2005年4月

●トータルで考えよう   2005.4.30

インターネットで商品を売る時には実店舗を建築する必要はない。電気代と通信費、レンタルサーバ等のランニングコストも微々たるもの。あとはウェブサイトの制作費と維持管理費だけで商売ができるのだから安いものだ。

しかし実際には顧客とのメールのやり取りにかかる人件費、商品配送や在庫管理にかかる手間、クレーム処理、商品写真の入れ替えや撮影、タイムリーな情報提供のためのライティングやデザイン構成などのウェブの更新費用、顧客管理DB製作、などなど付帯する労力とコストはバカにならない。

カロリーが低いという理由でセロリを沢山食べる人。しかも大量のマヨネーズをつけて。「似てるよなぁ」と思う。
●沈静化   2005.4.29

IT化に乗り遅れてはいけないということで一生懸命作ったホームページ、頑張って勉強したメールの書き方。ところがここにきてインターネット人口の伸びも一段落。巷ではひっちゃきになってIT化を推進する動きも見られなくなってきた。なんだやっぱり思った通り「インターネットなんて無くたって生きていけるじゃん」という雰囲気にもなってきたようだ。

確かにインターネットが出来ないという理由で死んだ人はいないだろう。逆にインターネットに期待し過ぎたり投資し過ぎたりして死にそうになった人はいることだろう。今、冷静になって考えてみれば一体あの騒ぎは何だったんだろう?と思うこともある。

しかしあの騒ぎというのは「実店舗では商品は売れない」「インターネットなら商品は売れる」という騒ぎでもあった。そして実際には「インターネットでは商品は売れない」ということが分かった。そして「実店舗でも商品は売れない」ままでもある。
●困った添付ファイル-Illustrator   2005.4.28

Illustratorのファイルというのは、例えば「福笑い」の部品を紙に載せたまま固定しないでそおっと送るようなもの。それぞれの部品の位置を示す仕様書を同封する、または部品を仮止めする、というような配慮が必要。

その前に、ほとんどの人はインストールしていないアプリケーションであるということを理解しておかないといけない。全くDTPをやらない人がこんなファイルを添付で受け取ったところでどうにもならない。いや、Illustratorを使っている人でも、フォントがアウトライン化されていないバージョンの異なるアクセス権のない配置された画像データが同じフォルダ内に含まれていない、それでいて無意味に巨大なIllustratorのファイルを受信したときには「このやろー!」という気分にもなるものだ。
●困った添付ファイル-Excel   2005.4.27

メールに添付すれば何でもかんでも送れると思っている人。自分が使っているアプリケーションなら相手も使ってると勝手に思ってる人。メールには添付ファイルという機能があることを知り、やたらと添付で送りたがる人。

Excelを添付した場合の問題は大きく分けて2つ。1つ目は受信した側がExcelを持っているかどうかということ。持っていてもMac版ではフォントや画面解像度の関係で表示はオリジナルと異なる場合が多い。またWindows同士でもExcel自体のバージョンや初期設定によって表示が異なる場合がある。

もう一つの問題はアンチウイルスソフトやプロバイダーのウイルス対策サービスによってはじかれてしまう可能性もあるということ。マクロの部分にウイルスが潜んでいる可能性もあるらしいとのこと。

いずれにしてもExcelをそのままの状態で添付するのは受信する相手とよく打ち合わせてからにしたほうが良さそうだ。
●メールのSubject   2005.4.26

メールのSubjectを新規の度に考えるのは面倒なもの。なので例えば自分の名前で「山田です」なんてSubjectにすることもある。これは特に悪いことでもマナーに反することでもない。

ところがこの「山田です」のちょっとしたメールに色々な人がレスするうちに、やけに込み入った問題の議論に発展したり意外な話題に脱線して、そっちのほうが盛り上がったりもする。そういった予感があったときに誰かがSubjectを「このへんで美味いラーメンは?(RE:山田です)」という風に変えて、その次からは「RE:このへんで美味いラーメンは?」にすればいいのだが、そういったタイミングを逸することのほうが多い。

