2005年3月

●フレーム構成ページのSEO対策   2005.3.30

サーチエンジンにやった引っかかったと思いきや、困ったことにフレームの一部のページだけ。メインなものならまだしも、デザイン的な構成のための一部で、何もテキストが無いページだったりすることも。

とりあえずどんなページにもサーチエンジンに引っかかりやすくするために色々なキーワードを埋め込んだ結果でもある。さてこのことがSEO対策としてどこまで有効かは分からないが、1つの考え方。それはトップページ以外のページ(ファイル)には全てロボット侵入防止のMETAタグを埋め込む。同時にトップへの「戻る」は全てフルパスでtarget=_topとする。トップページ一極集中ということだ。まあ、全くフレームを使わない構成が今風でもあり、管理も楽ではあるのだが。。
●ブラウザの分岐   2005.3.29

2000年ごろだっただろうか。JavaScriptでブラウザを分岐させ、IE用とNN用、それぞれのページに飛ばすという技が多用された。ところがIEのシェアが一気に拡大したことで、その必要性も薄れ、今ではほとんど見かけなくなった手法でもある。

しかしここに来てFirefoxがじわじわとシェアを奪回しつつあり、Mozilla系のブラウザへの対応もきちんと考えなければいかなくなってきている。そうなると問題はJavaScriptやCSS。クロスプラットフォームできちんと動作させるのはなかなか苦労するものである。

Firefoxになって多少は融通がきくようにはなったものの、やはりIEだけで動作確認してきたプログラムはMozilla系でそのまま動かないものが多い。とはいえ分岐させて2種類のプログラムを書くのも楽ではない。ブラウザの「戻る」ボタンも効かなくなることだし。。
●指示待ち-3   2005.3.27

WEBデザイナーAくんがマシンの前で憮然としている。クライアントから「社長挨拶」の原稿が来ないので作業が中断しているとのこと。こればかりは勝手に書くわけにはいかない、と思いがちだが、大抵の場合は社長自身が忙しくて挨拶文を考えるヒマがなく、ついでにこういった文章を書くことがあまり得意ではなかったりもする。つまりこちらで他のサイトや定形文章のひな形を公開しているようなサイトを参考にして挨拶文を作ってしまい、これを添削してもらう。そのほうが作業完了までの時間は短くなる場合もあるのだ。

というか大抵はそのほうが早い。クライアントにしてみればゼロから文章を書くよりも、あるものを修正指示するほうが、遥かにラクなはずなのだ。
●指示待ち-2   2005.3.26

WEBデザイナーAくんがマシンの前で憮然としている。クライアントに「すぐに削除してくれ!」と怒られたそうだ。何を?かと言えば、商品の価格を税込みで表記するか税抜きで表記するか検討中なのでしばらく待って欲しいと言われ、それを聞いたAくん。『この程度の指示待ちならばこちらで判断してどちらかを選び掲載し、実際に見た上でクライアントに判断してもらえばいい』と思って税抜き価格を掲載し、その旨クライアントに連絡したら怒られたそうだ。当たり前である。
●指示待ち-1   2005.3.25

WEBデザイナーAくんがマシンの前で憮然としている。クライアントからの指示がなくて作業が中断しているとのこと。どんな指示かと尋ねてみれば、ボタンの表記が「最新情報」なのか「新着情報」なのか?ということと、トップの写真2枚、どちらを上にするか?ということだ。「アホかお前は!」と上司に叩かれるAくん。

「最新情報か新着情報? そんなもんフォトショのレイヤーで両方作っておいて、とりあえずどっちかjpgにして載せちゃえばいいだろ!」

あとから変更たって1分でできるだろうが!写真の上下なんて<tr>から</tr>までを切り取って移動させるだけだろが!そんなもん30秒でできるだろ!」ということだ。

