2009年3月

●文字-2   2009.3.31
にもかかわらず画面いっぱいに文字ばかり書いてあるサイトが何と多いことだろうか。文字だけサイト=文庫本、写真と文字のサイト=雑誌、動画サイト=テレビ、といった利用者の割合だろう。つまりアクセスを稼ぐのであれば動画は必須。普通に考えれば当たり前のことだ。しかしこの場に及んで「動画はSEO的に不利だ」などと言ってる人間もいる。バカではないのか。
●文字-1   2009.3.30
何度も書いたことではあるが人間は文字を読まない生き物である。もしテレビのチャネルを切り替えながら何か面白そうな番組はないかとリモコンをいじっているとき、画面いっぱいに文字が出てきたらどうだろうか。恐らくほとんどの人はその文字を読むことなく瞬時にして次にチャンネルに移動するだろう。ウェブサイトにしても、もはや同じようなものだ。文字などなんぼ書いても、よほど興味のある人間しか読みはしない。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●一撃離脱   2009.3.29
CRMにはコストと手間がかかる。そして利用者はAmazonのような高度なアルゴリズムによるCRMに馴れてきているため、半端なセールスメールは読まずに削除し、明らかなメリットが感じられないような会員登録は行わなくなってきている。であればいっそのことCRMは一切行わず、一撃離脱の売り切り方式にしたほうがトータルでメリットが大きい場合もある。それ以前に商品の性質上、リピーターが期待できるものとできないものがある。できない場合は尚更CRMは考えないほうがいいかもしれない。
●署名   2009.3.28
メールの署名がやたらと長いのがある。ケータイで見る時にはスクロールは多いわパケ放題無しの人はその分着払いになるわでタイヘン困るというかムカつく。さらに長いわりには住所の郵便番号が入っていないわ姓は書いてあっても名が無いわで郵便物や宅急便を送るにもいちいち調べなければならないわで非常に手間がかかる。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●コンサル-2   2009.3.27
コンサルが語る理屈は、そのほとんどがパクりネタなのでオリジナリティーに乏しい。今どき1つの方法が全てのウェブサイトに合致するものではなく、1件1件、その状況に応じて個別対応しない限りは上手くいくはずがない。ひとつのひな形をつくって、ことにハメることで制作の手間を省こう、などという手法は通用しないはずだ。そうなるとコンサルにとって企画から請けてしまうウェブ制作者は天敵となるようだ。そのへんはお互いに察知するのでコラボすることは無い。
●コンサル-1   2009.3.26
ウェブコンサルと名乗る業種の人がいる。彼らはデザインもコーディングもできない場合が多い。世で一般的に言われていることをさもありげに自分が考えたかのごとく情報弱者にプレゼンし、うまいこと仕事がとれれば、よく言うことを聞く(言われたことしかやらない)ウェブ制作者に制作を依頼して中間マージンをとる。上手くいかなかった時のフォローも、何かと理由をつけて行わないだけに、ビジネスとしては悪くない。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●おバカ   2009.3.25
アプリケーションやプログラムのことを「〜がおバカなので…」などという書込みをよく見かける。確かに完成度が低く不具合が多いものもあるだろう。しかし多くは使い方が間違っていたり、異なった目的で開発されたものを使っているがために使う側が勝手に感じる不具合だったりもする。要するに使う側が「おバカ」であることのほうが多い。
●target-2   2009.3.24
予めCGIは別ウインドウで変遷するような構造にしてframeは使用しないという方法がある。しかしこれはユーザビリティを考慮すると万能ではない。そこで万能に対応できるのがFlashだ。最初のフレームにActionScriptでGetUrlのリンク先とtargetを指示すれば良い。画像は何もなくて良い。target切り替え専用Flashでコワいもの無しとなる。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●target-1   2009.3.23
frameを使ったサイトをデザインするときにはリンク先のtargetをきちんと理解して指示しないとぐちゃぐちゃになってしまう。「トップページ」をクリックするとframeの中にトップページ全体がはまりこんでビックリ!というようなことにもなる。しかし例えばメール送信フォームにCGIを利用したような場合、CGI側がHTMLを吐き出すためにa hrefのtargetを指示できない場合がある。もちろんCGI側を変更すればいいわけだが、そのCGIを他のサイトと共用していたりすると、そうもいかない。ではどうするか?