メーラ画面には「RE:山田です」のSubjectがずら〜っ並び、いつのまにか「山田=ラーメン」というふうに認識するようになっていたりもする。ラーメンに話題を振ったのは山田さんではないにもかかわらずだ。さらに実際に山田さんに会ったときにも、「あ、あのラーメンの」と言っていまったりもする。ラーメンの話題になってからは山田さんは一度もレスしていないにもかかわらず。
●管理職になったデザイナー   2005.4.25

デザイナーの中にはセンスも資質もないにもかかわらず長年やっているというだけで管理職になってしまう人がいる。逆に言えば現場を任せられないから管理をやらされてるという見方もできる。そしてこういった管理職は基本的にデザインの善し悪しを判断する能力も無かったりもする。作品を見せると、とにかく欠点しか指摘しないのだ。細かいところは置いといて大筋この方向で良いのかどうかは判らないのだ。で、指摘されたほうはその欠点の修正だけに労力を費やす。結果として可もなく不可もないありきたりのデザインができあがる。こういった上司の下で働くデザイナーはいくら才能や向上心があっても「新しい」「斬新」「個性的」なデザインを生み出すことはできない。
●確率   2005.4.24

小学校の学芸会。20年後にクラスの仲間がどんな職業に就いているのか?を想定したもの。プロ野球選手だったり、漫画家だったり、学校の先生、医者、政治家、お相撲さん、保母さん、歌手、お巡りさん、などなど。それぞれの衣装を着て最もらしく演じる姿は微笑ましいものである。

しかし実際20年後の同窓会。男子は運転手、女子は主婦がもっとも多く、学校の先生が1人ぐらい。あとはサラリーマンや家業を継いだ中小企業の経営者や個人事業主。医者も弁護士も歌手も政治家も見当たらない。学力が平均化された公立の小学校であれば、大半のクラスでの就労状況はそんなものであろう。

日本では医師の人口は2/1000人、弁護士・判事・検事を含めた法曹人口は1/6300、市町村議会議員は恐らく1/5000人程度。学校全体で何年に一人いるかいないかという数字である。一部上場企業に就職できる確率でさえ1/500〜1/1000程度である。歌手やタレント、漫画家であれば、「有名な」という条件を加えるならば、もっと可能性は低い。プロ野球選手やJリーガーとして活躍できる確率は宝くじの並みだろう。警察官とて1/500なのだ。 小学生なら夢があって良いことだが、大人になったらこのへんの確率というものをよぉ〜く考えよう。
●塾のサイト・その3   2005.4.22

ということ(昨日の記事の内容)で具体的な仕事には繋がらずに帰ってくるのかというと、そういう訳ではない。小学生対象の地域限定の生徒募集の告知。それは折り込み広告であり、チラシやリーフレットであり、看板であるのだ。そのデザインを請けてしまえばいいのだ。となるとDTPのスキルも必要になるわけだが、やはりウェブをデザインする以上はDTPもこなせるようにしておいたほうが営業の範囲が大きく広がる。

ついでに言えば、一度チラシやリーフレットのようなものを作ってしまえば、それをそのままウェブに展開することはけっこう簡単。頻繁に更新するようなコミュニケーション型ではなく、単なる広告塔としてのホームページだ。アクセスは期待できないのが前提だが、印刷物の副産物であるという割り切りをクライアントにも認識してもらえば良い。やはり誰しも名刺に自分のURLは印刷したいのものでもある。
●塾のサイト・その2   2005.4.21

ということ(昨日の記事の内容)を打合わせの際に説明する。こういったところのサイト開設の主な目的は生徒募集なのだが現実的な効果は期待できないというケースがほとんどだろう。対象が大人の教室、または実績のある予備校ともなればそれなりの効果は期待できるが、地域(主に町内)密着型の塾や教室の場合は難しい。

