2010年12月

●テレビが見られなくなった理由 -5   2010.12.31
◎テンポの遅さ: インターネットに馴れたユーザーにとってはテレビ番組の展開のスピードや、面白 いシーンの前に CM を入れ CM 後に重複したシーンから放映するといった無駄な時 間を使う手法が「遅い!」と感じられるようになった。
●テレビが見られなくなった理由 -4   2010.12.30
◎長期的戦略を構築する余裕がなくなった: 明日の視聴率を稼ぐことが最重要課題となり、とりあえず有名な芸能人を登場させ ることでの対処療法が蔓延して視聴者に飽きられている。本来大企業であれば明日の飯を喰う為の部署以外に、将来的な研究開発を行うセクションがある。しかし経営が芳しくなくなると、そういったセクションから順に抹消されていくのだ。果たしてTV局にはそういった部署があったのだろうか? [ウェブページのデザイン事情・画像]
●テレビが見られなくなった理由 -3   2010.12.29
◎視聴者の価値観の変化: テレビと言えば大衆文化の象徴であったが、大衆というもの自体がなくなりつつあ る。視聴者の興味や価値観が多種多用になるに従って、高い視聴率の番組にスポン サーをつけるという従来のビジネスシステムが成り立たなくなっている。
●テレビが見られなくなった理由 -2   2010.12.28
◎テレビというデバイス: テレビ番組はワンセグであればパソコンでもケータイでも比較的簡単に見ることが できる。パソコンに専用のチューナーを接続すればテレビと同じ番組が同じ品質で 見ることもできる。つまりパソコンはテレビを兼用できるが、テレビでパソコンは 兼用できない。テレビというデバイスとのしての価値やステータスが下がり、レン タル DVD やゲーム機のモニターという意味合いが強くなりつつある。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●テレビが見られなくなった理由 -1   2010.12.27
◎発信側主体の放映時間: 昔は夜 7 時の夕食時にテレビの前に家族が集まったわけだが、今は夕食は 7 時と は限らないし、家族が集まるということも少ない。テレビは一家に 1 台ではなく、 一人に 1 台になる。そうなると個人がわざわざテレビ番組の放映時間に合わせて行 動することが少なくなる。テレビの一番の弱点はオンデマンドではない(視聴者が 好きな時間に好きな番組を見ることができない)こと。もちろんインターネットは オンデマンドである。
●これからは動画の時代 -4   2010.12.26
◎動画の無いウェブサイトは見てもらえない: 世界のウェブサイトの数が 2 億に達し、毎日膨大な数のウェブサイトが誕生して公 開されている中で、新たなサイトでアクセスを稼ぐことは年々難しくなっている。 よほどの魅力やオリジナリティー、学術的、社会的価値が無い限りは、ほとんどア クセスが無い状態になってしまう。

しかしそのようなコンテンツは簡単に作れるものではない。

そこで最も効果的な方法が「動画を掲載すること」である。

逆に「動画の無いサイトは見てもらえない」ということになる。
[ウェブページのデザイン事情・画像]
●これからは動画の時代 -3   2010.12.25
◎テレビから動画サイトへ: テレビの視聴率がどんどんと下がり、国民のテレビ離れが進んでいる。これはテレ ビ番組の質の低下、ワンパターン化、放送免許取得者の慢心、など色々な要因はあ るが、最も大きな要因は動画サイトのコンテンツの豊富さと多彩なバリエーション にテレビが対抗できなくなったということ。
●これからは動画の時代 -2   2010.12.24
◎小中学生も動画サイトを頻繁に見る: 小中学生の保護者が「もうインターネットで動画ばっかり見ていて部屋から出てこ ないんですよ。」という話をよく耳にする。これは決してオタクっぽい子供とか、 特別な趣味を持った子供ということではない。勉強のできるできないにかかわらず 普通の小中学生がこういった傾向にある。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●2日間お休み   2010.12.21
