2003年8月

●G4の騒音-2   2003.8.31

もう2ヶ月も前(2003.6.28 )に書いたのがG4の騒音。この時点で早速申込んでみたのだが、これがやっと昨日届いた。Appleのサイトから申込んだ時には「お届け日:2003年3月30日」などというワケの分からない表示が出てきたので電話で聞いてみたところ調べて折り返すとのこと。ところが申込み期限が6月30日までで、この電話サポート担当者の仕事も6月30日で終わり。

折り返しの電話も来たのだが、こちらが留守にしていたため結局お届け日はわからぬまま。その後、Appleのサイトには「6週間から8週間の間にお届けいたします」との表示。結果的には8週間を数日過ぎてから届いた。

さて実際に届いたファンと電源ユニットを開梱してみると、これが¥2400とはお買得。しかし取り付けは自分で行わなければならない。ファンだけならまだしも、電源ともなると全ての他のユニットにケーブルで繋がっているので、その交換はラクなものではなかった。とはいえ昔のMacintoshに比べれば、かなりメンテしやすい構造にはなっている。

で、結果のほうであるが「ちょっとは静かになったようだ」という感じだろうか。

●横文字の使い方   2003.8.30

デザイン的なセンスを重視するサイト。これがデザイン事務所や音楽系サイトであれば、とにかくカッコよくすれば良いのであって、表記も横文字を積極的に使用してカッコ良くしてしまえばいい。

しかし微妙なのがブランド品のショッピングサイト。同じブランド品でもメーカーのサイトであれば、とにかくイメージを訴求するという意味で、ハイセンスに美しく、おしゃれに仕上げれば良いのだが、ショッピングサイトとなると、実際に利用者が購入できなくてはいけない。そのためにはやたらと横文字を使うと購入者を減らすだけとなる。きちんと日本語で、できるだけ分かりやすく表記しないといけないのである。

このこととハイセンスな雰囲気を共存させるのはなかなか難しいものである。増してフランス語やイタリア語となると、ブランド名、商品名もカタカナで表記したほうが安全でもある。ブランド品に憧れる消費者ほど、横文字が全く読めなかったりもするのだ。

●ネット家電   2003.8.29

年に1度はこのようなニュースがあるのだが→「ネット家電、相次いで発売される」。古くはトロン計画から始まり、最近ではBluetooth。今度はECHONETという通新技術らしいのだが、果たしてどこまで普及するのだろうか。

エアコンや冷蔵庫、洗濯機や電子レンジ等々、既に現在の仕様と性能でほとんどの消費者は不満を持っているわけでもないし、売れ筋としてもローエンドから中級の機種までがメインだろうし、そこに先進的技術を取り入れた(恐らく)ハイエンドモデルを投入してもそうそう売れるものではない。売れなければ普及しないし価格も下がらない。というような経緯で日の目を見なかった商品というのも過去には沢山ある。

多くの消費者は、もうこれ以上通信費やサービス料は払いたくないと思っているし、これ以上多くのパスワードや暗証番号は覚えていたくないと思っているのである。

パソコン、ケータイ、カーナビ、イエ電、家電、施錠、銀行、と、これらがばらばらで勝手なシステムを作って勝手にサービスを行っている以上、消費者はなかなかついては行けないと思うのだが。

●出張経費   2003.8.28

ERP、エンタープライズ・リソース・プランニング(Enterprise Resource Planning)。という言葉がある。これは企業資源管理の意味で販売や生産、財務や会計、物流や在庫、人事など企業に関わる全ての流れを総合的、リアルタイムに把握できるようなシステム構築のことである。

しかしSOHOの個人事業主と言えどもこの考え方はしっかりと意識しておかなければいけない。最もよくある例が出張経費。取引先や顧客を訪ねるという名目で、結局は自らが旅行を楽しんでいるというケース。これらはその成果も具体的な数字に置き換えるのは非常に難しい。言ってみれば研究開発費のようなもの。

