2010年4月

●バナーをベタベタと貼るな-4   2010.4.30
また、バナーをベタベタと貼ることで、サイトのオリジナルのコンテンツがいったいどれなのか?ということも分からなくなる。仮にバナーで広告費をもらっているのであれば、当然オリジナルコンテンツへのリンクボタンよりもバナーを目立たせなければいけない。この時点でユーザビリティーに問題のあるサイトになってしまうということだ。他のサイトへリンクするのであれば、バナーなどという原始的で短絡的な方法ではなく、オリジナルコンテンツ内のテキストの中に巧妙に仕組んだほうが有効でもある。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●バナーをベタベタと貼るな-3   2010.4.29
バナークリック率は一般的には多くても5%、少なければ0.1%とか、そんな数字であろう。アクセスの分母が億単位のYahoo! Japanであれば、それでも充分商売になるのだが、たかだか1日100アクセスのサイトでは、ほとんど効果が無いと言っても良いだろう。なので、やたらとバナーを貼りたがるクライアントには「田舎のアース渦巻きの看板みたいなものですよ。」と言うとイメージしやすいようだ。
●バナーをベタベタと貼るな-2   2010.4.28
同様に個々のウェブサイトにおいてもメーカーのサイトや関連サイトへのリンクバナーを貼る意味は薄れてきている。必要があればユーザーはGoogleで検索するわけで、個々のサイトを訪れる目的とはちょっとでも異なるサイトへわざわざバナーを辿っていくケースは稀なのだ。実際、リンクバナーのクリック数を見ればすぐに分かることだ。ユーザーサイドでのターゲティングもどんどんと明確になってきている。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●バナーをベタベタと貼るな-1   2010.4.27
今ではほとんど見かけなくなったが、地方に行くと小売店の近くにアース製薬とか仁丹などの看板があったものだ。あれが今で言うバナーみたいなもので、小売店がメーカーの宣伝もしていたわけだ。しかし今では小売店は自社のサービスやオリジナリティーを重視し、メーカーの製品を前面に出した訴求は行わなくなってきた。その製品自体の性能や仕様、コンセプトはウェブや他のメディアを通じて既に分かっている、又はちょっと調べればすぐに分かるからだ。
●匿名   2010.4.26
匿名やハンドルネームでの情報は信頼されない。匿名である限りは無責任に垂れ流しに誹謗中傷何でも有りになってしまうからだ。実社会でウダツが上がらない、昇進できない、組織に馴染めない、社会性に欠ける、他人の意見を聞かない、他人の感情を測れない、自分の意見が通らないとすぐにキレる、とか、そういった人たちのためにあったのが、そもそもの匿名SNSだ。よく考えてみれば、社会的にちゃんとした人は最初から匿名やハンドルを使う必要は無かったのではないか。まあちゃんとしてるから既存のSNSルールに従ったとも言えるのだが。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●勘違い-2   2010.4.25
営業担当者とプログラマの会議。社内LANの設置についてなのだが、どうもお互いに話が通じない。何となく通じているような気もするのだが、詳細になるとお互いの言っていることが的外れのように聞こえる。「クライアント」という言葉の意味が違っていたのだ。
●勘違い-1   2010.4.24
デザイナにウェブ更新依頼のメールが来て、その本文の最後に「アップは明朝でお願いします。」とあった。しかし翌朝になってもアップされておらず、その日の夜になってやっとアップされた。遅れるとの連絡は無く日中も連絡がとれない状態でクライアントはかんかん!そしてアップされたページのフォントは全て明朝体に変更されたいた。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●重いサイト-2   2010.4.23
制作現場にDSLやT1回線もあり、そこで確認する。または公開前に誰かに確認してもらう、というのであれば納得できる。しかし明らかに「低速回線で確認してないだろ!」というクソ重たいサイトに出くわすこともある。その作りからすればプロの仕事であろうとも想像できるのだが、低速回線で何分も待たされるようなページでは、実際には「見てもらえない」のと同じだろう。自らアクセス数を半分にしてしまってるわけだ。
●重いサイト-1   2010.4.22
