2009年11月

●余談   2009.11.30
余談になるが、とか、話は逸れるが、で始まる文章の内容は総じて本題よりも面白いことが多い。本題のほうはといえば、最初は面白かったのではあるが、こなれてきて現実味を帯びてくるとつまらなくなってくるものだ。そういう意味では余談が次の発想や展開に繋がることも少なく無い。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●予備   2009.11.29
予め備えるのが予備というものであって用意周到な人間ほど予備が好きだ。しかし予備はあくまでも予備であり本体ではなく補欠みたいなものであり無くてもいいものだ。全てにおいて予備を用意しておけば安心だが、全てにおいて予備を用意しないことで大幅なコストの圧縮と時間の短縮が可能になる。
●余韻   2009.11.28
仕事にも生活にも余韻というものが必要だ。球技で言うフォロースルーというやつだ。何かの行動を起こすときにその目的に向かって投球し、投球した後も投げた方向にしっかりと腕を伸ばしてその着弾点をイメージする。そこで感じる余韻。べつに他人に聞いてもらう必要は無い。自分の中でしっかりと響かせればいい。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●余裕   2009.11.27
余裕のある人間は仕事が早い。余裕の無いやつは余裕が無いから必要以上に自分が忙しいものと思い込み仕事がやっつけでガサツになり人間性もいい加減に思われた上にどたばたと関係ないことをしたり結果を急ぐがために遠回りしたりもしたりして仕事も結果的に遅くなる。そしてまた余裕が無くなる。
●予習   2009.11.26
学生時代、予習をしておくのとしておかないのでは授業の楽しさが格段に違う。予習さえしておけば「何でも来い!」という気分にもなるし、どうしても予習で分からなかった部分を「確認したい!」という気分にもなる。これは仕事でも同じ。増してこれだけインターネットが普及しているのだから予習の有無での差は半端無いものになるはずだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●しょーがないか   2009.11.25
ウェブのデザインサンプル版をクライアントに提示する。あくまでもデザインサンプルでコンテンツは情報をもらってる部分はその通り掲載しているが、その他はダミー。と何度も言っているにもかかわらずダミー部分のコンテンツに対して「これは違う」とか「掲載されてる内容が適切でない」とか平気で言う。「おい!」と言いたい気分にもなるが、ま、カネもらってるんだからしょーがないか。
●安価   2009.11.24
インターネットが普及して、実に多くの人がSNSやらブログやらウェブ閲覧やらで実に多くの時間を費やしている。しかもそこで消費するのは電気代、インターネット接続費用ぐらいだ。これにPCの原価償却費を加味したところで、実に安価な趣味だ。この人たちが時間をパチスロ、ゴルフ、飲食等に使ったとすれば、さぞ経済は活性化することだろう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●気分   2009.11.23
気分が乗ってる時は誰でもいい仕事ができる。気分が乗っていないときに、どれだけ気分が乗ってるときと同じクウォリティの仕事を継続できるかが総合的な信頼につながる。いざとなたっらオレはやる!なんて言ってるやつは大したことない。いざという時とは、気分が乗ってるときのことだからな。
●怒りと恐怖   2009.11.22
アウトソーシングしたパートナーから予定までに仕事が上がってこないと怒りを感じる。クライアントから予定までに提出した成果物の評価が上がってこないと恐怖を感じる。ではこの「怒り」と「恐怖」の違いは何かというと、自分で何とかできる相手に対して感じるのが怒りで、自分ではどうにもできない相手に対して感じるのが恐怖だそうだ。もっと分かり易く言えば、自分より弱い相手に感じるのが怒りで、強い相手に感じるのが恐怖だそうだ。で、相手が強いか弱いかわからないときに感じるのが「不安」だそうだ。どれも感じたくないものだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●P波とS波   2009.11.21
地震には波長が短く震源地から早く広がるP波という縦揺れと、伝わる速度の遅い横揺れのS波があり、一般的にはS波が本震でP波が予震とされている。新幹線などはこのP波を感知すると自動的に停止し、S波による被害を防ぐというシステムだそうだ。ではこのPとSは何の略かというと、インターネットに詳しい人が馴染み深い「プライマリ」と「セカンダリ」だそうだ。覚えておこう。