しかし実際にはそういった結論に至る前に、さっさと仕事を請けてしまい、その後のことは責任持たないというウェブ制作(業)者のほうが多いだろう。確かにそのほうがこちらの仕事としては効率的ではある。とはいえサイト公開後の効果までを考慮した提案をしたほうが信頼関係は確かなものとなる。

では仕事を請けずに終わってしまうのか?経営コンサルや中小企業診断士であればコンサル料を請求するところであろうがそうもいかない。
●塾のサイト・その1   2005.4.20

個人経営の例えばそろばん塾や学習塾。書道教室でもお絵描き教室でもよいのだが、対象の生徒が小学生であり地域性が極めて高い場合、ウェブでの情報公開は決して効率的とは言えない場合が多い。その商圏とインターネットの利用率と告知の手間を考慮するとだ。

よほど有名な先生でもない限り30分、1時間かけて通学しては来ないはず。また仮にサイトを立ち上げたところで掲示板はリスクが大きい。下手をするとクレーム受付コーナーとなり修羅場となる。成績表を公開するのも問題が多いし、予定表やお知らせであれば、どうせ生徒が来るのだから直接手渡したほうが確実。保護者を含め100%インターネットを利用している可能性も極めて低く、いずれにしてもウェブとプリント(印刷物)の併用は避けられないのだ。せいぜい経営者(先生)のつぶやきの場としてのBlogといったところにとどめておいたほうが良いだろう。
●Googleは何ページ?   2005.4.18

検索結果が最大何ページまで表示されるかということ。そこまで執拗に調べた人は少ないだろうし、わざわざ確認してみた人はもっと少ないだろう。このコラムのためだけに半日かけるわけにもいかないのでサンプル数は少ないが、とりあえずちょっとだけ調べてみた。だいたい90ページ前後で終わりになるようだ。そこで最後に「残りはここに表示された○○○件に似たページです。さらに検索を続ける場合はこちらから」というようなメッセージ(文面は記憶で書いたので正確ではない・○○○は900前後の数字)。そこでその「こちら」をクリックすると最初の1ページに戻る。そこでページを移動していくと、今度は100ページぐらいまで表示されるのではあるが、だいたい100ぐらいで終わりのようだ。つまり+10ページ。あまり意味はないようだ。というよりこんな地の果てまで来る人はほとんどいないで、まあ、どうでもいいようなことではあるのだが。
●買い替えたほうが安い   2005.4.17

よくあるのだが「パソコンが壊れたので診にきて欲しい」という要望。壊れたといっても症状は色々とある。それを見極めるまでに1時間程度はかかる。ダメだと分かった場合の多くはリカバリすることになる。WindowsではこれがOSだけでも2〜3時間はかかる作業。そしてその前にHD内のデータが消えてしまうことを説明し、バックアップの必然性やその方法をひと蘊蓄こいて、それで1時間。リカバリ完了後にインターネットやメールの設定、必要なアプリケーションのインストールなどなど。全て完了するまでには1日仕事必須となる。まともに時給換算すれば5万円は楽に超える。であれば買ったほうが安いのだ。とはいえ新品を買ったら買ったでまた呼び出されるのだが。いずれにしてもウェブ制作が本業でクライアントから修理を頼まれた場合には断るわけにもいかず1万円/時間の修理費用を請求するわけにもいかない。結局のところ「災難」と思って諦めるしかないのではあるが。。。
●フリーランス   2005.4.15

「フリーランス」というと才能があって一芸に優れ自由に生きている、というような印象がある。一方「個人事業主」というと、汗や油にまみれて銀行まわりをして資金繰りに苦慮しながら一生懸命働いている、というイメージを持たれることもある。しかしこれらは基本的に同じ。「個人事業主」といってもその分野での専門知識や経験があるからこそ出来ること。一芸に秀でているわけだ。

逆に自称「フリーランス」と言いつつ実は大した技術や芸もなく、サラリーマンやるだけの忍耐力も根性も無く、確定申告にも行かない(またはその対象になるだけの収入もない)という場合もあるようだ。

