2004年12月

●大掃除   2004.12.31

年末の大掃除をする。年が明けて1ヶ月もすれば元通りとっちらかるんだからやっても無駄とも思うのだが。とはいえ年末だから、という理由でもないと、なかなか思い切って大掃除はできないもの。とはいえ普段からマメに掃除をしていれば年末も普通通りに掃除をすれば普通にきれいになるはず。とはいえ何かと溜まった不用なモノをまとめて捨てるということも必要。

「あれば便利な物は、無くてもいい物」
「思い出を語れば何も捨てられない」
「将来しまっておくだけになりそうなものは不用な物」

それと、
「手に入れるは易し捨てるは難し」
または
「手に入れるは安し捨てるは高し」
●へんなメール   2004.12.30

長いことホームページを公開していると、どっから来たのか分らないが、突然ヘンなやつがやってきてその趣旨に相応しくないメールをよこしたりする。これに反応してまともに反論したりすると思ツボ。無視するのが一番である。とはいえ一方的に言いたい放題批判されたりすると、それなりに精神的なダメージを受けることもある。特にインターネットに馴れていない人の場合には、そのことを機にサイトを閉鎖しようか。。などとひどく落ち込むこともある。と、それだけのダメージを想定してメールするという確信犯もいるようだ。そしてその確信犯は過去に自分も同様なダメージを受けた経験があったりもするようだ。つまり八つ当たりである。と、そう思えば真剣に落ち込むほどのもんではないだろう。
●セキュリティーポリシー   2004.12.29

メールフォームやウェブショップでの商品注文フォームでは、そこで送信されてきた個人情報を第三者に漏洩しないという意味の注意書きが必要となる。しかし、どうも日本語のサイトではその表記内容がイマイチ徹底してないようにも思われる。

英文のサイトでは、直訳すれば「お客様から送信された個人情報は、第三者への売買、貸し出しはいたしません。また、お客様から要求されない情報の一方的な送信はいたしません。」という感じのものをよく見かけるのだが、日本語サイトでは「送信された個人情報は第三者には公開いたしません。一方的なメールマガジンの送信はいたしません。」という感じのものが多いようだ。とにかく表記しておけばいい、という雰囲気でもある。 とまあ、表記内容はともかく、絶対に守秘義務を守るということが大切なのではあるが。
●決済方法   2004.12.28

ウェブショップで問題となるのが決済方法。依頼主が自らネットで買い物をしたことがない場合、この部分の打合わせが難航することも多い。ショッピングカートのシステムを導入するということで話が進んでいたにもかかわらず、ネットバンクの契約が面倒とか、入金を確認する人員が確保できないという理由で、決済方法は代引きオンリーにする、なんてことになったりもする。

ショッピングカートで購入商品の合計金額を正確に表示するということは、銀行振込の際の正確な数字を伝えるという意味。代引きならば、その場で現金を支払うのだから、そこで数百円、数十円の価格の違いがどうなるというものでもないのだが。
●デザインコンセプト   2004.12.27

サイトのデザインコンセプトはクライアントが求めているサイトの特性や目的に合わせてウェブ制作者がその都度考えなければならない。同じ業界での同じような業種のクライアントだけが相手であるならば常に同じようなウェブデザインコンセプトで良いのかもしれない。しかし多種多様なクライアントが相手の場合は、やはりそのクライアント毎にサイトのデザインコンセプトは異なって然るべきであろう。

ウェブ制作者が「我が社のデザインコンセプトはユニバーサルデザインとユーザビリティ」と謳ったところで、価格競争の激しいネットショップであれば、そんなことより「いかに目立つか!そして売れるか!」ということが優先されなければいけない。制作者が自分の哲学に合わせて勝手にコンセプトを作ってはいけない。サイトの特性に合わせて柔軟に対応するべきである。
●価格交渉   2004.12.26