●地震   2009.11.20
日本の地下にはまだ分かっていない活断層が縦横無尽に立体的に存在しているので、いつ、どこがどうなるかは予測不可能だそうだ。ただ東海地震のように海溝からの調査でその状況が目視できるような大規模な断層であれば、ある程度の予測はたてられるとのこと。いずれにしても日本列島は4つのプレートが重なりあって沈み込む部分から出たカスが積もってできたようなもんで、このプレートたちが常に動いている以上、地震は避けられない。というような記事を読んでいる間にもパソコンデスクがカタカタと揺れ始めてビビるのだが、犯人はプリンターだった。プリントしている間は地震に気付くのが遅れることがあるので気をつけよう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●不安と怒り   2009.11.19
不安というのは、脳内に危険を知らせる大量の神経ホルモンを分泌することで感じられるものだそうだ。怒りというのは、生命の大原則に反する事実に対して、自分の力で変えることができると判断したときの情動だそうだ。このへん、よく理解しておけば自ら(多少は)制御できるかもしれない。
●温泉   2009.11.18
アメリカ人は1つの湯船に複数の人間が入るということで温泉を敬遠することが多い。これは日本とアメリカの文化や風習の違いとか体臭がどうのとか、そういう問題ではない。もし同じ温泉の湯船に世界中のありとあらゆる人種民族が入ってきたらビビるだろう。日本ではその可能性は無いに等しいが、アメリカではあり得る話だからだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●漢字   2009.11.17
インターネットが普及したことで、それまであまり使われなかった漢字が頻繁に使われるようになったようだ、「酷い」「煽る」「拘る」「晒す」などなど。確かに漢字にすると訴求力が増す感じだ。文字数も削減できて訴求力も増加するのだからメリットは大きい。問題は、けっこう読めない人もいるということ。
●セマンティックウェブ-5   2009.11.16
そうなると、究極はYahooサーファーのように人間に極めて近い人工知能(Artificial Intelligence; AI)が検索エンジンの中で稼働するということになる。実際に静止画や動画の中の文字情報をテキストに変換して読み取ったり、音声をキーワードとして認識したりする技術は使われつつあるようだ。人口知能がウェブサイト全体のアウトラインを瞬時に読み取り、そのサイトのコンテンツの有用性、斬新性、オリジナリティー、社会貢献度、信憑性などを総合的に判断して検索結果として順位を決定して表示する。そんな時代はそう遠くもないようである。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●セマンティックウェブ-4   2009.11.15
ではどうするのか?それには今までのSEOという考え方から、検索サイト側が世界中の数あるサイトの中から要求に合致したサイトを即座に探し当てて表示するという、いわばユーザーオプティマイゼーションといったような考え方が必要になる。つまりサイト制作側が検索サイトに媚びるのではなく、検索サイト側がユーザーに対して最適化した手法で評価するという考え方だ。
●セマンティックウェブ-3   2009.11.14
そしてXML化にいち早く対応するサイトは大手を除いては技術系コンテンツのものになるだろう。これらのサイトがファインザビリティーやアテンションに長けたとすると、検索結果の上位はテクニカルなコンテンツのサイトによって占められるということなる(実際にはそうならないような色々なアルゴリズムの対応が行われるはずではあるが)。とかく理論優先の人間が陥り易いのが、こういった理想に対して現実を都合良く誘導して語ってしまうことではないか。ウェブサイトを作って公開、活用している人の中にはHTMLもほとんど知らないまま試行錯誤を重ねた作ったというケースも少なくない。コンピュータや言語の知識に乏しい人間がXMLを理解する、または理解しなくても登録、設定できるような簡単なツールが出現したとしても、そうそう簡単にはなびかないだろう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●セマンティックウェブ-2   2009.11.13
