2005年11月

●ウェブ用動画制作-2   2005.11.30

異なったファイル形式を変換するには膨大な時間とHDの空き容量が必要。アナログ信号などは古いマシンじゃないと対応していないのでHDの容量が小さく処理も遅いマシンで作業すると、変換したまではいいが、そのファイルを他のマシンにコピーする方法が無い!なんてことにもなる。古いマシンの中の2GBの孤立したファイル。。

そこで、これら諸問題を一気に解決する方法。そ、そんなバカな!という方法ではあるのだが、「モニターをDVカメラで直接撮る」という方法だ。これをやるには、一昔前であれば、以下のような問題があった。
  • モニターがブラウン管であるため表面が3次曲面(SONYだけは2次曲面)で、位置決めがしずらく、画面上で周囲の各辺が緩やかな円弧になってしまう。
  • ブラウン管表面がガラスであったため反射が映り込んでしまう。
  • 画面周波数との同期で縞模様が映ってしまう。
しかし今は液晶でフラット、表面はノングレア処理、モニターもカメラもデジタルなので、円弧、反射、同期の問題はなった。 もちろん直接的な信号のコピーではないので画質は理論上劣化するが、最終的にウェブ用の画像であれば制作途中での劣化はほとんど影響しない。
●ウェブ用動画制作-1   2005.11.29

ビデオのコンテンツの編集作業をするのであればAdobe PremierやUlead VideoStudioがあるのだが、これらはウェブ用の動画制作にはオーバークウォリティであり、アプリケーションとして高価で習得にも時間が必要。 簡単でクイック、また最終出力がストリーミングのQuickTimeということであれば、やはりiMovieが便利。しかし問題は取り込めるのがDVカメラからのFierwire、DVストリーミングという独自の保存形式の動画ファイル、 QuickTimeで再生可能な動画ファイル、あとは読み出し可能なDVD。

つまり.wav、.rmなどはそのままでは取り込めない。そしてメディアがVHSやアナログのTV信号の場合も、もちろんそのままでは無理。 ファイル形式やメディアが異なるコンテンツが提供される度に新たなデバイスやアプリケーションを購入しなければならなくなり、これはとてもじゃないけどやってらんない。というのが実情ではないだろうか。。
●質疑応答   2005.11.28

「これだけ節約できる、徹底!低燃費運転方法」という講演を行う。興味のある聴講者が熱心に聞き入り、最後の質疑応答タイムに意外な質問。「ワンボックスカーというのはどっちが前でどっちが後ろなんですか?」一同愕然。。仕方なく答える講師。「えーと、運転席のあるほうが前ですが…」

そんなアホな?と思われるかもしれないが、ITやインターネットに関する講演の場合、これに似た様なケースは決して珍しくはない。eコマースやSEOに関する講義を行った後の質疑応答で「プリンターが動かないのですが、何ででしょうか?」というやつだ。こんな質問を受けた時には講師は興ざめである。「こいつら分かっとんのかぁ?」とハラの中では思いつつ、まあ、講師料ももらってることだし、適当に親切に答えてみたりもするのではあるが。

最低でも免許を持ってる聴講者だけを対象として欲しいところだが、デジタルデバイドに免許という制度は無いので致し方ない。
●幹事   2005.11.27

飲み会での精算のやり方が上手い幹事と下手な幹事の違い。例えば13人で合計50,000円だったとする。 頭割りすると3,846円となる。下手な幹事は「では一人3,850円でお願いします」と言う。多くの人は4,000円出す。中には万札を出す。大半の人に小銭で釣りを渡さなければならない。これだけで相当な時間と手間がかかり、釣りをもらうのを待ったために終電に間に合うように駅まで走らなければいけない人も。

上手い幹事は「4000円通しで」と言い、余った2,000円を酒を飲まなかった2人に1,000円ずつ返却する。飲まない人が3人だったら車で来た1人に「駐車場代!」と言って1,000円渡し、あとの2人に「酒飲まなかった分」と言って500円返す。とまあ、余った分は適当に返却すればいいわけだし、会費としてストックしても良いのだ。とにかく終電間際で酔っぱらい相手に小銭での釣り銭をあれこれ計算しながら渡して回るという煩雑な作業は避けるべきであろう。ということに気がつくか気がつかないかの違いである。
●予定   2005.11.26

SOHOで制作の仕事をしているということは、自宅に居るときがサラリーマンでいえば会社に出勤しているときと同じ状況。しかし外出の予定が入っていないと「空いてる」と思われがちである。そしてこちらも仕事する時間は自由なので、ついつい「あ、空いてます。」などと答えがちにもなる。営業やプランナー、プロデューサーなどであれば外で打合わせや会合に出たり、イベントに顔を出すのも重要な仕事でもあるのだが制作が主な業務な場合はあくまでもそういった外出はサブなのだ。