インターネット利用者の中で光回線の割合は相変わらず50%程度である。そんな中、ウェブ制作者という職種に限定すれば光回線利用率は70〜80%になるのではないか。確かに他のサイトを見たり、データをアップロード、ダウンロードするときには効率的である。しかし彼らが光を利用していない残り50%の環境をどうやって確認しているのか疑問でもある。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●twitterの必要性   2010.4.21
やればやったでそこそこ面白い。しかしやらないでも問題は無さそう。書いていても読んでいても不毛な感じが時々するのは否めない。と、まあ、そんなものだろう。やはりきちんとした目標を設定し、その目標に向かってtwitterを活用するという発想が大切。しかしその目標を達成するためには必ずしもtwitterがベストとは限らない。他の方法も考えるべきである。ということになると思うのだが多くは「twitter有りき」のようだ。「達成したい目標のためににtwitterを活用する」ではなく「twitterをやってみて何か活用法を考える」という発想だ。それだからいつまでたっても「後発」「真似」「後追い」「既に多くの人が考えていたことと同じことを閃いて浮かれる」ということになる。まあ、ウェブサイトにしても多くが同じような発想から作られてもいるのだが。
●twitterの目的   2010.4.20
有名人のつぶやきには沢山のフォローがつく。そこに新しい情報があり、それが何かのヒントになりビジネスチャンスに繋がることもあるわけだ。しかし一般人で無名の人のつぶやきは、特に読んでいても面白いものではないし、限られたコミュニティーの中でのつぶやきならともかく、これだけメジャーになったtwitterの中で毎日膨大な量のつぶやきを連発してもほとんど意味が無いだろう。まあ今や国民総twitter。村八分を恐れる農耕民族としてはtwitterをやっておかないと何かと心配。しかし実際にこれといったtwitterを活用した目的や目標が見当たらない。だから有名人の真似をして、その日の出来事の一挙手一投足までつぶやくわけだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●twitterは分かりにくい   2010.4.19
なぜ分かりにくいかと言えば、今までのウェブサイトやBlogでは、固定されたコンテンツや過去ログ、アーカイブなるものがあるわけだが、twitterはその日その時が勝負であり、瞬間使い捨て型情報発信のような一面がある。だからモノを捨てられないおっさんたちには馴染めないのだ。そのおっさんたちは何をやるにも大上段に構えて大風呂敷を広げたがるので尚更とっつきにくいのでもある。
●実名性   2010.4.18
世界最大のSNS、Facebookの登録者は4億を越えた。mixiは増えたと言っても1800万。ケータイと同様に日本のSNSはガラパゴス化してきたとも言える。例えばmixiは基本的に商用利用を禁止しているが実際に企業名や個人名を公開して明らかな営利目的で利用している人も増えている。またtwitterでも実名での登録者も多いようだ。これはどんなに鋭い意見や説得力のある投稿をしても、それが匿名である以上は信憑性に欠けるためであり、特に営利目的ともなれば匿名では意味がない。実名公開が前提のビジネスSNSも利用者は増えているようだ。Facebookは実名公開が原則であり、それだけに信頼できる情報が集まる場所として利用者が増えているのだろう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●HTML5(4)   2010.4.17
ではユーザーが求めているものは何かと言えば、いかに沢山の動画を快適に再生でき、いかに面白い電子ブックを購読でき、いかに多くの楽しいゲームで遊ぶことができ、いかに多くの音楽をいかに安く聞くことができるか、と、まあそんなところだろう。ユーザーにとってはHTMLがどうのこうのは全く関係ないことだ。規格や仕様うんぬんではなく、最後にはコンテンツを制したところが勝つ!ということは間違いないだろう。そして言うまでもなく、これからのウェブページを動画を再生するための用途は中心になり、HTML5は、普通の人がテレビの画面をより効率的に作るための規格を目指しているとも言えよう。
●HTML5(3)   2010.4.16
そうは言っても、FlashPlayerは既に標準のプラグインになって世界中に普及しているし、多くのサイトがflashでデザイン設計されている。そう簡単にflashが使われなくなるということはないはずだ。しかし不気味なのはiPhoneOSがFlashPlayerの対応をしないと言っていること。Androidも対応はするが何やら積極的でない様子。今回は対応するけど次回は分からないぞ、といった雰囲気か。とはいえHTML5がflashの機能を全て網羅できるわけではないし、動画のエンコーディングの互換性もHTML5では未だ解決していない。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●HTML5(2)   2010.4.15