見積りを出す。しかしその内容をよく確かめずにデフォルトで値下げ要求してくるところ。それも決まって2割だったりもする。このことが決して悪いとは言わないが、毎度決まって値下げ要求をしてくるのが分っているので、見積りを出すほうも毎度決まって2割高めに出す。結果としてクライアントの言う通りに2割引いた価格で妥協するということになるのだが、これは明らかに時間と手間の無駄である。社内的にそうやって価格を下げさせることが功績となる、またはノルマであるとするならば、それはそれで仕方のないことであるのだが、まあ、本当の意味での節約やコストダウンということにはならないだろうて。
●ビジネスという名目で   2004.12.25

ビジネスという名目で何やら事業を始めるのではあるが、どうも利益や売上げ以前に、自分の命令に従う人間を集めて指示を出すことを楽しんでいるのでは?という事業主。これが楽しむという目的だけであればまだ健全なもので、要は王様(女王様)症候群ではないか?と思われるような、つまり目下の者を命令通りに指図して動かしコキ使い、さらにはそういった僕から尊敬され拝め奉られることを理想としているような人も中にはいる。

しかしそういった事業主の場合、雇われたほうも「何かヘンだ」と気付き、早々に辞めて行く。従って人の入れ替わりが非常に激しい。いっそのこと事業主はビジネスなどとは宣わず、素直に「宗教法人」としての事業を展開したほうがハマるとも思うのだが、そこまでの悟りもなかったりもする。
●コピーの概念   2004.12.24

特に高齢者の場合、かなりパソコンを使いこなしているにもかかわらず「コピー」の概念というものを理解していない人が多いようだ。これがHDのデータをCDに「焼く」という表現であれば理解される。フィルムや青焼きを連想して、焼き付けて複製を作るという感覚でイメージされやすいようなのだ。

ところがHDからFD、MO、HDとなると、どこで何をどういう手順で行うのか、またどういう原理で行われているのか?という部分が全くイメージできないようなのだ。そもそも「マイコンピュータ」の中から「3.5インチFD」が出てきた時点からもう既にわけが分らなくなっているらしいのであった。
●夢と現実   2004.12.23

多くの人は、1つの仕事をするときに「なるべく苦労はしたくない」と思う。できれば短時間で悩んだり考え込んだりせずに終わらせたいと思うはず。ところがこれを目指している限りはワンパターンとなり、いつか周りが変化したときに取り残されてしまう危険性がある。

よく中小企業の社長さんが従業員に到底実現できそうにもない無理難題を押し付け、影で「暴君」「悪代官」「おまえは神か!」などと言われている。しかしこれはその押し付けた難題が実現可能かどうかといういうことではなく、そのように常に不可能と思われることでもトライしていく積極性と向上心を要求しているのだ。常に夢を持って仕事をして欲しいのだ。自分がやってきたように、または自分ができなかったことを。

安定していても常に危機感を持っているのが経営者。どんなときでも自分の給料のことしか考えてない従業員。というのもよくあるパターンのようだ。
●イメージと現実   2004.12.22

イメージは自由だ。キャビアとフォアグラとトリュフを混ぜたような味わいの世界で一番美味しい食べ物も可能だ。イメージというのは頭の中で描いた映像であり理論でもある。それが現実的に成立し得るかどうかは別問題。

しかし人間はある一定以上の地位や命令権を獲得したときには、一種あたかも自分は神であるかのような幻想に囚われ、こういった現実的には不可能なイメージを実現できるものと勘違いすることがある。

たかだか数十人、数百人の従業員を管理する立場になっただけで、そんな神のような権限が与えられるはずもない。理想空想机上の空論夢物語。誰だってそれが実現すればいいとは思っているはず。しかし現実とのギャップも充分承知している。その承知の部分が欠落しがちなのが、ある一定以上の地位や命令権を獲得した人たちでもあるようだ。
●文字に色を付ける   2004.12.21

