2006年10月

●そういえば   2006.10.31

そういえば全く見なくなった「未承諾広告※」という文字がタイトルに入った迷惑メール。いつからだろうか?数年前までは確かにあった。これがここ数年の間に段々と少なくなり、気がつけば完全に消えている。有名無実化とはまさにこのことだろう。

しかし考えてみればおかしな規制でもある。メールのタイトルにこんなことが義務付けられるのであれば、新聞の折り込み広告にも、でっかい文字で「未承諾広告※」と印刷させるべきだし、勧誘の電話でも、必ず最初に「この電話は未承諾広告※です」と言わなければならないようにすべきだ。電話で「※」を何と発音するかという問題はあるが。

●ホームページエディタでムカつくこと。その2   2006.10.30

次にムカつくのが、蛇行したソース表示だ。 簡単なテーブルやフレームであればこの蛇行表記は認知しやすいという ことにもなるのだろうが、テーブルの入れ子の入れ子の入れ子の ような場合には、無意味にくねくねしているだけで余計に分かりづらくなる。 1行に<tr>が1個だけ。それもその前に全角スペースが6個とか、 まったくもって意味がない。時にはテキストエディタ上で横スクロールが発生したりも。。 ホームページビルダーやDreamweaver で作るのであれば、そのサイト内のファイルは全て ホームページビルダーやDreamweaver で作り、更新もすべてホームページビルダーやDreamweaver で行う、ということが前提であればメリットは大きい。 しかし元々が手打ちのソースをホームページビルダーやDreamweaver で更新するというのは 止めてほしいものだ。

●ホームページエディタでムカつくこと。その1   2006.10.29

元々手打ちのソースをホームページビルダーやDreamweaver で開いて変更されてしまうことがある。 これが非常に困るのだ。 まずは記述が必要以上に長くてクドいということ。例えば
<th>MENU</th>
と書けば済むものを
<td class=xx><div align=center><font style="font-size:12px"><b>MENU</b></font></div></td>
とかになっている。 しかもこのclass=xxがヘッダーの中にあるので、それを捜さなければいけない。 さらにはこのCSSが別ファイルになっていて、これをディレクトリの中から 見つけなければいけない。 たった<th>MENU</th>だけのことで。

そして一事が万事がこんな記述なので行数が膨大になり、本来はモニター画面上に全部表示できる 長さのものが、延々とスクロールしながら確認しなくてはいけないということにもなる。 百害あって一利無しだ。

●レンタルサーバの格差-2   2006.10.28

とはいえ従来の高いレンタルサーバは、色々なオプションやサービス、サポートが付帯しているので、一概にディスクスペースだけでの比較はできない。もちろん上位回線の太さもあるし、ブランドイメージや対外的な信頼性もあるだろう。

しかし、改めてオプションを見てみれば、まあ、今ではフリーウェアやオープンソースでも揃うようなものでもあり、あまり有り難みはないようにも感じる。さらにちょっと高度なオプション。例えばショッピングカートやグループウェアなどは、実際に使ってみないとその有用性は分からないというのも問題。実際にどの程度利用されているかも不明でもあり、どうも価格を上げるための要素のように思えなくもない。

[ウェブページのデザイン事情・画像] 
●レンタルサーバの格差-1   2006.10.27

格安、大容量のディスクスペースのレンタルサーバが相次いで登場してきている。あまりの安さにその信頼性を不安視する人もいるようだが、実際にはそれほど不安は無いようだ。というより従来の高いレンタルサーバでも不安が無いか?というそういうわけでもない。多少の不安はあるものの、支障をきたすほどのものでは無さそう、という意味では同じようなものだ。ならば安いほうが良いに決まっている。 逆に、今からレンタルサーバー屋さんを開業するとなれば、新規にマシンを購入するとなれば自動的にローコストで大容量のハードディスクになってしまうわけだ。

というようなことを合わせて考えれば、やはり格安、大容量のディスクスペースのレンタルサーバがおすすめだろう。

●若者と大人   2006.10.26

個人差も例外も多いのではあるが、非常に大雑把に見て、ウェブ制作を依頼するときは学生と社会人、というか20代前半以下の若者と20代後半以降の大人とでは、前者のほうがリーズナブルである場合が多い。仮にスキルが同等であったとすれば、まずはコストが安い。そして何と言っても指示に素直に従う。大人はダメ出しをすると、落ち込む、言い訳をする(他にも仕事がある、昨晩はあまり寝ていない、体調が悪いetc)、反論する(言われた通りやったのに何でダメなのか)、時には辞めたいなどとも言い出すのだ。

