2001年10月
地方に行けば見られるのだろうか、ガングロ。何であんななものが流行ったのだろうか?と思う人も多いようだがその原因は制服。着ているもので主張したい時期に制服を着ることを強要される。だから服以外の部分で主張‥‥結果がエスカレートしたわけ。
だからといって何であんな極端なファッションになったのか?とお嘆きのオジサンたちも多いようだが、そのオジサンたちといえば会社のカジュアルデーに着ていくものがなくて苦慮している。スーツ以外にはジャージとゴルフウェアぐらいしか着たことがないのだ。
というのも若い頃に常に制服で済ませていたため、自分でファッションを選ぶという経験がないまま大人になってしまったのだ。横並びと画一化の中で埋没した結果、着る物ですら自己主張もできなければ差別化や自己のキャラをPRすることができない。
若いころに自由な服装をさせるととんでもない格好をする者も出てくる。しかしそれは一種の経験。とんでもない格好が他人からどう見られるかを学んでいくわけである。若いころにこの経験をしてないと、大人になってから「とんでもない服装をしたオバサン」か「背広しか着られないオジサン」になってしまうのだ。というのはデザイナー的意見なのだが皆さんはどう思いますか?
●Yahooオークション 2001.10.30
最近「売ります・買います」のコーナーが少なくなってきたようだ。Macintoshのパーツや周辺機器などは、どこかの売ります・買いますで購入することができたのだが‥‥半年ぐらい前までは。
恐らく出品数が減少してきて閉鎖したというケースが多いのではないかと想像する。そしてその原因はやはりYahooオークションではなかろうか、と思う。
今やYahooオークションで無いものは無いぐらいの盛況ぶりで、出品も購入(落札)もYahooオークションでほとんど用が足りるといったところか。一局集中一人勝ち状態である。ウェブではNo.1しか生き残れないという良い例とも言える。 医大の入学枠がオークションに出品されて社会的問題となり有料化とパスワードが必要になったのが信頼感に繋がり結果的に成功したとも言える。
しかしIDとパスワードを取得して入札の権利を得るまでの手続きは決して簡単とは言えない。パソコン初心者にとってのハードルは低くない。またまたデジタルデバイドが広がってしまうのではとの懸念もあるのだが。。
●e-japan計画 2001.10.29
将来的には市役所や警察署、その他官公庁で行う諸々の手続きがインターネットを通して居ながらにして行えるようになるというのがe-japan計画。
一昨日ある情報化のフェアで某社がこのe-japan用のデモ版のシステムを展示していた。専用のウェブにアクセスすることで戸籍抄本や住民票の発行、移転、出生、婚姻届けや免許証の書換えまで一括して行えるというもの。
しかし単純に考えても問題は多い。このシステムの場合、市民全員にIDカードと暗証番号を発行することが前提となっているが、未だに銀行のCDを使えない人もいるのだから、果たしてそこまで普及できるのか?
それと免許証のように県が管轄しているものと各市町村が管轄しているものが果たしてうまく融合して1つのシステム上で管理できるのか?
