために起こるコミュニケーション不足から無駄や浪費、争いも多いはず。いつかは世界共通言語が国際公用語となるはずである。

さて日本語ドメインであるが、これはまだ試用期間なので何ともコメントしがたいが、まあ、半角と全角を切り替えながら入力するのは面倒だなァー。
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●冬眠   2000.12.20

ウェブページの制作依頼があってプロトタイプを作る。これを適当なサーバにアップしてクライアントに確認してもらう。と、ここまでは結構厳しい納期を要求される。が、ここから先が長い。なかなかコメントが出てこない。何にも音沙汰が無いので電話してみると「やらなきゃいけないのは分かってるんだけど今忙しくて・・」と、だいたいこんな答えが返ってくる。

要は後回しだ。つまりプライオリティーが低いということ。確かに今すぐウェブでどうこうしなくても従来のルーチン業務も忙しいというのは理解できる。しかしそうやっているうちにも少しずつ遅れをとっていることも確か。「いや、そのことも分かってはいる」と言うに違いないのではあるが。

永い冬眠期間を終えた後、「来月オープンしたい!」という話が突然来ることが多い。半年も冬眠すれば、もうそのデザインは陳腐化していることも多いのだが、だからといってゼロからやり直すほどの時間はない。ホームページの公開っていうのは大掃除みたいなものか。。。
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●謎のアクセス増加   2000.12.19

似顔絵のページのアクセスはだいたい200/1日。そう頻繁に更新しているわけではないのに一定したアクセスがあるのも不思議に思っていた。ところが昨日が400、今日は昼過ぎに既に600になっていた。いったいどこで紹介されたのだろうか?

と思って検索してみたのだが該当するようなサイトはないようである。ではインターネット以外のメディアか?しかし以前も書いたように雑誌やTVでの紹介ではそうそう急激にアクセスが増えることはないので、やはりどこかのサイトのように思うのだが。。それともよほどメジャーな媒体か?どなたか知っていたら教えてくださいm(_ _)m

ところで検索してみて気が付いたのだが、昔(といっても1〜2年前)であれば、リンクにしても記事での紹介にしても大抵は承諾やお知らせのメールが来たのだが、最近はあまり来なくなった。またこちらでどこかのサイトを紹介するさいに お知らせのメールを出すのであるが、これのレスも少なくなってきた。

公開してしまった以上、どう使われようが使う側の勝手、という覚悟はしておいたほうが良さそうである。でも誹謗中傷、または明らかな間違いにはクレームしましょう。以前似顔絵のページが某雑誌で紹介され、そのコメントをカーツ佐藤氏が書いていたのだが「作品の多くは週刊朝日の似顔絵塾と重複しているのではないか」という旨の説明があった。どう悪評されようが構わないが、こういう明らかな間違い(とうか調査不十分なコメント)は困りますよね。
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●勘違い   2000.12.18

ITをイットと読んだのは森首相。これは勘違いというより間違い。最近のグッドイヤーもといドッグイヤーの中では色々と新しい言葉が生まれてくるので、広く大衆(死語?)に浸透する過程では多くの間違いや勘違いが生まれる。

プロバイダーのことをプロバイザーと言う人が多いのはなぜだろうか?「ウチのパソコンはモーがないから‥」と、これは有名な勘違い。モーとはMOのこと。「ちゃんとイミグに入れたんだけど絵が出ない‥」これは../imgフォルダのこと。 勘違いというより思い込み。

もっとすごい思い込み→「ocnってnttなんだろ、でもおかしいんだよな、オレのホームページocnなのに電話帳に載ってないんだ」。こちらは勘違い→「サーバーに何度送ってもパソコンの中に送ったはずのファイルがあるんだ」。もう1つ→「ウチの事務所は全部マックでパソコンは1台もないんですよ」