この程度の指示待ちならばこちらで判断してどちらかを選び掲載し、実際に見た上でクライアントに判断してもらえばいいということ。

「あとから修正する一瞬の手間を惜しんで作業を遅延させるな!」ということだ。
●インターネット人口   2005.3.24

インターネット人口の増加率は2003年をピークに頭打ちになっている。必要な人には行き渡ったと同時に環境は整えたものの結局は使わないという人もいるようで、どちらかというと僅かに減少傾向にあるらしい。Blogにしてもデジオにしても、はたまた動画のストリーミング配信にしてもその需要は限られ、コンテンツを制作する側にもあまりメリットは無いというのが現実のようだ。それゆえ既成の放送メディアとのコラボレーションがIT業界にも必要ということでホリエモンも頑張っているのだろう。

昼間にテレビのワイドショーを見ながら茶菓子喰ってるおばさんたちや電車の中でスポーツ新聞読みふけるおじさんたちにとってはインターネットなんてもんは全く必要ないのだろう。
●商品写真   2005.3.23

大手住宅建材メーカーや家電メーカー等、販売店や施工業者が自社サイトを作るときにこれらメーカーの商品写真を掲載したいという場合がある。もちろんそのメーカーの許可を得てからカタログをスキャンしたりメーカーサイトの画像を転載したりすることになるわけだ。

しかしこうした要望が増えていることと、無断転載や間違った画像の掲載を防ぐという意味も含めて、多くのメーカーサイトは商品写真データやカタログデータを二次使用のために用意してある。ユーザー登録することでダウンロードのページに入り、自由にダウンロードできるという仕組みだ。

しかし問題はその数。多い…。特にカタログはPDFであるために1点ずつ確認するだけで相当な時間を要する。で、結局はカタログをスキャンしたほうが早い!ということにもなる。もちろんこの場合はメーカーの確認が必要になるが。
●リクルート   2005.3.22

企業サイトのコンテンツとして「スタッフ募集」「リクルート」というのがある。これは仮に募集をしていない時でも、このページを作っておくことで、就職先やバイト先を捜している人が検索したときに引っかかる可能性があるので、とりあえず作っておこう!という場合も多い。もちろんほんとに募集しなければいけない状況になったらそのまま利用できるわけだ。

しかし企業や事業所の中には、それほど業績が伸びたり、事業を拡大しているというわけでもないのに、常時スタッフを募集しているところもある。人の入れ替わりが激しいのだ。確かに今のご時世、誰しも少しでも自分に合った、条件の良い職場を捜して職を転々とする人も多いのだろう。しかし訪問する度に社長以外の人が入れ替わっている、電話する度に違う声の人が出る、というようなところは、やはり何か問題もあるのではないか?と思ってしまったりもする。
●アイディア募集   2005.3.21

何かの標語やシンボルマークを決めるときに、広く一般からそのアイディアを募集することがある。このこと自体は決して悪いことではないのだが、中には明らかに自分たちでアイディアを出すのが面倒なので最初っから募集しているのではないか?というものもある。

そういう場合は、人の出すアイディアに対してはああでもないこうでもないと文句ばかりを言うくせに自分では何も新しいアイディアを出さないオヤジたちが仕切っていたりするものだ。

そして、いざ選考となると、そもそもコンセプトなど存在しないがために、差し障りのない極めて平凡なものが選ばれて応募した人は図書券をもらえたりする。
●ウェブ評論家   2005.3.20

クライアントからどうでもいいような細かいところの変更要求が来る。まあ、修正するのはいいのだが、そんなところ直したってアクセス数は1件も増えないぞ?というような部分なのだ。よくよく聞いてみると、○○○の○○さんがそうしたほうが言ったとのこと。

○○○とは公共的な機関であり、○○さんはそこに勤務している人。経営の指導や情報化の推進が主な業務であるらしい。しかしこの○○さん。自分でサイトを作るわけでもなければ著書を執筆しているわけでもなく、プログラマーでもなければデザイナーでもない。自分では何も創造できない人なのだ。従って言っていることは理屈としては正しいが現実に則したものではない。そしてそれらの理論もオリジナルではなく、聞きかじりの寄せ集めである。と、そんな三流のウェブ評論家の言うことを真に受けることはない。
●変更依頼   2005.3.19