そしてもう1つがこのウェブサイトのインターファイスの問題。なんとゲームや株価情報というコンテンツがあるのだ。担当者によれば「Yahooのように生活に役立つ情報‥‥」とのことであるが、役所の手続きをするときにゲームなんかいらんだろ!と言いたくなる。しかしそのようにゴテゴテと飾り付けをして派手にしたほうが入札時には有利というのも事実であるのようだ。。
●電話も何とかタダで 2001.10.28
インターネット常時接続に馴れてくるとフツーの電話がすごく高いものに感じる。先月大阪に行った時はビジネスホテルをインターネットで予約したがこれは基本的にタダ。しかしこれを電話で予約したらたぶん200円〜300円とかかかるのだろう。ヨーロッパやアメリカではちょっと話せば2,000円ぐらいはかかる。どちらもたいした額ではないがインターネットのタダに比べるとエラく高いものに感じるのだ。
国際電話に関してはいろいろとインターネットを利用した無料サービスもあるが、国内も何とかタダで電話、または電話相当の通信ができないものかと考えるのだが‥‥もちろん電子会議のようなシステムを使えばいいのだが、もっとカンタンな方法はないだろうか。
例えば音声ファイルを添付して送る、共用のサーバに自由に音声ファイルをアップロード/ダウンロードできるようなシステム、ストリーミングで音声を送信して受信者側のパソコンから自動的に再生させる、等々。 でも今のところ結局メールのほうが早い、ということになるようだ。だからメールはリテラシーなのだ。
●笑い事ではない 2001.10.27
スキャナを買ったという社長さん。何に使うのか聞いてみたら「見積書をスキャンして、そのデータに数字を入力して計算を出来るようにしたい」とのこと。んなことできるわけがない。
笑い事ではない。そんなふうに思っている人は少なくないのだ。パソコンという魔法の装置はたいていの魔法ができるものだと。
フロッピーのデータの開き方を説明する。「まずマイコンピュータを開くとFドライブというのがあるのでこれをクリック‥‥」「このコントロールパネルっていうのは?」「ああ、これはほとんど使わないので‥‥」「じゃあ捨てちゃおう!」「ま、まって下さい!これはまあ滅多にいじることはないいんですが、そう、車で言えばボンネットを開けてエンジンルームを見ているようなもので、捨てちゃうと動かなくなるんですよ」「ふ〜ん」
笑い事ではない。放っておけば本当に捨てたかもしれないのだ。ネチケットとかウイルスとかを説明するのはまだまだまだまだ先のハナシ‥‥
●つまらくなったTV番組 2001.10.26
最近TV番組がつまらくなったという話をよく聞く。確かに相対的につまらくなっているようにも感じる。しかしどうだろうか、寅さんが階段で転んだだけで国民全員が笑うという時代ではなくなっているはずだ。
面白い、面白くないという価値判断基準が多様化している。そしてテレビというのは基本的にはマスメディア。視聴率とってナンボの世界である。だから多くの人にとって面白いと感じさせる番組自体を作ることが困難になっているのではないか。
そしてもう一つ。テレビの前に鎮座して見るというシチュエーションは少なくなってきている。要するにテレビもBGMなのだ。だから番組を選ぶときにはその番組がバラエティーかドラマか、またはスポーツかニュースか、ということが大事であり、仮にバラエティーであるならばバラエティーであることが重要でありその内容が面白いかどうかは二の次となる。だからカネをかけて内容を面白く質の高いものにしたところであまり視聴率には影響しない。であれば安上がりのほうが良い、と、そこまで打算的ではないとは思うのだが。。。
● VIDEO撮影 2001.10.25
ブロードバンドになったときにSONYのネットワークハンディカムで撮影した我が子の運動会の映像をホームページに掲載する親バカが増えることが予想される。迷惑な話だ。
他人の子供の運動会のビデオほどつまらないものはない。ではなぜつまらないのか?主役が他人の子供であるせいもあるが、基本的には撮影が下手だからつまらないのだ。