だからついつい必要以上に出張してしまう。これは特に女性の事業主に多いようでもある。在来線の特急で済む距離でも新幹線で、ちょっと頑張れば日帰りできる場所も1泊で、ビジネスホテルでいいのに温泉旅館で、といった具合に、完全な観光旅行になっていたりもする。

出張というのはけっこうな経費がかかる。へたをすれば1ヶ月分の利益が飛んでしまう。計画するときには、本当に必要なのかどうか、きちんと電卓をはじく必要がある。

●PCリサイクル   2003.8.27

今年の10月から実施されるPCリサイクル。家庭用パソコンの回収、再資源化料金が各メーカーから発表された。基本的には液晶のパソコン、デスクトップ本体は3000円、CRTモニターと、CRT一体型のパソコンは4000円ということらしい。

ではショップブランドはといえば、年間1万台以上の出荷実績があるモデルについてはメーカー側にその義務が発生するとのこと。ついでに自作パソコンやメーカーが倒産してしまったパソコンについては自治体が対応を検討するらしい。

料金の支払いは現状のモデルについては各メーカーの定めた方法(例えばメーカーに依頼して伝票を送ってもらい、その伝票を持って郵便局へ行く)で行い、10月以降の商品については予め販売価格に上乗せされるとのこと。ただし後者については元々小売り価格があってないような商品でもあり価格競争も激化しているため、実質的な値上がり感はないのではないかという見方もあるようだ。

それにしても家電もパソコンも、変な中古品を買うと、捨てる時のほうがカネがかかるということになる。増していらなくなったからと言って、古いパソコンを他人に譲るなどというのは全くもって失礼な話となるわけだ。

●アクセス向上   2003.8.26

サイトのアクセスを向上させるには、まずはそのサイトのコンテンツが優れていること。これが基本である。面白い、ためになる、有用なサイトであれば自然とアクセス数も増加するというもの。

しかし、これとは別にウラワザ的にアクセスを増加させる方法もある。最も極端な例が、アクセス増加請け負い業者に依頼するという方法。これはもちろん有料。しかしその効果は時には抜群で、あれよあれよという間にアクセスが増加する場合もある。アクセスが増加すれば当然のことながらサーチエンジンの検索結果のい上位にもランクインする。

しかしこれで一時的には喜ぶクライアントであっても、その後の更新を怠ったり、基本的に大した内容でない場合には、またアクセス数はあっという間に少なくなっていく。というかそのピーク時のアクセス数を継続的に維持するためには、よほどのことをしない限りは実質上不可能。

そして検索結果だけは、しばらくの間、そのまま上位に残ってしまう。結果として、検索サイトの信用まで落としてしまうことにもなりかねない。

やはりアクセス向上は、正攻法で、地道な努力で目指しましょう。

●1000円の商品-2   2003.8.25

昨日の続き…>はたしてそんな人材が簡単に見つかるだろうか?となると事業主自らがこういった作業を行うこととなる。そうなれば月30万の利益は全て事業主自身の人件費として消えていってしまう。

例えば楽○市場に出店していれば月5万円、独自ドメインであれば月8千円程度をプロバイダーに、通信費をNTTに月1万円、という具合に、必要経費を加算していくとバカにはならない。というか単位がいささかセコいようでもあるが、これがウェブショップの現実でもある。

同時に、これ以上の数が売れたとしても1人では対応しきれなくなるという現実もある。

従って、ウェブで商品を売るからには、最低でも1個売れて1000円以上の利益が出るものにしないと、このような状況に陥ってしまい、いっくら売れても結果として儲からない、ということになってしまうのである。

●1000円の商品-1   2003.8.24

ウェブショップで1000円の商品を売る。仮に仕入れ値が700円だとすると1個売れれば300円の儲けとなる。これが1000個/月売れれば30万円の利益ということになる。と、ここまで売るのはなかなか大変な話ではあるが、これだけ売れれば成功したウェブショップということにもなる。