ホワイトハウスのホームページにアクセスすると国際電話料金がかかると思っている人からポストペットを付箋だと思っている人まで様々である。

ちなみにドッグイヤーより早いマウスイヤーという言葉を使っている人がいるとか。マウスはハツカネズミのこと(ドブネズミやクマネズミは、どちらかというとRatになるらしい)。いくらなんでも二十日では短すぎるのではないか。
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●重いトップページ   2000.12.17

最近はかなり少なくなってきているが、まだまだ重たいトップページが多い。これは大きく分けて2つのケースがある。1つ目は、デジカメの高品位で撮った写真をそのまま掲載していたり、画質を落としたくないために(特に自分で作った画像データの画質は落としたくないもの)、写真や画像にやたら重いデータをトップに掲載しているケース。

2つ目は、デザインコンペで勝ち抜いてきたケース。コンペではクライアントの前でプレゼンをしなければならない。当然競合他社に勝つために、あの手この手で凝った複雑なデザインをする傾向が強くなる。「このデザインは読み込みが早いのが特長です」などという説明は通用しない。とにかく目立って印象に残ることが第一なのだ。プレゼンの時は当然、HD内のデータを使うので実際の読み込みの早さはほとんど関係ない。仮にそのサイトを公開した後、読み込みに時間がかかる、というクレーム(コメント)があれば、「それではもっと軽いページに更新しましょう!」といった具合に更新の仕事まで頂けるという具合。

また、より複雑で重たいページを作ってしまえば、なかなか素人では更新ができない。ホームページビルダーでファイルを開いた途端に、元のデータが書き替えられてデザインが崩れてしまうという仕組み。これも更新の仕事をゲットするための作戦。

「大企業のトップページはなぜあんなに重たいのだ!」という話をよく耳にするが、このような事情があるということです。
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●サーチエンジン   2000.12.16

いくらサーチエンジンに登録申請しても載せてもらえない、とお嘆きに貴兄も多いのではないかと。確かにここ数年のホームページの増加する勢いたるや半端ではない。2〜3年までをコンビニの雑誌の数とすれば、今や八重洲ブックセンターぐらいにはなっているのでは?(ちょっと大袈裟)。。

Yahoo! Japanのようにサーファーが人海戦術で掲載しているところには、確実に掲載してもらえる確率が低くなっている。そしてYahoo! Japanでは「Yahoo! Japanはサーチエンジンではない」と言っているそうな。つまり「手作業によるディレクトリサービス」ということのようです。でも有名なサーチエンジンは?と聞かれれば、誰もがYahoo! Japan!!って答えますよね。

それと、まだまだホームページの数が少なかったころに載せてもらっているダッサいページもありますよね。ああいうのと取り替えてくれないかなァーと思うのは妬みでしょうか。確かに無料で掲載してもらうのだし、登録に関する規約のところにも明記されているので文句は言えないのだが。

しかし分かってない人も沢山いるようで、登録申請の代行をした後、しばらくして、「ヤフーにまだ載らないけどどうなっているんだ!?登録のしかたが間違っているんじゃないか?!」ってよく言われるんです。
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●ボランティアバンク   2000.12.15

昨年度まで市の生涯学習課のボランティアバンクに「ホームページ制作」というスキルで登録していた。ところが2年間で1度もお呼びがかからなかったので、昨年度末に継続しないという旨の書類を提出。また商工会のほうで「パソコンドクター」として新たに登録したため、その内容がダブってしまうというのもやめた理由。

ところが今日、その生涯学習課から連絡があり、市内にホームページを作りたいという人がいるので、その人から直接電話しても良いか?とのこと。しばらくしてその方から電話があり、具体的な内容、日時、金額を話しあい、後日ご自宅にうかがう運びと なった。ボランティアバンクの登録にホームページ制作がなかった為、以前登録していた私のところに振ってきたのだろうと思っていたのだが、それがどうも事情が違ったようだ。