まずは1カットが長過ぎ。一般的には長くても20秒とされているが、5分も10分も同じカットを撮り続ける。次に不要なズームイン、ズームアウト、パン。これにオートフォーカスが追従するので見ていてウザッたいことこの上ない。そして何と言っても編集されていないこと。テレビでも30分の番組を作るためには2〜3時間撮影したものを重要な部分、面白い部分を抜粋して繋ぎ合わせて作る。しかもプロのカメラマンがプロの照明やプロの音声といっしょにプロのディレクターの指示に従って撮影したものをだ。資金と時間に余裕のある某国営放送局などは30秒のカットを撮るために半日かけたりもする。
それでやっと見ていて退屈しない映像が出来上がるわけだ。素人がただ撮っただけのものを編集無しで他人様に見せたりしてはいけないのだ。
● Re:公務員 2001.10.24
昨日のテーマはちょっと問題ありかな?とも思っていましたが、早速以下メールをいただきました。
>学校の先生は一度は民間で何年か研修させたほうがいい!」
というのは、みなさんどういった状況でこういうご経験をされたのでしょうね。学校の先生ってホント逆にみなさんにふれる機会って少ないはずですが、やっぱりPTAとか父母会とかですかね(でもそれでも日中のはず)。サービスという面ではそういう対応に何にも疑問をもたれていない先生もいらっしゃるのは事実ですが、提案の中には必ずしも的を射ていないのもある、というのはちょっと厳しいすぎる意見か。
逆に民間の方が教壇に立って小中学生を教えてみる、というのはいかがでしょうか?それも1〜2時間というのではなく、1時間目〜6時間目まで1日じゅうきっちり時間割り通りに。
数十人のクライアント相手に(しかも言うこときかないヤツも含まれた)40〜50分の授業を6回やるという怒濤の1日を体験してみれば教師のタイヘンさも理解していただけるのでは。
でも、恐らく先生方が想像している以上に民間の方の評価は厳しいみたいですね。外人の英語の先生が強い口調で言っていました「民間で何年か研修させたほうがいい!」と、このときはシラフで。。
あと、最近、このコーナーが掲示板っぽくなっていると思うのは投稿が多い私だけか(笑)。
いっそ掲示板にしてしまおか!?とも思ったりして。
PSチャンプおめでとうございます〜。
ありがとうございます (^o^) ‥‥掲示板っぽい。。
● 公務員 2001.10.23
民間企業の人たちと飲んだ席で必ず話題になるのが、いかに公務員は働かないかということ。「あれじゃ民間だったらとっくに潰れている!」「あんな何もしないヤツは民間だったらとっくにクビだぞ!」といった具合。
もちろん公務員でもきちんと仕事をして、それなりの成果を出し、我々市民のために尽力されている方もたくさんいるはず。しかし上記のように言われても仕方がないと思われる仕事っぷりの人が存在することも確かなようだ。
そしてもっと酔ってくると出てくる定番のネタが「学校の先生は一度は民間で何年か研修させたほうがいい!」というもの。「パソコンメーカーのヘルプデスクとかいいんじゃないか?」とか「ユニクロの店長とか?」「キャバレーの店長なんかいいんじゃないか?」と具体的なアイディアが次々と出てくる。
ようするに「無条件でとにかく謝る」「プライドを捨てる」「責任逃れをしない」というようなことを学んで欲しいだけなのだが。。。
● 模倣 2001.10.22
工業製品の多くが意匠権なるものを所有している。だからそのデザインを真似して同じ形状の製品を作って勝手に売ったりしてはいけないのだ。
もうずいぶん前の話であるが東南アジアの某国の美術館に行ったとき、世界的、歴史的に超有名な彫刻作品のレプリカが数多く展示されていた。しかしよく見るとその作りがイマイチ不自然で顏も東洋人っぽいのだ。ちょっと詳しい人が見れば一目で本物でないことは分かる。
ところが館内にいる係員に聞いてみるとどれも本物だと言う。ウソを言っているのではなくそう信じているっぽいのだ。
そしてそのレプリカに並んで現地の彫刻家のオリジナル作品も展示してあるのだが、これは失礼ながら決して芸術的価値の高い作品とは言えない。しかしその美術館は非常に立派な建物なのだ。
とまあこんな具合であるのだから、この国の人たちがSONYとまったく同じデザインのテレビを作って自社ブランドで堂々と売ったとしても不思議ではない、と思った。
●eラーニング-2 2001.10.21