だから外出の予定が入っていなくても「空いてる」わけではない。どうしても外出するときはルーチンの業務よりも優先するだけの価値があるものだけにしたい。

気分転換やマーケティングを口実に外に出てばかりいる、行かなくてもいい出張を企画したがる、予定表がびっしりと埋まっていないと不安になる、と、そのような人は制作には向いてないであろう。
●プロ意識   2005.11.25

「プロ意識なら誰にも負けません!」なんてことを平気で言うやつがいる。こういうのに限ってプロと呼ぶにはほど遠い仕事をしたりもする。本来プロというのは常に、自分の仕事の欠点を修正、至らない部分をチェック、新しい手法を模索、などを行っている。従って自分を「完成したもの」とも思わなければ「究極のプロフェッショナル」とも思わないのである。そして「まだまだ自分はプロ意識が足りない」と思っているものだ。だから「プロ意識なら誰にも負けません!」なんて安易なことは言わないのである。つまり「プロ意識なら誰にも負けません!」なんてことを平気で言うやつは進歩が止まっているやつなのだ。
●演出と編集   2005.11.24

客が来たというので自分達が旅行に行ったときに撮影したビデオや自分の子どもの運動会のビデオを見せる。こんな迷惑なことはない。どのくらい迷惑かと言えば自分の家の裏庭に生えてたペンペン草とヒメジオンを引っこ抜いてきて皿に乗せて「さあ、どうぞ」と食べさせるぐらい迷惑なのだ。

客に出すには必ず「演出」と「編集」したものでなければいけない。 ビデオ撮影時の「演出」は、料理に例えれば「食用に適した品種を食用に栽培した場所で収穫したものを提供する」つまり「畑で採れた野菜を出す」ということ。「編集」は食用として美味しく食べてもらうために「調理する」ことなのだ。
●窓口業務   2005.11.22

窓口業務の担当者には2種類ある「伝書鳩型」と「プロデューサー型」である。前者の場合、例えばイベントの基調講演で講師を依頼するときに、講師に対して「講演時間はどのくらいでしょうか?」「報酬はいかほどでしょうか?」とたずね、主催者側にも「何時から始めたらいいでしょうか?」「予算はどのくらいでしょうか?」とたずねる。

これに対して後者は、講師に対して「質疑応答含めて90分でお願いします。」「報酬は税込み10万でお願いします。」と言い切る。そして主催者には「帰りの時間があるので前半17時からが良いそうです。」「報酬は10万ぽっきりで。」と言う。要は裏付けがあるにしろ無いにしろ自分で判断して指示するすることで周りの人間が考える時間を節約し、プロジェクト自体を無駄無く素早く遂行できるのだ。

例えば宴会の幹事でも「伝書鳩型」だったりすると、店に入ってから待たされたり、なかなか飲み物が出てこなかったり、精算にやたらと時間がかかったりするものだ。
●マルチタスク   2005.11.21

いつの頃からか気がつけばパソコンのほとんどがマルチタスクになっている。5年前にはHDからMOにコピーしている間は他の作業ができず、ただ漠然と画面上のバーメーターの色が埋まって行くのを見守るしかなかったのだが。

マルチタスクによって作業効率は格段に向上した。以前はこの「処理時間」の節約のために、わざわざもう一台パソコンを購入したりもしていたのだ。

しかしパソコンの多くがマルチタスク化はしているものの、使う人間のほうがマルチタスク化されていない場合もあったりする。一つの仕事をしているときに他の仕事を頼むと怒ったり止まったりする人間だ。
●おカネが無いわけ   2005.11.20

官であったり財団法人や社団法人、NPOなどからウェブ制作依頼があった場合、極端におカネをケチることがる。そんなにケチらなくてもいいだろうに…と思わせるようなケチり方だ。

民間の場合は、ひとつ一つの取引やプロジェクトの収益性、投資としての価値のバランス、などを総合的にみて仕事を発注する。しかし上記のような組織の場合はその場凌ぎの節約である場合が多い。ケチり過ぎた結果、収益性が悪くなっても自分達の給料に影響はしないのだ。

その証拠に年度が変わると急におカネに対して寛容になったりもする。
●おカネが無い   2005.11.19

今のご時勢官民問わず「うちはおカネが余ってるから、できるだけ豪華なホームページを作ってくれ」などというところは無い。どこへ行っても「うちはおカネが無いから…」「うちは予算が無いから…」という言葉をデフォルトで聞く。しかしこういったところが本当におカネが無いのかというと、どうもそうではないらしい。多少はおカネがあるからホームページの制作を依頼するのだ。本当におカネがないところはおカネが無いと思われたくないので「おカネが無い」とは言わない。
●モニターの距離   2005.11.18