しばらくして生涯学習課の担当者から電話があり「高すぎる」とのこと。商工会のほうで「パソコンドクター」と同じ金額を提示(そうしておかないとマズイと思ったので)したのだが、時給にして1,000円ぐらいにして欲しいとのことである。HTMLの基礎から教えてファイルのアップロード方法、またフリーのFTPソフトもインストールする予定。こちらから出向いてこれらの作業を時給1,000円ではどう考えてもワリが合わない。

で、よくよく話を聞いてみると、私が既にボランティアバンクには登録をしていない、ということを知らなかったとのこと(つまりボランティアベースでやってくれということ)。結局その金額では受けられないということにした。まあ結果的に仕方のないことであるが「この担当になったのが今年からだから知らなかった」とか「電話では最初のボランティアバンクのことで、と言ったはず」等々、その担当者の言い訳がコ・ド・モ。とにかく「自分は悪くない!」ということだけを主張したがる傾向って、公務員には多いですよね。
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●アクセスカウンター   2000.12.14

ホームページを開設したら、とかく気になるのがアクセスカウンターの数。でもこの数というのはひじょーにテキトーなもの。+−1桁と思ってちょーどいい。つまり5000の場合は500〜50000の間だなァっというくらい。サーバー(プロバイダー)によっては同じディレクトリ内(サイト内)でも1ページ進むたびに1つずつ上がるものもあれば、何度再読み込み(更新)しても決して上がらないものもある。この辺はサーバー管理者の考え方次第である。またサーバー管理者にとっては、例えば最初から10000でスタート、なんていうのは簡単にできてしまうのだ。

さて、もしも自分のホームページのカウンターが再読み込みするたびに1つ数が増えるとしたら‥‥ カウンターのあるページ(一般的にはindex.html)のファイルのコピーを作って、例えばindex-2.htmlとかいうファイル名にして同じディレクトリ内に置いてみよう。

そしてこのファイルの<head>と</head>の間に<meta http-equiv="refresh" content="5;url=index-2.html">と記述してみよう。このファイルにアクセスすれば勝手に5秒毎に再読み込みしてくれるはず、永遠に。
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●CSSでの文字高指示   2000.12.13

CSS(スタイルシート)での文字高指示をすると、IEとNN,WinとMacでは同じ数値で指定しても実際に表示されるサイズがそれぞれ違ってくる。一番でかくなるのがMacのIE(表示設定を96dpiにしたとき)で、MacのNNに比べると1.5倍ぐらいの雰囲気になる。

大きい順に並べるとMac/IE(96dpi)・Win/IE・Win/NN・Mac/IE(72dpi)・Mac/NNとなりWin/IEとMac/NNではかなりの差が出る。

Macを使ってるとページによって「文字が極端に小さくて読めない」というサイトをよく見かける。これスタイルシートでフォントサイズを指示しているため。同時にMacでは指定したサイズによってはフォントのシルエットが汚くなる。 さらに表示も遅くなる。踏んだり蹴ったりだ。

例えばMacでブラウザのフォントをOSAKAに設定している場合、このフォントは標準で10,12,14,18pointがインストール されているので、これを10.5とか13とかで指定すると、他のサイズのものを擬似的に拡大又は縮小して無理に表示させるためにキタナくなり、無理にサイズ変更しながら吐き出すために遅くなるようだ。

CSSを使うメリットはキレイな行間の表現や、ユーザー側に「ブラウザでの文字サイズ指定を有効にさせない」ため。 しかしながら上記のようなデメリットも大きい。またMac版IE5ではCSSで文字高をFIXさせたつもりが「ブラウザでの文字サイズ指定を有効」になってしまう。

あと最近分かってきたのだが、フォントサイズを「特大」(Win版IE)で使っている人がいかに多いか、ということ(主に高齢者)。この方たち、デザインとかレイアウトとかめちゃめちゃになっても一切おかまいなしでインターネットを楽しんでおられます。
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●PPP   2000.12.12