HTMLの覚え始めというのは色々なことを試してみたくなる。その探究心は大切ではあるのだが、その「結果」が果たしてホームページというものの中で本当に必要かというと、必ずしもそうではない。ことのほうが多い。

最も多いのが不要な動画。そしてBGM。自分が閲覧する立場で冷静に考えてみると、こういったものは「無いほうが良い」場合のほうが多いようだ。そして次に多いのが「不要な文字の色付け」である。

そもそも文字というのは文字という記号の組合せで情報を伝えるものであり、その体裁やデザインは二の次のはず。文章がしっかりしていれば、ちゃんと読んだ人に情報は伝わるはず。さらにウェブの場合は色付きの文字は基本的にリンクを表す場合が多い。リンク済みで異なった色にもなる。これとは別に文字に色をつけると、果たしてどの文字がリンクしているやらいないやら、分らなくなって当然でもある。

デザイナーがウェブをデザインする際にけっこうな時間を割くのが色選びでもある。一発で決まることはほとんどない。何度も何度も調整を重ねて全体としてまとまりのある、それでいて訴求力のある、そして分りやすい色を捜していく。これは色数がたかだか100色程度のカラーパレットでは用が足りるものでもない。安易な文字の色付けが、全体のデザインを台無しにしているサイトは少なくないようだ。
●その道一筋   2004.12.20

他人からの僻み妬み、または業務上の支障や迷惑を考えていては、なかなか新しい仕事にトライはできない。そうそう簡単に今勤めている勤務先を辞めるわけにはいかない。しかしそんなことを気にかけていては一生同じ職場に居ることになる。ステップアップすれば他人から妬まれるたり僻まれたりするのは当たり前。残った人たちの仕事が増えたり混乱したりするのも仕方がないこと。その為に会社という組織があるのだ。そして、そういった諸々の問題を解決したり覚悟したりするのも新しいトライのうちの1つではないだろうか。

しかしこれとは逆に、その道一筋で熟練した技術や専門的な知識を深〜く身に付けるのも生き方であろう。事実、そういった多くの職人達によって現在の産業は支えられてもいる。

いづれにしてもどっちつかずで、1つの技を習得することもなく、また、広くグローバルな知識を身に付けることもなく、ただイヤになったという理由で職を転々としているのは意味の無いことであろう。
●Cドライブ   2004.12.19

WindowsではデフォルトでHDにパーテーションが切ってあるマシンが多い。CドライブとDドライブというやつだ。これは理解している人にとってはどうということはないのだが、初心者にとってはパソコンを難しくしている大きな要因ともなっている。

中にはパーテーションを切らずにAドライブ1つのマシンもあるようだが、であればその名称を「Aドライブ」ではなく「ハードディスク」にして欲しいものだ。そうすることで、「マイドキュメントとプログラムファイルはハードディスクに入っています」と、教えられるのだ。

CとDという理論上の表現は説明するのに一苦労であり、それでも分らない人は分らないのだ。さらにそのアイコンが2つあることで尚更混乱するする。しかもそのアイコンがどちらかというと筐体を含めた外付けのハードディスクに近いものでもある。

Macintoshが初心者にとって受け入れられやすいのも、このへんのところが感覚的に分りやすくできているからであろう。
●会社案内   2004.12.18

ウェブではなく印刷物の会社案内。この会社案内、ほとんどの社長が自社の会社案内を「気に入らない」と言う。「こうじゃないんだ」ということらしい。ではどうすればいいのか?と言うと、とにかく「こうじゃないいんだ」と言う。

ではなぜ制作途中で修正しないで印刷してしまったのか?と尋ねれば「専務(二代目の息子)が勝手に作った」と言う。そこで専務に聞いてみた。どうして社長が気に入らないと言っているのに印刷してしまったのかと。すると専務が答える「まともに聞いていたらいつまで経ってもできないんですよ。これでも2年かかりました。」

