2002年11月

●プロバイダーの乗り換え   2002.11.30

プロバイダーを乗り換えるにも色々な理由がある。最近では「ブロードバンドの対応」というのが最も多いだろう。地域限定の小規模なプロバイダーがブロードバンドに対応するのはなかなか大変なことでもある。

プロバイダーのオリジナルのサービスや料金によって乗り換えるという場合もあるだろう。あとは引越してアクセスポイントが近くになくなってしまったとか。

しかし意外なコトに「ホームページのアクセスが少ないから」「Yahooに載らないから」という理由でプロバイダーを乗り換えるというケースも少なからずあるらしい。乗り換えたところで、基本的には改善できるのもではないのだが、やはり有名なプロバイダーのほうがいいらしいと思う気持ちは分からぬのではないのだが…

●ハードル追加   2002.11.29

昨日の4つに追加。圧縮と解凍ができるかということではないか?というご意見をいただきましたので追加いたします。

ウェブからダウンロードするプログラムの多くは何らかのかたちで圧縮されているのであるが、これをJPGの圧縮率と混同している人もいる。JPGの画像を解凍しようとしても出来ないというのである。

うーん、まあ確かにそういうふうに解釈されても仕方がないところでもあるが、解凍しようとしたらフリーズした、なんていうコトになると、一体最近は日本語はどうなっているのだ?と思う冷凍食品会社の人であった。

●4つのハードル   2002.11.28

インターネットを使いこなす上での4つのハードル。
1.ダウンロードができること
2.インストールができること
3.英語のページでビビらないこと
4.IDとパスワードに抵抗がないこと

なのではないのだろうか。これ以外にもメールを使う上でのいくつかのハードルもあるが、基本的にこの4つがクリアできれば快適なインターネット生活を楽しめるのではないかと思う。

逆に、全ての設定を他人任せにした場合には、これらのハードルでひっかかって不自由なままでいる場合も少なくない。特に4については、これができないと、いつまでたってもオークションにも参加できないし、ネットバンキングも利用できないのである。

●MOドライブ   2002.11.27

MOドライブは毎日コキ使っているので、だいたい2年ぐらいで寿命になる。突然動かなくなると業務に差し支えるので常時2台使えるようにしておき、1台ずつ買い替えることにしているのだが、新品は最低でも2万円する。これが中古なら1万円以下でヤフオクで買える。

しかしMOドライブやHDはどのくらい使った物なのか書いていない場合は危険。「ほとんど使っていない」とか「数回使っただけ」というのを選ぶ。型式が多少古くてもさほど問題はない。

今回は640MBを8000円でメディア5枚サービスというのを落札してたのだが、SCSIのアダプタが2つ別途必要になった。仮にこれを新品で買うと2つで5000円程度必要。となるとこれらのアダプタ(変換コネクタ)もイジでもヤフオクで買おう、という気分になる。何とか見つけて落札したのだが定型郵便での発送なので少々時間がかかる。まあ、そういう意味でも常時2台接続しておくのであった。

●ブロードバンドの利用率-2   2002.11.26

島嶼地域や山間部だけが問題ということでもないらしい。例えば都市部のマンション。入居時に光ファイバー又はケーブルTVが設置されている。ならばいいじゃないかと思うかもしれないが、既に光ファイバーがひかれているために、行政区の絡みでケーブルTVが引けないということもあるらしい。つまりケーブルTVのコンテンツが見られないということ。

またケーブルTVの場合は、メールに添付できるファイルの重さに制限があり、頻繁に添付メールする人にとってはツライ話。また電話回線ではないためにリモートでのFTPができないという問題もある。これらは一般ユーザーにはあまり関係ないかもしれないが、ウェブの仕事をしている人間にとってはけっこう重要なコト。

いずれにしてもFTTH(光ファイバー)、ADSL、ケーブルTVは、ユーザーにとっては選択の自由があってほしいものである。

●ブロードバンドの利用率-1   2002.11.25

自宅からの場合、今年の3月には20%程度だったものが11月では60%を超えているとのこと。またユーザーの3/4がブロードバンドを希望しているとのデータもあり、来年中には70〜80%がブロードバンドになるようだ。