12月22日、23日は出張のため、このコラムはお休みします。次回は11月24日の投稿となる予定。
●これからは動画の時代 -1   2010.12.20
◎若者は動画サイトしか見ない: 大学の授業中に「ちょっと資料を作るので、それまで自由にしていていいですよ。」 と言うと、ほとんどの学生は目の前のパソコンでインターネットにアクセスして、 自分の好きなサイトを見る。教室の後方でこの光景を眺めていると、そのサイトの 大半が動いていることに気付く。好きなアーティストのサイト、旬な映画のサイト、 YouTube、ニコニコ動画、クルマやスポーツのサイト、ゲームのサイト、とコンテ ンツは様々ではあるが、数十台のモニターの画面の中が色とりどりに忙しく動いて いる。テキスト中心のサイトを見ている学生はほとんどいない。そして彼らには「動 画サイト」という概念は無く、好きなサイト、いつも見ているサイトが、当たり前 に動画がふんだんに使われているサイトということだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●アイディア出し-3   2010.12.19
また、素人は「大手では思いつかない中小企業ならではのアイディアがある」と思っているが、プロは「そんなものは無い」と割り切っている。誰がどこで出そうが、とにかく出来るだけ多くのアイディアを短期間で出して検証しながら絞り込んでいくというのが常套手段である。りんごが落ちるのを見て万有引力を発見したなどというのはおとぎ話の世界である。洗濯機の「ゴミ取り網」は主婦のちょとした思い付きによる発明品みたいに言われているが、実は発明者はそれまでに多くの発明品を特許庁に申請している発明のプロ(又はマニア)である。
●アイディア出し-2   2010.12.18
プランニングのプロと素人の大きな違いは、プロは自分の出したアイディアに「惚れない」ということだ。素人はちょっとした思い付きでも自分の出したアイディアに惚れ込んでしまい、客観性を見失い、そのアイディアがとっとも素晴らしいものだと思い込んで、そこから離れなれなくなる。プロはどんなに素晴らしいアイディアでも、出した後にすぐに頭を切り替えて次のアイディアを模索する。当然同じ時間内に出すアイディアの数が違ってくるわけだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●アイディア出し-1   2010.12.17
中小企業やSOHO団体、IT系のNPOなどで、例えば「iPadの新しい使い方」のフリーディスカッションやブレストを行い、良いアイディアが出れば商品化をしてみよう!という試みが行われている。しかし同じことを大手企業ではプランニングの専門家が毎日のように行っている。その中には膨大な数のアイディアや提案があり、何度も検討を重ねた結果、採算がとれそうなものが実際に商品化されていき、商品化されないまでも実用新案や特許の取得に回されるものもある。素人が集まって付け焼き刃で出たアイディアが大手のアイディアを上回る可能性は1/1000以下だろう。
●地方   2010.12.16
限界集落と言われるような地方の町や村に行くと、全くと言っていいほど若者の姿を見かけない。道を歩いているのも畑で仕事をしているのも商店で買い物をしているのも全て年寄りだ。ではどこに行ったら若者がいるのかと言えば役所である。大きな企業な存在しない地方の町村では、優秀な若者が就職する先は役所であり、役所に就職できなかった若者は都会に出ていく。このことがより高齢化に拍車をかけているようだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●スマホ-2   2010.12.15
まあ、スマホに限らずこれだけケータイが生活必需品になるということは、一種のリアルコミュニケーション枯渇症候群が万延しているということと、クルマや他の趣味にかけていた消費が手軽で身近なケータイ電話というものに流れてきたためだろう。また、スマホが話題になるに伴って開発者の多くがAndroidに群がっているようだ。既に競争率が鬼のように高くなっているカテゴリーであり、採用される、ビジネスとして成り立つ確率は非常に低いはずなのだが、何でだろう?
