2001年5月

●画像処理-1   2001.5.31

ウェブに掲載する画像は色々な加工が必要となる。普通に撮影した写真やスキャナから取り込んだデータでも、そのまま使えるということはほとんどない。

まずはトリミング。これはページのレイアウトを整える上で絶対に必要。 次に明るさ、コントラスト、色調の調整。これもページ全体のバランスを整える上で必要な作業。

それと画面の傾きやパースの修正。きちんと水平が出ている写真は意外に少ない。またほとんどのカメラは広角気味で撮影されるようになって不要なパースペクティブがついているので、これを修正しなければならない。

そして品位の調整(詳しくは次回に説明)。

と、ここまではルーチンの作業なので問題が起こることは少ない。

問題なのは屋外での建築物を写真撮影したもの。これはどんなアングルで撮っても必ず電線が写ってしまうのでこれを消さなければならない。会社案内の社屋であれば、電線が有るのと無いのでは印象が大きく異なるし、不動産の物件や建築の施工例では、電線があるだけで非常に鬱陶しく所帯染みた雰囲気になってしまう。

電線の周囲の画像を切り取り、電線の上に重ねて隠すという皮膚の移植手術のような地道な作業が必要になる。

もっと大変なのが無い部分を見繕う作業。例えばカタログをスキャンしたときに人間の左手が価格表に隠れて写っていない、などという場合。同じような写真を捜して左手部分を移植する。これがない場合は右手部分をコピーして左右反転させて繋ぎ合わせる、といったことになる。

てなことをやりつつ最終的には何とかなってしまう。デジタル技術とは恐ろしいものなどと思いつつも。

●困った人たち   2001.5.30

さてどうしても関わりたくないか?でも関わらざるを得なくなったのでやるしかないのか。

でも自分はよくわからないのであまり深く考えずにいたい。しかし対外的にはやっているようにしたい。

というスタンスでインターネットを取り入れようとしている人が増えている。

だからパソコンを選ぶにしてもプロバイダーを選ぶにしても接続環境を選ぶにしてもなるべく深入りしないでしかも安く上がる方法がないかなどという無理難題を他人に押しつける。

「プロバイダーはどこがいいかって聞いているだけなのに何であんなに難しい話しを延々とするのだ!」ということを言う人もいる。どこがいいのか一言で答えられれば、み〜んなそのプロバイダーにするであろうこと、そしてそんなに簡単じゃあないってこと、あんたの理解の範囲をとっくに超えている世界があること、等々、一から説明して納得してもらうまでには膨大な時間と手間を要する。だから誰もやらない。

自分の知らないことはなるべく簡単であって欲しいと望む気持ちは分からないではない。簡単でないとした場合は自分が知らない範囲がより多くなってしまい、相対的に自分の知識が狭くなるということになる。

そうならないためにみんな新しいことに関する情報収集をしているのではないか。それをサボって己を肯定し守ろうとする根性がそもそも間違っているのだ。

「そのプロバイダーっていうのは電話すれば営業マンが来てくれるんでしょ?」って、来るわけないじゃん!

●Macの買い換え   2001.5.29

現在使っているPowerMac7600/200というマシンはさすがに時代遅れになりつつある。もはや中古価格は3万円ぐらいか。

以前MacG4について書いたのだが、Macユーザーにとって新品に買い換える選択肢としてはMacG4しかない。しかしこいつに 買い換えた場合、

▼周辺機器がSCSIのため、専用のボードを追加しなければならない

▼現在使っているビデオはRCA端子接続であるため、専用のビデオボードが必要

▼専用のメモリーを新たに追加しなければならない(Photoshop,Illustrator,IE,NNは同時に起動している必要あり)

▼フロッピードライブはクライアントとのデータのやりとりのため必須

▼内蔵のMOも必要であるが現在のものは転用できない

と、ここまでで軽く10万円はオーバーする。最低でも30万以上の出費となる。

その他の問題として、現在のマシンをどう処分するか。固定資産の償却とかも含めて考えると結構面倒臭い。さらにG4マシンはでかくて収まりが悪く机の上のレイアウトを再構築しなければならない。

ではどうするのか?実はパソコンには拡張性というものがある。そのためのPCIポートなのではないのか?という視点で考えてみようかと思う。

どこまでホントか分からないが、OS Xにまで対応して処理速度がG4に匹敵するようなボードは10万以下で買えるのだそうだ。

●モニターが故障   2001.5.28

モニターが故障した。電源を入れてから1〜2時間経つと画面が上下に細かく振動し始めるというもので、昨日SONYのサービ スマンが代替品を持って引き取りに来てくれた。

1週間ほどの入院で修理ということになる。症状から想定するとCRTの故障ではないので、2〜3万円で修るのではないかとの こと。であればあえて新品に買い換える必要もない。

もう3年も使っているパソコン周辺機器が、買い換えるよりも修理したほうが安いというのも今どき珍しいことである。

画面の振動を制御する回路があり、恐らくそこがイカレているのではないかとのことであったので「その基盤ごと交換という ことですね?」ときいてみたら「いや、そうはいかないんですよ。交換した基盤を修理するところがないもので」「じゃあコン デンサか何かの部品そのものを取り替えることになるうんですか?」「ええ、そうなります」とのこと。