どこにも所属せずに自由に受注できるような立場で生活していくだけの収入を得るのは簡単なことではない。中学校のころクラスで一番だった「何か」だけを頼りに未だにフリーランスという言葉にしがみついている可愛そうなフリーランスも少なくないようだ。
●何もしなけりゃ全くダメ   2005.4.14

ホームページを作った後のアクセス向上対策のコト。当たり前の話しであるが何もしなけりゃ全くダメなのだ。普通はGoogleに登録申請する。ダメもとでYahoo! Japanに登録申請する。知り合いや取引先にサイト公開の告知をする。と、こんなもんだろうか。

Googleのクローラに引っかかって検索結果に最初に登場するのは、もちろんキーワードによるのだが、あまり競争率が高くない1ワード(といってもかなりめに抽象的ではあるが)で10〜50ページ目の間(と、これも幅がありすぎるが)ぐらいであろう。つまり検索対象になるにはなるが、よほど必死にその情報を探している人でなければ、とても見に来てくれはしないであろう場所だ。

言うまでもなくYahoo! Japanに取り上げられてもらう可能性は限りなくゼロに近い。知り合いや取引先も一通り訪れてくれた後はパタリと来なくなる。カウンターで50ぐらいになったころからは自分でアクセスする数のみ数字が上がる。そんな状態が恒久的に続いてしまうこともある。何もしなければ、だが。
●打順   2005.4.13

プロ野球の打順を見ていると、これは実に合理的な人選だと感じることがある。年齢や実績やに関係なく、その時にヒットを打てる、得点が取れる可能性が一番高い人間を抜粋して並べているわけだ。これは多くの職種に当てはまることであり、これを実践することで作業効率は格段に向上するのではないか。

いますよね、過去の実績だけにしがみついて4番を譲らない人。せっかく出したランナーを見殺しにして三振するたびに言い訳して昔活躍したころの話ばっかりする。
●Yahooの知名度   2005.4.12

日本でのYahooの知名度と利用率は非常に高く、検索サイトに関してはヨーロッパではGoogleがトップだが日本はYahoo。起動時にアクセスするURLをYahoo! Japanに設定しているユーザーもダントツで多いはず。お気に入りにYahooが入っていないという人はほとんどいない。マスコミでのYahooという名前の登場も頻繁。 メッセンジャーはアメリカではAOLの利用率が高いようだが日本では僅かで、Yahoo! メッセンジャーの利用率がMSNと並んでシェアを分け合っているようだ。

Yahoo! がその検索サイトとして、メッセンジャーとして、BB環境として、他に比べて圧倒的に優れているか?というと、そういうこではない。YahooBBスタジアムをフランチャイズにする球団がダントツで強いというわけではないのと一緒で、強いときもある。弱い時もある。
●出たがり   2005.4.11

「引きこもり」も困るが「出たがり」というのも困る。SOHO事業者の場合はなるべく多く外に出て色々な人と会い、色々な情報を多角的に仕入れることも確かに重要。しかし何かと理由をつけて外に出て、その度に色々な件案を持ち帰り、それを処理しないうちにまた次のプロジェクトを企画したり提案したり請けたりと。

溜まる一方である。どうにも処理しきれなくなって溜まった雑務を丸投げアウトソーシングするのはいいのだが説明が完全ではないために請けたほうもわけが分からずまともなものが出来てこない。結局はその修正でまた余分が仕事が増え、それも手つかずで次のプロジェクトへと気分は移る。

せめて自分の出張費ぐらいは自分で計算してみよう。いかに不効率かということが見えてくるはず。どんな仕事も「動かす」以上は現場で作業する人工と時間とコストがかかるのだ。
●RE:フレーム構成ページのSEO対策・その2   2005.4.10

