2016年6月

●ヤマト運輸装った詐欺メール   2016.06.30
色々と考えてくるものだ。件名は「宅急便お届けのお知らせ」で、品名は伏字、伝票番号は本物っぽく適当。これに怪しいファイルが添付されてくる。ネットで買い物をして、商品が届くのを心待ちにしている人であれば「もしや配送センターで止まってる?」のかと思って添付ファイルをうっかり開いてしまう場合も少なくないだろう。楽しみと不安を巧妙に利用した詐欺と言える。実在するメルアドのmail@kuronekoyamato.co.jpから送られてくるように装っているし、伝票番号も記載されているので騙されやすい。とはいえ著名が無い、問い合わせ先が無い、本文に書き出しのリード文が無い、など不審な点はいくつもある。冷静に考えれば詐欺メールであることは普通に分かる。そういえば2002年に「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」というものが作成、施行され、広告を目的とした迷惑メールが規制されることになり、「未承諾広告メール」の表記が義務付けられたはずだが、2004年には一切見かけなくなり、現在ではそういったものがあったことすら完全に忘れ去られている。誰にも使われない率は2千円札並みの規制であった。


LINEスタンプ「人絵」
●芸能人と一般人の差   2016.06.29
芸能人がテレビに出ると、たとえ視聴率1%の番組であっても20〜30万人の人が見るという計算になる。一般人はどうだろうか?一般人である「あなた」のことを知っている人は多くて1000人、少ない場合は100人ぐらいかもしれない。頻繁にテレビに出る有名人と「あなた」とでは知名度の差が一万倍ぐらいはあるということになる。有名人の1/10000しか知名度のない一般人である「あなた」が、芸能人を身近な存在と考えるのはやめたほうがいいだろう。その芸能人は確実に「あなた」のことを知らないはずである。サイン会で数回握手をした程度のことは確実に忘れているはずである。芸能人と一般人の間には想像以上に大きな隔たりがあり、一般人から見れば芸能人ははるか雲の上の存在であることには変わりはない。それをいかに身近でフレンドリーなように見せているのが芸能界の戦略というものだ。


LINEスタンプ「顔面遊離男」
●チャージ機   2016.06.28
SUICAやPASMOでカードを挿入口に入れずに上から載せるタイプのチャージ機がある。このタイプのチャージ機、お金を入れてチャージが完了する前にカードを取ってしまったらどうなるのか?まずそのチャージ機のある駅に行き、どのチャージを使ったか、いくら入れたか、いつチャージしたかを駅員に報告する。するとチャージ機から履歴データを確認してチャージされてないことが分かれば現金を返してくれる。その際に。郵便番号、住所、名前、電話番号を書かされ、なぜか「郵便番号」を強調していた。駅員の対応の態度を見ていると、そういう人は頻繁にいないでのであろうことが見てとれた。


有名人の似顔絵
●EU離脱   2016.06.27
Googleは24日、英国の国民投票でEU離脱派が勝利を決めた後、英国で検索回数が最も多かった関連のキーワードは「EU離脱は何を意味する?」で、2番目は「EUって何?」だったと明らかにした。 英国人で、EUが何であるのか?離脱することはどういうことなのか?を知らないまま投票した人も少なくないということだろう。マスコミではEU残留派とEU離脱派が激しく口論したり争っている状況が伝えられ、あたかも英国を2分するような大問題のように報じられているが、実際には当の英国人の多くは「よく分からないけど…」とりあえず投票したのかもしれない。結局人間は自分が直接すぐに影響を受けない事柄については基本的に無関心なのだろう。EU離脱派にとって直接影響があるとすれば「もう一度、女王陛下の肖像の貨幣が使えるようになる」程度の理由だったのかもしれないし。