やはり部品のリサイクルとか基盤などの電気部品の廃棄に対しての考え方が変わってきているようだ。環境保護に対する取り 組み方の一環なのだろうが、流石SONYである。

●時候の挨拶   2001.5.27

メールの書き出しはで多いのが、「いつもお世話になってます」「ご無沙汰してます」といったところ。これはプライベートとでもビジネスでもだいたい似た様なもの。(高校生とかになると全く理解を超えた書き出しだったりもするが‥‥)

ところがたまーに、「貴社益々のご清栄のほど心からお慶び申し上げます」なんて始まるやつがある。おいおい丁寧には万全を期せばよいというものではないぞ!と言いたい。だいたい今の時期にほとんどの企業は「儲からないー儲からないー!」と言っているのに「ご清栄」なんていうのは場合によっては皮肉だぞ。

そんな意図はないにしても明らかな「ひな形」を使うなよな、と言いたい。

記録的な残暑が続いているにもかかわらず、9月だからということで「ようやく酷暑も峠を過ぎて、吹く風に秋の気配が感じられます」なんていうのもある。

文末にしても「これからもさらにご自愛くださり、あなた様のご多幸を深くお祈り申し上げます」などというのは宗教の勧誘のようだし「これからもご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます」なんて書く人間に限って人の言うことには耳をかさない。

「乱筆乱文にて失礼いたしました」なんていうのもあったりする、筆跡はわからないのだが。

まあいづれにしてもメールは用件を簡潔に判りやすく相手に伝えることが最も大切。よほどご無沙汰している人とか形式にウルサイ人を除いては、時候のアイサツなどというものは使わないようにしましょう。

●盗用模倣の繰り返し?その2   2001.5.26

昨日の続きです。レゴで作った家を意匠登録しようとしても受け付けてくれないでしょう、と書きましたが、仮に実際に住めるような家をレゴで作ってしまった場合、これは「著作物」として扱われる可能性は充分にあります。

同様に例えHTMLでも、これを駆使することで「著作物」を作ることも不可能ではありません。例えばtableとかflameというタグを使えば、画面を細かいグリットに分割して、それぞれに色(これも数万色の中から選んだもの)をつけることで、一種にCGに近いものの表現が可能になるわけです。

実際に幅が1ピクセルのラインを少しずつ色を変えながら並べることで「影」を表現するようなことでは使われています。

ただし同じ効果を出すのであれば現在のところ最初から画像データを作ったほうが楽ですし、こうして作られた画像データのほとんどには「著作権」が存在することになります。

つまりホームページにはそのコード(HTML)で著作権を主張することは難しいにしても、画像データを著作物として認めてもらうことは難しくないと思います。逆に言えば、他のホームページを参考にした場合でも、そこに使われている画像や文章には、ほぼ間違い無く「著作権」が存在しているはずなので、これらを(無断で)コピーして使用することは絶対にしてはいけません。

よく他のページで使われている写真や地図、印刷物からスキャナで取り込んだデータをそのまま無断掲載しているページがありますが、これらは明らかな違法です。

●盗用模倣の繰り返し?その1   2001.5.25

こんなメールをいただきました。

ホームページつくりを始めて1年たちました。市販ソフトにたよらず独学で作ってまいりました。最近気になることがあります。手本をインターネット上のホームページを参考に勉強してきたため、盗用模倣の繰り返しではないかと自己嫌悪になってしまいます。

以前も似た様なことを書いたと思いますが、HTMLというのはタグの種類が限られているので一般的な使い方をしている以上は誰でも同じようなものができてしまうものです。

これはレゴ(ブロックのおもちゃ)で家や自動車を作るようなもので、レゴで作った家を意匠登録しようとしても受け付けてくれないでしょうし、他人が自分と同じようなものを作ったからといって盗用で訴えることもできないでしょう。

JavaScriptやダイナミックHTMLではソースの中にコピーライトが書かれていますが、HTMLで著作権を主張するというのはあまり意味がないですし、他人のソースを参考にしながら作ったとして結果的ににたようなものになったとしても問題にはならないでしょう。

ただしソースをそのままコピーして使うことは避けましょう。法的うんぬんの前にマナーの問題ですね、これは。

SOHOネットワーク埼玉のサイトに「MLキリトリ発信コーナー」というのがあって、そこに「模倣と盗用の境目とは?」というのがあるので参照してみてください。

●画像の分割   2001.5.24

jpgの画像はPhotoshopでの「標準」にするとこれが意外に重い。アナログだと上からタラタラと出てくるので全部が表示されてときにその内容が大した画像でないときにはがっかりするものだ。

個人のページでの家族旅行の写真なんかはPhotoshopでのjpg「最低」で十分だし、gifの64色でも大抵の場合は問題はない。またCG作品なんかでもよほど写実的であるとか、そのディティールの表現に固執する必要がある場合以外はやはりjpg「最低」で十分。