e-ラーニングということで、こんなページがありました。 IPAでも公募していたんですね。という情報をいただきました。
ここで書かれている内容は「コンピュータやインターネット等を活用した授業の確立には一刻の猶予もないが、教員が実際の授業で自由に利用できる教育用画像が豊富に存在することが重要となる。しかし教育を目的とした複製・加工など自由に利用できるように著作権処理を行った教育用画像素材がまだ不足しており、さらなる充実が必要」とのこと。
確かにそうかもしれない。でも教師にとって教材というのは上から与えられるものだけではないんじゃないの?とも思うのである。つまり通常おこなっている授業でもその教師個人個人の表現法法や段取りや展開があるはず。それ自体が教材になっているのではないか。
インターネットを駆使すれば、かなり専門的な分野でもそれなりに有用で新鮮な情報は得られるはず。そしてその得た情報を個々の教師が自己流で編集してその教師個人個人の表現法法や段取りや展開でもって生徒に伝える。
その伝える「物」が教材であり、あとはその「物」を何らかの方法でオンデマンドで自由に閲覧可能なデータにする、ということで良いのではないか。何も画像とか動画にこだわる必要はなく、「喋り」「文章」「リンク集」でもいいはず。また仮に「画像」が必要であるならば、自らが黒板に書いた説明図や実験を行った際のビデオや写真でも充分教材として使えるのではないか。手作りがいいというのではなく、教師であるならば教材を「作る」というのも仕事の範疇ではないのか、と思うのであるが。。。
●一日中メールを書く日 2001.10.20
TVチャンピオンで優勝させていただいたおかげで、一昨夜から昨日にかけて大量の祝メールをいただきました。中には数十年ぶりの人、申し訳なくも名前も顔も思い出せない人等、予想もしていないメールも含まれていました。
今までは雑誌に紹介されたり、Yahoo!Japanのおすすめサイトで紹介されたりして一時的にメールの量が増えることもあったが、これらは似顔絵のリクエストや商品の売り込み、サイトの紹介なども含まれていて、必ずしもレスをしなくていいものが多く、返信もひな形での対応が可能であった。
しかし今回は1通ずつ返信を書く必要があったため、結局一日中メールを書いているような状況になった。またこういう状態になって気付いたのだが、MLや掲示板では複数のメールに対して1通のレスで済むというのはタイヘン便利。
2年前にTVチャンピオンに出場したときにも沢山のメールが来たが、電話やFAXも多数あった。しかし今回は電話は2〜3本、FAXは1通、残りは全てメールであった。うーん、確実に時代は変わっている。。
●eラーニング 2001.10.19
eラーニング(eLearning)とは、インターネットを利用した教育のこと。と、これだけでは何のことやらよくわからない。ブロードバンドになってできることの一つが動画の配信。と、これも最近では当たり前のように言われていること。
しかしブロードバンドで配信される動画というのは必ずしも映画やスポーツ中継といったエンタメ系のものだけではない。もっと限られたニーズで、しかも非常に有用なコンテンツとしての利用価値があり、その一つがeラーニングである。
例えば学校の先生が実際に行った授業を動画のコンテンツにしてサーバにアップしておき、生徒はこれをオンデマンドで見ることができるというもの。これはあらゆる工業製品の取り扱い説明書の代わりにもなるれば、医療や福祉、文化の伝承などにも利用できること。
パソコンがTVの代わりになることしか考えてない人がまだまだ多いようだが、ブロードバンド、eラーニング、オンデマンドによって本当に印刷物にいらない時代が来ようとしているのだ。
●最近のブラウザ動向-2 2001.10.18
Macintosh自体のシェアは日本では10%を割っているもののまだまだ無視できる状況ではない。最近のパソコン売り上げベスト10を見るとG4マシンが上位に入っている。そしてMacユーザーが使用しているブラウザはどうもInternet Explorer5.XXが主流になりそうだ。。