若者の場合、依頼→確認→ダメ出し、の繰り返しで済むわけだが、大人の場合、依頼→確認→ダメ出し→なだめ→おだて→励まし、というように1タームが実に長くなりその分時間を労力も要するわけだ。 しかし若者は永遠に若者ではないというのが問題。いずれは大人になってしまうのだ。

●品位   2006.10.25

例えばオーディオコンポのアンプ。音量ツマミの近くには英文で小さく「VOLUME」と印刷されている。これは日本語の大きな文字で「音量」と印刷したほうが絶対に分かりやすいはず。しかしそうした途端に急に安っぽくなり品位を損ね、商品として価値が下がり、消費者の購買意欲を失わせることになる。

ウェブページにおいても、そのページ内での一定の品位を保つ必要がある。とにかく目立ったほうが良いという考えのみで文字を大きくすると品位を失い「安く」「低く」見られてしまうものだ。

●やっぱ動画でしょう   2006.10.23

ウェブサイトとかホームページとかいう概念が明らかに変わってきている。サーバのディスクスペースがGBが当たり前になり、インターネットでの動画配信がここまで普及してくると、もはやTVとウェブとの違いですら分からなくなってきている。

そして利用者側からすればその違いを特に理解する必要もないし意識する必要もない。ウェブにアクセスすれば、そこで自然に動画が再生される。そんな時代になってきったわけだ。

ウェブ制作者としても、いつまでも止まってる画像のサイトだけを作っているわけにもいかなくなってきたということだ。

●前駆症状   2006.10.22

最近頑固になった、自己中心的になった、人柄に繊細さがなくなったという人。その人が60歳以上であった場合には、その人に言われた辛辣な事、一方的に指摘された事、理不尽な指示や指図、などがあったとしても、その事に腹を立ててはいけない。 なぜならばその人間がアルツハイマー病の前駆症状である可能性があるからだ。

アルツハイマー病の場合、知的能力低下に先立つ2〜3年前からこのような軽度の人格変化がみられるそうだ。腹を立てたところで何の改善にもならない。

●読み捨て   2006.10.21

読み捨て。つまり1回しか読まないであろうメディアはタイトルや訴求ポイントの文字は、できるだけ大きく派手に目立つようにする。スポーツ新聞や号外が最も顕著。次に折り込み広告や投げ込みのチラシ。次は週刊誌やフリーペーパー。次に月刊誌。。と、段々とタイトルや訴求ポイントの文字は控えめになってくる。そして何度も読み返すことを前提にしたマニュアル本や一般的な書籍、高級ブランドのカタログなどではさらに控えめになり、保存版である画集、辞書、詩集、聖書などではさらに控えめ、というかタイトルを目立たせるということはほとんど無くなる。

これはウェブページについても同じ。短期間でのキャンペーンや期間限定商品の紹介などでは、タイトルや訴求ポイントの文字はある程度目立たせたほうが良く、恒久的な(たとえば「ここ2〜3年はこのデザインで行こう」という)場合には、タイトルや訴求ポイントの文字は控えめにし、完成度の高い飽きのこないデザインにしたほうが良い。

●優先順位   2006.10.20

ウェブページの中には、それぞれのパーツ(ボタン、テキスト、ロゴ、バナーなど)に優先順位というものがある。最も訴求したい部分、利用頻度の高いであろうパーツを目立つ位置に持ってきて、サイズも色も目立つようにする。優先順位が下がるに従って目立ち具合をおさえて、それとなくページ全体で、何が重要で、何がサブなのかを分からせるようにしなければならない。

ところが新しく追加したパーツだからというだけの理由で、この優先順位を考慮せずに必要以上に目立たせてしまうと、この優先順位の法則とバランスが崩れ「何が言いたいのか分からない」ページになってしまう。

●定説   2006.10.19

ウェブショップにも色々な定説がある。○○○は○○○にするべき。○○○して○○○したものは売れない。○○○はできるだけ○○○に。みたいなやつだ。しかしこれらの定説を全て完璧に網羅すれば成功するのか?というとそうでもない。なんせ定説なのだ。つまり誰かが実証したものであり、全ての定説には経験者がいる。だから全て定説通りにやるということは全てが二番煎じなのだ。 ようするにオリジナリティーが無いものだということだ。

●書道   2006.10.18

学校で習う習字。さてこのタイプ全盛の時代に習字なるものが大人になってから何の役に立つのだろうか?と思ってもいたのだが、実はデザインには書道に通ずるものが大いにあるのだ。書道では実際に作品を制作している時間は極めて短い。逆にその時間内に集中力や精神の統一が必要。

