2012年6月

●その場で言わなきゃダメだろう   2012.06.30
無理な仕事を頼まれて、ついつい「はい、やります!」と言ったとする。しかしその理不尽さに後から気づいて、命令した上司にではなく、同僚や友だちや家族にうだうだぐちぐちと不満をこぼす。これってダメだろう。まぎれもなく「はい、やります!」と言った以上は、やらないわけにはいかないのだ。友だちに何かを頼まれ、ついつい「わかった、私がやっとくよ」と答える。しかしその友だちの調子の良さと身勝手さに後から腹が立って、他の友だちにグズグズびちゃびちゃと愚痴をこぼす。これも同じことだ。アメリカに行った中国人はアメリカ人に何か聞かれたとき、その意味が分からない場合はとりあえず「No!」と答える。日本人はとりあえず「Yes!」と答える。基本的におめでたいのだ。 [ウェブデザイナが出会った困った人たちビジネス分析]
●一と百(2)   2012.06.29
「百足の一息」=足が百本もあって常に忙しく動き回っている百足(ムカデ)でさえ、たまには一息ついて休むことがある。過労や働き過ぎには注意しよう。「一歩下がって百歩譲る」=「百歩譲って仮にあなたの言ってることが正しいとしよう」とか言ってる人は実際には百歩も譲っていない。せいぜい一歩だ。「一回の嘘も百回つけば真実になる」=眉唾ものだが一理ある。ガリレオもダーウィンも最初は嘘つきだったわけだ。今でこそ地動説も進化論も定説だが、考えてみれば地球上のほとんどの人が、身をもって納得のいく体験をしたわけではない。「一人殺せば殺人犯だが百万人殺せば支配者だ」=良い子の皆さんはこんなことを信じてはいけません。そんなに殺す間に絶対に自分が殺される。 [有名人の似顔絵]
●一と百(1)   2012.06.28
「一匹見たら百匹いると思え」=元はゴキブリのことだが、ネットショップの運営に使われる。一件の注文があれば百人ぐらいは、迷っている人、興味を持っている人がいるはずなので諦めずに頑張ろう。「百聞は一見にしかず」=人間が得る情報のうち約八割は視覚からによるもの。一割が聴覚、残りの一割が触覚、味覚、臭覚などだ。割合からすれば「八聞は一見にしかず」が正しい。「一回の成功のための百回の失敗」=成功しない人は二〜三回の失敗で諦める。百回とはいかないにしても十回ぐらいは覚悟しておこう。 [電車に関する色々な疑問]
●弱い人間(2)   2012.06.27
ただし突然強くなることなんて有り得ない。日々の地道な努力と苦労を積み重ねて強くなるはずだ。自称「弱い人間」は、すぐに諦める、常に楽な道を選ぶ、少しの辛いことも我慢できない、だからいつまで経っても弱いままなのだ。そしてこれ以上楽な道がなくなり追いつめられた弱い人間は病気になる。病気になって公に「弱い人間」と認められようとする。そんなことのために膨大な医療費が浪費もされている。 [有名人の似顔絵]
●弱い人間(1)   2012.06.26
五体満足で健康でありながら、自分の事を「弱い人間」と決めている人がいる。弱いから仕方が無い、弱いからできない、弱いから許してほしい、弱いから労ってほしい、弱いから可哀想と思ってほしい、ってふざけるな!そんなことがまかり通るなら誰だって弱い人間でありたいはずだ。弱い人間ではダメだから、弱い人間は周囲に迷惑をかけ他人に無駄な労力と手間をかけさせるから、弱い人間は社会的にマイナスだから、みんな努力して苦労して強くなろうとしている。 [夢]
●甘えるのもいい加減にしろ。   2012.06.25
世界の人口のうちの8割は、明日、生きている保証はない。世界の人口のうち8割は、用をたしたあとに紙が使えない。世界の人口のうち7割は、乾いた場所で寝られない。そういった喰うや喰わぬの生活をしている人間に比べて、最高級に恵まれた日本という国に居ながら、何をそんなにセコいことで悩んでいるのだ。甘えるのもいい加減にしろ!と言いたい。 [有名人の似顔絵]
●デザインのバグ   2012.06.24
プログラムにバグがあった場合にはその動作に異常をきたす。ライティングに誤字脱字があった場合バグのように修正を余儀なくされる。しかしデザインの場合にはプロが見て明らかに「こうじゃないだろ!」というようなミスがあっても大半は見逃される。デザインのバグは人を命の危険に晒したりする可能性も極めて低く、具体的な危害や不具合を及ぼすことがほとんど無いので大抵は気づかれることがない。人畜無害なのだ。それだけに修正されることなく公開されているデザインのバグは数限りなくあるわけだ。 [コンビーフ]
●いいじゃねえか、バカにされたって   2012.06.23