●スマホ-1   2010.12.14
スマートフォンのケータイに占める割合が3割を越えたとか。業界予測では2割ぐらいになったところでシェアを止まるだろうということだったが、今の勢いではケータイのほとんどがスマホになるかもしれない。しかしゲーム機やiPod、ノートPCがこれだけ普及しているのに、なぜこれらと機能がカブるスマホが求められるのだろうか?電子ブックリーダーは紙の代替品として普及せざるを得ないのだが、スマホは基本的に外出中にしか必要のないものである。外出といっても仕事や学校で授業中は使わない。つまり多くは移動中の時間である。みんな移動している時間がそんなに長いのかいな。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●MacProが壊れた-2   2010.12.13
で、その間MacMiniでも買ってセカンドマシンとして使おうかと思いMacMiniの仕様を見てみると、 9万円ちょっと(基本64800円にオプション)で、Intel Core 2 Duo/プロセッサ2.66 GHz/メモリ4GB/ ついでにNVIDIA GeForce 320Mグラフィックプロセッサ。ということで、今はMacMIniを快適に使っている。 消費電力も少なく、サイズもMacProの1/30程度。MacProは修理に出さず、外付けHDを乗せる台として大切に使っている。
●MacProが壊れた-1   2010.12.12
Intel Core 2 Duo/プロセッサ2.66 GHz/メモリ2GBを使っていたのだが、これが故障した。 P-RAMの消去不能、外付けHDからFireWireでの起動不能、などの軽度のものだがAppleサポートと 何度もやりとりした結果、やはり修理に出さないと治らないとのことで、費用は5万円ちょっと、期間が1週間から10日かかる とのことだった。費用は仕方ないにしても1週間作業ができないというのは困ったものだ。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●なぜ SEO 対策は意味がないのか -14   2010.12.11
◎ケータイ利用者を考えると: ケータイで Google や Yahoo! を使って検索するというケースは少ない。しかし twitter や BLog、SNS、プロフの多くはケータイに対応している。ケータイでは最 初から「誰か◯◯に使う◯◯でおすすめのアイテムを知らないかな?」と投稿する 検索方法が一般的なようだ。
●なぜ SEO 対策は意味がないのか -13   2010.12.10
◎検索は検索サイトに限らない: Google や Yahoo! で検索する。そこで表示された検索結果を参照し、すぐに目的 の情報が見つかるというわけではない。検索結果のサイトを順番に閲覧して目的の 情報を捜すという作業が必須になる。時にその作業に膨大な時間を費やし、結局諦 めてしまうという場合も少なくない。これに対して SNS や twitter で「誰か◯◯に 使う◯◯でおすすめのアイテムを知らないかな?」と投稿すれば、その目的に特化 した情報が返ってくる。このほうが効率的なわけだ。また「大宮でおすすめの居酒 屋は?」を捜す場合には Google や Yahoo! で検索するより YouTube で検索したほ うが、よりリアルで分かりやすい結果が出る。もちろん結果は全て動画。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●なぜ SEO 対策は意味がないのか -12   2010.12.9
◎利用者が減る検索サイト: インターネット利用者の数はここ数年ほとんど増減はしておらず利用時間も増えて いるわけではない。ところが既存のホームページというものの他、Blog、SNS、 twitter や YouTube など、新たなインターネットサービスが登場している。つまり インターネット利用者の中で既存のホームページを閲覧する人数も時間も減ること になる。Blog、mixi や FaceBook などの SNS、twitter などの利用者はパソコンを 起動すると同時に Blog や SNS にログインし、その中で閲覧や投稿をした後、ログ アウトしないでパソコンを落とす。つまり既存のホームページは見ず、Yahoo! や Google も利用しない。そういった 利用者が増えている。同時に Google、Yahoo! のクローラは mixi などの SNS の中 には入っていけず検索結果にも反映されない。
●なぜ SEO 対策は意味がないのか -11   2010.12.8
◎ジムに通い始めたばかりでオリンピックに出る: 新規のホームページの制作依頼があり、そのホームページが完成して公開する。と その途端に「ヤフーで 1 位に出るようにしてくれ。」と言うクライアント。これは スポーツジムに通い始めたばかりで「オリンピックに出る」と言い出すようなもの。 そんなに簡単には 1 位にはなれない。簡単に 1 位になれるのなら、競合他社がみ んな 1 位になってしまう。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●なぜ SEO 対策は意味がないのか -10   2010.12.7