しかしよく考えてみよう。1000個の商品を売るということは1日平均8時間働いたとすると、15分/1個の割合となる。1件の注文に対して、注文メールの確認、確認メールの送信、入金確認、商品発送手配、商品発送お知らせメールの送信、顧客リストへの追加、等の作業が必要になる。さらにクレーム処理、問い合わせメールへの返信、ウェブの更新、等の附随した作業も必要になる。

そしてこれらの作業を手際よくこなせる人材ともなれば時給1000円というわけにもいかない。メールが使いこなせて、文章力があって、ウェブの更新作業ができて、営業経験もある、ということになる。>明日に続く…



●UDDI   2003.8.23

ちょっと難しい話になるが、UDDIとはUniversal Description, Discovery and Integrationというやっぱり難しそうな意味。簡単に言っていまえばWebサービスの電話帳ということらしい。つまりどこにどのようなWebサービスあるのかという情報を掲載し、利用者が必要なWebサービスを見つけて利用できるようにする仲介役を務めるWebサイトのこと。

ではWebサービスとは何か?というとこれがまた難しい。Webサービスという言葉で検索しても、多くの場合はいきなりXML、SOAP、WSDL、などと言う言葉が出て来てわけが分からなくなる。

で、めちゃくちゃはしょって説明すれば、コンセントに家電製品の電気プラグをさすように、インターネット経由で簡単にコンピューター同士を連結させる技術方式こと。つまり今まではいくらインターネットが普及しても、それぞれの企業間で使用しているコンピュータの種類が異なるために、簡単には連結できなかったわけで、これをXMLという言語を使って連結させようという試みがWebサービス。そこでその情報を集めて検索できるようにしたサイトがUDDIというらしい。

●コピーと複製   2003.8.22

パソコンをどうしても理解できないという初心者の中に、どうしてもコピーの概念を理解できないという人がいる。何が理解できないかというと、パソコンでのコピーとは、オリジナルに対して100%同じものを複製することであるのだが、どうもこのコピーして作った複製のほうは「本物」ではないと思っているらしいのだ。つまりエイリアスとかショートカットのアイコンのようなものと。

だから何度教えても、FDにコピーするとか、コピペで同じものを複製するという概念が理解できないのである。つまり複製というのはXEROXやFAXでいうところの原紙ではないもの、本物に対してニセ物、と思っているのである。

そして、自分が苦労して時間をかけて作ったファイルが、そうも簡単に全く同じものが複製されてたまるものか!という気持ちがそこに含まれている場合もある。

その昔、「このFAX、何度送っても戻って来ちゃうぞ」と言った人がいたとかいないとか。戻ってき来ちゃったのは原紙である。

●ラジオ   2003.8.21

インターネットラジオなる便利なものが普及してはいるものの、たまに聞こうと思うとなかなか目的のサイトが見つからない。またYahoo! Sportsで映像のストリーミング配信していたプロ野球のカードも、なぜか今シーズンはその番組自体が見当たらない。

例えばケータイで野球の途中経過を確認しようとしても、これが有料コンテンツであったり、アクセスするまでに時間がかかったりもするし、もちろんその間の通信費もかかるわけだ。天気予報や交通情報にしてもしかりである。

というわけで、外出時にラジオというものを持っていくと、これが意外にも便利。オンデマンドではないので、まったくの受け身ではあるものの、プロ野球の途中経過、というよりプロ野球の試合そのものを放送しているわけだし、交通情報も比較的コンスタントに放送している。通信費もかからなければ電池もけっこう長持ちする。

ああ、こんな便利なものがあったのだと、改めて実感。それから天気予報は177に電話するのが一番早いようでもある。

●AVパソコン   2003.8.20

2002年、SONYの「バイオW」が発売されて以来、各社とも液晶一体型のAVパソコンに力を入れて、パソコンをテレビやオーディオ代わりに使う人が増えたこてきた。場所をとらずインテリアとしても溶け込むデザインとなってきてる。