要するに社長としては、何かイメージするものがあるのだが、それを表現する術が無い。ラフスケッチを描くこともなければ、きちんとした原稿を作るわけでもない。それでいて出来たものには文句をつける。まあ、大方は専務の決断のほうが現実的で正しいようだ。
●ダブルクリック   2004.12.17

高齢者がパソコンの操作を覚える時に最初にぶつかる最大の難関。それがダブルクリックである。日常的にパソコンを使っている人間から見れば信じられないことかもしれないが、実際には1回目のクリックと2回目のクリックの間にポインターが動いてしまってダブルクリックが成立しないのだ。

通商産業省の「障害者・高齢者等情報処理機器アクセシビリティ指針」の中に、「ポインティングデバイスのクリック、ダブルクリック及びドラッグ等の機能を左ボタン、右ボタン等に割り当てられるようにする。」というものがある。確かにダブルクリックをクリアする意味では有効かもしれない。しかしダブルクリックのもう1つの問題は、クリック、ダブルクリック、右クリック、ドラッグという4つの操作方法を瞬時に使い分けられないというもの。割り当てを変えただけでは解決できそうにはない。

「指が5本もあるのにボタンは2つしかない。そう思えばシンプルなものですよ」とか「テレビのリモコンやケータイに比べれば、少ないんですよ、ボタンの数」とか言って、何とかやる気にさせるのではあるが。。
●データの重さ   2004.12.16

カラのフロッピーを入れる。データをコピーする。フロッピーを出す。「はい、これでコピーできました。持ってみてください。さっきよりちょっと重くなってますよね。」と言うと、ディスクを手のひらに乗っけて上下に軽く揺すりながら重さを確かめるパソコン教室の生徒。なんてことをやって初心者を騙してはいけません。

これがなぜかCDに焼くと重くなったような気分にはならないものだ。逆にデータの穴が増えた分、軽くなったと騙すほうが真実味がある。

ノートやケータイ。ビデオムービーなどでは、充電が完了したあとに「ほーら、ちょっと重くなったでしょ」と言うと、「そうかなぁ?」と持って確かめる人もいる。が、専門家によれば理論的には充電されたほうが質量は軽くなるらしい。
●動画の威力   2004.12.15

そのサイトを訪問した人にとっても動画は大きな訴求ポイントになるのだが、それ以上にクライアントに対しての最初のお披露目の時に威力を発揮するものだ。特にトップページのデザインがイマイチかなぁ、と感じつつ無情にも納期が来てしまった場合には、WMVでもQTでもRealでも、またこれらを取り込んだflashでもかまわないので、とにかくページの一部が「テレビ」のように動く。これだけでかなりウケる。

もっとも動画などは見慣れてるクライアントに対してはそれほどのものではないが、今までの旧態依然としたサイトのリニューアル時や、あまりインターネットに精通してない人にとっては有効。部屋の中に1台のテレビがあり、そこで何かの番組が放映されていれば、どうしてもそこに目が行くというもの。その時同時に部屋のインテリアデザインを気にかける人は少ない。悪く言えば目くらましではあるが、良く言えば素直なアイキャッチ効果ということだろう。

とはいえ、単に会社のロゴが回転してズームアップして現れるようなflashだけでは、さすがに感動は薄いようだ。
●上流と下流   2004.12.14

企業内で完結しているかどうかは別にして、複数の人間によるプロジェクトには上流で企画、指示、依頼する人間と、下流で、いわゆる現場の仕事をする人間とがいる。上流でのちょっとした方向性のズレが下流では大きなズレとなり、上流でのちょっとした納期の遅延が下流ではプロジェクト全体に関わる大きな遅れとなる。

企画部のAさんが、ちょっとした情報を仕入れるために他部署のBさんに資料を貸してもらいに行く。ところがAさんはBさんが苦手。行くたびに小言を言われる。なので、できれば行きたくない。行ったとしてもBさんが不在であれば何となく安心する。意識してのことなのか電話するにもBさんが不在であろう時間を狙ってりもしている。てなことをやってるうちにその資料を確認する時間が1日、2日と遅れてしまう。