根本的にNGだろ!というようなデザインの細部をちまちまといじくりまわして必死に説明しながらOKをもらおうと足掻いているデザイナを見ると「書道の精神でデザインしろ!」と言いたくもなるのだ。

●マウス   2006.10.17

最近はMacでも右クリック付きの2ボタンを使っている人も多いようだ。MacOS X上でも右クリックでサブメニューが表示されるし、何と言ってもスクロール用ホイールが便利。時にウェブデザイナは毎日ブラウザ上ではスクロールしまくるので、これば有ると無いとでは大違いでもある。ただしブラウザ上でスクロール画面の中にスクロールがある場合には行き過ぎることもあるのが難点か。それとホイールがラチェット付きの小刻みに動くものはスクロールの位置を正確に認識しづらいのでおススめではない。滑らかに回るものが良い。

それとワイアレスマウス。これもすっごく使いやすいのであるが、最大の欠点は電池が切れるということ。または電池が切れ気味になるとレスポンスが悪くなるということ。なのでこまめに電源を切らないといけないのだが、これもついつい忘れる。コードが無くなって使いやすくなったぶん、使い終わったら電源を切るという作業が増えるワケだ。このデメリットは意外に大きい。

●人材   2006.10.16

何をするにも人材が必要である。理想論を語るのは簡単だ。しかし実際には「じゃ、誰がやるの?」という机上だけのプロジェクトや企画が多過ぎやしないか。

特定のスキルを持った人材は無尽蔵に存在するわけではない。必ずその数に限りがある。そして優秀な人材に限って忙しく、新しいプロジェクトに参画するヒマなど無いのが実情。広く募っても応募してくる大半はハズレであったりもする。

まあ、身近なところでは「メルマガを発行しましょう!」などと言ってる自称ウェブコンサルもいるのだが、「じゃ、誰が書くんだ?」ということになるわけだ。クライアント企業の中にはそんな時間と文才のある人材は普通はいない。ライターにアウトソーシングするにも費用対効果が考えるとメリットはない。ではそのコンサルが書くのかというと「私はちょっと…」と言う。まあ、何も生産するスキルがないからコンサルやってるのだろうけど。

●謝罪-3   2006.10.15

謝るのはタダなのだからさっさと謝ってしまえば事はスムーズに運ぶはずなのだが、絶対に謝らないという困った人もいる。公務員、特に学校の先生、小規模事業所の社長、業種に関係なく所謂沽券に縋る頑固じじい、年代に関係なくプライド勃起したまま野郎、年代性別に関係なく自分だけ可愛がり人間、幼少時代に謝ったが故にいじめられた経験のある人、基本的に自信を持っていない人、自称完璧主義者、などなどである。いかに上手く、良いタイミングで謝れるか?というのは人と人とのコミュニケーションの基本でもあるのだが。

[ウェブページのデザイン事情・画像] 
●謝罪-2   2006.10.13

一人の犯人を特定することは困難なケースが多いのではあるが、起こってしまったことは仕方がないにしても誰かが非を認めないと収集がつかない場合もある。そこで賠償が発生するならともかく、そうでない場合には、自分に少しでも落ち度があったと分かった時点で早めに謝ってしまうのが良いだろう。

先に謝れば、関わった他の人間も「いやいや、あなただけの責任ではないですよ」という気分になる。しかし誰も謝らないでいると、お互いに「おまえにも責任あるのに他人のせいにしやがって…」という気分になるものだ。

人を傷つけたとか、金銭的な損害を与えたとかの重大な問題であれば確かに謝ったほうが負けということがある。しかしそうでない場合には、謝ることによって、その人の信頼度が落ちるとかスキルが低く見られたりすることもないだろう。むしろその正直さと責任感の強さ、潔さがプラスとなって評価されることもある。謝るのはタダなのだ。

[ウェブページのデザイン事情・画像] 
●謝罪-1   2006.10.12

ウェブページに掲載した会員名簿の名前が間違っているというクレームがきた。さて何で間違えたのかと原因を調べてみると、クライアントの元にExcelで作った名簿があった→ウェブ制作会社の営業に渡した→営業は現場に渡す→現場は外注に出す→外注がHTMLに変換したファイルを納品→アップロード、という流れであり、最初のExcelデータが機種依存文字を使っていたのだがクライアントは機種依存文字というもの自体を知らなかった→営業はそのことを確認せずに現場に渡した→現場も中身をチェックしないで外注に出した→外注は異なった環境での表示確認を怠った→アップした制作会社も最終チェックを怠る、ということだ。では誰に非があるのか?となると、この流れに関わった全ての人間であり、逆に言えば誰か一人が途中で気付けば防げた問題でもある。このように、今の時代何か問題が起こった時には一人の犯人を特定することは困難なケースが多い。