XML化することで、明らかな優位性メリットを広く告知し、実践したサイトが確実な収益を上げられるようになれば一般のサイトもこれに追従するというのは机上の空論であろう。人間は基本的に面倒な事はやらない生き物であり、その成果が明確であったとしても特に現状に不自由してなければ、既に公開されているサイトをXML対応するために時間と費用を費やすということはしないだろう。特に固定のユーザーを確保し、検索サイトの表示順位に影響されないようなサイトでは尚更だ。
●セマンティックウェブ-1   2009.11.12
現在のウェブページはHTMLで書かれているわけだが、このHTMLは文書構造を伝えることは可能だが、個々の単語の意味など詳細に伝えることはできない。これに対しセマンティックウェブではXMLによって記述した文書にRDFやOWLを用いてタグ(メタデータ)を付け加えることで、データの意味を記述したタグが文書が詳細な意味までを形式化して、より詳細な意味が伝えられるというものだ。しかし既に膨大な数のHTMLで書かれたページが存在しているわけで、これらを全てXMLに書き換えることは不可能だ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●飽和状態-2   2009.11.11
IT革命が始まったころ。町工場でホームページを作ったとする。そうすると検索サイトのクローラがやってきて、そのホームページを検索サイトに表示してくれていた。しかし競合が増え、ホームページエディタやホームページ制作サービスが進歩して同じようなホームページを作る工場がどんどんと出現する。そうすると検索サイトのクローラも、どこのホームページが優れているのか見分けることも大変になり、どのホームページを上位に表示したらいいのか分からなくなってくる。町工場としても検索サイトのクローラがやってきたところで上位に表示してくれるとは限らない。このままではダメだということで、SNSの中でコミュを作って自社の紹介をしたり、BLOGに投稿してPRしたり、ショッピングモールで商品を紹介するようになった。
●飽和状態-1   2009.11.10
高度成長期が始まったころ。町工場である商品を作ったとする。そうすると取引先のバイヤーがやってきて、その商品を買ってくれていた。しかし競合が増え、加工機を進歩して同じような商品を作る工場がどんどんと出現する。そうするとバイヤーも全部を回りきれなくなり、どこの商品が優れているのか見分けることも大変になり、どの工場から商品を買ったらいいのか分からなくなってくる。町工場としてもバイヤーが訪れたところで買ってくれるとは限らない。このままではダメだということで、商品のカタログを作り自ら問屋や消費者に売込みに行ったり、展示会や物産展に商品を紹介するようになった。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●売れないネットショップ-5   2009.11.9
3.につては、まずは同じような商品がいくらで売られているのか?を確認し、それより安い価格を設定すればいいわけだが、これではお互い価格競争になってしまい、どんどんと利益が薄くなってしまう。従って基本的には「他のサイトでは売っていない」商品を売るという発想が必要になる。また、仮に全く同じではなく「似たような」商品が他のサイトで売られていた場合には、そのサイトとは異なった訴求方法をとるということが重要になる。例えば、他のサイトが「価格」を訴求したのであれば、「品質」を訴求する。その他、「原産地」「製作者の技」「希少価値」「購入したお客さまの声」などなど、「こんな風にしたら私だったら興味が湧くんじゃないかな?」という訴求方法を考えなければいけないのだろう。
●売れないネットショップ-4   2009.11.8
2.についは、まずはブランド訴求という意味での、商品やショップの名前を多くの人に覚えてもらう、または興味を持ってもらうためには絶対に必要な戦略だ。今の時代、商品自体が他社に比べて圧倒的に優れている、とか、極端に安い、といった戦略は不可能なので、イメージやネーミングでの訴求が極めて重要になってくる。ここをいい加減に決めると99%失敗する。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●売れないネットショップ-3   2009.11.7
小規模なネットショップの場合は、できるだけ商品のカテゴリーを1つに絞って「専門店」化していくことが重要だ。広く、浅くを網羅するのは大手サイトに任せておいて(まともに競合してもかなうわけがないので)そのカテゴリーに興味を持って訪れた客を確実にゲットすることを目指すべきだろう。小規模な「何でも屋さん」「雑貨屋さん」は、買うほうにとっては「わけわからん?」という気分になるものだ。もし異なったカテゴリーの商品を売るのであれば、そのカテゴリー毎に別のサイトを作るほうが買うほうも売るほうも、目的が明確になって分かりやすくなるだろう。
