2009年1月
●言語の壁-4 2009.1.31 | ||
同じ日本語を使う人間同士でも全く会話が成立しない場合もある。自治体の年間行事の打ち合せで各団体の代表が集まる。夏祭り実行委員長は「祭り命!」の江戸っ子の典型のようなおっさんで、祭りを基準に1年を過ごし、祭りを行うために普段は好きでもない商売を我慢してやっている。IT推進委員会の委員長は現役SEで典型的な技術屋さん。やや引きこもりがちでコンピュータを理解できない人間の存在自体が理解できず、相手が誰であろうと専門用語を並べて喋るような人間である。さてこの二人の会話は成立するだろうか?同じ日本語圏に生存してはいるものの、人種としては全く別ものなのだ。 | ||
●言語の壁-2 2009.1.29 | ||
日本でも熊本弁と津軽弁を見れば分かるだろう。東京出身者にとってはどちらも「何を言ってるかほとんど分からない言語」である。もちろん熊本弁と津軽弁が2人で話し合ってもほとんどお互いに理解できないはず。それでは困るので「標準語」という日本語があり、お互いに標準語を介することでコミュニケーションができるようになっているわけだ。この標準語に相当するのが国際的には英語でありエスペラント語なのだろう。 | ||
●言語の壁-1 2009.1.28 | ||
神が人類に与えた最大の罰は言語の壁である、などと言われているが、逆に言語の壁が無くなることが本当に良いのだろうか。と、その前に言語というのは英語、中国語、フランス語というように括られているが、実際には中国語には地域差があり、フランス語は南に行くとイタリア語に近くなり、1つの言語の中での地域差やバリエーションは多彩なようだ。 | ||
●アクセスアップの要因 2009.1.27 | ||
数年前までは、例えばコンテンツを更新したらアクセスがアップした、とか、週末にアクセスが集中するとか、画面左上の画像がアクセスが多い、といったような傾向がログから読み取れたのだが、これが皆目分からなくなってきた。恐らくどこかのSNS内で紹介されたとか、話題になったとか、そんなことだろう。ブログで紹介された場合にはリファラに反映されるもののCLOSEしたSNSからのリンクは追うのが難しい。ネットショップの売上げにしても然りである。いったい誰が何処で… | ||
●海外出張 2009.1.25 | ||
例えば香港では海外に出張できる最低限の条件は「英語が喋れること」だそうだ。だから日本人で英語ができないおじさんが出張にくるとびっくりするらしい。日本では海外への視察や出張の条件も語学力ではなく年功序列だ。そのことが海外から見れば、どんなに理不尽に映るのかをもっと考えたほうがいいだろう。 | ||
●運営管理費-2 2009.1.23 | ||
といってもぼったくったからと言って、暴利をむさぼっているのかというとそうでもない。直接制作には関わらない人間の人件費や、会社としても運営にかかる諸々の経費を差し引くと、実際にそのくらいの額を請求しないと回らないのだ。 ウェブ制作業者もかたちから入るとそのようなコトになってしまうわけだ。 | ||
●運営管理費-1 2009.1.22 | ||
ウェブの運営管理費と銘打って、月に何十万もの費用を請求する。その中にはサーバ管理費やドメイン管理費なども含まれる。アクセスが数十万/月あるとか、よほど複雑なシステムを動かしているとかいうのであれば、その数字も納得できるが、そうでもないような極めて普通なウェブサイトで、そのような額を請求しているのは、はっきり言ってボッタクリなので気をつけよう。 | ||
●コアコンピュタンス 2009.1.21 | ||
事業にある程度成功すると、まったく違った分野に挑戦したくなるというのが社長という人間の特徴でもあるようだ。しかし今まで自分たちで成功してきたモノが、どれだけの時間と労力を費やし、専門的なスキルやノウハウを持つ人間をどれだけ育ててきたのか?ということを考えてみれば、他業界への参入がそうそう簡単ではないことが分かるはず。しかしどうしても他の業界は簡単に見えてしまうらしい。コアコンピュタンス無しで参入するということは、兵隊無し敵地に攻め込むようなものなのに。 | ||
●思いつき 2009.1.20 | ||
会議の中で思いついたことを全部喋る人間がいる。迷惑なものだ。聞いてるほうが、より理解しやすく、退屈せず、印象に残るように頭の中で整理し、取捨選択しながら発言するのが会議の基本であろう。会議ならまだいい。行動に直結してしまう単細胞もいる。この迷惑度は会議の30倍だ。 | ||
●潰し 2009.1.19 | ||
景気が悪くなると既存のクライアントから離れたくないために、そのクライアントに参入してきた競合他社を潰しかかる会社がある。珍しいことではない。どの業界でも普通にあることだ。まあ、その労力を自分らのステップアップ、スキルアップに使えばいいのだが、そこは資質や向上心の問題だからどうにもならないようだ。 | ||
●潔さ 2009.1.17 | ||
事業を進めているうちに、その内容が当初イメージしていた理想像と段々とかけ離れていくことがある。それが大きくなればなるほど、その事業自体を遂行する意味も薄れていく。最終的な着地点が見えてきたときに、潔く止めることができるかがどうかが生き残るためのポイントでもあろう。やり直しはできるが、やり直しの効かないものを作ってしまった場合にはやり直しはできない。 | ||
●考え方次第 2009.1.16 | ||
これだけ不況になって広告費が削減されていく中で、ウェブの仕事も減るのではないかと懸念するウェブ制作者もいる。逆にこれだけ不況になったのだから、最も安価でリーズナブルなウェブの需要が増えるのではないかと楽観視するウェブ制作者もいる。まあ、アフリカに裸足で暮らす人たちに靴を売りにいったセールスマンと同じようなものだろう。 | ||