PPPが壊れた。PPPというのはダイヤルアップ接続したときに「接続しています」「認証しています」とかいう文字が出てきて、つながると自然に消えるあの小さな画面のこと(本来の意味はpoint to point protocol)。

Windowsでは「ダイヤルアップネットワーク」という黄色い電話器と2台のパソコンが1個のアイコンの中に無理矢理入っているアレのこと。Macでは「PPP」というのだが、こいつが接続した後消えなくなった。しかも強制終了しないと他のウィンドウがアクティブにならない。いちいち強制終了すればそのまま使えるのだが(接続はされた状態を維持)、やっぱり気持ちが悪い。

拡張機能を入れ替えたり、初期設定ファイルを開いたり、P-RAMをリセットしたりといろいろと調べてみたが原因がわからない。ついにはOSまで再インストールしたが治らない。で、さんざん悩んだ後、結局原因はPPPの「作業記録を残す」という設定がONになっていて、その記録が5万件を越えていたためメモリーが枯渇していたためということが分かった。

仮に1日10回接続しても10年で36500にしかならないのに、まあたかが1〜2年でよくも接続したものだ。ところでなぜISDN常時接続にしないの?ってよく聞かれるのだが、アナログ環境で確認しながらページを作らないと、どうしても「重〜い」ページになってしまうのだ。
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●RealPlayer   2000.12.11

今日は市議会の傍聴。 N議員 のウェブには毎回市議会での一般質問の映像をRealVideoで掲載しているので、その撮影。予め撮影許可を市議会議長に得る必要があり、毎回朝早く行かねばならない。眠いぞ。

一般質問の時間はおおよそ20分。とてもQuicktimeでは載せられない。しかしRealVideoの問題は「それよう」のファイルに変換するための時間がかかるということ。まず非圧縮のムービーに編集し、そこからRealVideoに変換。この作業中はパソコンがいじれないため不便である。一服には長過ぎるし、一眠りには短すぎる。Windows Media Playerで作るという手はあるが、こちらはMac用が再生用しか公開されていない。

2005年までには国内の3000万世帯が高速インターネット回線、1000万世帯が超高速回線を使えるようにするというのが政府の方針らしい。そのころには生ムービーが再生できる環境が一般的になるのだろうか。そうなると自分の子どものビデオをそのまま載せるオヤバカも増えるでしょうね。
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●うまくいかない「町おこし」   2000.12.10

例えば町おこしの一環として地域の商店街でバーチャルショッピングモールを作って、各お店で扱っている商品をインターネットで売ろう!というのはよくある話。しかしこれがなかなか成功しない。公開はしたものの全く売れない、というのであればまだ成功の部類に入るかもしれない。多くは企画倒れに終わる。その要因は、商店街の長老や実力者が反対して潰してしまうということ。

パソコンやインターネットに無縁の人間にとってはオンラインショッピングなど訳の分からんもんはやりたくないのだ。もしうまくいってしまった場合、今まで彼等が持っていた権限や権利がなくなってしまい、エラそうに口出しすることができなり、果てには存在意味が無くなってしまうのだ。しかし自動車が普及すれば馬子の仕事がなくなるのは時代の流れ、仕方のないところである。

しかし提案するほうにも問題がある。多くは「ノリ」だけで企画する。そもそも商店街で扱っている商品の中に、わざわざ遠方から送料や決済手数料までを上乗せした金額で購入したくなるほどの魅力ある商品があるのだろうか?売り上げ見込と構築するまでの費用を相対的に計算しているだろうか?商品を売るための広告宣伝戦略を立てているだろうか?ウェブを運営するための人材や費用を確保する方法を考えているだろうか?