一方Netscapeのほうであるが、Macユーザーの中でも特にVer.6の評判は悪いようである。このままシェアが縮小するであろうことは容易に想像できる。しかしAOLが戦略的に動けばシェアを回復する可能性もあると言われている。だが、これもInternet Explorerを逆転するには至らないであろうことも明確なようだ。
つまり今後はWindowsではInternet Explorer5.XXと6.XX、MacintoshでもInternet Explorer5.XXが標準となる可能性が高い。ウェブ制作者はこの2つを標準にデザインすれば良い、ということになりそうだ。
「ホームページの作り方」の書籍の各ページから「N」マークが消えるのも時間の問題か‥‥
※この記事に対して大変参考になるご意見をいただきました>>こちら
●最近のブラウザ動向-1 2001.10.17
Internet Explorer6がプレリリースされている。大きな変更点はないものの細かい部分が改善され総じて好評のようである。
すでにInternet Explorerのシェアは80%を越え、Windowsではほとんどの人がInternet Explorerを使っているという状況。ウェブページを製作する側にとってはありがたい話である。
一方Netscapeのほうであるが、相変わらずVer.6の評判は悪いようである。使っている人はほとんどいないといった状況。ただし問題は特にMacintoshユーザーの中にはNetscapeファン(アンチ Microsoft)も多く、Netscape4.XXを標準で使っている人も多い。いろいろな調査結果を見ると、Macintoshユーザーでは、Netscape4.XX、Internet Explorer4.XX、Internet Explorer5.0がそれぞれ30%ずつぐらい使われているようである。
問題はInternet Explorer5.0。スキンをMacOSに合わせたデザインであることは良いのだが、中味は4.XXとは大きく異なる。テーブルの表現やJavaScriptの解釈が全く違っているのだ。これは上位バージョンというよりは全く異なるブラウザ。5.XXもリリース予定ではあるが、これはMacOS Xへの対応ということで基本的には5.0であるらしい。>明日へつづく。
●眠れない夜 2001.10.16
一昨晩のこと。F1をテレビで見終わるとサッカーが始まった。セリエAのパルマの試合で中田が先発で出場している。先制点をとるものの逆転される目のはなせない展開。結局は同点に追い付きドロー。最後まで見てしまった。で、寝る前にチャンネルをかえるとマリナーズ対インディアンスのナ・リーグ地区シリーズ。この試合でマリナーズが負ければナ・リーグ制覇もワールドチャンピオンの可能性もなくなるというがけっぷちの試合。マリナーズが6—2で勝ったが終わったころにはとっくに朝。サラリーマンなら出勤する時間である。
世界の人々がコミュニケーションする上での大きな障害は言語と時差。言語については今後の成りゆき次第では解消されていくのだろうが時差だけは人間が睡眠を必要とする以上どうにもならない。これを解決するにはSOHO者になるしかない。。
●ERP 2001.10.15
エンタープライズ・リソース・プランニング(Enterprise Resource Planning)。社内の販売管理、在庫管理、財務管理、管理会計、生産管理を一括してリアルタイムに把握し、企業全体の経営資源を総合的に計画・管理し、経営の効率化を図るための手法とのこと。
IT用語の基礎編に登場してくる言葉でもあるが、実際のところ大企業でもこのERPを完全に採用しているところはそれほど多くないとか。
というのもその導入のためのコンサルティングだけで数十億円必要となる場合もあり、また工場の海外移転やその途上にあってこのERPの導入との時期的な整合性がとりにくいという理由もあるようだ。
さてこんな話を中小企業の経営者にしたところで全くもって???というのが現実。大企業と中小企業とのデジタルデバイドの問題でもあり、用語だけが先行しがちな日本の風土の問題でもあるような。。
●トランスミッション 2001.10.14
ヨーロッパ、特にフランスやイタリアではまだまだマニュアル車が多く走っている。凱旋門のロータリー等はオートマだと一瞬レスが遅れるので入れないとの理由らしい。本当だろうか?