2005.4.1 の記事、一部訂正です↓

>そして各子フレームの<head>の中に以下1行。
><script type="text/javascript" src="xxx.js"></script>

これに
各子フレームファイルのbodyのオプションで onload="checkframe('xxx.html');を追加、

でした。xxx.htmlは戻り先親フレームのファイル名です。失礼いたしました>4.1 の記事の通りに書いて動かなかった人。

ついでに、この方法であればフレームの中のフレームのような構成でも順を追って戻っていけばトップページに誘導することも可能です。と、ここまでやるならフレーム無しで最初から作れ!ということにもなるとは思いますが。
●チューナー   2005.4.9

テレビやビデオデッキ、ラジオにはチューナーなるものが内蔵されている。これが実に強力なデバイスなのだ。インターネットがいくらテレビに近づいたとはいえウェブコンテンツを受信して表示するためのチューナーというものは存在しない。それだけに受信して表示するという部分は極めて貧弱であり、その機能をサーバ側に頼るということにもなる。 具体的には、例えばTV番組の場合は1時間で500万人が視聴するとした場合、同じことをストリーミングの動画配信で考えると、フルスクリーンの動画のストリーミングサーバが仮に同時に1000アクセスまで耐えうるとして仮に1台50 万円。500万アクセスに耐えるためにはこれが5000台必要。つまり25億円かかる。これとは別にNTTに対して膨大な額の回線使用料も支払う必要がある。決して現実的ではないのだ。まだまだテレビに絶対的なイニシアティブがあるのだ。
●演出   2005.4.8

WWE-Xというアメリカのプロレス。これは誰が見ても「演出」である。そして見る人は演出と知った上で楽しんでいるのだ。まあ「水戸黄門」みたいなものだ。しかし日本語には「八百長」とか「インチキ」「ヤラセ」などというキワドい言葉があるがゆえに演出というものがなかなか浸透しないのかもしれない。

例えばこのコラムも、純然たる日記というわけではない。読み物として面白くするために多少は事実と異なることも含まれていたりもする。一種の演出である。

なのでその内容に対して「けしからん」とか「違うぞ!」と言うのは、水戸黄門に登場する悪代官に「けしからん!」とTV局に電話するようなものなのだ。
●やらせ   2005.4.7

あるTV番組が「やらせではないのか?」というような話題が週刊誌に掲載されていたりもする。「やらせ」と言うと言葉は悪いが、恐らくほとんどのTV番組には演出(やらせ)が含まれているはずである。それがその番組の基本的コンセプトに影響するかどうかは別にして。

例えば一般家庭でお母さんがお茶を運んで来るようなシーン。これとて台本は無いとしても、予め照明さんと音声さんが準備して、ディレクターの合図でスタートするとすれば、それは演出ということになる。

ウェブサイトに掲載するムービーの撮影。全くの演出無しで行った場合、それがいかに退屈でマヌケで見るに耐えないにものになるか。ということを体験すれば納得できることでもある。
●納品書   2005.4.6

ウェブページの仕事が完了した際に納品書なるのもを提出することは少ないようだ。クライアントがそれなりに大きな組織であればその内部規程に基づいて納品書なるものを要求されそうなものなのだが、この要求が無い場合も多い。請求書が最後の提出物となるのだ。

どうしてか?と考えてみると、ひとつにはウェブサイト自体の完成納期というものが実に曖昧であること。「工事中」などというワザは通常のプログラム開発では許されるものではない。量産(印刷)開始という分りやすい納期もない。

そしてもう一つは、クライアント側でのウェブサイトに関する規程が内部的に整っていないのでは?という点。デジタルデータはCDで、というぐらいは決まっていても、ウェブの場合はCDに焼くという必然性は薄い。 いずれにしても、なんとなく修正要求が来なくなったころが納期のようなものだ。
●裏切り者   2005.4.5

プロジェクトを遂行する上で関わる全ての人間から好かれようなどと思ってはいけない。嫌われ、煙たがられ、イヤがられるようなことも時には必要。さらには「裏切り者」呼ばわりされることも覚悟しておいたほうが良い。