‥‥まあ、結局のところインターネットで成功しているお店というのは、仮にそのその労力を全て実店鋪に注ぎ込んだとしても、実店鋪で成功するであろう向上心を持った、努力家の人たちであるように思う。
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●取材   2000.12.9

某雑誌の取材を受けた。ライター兼エディターの方と喫茶店で約2時間、SOHOやウェブデザイン、似顔絵、について話をしてきた。どちらかというと取材は「する」ほうなので、「される」機会はあまりない。でも「される」ほうがやはり気楽である。とにかく思った事を言うだけなので、「どのようにまとめるか」などと考えずに済む。

さて雑誌等で紹介された際の効果であるが‥‥当然自分のURLが紹介されて(今回の雑誌は発行部数25,000)、これがどれだけアクセス数に反映するかというと、正直なところほとんど期待できない。以前「「みんばのお店・有名人の似顔絵」が「週間読売」で紹介されたが、ほとんどアクセス数には影響がなかった。また「TVチャンピオン」に出場したときも、URLは画面に映し出されるのだが、アクセスはこれといって増えなかった。むしろインターネット関連の雑誌で紹介されたときのほうが効果はある(一時的にアクセスが増える)ようだ。

今までもっともアクセス数が増えたのがYahoo!Japan(雑誌ではなくウェブ)の今月のおすすめサイトで取り上げられた時で、このときは似顔のリクエストメールだけでも1日30通ぐらい来た(それ以来似顔絵の掲載作品数を溜まっているリクエスト数が上回ったままになった)。やはりメディアが異なると、見ている「人種」も異なるようだ。たしかにインターネットで仕事をするようになってからTVを見る時間は極端に少なくなったし、週刊誌(パソコンやインターネット以外の)を読む機会は歯医者の待ち合い室以外では、ほとんどない。


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●トリタイジャー   2000.12.8

きのうは 社のウェブマスターSさんにウェブページの製作指導に行った。ホームページビルダーを使ってかなり完成度の高いページができていた。デザイン的にも及第点であった。しかし問題はウェブでいろいろなサービスを提供するのが主な目的であるのに、会社案内的なイメージのトップページになっているという点。新たにもう1枚「チラシ的」トップページを追加して、元のトップページは第2階層にすることにした。

今日午前中は 社に行き、ホームページビルダーによる更新方法を指導。既にアップしてあるデータをダウンロードして、そのファイルを更新してアップロードする方法を教えた。「面白くて病み付きになりそう」とのこと。

午後は 社で、 トリタイジャー を売るための作戦会議。某ショッピングモールに出店したのだが、ほとんど売れないとのこと。トリタイジャーはカラス等の鳥害を防止するための商品。確かな需要はあるはず。しかしその人たちにどうやって告知するかが問題。明日からメールでのスポット攻撃を開始する予定。
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●故障   2000.12.7

パソコンが何らかの理由で壊れたとき、果たしてどこが壊れたかを見極めるのはなかなかタイヘンな作業。今日は外付けのHDDの動きがヘンになった。フォルダやファイルの画面上での表示が極端に遅くなったのだ。「ついに来たか!」と思いつつ、新しいのを買うまでどうやって最低限の作業で乗り切ろうかと考える。と同時に何とか復旧できないかと色々な策を試みる‥‥結果、SCSIのコネクターのネジを締め直したら復活した。こんなこともあるもんなのだと心配してすごーく損をした気分になる。

以前Windowsのマシンでキーボードが壊れたことがあった。叩いたキーとちがう文字が出るのである。この現象だけでは普通はキーボードの故障とは思わない。いろいろとコントロールパネルの中身をいじくり、ATOKをいじくり、ウイルスまでチェックする。それでも直らない。そのうちに、違った文字が出てくるキーが1箇所に固まっていることに気付く。それ以外のキーは正常だった。ここまできて「もしや、水でもこぼして基板のパターンがショートしたか?」という疑いがでてくる。そこでキーボードを分解して中の覗いてみたがそのような形跡は全く無い。まあでもキーボードの故障以外に考えられないので、マシンを買ったお店に持って行き、他のマシンに繋いでみたらやはり同じように違う文字が出てきた。