しかしこれがオンラインショップでの商品の画像ともなるとそうそう読み込み速度を優先させるわけにはいかない。画像でその商品の魅力や特徴を表現して購買意欲をそそらなければならないし、同じようなラインアップの場合は各モデルごとの差異が画像で認識できなければいけない。

そうなるとPhotoshopでの「標準」、またはgifでの256色程度が必要となる。しかし重くしたくはない。

この問題を解決するために使われるのが画像の分割である。1枚の画像を3〜5つぐらいの面積の少ない画像でーたに分割してテーブルで組み合わせて表示させるというもの。それぞれの小さい画像を同時に読み始めるので、トータルでの表示時間は1枚の大きな画像に比べてかなり削減できる。

そこで気を付けなければいけないのがHTMLでのTDとTRの改行。これを間違えると画像の間に隙間ができてしまう。

●中古品   2001.5.23

パソコンとその周辺機器には中古品を買っても大丈夫な物とリスキーな物がある。

リスキーな物としては、まず物理的な駆動部分があるもの。例えばMOドライブ、HDドライブ、プリンター等である。モーターで何かを回しているような場合は必ず物理的な磨耗がある。つまり寿命というやつ。これは絶対に避けられない。

これが使用条件によっては予定以上に早く寿命を迎えることもある。たとえば水平垂直を保てない状況で回転系のメカを長時間使用するとそのシャフトや軸受けが不規則な磨耗となり片減り状態となってピックアップ等の精度が保てなくなる。

特にHDドライブはパソコン本体が動いている間は必ず駆動している。こいつがディスクとピックアップのクリアランスを分子レベルの数値を維持しながら動いているわけで、永遠に使用できるということは絶対にない。毎日のように酷使すれば数年で寿命を迎える。

それとMOドライブ。これはMO上のデータを無理に書き換えると意外に早く壊れてしまう。プラス駆動系の寿命も考慮すると、中古品を買うには最もりスキーな品物。

表示系、つまりLCDやCRTについては何とも言えないところ。基本的には電球や蛍光灯と同じで単品毎のバラツキがかなりある。中古品でも新品以上に長持ちする可能性もあれば、買ってすぐに終焉を迎える可能性も。ただしこのことは新品についても言えること。

総合的に考えるとやはりノートパソコンというのが最もリスクが大きいのではないかと思う。水平が保たれない状態で使用された可能性はあるし、バッテリーという寿命不安定要素があるし、表示はデスクトップのようにセパレートでの交換ができないし、発熱という問題でデスクトップに比較すると不利な条件を最初から持っているし‥‥

もっともよほど特殊な商品でない限り中古より新品のほうが安くて性能も良いということが多いのだが。

●タイプミス   2001.5.22

メールでのタイプミスはしばしばお目にかかるし自分でもする。もちろん一言一句間違いのない正しい日本語が望ましいわけではあるが、ついつい急いでいると間違えてしまうことはある。

これをどう考えるか?ということだが、メールを文章としてとらえた場合は頻繁なタイプミスは許されないわけだが、会話を文字にしたものととらえれば多少のミスぐらいは許されるはず。

日常会話で文法的なミスをしないで喋れる人間などはそうそういるもんじゃない。

しかしたとえばアポの日付けや時間、見積りの数字、顧客の名前等、間違ってはいけないものもあることは確か。でもまあ本筋に影響しない箇所での間違いなんか大目に見て欲しいもの。

ところがメールでの文法や単語の間違いを見つけて鬼の首をとったように騒ぐヤツもいないわけではない。「正しい日本語を使いなさい!」と言わんばかりに。そういう人間に限って外国語は全くできなかったりもするのだ。

間違いのない日本語よりも、70%の日本語と50%の英語ができる人間のほうがよほど役に立つ時代なのだ。

●職人   2001.5.21

どんな業界にもその道何十年という職人がいる。そして色々な業種のホームページの製作を請負うことでこういった職人さん達の技を見たり知ったりする機会が多くなる。

そしてその職人さんたちをマネージメントしている社長さんがいるわけで、この方たち、その業界の職人さんたちの技のすばらしさ、難しさは誰よりも理解していらっしゃる。

しかし、である。なぜ自分たちの業界は職人が必要で素人がちょっと真似ごとをしたところで到底及ばないというということを理解しているにもかかわらず、ホームページは素人でも簡単にデザインできると思うのだろうか?