ちょっとバカにされたからと言って、本気で激怒したり、えらく落ち込むことはない。最初から全くバカにされない人間などいない。誰しも多かれ少なかれバカにされながら成長していくものだ。何度も何度もバカにされながら、悔しい思いをし、屈辱を味わい、バカにされる要因がどこにあったのかを研究し、改善し、バカにされない人格を築いていくものだ。いいじゃねえか、バカにされたって。ほんとにバカになるわけじゃないし。 [有名人の似顔絵]
●文字の数(2)   2012.06.22
そうじゃないと真意が伝わらない、とか勘違いされないために、とか色々と考えるのも文字が増える要因だ。ほとんどが書くほうの自己満足である。文字をいっぱい書けば「仕事したぁ」という達成感も味わえるわけだ。しかし客観的に見れば「こんな文字びっしりのもの、読む気になれるか?」と容易に想像はつくはずだ。情報をてんこ盛りにするのは簡単だ。その中から必要なものを取捨選択して、シャイプアップしてシンプルにすること、必要最低限の情報に絞り込むこと、のはうが遥かに難しい。その難しいことをやらないままの情報があまりに多過ぎる。 [爆笑!SF短編集]
●文字の数(1)   2012.06.21
印刷物やウェブページ、またメルマガなどで、積極的に「読もう」と思っていない人に対して、読んでもらうための文字の数は、もちろん個人差はあるが、せいぜい1000文字である。全ての人に読んでもらおうと思ったら400字以内が安全圏だ。このルールを守れば、世の中に溢れている「文字がぎっしり」で、誰にも読んでもらえない情報の大半が救われるはずである。書くほうにしてみれば、「これも書かなきゃ」「あれも書いておこう」と思ってどんどんと文字が増える。 [有名人の似顔絵]
●継続(2)   2012.06.20
エースと呼ばれるピッチャーは調子の悪いときでも何とか相手打線を押さえることができる。調子の良い時にだけ快刀乱麻のピッチングをするピッチャーは沢山いるだろう。ただし調子の善し悪しに関わらず一定のクウォリティで期待された結果を残し続けることは難しい。しかしその難しいことをできるのが本当のプロなのだろう。気分がのらない、気持ちが集中しない、などと言って仕事のクウォリティが落ちてしまい、それがあたかも不可抗力でもあるかのような言い訳をする人間はプロとは言えない。 [天声人誤]
●継続(1)   2012.06.19
ブログを毎日書き続けると決意する。実際にスタートしてみると意外にもすらすらと書けて楽しくなってきた。ところが2週間ほど経つとネタ切れとなり書くことがツラく感じられるようになってきた。そして1ヶ月後、ついに更新されないままの野ざらしのブログとなってしまう。そして1年後、「そうだブログを書こう!」と決意したと同時に書きかけのブログがあったことを思い出す。しかしIDもパスワードもパソコンを買い替えたときにどっかにやってしまった。仕方がないので新たにアカウントを取得して書き始める。が、1ヶ月後にはまた同じ結果を招く。 [有名人の似顔絵]
●幸せな人間と不幸な人間   2012.06.18
幸せな人間と不幸な人間はどこが違うかと言うと、不幸な人間は自分が幸せになることばかりを考えている。幸せな人間は他人を幸せにすることを常に考えている。他人を幸せにすれば結果として自分も幸せな気分になれる。また幸せにしてもらった人からいずれはリターンを受けることになる。ただし幸せにしようとした人間が残念な人間だった場合にはリターンは期待できないし、幸せにしようとされていることに気づかない不幸な人間である場合もある。不幸な人間には犠牲的精神がない。だから自分の感情や精神や心の持って行きどころを求めて煩悩に走り他人に迷惑をかけ他人を不幸にする。他人を不幸にした場合はそのリベンジを受け結局自分も不幸になる。 [すっとこどっこいな森の動物たち]
●やらない   2012.06.16
「やらない」うちになぜ「できない」と決めつけ「やろうとしない」のだろうか。「できない理由」を挙げればキリがない。「できない理由」は無限にある。確かに運動神経とか音感のように持って生まれた資質というのはある。しかしほとんどの事は資質や才能ではなく「努力」と「経験」だろう。中学校のときに苦手だった科目もあるだろう。それが大人になってからなぜ「できない」のだ。中学生もできるはずのことだ。すると「子供は吸収が早いから…」などと、またできない理由を考え始める。なぜ「できない」理由を考えるかと言えば、「できない」のではなく「やりたくない」からだろう。ではなぜ「やりたくない」のかと言うと、「頭を使う」という労力のいる作業がめんどくさい、のと、歳とともに垢のように蓄積された沽券やプライドや自尊心が、新たなことを学ぶという行為を阻害しているからだろう。「できる」ことだけを繰り返しいつまでもやっているようでは進歩はない。それは「継続は力なり」ではなく「ワンパターン」だ。

出張のため次回更新は6月18日になります。