保証期間内だったので無料で直してくれるとのこと。それはいいのだが2週間かかると言われた。キーボードのないパソコンを2週間どうやって使うのだ?仕方がないので安いキーボードを買うことになってしまった(‥‥Macでなくて良かった)。そして2週間後、修理が終わったキーボードをとりに行った。しかし修理ではなく丸ごと新しいものになっていた。1度分解したからわかるのだ。
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●情報化   2000.12.5

情報化が遅れている分野‥その1つが政治、もう1つが教育、であるように思う。まず政治であるが、行政に関しては 政府のIT構想のおかげで公共施設を中心に急速にインフラとハードが普及している。

ところが政治家自身はどうだろうか?自分でE-mailの受発信をしている当市の市議会議員の割合は1割に満たない。最も情報の受発信を必要としている職業のはずである。

では教育はというと‥もちろんパソコンやインターネットは「リテラシー」、つまり「読み書きパソコン」のはずであるが、市内の公立小中学校で自分でE-mailの受発信ができる教員の割合は、5割に満たないように思う。平成13年度中に全国の全ての小中学校教師がパソコン指導ができるようにする、というのが文部省の指針。‥‥ほど遠い。

行政にしても、普及しているのは、自動車に例えれば、道路と車体のみで、肝心の運転免許資格は普及していない。「IT革命とは、政府が何兆円もの予算を投じることではなく、できるだけ多くの人が月3000円でプロバイダーに登録し、自分でE-mailの受発信をできるようにすることである」という話を講義でするようにしている。
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●クライアントに年末の挨拶   2000.12.4

昨日は SOHOネットワーク埼玉 会長の T社長 と運営委員のA社長といっしょに クライアントである K市商工会 へ年末の挨拶に。地域の商工業者が ここにきて本気でITに興味を持ちはじめたものの、なかなかインターネット やパソコンに対する理解がついていかず苦慮しているということが話題の中心。 研修会や講演会を頻繁に開催して、何とか布教活動をしたいところ。

K市商工会では講演会を てるくに電気さん にお願いしたり、 NCネットさん を 紹介したりとあの手この手で対応するらしい。 しかし最終的には皆さんの「やる気」の問題。 いろいろとアイディアは出るものの、なかなか具体的な活動となるとしがらみや 制約があって難しいところ。
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●Netscape6   2000.12.2

この仕事をやっている以上、ブラウザの最新バージョンというのは無視できない。 Macをメインに使っている都合上、標準はネスケということになる。理由はoff-line での読み込みが速い、色の表現がキレイ、画像の縦横のサイズを最初から認識するので IEのように読み込む途中でがちゃがちゃと画面が動かない(画像のwidthとheightを 指定していないとき)、といったところ。というかMac版IEはoff-lineで動かすと、 すぐに途中で息絶えて止まってしまうというのもその理由。

ところが今度のネスケ6はちょっとヒドイ(Win版での話だが)。まず今まで使えたJavaScriptが動かない。 制作途中のページには「IEでご覧下さい!」と追加しないといけない。それとデフォルト での画面サイズ(横方向)が狭い!基本的には800×600pixではなくなるのだ。 Mac版でこれらの点が改善されるという望みは薄いようなので、あとはネスケ6のシェア が無視できる程度にとどまることを願うのみ。
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●不二家レストラン   2000.12.1

不二家レストランで待ち合わせをした。ところが時間になってもクライアントのW社のNさんが来ない。 約束の時間を30分過ぎたころ、レジの電話が鳴り、呼び出された。 W社 の近くに不二家レストランが2店鋪 あるということがわかった。W社では トリタイジャー という鳥害防止対策商品をウェブで販売しているのだが、 なかなか思うように売れない。その対策の打ち合わせだったのだが。
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