デザインという職業にはかなり職人技が含まれているのだが‥‥。というとピンとこないかもしれないが、デザイナーになるためには大学や専門学校で2年とか4年とか専門の勉強をする。そしてプロになったとしても最初の2〜5年は修行期間、一人前になるには長い時間と繰り返しの鍛練が必要なのだ。

だから素人がホームページビルダーを使って作ったページとプロがHTMLで作ったページとでは色々と違うのだが‥‥つまり素人が日曜大工センターで材料を買ってきて作った本棚とプロの表具屋や大工が作ったものでは、精度や耐久性、仕上がり、強度と、色々と違うはずである。これと同じことが言えるのだが、どうもなかなか理解してもらえないようである。

●文字化け   2001.5.20

Macintoshを使っている人はたまに見ることがあると思うのだが、ウェブページに掲載されている会社名の前や後ろにある縦長の四角形。

実はこれ(説明する以前に察しはつくであろうがあえて)(株)とか(有)をWindowsで打ったものが化けたもの。半角カタカナについては色々なところで使わない様注意書きがあるが、これらの記号(文字)についてはあまり注意されていない。

その他平方メートル(mの2乗)や立方メートル(mの3乗)、ローマ数字や◯や●の中の数字、単位や年号、数式記号の多くはOSに依存するためWindowsで作ったものはMacintoshでは化ける。逆にMacintoshで作ったものはWindowsで化ける。

このへんはパソコンの基礎、なのだが知らない人が多いようだ。

それと(月)(火)(水)とかいうやつを全角の中に押し込んだ記号、これも使えない。これは記号として互換性がないのも確かだが、何でこんな表現を使うのかが根本的な疑問。

規約とか会則なんかにはよく登場するのだが、こんなものはアルファベットにしたほうがよっぽど判りやすいし間違いもないと思うのだが。。

●一太郎とWordの違い   2001.5.19

学校の課題で「一太郎とWordの違い」「ExcelとLotus123の違い」を何か説明せよ。と言われて困ってるという人からメールをいただいた。 引用しての掲載は「NO」とのことであったのでメール本文の引用はしないが、メルアドの入力がなく返信できないのでここで回答させていただくことにした。以下回答******

一太郎とWordはほとんど同じようなものです。細かい操作が異なるだけです。一太郎はジャストシステムという日本の会社が、Wordはマイクロソフトというアメリカの会社が作ったものです。お互いに相手を研究しながら開発しているためかなり似たようなものになってしまったというところでしょうか。

ではどちらを選ぶか?ということになると、まあ周りで使っている人が多いほうがいいでしょう。ファイルのやりとりができるので。

でもお互いある程度の互換性もあるので、凝った書類でなければ開けます。仮に周りを意識しないで選ぶなら 一太郎のほうが若干使いやすいかもしれません。

ExcelとLotus123も同じ様な経緯ですが、最近は Excelを使っている人のほうが圧倒的に多いようです。

ではその「違い」ですが、開発された背景なのか操作上のことなのかはわかりませんが、仮に後者である場合は、両方を使ってみない限りは わからないでしょう。学校の課題であれば自分なりに感じた操作性の違いをレポートする、ということを出題者は求めているのでは?

前者だとしたらインターネットで色々と調べてみるのがいいでしょう。私などではなく、それぞれのソフトの掲示板とかあると思うので、そういったところを覗いてみる、または投稿してみるのがいいでしょう。*******

●売上げ   2001.5.18

SOHO事業者でしかもフリーランスで1人で事業を行っている場合、通常は確定申告を行うわけであるのだが、どの時点を売上げとして台帳に書き込むのかという問題がある。

税理士には「請求書」を発行した日を売上げにするように言われるのだが、これは必ずしも現実的ではない。請求書を出したからといって支払ってくれる保障などどこにもないのだ。

あくまでも入金があった日を売上げとして計上した日にしなくてはならない。そうしないと絶対にツジツマが合わないのだ。もらってない売上げ金から税金を引かれては困る。

請求書を出しても払わない、だけではなく請求金額と入金額が必ずしも一致しないということもある。もちろん振込み手数料はカウントできるので問題ないのだが、ご祝儀で多めに振込んでくれる人もいるのだ。

それと必ずしも請求書が発生するとも限らない。領収書だけを発行する場合もあれば公的機関の場合のように先方の書類に捺印するだけの場合もある。

講演では「謝礼」という(ときには「薄謝」)かたちでの収入なのでなにも証書が交わされない。

昨年の秋ごろに税務署から督促状なるものが来た。デザインを業務としる場合には「個人事業税」なるのもがかかり、これが納税されてないため5万いくらかを納めよ、というもの。

よくわからないので税務署に電話で聞いてみたところ、純粋にデザインだけを業務にしている場合にかかる税であり、企画やコーディングまでやっている場合には必要ないとのことで免除となった。言ってみるのもである。

それにしてもよくわかんないよなァ。。

●ALTタグ   2001.5.17

イメージ(img)の内容をわかるようにするのがこのALTタグであるらしいのだが、最近はほとんど使わなくなった。

ALTタグは一般的にイメージの内容をテキストで説明するためのものであり、例えば視覚障害者が音声読み上げによって再生したデータを聞いて理解するときなどに有効である。しかし最近のソースを見ると、HTMLの他にJavaScriptやSSCが大量に含まれかなり複雑になっている。仮にタグをスキップして読んだとしても果たして理解し得るものになるのだろうか?