パソコンのやりすぎは目に悪い。たしかにそうだ。しかしそれはパソコンだからということではなく、目に対して負担のかかる環境で長時間作業をするということだ。

パソコンで目が悪くなったという人の多くはモニターに接近し過ぎ。牛乳瓶の底メガネをかけてモニターに舌が届くであろうというような位置で作業をしている人もいる。目が悪いから接近するのか、接近し過ぎて目が悪くなったのかは分からないが、とにかくモニターからある程度離れた位置で作業をしたほうが目にの負担は少ないはずだ。

また、デザインという作業を行う場合、距離を置いて全体を見渡せる位置で常に作業をしたほうが効率的。 モニターにかぶりついて作業をしているデザイナーは信用しないほうが良いだろう。
●釣り   2005.11.17

釣りに似ているのがウェブショップ。釣れるかどうか全く分からない場所でただ漠然と釣り糸を垂れていたのではそうそう釣れるものではない。確実に釣るにはそれなりに情報を集めて釣れる可能性が高い場所で釣らなければならない。漁師に釣り船を出してもらい、そこそこ釣れるであろうポイントに行って魚群探知機で魚影を調べる。必要な装備を揃えて専門家のアドバイスを受ける。高い入漁料を払って確実に釣れる場所で釣る。いずれにしてもカネと手間がかかるというもの。

こういった方法を嫌うのであれば、自ら何度も海や川に通い、自分なりのスポットや時間帯、季節、天候、餌や仕掛けの種類などなど分析して釣れるようになるまで努力しなければならない。

そのへんの海岸でやみくもに糸を垂れたとしても、1食分のオカズに相当するだけの成果をあげるのは難しいだろう。
●集まりの悪いやつ   2005.11.16

会議が始まるとき、特に身内での定例会のようなもので、参加者が同じ部屋の中にいるにもかかわらずなかなか集まらない場合がある。電話中であったり、本当に一刻を争うような業務を行っているというメンバーもいるのだが、そんなこともないにもかかわらず毎回最後にやってくるヤツがいる。そいつだけ特別忙しいというワケではない、段取りが悪く、計画性がなく、自分のスケジュール管理ができず、潔さに欠けるやつなのだ。つまり仕事のできないやつほど集まりが悪い。そして意識してかしないでなのか、自分が他人よりも多くの業務を与えられてしまっているがために他人よりも忙しいことを暗にアピールするためだったりもする。仕事の量が多いのは、納期を守らないから雪だるま式に増えているだけなのだが。
●せめてやってほしいコト   2005.11.15

ウェブサイトを公開する。まあ、企業のサイトであればよほど面白いコンテンツが無い限りは一般の人は見に来ないだろう。当初は関係者や同業者がアクセスの中心となる。そして特に更新もしないでいれば、長年公開していてもそれほどアクセスが向上するということも無いだろう。しかしだ。せめて事務所のパソコンでIEが起動したときには自社のサイトを「ホームページ」に設定しておいてほしいものだ。 これがFujitsuのサイトになったままで、Googleの1ページに出ない!なんて言われてもねぇ。。
●YAKUZA Aniki   2005.11.14

何のことかと思ったらアメリカのIRONHORSEというメーカーのモトクロスバイクの商品名だ。YAKUZAシリーズの中にはAnikiの他に、Kumicho、Ojiki、Waka gashira、Chimpiraなどがある。素でかっこいいイメージのネーミングを狙ったのか、多少のジョークが含まれているのか日本人には理解しがたいところであろう。
http://www.ironhorsebikes.com/freeride/

しかしだ、そういう日本人も「ブルーバード」とか「スカイライン」などというアメリカ人が聞けばなんともダッサイ名称のクルマに乗っていたりもするのだ。
●まともに…   2005.11.13

このコラムは実は全てが実際に起こった出来事ではない。読み物として面白くするための演出も多く含まれている。恐らく執筆が本職の方であればそんなことはとっくにお見通しであろう。ところがまともに受け取ってまともに批判したり、まともに反省したり100%信用してしまったりする人もいるようだ。これはある意味演出なのだ。水戸黄門を見て「あの悪代官は本当にけしからん!」とまともに立腹するようなことはしないように。
●100倍   2005.11.12