●メニュー(2)   2009.3.22
中身で全部で100個あるとなれば箱に入れて分類するというのは妥当な方法だろう。しかし10個や20個であれば最初から外に出して並べておいたほうが絶対に分かりやすいはずだ。できるだけシンプルにしたかった?ということもあるだろうが項目が多くてもシンプルにまとめるのがデザイナの仕事だ。シンプルになっても使いづらくなるのは本末転倒。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●メニュー(1)   2009.3.21
「くだもの」「デザート」「スイーツ」と書かれた3つの箱がある。さてイチゴはどこに入っているのか?となると、とりあええず全部開けてみないと分からないだろう。「Solution」「About us」「Works」と書かれた3つの箱がある。さて「Products」はどこに入っているのか?となると全部開けてみないと分からない。というようにメニューの項目をRollOver又はクリックしてサブメニューを表示させないとその中身が分からないという不親切なメニューを使ったサイトがなんと多いことか。
●企画書   2009.3.20
学会の論文発表であれば読む人は大学教授や大学生である。それなりにアカデミックでロジカルである必要がある。しかし一般のクライアントに対して提示する企画書は、できるだけシンプルで意図がダイレクトで直感的に理解できるものでなければいけない、はずなのだが、何とも難解でやたらのページ数の多い作った側の自己満足としか思えないようなものが多いことか。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ディスインターミディエイト-3   2009.3.19
まあ、これだけの不況で、どこも最初に削るのは広告宣伝費だし、Desintermediateの理屈とは関係無しに淘汰されていく、という考え方のほうが自然かもしれない。しかしDesintermediateはIT革命の要素というより、恐らく20年ぐらいかけて完了するであろう「パラダイムシフト」による現象の1つであって、今回の不況も、ある意味なるべくしてなった、又は誰かが仕組んだ荒療法という見方もできる。
●ディスインターミディエイト-2   2009.3.18
最初に打撃を受けたの旅行代理店で、今までの横流しで上米だけはねるようなところはどんどんと潰れていき、オリジナルの企画と戦略を立てたところは生き残っていった。つまりDesintermediateとは実際には「関係」だけで仲介していた 組織や人間の排除。仲介することで独自の企画やアレンジができるところは生き残る、というか生き残るための企画を考えていないと、自然と潰れる。というもので、代理業はマネージメント業になっていくわけだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ディスインターミディエイト-1   2009.3.17
2000年前後のIT革命とか言われたころにDesintermediateと言う言葉が使われ始めた。直訳すれば「仲介業務排除」という意味で問屋、卸、代理店などの仕事が無くなるという理屈。とはいっても長年かけてできた産業物流形態なので、 そう簡単に崩壊するものではない。しかし実際には、農家が消費者に直売するようになり、町工場がクライアントから直接受注するようになり、宿泊施設は利用者から直接予約をとるようになったりもしてきている。じわじわではあるが、確実にDesintermediateは進行している。
●明日にしよう   2009.3.16
明日にしよう、と思った時に、いやいや待てよ、やはり今日中にやってしまおう!と考え直して頑張る人とそうでない人。その積み重ねが納期を守る人と納期を守れない人という差になって現れる。明日にしよう、と思って毎日を過ごして、締め切りになったときには明日にするわけにはいかなくなり徹夜となるわけだ。納期を守る人は基本的に徹夜はしない。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●50cmの客観視   2009.3.15
モニターに接近して、細かい部分をあれやこれやといじくっていると、何が正しいのか分からなくなってくる。そんな時はモニターから50cm離れて、遠目に客観的に見てみると、直すべきところ、こだわらなくてもいい部分が見えてくるというもんだ。
●ダサいデザイン-2   2009.3.14
大抵の場合、たいして代わり映えしない、とか、よりダサさが際立つということになる。ダサさの要因の多くは「構成が悪い」「詰めが甘い」「バランスが良くない」「明らかなやっつけ仕事」といったものだ。部分的に直して解決するものでもなければ素人が指摘できるようなことでもない。デザインは好みだ、なんていう以前にダサいデザインは、要は、考えられておらず、完成度が低いというようなものだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ダサいデザイン-1   2009.3.13
デザイナでなくてもダサいデザインというのは分かる。しかしそのダサさの要因が何なのか?は、やはりデザイナでなければ分からないだろう。デザイナでない人、つまり素人は「どう見てもダサい!」という作品を見て「この色が良くない」とか「この写真が古くさい」とか「この書体が嫌いだ」などと勝手なことを言うのだが、ではその部分を修正すればダサさが解消できて素晴らしいデザインになるかというと、そんなことはない。
●納期の前日にじたばた   2009.3.12
スケジュールというのは修正や直しを含めて立てるもの。そのためのバッファーを1日とか1週間とか含めておかなければいけない。「そんなこと言ったって、常に『できるだけ早く!』という要望なので、そうはいかないんですよ。」と言う人もいる。しかしその人に「じゃあ、自分で余裕をもって仕事ができるようなスケジュールを立てて、そのスケジュールに従ってやっていいですよ。」と言う。ところがその人は、やはり前日になってじたばと仕事をやっつけている。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●花と果実のその後   2009.3.11