しかし80%から(ほぼ)100%になるまでにはどれくらいの時間がかかるのだろうか?島嶼地域や山間部まで含めると、それなりの時間が必要な気もするが…

もはや国内のほとんどのサイトがブロードバンド前提の作りにもなっているようで、アナログユーザーから「表示が遅い」というクレームが来るということも考えずらいが、島嶼地域や山間部の人たちにとっては、ほとんどのサイトが「遅くて見られない」という状況があと何年か続くことになるのだろうか。

●地図の作り方-2   2002.11.24

とはいえ文字が読めなければ仕方がないので仕方がないのだ。そうしてみると、印刷物に比較してウェブの解像度がいかに粗いかということに改めて気付いたりもする。

また、見た人がプリントアウトするという可能性も高いので、そのための考慮も必要。フレームの中のページのときは、別ウインドウで地図だけが載ったページが表示されるようにしておくと親切。

その他、デザイナーによってもそれぞれ地図の見せ方には色々なテクニックもあるようだが、基本はその地図を見た人がちゃんと目的地にたどり着けるかどうかということ。あまりデザインに凝り過ぎるのもどうかと思う。

余談ではあるが、最近は目標物の銀行の名前がやたらと変わるので対応がタイヘンなのだ。。

●地図の作り方-1   2002.11.23

ウェブ用の地図と印刷物用の地図では多少その作り方が異なる。もちろん印刷物用にAdobe Illustratorで制作したものをそのままウェブに使えればそれに越したことはないのだが、多くの場合、文字が読めなくなってしまい、読めるようにすると地図全体が必要以上にデカくなってしまう。

印刷物用に作ったものをウェブに利用する場合、まずは文字の大きさを確認し、ダメなようだったら文字データを削除し、72dpiに解像度を落とした後にPhotoshopで文字を打ち直したほうが早い。

このとき、文字にアンチエイリアスをかけると最低でも12ポイントぐらいのフォントサイズにする必要があり、これでも意外にも文字が大きく地図では納まりきらない場合もある。そして結局は10ポイントでアンチエイリアス無しということになるのだが、まあ、これがあまり美しくない。…明日に続く

●安心感   2002.11.22

やっとのことで事業所にパソコンを導入したものの、次々と新しいOSが登場して、その度に社内の全マシンのバージョンアップをしなけれればならない。まる1日業務が停滞してしまうのだそのために。OSだけでなくアプリケーションもだ。しかもその度カネもかかる。

確かに新しいバージョンが出れば、そちらに切り替えることで安心感はある。しかし安心感だけなのだ。そもそも旧バージョンだってその機能を充分に使いこなしているわけでもないだろう。

ちゃんと長期計画を立てて、その間の予算を決めておけばそういうことにはならないはず。こんなことをしているから、まいくろそふとの思うツボになってしまうのだ。

●IT情報委員会   2002.11.21

↑というのがあった。なんだこりゃ?である。こういった名前の委員会がいたるところにあるようだが、きっとITと言いながら、筆まめ、筆王、筆ぐるめで年賀状の作り方教室とかやっているに違いない。

あと、1台のパソコンを家族で共有しているというのがある。最初のうちはいいのだが、データが消えたり、ぶっこわれたりしたときには責任のなすりあいになり、家族の絆が崩壊する。パソコンはあくまでパーソナルであり家族で使うのは任天堂のファミリーコンピューターだ。そういえば初代ファミコンでは専用のキーボードも売られていた。

●強迫観念   2002.11.20

パソコンを一生懸命勉強している社長さんや部長さん。よくよく聞いてみると「脅迫観念」だと言われる。 パソコンが操作できなければITについていけない、パソコンが触れないとバカにされるというコトで、仕方なくやっている。

たしかにそれが現実ということかもしれないが、あまり受け身になってしまうと若い社員の思うツボになってしまうぞ。

パソコンが操作できること以前に、パソコンを使うことでどんな業務の効率化が図れるのか?どんな利益があるかということをじっくり考えてからでも遅くはない。やみくもにWordやExcelを覚えたってどうなるわけでもない。

●待てない   2002.11.19

ブロードバンドになったとはいえ、ブラウザ画面にウェブページの内容が一瞬で表示されるというわけにはいかない。サーバ側の能力、クライアント側のマシンの能力、上位回線の混雑状況等々によってちょっと重ためのページであれば10秒ぐらいかかることもある。