この遅れが下流に辿り着くころには「鬼のような納期」となって襲いかかる。というようなこともある。
●アンテナ   2004.12.13

アンテナと言えば最近では某Blogのリンク集のようなもの。登録してあるサイトを更新順に表示してくれて、しかも更新部分のヘッダーも表示してくれるというもの。まあ、ちゃんと利用すれば便利なものなのだが、どうもこのアンテナ、立てっぱなしで、数だけ増やして管理してない、なんていうところもあるようだ。しかもそんなBlogに限ってオリジナルのコンテンツが無かったりもする。ようするに日記に書くほどのテーマもなければ創造力もなく、とりあえずアンテナ沢山立ててボリュームを補っているという感じもする。他人のフンドシ変則型とでも言おうか。

毎日一生懸命更新しているサイト。人並み以上の思い入れを持って公開しているサイト。苦しい、辛い経験を良かれと思って勇気を持って公開しているサイト。色々とある。しかしこういったサイトを「○○くんのアンテナ」などと、本人の承諾もなく軽々しく掲載しているのを見ると、まあ、確かにウェブサイト、公開した以上はリンクされるのも仕方が無いとはいえ、どうなんだろうか?と思うものである。
●他人のフンドシ   2004.12.12

数あるウェブサイトの中には、かなり専門的で有用でタイムリーな情報もある。全く畑違いのジャンルでも一晩彷徨っていればそれなりの情報を集めることができる。講演や講義のネタ集めにはこれ以上ない便利なインターネットなご時世でもある。

翌日の講演に備えて色々なサイトから色々な情報を集める。これをコピペして適当につなぎ合わせれば資料の出来上がり。あとはその内容を、あたかも自分のオリジナルであるかのようにペシャればいい。いたって簡単なことでもあり、手慣れてくれば一晩にしてそのジャンルの「先生」にもなれるわけだ。

しかしこれはあくまでも他人のフンドシ。他人のフンドシを洗わないで身につけるのは気持ちのいいものではない。一応は自分なりに精査、アレンジ、編集してから身につけよう。
●バナーの作り方-4   2004.12.11

確かではないのだが、一部のウイルス対策ソフトの広告ブロック機能が88×31サイズの画像データを広告バナーとみなし、強制的に表示させないということをするらしい。迷惑な話である。

バナーでなくても88×31サイズの画像は表示されないのだ。また広告バナーとて88×31とは限らない。いや、これ意外のサイズのほうが相対的には多いのではないか。

88×31ピクセルの中には、どう頑張っても日本語は2行までした入らないし、パソコンのスクリーンサイズも広くなってきている。88×31がデフォルトではなくなりつつあるだろうが。 もしページ内での規制があって88×31が条件であれば、とぼけて87×31で作ったおいたほうが良いのかもしれない。
●バナーの作り方-3   2004.12.10

動きで補うしかなくなる場合に問題なのが、バナー1つに付き4k以内などという制限がある場合。4kではGIFムービーでも頑張って3コマ。しかも色数を落とさなければならず、画質も粗くなる。

昨今のBB時代に4kはないだろう!とも思うのだが、公的なサイトではアクセサビリティうんぬんとかで制限を設けるのが今風なのだとか。となると品位よりも目立ち度合いをどうしても優先せざるを得なくなり、ページ全体がお祭りムードになってくる。となると訪れた人にとっては、どこがサイト内のコンテンツのホントのボタンなのかが分らなくもなり、結局はアクセサビリティが低くもなる。アクセサビリティを謳う以上はバナーなどは最初からナシにしたほうが良いだろう。
●バナーの作り方-2   2004.12.9