こういったパソコンが売れる背景には、それまで「パソコンを買っても使い道がない。しかし今どきパソコンを持っていないとカッコ悪い」と思っていた人たちのニーズがある。読みもしない百科事典や味もわからない高級ウイスキーをリビングに並べていた、その昔の人たちと同じである。

パソコンでテレビが見られる、DVDやCDが聞けるとなれば、こういった人たちの使い道もあるというもの。

しかしテレビもCDラジカセもDVDプレーヤーも、それぞれ単品で買えば2万円もしないのだ。まあ、見栄やプライドのためには出費を惜しまないという人はまだまだ多い。

●困った生徒   2003.8.19

小学校の授業でも同じことがいえるのだが、複数の生徒に教えるときには、どうしても一番作業の遅い生徒に全体の授業の進行速度を合わせなければならない。生徒の水準がほぼ一定であるならば問題はないのだが、大きくバラついているコトもある。

これが有料で、しかも公の機関が主催しているような場合は、なおさらこういった生徒を無視するわけにもいかない。ではなぜ、こういった生徒がパソコン教室に紛れ込んで来るのか?これは想像するに、その講座を受講する条件の中に「Windowsの基本的操作が出来る事」とあったとしても、どこまでを基本的操作かということを理解していない初心者が、自分は基本的操作は出来る、と思い込んでしまうためではないだろうか?

従って、受講要項には「半角と全角の違いを理解し、使い分けることが出来る」「ファイルに名前を付けて保存することが出来る」「右クリック、ドラッグ&ドロップ、スクロール等の用語が理解できる」等の具体的な条件を書いておかなければならない。そうしないと孫に1回教わったことしかないおじいちゃんとかが来てしまうのだ。

●着メロ   2003.8.18

最近電車の中や喫茶店で、着メロが鳴りだして、あわててケータイを取り出すという光景がずいぶんと少なくなったように感じる。着信はバイブ、又はミュート。着信履歴を見てあとからかけなおす、というのが一般的になってきたようだ。

また着メロというのは、どんな曲を選んであるにせよ、その人の好みや趣味がバレてしまうようでこっ恥ずかしいというコトでもあるようだ。

実際、一刻を争うというような連絡というのは滅多にあるものではないし、例えば電車の中で、着メロが鳴る→ケータイを取り出す→喋りはじめる、という行為に対しては、周りの目も厳しくなってきたようだ。そしてほとんどの場合は、後からかけなおしたり、メールで対応することで、ほとんどの用は足りるはずでもある。

それでもたまに電車の中で着メロが鳴りだし、あわててケータイを取り出す人もいる。が、これがたいていの場合、オッサンである。履歴からかけなおすという行為に馴れていない、そしてメールが使えないのであろうオッサン。と、そこまで決めつけてしまっては失礼でもあるが。

●デジカメのメディア   2003.8.17

PCの外部記憶用のメディアについては何度か書いたが、実はデジカメ用のメディアというのも、「何でこんなに種類があるのかぁ?」状態である。各メーカーの思惑や政治的事情はあるにせよ、せいぜい3種類ぐらいにしてほしいものだ。それにMOとCD-Rのように、明らかにそのメリットとデメリットがあるのならともかく、み〜んな似たようなものではないか。もちろん細かい仕様を見ればそれぞれ違いはあるのでろうけど、消費者はそんなことは知る余地もない。ただ自分が買ったデジカメに使えるメディアを買い足すだけのコトである。

とは言うものの、PCのメディアほど苦情が聞こえてこない理由。それは複数のメディアが読めるマルチリーダーでも3000〜4000円ぐらいで買えるためだろう。1つのメディアに限れば1000円出せば買えるものもある。

しかし、そのマルチリーダーにぼこぼこと空いた差し込み口を見ると、「どうせなら同じにしろよ〜」と言いたくなるのも事実である。

●透過原稿   2003.8.16

滅多にないのだが、稀に写真がポジフィルムで送られて来ることがある。これがちょっと困ったもので、どうやってWEB用のデータに変換したやいいのやら…。もちろんフィルムスキャナを使うか、透過原稿ユニットを使えばいいのだが、滅多に使うものではないので、これらを購入するというのも躊躇するところでもある。