あとは画像のバイト数を書いてあるのものをたまに見かけるが、今日のようにディスクスペースが大きくなればこれはあまり意味がないように思う。

もう一つの使い方が画像が表示されるまでの待ち時間に内容を予め知らせるということ。しかしこれも回線速度の向上とともに不要になってきている。それよりも待たせない画像を作るための工夫のほうが優先されるべき。

というようなワケで、ALTタグは使わないことが多くなった。あ、あと、せっかくALTタグを書いても画像の面積が小さいときには表示されない。

●写真撮影   2001.5.16

昨日はウェブに掲載する商品の写真撮影。合計で約130枚、さすがに1日にこれだけ撮ると疲れる。

さてウェブに掲載する写真であれば当然デジカメを使うであろうと想像されるのだが、35m/mの一眼レフを使った。つまりフィルムをD.P.Eに出してこれからスキャナで読み込まなければいけない。

なぜデジカメを使わないのか?もちろんデジカメのほうがデータ変換や後々の処理は簡単なのだが、いかんせん大きさが30cm〜1mぐらいの「商品」の場合、その撮影は非常に難しい。

ライティングや絞り、被写体によってのレンズ交換、背景の設定などなど、ファインダーを覗いたときイコール画像でないとウマくないし、もちろんストロボなんか使えない。と、ここまでできるデジカメはものすごく高いのだ。世に出回っているデジカメのほとんどがスナップ用、コンパクトカメラなのだ。

さて写真のほうはというと‥‥時間がないので近所の55分仕上げでプリントしたのだが、まあ、なかなか思うようには焼けていない。コントラストは極端に強くて白はぶっ飛びちょっと暗い部分は真っ黒、グレーは青に茶色は真っ赤にと、もう滅茶苦茶。

自動でプリントする限りは全体の明度でコントラストを判定するし、現像液を交換してすぐとその後と交換の直前ではそれぞれ色が異なるので仕方のないところ。しかし幸いなことに(残念なことに)その問題点のほとんどがPhotoshopで修正できてしまうのだ。

●ASP   2001.5.15

先日あるクライアントのところへホームページリニューアルの打ち合せに行った。通常リニューアルというと、より内容を充実させたり、新たなコンテンツを追加したり、デザインを一新したりと、明るい話題が中心であるが、時には逆の場合もある。

そのクライアントのサイトは大きく4つのカテゴリーに分かれ、2つがB2B、残りの2つがB2Cであった。

そこで2つのB2Cのページでは大手ショッピングモールに登録し、ASPとも契約をしたのであるが、開設して約半年間全く注文がなく、仕方なしにそのショッピングモールとASPを解約した。

ただしウェブはそのままの状態だったので、そのASPに連動している買い物カゴが動作しないままの状態で公開されていて、"始めてのお客さん"が商品を購入しようとしたところ「動かない!」というクレームが来たのであった。

そこでその買い物カゴを削除して、専用のオーダーフォームを追加するというのが今回のリニューアルであった。

当たり前の話だがASPは商品が売れなくても経費だけは確実にかかる。

●ファイルの古さ   2001.5.14

ホームページのファイルを作っていくとき、最初はフォルダやファイルを「アイコン」にしておいて、関連するものを解りやすく並べておく(これはWindowsでは思うように並ばないのだが)。

ところがファイルの数が増えてくるとウインドウ内に納まらなくなり、さらには修正したものとそうでないものが判別しずらくなる。それでもファイルを色分け(これもWindowsのデフォルトではできない)したり、時には専用のアイコンを作ったりしながら凌ぐのだが、さすがにファイル数が100以上になってくると 混乱してくる。

そこで便利なのがファイルをリスト表示にして「修正日」順に並べ代え、さらに降順とする方法。これで常に修正されたファイルが一番上にくるので、控えをコピーしたり、アップロードするときにはたいへん便利。

しかし思うに紙の書類であれば見た目でその「古さ」がわかる。青図はヘリが黄色っぽく変色しているし、FAX用紙は何やら黒いシミができていたり、熱感光紙は文字がほとんど消えてしまっていたりと。

ところがパソコンで作ったファイルは、古くても新しくても見た目は同じ。もちろん作成日や修正日でその生い立ちはわかるのであるが、うっかり古〜い請求書のひな形を使ってしまったりすると振り込み先が既に閉鎖された支店になっていたりすることもする。

●溜メル   2001.5.13

メールの返事が来ない場合、考えられる例として、
  • 相手が、滅多にメールが来ないのでメールチャックをしてない人である
  • 相手が、基本的に受信はするが発信はしないということを心情にしてる人である
  • サーバがトラブっているとき
  • メーラが壊れている
  • 相手が旅行や出張でメールが受信できない場所にいるとき
  • 相手が忙しくて返事が書けない場合
  • 相手がメールが溜まってしまって処理が追い付かないとき
などが考えられる。

最後のやつが「溜メル」である。これが放っておくとタイヘンなことになる。週末はメールの整理と レス書きで費やされてしまうこともあるし、それもやらないとすれば業務が滞り仕事上の影響につながる。