AdobeのApolloというものがあった。ブラウザ無しでflashコンテンツを動かすものでウェブとデスクトップの違いを意識させないようなものだ。さてそんなものが世界標準になってしまってはOSやブラウザを提供しているMicroSoftやApple、Googleは困ったことになる。その困ったことになる企業が巨大過ぎたためにAdobeは強烈な逆襲に遭いつつまる。それがHTML5だ。
●HTML5(1)   2010.4.14
DHTMLというものがあった。CSSとJavaScriptとの組み合わせでウェブブラウザをよりアクティブに動作させるものだったが、高機能が集約されたflashによって駆逐された感がある。HTML5はそのリベンジの様相が強いかのように報道されている。HTML5の普及によってはflashは必要がなくなる、世の中はHTML5の方向に動く、などと言われている。しかしHTML5はflashを駆逐するためのものでもなければ特定の企業が儲けるためのものではない。HTML4があまりに煩雑で使いづらいから何とかせざるを得なかっただけだろう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●原因はすぐには分からない   2010.4.13
ウェブページの表示がばらばらになっておかしくなった。という報告が来るのだが、その原因は、サーバ、回線、クライアントマシン、マシンのOS、ブラウザ、ハッキング、など色々と考えられる。しかしクライアントは、とにかくその原因のうちの1つに早く特定したがる傾向がある。原因を特定できれば対策が打てるし、次に同じことが起こっても焦らずに済むわけだ。が、現実は上記したように「表示がおかしくなった。」という現象だけで原因を絞ることは難しい。クルマのエンジンがかからない、というだけで、ガス欠なのかバッテリーなのかセルモーターなのかオルタネータなのか電装系なのかは、実際に見てみないと分からないのと同じなのだ。
●事務的で素っ気ない文面   2010.4.12
ネットショップのページ内では利用者に対して極力丁寧な言葉や敬語を使ってナビゲートするわけなのだが、一旦購入フォームのCGIやPHPに入ると「Error:◯◯が選択されていません。」とか「送信先の設定が不正です。」といったように突然事務的で素っ気ない、時には命令口調の文面に変わる。特にパソコンの扱いに馴れていない人にとっては、この文面を読んで不機嫌になり、注文を止めてしまう原因にもなっていることに気付いていない開発者を少なくないようだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●群れ   2010.4.11
有名人には沢山のフォローがつくtwitter。一般人のフォローは相互にフォローを増やす互助会みたいなもので、実質上の意味合いは薄い。さながら巨大魚の後に群れて泳ぐ小魚のようでもある。
●スマートフォンのOS   2010.4.10
というわけで、例えばiPhoneOSをMacOS上で動かないのか?とも思ったりもするが、これは無理のようだ。そもそもマルチタスクに対応していないし、タッチパネルが前提では操作のしようもない。AdobeのアプリケーションもWordもExcelも使えない。そうすると随分と不便なようにも思えるが、そこはGoogle docsやSpread Sheetを使えば良いということになる。う〜む、便利なんだか不便なんだか…と思っていたらマルチタスク対応のiPhoneOS4.0が発表されたようだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●スマートフォンのブラウザ   2010.4.9
スマートフォンのOSはiPhoneOS、Android、Window Mobileということらしい。となるとブラウザはiPhoneOS=Safari、Android=Google Chorme、Window Mobile=IEがそれぞれのベースとなるのだろうか。PC用ではそれぞれクロスプラットフォームに関する大きな問題は無い(細かい部分では色々とある)ようなので互換性というか、それぞれのOS用に特別な仕様を考える必要は無さそうなのだが、Frashが再生できないところが問題でもあるようだ。
●スマートフォン   2010.4.8
各キャリアのスマートフォンが出そろったようだ。昨年まではiPhoneユーザーが「1歩進んだケータイ」を持つことの満足感を味わっていたわけだが、どうもそのアドバンテージは薄れそうだ。といってもAppleには特別な哲学と魔力があるので、そうそう簡単に他社の機種が追従できるものではない。そう思っていたパーソナルコンピュータであったが、気がつけばWindows95なるものに一瞬にしてシェアを奪われていた歴史もあったりする。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●iPadL   2010.4.7