ページをデザインする立場で言うと、1個のハデハデなバナーのせいでデザインが台無しになることもある。せっかくシックに高級感のある色使いでまとめたものが、バナーのほうがメニューのボタンよりも目立ってしまっては元も子もない。

しかし一転単体のバナーをデザインする立場となると話は別。いかに目立ってクリックに媚びるか。全体のバランスや統一感は眼中に無い。現金なものである。 そこで困るのが、自らデザインしたページに、広告バナーもデザインしなければいけないケース。妥協点を見いだすのは一苦労。とはいえバランスを重視する方向になりがちなのがデザイナーの仕事。となると動きで補うしかなくなる。
●バナーの作り方-1   2004.12.8

月額うん万円の費用を払う以上はそれに見合った収益、つまりバナーからリンクするサイトへのアクセスがないといけない。 バナーはクリックしてもらうことが命。いかにクリックを誘うか!というデザインにする必要がある。

そのためには企業や組織のポリシーとか公共機関としての色は不要。公共機関であれば公益法人などという表現をすれば、それだけで普通の人はクリックしてくれなくなる。

形式と付き合いで掲載するというだけの目的ならば、そのような方向でもいいのだが、おカネを払う以上、まずはクリック!なのだ。
●Subject   2004.12.7

普通にメールを使っている人に普通にメールしてもレスがない。大量のメールを受信しているために読むのが追いつかないのだ。メール人口が増えたことと、それ以上に迷惑メール、広告メールが増えたことが原因なのだろう。

本当に実務に必要なものはそれほどの量もないとは思うのだが、それを見つけ出すだけでもけっこうな作業となる。そしてこの玉石混合状態のメールのSubjectの中から、確実に読んでもらうために、ビジネスメールであるにもかかわらず目立つように★マークや!を多用したSubjectをつけるようなことにもなり、これがかえって怪しいメールと思われたりもして。
●一攫千金   2004.12.6

宝くじに当たるようなもの。毎日のように産まれるベンチャー企業の中で、3年、5年後に生き残っているのは何割か。上場できるとなると1%にも満たないのではないだろうか。高度成長期であればとりあえず起業すれば何とかなったかもしれない。しかし今は世の中に企業の数は飽和状態、市場がこれ以上の会社というものを必要としているわけではない。

しかし中には1つの商品で一攫千金を実現する人もいる。ただし確率は0.1%にも満たないだろう。

こういった事例がある以上、同じように一攫千金を夢見る人間は後を断たない。しかし一攫千金を実現した人の多くは、常に新しい、ユニークな商品やサービスを考え、企画し、開発し続けている。2つ3つの商品だけで一攫千金を目論んだところで、そりゃあ無理ってもんでしょう。
●アクセス向上法-5   2004.12.5

最後にSEOについて。 Yahoo! Japanのディレクトリ型サーチエンジンのほうサーファーが手作業で登録しているため、SEO対策で順位を変動させることほとんど不可能に近い。これは間違いない。断言できる。

また、ロボット型のサーチエンジンで、全文検索を行って一定のアルゴリズムによって順位を決めている場合は、そのアルゴリズムを分析することで順位の変動がある程度制御できることも理論的には可能。しかし、ランク付けのアルゴリズムは年々高度化し、現在でも頻繁に変更が行われる。これをその更新頻度に追従して分析、攻略することは神業に近いとも言える。これも間違いない。

従ってSEO対策を大々的に謳っているウェブ制作やコンサル。その内容を手法をよく確かめてから依頼したほうがよい。また、最近ではSEO対策さえきちんとすればアクセスが向上して商品も売れる!などという愚かな勘違いをしている人も多いようだ。 やはり地道な努力。これしかないだろう、基本的には。
●アクセス向上法-4   2004.12.4

というように、単にアクセスの数字だけを稼ぐだけであれば色々な裏技がある。また、どこまでが不正かどうか判断が微妙なケースも多いようだ。

しかしいずれにしてもアクセスが増えたからといって受注が増えたり売上げが上がったりするわけではない。実質的な利益としての効果とアクセス数は比例しないということを理解しておかないといけないだろう。