さて今でこそオートマ車が当たり前だが、マニュアル車を運転するときに初心者、特に女性はなぜ「シフトレバー」なるものがあるのか理解できなかったらしい。
エンジンの回転をそのままタイヤに伝えたのではクルマはちゃんと走れない。そしてその回転数を切り替えるためにトランスミッションがあり、そのトランスミッションをコントロールするのが「シフトレバー」であると言っても意味が分からないのである。そして意味がわからないまま運転を練習してもなかなか上達しないのである。という話をすると「まったく女はしょうがないなァ」と嘆くオジサンたちがいる。
しかしだ、このオジサンたちは何でサーバなるものがあり、インターネットを通じてどのように情報が行き来しているのか本当は分かっていない場合が多く、いつまでたってもパソコンが上達しないのであった。
●ユビキタス 2001.10.13
「ユビキタス(Ubiquitous)」とは、ラテン語で「いたるところに遍在する」という意味だそうだ。第3世代携帯電話の在り方を語るときなどによく使われる。
ユビキタス性が高いということは、世界の(現実的にはまだ国内の)あらゆる場所で、(鉄道や自動車の中での移動中も含め)情報の受発信が可能であるということらしい。
しかし携帯端末とそのインフラの機能がどんどん向上することによってそのユビキタス性も向上していくのだろうけれども、一方パソコンの周辺でもインターネット環境がどんどんと強化され、居ながらにして有用な情報の受発信が可能になっていく。つまりこちらは「人間が移動しなくてもいい」という方向なのだ。
居ながらにして最大の、さらに外出時の移動中にも最大の、それぞれ情報受発信を人々は本当に求めているのだろうか?休まるヒマがないように思うのだが。。
●遠隔 2001.10.12
インターネットの普及で地理的距離に関係なく情報交換ができ、遠隔でのビジネスが可能になった?かというとそうでもないようだ。確かに1企業の本社が都心、支社が地方での遠隔というのは可能なようだ。しかし地方に事務所を置くSOHOが都心にある大企業と新規にビジネスを行おうとする場合、またはその逆の場合はちょっと難しい。
とりあえず1度は直接会うというのが日本の習慣、というわけではなく、数十万、数百万円の取り引きであれば対面するのは国際的にも常識である。
じゃあ10万円のビジネスでは対面しないで良いかというと、そうもいかない。どんな小額であっても金銭の取り引きが発生する以上はお互いに顔を合わせることが信頼関係を築く上で最も有効。
だから10万円の仕事で3万円の交通費がかかってしまってはいけないのだ。
●臭い 2001.10.11
映像も音もインターネットを通じてやりとりすることができる。でも「臭い」はできない。音はスピーカーで再生し映像はCRTやLCDで再生する。そしてそれぞれ波形とか電気に変換することが可能になっている。
音や映像を保存、加工、転送するということは人類の古くからの夢であり、そのために多くの人たちが研究を重ねてきた結果なのかもしれない。同様に臭いに対しても過去に執拗な人類の研究意欲があれば今ごろは臭いをメールに添付して送信することが可能になっていたかもしれない。
実はこれを実現しようという試みがあったのだ。確か1995〜1997年頃のどこかのイベントで資生堂が参考出品していた臭いを再生できるパソコンというもの。資生堂のウェブにアクセスして特定の商品の画像をクリックすると、その商品の臭い(というか香り)がパソコンから再生されるというもの。そしてその再生装置には予め臭いの基礎となる物質が入っていて、送られてきた商品のデータに応じてその臭いの物質を配合して同じ臭いを作るというもの。
つまりその再生装置は香水製造機になっているということだ。う〜ん人類の臭いに対する挑戦は行われていたのだった。。
●google 2001.10.10
googleといえば今最も便利で使いやすい検索サイト。そしてこのgoogleの検索結果の上位にいかにして掲載されるようにするか、ということが昼食時の話題となった。
上位に載る条件は、更新頻度とリンク件数とのこと。であれば、まず更新についてはテキストの一部のピリオドを自動的に追加したり削除したりを繰り返しながら1日に10回ぐらいアップロードするようなスクリプトを組んで、オートで更新させる。これなら比較的簡単なのではないか‥‥しかし考えてみればライブカメラなんかは元々そういう仕掛け。