奇麗な花が思ったように咲かない。美味しい果実が実らない。これは花や果実の問題ではなく、根っ子に水や肥料をやってないか、そもそも植えた場所に問題があったのだろう。
●コンセプト   2009.3.10
商品を開発するにしてもプロジェクトを遂行するにしても最初に決めなければいけないのがコンセプト。そんなことは分かっていると多くの人は言うのではあるが、実際にはコンセプトを決めないまま、何となくの思いつきや思い込み、周りの雰囲気や世の流行に触発されてスタートしまうケースが非常に多いようだ。高度成長期ならともかく、今の時代、そんなことでは成功はしない。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ビジネスプロフ   2009.3.9
ビジネスプロフはまだまだ普及しているとは言えず、企業がシステムとして導入するとなると、それなりの投資が必要だ。しかし多少なりともHTMLが書ける人間であれば、どこかのサーバに自分のプロフを作ってアップするのは大した手間ではない。しかしそのプロフのURLを名刺交換の際に赤外線で相手に送信しようとしても、多くの社長は赤外線を使えないので普及するにも限度があるというもの。若い社員のほとんどは使えるのだが。
●ブログをより多くの人に読んでもらうためには-3   2009.3.8
ようするに、より多くの人に読んでもらうためには、より多くの人が興味を持っているテーマ、つまりミーハーなブログを書くということ。自分が興味があるものを書く以上は、いきなり多くのアクセスは望めないと思ったほうがいい。ただし、マイナーなテーマでも、その内容がユニークで面白いものであれば、長い年月をかけてゆっくりとじわじわとアクセスが上がってくることもある。継続は力。これはブログにも当てはまる(当てはまらないことも多いが)。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●ブログをより多くの人に読んでもらうためには-2   2009.3.7
とはいってもブログの中に広告バナーが貼られていて、1クリックなんぼの報酬を見込むのであれば、もはや自分が書きたいとか書きたくないとかは別に、より多くの人が興味を持つテーマで書くべきだろう。そうなれば日記ではなくビジネスだ。とはいってもバナー収入で大儲けするなんていうのは極めて稀なこと。稀だからニュースになったりもする。
●ブログをより多くの人に読んでもらうためには-1   2009.3.6
記事の内容が面白いこと、も重要ではあるが、単にアクセス数を稼ぎたいのであれば、より多くの人が興味のあるテーマにすること。反則かもしれないが有名人の名前や旬なニュースや話題をとりあげるのもいいだろう。まあ、そこまでやって本来自分が書きたいことではないことを書くことが本当に良いのか?ということにもなるわけだが。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●王   2009.3.5
王はどの方向にも移動できるのだが、その移動距離は限られている。昔の王様はそれでも良かったのかもしれないが、今では王といえどもフットワークの軽さとダイナミックさ、実戦での戦闘能力が要求される。王の動きが鈍臭いがために、本来最前線で戦うべき金や銀が王の護衛に回らなければいけない。護衛が多い組織は相対的に生産性が低い。社長が海外出張に行く時に、身辺世話要員や通訳が同行するような企業がそれに該当する。
●歩   2009.3.4
歩は、努力と教育次第では金と同じ能力を身につけることが可能だ。しかしそれはほんの一部の歩に限られる。多くの歩は他の駒を生かすための囮になったり、敵の陣形を崩すための自爆要員だったり、自軍の捕虜を取り返すための生け贄になったりもする。歩は身分が低いので、最後に敵のボスキャラにとどめを差すことは許されていない。縦に2人以上並んで歩くことすらも許されていないのだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●香子と桂馬   2009.3.3
特定の能力に優れているものの、汎用性や社会性に疎く、使い方を間違えると、いとも簡単に、何の結果も出さないうちに潰されてしまう。ただし使うタイミングやシチュエーション次第では絶大な効果を発揮する。大規模なプロジェクトの場合には必要不可欠な存在でもある。そして途中で潰されることなく出世して、敵陣にまで入り込めるようになると、金のような確実性と信頼性を習得することもある。ただしそうなった場合、かつてのダイナミックさや意表をついた行動はできなくなる。
●金銀   2009.3.2
いくら優秀な飛車角がいても、確実に仕事をこなす金銀がいなければ組織は回らない。金銀がいない場合には飛車角がその業務を代行することも可能だが、そうなると本来の飛車角のすべきダイナミックで瞬時に敵にダメージを与えるような仕事ができなくなり、自分の能力を活かしてもらえない飛車角は不満をつのらせ、あるときヘッドハンティングで敵の駒へと寝返る。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●飛車角   2009.3.1
組織の中には飛車角に相当し、業界内で「あの人は凄い」と囁かれるような人物がいる。しかしこれが多すぎると組織としての方向性が定まらなかったり、チームワークが築けなかったりしてマイナスになることもある。他チームから4番打者だけを何人も引き抜いたプロ野球チームが必ずしも優勝できないのと同じだ。かといって飛車角が一人もいないと、その組織の運営は思いのほか停滞し、閉塞状態に至ることもある。
過去記事

メニュー



























.