2011年4月
●病は気から 2011.04.29 | ||
ガンの原因の多くはストレスであるとも言われている。健康な人間でも毎日数百個のガン細胞が生まれ、それらは自己治癒力によって死滅させられている。しかしストレスが溜まることで自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが悪くなり自己治癒力が衰える、というか自己治癒力たちが悪くなったバランスの修復に忙しくなりがん細胞の撃退に手が回らなくなるといった感じだろうか。従って仮に放射性物質で被曝した場合にはより多くのガン細胞が生産されるわけであり、その時に不安やストレスが多いとガンが発症する確率も高くなるということだ。そういう意味では例えまやかしであっても昆布や味噌、塩やウォッカを口にすることで安心するのであれば全く効果な無いとも言えなくもないだろう。 | ![]() | |
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●中性子 2011.04.27 | ||
ウランの最初の核分裂のトリガーとなるのが中性子である。中性子線は粒子でありながら透過性も高い非常に危険な放射線でもある。東海村の臨界事故では作業員が直接大量の中性子線を間近で浴びてしまい。体のほとんどの細胞の再生機能が失われ数ヶ月後に死亡した。白血球の量が減少したために妹の幹細胞が移植され一時は白血球が増加したがその移植された白血球も体内から放出される何らかの放射線によってDNAが傷ついていたそうだ。体内には色々な元素があり、その中の何かが中性子線によって放射性物質に変わってしまったのではないか?とも言われているが実際のところは解明のしようもないらしい。 | ![]() | |
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●チェルノブイリ 2011.04.25 | ||
原子炉を停止して惰性で回るタービンだけでどのくらいの電力を得られるか?の実験をすることになったのだが、一度停止した原子炉を再起動するまでになかなか上層部からの指示が出ず、その間に原子炉の出力がどんどんと下がってしまい、再起動の指示が出たときに急激に出力を上げたために今度は制御が効かなくなり炉内の水蒸気の圧力が想定外に上昇して重さ1000tの炉の蓋が吹っ飛んだというのがチェルノブイリの事故である。急激に出力を上げるということは炉水から制御棒を抜いていくわけだが、上がり過ぎた出力を下げるためには今度は制御棒を炉水に挿入しなければならない。しかし炉の温度が上がり過ぎて制御棒のシャフトだかシリンダーだかが変形してしまい制御棒が挿入できなくなっていたらしい。 | ![]() | |
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●劣化ウラン弾 2011.04.23 | ||
劣化ウラン弾が炸裂したときの放射性物質を含んだ粉塵によってイラクでは奇形の子供が生まれたり発ガン率が高くなっているという内容の動画をよく見かける。奇形の子供と兵器や戦場の写真を織り交ぜたスライドショーなどであるのだが、実際はそういった奇形が劣化ウラン弾によるものかどうかは実証されていない。そもそも劣化ウランは字のごとく劣化した、つまり使い古されたウランであり放射能は決して高くない。原発の新品の核燃料棒でさえ直接手を触れても被曝することはないのだから使い古しは尚のこと被曝する可能性は低い。劣化ウランは工業用や医療用としても使われている用途の広い金属でもある。 | ![]() | |
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●もともとはウラン 2011.04.21 | ||
原発の場合はウラン系列と呼ばれる崩壊過程のことで、ウラン238から核分裂を繰り返しながら鉛206になるもの。ウラン238は放射性物質であり、色々な放射性物質に変わりながら最後は安定した(放射性物質ではない)鉛になるというもの。この間14種類の放射性物質に変化し200種類以上の放射性物質を生成して放出するわけで、その代表的なものがヨウ素131とセシウム137である。ウラン系列の他にはトリウム系列、アクチニウム系列、ネプツニウム系列などがある。 | ![]() | |
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●セシウム137でワイン偽装をチェック 2011.04.19 | ||
1910年ものワインが、本当に1910年に製造されたものかどうかをチェックするには栓を抜いてから瓶の中のセシウム137の有無を計測するらしい。少しでも検出されれば、それは1945年以降に製造された証拠となり1910年製造が偽りということになる。このことは例え地上のワイン工場の中であっても微量のセシウム137が含まれているということになる。その微量のセシウム137が体内に入って万が一に万が一が重なればガンの原因になることもあるわけだ。しかしそうなったところでその原因を立証する術は無い。 | ![]() | |
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●影響を受け易い年齢 2011.04.17 | ||
胎児や乳幼児は全身の細胞分裂が活発であり高齢者は不活発である。チェルノブイリの現在でも立ち入り禁止地域に勝手に住み着いて庭で採れた野菜や庭で飼育している鶏の肉や卵を食べて暮らしている老夫婦が至って健康なのも細胞分裂が不活発な高齢者であるからであろう。また症状が出るまでに何十年もかかることがあり、それまでに寿命が尽きてしまう確率のほうが高かったりもする。放射性物質が検出された水道水をマスコミの前で一気飲みする、従ってもはや一生の細胞分裂が終わってしまったような爺さんのパフォーマンスはまったくもって無意味であろう。 | ![]() | |
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●半減期 2011.04.15 | ||
放射性物質が放射能を出す量が半分になるまでの時間のことである。なぜ完全に放射能を出さなくなるまでの時間を基準にしないかというと、理論的には永久に放射能を出し続けるためである。つまり半減期が10年の場合、10年経つと放射線を出す量は半分になり、もう10年経つと1/4になり、もうあと10年で1/8になるという計算だ。従って半減期が8日のヨウ素131は40日後には1/32となり64日後には1/256となる。よくTVなどでは「ヨウ素131は半減期が8日と短いため」などと報道されるが、放射性物質の中には半減期が40億年以上のものもあれば1/1000秒のものもあり「短い」というのは正確な表現ではないだろう。 | ![]() | |