これはアナログ14.4kbpsのころからインターネットをやっている人にとっては画期的なことであるのだが、ブロードバンドになってからインターネットを始めた人にとってはこれでも「遅い」そして「待てない」のである。

ではこの「待てない人」のためにさらなる高速化が必要なのだろうか?いや、その前にこの「待てない人」の多くが自動車でいえば無免許であるということも理解しなければいけない。インターネットやパソコンの仕組みをある程度理解していれば「待てない」ということはなくなるだろう。

自動車のコト、道路事情を全く知らない無免許の人は、ちょっと渋滞すると「何でこんなに混んでる!」と怒り、時には信号も標識も守らないかもしれない。

●オフ会   2002.11.18

オフ会というと、普段ネットでしかコミュニケーションしていない人同士が実際に対面するといういささかスリリングな催しでもあり、ちょっと前まではパソ通の中での暗い催しという印象が強く、何だか社会とは隔離された部分でのアンダーグラウンドなイメージもあったようだ。

しかし最近では、インターネットの普及に伴い、明るく、健全で、開放的なオフ会も増えてきているのではないかとも思う。お互いに「いや〜○○○さんは、あいかわらず鋭い!」なんてへんなハンドルネームで呼ぶことも少なくなってくだろう。

社内でもオフ会ならぬオフ会議などというものが行われるようになるかもしれない。

●目標設定   2002.11.17

やっとのことで事業所にパソコンを導入したものの、果たしてどんなメリットがあったのか?事務処理効率が向上したのか?売上げが伸びたのか?と考えてみるとどうもそうでもないような気がする。いったいITというのは何ものなんだ!

とお嘆きの社長さん。でもその前に考えてみましょう。パソコンを導入することで、売上げを何%伸ばす、とか、用役費をどれだけ削減するかという社内的な目標を掲げたでしょうか?

それがなけりゃダメですよ。パソコンの前で半日かけて一太郎で作表している社員もいるわけだから、そういう無駄な業務を厳しくチェックしないといつまでも成果の出ないパソコンでのお遊びを社員は続けるでしょう。

●Yahooが入ってない-2   2002.11.16

MacOSでは正月になると「明けましておめでとうございます」が起動時に表示されるわけで、これはOSに入っている仕組み。だからGoogleのトップページにサンタクロースが出てきても、これがパソコンに入っているものと思うのも仕方のないことでもある。

さらにはホームページというものは公開したと同時に世界中のパソコンにWordのようにインストールされると思っている人もいる。だから公開したのにアクセスが少ない!と言いたくなるのである。つまり「何で自分のパソコンに入っているのに見ないんだ!」という解釈でなのだ。

またはホームページを公開するとYahooがそのホームページを世界中のパソコンに配付してくれるものと思っている人もいる。だから「まだYahooに載らない!」と文句を言い続ける…何とも迷惑な勘違いではあるのだが、こんな風に勘違いしている人がた〜くさんいるということが最近分かってきた。

●Yahooが入ってない-1   2002.11.15

「オレのパソコンにはYahooが入っていない…」という笑い話はだいぶ前に書いたが、実はこれと同様の勘違いをしている人が想像以上に多いのではないかということが最近分かってきた。

Internet Explorerはパソコンに入っているのだからYahooも入っていると思うのは、考えてみれば当然の勘違いなのだろう。Internet Explorerの検索ボタンを押せば、ブラウザの左側にgooやLycosが出てくるわけだから、多くの検索サイトがアプリケーション同様にインストールされていると思うわけである。

だからGoogleのトップページのデザインが季節によって変わったりするとぶったまげるのである。中には検索サイトのトップページのデザインが変更になり、使いにくくなったので、元のデザインに戻すためにパソコンショップにパソコンを持ってきて「元通りにしてほしい」という人もいるくらいである。…明日に続く。

●隠しカウンターの作り方-4   2002.11.14

カウンターの画像データをオリジナルで作らないといけない話ではあるが、よーく見ないとわからないローコントラストの画像にしてしまうという方法。または数字を記号にしてしまい、解読方法を知っている人しかわからないようにするという方法。*=1、+=2といった、まあ一種の暗号化である。リンゴとかサクランボにすれば見た人はスロットマシンの画像と思うはず。