◎自己満足: 中小企業の社長さんが「当社のホームページは『◯◯◯株式会社』で検索するとヤ フーで 1 位に表示されるんだ。」と言う。会社名が他にはない特殊な屋号であれば、 1 位になる確率は高い。少なくとも都道府県名や市町村名と 2 つのキーワードを入 れれば上位に来るだろう。しかしその屋号で検索する人は既にその屋号を知ってい る人である。新規顧客の開拓にはならない。しかし多くの社長さん(事業主)は屋 号や社名で検索して上位に来ることで満足する。
●なぜ SEO 対策は意味がないのか -9   2010.12.6
◎SEO で商売する人たち(2): 自分でメールを書いたことがないような社長さんが「我が社のホームページをヤ フーで 1 位に出るようにしてくれ。」と言う。一概に 1 位と言っても色々とある。 市町村名と業種名の 2 つのキーワードで検索したとしよう。例えば「◯◯市」「不 動産」と。しかし実際に◯◯市には不動産屋は 50 軒以上あり、この中で後発のホー ムページが 1 位に表示されるようにするのは至難の技である。しかしだからと言っ て「それは無理ですよ。」と正直に答えると、社長さんはその業者には発注しない。「分かりました。何とかやってみましょう。」という業者に発注する。 そして途中で「Yahoo のシステムが変更になったので 1 位にするのは難しくなり ました。」などと、あたかも不可抗力であるような事を言って誤摩化す。また最悪 の場合は、ウェブ制作費と SEO 対策年間契約費が振り込まれた直後に夜逃げ、な どというケースもある。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●なぜ SEO 対策は意味がないのか -8   2010.12.5
◎SEO で商売する人たち(1): 自分でメールを書いたことがないような社長さんが「我が社のホームページをヤ フーで 1 位に出るようにしてくれ。」と言う。一概に 1 位と言っても色々とある。 市町村名と業種名の 2 つのキーワードで検索したとしよう。例えば「◯◯村」「クリー ニング店」と。しかし実際に◯◯村にはクリーニング店は 1 軒しかないとしたら、 かなりの高い確率で 1 位になる。これでは特に SEO 対策をしなくても良いわけだ。 ところが、この社長さんの要望に応えるかたちで「分かりました。」と言ってウェ ブ制作を請けて、高額の制作費を請求するというのも実際にある話。
●なぜ SEO 対策は意味がないのか -7   2010.12.4
◎試験前の鉛筆削り: ウェブサイトの価値はコンテンツで決まる。検索サイトも SEO 優先からコンテン ツ重視に変わってきている。例えば期末試験の成績で学年順位を上げるためにはど うするか?それは「勉強して高い点数をとる」ということになる。これが「価値の あるコンテンツを作る」ということに相当する。では SEO 対策はというと、「試験 の前の晩はよく眠っておく」「問題の出る箇所のヤマをはる」「鉛筆をきれいに削っ ておく」といったような、あくまでもオプションであろう。鉛筆を削っておけば良 い成績がとれるわけではない。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●なぜ SEO 対策は意味がないのか -6   2010.12.3
◎高まる競争率: 2004 年に 5000 万だった世界のウェブサイトの数は 2009 年には 4 倍の 2 億に なったと言われている。検索結果順位が 2004 年に 100 件中 1 位だったサイトが、 その順位を維持するためには、2009 年では 400 件中 1 位にならなければいけない。 さらに後から増えた 300 件は、コンテンツも優れたサイトである確率が高い。そ んな中で順位を維持するには、相応の手間とコストが必要となる。
●なぜ SEO 対策は意味がないのか -5   2010.12.2
◎中小企業レベルでは無理: 本気で SEO 対策をするためには、毎日のアクセスログと検索結果を照合しながら 専門的でフレキシブル、タイムリーな対応が必要となる。それだけ SEO 対策は高 度化、複雑化している。そしてそのためには専任のスタッフが毎日(定期的に)作 業を行う必要があり、その人件費が捻出できる規模の企業でないと本当の意味での SEO 対策は難しい。 [ウェブページのデザイン事情・画像]
●なぜ SEO 対策は意味がないのか -4   2010.12.1
◎コンテンツ優先: 検索サイト側から見れば、コンテンツが有意義でオリジナリティーがある、社会的 貢献度が高い、アーカイブとして貴重、楽しい、面白い、といったサイトが上位に 表示されることが望ましいはず。SEO 対策に優れたサイトを優先したのでは検索サ イトとしての存在意義が疑われる。
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