またレスを発信しながらレス書きを続けているとレスのレスが来はじめる。またそのレスを書きながら続けると序々に混乱してきて余計にワケがわからなくなる。

そこで最後の手段、発信者のメルアドだけを控えておき、一気に受信メールを削除する。 そして「◯◯月◯◯日〜◯◯月◯◯日の間にメールを発信された方へ。。。当方メールサーバのトラブルのため受信できない状況にありました。また一部のメールが削除されてしまった可能性もあります。大変お手数をお掛けすることとなり申し訳ありませんが、◯◯月◯◯日〜◯◯月◯◯日の間に発信されたメールがございましたら再度同じものを発信していただくようお願いいたします」と、控えたメルアドに同報発信する。
ただしその中にメールサーバの管理者が含まれていないことを確認しておきましょう。

●専門用語その2   2001.5.11

今度は逆の話。当市の市議会の一般質問で私の知り合いの市会議員がよくIT関連の質問もするのであるが、これに対してのウワサ‥‥「まったくワケの分らない横文字ばかり並べて‥‥」という批判が間接的にちらほらと聞こえてくる。

しかしこれは◯◯◯システムズがドメインやサーバーの話をするのとは違い、明らかに一般的に使われている横文字なのだ。SOHO,ISO,NPO,PFI等々、日経新聞には当たり前に使われている単語だと思うのだが。

人名や地名、それに海外の政策や政治的活動は当然のことながらカタカナになる。これが同じ「知らなかったもの」でも日本語だと感じないのだがカタカナになると「何だ難しい言葉使いやがって」となるらしい。

先日NHKで「今、中国の学生が興味を持っているものは2つしかない。英語とパソコンである。このことは逆に言えば英語とパソコンができなければ将来はない、ということである。」という中国の学生に関する番組が放映されていた。さらに「21世紀の中国についてどのようなビジョンを持っているかという質問に対して、21世紀は国家の時代ではなくグローバリゼーションの時代なので1国について語るのわけにはいかないのでは、と回答する学生もいた」とのこと。

日本はまだまだグローバリゼーションの意識が現実のものとしては意識されてないような‥‥

●専門用語その1   2001.5.10

先日あるクライアントから電話があった。会社が独自ドメインを取得したことに伴ってウェブデータの移行について◯◯◯システムズと打ち合せをしたが何を言っているかさっぱり判らなかった、とのこと。

「外国語喋んじゃねーよ!」とも言っていた。しかしこの電話の主の方も基本的なHTMLは書けるしデータのアップロードも出来る。決して初級者ではないのだ。

数年前まではインターネットは極めて限られた専門知識のある人たちのものだった。従ってその筋の人たち同士で話をするときには専門用語が飛び交って当たり前の世界であったのだ。時にはある単語を知らないと 恥ずかしいと感じることもあったかもしれない。また、自分の知識を誇示するためにわざと難しい、または新しい単語を使うという傾向もあったかもしれない。

しかしもはや国民の4人に1人がインターネットを利用している時代であり、その多くが専門家ではない。 にもかかわらず、相手が専門家ではないということは判っているのに専門用語をずらずらと並べて喋りまくるその筋の人たちに対してはある種の愚鈍ささえ感じる、というのは言い過ぎだろうか‥‥

●NTTのセールスマン   2001.5.9

昨日NTTのセールスマンが来た。例によってマイラインの勧誘である。契約をして欲しいとのことであったが、「そんなもんは不要だ!どこが安いが一覧表を眺めて分析するだけでも一晩かかるし、その用役費だけでも割り引き分はペイできないんじゃない?それに市外や県外には今どき電話なんかしねーよ!全部メールで用が足りてるんでイエデン(ケータイに対して家の電話の意、漢字だと"家電"になるので紛らわしい)の割り引きなんかトータルの電話料金には影響しねーよ。それよりUsenがやっているブロードバンドはNTTはやらないの?」とタテ続けに言わさせていただいた。

それではというのでそのセールスマンはフレッツADSLの説明に切り替えた。「この地区では既に対応エリアに入っていますが申し込んでも1ヶ月ぐらい待つので今のうちに‥‥」「局からの距離がだいぶ離れているが減衰はしないの?だいじょぶ?それよりMacintoshを使っているんだけどMac用のモデムはあるの?それもUSBじゃなくて専用モデムポートで使えるやつ。それとこのスプリッタ¥1,800って要は分配器でしょ?ロジャースで¥780で売ってるやつ。あ、それから今契約してるプロバイダーがADSLに対応してないんだけど‥‥何だかプロバイダーが対応するには相当に資金が必要で結局NTTだけが儲かる仕組みだって嘆いてたよ、何とかしてよ!プロバイダー乗り換えるっていったてメルアド変更したり色々とメンドクセーし。」

帰りぎわにもう一言、「50才以上じゃなくて良かったですね(^_^;) 」。

●コピー&ペースト   2001.5.8

ウェブデザインをしていると言うと、「じゃァ、もうブラインドタッチでですね」なんて言われることがある。ところが実際には1本指で、というほどではないがブラインドタッチで雨あられというわけではない。