画像を作れないとしても、カウンターのスクリーンショットを本物のカウンターの両脇に配置して、一見何が何だかわからないやたらと桁数の多い数字の画像にしてしまい、実は中央部分だけが本物のカウンターであるというもの。であればダミーのカウンター画像を沢山並べて、どれが本物かは管理者だけが知っている、ということもあるのだが、ここまでくるとばかばかしくなってきたので、このへんで終わりする。

●隠しカウンターの作り方-3   2002.11.13

代替イメージというものがある。例えばFLASHを再生するときに、Shockwaveのplug-inが無いと、FLASHの代わりに代替イメージが表示される。この代替イメージにカウンターを指示しておくというもの。現在ほとんどの環境でShockwaveのplug-inがデフォルトとなっているので、このplug-inを削除したブラウザで確認すれば良いということになる。しかしカウンターは基本的にその画像データ自体が読込まれないとカウントされないので、この方法ではほとんど意味がない。

代替イメージでもimg lowsrc="○○○"というのがある。重い画像を表示するときに、その画像が表示されるまでの間に軽い画像(一般的には重い画像をそのままモノクロで粗くしたもの)を、一次凌ぎに表示するというもの。この一次凌ぎにカウンター画像を使うという方法。

だんだん現実味がなくなってはきたが、明日も続くこのテーマ。

●隠しカウンターの作り方-2   2002.11.12

カウンターを置いたページのコピーを作り、このコピーからはカウンターを削除する。まずはカウンターのあるページにアクセスさせ、数秒後にカウンターの無いコピーのページに自動的にジャンプさせるという方法。

見る人は、よくある自動のリロードとしか思わないはず。しかし、カウンターはなるべく目立たないような場所、サイズ、色にしておく必要がある。

もちろん管理者(あなた)は、最初からある場所が分かっているので、その部分に注力して瞬時に数字を読み取れば良い。

問題は、目ざとい人には見つかってしまう、回線状況によってはカウンターが表示される前にジャンプしてしまう可能性もある、桁数が多くなると瞬時に読みとれない、等であるが、まあ、読み取れないほど桁数が増えればあえて隠す必要もなくなるというもの。…明日に続く。

●隠しカウンターの作り方-1   2002.11.11

自分のサイトのカウンターの数字を見たいのだが、数値が少ないと恥ずかしい、又は悪い印象を与えるので、自分だけが見られる方法はないか?というリクエストがたまにある。もちろんアクセスログを見れば良いのだが、サーバが必ずしも対応していないし、カウンターの数字だけ見ればよいのでログまではいらないという場合も多い。ついでにカウンターの数字が、どれだけあてにならないかということも理解した上での要望でもある。

そこでもっとも簡単な方法。フレームで分割したページ(ファイル)をscrolling="no"と指示。そしてスクロールしないと見えない下〜のほうに場所にカウンターを置く。これを見るときはブラウザ画面をパソコン画面上でおおきく上に移動させ、ブラウザ画面の枠をつまんで下の伸ばす。これを2〜3度繰り返すとカウンターが表れるというもの。

まだまだあります…明日に続く。

●性格   2002.11.10

「私は待たされるのが嫌いな性格なので」とか「最後までやらないと気が済まないので」とか「負けるのが嫌いなので」とか「放っておくのは嫌なので」などというコトをメールに書く人がいる。「ああ、そういう性格の人なんだな」などと思ってはいけない。こういうのはタダのワガママである。

誰だって待たされるのはイヤだし、自分が思い入れを持って担当した仕事は最後までやりたい。もちろん負けるのが好き、なんていう人間はいない。また一時期関わった業務を放っておくのは気掛かりなものである。当たり前の話をあたかも自分の性格であるかのように書いているだけなので騙されないようにしよう。

ビジネスのメールであれば、こういった表現はBITの無駄なので使わないようにしよう。もし受信したならば「私は腹が減ると何か食べなくてはいけない性格なので」と言っているのと同じと思って(この文面の部分は)無視しよう。

●なるべく早く   2002.11.9

納期の交渉によく使われる言葉が「なるべく早く」「できるだけ急いで」であるのだが、これは受取る側によっては「あ、特に納期が決まってないんだな」と思われ、かえって後回しにされることがある。