[有名人の似顔絵]
●怒られる人間   2012.06.15
人間には比較的よく怒られるやつと、ほとんど怒られないやつがいる。普通人間は怒られたくないものだ。だからと言って怒られない人間ばかり選んでいては、そいつは一見優等生に見えるが、実はスキルは上がらないし、いつまでも打たれ弱いままのやつだ。積極的に怒られる人間になろう。そして積極的に怒られる人間を使おう。大人になってからその差は歴然としてくる。怒られない人間ばかりを選んできた社会は、精神的にも経済的にも決して裕福にはなれない。 [ウェブデザイナが出会った困った人たちビジネス分析]
●怒られる仕事   2012.06.14
仕事には比較的よく怒られるものと、ほとんど怒られないものがある。普通人間は怒られたくないものだ。だからと言って怒られない仕事ばかり選んでいてはスキルは上がらないし、いつまでも打たれ弱いままだ。積極的に怒られる仕事をしよう。大人になってからその差は歴然としてくる。怒られない仕事ばかりを選んできた人間は、精神的にも金銭的にも決して裕福ではない。 [有名人の似顔絵]
●ボランティア活動に精を出す   2012.06.13
ボランティア活動を行い社会に貢献するのは素晴らしいことである。しかし「本当に社会に貢献しているのだろうか?」「特にやらなくてもいいんじゃない?」という活動もないことはない。営利目的の民間企業の中の活動では、色々と叱責されたり、理不尽なことが多くて精神的にやってられない。ボランティア活動であれば怒られたり、指摘されることなくやっていける。または会社組織の中ではいつまで経っても管理職になれないが、ボランティア組織でリーダー的な立場がとれる。そんな理由だけでやっているのではないか?という人も少なくないようだ。自分の精神のバランスをとるため、気分転換のためだけだったら、ボランティア活動などはしなくてよし。全うな人と同じようにきちんと何かを生産してその報酬をきちんともらって社会に貢献すべきだろう。 [電車に関する色々な疑問]
●数学が苦手(2)   2012.06.12
それを説明した後「みなさんの家のバスタブに入れる水の重さってどのくらいでしょうか?」と質問したら、みんな首をかしげていた。ひとりが「50kgぐらい…かなぁ」と答えたのでホワイトボードで計算式を書いて「普通のバスタブで、まあだいたい1t弱でしょう。というようなことを計算して調べるために数学があるんですね」と説明した。確かに数学とか物理は、実生活でどんな時に役立つか?ということを一切説明しないで、いきなり理論を教える。これはあまりに不親切であり一方的だ。受験のための教育ではなく実践的な教育をすべきであろう。 [有名人の似顔絵]
●数学が苦手(1)   2012.06.11
Excelの授業(一般人向け)で計算式を考えるのがイヤという生徒が何人かいた。要するに数学が嫌いということだ。ではなぜ数学が嫌いかというと生活の中でどんな場面に使うのか分からない。別に分からなくても問題はないのではないか。ということだった。これは我々が中学校のころに抱いた疑問と同じだ。ただし高校受験があり、とにかくやらざるを得なかったという現実もあり、その疑問を持ったまま大人になったわけだ。そこで改めてYahoo! 知恵袋で調べてみた。すると「編み物に使う時の糸の量」「リフォームの壁紙の面積」「人参をどこできったら同じ重さになるか」「ピザの直径と値段を比較」「宝くじや馬券の当たる確率」などなど、かなかな面白い例がいくつも出てきた。 [夢]
●節電(2)   2012.06.10
パチンコ業界にしても然りだ。日本のレジャー産業の7割の売上げを占めるパチンコが営業しなくなったら失業だけでなく経済に及ぼす影響も大きい。そもそもが原発を稼働させるための電力会社の脅しという噂もある節電ブームなワケだが、原発を止めたままにすれば、そこで働く人達はどうなるのだろうか。いずれにしても高度成長期からバブルにかけて構築してきた色々なシステムが、その在り方自体を根本的に考え直さなければいけない時期が来ているようだ。 [有名人の似顔絵]
●節電(1)   2012.06.09
TVを消して節電しよう!という動きがネット上で広まっていようだ。もちろんTVではそのようなニュースは流れない。いっそのこと放送自体を中止していまえばいいのではないか。ワイドショー、バラティー、ドラマ、歌番組などはこれを機に永遠に無くしてしまってもいいのではないか。パチンコはどうだ。全国のパチンコ屋が営業を中止すれば、それなりに節電に貢献するはずである。しかし残念ながらTV業界では多くの人が働いていて、その人たちを失業させるわけにはいかないし、家電メーカーを始め、関連する業界も幅広い。 [コンビーフ]
●社会的弱者   2012.06.08