「だったら早く言えよ!」「何で最初にそう言わないんだよ!」「そこまで言うなら自分でやれよ!」と、相次ぐクライアントからの変更依頼でアツくなっているウェブデザイナー。

しかしだ。製作者の身になって、きちんきちんと段階を踏んで適切な指示と資料を出す、なんてことは普通はできないのだ。もちろんその業務につきっきりで情報収集と交通整理をしているならばできなくもないのだろうが、多くの場合は担当者は他の業務と兼任だ。または「片手間」である。完璧な指示など望めるはずもない。

逆に言えば、相次ぐ変更や修正依頼に対して文句も言わず柔軟に対応してフレキシブルに作業ができるデザイナーが重宝されるのだ。資料が揃うまでは手を動かしません、では、次からの仕事は来ないだろう。
●バッテリー   2005.3.18

最近ではデジカメでもリチウムイオンが主流になり、数年前までの単三電池大食いの心配はなくなってきたようだ。10年ぐらい前ではビデオムービー用の電池はカセットテープ程度の大きさがあり寿命も短く重く値段も高く、本体側の消費電力も大きく、代わりに単三電池を使おうものなら、それこそ一瞬でなくなってしまったものだ。

バッテリーのコストパフォーマンスが飛躍的に向上したのはケータイの普及に伴ってのことであろう。ケータイのバッテリーは小型軽量低コスト長寿命。ところがノートPCやデジカメ、ムービー用のバッテリーは高い・デカい・短命、という時期がしばらく続いたのだが、ここにきてやっとその差が縮まってきたようだ。

さてそのデジカメ。さらに小型軽量になり、操作感覚も緻密で確実に、より高度化されたIT機器という印象のデバイスになってきた。あとは電話がかけられるようになれば完璧だ。
●聞くは一時の恥   2005.3.17

古代文明の頃と比べて人間の脳みその記憶容量や処理能力はそう大きくは変わっていないだろう。これに対して身の回りにある情報の量は桁違いに増えているはず。縄文時代から江戸時代ぐらいまでは、そうそう急激に増えるということは無かっただろうが、ここ100年ぐらいで劇的に増加し、ここ5年ぐらいではさらに超劇的に増えているはず。

従って「聞くは一時の恥」などとも言っていられなくなった。知らない事はすぐに聞いたほうが良い。どんな人間だって知ってる事より知らない事のほうが遥かに多いはず。その証拠に電車に乗った時に、同じ車輛の乗客の名前はお互いに誰も知らない。そりゃあまりに極端な例えでしょ。いや、けっこうそれに近い状況になっている。
●リニューアル   2005.3.16

インターネットが話題になり始めたころに公開したホームページ。ここ数年で一斉にリニューアルの時期に来ている。アナログダイヤルアップを想定した低画質の画像の数々、結局は更新しないままの新着情報、リンク切れだらけのリンク集、制作した年号の入ったCopyRight、いなくなった社員のスタッフ紹介ページ、などなど。

競合他社と比較すると、いかにも昔に作りましたという印象。さしあたり大したアクセス数もないので経営上の問題もないのだが、どうも今のままではかっこ悪い。ということで「そろそろリニューアルしないとかっこ悪いですよ」と建築会社の担当者に説明する。

すると、「いいですねぇ。ホームページはリフォームまでの寿命が短くて。」などと言われたりもする。
●邁進   2005.3.15

例えばジャングルの中を歩いているとき、目的地に向かって邁進していれば、木の根っこにつまずこうが、クモの巣が 引っかかろうが気にならない。しかしたらたらと歩いていると、葉っぱのヘリで切り傷ができたとか、蚊にさされたとか、細かいことが気になるもの。

目標に向かって勢い良く邁進しているときには、細かいコトは気にならない。気にしてるヒマもないというもの。些細なことでぐずぐず言っているヤツは前進していない証拠。停滞したままグチっているだけだ。そういうヤツの言う事は気にしないで邁進しよう。
●バナーサイズ   2005.3.14