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●距離   2006.10.11

モノを見る時にはその距離というものがある。街頭のネオンサインは遠くからでも通りがかりの人の眼に入るように大きく派手である。ポスターにしても然りだ。チラシや新聞のタイトルも遠くからでも認知できるように、ぱっと見た瞬間にその内容がわかるように意識して大きな文字で印刷される。

しかしウェブページの場合は、見る人は必ずモニターの前に居る。部屋の反対側からパソコンの画面を眺めるということは無い。さらにウェブページの場合は見る人は必ずそのページにアクセスするという意志を持って見に来るわけでもある。

ところが「文字を大きく派手にして欲しい!」というリクエストは絶えない。これは閲覧した人のためではなく、文字を大きくしたという自らの安心感のためであることが多い。

[ウェブページのデザイン事情・画像] 
●メール人格に責任を持て-2   2006.10.10

まあ、このような精神構造を持った人間は昔もいた。インターネットが普及しメールという手段が一般化したために顕著化しただけのようだ。しかし心配には及ばない。こういった人たちは辛辣なコトを書いて送信した時点でストレスを発散してすっきりしているのだ。だからその後は謝罪して、とりあえずは非を認めたフリをする余裕もあるというもの。直接的に他人に被害をおよぼすこともなければ、出世して人の上に立つ可能性も少ない。自らをアンチテーゼな存在と勝手に位置づけての自分ワールドの中で生きていくのだろう。

●メール人格に責任を持て-1   2006.10.9

メールで辛辣なコトを平気で書いて送信してくるような連中。文面を見る限りはかなり好戦的だ。よほど自信家でありダイナミックなヤツかと思いきや、電話で話してみるとやたらと低姿勢。メールで書いた内容についても「そんなつもりではなかった。。スミマセン」といったような感じだ。というような人間が増えている。

メールを書いているときのもう一人の自分の人格には責任を持っていない。「そんなこと言われても、あれを書いた時はそういう気分だったので。。」と、あたかも自分が災難にあったかのようだ。反省をしないと同時に、そのこと自体を「無かったとこ」として自分の中で処理できるプログラムを持っているようにも思える。

●ロングテール-3   2006.10.8

ちなみに日本のGDPの99%以上は一部上場企業が売り上げたもので、その就労人口は1%未満と言われている。これはロングテールどころじゃない。鎌首もたげたコブラという感じだろうか。

いずれにしても大手(一部上場企業)と中小の間に歴然とした差があり、とかく大手の理論を中小やSOHOにそのまま当てはめようとしている人も多いようだが、まずは自分の商売の規模とコンセプトをしっかりと見極め、身の丈にあったビジネスの展開を図るべきだろう。

かたちや理論から入って成功するのであれば、すでに大半のウェブサイトは成功をおさめているはずである。しかし現実には確実に利益を生み出しているのはごく一部の限られたサイトである。なぜそうなっているのか?ということを客観的に見極めなければいけない。

●ロングテール-2   2006.10.7

商品を増やすということはそれだけ在庫や会計の管理に手間がかかるわけであり用役費のアップにもなる。 増してやそのために商品を開発するなんてことになると、これまたタイヘンな労力になる。

つまりロングテールはある一定以上の規模のショップに当てはまるものの、小規模なウェブショップではかえって経費や手間が増えてトータルでマイナスになることもあるということだ。

まあ、ウェブショップの場合には家賃も店舗管理費もないわけなので、サーバに料金さえ払っていればロングテールならぬロングスネーク(全身テール)でもダメージも少なく、実際にはそういったサイトが多いようでもある。

●ロングテール-1   2006.10.6

ロングテールというと、いかにもウェブショップの専門用語のようだが、昔っから商売、特に物販では一つの鉄則でもあったわけだ。 1つの商品を売るためには、ダメもとで売れない商品もたくさん店頭に並べなくてはいけないというもので、これは定石。 しかしこれはあくまでも商売の手法の中の一つでしかなく、そうではないケースも沢山ある。

例えばメニューが1つしかなくても行列のできるラーメン屋。食品では小規模店舗ではこういうケースが多い (もっとも生鮮食料品は8割売れ残ったら商売にならんのだが)。少ないアイテムでも全部をそこそこ売る。 ウェブでもそういったサイトもあるだろう。