社会的弱者の言うことを全て聞いていたら社会は成り立たない。社会的弱者は自分にとって有利なことしか言わないし考えていないからだ。自称「社会的弱者」にとっては政治家や大企業は悪者になる。しかし現実は、大企業がGDPの90%以上を稼いで、政治家がそれを配分しているから日本では社会的弱者は生きていける。新興国だったらとっくに死んでいるかもしれないのだ。自然災害で財産を失った、障がいを持っている、扶養してくれる大人がいない子供、不慮の事故など外的要因によって体が不自由になった人などは、確かに社会的弱者として国や自治体が援助するべきだろう。しかし五体満足で働ける体を持っていながら、自分を社会的弱者と位置付ける人間には支援する必要は無いだろう。計画性がなく、俯瞰的にモノを見られず、その場限りの思い付きで行動し、常に緊張感がなく、すぐにお金を使ってしまい、教養と理性に欠ける、煩悩で生きる、そんな人間は「社会的弱者」ではなく「躾が足りない」だけだ。 [有名人の似顔絵]
●「ニート」や「ひきこもり(3)   2012.06.07
どんなに優秀な人間でも、時には単調でつまらない仕事をしなければならないこともある。いくら能力が高くても、それを生かすためには「社会経験」というものが必須である。そういったものをパスして軍師となることは不可能だ。ということは社会経験を積んだ人間なら誰でも分かるはずだ。「ニート」に共通しているのは、自分の能力の過大評価であり、実現できるはずもない高い理想を持っているということだろう。能力やスキルは社会経験があってからこそ活かされる。そのことの重要性を大学を卒業するまでのどこかで、ちゃんと教育してあげないと、どんどんとニートが増えていってしまうのではないか。 [爆笑!SF短編集]
●「ニート」や「ひきこもり(2)   2012.06.06
そもそもは情報過多による高い理想と現実とのギャップ、大人になるまで怒られたことのないことから来る「打たれ弱さ」「心の脆弱さ」、そして「生きる」ために必死になるという動物が本来持っている本能の欠如、働くなくとも生きていけるという現実、慢性的な平和ボケ、など要因は色々と考えられるだろう。そして就労してきちんと働いている人間と、彼ら「ニート」や「ひきこもり」との差異も紙一重であるように思う。就労している人間でも、ひとつ間違えば「ニート」「ひきこもり」になってしまう可能性は十分にありそうだ。 [有名人の似顔絵]
●「ニート」や「ひきこもり」(1)   2012.06.05
35〜44歳で親と同居する未婚者は295万人と同世代の16.1%。1990年の112万人(同世代の5.7%)、2000年の159万人(同10%)から急増したとのこと。 http://bit.ly/Ix3Hpo 養っているのは彼らの高齢化した親であり、家計もさることながら、親が死去した後には国が面倒をみることとなり、何も生産しない人間を生かすために多額の税金が使われることとなる。彼らの多くが「ニート」や「ひきこもり」であり、中には何らかの精神疾患を患っている者も少なくない。従って「甘えるな!」と一喝するわけにもいかず、強要すればするほど、より引きこもってしまい、医療的な措置が必要とされてくる。 [天声人誤]
●与作(2)   2012.06.04
妖精は諦めて起用にカエル泳ぎをしながら池の底に潜っていきました。ところが10秒もしないうちにまた出てきました。「あなたが落としたのはこの金のチェーンソーですか?」「斧だってさっき言ったろ!」「あなたは正直者です。褒美にこのチェーンソーを差し上げましょう」「まじで?それは有り難い!」与作はチェーンソーを手にし、早速使おうと思いましたがエンジンがかかりません。妖精のほうを振り返ると、「ガソリンは有料になります」と妖精。「なんか違法っぽくねえ?」「コンプリートしてないのに希少アイテムを手に入れたしガソリン代ぐらい払えや!」 [有名人の似顔絵]
●与作(1)   2012.06.01
与作が森で木を切っていると、手をすべらせ斧が池の中にどっぼ〜ん。すると池の中から妖精が出てきて「あなたが落としたのは、この金の地下足袋ですか?」「いや、オレが落としたのは斧だし地下足袋じゃねえ」「そうですか、あなたは正直者です。褒美にこの金の地下足袋を差し上げましょう!」「いらねえいらねえ!だいたいどこが金なんだ?見た目普通の地下足袋だし、かたっぽしかなえし」「かたっぽだけなのは仕方がありません。ただしこのコハゼ(留め金)の部分が金なのですよ」「いや、色は金だが材質は真鍮だべ。二束三文にもならなえ」「いえ一足半分です」

出張のため次回更新は6月4日になります。
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