バナーサイズには国際標準規格というものがある。 http://www.iab.net/standards/adunits.aspによれば、まあ、ここに書いてある通りなのであろう。日本国内では200x40や200x50、200x80などというサイズ指定があったりもするが、これは国際的には規格外。

最近制作依頼された公共サイトでは120x48という指定があったがこれもイレギュラー。そのページレイアウトの都合で勝手に決められている場合も多いようだが、これは基準を守ってもらわないと汎用性が低くなりリンクするたびに異なったサイズを作らなければいけないハメにもなる。

最も多く使われているのが88x31のMicro Barというサイズであり、このサイズであれば取扱いも便利である。ただし、このサイズ、漢字をレイアウトするにはチト狭いことも事実。
●ホームページ   2005.3.13

ホームページという言葉の意味。Internet Explorerの「ツール」から「オプション」を選び「全般」のページの1番上。ここが「ホームページ」というタイトルになっている。そして「ホームページとして使用するページは変更できます。」と書いてある。つまりホームページとは作った側の意思や都合とは関係無しに見る人が設定するものなのだ。知らなかったよ。

パソコン購入時のデフォルトではこの「ホームページ」がマイクロソフトのトップページであったり、N社やF社のサイトであったりもする。ここが変更できることを知らないで使っている人にとってはマイクロソフトのサイトがその人にとっての「ホームページ」ということだ。

しかし少なくても社内のパソコンはここのところを自社サイトのURLにしておいてほしいものだ。それだけでもアクセス数がずいぶんと増えるはず。事務所内にウェブに接続しているパソコンが10台あるのに、1日の平均アクセス数は5件なんですよ〜。てなことはなくなるはず。
●BORDER   2005.3.12

毎日のようにHTMLを書いているとタグも効率的に書くようになる。悪く言えば手抜きになる。つまり表示に影響されない箇所は文法を無視しても省略するということ。これがトータルではけっこうな時間短縮に繋がるのだ。その例は以前にも何回か書いたのだが、実は表示に関係なくても省略できないのがtableのoptionのborder=0である。

その昔、このborderの数値を入れないとデフォルトで1か2になっていたように記憶しているのだが、いつの日からかデフォルトが0になったようだ。従って今どきこのborderをデザイン的に活かすということもほとんどないのでborderは省略してもいいはず。

ところがデザインが複雑になりtableが入れ子の入れ子の入れ子みたいなことになると、書いてる本人も一体どこからどこまでがどのtableなのか分からなくなる。そんなときにborder=1として確認しなければならない。複雑なtableでは最初にborderを省略しても、結局後から追記するハメになることが多いのだ。
●守る   2005.3.11

人生も仕事も守りにはいった人間というのは必要以上に「エラそう」である。威圧的な言動や行動が目立ち、自分のステイタスを維持することを前提に議論をする。始末が悪いのだ。

新しいことにトライする。そのためには思い切りや決断だけではなく、自力で情報収集し、解析し、方向性や可能性も見いだす。労力を要する仕事でもある。

守りにはいった人間はこういった労力を惜しむのだ。色々な案件を自分が今まで貯めてきた在庫の知識だけで補おうとして、そこに無理が出て来ると怒る。いや怒って誤摩化すのだろう。

そして情報収集能力が乏しいために、新しいものは否定し、知らないものは邪道とする。自分が中心の世界を築こうとして、そこに同調する人間だけを可愛がる、と、まあ、一昔前まではそういった手法でも何とかやっていけたのだろうが、今はなかなか簡単ではなくなってきた。個人の情報量が昔とは桁が違う。

いずれにしても守りにはいった人間というのは孤立していく傾向にあるようだ。
●飽きる   2005.3.10

最初の印象が強いものは飽きるのも早い。大きな音、激しい動き、目立つ色、大胆な形、など、刺激が強く目立つものほど、長時間繰り返し目や耳に入ると、それがうざったく感じるようになり、やがて苦痛にもなる。ビデオの編集作業で同じシーンを何度も何度も見る(聞く)のはなかなかツライものである。とはいえこれは仕事だから仕方が無い。 しかしこれが例えばトップページのアニメーションやBGMであった場合、訪れる人はその度に見る(聞く)ことになる。このアニメーションやBGMも頻繁に更新できれば良いのだが、そうそう簡単に更新できるものでもない。