ではリンクはどうするか?独自ドメインを100個ぐらい取得して「あなたのサイトに100のリンク!これでgoogleの検索結果の上位間違いなし!」なんて商売はできないか。または「google検索結果上位掲載組合」なるのもを作り、これに登録することで相互リンクを増やすという互助会みたいな組織づくりも面白いのではないか?等々‥‥
でも、たぶん世の中そんなに甘くはないと思う。。
●100円ショップ 2001.10.9
数年前には100円ショップで売っていそうで売っていないものがいくつかあった。ホチキス、朱肉、両面テープ、携帯灰皿等々であったが、これらは現在では店頭に並んでいる。
期待以上の商品としては、FAX用ロール紙(A4)、フロッピーディスク3枚組(Winフォーマット済み)といったところか。あとはMOが並ぶのを待っているのだがこれはさすがに無理か(128でもいいのだが)。
LANケーブル(1m)ぐらいならなんとかならないか‥‥とか、144のモデムだったら100円でも誰も買わないんじゃないかなどと色々と考えさせられる。
さて商店街の中の雑貨屋さん、100円ショップからは100mも離れていないのだが、そこで売られている商品の多くは100円ショップとかぶっている。しかも値段は2〜5倍。これでは絶っ対に売れないぞ!!店主はどこまで分かっているのだろうかと心配にもなる。
●ブランド 2001.10.8
高齢者がパソコンの買えない理由の1つがブランドへのこだわり。うちは昔から電気製品は日立だ。などと言っていた人たち。電化製品と言えば、ナショナル、三菱、日立、東芝がトップ。次が三洋とシャープ、そして最後にNECとゼネラル。だからNECとか富士通ゼネラルは家電ではビリッケツだったわけでそのNECやフジツーなどという2流メーカーのパソコンは信用できないのだ。
ましてやコンパックとかデルとかゲートウェイなどという聞いたことのないメーカーの製品は買いたくないのだ。だからテレビやビデオでもFUNAIやAIWAは2流で品質が悪いと思っている。ホントはSONYもPanasonicもみ〜んな中国やインドネシアで作っているんだけどね。
さらにMicrosoftなんてものが出てくると余計に信用できなくなる。WindowsもYahooもDocomoも彼等にとっては油断できない未知のブランドなのだ。。
●別冊DIMEウェブギャラリー 2001.10.7
別冊DIMEウェブギャラリー(小学館)という雑誌が10月4日に発売されました。イラストレータやCGアーティストの卵、またはヒナ、まれに老鶏がぎっしりです。 もしご興味があればご購読ください。
46p〜47pが「似顔絵」でWPCのメンバーも多数掲載されています。ちなみに私はなぜか似顔絵ではなく「ハイアート」というカテゴリーに入っています。
この雑誌、CD-ROMデータがメインとはいえ1,000円にしてはかなり薄くて読む部分は少ないのです。う〜ん数年前までは薄くてもCDが付いていればお買得感もあったが、今ではそれほどでもないよね。500円のかなり厚め雑誌にも付いてるし。。
とはいえ、まあ1000人の作品が見られるのだから買っても損はないと思います。
●SOHOの意味-2 2001.10.6
《日刊SOHO'S REPORT》 === SOHO唯一のコラボレーションメールマガジン ===というのがある。数年前に一度代打で執筆したことがあり、今でも購読している。
さてその 《日刊SOHO'S REPORT》では、〜今週のお題:固定収入を確保するには〜、とのこと。執筆者は皆さんその内容に苦慮しているところである。それもそのはず、SOHO者に固定収入確保の方法をきくというのは、兵隊さんに安全な一生を送るには?ときくのと同じこと。固定収入を確保したければSOHOなんかやってるはずがない。
でもまあこのパラドックスにどう反応するかが楽しみ、というお題提供者の意図もあったのかもしれない。しかしあまりに現実的なプロブレムに記事にいつものキレがない、といった感じである。
もはやSOHOといっても決して先進的な職種ではなくなっているようなのだ。
●SOHOの意味 2001.10.5
SOHOとはSmall office、Home officeのこと。インターネットを利用した個人事業者、小規模ベンチャー、企業のサテライトオフィス等が含まれる。しかし現在日本でのSOHOは、その言葉が一人歩きしたせいもあり、「家内制手工業」的な意味で使われることが多くなっているようだ。
工業用ミシンで「大売り出し」のノボリを縫うパートがあるが、この工業用ミシンがパソコンに変わったというだけの業務もSOHOである。この解釈も決して間違いではない。しかしもっと高度で先進的なIT関連業務を行うことがSOHOだと思っている人もいる。さてどちらが正しいのか?