仕方がないので、曇りガラスにこのポジフィルムを両面テープで貼付け、デジカメを三脚にセットして接写で撮影する。言ってみれば簡易型投影機だ。ただし最近の室内には目の細かい曇りガラスはなかなか有るものではない。その場合は、間にトレーシングペーパーを挟み、さらに厚紙を挟んでガラス面から何ミリか浮かせて視写界深度を浅くして撮影すれば何とかなる。

ただし問題は昼間しかこの作業はできないということ。ガラスの裏から均一なライティングとなると、これはもう大掛かり。フィルムスキャナ買ったほうが早いのでは?ということになってしまう。

●コピペ   2003.8.14

パソコンで仕事をしている人にとっては当たり前のことであるのだが、どんなファイルを作るときでもコピペを効率的に多用することで作業のスピードがぐ〜んとアップする。

しかし、驚いたことに、このコピペというものを知らないでパソコンを使っている人がことのほか多いのである。中級者クラスのパソコン教室でも、このコピー&ペーストを教えると、「おぉー!」と感嘆の声があがることがある。

そして、中級者でも、もっと知られていないのが、アプリケーションごとの検索機能。もちろんブラウザにある。ショートカットはctrl+F(Macではコマンド+F)というのが一般的なデフォルト設定。テキストエディタのHTMLでも、1ページの中の共通のタグを大量に書き換えるときなどは、ctrlを押しながら、GとV(G=次の検索結果、V=ペースト)を交互に押していけば、30秒で終わる作業を、1ケ所ずつ選択して貼付けているという人も少なくないようである。

●Adobe Illustrator   2003.8.13

Adobe Illustratorを使ってみれば、Wordなどというアプリケーションが何のためにあるのだろう?という疑問を感じるはずである。あることはいいにしても、何でWordがあんなに普及しているのだろうか。もちろんMicroSoftの戦略にまんまとハマった結果でもある。

従ってDTPのデザイナーのほとんどがIllustratorを利用しているわけで、出力センターや印刷屋さんでもIllustratorがデフォルトになっているというのは周知の事実でもある。

ところが、最近になってちらほらと聞く話。印刷屋さんやデザイン事務所にWordで作ったデータを持ち込むクライアントが増えてきたらしい。もちろんWordのデータでも対応はできるのだが、フォントや微妙な色に対しては完璧な対応はできないのが普通。しかしそのデータを持ち込んだ人間が自称デザイナーであり、無理な要求を色々とするらしいのだ。ところがIllustratorを知らない。

Wordやパワポしか使えないで、「デザイナー」はないだろう…と思うのだが。

●ウインドショッピング   2003.8.12

Webショップオーナーが勘違いしがちなのがウインドショッピング。自分のサイトに立ち寄った客が、サイト内の色々な商品を見て、気に入ったものがあれば購入する、という状況を期待することである。これは皆無とは言えないが、Webショップではあまり期待してはいけないこと。

多くの客は、目的の商品を捜して色々な店を見て回る。実店舗とは違い、瞬間移動が可能なのだ。それも何度でも、何処へでも。

従って、店のデザインに凝ったり、商品の演出にこだわったりする以前に「商品ありき」である。瞬間移動した客がまた戻ってくるような、コストパフォーマンスの高い商品であることが必須。

店の内装や看板、商品の陳列も大切ではあるが、商品力の弱ければ、いくら頑張っても売れない。この点は実店舗よりもはるかにシビアである。BBが当たり前になり、Webショップの数も膨大に増えた現在では、この傾向はさらに顕著になっている。アナログダイヤルアップが主流だったころと同じやり方を続けていたのでは勝ち残れない。

●学校で教えるパソコン   2003.8.11

学校教育の中でどうやってパソコンの操作方法を教えるのか?ということが議論され、結局は小中高では「総合的な学習」、中学校の技術・家庭科で必修の「情報とコンピュータ」、高校では必修の普通教科の「情報」、ということで落ち着いたようである。