より目立つ、より主張するために「もっと大きく」「もっと派手に」という気持ちは分かるが、見た人が「飽きる」ということを予想しておかなければいけない。黄色い爆発マークの中の「特価!」は、新聞の折り込み広告だから効果的なのだ。トップページに毎日毎日さらし続けるものではない。
●老舗-2   2005.3.9

そして老舗のメリット。それは何と言ってもホームページの数が少なかったころに登録申請したYahoo! Japanに、ほぼ間違いなく登録され、しかも検索結果で今でもかなり上位に出てくるということだろう。当時の努力が、今、報われているのだ。

そのウェブショップが商売として成り立っているかどうかは別にして、社名ではなく、業種や商品名での検索でYahoo! Japanの上位に出てくるというのは金銭には代え難い価値がるというもの。

しかし中には開設当時のデザインのままで今でも公開しているホームページもあり「何であんなダサイところが登録されているのに、ウチのは登録されないんだ!」と、怒られる対象にもなっているようだ。

もう少し待とう。そうすれば「ダサイ」ではなく「アンティークな」ホームページとして見られるようになるだろう。10年で老舗、15年でアンティーク、20年で遺跡、30年で化石。。
●老舗-1   2005.3.8

創業10年の店を老舗とは呼ばない。しかしウェブショップでは立派な老舗だ。本来の老舗の意味は「先祖からの商売を代々続けている古い店」(三省堂WebDictionary)とのことで、これに当てはまるウェブショップというのはほとんど実在しないだろう。とはいえ10年前から営業していて今でもその営業活動を継続していれば、やはり老舗と呼ぶしかないだろう。

ウェブショップの老舗のどこが偉いかと言えば、まだまだインターネットなるものが一般に認知されていない時代から始めたということ。当時インターネットを始めるということは、今から始めることに比べれば35倍ぐらい難しかったはず。自力で資料や情報を集め、勉強しながらでなければできない。しかも元々コンピュータの知識がないにもかかわらず一から勉強したという人も少なくない。
●担当者   2005.3.7

社長にホームページ制作の担当をするように命じられた。社内で一番インターネットに詳しそうだからだ。しかし個人でブログやホームページを公開しているわけでもないし、自分では決して詳しいなどとは思っていない。昨年の社員旅行の宿の予約をウェブから行ったのがいけなかったらしい。他の社員はもっと疎いのだ。

さらに、ホームページの担当という仕事が増えたにもかかわらず他の業務は減らしてもらってはいない。自称、社内で最も忙しい男なのだ。ホームページの企画やコンセプトの構築なんて、片手間でできる仕事ではない。しかしそんなことを超原始人の社長に言ったところで聞いてくれしない。くそ!こんな会社いつか辞めてやる。

などと思っている担当者と打合わせするウェブデザイナーも楽ではないのだ。
●反比例   2005.3.6

何のことかと言うと、老眼が始まる時期とインターネット利用率である。もちろんインターネットの利用率は20〜30代がピークで、40代で下降し、50代で激減し、60代では僅かに残るという程度。老眼は40代から始まり、50代で激増し、60代ではほとんどの人が老眼になる。という反比例。

そこで何が問題かと言うと、「老眼でも読めるような文字のホームページにしてくれ」という要求。言ってることはよくわかる。しかしだ。そういうことを言う人間に限ってウェブなんぞ見ないのだ。老眼といってもその度合いは一定ではない。誰を基準にするのか?同等に老眼の人間がどれくらいアクセスするのか?