ところがこのロングテール理論に従って、わざわざ売れない商品を集めてきてテールの部分を作っている、なんてところもあるようだ。

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●炎上   2006.10.5

そもそもSNSは「レスが来ることで自分の存在意義や社会的価値を認識する」という要素が強く、始めっから「お互い傷つけ合わないように気をつけようね、大人なんだから」みたいな暗黙の了解があり、いい大人がキモいハンドルネームで呼び合いながら非建設的井戸端会議をする場所であり、内心ムカつくこともあるのだが我慢して賛同や誉め誉めのレスを書き、生産性には乏しく、オタ同士がレスし合ってキズを舐め合いながら共存の場を求めるコミュニティでもあり、社会的適応力に欠け、自己中心的でキレやすい人たちの集まりでもあるので、一旦どこかに亀裂が生じると一気に炎上して終焉を迎える。そんなものが多いような気がするのだが、気のせいだろうか。

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●そうじゃねえだろウェブデザイナのBlog   2006.10.4

全く仕事と関係無いテーマであればいいのだが、例えば「なかなかOKが出ずに何度もやりなおして、やっとOKがもらえ…」なんて書いてある。CLOSEDならともかく、これを公開するとなると、当然クライアントが読んでいる可能性もあるわけだ。クライアントならともかく、今度どこかにウェブ制作を依頼しようと思っている人も読んでいる可能性もあるわけだ。そして思うだろう。「あ、この人は一発でOK出るようなスキルじゃあないんだな」と。さらには「今後は他人の意見に左右されずに自分の考えを貫こうと‥」なんて書いてある。「ようするに指摘されたくないのね。クライアントの意見を聞かないやつに仕事は依頼したくはない」と思われるだろう。「久々に大きな仕事の依頼が来て…」なんていうと「あ、普段は下請け仕事ばかりなのね」と想像されるてしまうのだ。愚痴言い訳日記は机の引出しにしまっておいたほうが良い。

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●ようするにめんどくさい   2006.10.3

クライアントが「自分たちでも更新できるページを作って欲しい」と言う。よくある話だ。結果、ちゃんと自分たちで定期的に更新し、徐々にアクセスが増えて、サイトとして成功しているところもあるが、その割合は低い。

ではどんな割合が高いかというと、せっかく専用の管理画面から投稿できるようなシステムを作ったにもかかわらず、その投稿をウェブ制作者に依頼している。ようするにめんどくさいのね。というケースだ。

しかしクライアント側だけでの問題ではない。その管理画面に多種多様なオプションが含まれ、認証を含めてそのページに行くまでの手順を覚えるだけでも一苦労。やっと辿り着いたところで何度投稿してもエラーになる。ようするにめんどくさいので制作者に頼んでいるというもの。苦労して構築した高機能CMSなのだが、結局はウェブ制作者が一人で更新しているというのはよくある話だ。

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●そうじゃねえだろウェブショップ〜商売   2006.10.2

基本的にウェブショップは商売である。売れてなんぼ、儲かってなんぼの世界のはず。ところが全く商売の経験のないウェブコンサルとかいう如何わしい連中が、あたかもそれが正論かのようにウェブショップの運営管理や制作について偉そうに語りアドバイスするわけだ。そしてそういった連中の多くは世に氾濫するホームページとは何ぞや?的な書籍やサイトや聴講した講演会でもらった資料の受け売りである。オリジナリティーのかけらもない。ただ他人の言ったこと、書いたことをそのまま反すうしているだけなのだ。

クライアントがITにうといことをいいことに、あたかもインターネットの世界ではこうあるべきというようなことを語りながら提案、アドバイス、指摘、助言するわけではあるが、自分ではあめ玉の一つも売ったことはなかったりもするわけだ。だから採算を無視した理想論ばかりを強要したりもする。いずれにしても総合的にきちんと収益計算をしなければいけないのがウェブであれ実店舗であれ商売の基本だ。

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●作業時間   2006.10.1

ウェブページを制作する作業時間。たかがこんな報酬でそんなに作業時間はかけられない…などと思う仕事もある。しかし例えば自分の時給を計算してそれに見合った時間で終わらせようとすると、これが仇になることもしばしば。デザインが良くないということでNGになるということだ。結局は何度もやり直しさせられ、最終的には時給換算すればとても割りの合わない仕事となってしまう。とにかく作業時間はあまり気にせず、納得のいくまで、クライアントが納得するであろう完成度に達するまで、デザインを詰めておく必要がある。

それじゃ採算が合わない!ということになるかもしれないが、何度もやり直すよりかは全然マシである。同時に「納得いくまで完成度を上げる」という作業も手慣れてくればスピードもアップして、採算が合うようになってくる。

世の中の一般的なスキルに達してないうちに、己の作業を時給換算などしてはいけない。

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