●広告費 2009.1.15 | ||
景気が悪くなってくると、真っ先に削減候補にあがるのが広告宣伝費だ。だから広告宣伝で生計を立てている企業はトカゲのシッポの上で暮らしているようなもの。そういう意味では売上げや求人など、広告以外の部分で機能するウェブを請けておくのが安全であろう。 | ||
●バケツリレー 2009.1.14 | ||
プロジェクトに関わっている人間の数が多く、情報伝達がバケツリレーになることは少なくない。まあ、それぞれの事情があってそうなっているのだから仕方がないにせよ、コップ1杯でもバケツリレーせざるを得ないのは、あまりに非効率だ。 | ||
●SONY 2009.1.13 | ||
かつてはWalkmanで世界を席巻したSONYだが、TV事業で出遅れ、Walkmanは市場をiPodに譲り、ブルーレイではPanasonicに先を越され、パソコンではこんな無理矢理な商品を作った。実際にこうやって歩く人がいるのか、はなはだ疑問でもある。それに、座れないではないか。 | ||
●CRM-3 2009.1.12 | ||
ではどうすればいいのか?もちろんCRMの専門知識や経験を持った人材を確保することになるのだが、そこまでコストをかけたくないのであれば、発想を変えることだろう。つまり「顧客を囲うのではなく、よりターゲットに近いユーザーがより多く集まる場所に効果的に告知する」という広報戦術をとるということだ。 | ||
●CRM-2 2009.1.11 | ||
今からCRMを始めようとする場合、Amazonや楽天のCRMをイメージする人も多いようだ。しかしその登録者数、企業規模、実績、かけたコストを考えれば、同じものがそうそう簡単にできるわけがない。要望を伝えただけでアウトソーシングですぐに出来てしまうものだというクライアント側の認識でもウェブでは何とかなっても、CRMではどうにもならない。自分たちはDMをポストに入れるだけというわけにはいかないのだが。 | ||
●CRM-1 2009.1.10 | ||
CRMはウェブに比べると、よりロジカルで商売に直結しているだけに、結果が如実に現れる。それだけにノウハウが必要であり構築に時間もコストもかかる。仮に構築時にやたらと安い見積りを出してきた場合には気をつけたほうがいい。後々運営管理、修正や更新に余計にコストがかかることになる。発注する側にはウェブ以上に基本的な知識が必要だ。 | ||
●健康 2009.1.9 | ||
コンピュータはインストールされているアプリケーションも含めて全ての機能が問題無く完璧に動作しているなんてことはほとんど有り得ない。大抵はどこかに細かい不具合をいくつか抱えた状態で使っているもんだろう。まあ、人間も同じようなもので、40〜50歳になって体の全てが健康でどこにも不具合が無いなんていうほうが「病気じゃねーの?」というもんだ。 | ||
●専門的な知識やスキル 2009.1.7 | ||
例えばウェブに関する専門的な知識やスキルを事業主自身が持っていた場合、事業主が自分で思いついたことをすぐに実験、実行できるし、間違ったと思えばすぐに元に戻せる。また自分がこまめにメンテ調整しながら販売実績や 顧客の傾向と平行してリアルタイムで進化させることができる。しかしこれをアウトソーシングするとなると思いのほか、その情報伝達の時間とコストがかかってしまう。ウェブに限らずCRMやSCM、ERP、ASPについても同じだ。そしてその差はことのほか大きい。スキルが無い事業主がスキルのある事業主と同じことをやろうと思ってもそうそう簡単にはいかないのだ。 | ||
●二兎追うものは 2009.1.6 | ||
ビジネスには、コンセプチュアルでオリジナリティーのある新しい方法で 先駆者としての達成感を味わう。というものと、確実に利益を産み出すために考え実行する。という、大きく分けて2つの種類がある。この両方を一度に得ようとすると失敗する。 | ||
●年賀状 2009.1.5 | ||
送られて来る年賀状を見ると、毎年、少しずつではあるが、確実に進歩していることがある。それは、郵便番号の枠の中に、数字がちゃんと納まって印刷されているものの割合が高くなっているということ。 | ||
●死ぬほどの問題ではない 2009.1.3 | ||
いくら不況になって生活が苦しくなったと言っても、日本に住んでいる限りは餓死することはないだろう。世界の8割の人間は餓死や感染症による病死、戦争や紛争、犯罪による「死」が、いつ訪れてもおかしくない状況で暮らしている。死ぬ可能性が極めて低いだけでも幸せと思ったほうが良いだろう。 | ||
●税金-2 2009.1.2 | ||
ではその恩恵に当たる税金は誰が払っているのかと言えば、恐らく大企業ということになるだろう。大企業への就労率は全就労者の1%。その1%の就労者の納税額は全体の40〜50%ということらしい。言ってみれば高所得者ほど払う税金の割合も多くなるという当たり前のハナシ。大した納税もしていない人間が文句を言う筋合いのことではないだろう。 | ||
●税金-1 2009.1.1 | ||
税金が高いと文句を言うなら、もっと税金の安い国に移住すればいいだろう。仮に1家庭が年間100万円の税金を払ったとしても、その税金では電柱の1本立てるのがせいぜい。道路だったら数メートル、公務員の人件費だったら1人の数ヶ月分、道路標識だったら数本分だ。それしか納税していないにもかかわらず、電気ガス上下水道、電話やインターネットのインフラ、道路や鉄道の交通機関、病院や学校、福祉施設や公共施設がこんなにも充実し、火事になれば消防車が来て犯罪や事故があれば警察も来る。納税額を大幅に上回る恩恵があるはずなのだが。 | ||
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