また、メールを出す度に「なるべく早く」と書く人もいるが、これも狼少年ではないが、「どうせ、また…」と思われ効果はない。

要するに納期の指示は必ず日付けで行うことが基本。相手を必要以上に縛りたくないとか、こちらが強引と思われたくないために抽象的な「なるべく早く」という表現を使いたく気持ちは分かるが、やはり曖昧な表現は後々トラブル原因にもなる。

それと「なるべく早く」依頼した仕事を相手がホントに超短時間で仕上げてきた場合、こちらもそれに応える必要がある。超短時間で書いてもらった原稿を受取り、こちらが版下を作るまでに超長時間を要してしまったならば、次からは恐らく超短時間で原稿を書いてくれることはなくなるだろう。

英語でも「ASAP(As Soon As Possible)」とか「urgent」が使われるが、通常の業務連絡のやりとりの中で、たまに登場するから効果があるというもの。すべてのメールに「ASAP」と書かれていては効果はない。

●インターネット利用率   2002.11.8

平成13年度総務省の発表では国内でのインターネットの利用率は44%、5,593万人となっている。99年頃の当時の郵政省の予測では2005年までに7,000万人とのことだったので、この予想値は楽にクリアしそうな雰囲気だ。

さらに世代別での利用率では、40〜49歳では男性68.2%、女性は49.7%、50〜59歳では男性48.9%、女性24.8%となっている。99年当時、50歳代での利用率はガクンと下がり、60歳代ではゼロに等しかったと記憶しているが、これは画期的なことかもしれない。でもホントにそんなに増えたの?疑いたくなる数字でもある。

総務省のデータの多くは民間シンクタンクが電話調査等で集めたものを平均化して出した数字であり、実際にはほんのちょっとパソコンに触れる程度の人、または携帯で株価情報や競馬情報を見ているだけの人もこれに含まれている可能性もあるのではないかと想像する。

現場でメールでの情報交換にインターネットを有効活用している40〜60歳人の割合は、上記数字よりもかなり低く見積ったほうが無難であるように思うのだが、どうなんだろうか。

●デザインに国境は無い?   2002.11.7

以下のメールをいただきました。

私は外資系のゲーム関連会社でWEBデザインをしています。25歳、経験もまだまだ浅いと自負しております。

そんな私がサイトのリニューアルデザインを任されてしまいました。会社にはアートディレクターなどもおらず、クオリティ管理も自分たちでやらなければならない状態です。 そしてなにより、本社(台湾)と、日本の、好むデザインが違うということが一番の悩みです。

恐らく本社と日本でそれぞれ色々なリクエストをしてきて、その内容が必ずしも一致しないということだと思いますが、まあ、国の差に限らずデザインというものに関してはとにかく周りの人間は色々なことを言います。そして一人ひとり違うことを言います。的を得ている意見もあれば、思い付きで無責任に発言する場合もあります。従って双方の言うことを全て盛り込むというのは所詮無理なはなしでしょう。

本社の人間を納得させ、日本人にも喜ばれるようなサイトデザインを考えているのですが、迷い、こうしてネットを彷徨っておる次第です。

例えばゲームの場合は、基本的に同じ内容のものを言語対応して販売するわけですよね。世界中で受け入れられるモノを作ろう!という意気込みが大切なのではないでしょうか?自動車や家電製品もそうですよね、きっと。と、言うのはカンタンではありますが…

●アタリ   2002.11.6

ウェブページにメールフォームを作る。商品の購入でも、アンケートでも、問い合わせでも構わないのだが、共通してあるのが「イタズラ」である。いやがらせとか軽いギャグとか、明らかな誹謗中傷とか、色々とあるのだが、最も多いのが「何も書かずに送信」ではないだろうか。

イタズラにしても意味はないし、一体何のために?とも思うのがだ、不思議なことにこの「カラ」の送信が1回、2回と送られてきた後に、本物の送信があることが多い。

きっと送信した後にそれなりのメッセージのページが表示され、サーバがちゃんと動いているか確かめているのだろう。まあ、ショットを打つ前の素振りのようなものだ(ゴルフ)。これが受信する側からすると、食いつく前のアタリのようなものでもある(釣り)。

●FONT FACE   2002.11.5

HTMLでFONTを指示するときに使われるタグがFONT FACEである。ホームページエディタの中には、テキストの部分に万度このFONT FACEが指示されていて、同じ内容の記述でもソースの長さが倍ぐらいになっていることもあるようだ。