ところがWindowsのOSはここ8年の間で、95,98,98SE,ME,2000,XPと次々とバージョンアップしているし、主なアプリケーションにしてもしかりである。学校という教育システムでは教えるほうも教わるほうも限界が見えてきたのではないだろうか。

では、どうすれば良いのか?まずは教育する側があまりにもパソコンの「操作」という部分にこだわり過ぎなのではないだろうか?パソコンを使って何をするのか、という目的さえ与えれば、教わるほうは放っておいても勝手に操作手順などは覚えるのではないだろうか。

その証拠に、学校では一度も教わっていないであろうケータイを、多くの中高生が使いこなしている。あれだけ使いづらいインターフェイスであるにもかかわらず、である。

●フォント貧乏   2003.8.10

フォント貧乏には4種類のタイプがある。
  1. フリーのフォントをやたらとダウンロードし、雑誌CDのオマケフォントをやたらとインストールし、結局使用頻度の低いへんなフォントや漢字をサポートしてない使えない日本語を大量に持っている。
  2. ちゃんとしたフォントをがっちりインストールしたあるものの、その数が多過ぎて、一度使ったフォントの書体名が分からず、しょうっちゅうプルダウンからフォントを捜している。
  3. フォントに精通しすぎて常にマニアックなフォントを使用するため、出力屋や印刷屋との互換性がなく、アウトライン化がデフォルトとなり、テキストの修正に毎回苦労している。
  4. パソコンを買ったときのままのフォントで何とかやりくりしている本当の貧乏なデザイナー。


●電話のデメリット   2003.8.9

メールが普及することで、今まで気付かなかった情報伝達手段としての電話のデメリットも自然と浮き彫りになってくる。

その中でももっとも重大なことは発信者側の都合で受信者側の時間を拘束するということ。メールを主に使っている人の間では、よほどの緊急性がないかぎり、またはよほど込み入った話ではない限り電話は使わない。相手に対して失礼なのだ。

と、そんな意識は全くなく、当然のように電話をかけてくる不作法な人もいる。しかも家電にだ。メールでないまでも個人宛てであればケータイにかけるべし。家電というのはケータイを持っていない小学生や、お年寄りのためにあるものなのだ。だから子供もお年寄りもいない家庭では捨ててしまってもいいものなのだが、ADSLとして使っているのでそうもいかないだけなのだ。

●ポップアップウインドウ   2003.8.8

サイトによっては次から次へと現れるポップアップウインドウ。ウザいことこの上ない。このあまりのウザったさに、Operaではポップアップウインドウを表示しない設定が出来るようになっている。そしてSafariもその機能を取り入れている。ポップアップウインドウをOFFにすることで、あのウザったさから開放されるわけだ。

しかしWebを作る側からすると、これは非常に困ることにもなる。例えばショッピングサイトでの購入手続きのウイザード画面。ユーザー側としては、購入する商品の画像や仕様を表示した状態にしておきたいもの。従ってポップアップウインドウで、このウイザード画面を表示するのであるが、ブラウザでOFFにされてしまうと、購入が出来なくなってしまう。

ポップアップウインドウではなく、新規のブラウザ画面が現れるという方法もあるが、これはPC画面に対してフルスクリーンになってしまう場合もあり、いずれにしてもクライアント側でウインドウをリサイズするのが普通のようだ。これはけっこう面倒なもの。さてどうしたものか。。今後の動向に従うしかなさそうである。

ちなみにInternet ExplorerでもNetscapeでも、JavaScriptをOFFにすれば、自然とポップアップウインドウは表示されなくもなるのだが。。

●MacOSX移行計画-7   2003.8.7

このテーマ、アプリケーションごとに書いていたらキリがないのでこのへんで終わりにしておくが、最後にOS9からインポートできるものと、できないもの。

まずはユーザー辞書。これはMacユーザーにとっては必需品でもあるのだが、幸いなことにほぼ完全なかたちでインポートできた。次にWEBデザイナーにとっての必需品のFetchのFTPショートカットリスト。残念ながらこれはできないようだ。しかし代わりにBookmarkファイルというかたちで接続先一覧を開いてOSXで保存できるので、これでとりあえず使えないこともない。

