2007年8月

●親   2007.8.31

じいさんと孫の間に入って苦労するのが親である。ここで完全なニュートラルなポジションを維持するのは難しいので手っとり早くどちらかの味方について、ジイさんをなじる、または孫(我が子)を叱る、ということになる場合が多いのだが、会社の中でも似たようなものだ。社長と若手社員の間に入って調整に苦労する中間管理職は、社長の味方について、社員に陰で愚痴られるか、社員の味方について社長に怒られるか、究極の選択を迫られることにもなる。と、この修羅場を乗り切った中間管理職が役員とかになれたりするのだろう。

●じいさんと孫   2007.8.28

じいさんが孫にオモチャを買って与える。ところが孫はそのオモチャが気に入らないと言ってダダをこねる。孫の好みや今どきの流行を考えずに孫に好かれたいという目的だけでオモチャを買うジイさんにも問題がある。そして自分のために買ってくれたという好意や愛情を全く無視して己の好き勝手でダダをこねる孫にも問題がある。

これは会社の中にも言えることである。過去の実績や自分の価値観だけで物事を社員に押し付ける社長。そしてそこに至るまでの先人の苦労や努力を無視して押し付けられたという事実に対して愚痴をこぼす社員である。

●説教   2007.8.27

長々と説教する人がいる。それでもってまた次の日も説教したりもする。そして「昨日言ったことをもう忘れたのか!」などと言ったりもする。しかし説教される身になって考えてみよう。その内容をちゃんと聞いているのはせいぜい最初の1分ぐらいで、あとは「早く終われぇ。。」と願っているだけなのだ。だから内容は聞いていない。

説教するときは、ポイントだけを簡潔に短くシンプルに、相手が忘れないように伝えなければならない。言いたいコトは山ほどあったとしても、それを一度に全部言ったところで全部覚えていられるワケはないってもんだ。とまあ、説教好きな人間ほど、他人から説教されるのはでぇっきらいで、全く聞き耳を持たなかったりもするくせに、自分の説教した内容を相手が覚えていないことに腹を立ててまたまた説教が長くなるという悪循環のようだ。

●コミュとか友だちとか   2007.8.26

SNSの中では同じ趣味を持つ、または同じ価値観を持つコミュとか友だちとかを捜す。必然的に同じような人間が集まる。これは決して悪いことではないのだが、そこに安住を求めるのはやめたほうがいいだろう。実際の社会では違う価値観や思想、時には異なった民族や宗教の人達とも付き合っていかなければいけない。

それがイヤで、いつまでも同じようなコミュとか友だちとかの中に救いを求めてリアルな社会かた逃避していると、結局は「めんどくさいヤツ」ということになって、リアルな社会で相手にされなくなってしまうだろう。

●SNS   2007.8.25

SNSの利用者の8割以上がmixiに参加しているとのこと。つまりmixi以外のSNSに参加している人の多くはmixiにも参加しているということだ。mixiでコミュを立てる。参加者が増える。その数が数千、数万になる。となると当然「荒らし」の標的にもなりやすく、また、そのテーマに相応しくない投稿や、管理人より遥かに高いレベルの参加者が投稿することにより、その管理が非常にタイヘンになる。

そうなると炎上、閉鎖をさせないように、管理人は毎日mixiのために何時間も時間を割いてメンテをしなければいけないハメになることもあるだろう。そしてあるとき「もうやめよう!」という気分になり、コミュを閉鎖。でもって他のSNSでmixiでの失敗を踏まえた上で、新たなコミュを構築していくのだろう。

まあ、そんなことやってるヒマあったら、ちゃあ〜んと、リアルな社会で認められるようになったほうがお得であろう。人生長期的に見れば。

●知らない事の恥ずかしさ   2007.8.22

パソコンが壊れた。インターネットが繋がらない。などと言って怒っているオッサンがいる。大抵の場合はパソコンが壊れたわけではなく、操作手順が間違っている。インターネットが繋がらないのではなく、使い方に問題がある。それを機械やNTTのせいにして自分に落ち度が無いことをいっくら主張したところで、それは、ガス欠になって止まってしまったクルマに、クルマが壊れた!とか言っているようなもので、知っている人から見れば、なんともアホらしい光景に映るのだということを理解しておいたほうが良い。