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●ストロンチウム90 2011.04.14 | ||
放射能力が高く、名前同様に強い放射線を出すので外部被曝としても人体に与える影響は大きい。体内に入るとカルシウムと似た挙動をとる(体のほうがカルシウムだと思うらしい)のでカルシウム同様に骨に蓄積される。半減期も29年なのでほぼ一生の間放射線を出し続けることになる。ただし原発事故などで放出される量はセシウム137の数千分の1程度であるらしい。 | ![]() |
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●プルトニウム 2011.04.13 | ||
名前からして非常に恐ろしい物質と思われがちだが、実は放出する放射線量も少なく、もちろん内部被曝を起こす物質としては非常に危険ではあるが、それ以前に化学的毒性が非常に強いため体内に入った場合は放射線の影響以前に化学的な毒性で死に至る可能性のほうが高い。そういう意味では「汚染」という表現も当てはまるのではないか。ただし原発事故などで外部に放出される量は極めて少ないそうだ。 | ![]() | |
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●電磁波 2011.04.11 | ||
γ線は電磁波の一種である。電磁波には波長の長い(人体への影響が少ない)ほうから、ラジオやTVの電波、携帯電話の電波、電子レンジのマイクロ波、赤外線、可視光線、紫外線、X線、γ線ということになり、便宜上はX線からが放射線とされている。紫外線も放射線に含めるべきという意見もあったようだが、そうなると人類は毎日大量の放射線を浴びているということに混乱を招くから含めなかったのだうかは分からない。しかし紫外線であっても大量に長期間浴び続ければ皮膚ガンの原因になることは知っての通りだ。 | ![]() | |
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●放射線の種類 2011.04.09 | ||
α線、β線、中性子線などの粒子のものと、X線、γ線などの電磁波のものがある。それぞれ透過力や電離力が異なり、健康への影響や防御方法も異なる。また放射性物質によって放出される放射線の種類は異なる。まずはここを理解しないことには放射線=怖いもの、という原始的な恐怖は拭えないだろう。 | ![]() | |
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●安全基準の◯◯倍 2011.04.07 | ||
この数値が大きいことで「すごいことになった」という危機感を煽るわけだが、そもそも安全基準値のなるものの根拠がはっきりしない。これははっきりさせようとしたところで所詮は無理なはなし。放射線物質なるのの健康への影響は多種多様。放射線の種類、被曝者の年齢や健康状態、外部被曝か内部被曝か、放射性物質の半減期、潜伏期間、その他諸々の状況で、元々個人差が何万倍もあるものなのだ。 | ![]() | |
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●避難区域 2011.04.05 | ||
放射能影響予測SPEEDIが公開され放射性物質の飛散状況が視覚的に分かるようになったのだが、これを見る限り20kmとか30kmとかいう避難区域にあまり意味がないということが分かる。そして今回の事故では避難区域を30km以上に拡大することは考えづらい。その理由の1つがチェルノブイリが30kmであり30kmを越えると福島の事故の規模がチェルノブイリを上回ったと思われるからだ。というわけでSPEEDIのデータはあまりTVでは放映されないようだ。 | ![]() | |
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●大本営発表 2011.04.04 | ||
大本営発表は本当のコトを発表しない場合が多い。なぜかと言えば本当のことを言うと民衆がパニックになるからである。大本営発表の信憑性は民度の低さに比例するのではないか。だから放射能に対して正しい知識を持っていない民衆には本当のコトは言えない。 | ![]() |
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●欠点. 2011.04.03 | ||
誰にでも欠点はある。しかし普通はその欠点を直接指摘されることは少ない。失礼だし、言われたほうは傷つくし、落ち込んだりもする。だが他人から言われないと気がつかない欠点というのも多い。言われたことで言った相手に怒りを感じたり、嫌悪を感じたりもするだろう。でもその人が言ってくれたからこそ、その欠点を修正しようと思うきっかけにもなっているわけだ。無到着に他人の欠点を指摘する人間もいるが、その人のためを思って嫌われることを覚悟で指摘する場合もある。そんな相手には感謝しよう。怒りが治まってからで構わないので。 | ![]() | |
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●険悪な雰囲気. 2011.04.02 | ||
プロジェクトの中で誰かと誰かが険悪な雰囲気になる。どちらも言い分を聞けばなるほどと思える部分も多い。そして多くの場合、どちらかが一方的に悪いとか落ち度があったというものではない。どちらにも気をつければ防ぐことができたタイミングはあったはずだ。さて迷惑なのはこの2人以外のプロジェクトメンバーだ。利益とは直接関係ない仕事がひとつ増えてしまったわけだ。 | ![]() |
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●後始末. 2011.04.01 | ||
プロジェクトの中には色々と風呂敷をおっ広げて散々散らかして後始末を他人にやらせる人間が1人いて、その後始末をぶつぶつ言いながらもきちんとする人間が数人いて、何もしないで文句だけを言う人間が沢山いて、何もしないで文句も言わない人間が沢山いる。まあ、そんなもんだろう。冒頭の人間は我がままで奔放で無責任な感じもするが、じゃ代わりにやってみろ!と言われてもなかなかできるものではない。それなりの資質や性格、才能やノウハウが必要だ。しかし暴走し過ぎてふと後ろを振り返ると後始末をする人間がついて来なくなることもあるので注意しよう。 | ![]() | |
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