演劇を見て「オレだったらあーするこーする」。店舗の品揃えを見て「私だったらあんな商品は置かない」。CMを見て「面白くない。もっとこーすればいいのに」。車のデザインを「ここのところはこーすればいいのに」。と、他人の作ったモノを批評するのは簡単だ。たぶん自分で作るのに比べれば100倍ぐらい簡単だろう。そして、実際にその批評をして人に聞いてもらえてその通りに改善される立場になることは100倍ぐらい難しいだろう。
●飽き   2005.11.11

味でも音でも色でも、ずっと同じものを続けると飽きる。たらふくステーキを喰った翌朝に茶漬けが異様に美味かったりもする。しかしこれはステーキを食い過ぎたからであって、普通に茶漬けとステーキのどっちが美味いかと言えば、多くの人はステーキと答えるだろう。

デザインの作業を進めている間、デザイナは自分の作品を何百回、何十時間も見ることになる。そうなると当然そこには「飽き」という感覚も入ってくる。仮に背景色が赤のページを長時間作っている途中で、いきなり背景が青のページを見ると「あ、これは新鮮だ!」と錯覚するのである。今まで赤をベースに完成度を上げるべく詰めてきた作業を、この一瞬の錯覚のために突然青に変更したくなってりもするものだ。

デザイナは、常に自分の「飽き」や「馴れ」を差し引いた状況を想定しつつ自分の作品を客観的に評価、判断する能力が要求されるということだ。
●どこまでホントかSEO   2005.11.10

SEO対策を勧めるウェブ業者。検索サイトの上位に表示されてアクセスも売上げも倍増みたいな調子のいいことを言っているようだが、そもそも検索サイトがそのアルゴリズムを公開しているわけでもなし、対策したところでそれがタイムリーに反映される保証はどこにもないだろう。それでも商売にしてしまう強引さ。そしてそこに投資する正直者。

そんな業者が勧誘に来たら聞いてみよう「あんたのサイトは『SEO対策』で検索して何番目に出るの?」と。「『○○市』『SEO対策』ではGoogleでトップに来ますよ」なんて答えるようなところは信用しないほうが良いだろう。果たして○○市内にウェブ業者が何軒あるのか想像すればわかるだろう。
●手離れ   2005.11.9

色々と細かい仕事が溜まってくる。これもやんなきゃ、あれもやんなきゃ、あの件をあそこに連絡しておかないと、それとあの件はあそこに打診してみないと、あ、あの件はどうなったか確認しておかないと。。というように半ばパニックに近い状況になることがある。しかしそうなったときに問われるのがその人の能力。上手くプライオリティーをつけて一つずつ丁寧に処理していけばなんとかなるのも。ところが気ばっかり焦って自分の手離れだけを考えて他人に振ったりすると、焦っているだけに情報がきちんと伝わらず、とんだ勘違いが起きたり、振った人からその内容についての質問倍返しが来たりもするものだ。結局は簡単に手離れを良くしようとした分、自分で処理する以上の手間が揺り返されてきたりもする。他人に情報を正確に伝えるためには相応な時間が必要。それを端折るとロクなことにはならないものだ。
●百貨店   2005.11.8

百貨店についてもスーパーと同じような傾向はあるだろう。そしてこちらもスーパーと同じく、今どき「百貨店」などという呼び方は、なんとも毎日使っていて誰も「おかしい?」とも思わないというところが問題ではないだろうか。

商店街の雑貨屋でも商品の数は1000種類以上はあるだろう。つまり雑貨屋より品数は少ないのが百貨屋なのだ。最近では一般的に「億」とか「兆」という言葉が普通に使われる。もはや百というのは、「少ない」「僅かな」という印象のほうが強いのだ。

かといって「兆貨店」ではあまりに大袈裟だが、すでに「100円ショップ」とを日本語で言うと「百貨店」なのだと思っている子どももいるそうだ。
●スーパーその3   2005.11.7

言うまでもなく消費者のニーズは多様化している。本当に欲しいもの、こだわるものは専門店並みの品揃えにしないとダメだろう。安売りするならディスカウントショップや100円ショップ並みにしないと売れないだろう。便利さや手軽さを追求するのであればコンビニやウェブに対抗しなければならない。

行動範囲が狭く、情報量が限られていて、インターネットをやらない。そういう人たちによって成り立っているのが今のスーパーなのだろう。そしてそういう人は今後は減少していく。その減少に呼応するようにスーパーの売上げも減少しているのではないか。

スーパーの中でも食料品や衣料品等を個店ごとに特徴を出したりターゲットを絞った戦略への方向転換も行われている が、 いずれにしても基本が今のままの戦略では生き残れないだろう。少なくとも「スーパーマーケット」などという時代錯誤の呼び方だけでも変えるべきだ。
●スーパーその2   2005.11.6