HTMLではタグは英数半角で本文は日本語、さらにJavaScriptやCSSが混ざっているし、HTMLのタグにしても全て暗記しているわけではないのでそのたび調べたりもする。日本語にしても人名や地名、業界ごとの専門用語等々、もともと「ことえり」(WindowsでのATOK等)の辞書には無いものが多い。リンク先や画像ファイルの呼び出しもその都度調べなければいけない。

というようなわけでキーボードを連続して打つという作業は意外に少ない。ではどうしてるかというと、もっぱらコピー&ペーストである。使えそうな他のファイルをペーストして部分的に書き直していくというような作業、これが一番多い。つまりマウスを操作している時間が作業時間の中で最も長いということになる。

また、画像を製作、修正する場合もほとんどがマウスによる作業。右手はマウスで左手はキーボードでショートカットを打つ、という作業が大半を占める。この流れでHTMLもショートカットでのコピー&ペーストが便利になってくるということ。

ちなみにコピーの他にカットというのがあるがこれは使わないようにしている。ペーストする前に電話に出たりすると忘れてしまい、続けて他の文書をコピーしたりすると最初にカットしたものが消えてしまい、さらに消えたことに気が付かないということもあるので。。。

●ファイルの数   2001.5.7

恐らく平均的なホームページのファイルの数はせいぜい50とか100ぐらいではないかと思う。中にはテキストファイルが1つと画像ファイルが10個ぐらいで納まっているページもある。これは決して多ければ良いというものではない。

現在リニューアルを担当させていただいているサイトではファイル数が全部で約900ある。リニューアルといっても全てのファイルを書き換えるわけではないのだが、修正したファイルとそうでないファイルを分類するのも面倒でである。

いっそのこと全ファイルを上書きしてしまったほうがてっとり早いこともある。

まあ、いずれにしてもこの仕事は過去に自分が作ったものだから出来るのだが、もし他人が作ったものだったらとてもじゃァないけどやってらんない。

それでも作業に占める時間の多くがディレクトリ構成のレビューとファイル名の付け方を思い出すというもの。

ちなみに似顔絵のサイトではそのファイル数は1400以上ある。一度何かの拍子にHDがぶっとんでNorton Utilitieで復元したことがあるが、ディレクトリ構成通りには復元されないので(フォルダは再現しない)、復旧したファイルを元通りのフォルダに振り分けるのに非常に苦労した覚えがある。

とにかくできるだけファイルは少ないしたほうが何かと都合がいいようである。あと使ってないファイルは溜めないようにしましょう。

●籠城   2001.5.6

ここ数日間籠城している。仕事が詰まってくるとこの状態になる。パソコンから1mのところに布団の端があるので、疲れればすぐに寝られる。昼夜の感覚は全くなくなり外の天気や気温もわからないので、たまに外出するとやたら暑かったり寒かったりと。

新聞も読まなければTVもほとんど見ない。プロ野球中継はラジオで聞いているのだが、気が付くとスコアが変わっている、ということはほとんど聞いていないような状態なのだろう。

ひたすらOFF-LINEでHTMLをいじっているわけだが、たまに繋ぐと(こういうときに限って)どっとメールが流れ込んできたりする。これの返事を書いているとすぐに時間が経ってしまう。

これでは身体に良いわけがない。1日に2時間ずつ3回寝るような状態が続き、体内時計などというものはとっくの昔にブチ壊れている。‥‥‥今なら世界中どこに行っても時差ボケにならない自信はあるのだが。

●重厚長大   2001.5.5

微芯薄名という言葉がある。びじんはくめい、と読むらしい。これまでの(といっても20年ぐらい前まで、というかSONYのウォークマンやハンディーカムがヒットする以前の)重厚長大に取って代わる現在の商品企画のキーワードのようである。

重厚長大は産業革命の大量生産画一型の商品を意味し、この方法が行き詰まり消費者の多様化に対応したOne to oneのビジネスを微芯薄名と呼ぶということにもなるらしい。まあこれは完全にイコールということではないようにも思うのだが。

さて重厚長大のほうはといえば大平洋戦争で日本海軍がその技術を結集して送りだした戦艦大和と武蔵があっけなく沈められてしまった時にさかのぼる。既に米海軍はレーダーやソナーで戦争において「情報化」という戦略をいち早く取り入れ、日本軍の暗号を解析し、常に先手を打って日本軍の動き掌握していた。

これに対して日本軍は空からの攻撃の優位性が重要であるとの判断から第3の戦艦の製造を急きょ空母に切替え空母信濃を送り出したのだが、これもあっけなく撃沈された。

空の優位性は既に真珠湾から空母を避難させていた時から米海軍は重要視していたということだろう。

日米の情報化に対する取り組みを大平洋戦争に照らし合わせるのはいささか不謹慎のような気もするが、まあとにかく日本人は目に見えない「情報」よりも目に見えて、持って重たく、置いて存在感のある「重厚長大」を好む傾向はいまだにあるように思うのだが。