アクセスを向上させたい。しかしよくよく聞いてみればアクセスカウンターな数字が増えるという自己満足のためだけの目的であったりもする。その場合はカウンターの初期値の数字を変更すればいいだけのこと。最近ではほとんどのプロバイダーやレンタルサーバーで初期値の任意の数値設定が可能なはず。逆に言えばアクセスカウンターの数字なんてものは、ほとんど意味をなさなくなってきている。

真にアクセスを向上させるには、訪れて楽しい、有意義な、オリジナリティーのあるコンテンツ作りを目指すべきであろう。
●アクセス向上法-3   2004.12.3

自動的、定期的に特定のサイトにアクセスするような専用のプログラムを作る。これはHTMLの知識があれば簡単に作ることも可能。例えば以下のようなもの。ファイル名は1.html。

<html><head><title>1</title>
<meta http-equiv="refresh" content="60;url=2.html"></head>
<frameset rows="1,*">
<frame src="0.html">
<frame src="http://www.xxxxx">
</frameset></html>

http://www.xxxxxのところがURL。0.htmlはダミーのHTMLファイル。2.htmlに同様のソースを書き、http://www.xxxxxのところに、また違ったURLを書けば良い。2.htmlのほうは、content="60;url=1.html"とする。これで1分おきに2つのURLに交互にアクセスするという仕組み。2つに限らず沢山のファイルを作って無限ループしておくようすれば良いわけだ。

ただし同じ経路から続けてアクセスされた場合にはカウントされない設定のところも多いので、全てのサイトで効果があるとは限らない。この方法もイタヅラにアクセス数を増やすだけなので、オススメはできないが、現に自動巡回ソフトなどというものもあり、結果としてやってることは同じなのでマナー違反というわけでもないだろう。もちろんこんなことをやって数字だけを稼いだからといって、画期的な効果があるというものでもない。
●アクセス向上法-2   2004.12.2

これはSEO対策の一部という見方もできるが、自分のサイトのコンセプトとは関係なく、ヒット率の良さそうなキーワードをサイトのデータの中にバラまく、という方法。

そのキーワードとは「無料・プレゼント・無修正・アダルト」などなど。ちょっとヤバそうな言葉ほど効果があるようだ。それに有名人の名前や有名な商品名、企業名やブランド名をちりばめるのも効果があるようだ。もちろんこれは法的うんぬんの前に、インターネットのマナーとしてやるべきことではない。

ホームページを公開した以上、どうしてもアクセス数は向上させたいとは誰しもが思うこと。ただしあまりガツガツし過ぎて、不正や不法、明らかなマナー違反は避けるべきであろう。また本人はその気がなくても依頼された業者がこのような方法をとることもあるので注意しよう。
●アクセス向上法-1   2004.12.1

ウェブのコンサル会社に診断を受け、指示通りに色々とやってみたところが急にアクセス数がアップした!なんてことはないだろうか。実はこれにはいくつかの方法があるのだが、その1つが互助会組織なようなもの。これに登録しておいて専用のメーリングリストから特定のサイトにアクセスするようメールが来る。そうすると、その組織に加入している人全員がそのサイトにアクセスする。

代わりに自分がアクセス数を増やしたいサイトがあった場合には、そのメーリングリストにその旨流せば良い。これが海外を含めて数千人規模になれば、数日間で膨大なアクセスを稼げるということになる。

また、互助会というのではなく、完全なビジネスとしてこういった組織をコントロールしている場合もある。コンサル料をクライアントから頂いて、その一部が報酬となるという仕組みである。そう考えれば急にアクセスが上がったのはSEO対策うんぬんではないということが分る。最近では急に上がるとわざとらしいので、徐々に上がるように工夫している場合もあるらしい。
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