エルトゥールル号の響
●Facebookに載せる写真   2016.06.26
普段あまり美味しいものを食べてない人は外食した時の写真をFacebookに載せる。普段あまり家族の愛に恵まれてない人は家族と一緒にいる時の写真をFacebookに載せる。普段から家に篭りがちな人は旅行に行った時の写真をFacebookに載せる。どちらかというと貧乏な人は高い買い物をした時の商品を、異性に恵まれてない人は異性の写真を、友だちが少ない人は友だちといる時の写真を、というように引け目を感じてる部分を「そうじゃない!」と自分に言い聞かせるために敢えて、と、そんな傾向もあるのではないかな、というFacebookの写真を見た人の分析でした。ちなみのこの傾向はtwitterやinstagramにはあまり当てはまらないようだ。


よくわかる実習 情報
●できるできない   2016.06.25
ビジネスで何かを依頼したときの答え→①(何を聞いても)できます!、②(何を聞いても)できません!、③(何を聞いても)社に持ち帰って検討します。実はここで聞いてることはみんな同じようなもので→①頑張ればできるが、頑張らないとできない。②時間があればできるが、時間がないとできない。③コストをかければできるが、コストをかけなければできない。ようするにぜ〜んぶ同じようなことなのだ。


人生を変える似顔絵
●雲のような人   2016.06.24
雲のようにおおらかで広大でふところの深いゆっくりとしていて安心感のある寛大な心の持ち主。そんな人を「雲のような人」と呼ぶのかと思いきや、「どこかに行ってしまうと美しい日になる」人のことだそうだ。


WebDesign
●不毛な半日   2016.06.23
さあ、これから始めよう!と思ってモチュベーションを上げて仕事をスタートしようとしたところがパソコンが起動しない。何度やっても起動できない。他のパソコンを起動してネットで調べようとしたところ、何やら勝手にアップデートが始まって残り時間が20分とのこと。ここでアップデートをキャセルして、変な操作をしてこっちのパソコンまで起動しなくなったら困るのでそのまま待つことに。その間スマホでネットでも見ようとしたところ、スパムメールが100通以上溜まっていて、その削除と整理に時間を費やす。終わったころだろうとパソコンを見るとアップデートの残り時間が28分に増えていた。てなことをやってるうちに何の成果物も作らないうちに半日が過ぎる。2〜3年に1回はそんな不毛な半日を過ごすことがあるもんだ。


株式会社「かくの木」
●普通自動車免許   2016.06.22
普通自動車免許で運転できるのは車両総重量5トン未満で最大積載量3トン未満で乗車定員10人以下の車両だ。もちろん左ハンドルの外車から原付まで乗れる。しかし一般的な国産乗用車と4トントラックと左ハンドルと原付では運転の感覚や操作手順は大きく異なりシフトレバーの操作、ヘッドライトの点灯、ワイパーの調整、などは車種ごとでも違っている。これだけ多種多様なクルマを1種類の免許で運転できるという国に住んでいながら、Windowsしか使えない、Macintoshしか使えない、という人間がどうしてこんなに多いのだろうか?


ふじみ一店逸品
●デザイナーのミス(3)   2016.06.21
インダストリアルデザインは工業製品のデザインなので、金型費と開発費を償却するために1万台以上生産する場合が普通で、ミスを犯してしまったインダストリアルデザイナーの精神的なダメージとトラウマは、グラフィックデザイナーよりも大きいいのが普通だ。それは(10万円のエアコンの電源スイッチの「ON」と印刷するところを誤って「NO」と印刷してしまった場合は)、同じミスをする夢を何度も何度も見るだけでなく、エアコンを目にする度に嫌な気分になり、吐き気や頭痛がするようになり、デザイナーを辞めるきっかけになったりもする。その点、グラフィックデザイナーは印刷通販(ネットでの印刷)の普及で印刷費用が格段に安くなり、印刷時間も大きく短縮されたのはデザイナーのダメージを少なくするためにも大きな意味を持つだろう。