●似顔絵へのメール   2001.5.4

有名人の似顔絵のページでは誰を描いてほしいかというリクエストを受け付けている。現在の掲載作品数が約670点、これに対してリクエストをいただいてまだ描いてない人物が‥‥たぶん1,000以上。数えるにも時間がかかる。いかに有名人が多いかということ。

さて当初このサイトを開設したばかりのころ、リクエストはせいぜい1〜2週間に1通ぐらいしか来なかったので、こちらも色々と資料を捜して描いたものだった。しかし今ではリクエストのメールが来ない日はなく、多いときには20通以上来るので、これを全部描いていると仕事ができなくなるし寝る時間もなくなる。

もちろんリクエストにはかなりの重複があるので、人物単位で数えると「描いてない人」はそれほど増えない。しかし同じ人が同じリクエストを何度も出してるという場合もあるようだ。これは必ず同じように文字化けしてたり、必ず週に一度決まった曜日に来たりするので想像がつく。

このような人たちにはタイヘン申し訳ないのだが、なんせ似顔絵は仕事ではなく、描いたところで収益はないので、本職に励まなければ喰っていけないので我慢していただきたいm(__)m

●クリック&モルタル   2001.5.3

昨日はスポーツウイザスにリニューアルの打ち合せ。野球のオーダーメイドユニフォームをウェブで販売して大成功しているお店。

もともとはスポーツ用品全般を扱っていたが、ユニフォームの仕事が忙しくなり、久しぶりに訪れたら店内が野球用品オンリーになっていた。もう野球とソフトボール用ユニフォーム、そして野球用品しか扱わないようにしているとのこと。

ウェブでのやりとりに1日の大半を費やしてしまうため、実店舗の営業時間も短縮したそうで、そうしないとメール書くヒマがないとのこと。クリック&モルタルのモルタルのほうが縮小気味で、クリック&タル、といったところか。

それでも店内で打ち合せ中にも何人ものお客さんが訪れていろいろと買っていく。やはりいくら縮小しても「無し」にはできないという雰囲気。今まで育ててくれた地域のお客さんも大切にしなければいけない。

まあ、何度か同じようなことを書いたが、ウェブで成功する人は実店舗でも顧客とのコミュニケーションを大切にしている。開店しても半日客が来ないような小売店ではウェブでもなかなかうまくいかないように思う。

ちなみにリニューアルの内容は、野球以外の商品案内を削除して野球とソフトボール用ユニフォーム、そして野球用品1本にしてしまうというもの。

●プロバイダーのサイト   2001.5.2

これが意外に判りづらい。目的のページに辿り着くまでにエライ時間がかかることが多い。例えばホームページを開設するための手続きのページを捜そうとした場合、まずトップページがオリジナルコンテンツや検索やバナー広告で賑わっていてどこから入っていいのかわからない。

まあ何とか入れたとして、次に該当するサービスを捜すのだが◯◯◯コースとか◯◯◯プランとか色々あるのでが、その名前からどんなサービスなのか想像するのは困難極まる。個人向け使い放題コース、とか書いてあるとすぐに判るのだが。

プロバイダーと契約してもほとんどの人が自分が契約したサービスの名前なんか覚えていないのだ。

ホームページを開設、という意味の言葉もなかなか見つからない。レンタルウェブ、とかディスクスペースとか、到底初心者では理解できないであろう言葉が使われていることもある。

さらにはアップロードと転送、ブラウザとビューワ、URLとホームページアドレス、メールソフトとメーラー等々、同じ意味でもプロバイダーによって違う言葉が使われているので、初心者に対して「当社の◯◯◯のページを見てください」などといってそのURLを記したメールを出したところでワケが分らなくなるのは当たり前の話。

さてホームページの開設はいいとしても、もっと難しいのが解約。もっとも解約のしやすさを売りにするわけにはいかないので、それなりに控えめでも構わないのだが、まったくもって辿りつけないようなところにその手続きのページがあるというのはやはり不親切。

プロバイダーに契約するときは前もって専用のクレジットカードを作りましょう。そして解約したくなったら残金を撤退させましょう。そうすれば自動的に解約になります。これが一番手間のかからない方法。

●マニア   2001.5.1

現在秋葉原のほとんどの店のパソコンが陳列されている一番良い場所に20年前は各社のカセットデッキが並べられていた。それだけオーディオにはウルサい消費者がいたということ。

しかし今では自称オーディオマニアという人はかなり少なくなった。

実はその大半がオーディオマニアではなくメカマニアだったのである。そしてそれを継承しているのが現在のパソコンマニアなのではないだろうか。

パソコンマニアというのはパソコンを使って有用なコンテンツを制作するとか、それなりのプロフィットを生み出すというのではなく、とにかく色々といじくりまわしてパソコンというメカと戯れることに生きがいを感じている人のこと。

次に何を買うか、ということばかり考えていて、いつまで経っても満足しない。

でもまあこういう人達がパソコン業界の消費の大きい部分を占めているようにも思われるので、あまり文句は言えない。

自動車にもいますよね、走らせないで改造ばかりしている人。
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