将来性を期待して人的時間的金銭的に初期投資して育てようとした人材。ところが甘えと我がままとプライドはエスカレートするものの実力は全く向上せず、自分はVIP待遇と勘違いしているような人間。どうにもロスが多いので見切りを付ける。するとその人間は陰で必ず「裏切られた」と言いふらすのだ。どんなに優しく切ったとしてもだ。
●リカバリ   2005.4.4

クライアントのマシン。ウイルスに感染したり、どうにもこうにもいじくりすぎてすぐにフリーズするようになったり、長年使ってOSが不安定になったりとで、リカバリするしか治療方法が無い、という場合。

実際にリカバリすること自体はそれほど問題ではない。もちろバックアップをとっていないデータは救済できないことも承知してもらえばいい。問題はリカバリ終了後、どこまで設定するのか?ということだ。クライアント側も明確な希望が無いことも多いのだ。ウイルス対応ソフトもインストールされていなかった、またはいたとしてもそのオリジナルのCDの在処がわからない。このままでは感染してしまうのは時間の問題だ。とにかくWindowsUpdateだけでもやっておこう!などと思ったところ、アナログのダイヤルアップであったりすると膨大な時間がかかる。長年放置してあったので必要なアップデートファイルも沢山沢山あったりもする。
●いいとこ採りブラウザ   2005.4.3

CNET Japan によればNetscapeの新ブラウザは、FirefoxとIEの「どっちも採り」だそうだ。Internet Explorerのメリットは何といってもそのシェア。世界中のほとんどのサイトがIEで動作、表示の確認をしている。逆にデメリットは言うまでもなくセキュリティー。最近Firefoxにシェアを少しずつ奪われている一つの要因でもある。

そこで登場したのが、IEのエンジンでサイトとの互換性を確保しながら、デフォルトのGeckoエンジン(NetscapeやFirefoxに使われているエンジン)で全般的なセキュリティ機能を提供しているという「どっちも採りブラウザ」。さらにFirefoxの先進的な機能と使いやすいインターフェースを提供するとのこと。

ただしこのブラウザには実際にIEのエンジンが内蔵されているというわけではなく、元々WindowsのOSにインストールされているIEを利用するらしい。そのため現在のところプロトタイプはWindows版だけだそうである。さてどうなることか。
●正義感   2005.4.2

ヒーローやヒロインを「正義の味方」などと言うことは少なくなった。そもそも正義なるものの概念は曖昧になってきている。違法でなければ何でも有り、みたいなことにもなりかねない世の中でもある。

しかしそんな中でも「正義感の強い」という人もいる。ところがよくよく観察してみると、投げた棒を絶対に拾ってくるという単純なイヌ型で、臨機応変さが無いがためにシンプルな命令に従いたがるというだけだったりもする。本当に正義と言える正義といえば孫正義ぐらいだろうか。名前だけだが。
●フレーム構成ページのSEO対策・その2   2005.4.1

3.30に書いた「フレーム構成ページのSEO対策」はどちらかというと消極的安全策。積極的というほどではないが、もう少し正攻法。JavaScriptとCSSを使ったもので、SEO対策というよりかは子ページが単独で表示されてしまうのを回避する方法。
まず親フレームの<head>の中に以下を記述。

<SCRIPT language="JavaScript">
<!--
function LoadContents()
{strSearch = location.search;
subURL = strSearch.substring( 1, strSearch.length );
strName = location.hash;
if (subURL != '')
frames.main.location.replace( subURL + strName );}
//-->
</SCRIPT>

次に<head/>の下、最初のframesetのオプションに
onload="LoadContents()"
を入れる。

そして各子フレームの<head>の中に以下1行。

<script type="text/javascript" src="xxx.js"></script>

テキストファイルxxx.jsを同じ階層に置く。その記述内容は以下。

function checkframe(topurl)
{if (top == self) {
alert("親フレームに移動します");
location.replace( topurl + "?" + location.href );}}
function errorHandler()
{alert("エラー:URLが違います");
return true;}
window.onerror = errorHandler;

と、これでほとんどの環境で動作するはずである。
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