そしてもっとも一般的なのがメーラのアドレス帳であろう。これはOSXの標準メーラを使う場合、とりあえずはNetscapeからのインポートはパーフェクトではないが(フォルダごと、は無理であるようだが)出来た。OutLookやEudoraについてはやってみてないのでわからないが、たぶん、出来たり出来なかったりと色々あるのだろう。まあ、これを機に、アドレス帳を整理してみるのもいいかもしれない。

まあ、いずれにしてもOSXは根本的に今までとは異なる性格のOSでもあり、移行作業は時間をかけて何段階かに分けて行う必要がありそうである。そしてやはりOSXの最大のメリットは、滅多なことではフリーズしない、ということのようだ。。

●MacOSX移行計画-6   2003.8.6

メインで使用するアプリケーションとは別に、HTMLを作成するときに補助的に使うフリーウェアのアプリというものもある。例えばカラーピッカー、tableタグ自動作成、画像サイズの自動記述、クリッカブルマップ作成、GIFアニメ作成、などなどである。

カラーピッカーはPhotoshop7のパレットで用が足りるし、GIFアニメもImageReady7(Photoshop7に付属)でOK。tableタグは、やはり手動で書くことになるケースが多いので、まあ、なくても不自由はしない。

ところがクリッカブルマップ作成ツールはちょっと困る。Photoshopで座標値が表示されるので、何とかなるのだが、1枚の画像に多数のリンクを埋め込むときにはちょっと面倒。WebMapという便利なツールがあるのだがOSXでは使えない。

また、IMG Fixerという、アイコンにドラッグドロップすることで、HTML内の全ての画像の縦横の数値を書き込んでしまう便利なツールもあるのだが、これも使えない。mi(みみかきエディタ)で画像単体の縦横値は入れられるのだが、ファイルごと一気に、というのはできない。 このへんのツールは例えシェアウェアであったとしてもOSX用で作ってもらえると助かるのだが。。

●MacOSX移行計画-5   2003.8.5

アプリケーションはコストと手間が問題となるが、周辺機器はこれにプラス置き場所の問題が発生する。特に場所をとるプリンターとフラットスキャナが頭の痛いところ。OSX用を買い足すとしても置く場所がそうそうあるものではない。となると買い替えとなる。そうなるとOSX以外での環境でもそのモデルが使えないといけないというのが、現在の過渡期の実情でもあるようだ。

プリンターとスキャナに関しては、古いモデルは使えないと思ったほうが良さそうである。少なくともプリンターポート接続しているものは全滅のはず。スキャナも、滅多に壊れるものではないので、けっこう古いモデルを使っているケースが多いので、これを機に買い替えるということになるのだろう。

しかし、最新のモデルはUSB接続なので、SCSIやMac専用ポートでLANを組んでいる場合などは、そう簡単にはいかないようだ。このへんもOSXがイマイチ普及しづらい要因にもなっているようだ。

MOや外付けのHD等は、例えSCSI接続であっても、比較的新しいモデルであればドライバ(フォーマッタ)さえOSXに対応していれば使えるものも多いようだ。ただし過去に購入した機器にOSX用のドライバが付属しているとも限らない。そこでB'sCrewの最新版をインストールして起動してみれば、自然と使える周辺機器のアイコンはデスクトップに表示されるようだ。

●MacOSX移行計画-4   2003.8.4

さてWEBデザイナーにとって重要なのがブラウザの問題。何度か書いたがOSXではSafariが標準になるであろう可能性が高い。しかしローカルで確認するためには、現段階ではやはりInternet Explorerを使うのだ無難のようである。