●mixiの利用法   2007.8.21

会社の上司に、学校の先生に、親に、「えっ?何でそんなことまで知ってんの!」というような指摘や突っ込みをされたことはないだろうか?実はこれ、mixiの中で観察されているのだ。参加者の多くは、その言動や趣味、使用している写真などから本人を特定するのは難しくない。そして上司や先生や親は、できるだけ本人と特定されないように、ほとんど書き込みもしないで読むだけでmixi内を観察しているのだ。これは別段難しいことではない。誰かに紹介さえしてもらえばいいのだ。mixiの中だから自分たちだけの世界、なんて思ってはいけない。いや、かえって危ないかもしれない。

●mixi   2007.8.20

mixi自体、これだけの集合知が存在するということは画期的で素晴らしいことであろう。しかし、これは想像の範囲でしかないのだが、利用者の多くは20〜30歳の若者のようでもあり、その中には、リアルな社会でなかなか認められていない、または、組織の中でうまくやっていけない、というようなな若者がコミュを立てることで人を管理するというステイタスを味わい、似非評論家のような投稿をする。こういった行為でもってリアルな社会で実現できない事を実践しているようにも思える。そのことからか、何となく仄かな青臭さみたいな雰囲気が漂っているように感じるのだが気のせいだろうか。

●不平不満   2007.8.19

今やっている仕事には大いに不平不満があり、とてもじゃないけどやってらんない!などと言っている人がいる。しかし不平とか不満なんてもんは、どんな人間でも、どんな仕事にも付き物だ。全く不満が無いなどという環境など有り得ない。客観的に見て、かなり恵まれた環境で仕事をしている人間でも、あえて不平や不満を言おうと思えば、一晩かけて語ることもできるだろう。

要するに気の持ちようであって、突き詰めて考えれば、地球上に生まれて幸せと思うか、不幸せと感じるか、てなことになってくる。ぐだぐだと不満をこぼすヒマがあったら、その時間を前向きで生産性の高い仕事の時間に使うべきであろう。

●情報収集   2007.8.18

どんな仕事でも情報収集は大切。世の中のトレンドや業界の流れを知らずに事業を進めてしまうと、後々とんでもないことになる危険性がある。失敗した上に「時代錯誤」とか「過去の人」などと言われてしまうことのもなるのだ。

しかしこれだけ情報が氾濫、錯綜していると、一つの業界、業種に関するコトだけでも、その情報を収集、追従するには相当な労力が必要となってきている。と、いうことを理解しないまま、全く畑の違う複数の事業に手を出して「一兎も得ず」という結果になることもある。仕事をする以上、その道のプロと呼ばれる、または自信を持ってプロだと言えるだけの情報収集を普段から心がけておく必要があろう。

●割りに合わない   2007.8.17

ウェブ制作の仕事。割に合わないのだが、懇願されるかたちで請けてしまった、なんてこともたまにはある。その仕事をやりながら「こんなことやってるヒマがあったら、もっと効率の良い仕事でもっと稼げるはずだが。。。」などと思ってはいけない。割りの合わない仕事は、割りが合うように自分で工夫してスピードアップを図り効率の良い仕事にしてしまえばいいのだ。とはいえ「そんなこと絶対無理!」という仕事もの無いことは無いが。

●頭の良い人   2007.8.16

世の中には頭の良い人も少なくない。しかし頭の良い人が成功しているかというとそうでもないようだ。よくあるパターンは、頭の回転が早過ぎて周りがついてこられないというもの。企画会議で次々と自分のアイディアを展開していってしまうので、周りはアイディアを出したりコメントしたりするタイミングが無く、結局独壇場のまま会議は終了し、夢は多けれど具体的なことは何も決まらない。

もう一つのパターンは、頭の回転が速いだけに、その場その場の議論や論争では負けることがない。なので常にその場で凌げるというクセがついて、熟慮しない、噛み砕いて深く考えない、長期的な戦略をい立てない、まま、突き進んで行くタイプだ。

共通して、どちらのタイプの人も友だちが少ない。

●怒られる   2007.8.15

学校では一般的に成績が悪く勉強ができない生徒が先生に怒られることが多い。大人の社会では業績が悪く仕事のできない人間はあまり怒られない。もちろん怒られることもあるのだが、どちらかというと、業績が良く、仕事の出来る人のほうがよく怒られる。