そのへんのところ、よく調べてから対応しよう。やみくもに要望を聞いているとウェブページの文字は限りなくデカくなるのだ。
●会話   2005.3.5

ウェブ関連の打合わせをするとき。相手は年配の経営者。会話が成り立たない。世間話はできる。業界のウラ話もできる。しかしいざホームページを開設してネットショップで商品を売るという話になると会話が成立しないのだ。ようするに単語が通じない。通じる単語は「ヤフー」「NTT」「楽天」「ライブドア」。これとてNTT以外は正しく理解はしていない。

もっとも困るのがローカルとウェブの区別がついていないこと。サーバにウェブデータがアップされていて、そのデータが閲覧されているということが理解できていない。何となく「パソコンにホームページが入っていてインターネットで見る」という感じでイメージしているだけなのだ。なのでレンタルサーバに支払っている費用も「何のために必要な費用なのか」もほとんど理解できてないままに「おー、そーかそーか」とか言ってるおっさん。。
●クリップボード   2005.3.4

人間にもクリップボードがあり、パソコンの操作をするとき、特にプログラムを書く時にはこのクリップボードを多用する。脳みそだけで収まらないときにはメモに書いたりもするのだが、総合的に見れば人間のクリップボードのほうがマルチタスクでありファジーな状況にも対応できるという点では格段に優れている。

しかし言うまでもなく問題は「間違い」があるということ。このことに関してだけはコンピュータが圧倒的に優れている。もう1つの問題。疲れてくると処理能力が落ち、最後には1個もクリップしておけなくなってしまうということ。同時にメモリーとしては揮発性、というか健忘性が高すぎるということもあるだろう。
●仕事は気分良く!   2005.3.3

と言いたいところだが、世の中そうそううまくいくものではない。お互いに利益を追求しながらの行為なのだから仕方が無い。時には双方イヤな気分を残したまま仕事を続けることもあれば、一気に喧嘩分かれになることも。もちろん訴訟というかたちで争う場合も。

どちらが悪いということでもなく、運やツキもあれば巡り合わせの悪さということもあるかもしれない。要はそういったことは「あって然るべき」と思っておくこと。何の波乱もなく一生安泰なビジネスなどというものはあり得ない。 波乱やトラブルを乗り越える、というより、それを機に経験値を上げる!というぐらいの気持ちでいると良いのであろう。
●Blogとは-2   2005.3.2

もう1つの勘違いはそのページデザイン。中央のテキストエリアがあって両サイドにカレンダーや過去記事へのリンク、トラックバックなどがあるページをBlogだと思っている人も多いようだ。基本的にはデザインに制限、というかBlogのデザインはこうあるべきという定義もない。テンプレートを使おうがHTMLで作ろうが自由でもある。

とはいえ一般的にはプロバイダーやIT関連企業が提供するテンプレートを使っての有料又は無料サービスのことをBlogと呼ぶのであって、HTMLでしこしこ作ったページは、例え個人で毎日日記を更新していても、そのページデザインが「はてな」や「ココログ」と同じようなものでない限りはBlogとは呼ばれないないだろう。それはウェブサイト、又はホームページなのだ。

ということで、結局は定義は定義、見た目は見た目で、別々に解釈されているようだ。Blogに限らず多くの物がそうであるように。
●Blogとは-1   2005.3.1

個人運営で日々更新される日記的なWebサイトの総称。一般的には、単なる日記サイト(著者の行動記録)ではなく、ネットで見つけた面白いニュース記事やWebサイトへのリンクを張り、そこに自分の評論を書き加えた記事が時系列に配置されているWebサイトのこととされているが、厳密な定義はない。
IT用語辞典e-Wordhttp://e-words.jp/より。

確かに厳密な定義は無いのだろうが、明らかに「これはBlogではないだろう!」というサイトが「ブログ」という名称を使っていたりもするものだ。個人ではなく企業が、それも明らかにネットショップであるにも関わらす○○ブログショップ、などという名前を付けていたりもする。

言葉の定義や意味などというものは時代の変化によって常に変化していくもの。しかしだからといって誕生したばかりでやっと一般に浸透したばかりの言葉を、明らかに間違った使い方をして混乱させるのは止めてほしいものである。それでなくてもついていけない人が沢山いるのに。。
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