iPadのでかいやつがある。iPadLだ。外形サイズは290×373mmで厚さは14mm。重さは980gとけっこう軽い。OSは iPone OS 3.2.1。ということはPhotoshopは使えない。まあ、その他のAdobeのアプリケーションもWordもPPTも使えないわけだ。基本がiPoneのOSである以上、あくまでもウェブやメール、写真や動画を見るためのデバイスであり、クリエータ向けのマシンではないので仕方がない。しかしこれで液晶ペンタブとして使えればイラストレータにとっては画期的なのだが、果たしてそういった路線での商品化はあるのだろうか?MacOS XでiBookの液晶をペンタブにする、又はApple製で単体の液晶ペンタブ、と期待するわけだがAppleのことだから、もうひとひねり入れてくることだろう。ちなみにiPadLはエプリルフール企画で実在はしない。
●液晶ペンタブ   2010.4.6
CGでイラストを描く人にとっては液晶ペンタブは理想的なデバイスかもしれない。ただし安いものではないのと、せっかく購入してもすぐに高スペックでハイコストパフォーマンスな後継機が発売されるかもしれないという不安もあり、なかなか思い切って買うことはできない。そしてiPadなるデバイスが発表され、これは液晶ペンタブの集大成なような装置であり、価格も既存のWacom製より(かなり)安いとなれば「まずはiPadなるものを見てからにしよう。」とも思うわけだ。そして見てみたところ、どうやらiPadは液晶ペンタブとは形はにてるが用途は異なるものらしかった。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●混んでる   2010.4.5
行列のできるラーメン屋で、バーゲンセール開店前の店の前で、事故で電車が遅れた駅の構内で「なんでこんなに混んでるんや!」と怒るおっさん。自分もその混んでる要因の一人であることには気付いていないようだ。人気サイトにアクセスして「何でつながらないんや!」も、まあ、同じようなものだろう。
●先送り   2010.4.4
やらなければいけない事を、イマイチ気分が乗らないとか、そんなことんをやっているヒマはない、とか、言ったところで最後は結局やらなければいけなくなる。やらない理由をあれこれと考えている間にも納期までの残り時間は確実に減っていくものだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●みんなでやろう!   2010.4.3
担当者を決めずに、手の空いてる人間がその場その場で臨機応変に対応しよう。というと、一見効率的で平等ぬも見えるが、多くの場合「結局誰もやらない」という結果がそこに待っている。
●企画書   2010.4.2
企画が完成すればプロジェクトの8割は終わったとも言える。それだけ企画というものは重要なわけだ。しかし装丁もデザインも立派な企画者であっても、実際にその企画を実行しようとした時に、「誰がやるの?」「いつやるの?」「それでその仕事をした人はいくらもらえるの?」という疑問が満載のものもある。つまり現実に則していない見かけ倒しの企画書ってやつだ。「机上の空論」「絵に書いた餅」「絵空事」「言うのは簡単」というようなものだ。このような企画書は、完成したところで8割はおろか1割も終わっているといえない。むしろその企画書を真に受けた組織の偉い人たちが、できもしない余計な夢を見てしまい、そのためにスタッフは余分な仕事が増えるぶん、トータルでの生産性はマイナスになる。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●コストをかけるか、自分でやるか   2010.4.1
「事業主、コストをかけるか、自分でやるか」というのは、中小企業の社長がウェブや広告宣伝、CRMなどをやろうとする場合の心がけである。最も悪いのは「コストもかけずに他人にやらせる」である。CRMを例にあげれば、専用のシステムを導入して専任を雇って運用するのが「コストをかける」であり、自らがパソコンに向かって試行錯誤しながら進めていくのが「自分でやる」ということだ。後者の場合、他人に委ねると人件費が発生し、結局はコストをかけることになる。「コストもかけずに他人にやらせる」は、社内スタッフに他の仕事があるにも関わらずCMSの構築作業をねじ込むということ。これは「いつまで経っても完成しない」か、そのねじ込められた社員が辞めてしまうかの、どちらかになるだろう。
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