●売れないネットショップ-2   2009.11.6
1.については「ロングテール」などという言葉が流行ったために、むやみやたらに商品数を増やしてしまう傾向が強くなってしまったわけだが、ロングテールというのはアマゾンのような巨大サイトに当てはまる現象であって、個人が運営するような小規模なサイトでは、むしろ逆に「ABC分析」というコンビニの商品構成に使われる手法のほうが当てはまる。これは、必要最低限の商品を、いかに効率的に用意するかという発想で、店舗の面積や管理するスタッフの人数が限られている場合に用いられる。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●売れないネットショップ-1   2009.11.5
世界のウェブサイトの数は2006年に1億だったものが2009年には2億に達していると言われている。それだけ毎日膨大な数のウェブサイトが誕生しているわけで、単純に作って公開しただけでは多くの人に見てもらうことは困難になってきている。特にネットショップの場合は、確実に利益を出しているものは全体の5%程度で、全く売れていないサイトが大半を占めているようだ。売れないサイトの多くは、買う人の立場ではなく、売る側の都合で考えているから売れないのだ。その代表的な例は

1.売りたい物を全て同じサイトで売ろうとする。
2.サイトのネーミングやブランド名、ドメイン名が安易
3.競合する他のサイトをチェックしていない


といったものだろう。
●VIPS   2009.11.4
MSNサーチの検索アルゴリズムで、Vision-based Page Segmentation Algorithmの略。これは検索後のユーザーが、そのページの中でどのブロックを再度クリックするかという部分を感知してランク付けに反映させるというものらしい。検索して表示され、そのサイトに飛ぶことよりも、その後の行為に重きを置いたというもので、単にアクセスされただけではダメと言っているようなものだ。ユーザビリティやインターファイスのデザインの善し悪しが問われる、ウェブデザイナにとっては厄介な概念だ。

そしてMSNとYahoo! の提携により、Yahoo! JapanのアルゴリズムもHITSからVIPSに変更されるであろう。VIPSはVision-basedという名の通り、ソースを読んでページレイアウトを想定するという、より人間の視覚に近いかたちでページの構成やデザインをイメージするようなものなののようである。
[ウェブページのデザイン事情・画像]
●HITS   2009.11.3
Yahoo! の検索アルゴリズムでHyperLink-indicated Topic Searchというもの。キーワードに関連してページ全体のコンテンツを眺めてランク付けを行っているらしいのだが、これは何となくYahoo! サーファーの人海戦術と同じコトを機械にやらせようとしているのでは?という雰囲気もあるのだが、どうなんだろうか?いずれにしても検索アルゴリズムはAI(人工知能)に近づいているようでもある。
●支持投票   2009.11.2
Googleが検索結果の順位を決めるためのアルゴリズムの1つがこの支持投票という概念であるらしい。つまり被リンクだ。といってもサイト内にリンク集のページを作るとか他のサイトへのリンクバナーを貼るとかそんな安易なものではない。普通に、面白く魅力あるサイトであれば色々なサイトやSNSから自動的にリンクされるであろうということだ。ありきたりの内容の希薄なサイトは瞬間的にアクセス数を稼ぐことはできても、恒久的にGoogleでの上位を維持するのは難しくなってきている。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●脱キーワード   2009.11.1
SEO対策としてキーワードを散りばめるサイト作りはとっくに終わっている。キーワードからコンテクストへ、クエリーからベイズ理論へと検索アルゴリズムの進化は日進月歩でもある。より人間の判断に近く、より総合的にサイトの価値を評価する時代になってきている。というのが本流ではあるのだが、未だにキーワードがどうのこうのと宣っているウェブ制作者も少なくない。まあ、魅力のあるコンテンツが作れない人間はそう言わざる得ないのだろうから仕方ないだろう。
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