これはStyle sheetを使うことで一括指示も出来るのであるが、問題は指定されたFONTが見る側のマシンにインストールされているかどうかということ。つまり現実的には一般的でない(OSにデフォルトで入っているもの以外)FONTは指示してもほとんど意味をなさない。

また、表示される「候補」を順に指示することも可能であるが、そこまでやるなら画像にしてしまったほうが確実というもの。それと問題はWindowsとMacintoshでは、標準的なFONTが全く異なるということ。ただし、例えばMS Gothic=Osaka、Arial Black=Helvechicaというように、いくつかの主だったFONTは自動的に変換認識してくれるようでもある。

いずれにしても、よほどの理由がない限りはFONTの種類は見る側の環境に委ねたほうが良さそうである。

●財布のヒモ   2002.11.4

個人消費の落ち込みが景気の落ち込みの大きな要因であると言われている。しかし果たして個人消費は回復するのだろうか?

そもそも80〜90年代の好景気の頃に我々消費者がどんな消費をしていたのかを思いおこすと…、1度しか袖を通していない衣料品、食べずに正味期限を過ぎて捨ててしまった食料品、持って行ったものの結局1度も使わなかったアウトドア用品、見ないビデオ、聞かないCD、使わないパソコン、使い道の無かった通販商品、さらには、買い手の無かった土地、売るタイミングを逸した株、見栄と自己満足のための自動車や家、などなど、客観的に見れば「異常な消費」をしていたのではないのか。その異常さに気付き始めた現在の消費者は、そう簡単に財布のヒモは緩めないはずである。

●写真の撮り方   2002.11.3

ウェブページに掲載する写真。たとえば社長や店長、スタッフのポートレートであるのだが、どうしても「ホームページに載せるので」となると固くなりがちであり、老若男女を問わず「容疑者」っぽい絵面になってしまっているものが多い。

そこでフレンドリーな写真を撮影するときのポイントを1つ。まあ、プロのカメラマンにとっては当たり前のはなしかもしれないが、シャッターを押すタイミングをズラすことである。被写体の人物が、まだ撮影される心の準備ができる一瞬前、または「あれ、まだ撮らないのかな?」と思い始めた頃(遅らせる)。

撮られる、と思い構えた時にどうしても固くなるようなのだ。「ホームページに載るンだから真面目な顔で」という先入観を皆さん持っているようであり、タイミングをズラすことで、比較的自然な表情が撮れることが多いのである。

●雇いますか?   2002.11.2

「メールができない」というのは「電話がかけられない」ということと同じ。これは何度か書いた。しかし全く電話がかけられない人、例えば耳が不自由な人が仕事ができないか?というとそんなことはない。インターネットが普及する以前でも、こういった人たちはちゃんと仕事をしていたはず。

また「パソコンが操作できない」というのは「自動車が運転できない」というのと同じということも書いた。しかし運転できない人は、電車やバスを使うか、誰かの自動車に同乗するか、または徒歩や自転車で移動ということになり、確かに自動車が無くても生きていけるし、業務上でも『どうにもならない』というわけでない。

要は、もし皆さんが事業主だったら、「電話がかけられない」で「自動車の運転ができない」人を雇いますか?ということになるかもしれない。

そんなことはどうでもよく思えるくらいの卓越した能力があれば雇うということになるのだろう。

●メールと人格   2002.11.1

ホームページの制作依頼が来たときに全ての打ち合わせをメールだけで行ったという経験はない。最低でも1回は対面して話をしないとお互いに安心できないというものだ。

これだけインターネットが普及しているのであれば、対面すること無しにビジネスしてもいいんじゃないかと思うこともあるのだが、まあ、かなり高品位のTV会議システムを利用して打ち合わせができればそれも「有り」なのだが、実際メールだけでは相手の人格までは読めない。

メールでは常にクールな理路整然とした文面を書く人間でも、実際に会ってみるとほとんど言葉を口にせずおおいに社会性が欠落しているという人もいれば、メールでは何を書いているのか支離滅裂、おまけに誤字脱字の固まりのような人でも、対面してみると実に紳士的で頭脳明晰という場合もある。

いったいどっちが本性なのか?とも思うのだが、とりあえずはメールの人格と、実際に会ってみての人格の両方を見ておかないと安心はできないというものである。
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