話題の人の似顔絵BLOG
●デザイナーのミス(2)   2016.06.20
グラフィックデザイナーがミスによってその損害を賠償させられた場合、その金銭的な負担よりも恐ろしいのが精神的なダメージだ。大きなミスの場合は大抵はトラウマになる。再度ミスをしてクライアントの怒られる夢を見たり、ミスをしていないにも関わらず必要以上に何度も確認作業をするようになったりしてしまう。もっと恐ろしいのはインダストリアルデザイナーのミスだ。例えば10万円のエアコンの電源スイッチの「ON」と印刷するところを誤って「NO」と印刷してしまった場合は、訂正紙の挟み込みというわけにはいかない。確実に回収と部品交換という対応作業が発生する。その被害額は個人で負担できる範疇ではない。


新座市に生息する動植物写真集
●デザイナーのミス(1)   2016.06.19
デザイナーの仕事にミスはつきもの。絶対にミスの無い仕事は不可能である。色や写真の間違いもあればスペルのミスもある。グラフィックデザイナーの場合、仮にミスに気づかず刷ってしまった場合、回収、訂正紙の挟み込み、刷り直し、など、それなりの被害額が発生する。場合によってはミスをしたデザイナーがその被害額を負担させられることもある。この「ミスの恐怖」から解放されるためにグラフィックデザイナーからウェブデザイナーに転身するケースも少なくないようだ。ウェブデザイナーであればミスがあってもサーバーにアップしてあるデータを修正するだけで対応できるのだ。ネットショップなどでミスがあった場合には、実質的な被害額が発生することもあるが、ウェブの場合は、色々な立場の人間が関わっているので、ミスの責任も分散され、一人で背負い込む可能性も低くなるようだ。


ギフト似顔絵ルーム
●最近の世の中、お利口が多くて疲れません?   2016.06.18
そして差し替え版の「最近の世の中、お利口が多くて疲れません?」のほうが時勢を皮肉っているような痛烈さが感じられたように思う。ここでの「お利口」とは、教員などによくいる「頼んでもいないのにいつも教える側のポジションに居座る」「頼んでもいないのに他人の成果物を評価し始める」「しかし自分の作った成果物は理論的には完全に見えても至ってつまらない」などの理屈優先の「お利口さん」であり、このような「お利口」が多くなると、確かに疲れるのであった。


コンビニ・スマホ・ホームページ
●最近の世の中、バカが多くて疲れません?   2016.06.17
「最近の世の中、バカが多くて疲れません?」は1991年のエーザイチョコラBBのCMで、視聴者から多数のクレームがつけられたことを想定して、あらかじめ「バカ」の部分を「お利口」に差し替えられたパターンを撮っていて、すぐに差し替えて放映したらしい。確かにお客さんをバカ呼ばわりするとは何ごとだ!と怒る人もいたらしいし、知能障がいなど病気が原因であるのに「お前と居ると疲れる」と言われることを助長してるようにもとられたそうだ。しかしこのCMでの「バカ」は健常者で、単に考えが浅くて、先読みのできない、その場その場での感情や欲求で行動してしまう人のことを指しているような感じだったような気がする。


一般人の似顔絵
●按分   2016.06.16
選挙の開票結果の候補者別の得票数の中に小数点以下の数字が記載されているのが按分(あんぶん)と言うらしい。候補者の中に同一の氏名、氏または名の候補者が2人以上いる場合で、投票用紙にその氏名、氏または名のみを記載した投票(按分票)があったとき、これをそれぞれの候補者の得票数の割合に応じて分けるとのこと。このため得票数に小数点以下の端数がつくことがある。計算方法はちょいとややこしいので割愛するが、普通は何で小数点第三位まで表示する必要があるの?と思われるのだが、実際に北海道の滝上町議選で、「ヒロシ」とだけ書かれた投票用紙があり、立候補者に「ヒロシ」が2人いたため、これを按分。最後の議席を獲得した議員と次点の議員との得票差はわずか0.579票差だったそうだ。当落線上の二人が同点というわけにはいかないので、できるだけ差がつくように小数点第三位まで表示するのだろう。といっても落選した候補者の数字の桁数がやたらと多いのはちょっと恥ずかしいか。