まあ、どっちも間違いではないといったところか。そもそもSOHOという言葉の定義の公式なものなどないのだ。サラリーマンとかOLとか、会社員、勤め人とか、みんな公式な定義はないですよねきっと。最後に「風」を加えてSOHO風なおっさん、とかいうふうに使えばいいのではないかな。
●ケータイにメッセージ 2001.10.4
高校生の娘から母親のケータイにメッセージ。「学校のともだちなんだけど、いろいろとトラブルがあって、色んな人から追われていて今晩帰るところがないって言うの。今夜一晩だけでいいからウチに泊めてあげられないかなァ?」という内容。
親としては悩むところである。そして‥‥「念のためその子の写真送ります」とのこと。
しばらくしてラディン氏の画像が送られてきたというのがオチ。なかなかよくできたギャグであり、高校生に限らず大人の間でもこの手のイタズラが流行っているようだ。
しかし日本にも多くのイスラム教徒が在住していることもお忘れなく。イタズラもほどほどに。。
●RE:メールが来ない 2001.10.3
このようなメールをいただきました。
メールが来ない、ですが、たしかに私の周りにもこういう人が数名いました。「メールアドレス無制限で月にたった1万円!」 「パソコンから設定から、なんとホームページ立ち上げまですべてで月に1万5千円!!」というウリ文句がきてるのだけど、、、と相談を受けました。
なんかここまででもかなり怪しいですね。
月に1万5千円というのはオチがあって、最低5年契約なんだそうです。つまり、60ヶ月90万円、、、、たしかに、一番安いパソコンアナログ回線などなどを計算し、規定のホームページが40pまでOKというと、まー、50〜70万円くらいにはなって、月に1万ちょっと、というのもわからなくもない値段です。
最近YahooBBで似たような話が‥‥‥まあ、5年後の相場なんて全く予想もつかないし。
ただ、実際検索してみるとサイトはとーってもいいかげん。しかも、もろに、単なる販売系。こりゃサポートも期待できんな、と。だいたい、適当に「まー、ご予算があればよろしいんではないですか。」といってしまいます。とりあえずネットはやってほしいので。みなさんもそういう営業、よく来られるんですかね。
この手のヘンな営業はよくあると思います。みなさんも充分気を付けましょう!!
●久々に講演 2001.10.2
一昨日は久々に講演。埼玉県商工会連合会主催で「創業塾・インターネットビジネスについて」というもの。3時間も喋ったんでちょっと疲れた。
聴講者は半数が定年ということで平均年令も高くちょっと心配していたが、意外にも年輩の方々のほうが真剣に聞いていたという感じ。
この創業塾はトータル5日間行われ、一昨日が最終日。それだけにこの塾に応募した人たちはある程度は問題意識を持ち、それなりに勉強もしている人たちだったようだ。もはやこれからインターネットをやろう、なんていう人はさすがに少なくなってきたようで、インターネットを利用してどうビジネスを展開するか、という人が主であったようだ。
インターネットができなきゃ仕事は無い!なんていう表現も、やっと聴講者の反応を気にせずに言えるようになってきた今日このごろでした。
●ユーザー登録 2001.10.1
そろそろ止めていただけないかと思う。パソコンを買うと、周辺機器やバンドルされているアプリを含めて大量のユーザー登録用のハガキが同梱されている。中には切手を貼って出さなければいけない不親切ものもある。(さらにはユーザー登録してもその販売会社がなくなっちゃって、違う名前の会社がサポートを代行していたりして、電話で相談しても「私も仕方なくやってんですよー」てなニュアンスで話をされたりするのだ)。
そしてこいつを出したら最後、いらんバージョンアップのDMが頻繁に郵便で送りつけられて来るのだ。これを全部読んでいるヒマがある人はそうそういないだろうと思うのだが。だいたいメールでお知らせが来るならともかく郵送で来るというのは資源の無駄使い以外のなにものでもない。
それと初心者にとって購入時の同梱書類の量が不必要に多いということがパソコンを必要以上に「難しいもの」という印象も与えているのだ。
まあ、顧客データを得るためには手段は選ばず、という考えも分からなくもないのだが。。
過去記事
.