Safariでは日本語の全角スペースが表示されない、CGI等に使われる「|」が表示されない、DHTMLでは動作しないものがある、動画ファイルのPlig-inの設定の仕方が分かりづらい(最終的に対応しているのか?)、お気に入りやBookMarkが他のブラウザからインポートできない(HTMLにして無理矢理表示させる方法はあるのだが)、という問題があり、標準として確認するにはイマイチのようだ。

かといって、既にMacintosh用の打ち切りを表明しているInternet Explorerを使うのも気分がすぐれないのだが仕方のないところであろう。

Netscapeにも再起奮闘してもらいところであるが、相変わらずログでは4.XXのほうが多いという悲しい状況でもあるようだ。。

●MacOSX移行計画-3   2003.8.3

Premireの購入に続き、Photoshop7とIllustrator10も購入しなければならない。これは避けようのない事実。もちろんOS9用のアップグレードでもOKなのだが、それにしてもバカにならない出費である。フォントもOSX用が必要になる。さらにQuark XpressやInDesignを使っているならば、これらもOSX用にしなければならない。このへんがDTP業界でOSXが普及しない一番の原因。

またWEBデザイナーの中には、DreamweaverやFLASHを使っている人も多いはず。さらにDirecterやAfterEffect、CGデザイナーではPainterやShadeなどなど、ごっついアプリケーションをすべてOSX用にアップグレードしなければいけない。

Photoshopを例にあげれば、OS9用7.0は、そのままではOSXには使えないため、OSX用のPhotoshop7.0にアップグレードしなければならない。しかしそれぞれをどちらのOSで起動させるかのか?という基本的な問題もあり、よーく情報を集めてから作業をする必要がある。

ルーチンの業務でPhotoshopを使用している人にとっては、これらの作業で実務を停滞させるわけにもいかないので、踏ん切るまでに勇気がいることも確かであるようだ。

●MacOSX移行計画-2   2003.8.2

ストリーミング動画コンテンツをどうやって制作するかという問題がある。何度か書いたが、Windows Media VideoについてはMacintosh環境で制作するにはPremireのようなソフトを使わなければいけないので、フリーのエンコーダーで制作できるのはRealVideoだけ。果たしてそのエンコーダーのOSX用があるかどうか?

しかし、それ以前の問題があった。RealはプレーヤーがOSX用のものがフリーではないのだ。RealOneというプレーヤーを購入しなければならない。いずれフリーのものがリリースされるのだろうか?または他のプレーヤーでRealを再生できるものが多く利用されるのだろうか?いずれにしても今までのように手軽にRealを再生できるというわけではなさそう。

一方、Windows Media Videoのほうは、フリーのOSX用のプレーヤーが既にダウンロードできる状況。となるとやはりWindows Media Videoを利用するユーザーのほうが増えそう。

というわけで出費覚悟でPremireを購入するしかないようだ。

●MacOSX移行計画-1   2003.8.1

いくらOSXが利用されていない、出力センターが対応していないといっても、いずれはOSXがMacの標準になることは確か。世界中のMacユーザーがWindowsになるとは考えにくい(といってもこれを機に、と考えるユーザーはかなりいるとは思うが)。

ということで、一度には無理にしても、少しずつOSXに作業を移行していくことにした。そして最初につまずいたのがテキストエディタ。OSXにはSimpleTextに該当する、超シンプルなテキストエディタがデフォルトでは入っていないのだ。TextEditというエディタがあるのだが、これはHTMLファイルをブラウザのようにソースを読んだ結果として表示してしまうため、HTMLを書くには非常に不便。

そこでフリーウェアのエディタを捜してみたところ、miのOSX対応というのがあった。みみかきエディタとして愛好者も多いようだ。このエディタ、HTMLを画面にドラッグ&ドロップすることでリンクタグが自動記述され、画像ファイルで同様に画像呼び出しタグが記述されるという点もたいへん便利。ついでにリンクのオプションのtargetや、画像のwidth=とheight=も数値も入れられるようにカスタマイズできる。 ということで、テキストエディタはとりあえずクリア。
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