つまり仕事のできない人は怒っても無駄なので、にっこり笑って解雇したり、仕事を出さないようにするのだ。だから怒られる人は、それだけ期待されているということだ。怒っているほうもイカっているのではなく、指導をしているというわけだ。

にもかかわらず「怒られた」=「自分は仕事ができない」と勘違いして落ち込み、本当に仕事のできない人になってしまう人もいる。

●コンテンツ   2007.8.14

こういう人が沢山いる。新たなビジネス形態を考え出して、そのシステムを構築して、がっぽり儲けようと企てている人たちだ。そしてこういった人たちに共通して言えることが、コンテンツを重視していないということだ。どんなに立派なシステムでも、最終的にはコンテンツの面白さ、ユニークさ、新しさ、魅力、有効性でもって勝負が決まる。白黒テレビでワールドカップサッカーを観ている人は、隣の液晶大画面で囲碁講座をやっていても絶対に観ない。

●他にないからWindows   2007.8.13

相次ぐ閣僚の失言や不祥事、小泉ほど説得力と存在感の無い安倍がなんだかダメっぽいから感じがするから民主党に票を投じたというだけであって、決して民主党を支持するとか好きとか、そういう理由ではなかろうて。

というのと同じような理由でWindowsユーザーの多くはWindowsを好きとか、Windowsが使いやすいとか、そういうワケで使っているわけではない。Macintoshではマイナー過ぎるし、じゃUNIXなんてもっとマイナーだし難し過ぎる。となると自動的に選択肢がWindowsになってしまったから仕方なく使っているというだけだ。

●縮図   2007.8.12

ウェブのアクセスログを見ると、これは社会の縮図ではないかと思われることがよくある。気合い入れて一生懸命作った完成度の高い高尚なページよりも、短絡的で安直なページのほうがアクセスが多い。コ難しい内容よりもアタマ使わないで単純に楽しめるページのほうが良いのだ。

しかし作るほうはいつまで経っても作る側の理論を信じ、そこに満足感を求め、完成した達成感に浸り、それを認めない、またはシカトする閲覧者を「レベルが低い」とか「分かってない」とか言って嘆き、自分の成果を正当化しようとする。日本はまだまだワイドショー、スポーツ新聞、出合い系サイト、芸能人の話題がアクセスと視聴率を稼げるというレベルの民度なのだから仕方がない。

●YouTube   2007.8.11

Googleに買収されてからはアップしてから反映までの時間が劇的に短くなり検索機能も充実しスポンサーバナーも表示されるようなった。そして何と言っても低速な回線環境でも止まらなくなった。そうなると、例えば10分以内のコンテンツである、お笑いネタや格闘技はYouTubeの独壇場でもあるようだ。もはやテレビもビデオも見る必要はなくYouTubeで充分である。そしてあれだけ話題になったGyaoも、最近ではさっぱりのようだ。YouTubeは動画の中にCMが無いというのも魅力だ。

●ヒマ   2007.8.9

ケータイを使っているユーザーの多くは、電話やメール以外では単なるヒマつぶしとしてケータイを利用しているようだ。利用、というほど意識が高いものでもなく、ただひたすら特に目的もなくケータイで遊ぶ。遊ぶというほど積極的なものでもなく、例えばプチプチつぶしと似たようなヒマつぶし行為であるようだ。だから安易、安直なコンテンツにも衝動的にアクセスする。真面目に真剣に考えていたのでは、ケータイのコンテンツ作りは上手くいかないようでもある。

●もう遅い   2007.8.8

いくらなんでももう遅いだろう。パソコンもろくに使うことの出来ない事業主がITの分野で新たなビジネスを展開しようという目論みは。確かに現行の事業が頭打ちになり、明るい将来はどう考えても期待できない。となると、やはりITしかない!という意気込みは分からなくはないが、最低限は自力でアプリケーションのインストールやリカバリぐらいはできるようでないと。。結局はITに関する部分は外注して中間マージンで利益を得るろいう形態になり、そのうちに外注先とクライアントが直接取引するようになり、ただの横流ししかできないインターミディエーターは干されてしまう。せいぜいそんな結末にしかならないのだ。