では実際にどんな商品をどんな店で買うのかを考えてみよう。

生鮮食料品は肉、魚、野菜をそれぞれ近所で最も美味しいと評判の店で買うだろう。魚では○○魚類、○○鮮魚センター、といったところ。 個人経営の商店の中にも美味しい店は沢山あるだろう。

製菓や調味料などは、まあコンビニでも間に合う。日用雑貨はロヂャース、ダイクマ、ドンキホーテ。医薬品はマツキヨ。文具はアスクル、カウネット。書籍はアマゾン。衣料品はユニクロ、紳士服の○○、しまむらでも良いし、婦人服などこだわれば都内の専門店、又はウェブショップ。バッグやアクセサリーも同じだろう。靴もディスカウント専門店かちょっと高級な専門店。メガネ時計宝石も専門店で買うだろう。玩具はトイザラス、大工園芸用品は日曜大工センター。化粧品も惣菜もとりあえずコンビニで間に合う。コンビニでは高いと思う客はダイソーで買うだろう。家電やカメラは○○電気、○○カメラ。寝具や家具も郊外型専門店。ベビー用品は赤ちゃん本舗。贈答用洋菓子和菓子も専門店で買う。ついでに言えばスーパーの中の飲食店よりもファミレスのほうが安くて美味いものが多いだろう。
●スーパーその1   2005.11.5

superの意味は「特級」。そして日本語でスーパーと言えばスーパーマーケットを意味することが多い。しかし今ではこのスーパー。一体何がスーパーなのだろうか。最大公約数的な価格と品揃えであり限りなくノーマルなのではないか。そしてノーマル過ぎるが故に売れないのだろう。

多くのスーパーでは個店単位の売上げは毎年ダウンし続けているらしい。なぜ売れないのか?と、これは行ってみれば分かる。買うものが無いのだ。というより「なにもこの店で買う必要も無いだろう」という商品ばかりなのだ。

中には景気が回復すれば自然と売上げも回復してくるだろうという楽観的な見方もあるようだが、今のスーパーのままでは景気が良くなったところで売上げが回復するとは思えない。
●節約   2005.11.4

自称節約上手という人。色々な節約の方法を知っている。色々な事例を説明したりする。しかしこの人は本当に節約して効果が上がっているのだろうか?節約を沢山するということは、それだけ節約の対象となる消費をしているということだ。何も消費しないでじっとしている人のほうが真の節約上手なのであろう。
●ネーミング   2005.11.3

国内のあちこちで市町村合併が行われている。このことについては賛否両論色々とあろうが、問題は合併後の名称。これはヒドすぎる!というものが多い。ネーミング、つまり名前をつけるという仕事は専門的な知識やノウハウを持ったプランニングのプロの仕事なのだ。それを市民から募集して多いものを採用するなどという手段がそもそも間違っている。

市民の有志が手分けして学校に体育館を建てるようなもの。素人がいくら集まってもプロには遠く及ばないのだ。と、体育館ならそんなことはしないのだが「モノ」として物理的に存在しないモノに対してはいい加減な判断がまかり通ってしまうようだ。

東京都西東京市…なんてもんは、まともな広告代理店であれば真っ先に候補から落ちるはずだ。麻雀の配牌ではないのだ。
●習性   2005.11.2

長年アナログのカメラを使ってきた人間の習性。デジカメで写真を撮るとき、体に対してデジカメをファインダーを覗く位置に一旦構える。そこから上半身を後方にのけぞらして液晶の画面を見ながら構図を決めてシャッターを押す。観光地などではこのような滑稽な姿で記念撮影しているオジサン、オバサンたちをしばしば見かける。

体はまっすぐにして腕を前に出して構えればいいものとも思うのだが、長年の習性がこのようなポーズをとらせるのであろう。同時にデジカメでもアナログカメラと同様に光学式ファインダーがついているものも多いのだが。あんなに苦しそうに海老反るならば、なぜそちらを使わぬ。
●教えてくれ!   2005.11.1

パソコンやインターネットについて「○○が分からないので教えてくれ!」と言われることがよくある。しかしその多くは、聞かれたほうも「いったい何が分からないのか教えてくれ!」と言いたくなる内容だ。そもそも基本的な用語も知らずに質問されたところでその意図は伝わろうはずもない。それ以前にコンピュータとかインターネットという複雑な仕組みと操作が必要なモノを、自らは何も勉強せずに全てヒトに聞いて済ませようという魂胆が間違っているのだろう。

自称デジタルデバイドの犠牲者の多くはこういった魂胆の持ち主であったりもする。
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