●コアコンピュタンス   2007.8.6

何年か前にEC用語としてよく使われた言葉であるが、この考え方はITとは関係なく、いつの時代にも当てはまる言葉でもあろう。何をやっても儲かってしまった高度成長期やバブル期は除いて、ということにはなるのだが。

例えば今まで何代にも渡って蓄積してきたノウハウや技術は、そうそう簡単に他人が真似できるものではない。にもかかわらず、ちょっと不景気になったということで、事業を大幅に方向転換して新しいジャンルに挑む。革新的であるように思えるものの、失敗する確率は実に高いのだ。考え方として、今まで蓄積してきた技術やノウハウにプラスして時代に合った方策と方向性を見出すべきであろう。コアコンピュタンスは大切にしなければいけない。

[ウェブページのデザイン事情・画像] 
●10年前の再現   2007.8.5

ケータイサイトの状況である。多くの検索サイトが乱立し、検索結果の上位はアダルト、ギャンブル、サラ金、出合い系が占め、無料ホームページ制作サービスで簡単にサイトが構築できる代わりに意図しない広告バナーが入ってしまう。 無数の業者がそこにビジネスチャンスを求めて参入はするものの、その大半は失敗に終わり撤退し、消えていく。 そんな10年前のパソコン用のホームページの状況を繰り返しているようだ。まるで再現ビデオを見ているようだ。

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●ソーシャルメディア   2007.8.4

日本ではCGM(Consumer Generated Media)と呼ばれることが多いようだが、基本的には同じような意味のようだ。つまりクチコミサイト、Q&Aコミュニティ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、ブログなどがそうだ。具体的にはMixi、YouTube、Secind Life、Wikipedia、教えてgooなどなど、色々とあるようだ。これが次世代、というか近いうちに爆発的に普及すると言われている。

しかしどうだろうか、翻って地域の中小企業や商店会、PTA、小中学校の先生などで、こういったソーシャルメディアを利用している人がどのくらいいるだろうか?それ以前に知っている人はどのくらいいるだろうか?インターネットを日常的に利用していない人もまだまだ多い。利用していたとしても、せいぜいたまにAmazonで買い物する程度である。 どうもICT業界の一部の人間だけが爆発だ!と騒いでいるようにしか思えないのだが。

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●片隅   2007.8.3

本屋の片隅で文房具を売っている。鍼灸医院の待合室の片隅で健康器具を売っている。米屋の片隅で惣菜を売っている。などなど、本業とはちょっと違ったカテゴリーの商品を店の片隅に置いて販売するというのは、実店舗ではよくあることだ。しかしこれは実店舗だから売れることもある。例えば本屋の近くに文房具屋がなければ、わざわざ文房具屋に行くのは億劫なので、この際用を済ましてしまおうという気分になる客もいるというもの。これがウェブの場合はそうはいかない。本屋のサイトから文房具屋のサイトに移動することは全然億劫ではないのだ。店舗の片隅に本業ではない商品をついでに置くというのはウェブでは意味がないのだ。

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●電話が苦手   2007.8.2

という人がいる。確かにそうかもしれない。特に一日中パソコンの前で作業をしていると、いきなりの電話はそれまでの作業とは異なったモードに瞬時に切り替えなければいけないので、すぐには喋れなかったりもするものだ。数日間作業に没頭して篭城しているような場合は、その間全く言葉を発していなかったりもするので特に電話への瞬時の対応は難しい。

しかしSOHO者が1人で制作も営業も行っている場合はそんなことは言ってられない。電話が鳴った途端に営業モードになれなければいけない。これはSOHOに限らずインハウスのデザイナやプログラマにも言えることであろう。メールと電話をそれぞれ状況によって使い分けられるようでなければ一人前とは言えないのだ。

●ファイル名   2007.8.1

ウェブの仕事をしていると、ファイル名を英数にすることは当たり前だと思っているのだが、このことは意外にも一般には知られていない。初心者がウェブを作るとき、またはWordやExcelを使い慣れている人がhtmlを書くとき、きちんと説明しないでると、いや、きちんと説明したにもかかわらずファイル名を日本語で書いてしまう。それがローカルでは動作したりするからいかんのだが、その日本語ファイル名のファイルをサーバにアップしたところが全く表示されない。。ということでホームページ作りが頓挫してしまう初心者も少なくないようである。

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