子ども始球式
●叱責してはいけない-2   2016.06.15
そもそもが相手に対して叱責をするということは、自分が「面白くないこと」「ムカつくこと」「腹の立つこと」などがあった場合だ。純粋に相手を「躾るため」「教育するため」であれば叱責することもあるのだろうが、相手が社会人で大人の場合は、自分の「面白くないこと」「ムカつくこと」「腹の立つこと」を相手に受け渡すだけの結果となる。自分は相手を叱責したことで「怒り」「憤慨」「蟠り」を発散できるが、相手は「怒り」や「蟠り」を受け渡されて重い気分になるだけだ。結局は誰も幸せになれず、重い気分、暗い気分の人間が増えるだけだ。


天声人誤
●叱責してはいけない-1   2016.06.14
師弟関係でもないビジネスの関係の相手に対し叱責したり説教したりしてはいけない。一度でもそれをやってしまうと次回からは相手は怒られないように予防線を張ることに重点を置くようになり、決して本心を口にしなくなってしまう。ビジネスでは常に文化も価値観も違う相手と接しなければいけない。そこでは「腹の立つこと」「ムカつくこと」は山ほどある。そこで叱責したところで相手は叱責された内容を改善したり修正したりはしない。叱責された内容に触れないようにするか、叱責した相手と距離を置くようにする。ただそれだけのことだ。だから同じ組織の中で明確な師弟関係や上下関係でない相手には絶対に叱責してはいけない。


LINEスタンプ「人絵」
●世界の列強   2016.06.13
現在の「世界の列強」は「米英仏露中」だ。「世界の列強」という言葉ができた頃は、まだアメリカは出来立てでそんなに国力は強くはなかったらしく「世界の列強」には含まれていなかった。同時にオスマントルコは国力が低下していて「世界の列強」には含まれていなかった。ナポレオン戦争以後から第二次世界大戦までの間に「世界の列強」にはいくつかの国が出入りした。ドイツ、オーストリア、イタリア、オランダ、大日本帝国、などだ。そして現在の国連の常任理事国である「米英仏露中」は、かつてないほどに安定した国力を維持し続けているようだ。Wikipediaでは国連安保理で拒否権を持つ列強が「米英仏露中」で、国連安保理で拒否権を持たない列強が「日独」となっている。研究機関や学者によって解釈は多少異なるが、概ね「米英仏露中日独」の7カ国を列強(Great Power)と位置づけているようだが「印」を含めている場合もあるとのこと。


LINEスタンプ「顔面遊離男」
●コーヒー   2016.06.12
アメリカでコーヒーを注文した日本人の多くがコーラを飲むハメになる。日本語的な発音で「コーヒー」と言うと「コーラ」と思われるそうだ。確実にコーヒーを持ってきてもらうためには「カヒィ!(カにアクセント)」と言わなければいけない。もっと確実なのは「カッパの屁!」と言うことだそうだ。cup of coffee に聞こえるそうだ。サンフランシスコのケーブルカーを降りるときには「揚げ豆腐!」と言うと確実に運転手はケーブルカーを止めてくれる。I get off と聞こえるからだ。ミラノの大聖堂に行く時にタクシーに乗る。日本語で「どーも」と言うと確実にDome(大聖堂)に連れて行ってくれる。


有名人の似顔絵
●たった一度の人生   2016.06.11
自分が偉いと思っている人は進歩しない。もし自分が部屋の中で一番賢い人なら、自分は間違った部屋にいるということになる。井の中の蛙は、早く井の中から出なければいけない。ところが井の中は居心地が良い。周囲は自分のことを「賢い!」「偉い!」と言ってちやほやしてくれる。そして井の外に出たときには、そこで上手く行くという保証はないし、失敗するリスクも非常に高い。MLBに行った日本人のプロ野球選手を見れば判る。日本では超一流でもアメリカでは鳴かず飛ばずで日本に戻って来る選手も少なくない。恐らく彼らは「たった一度の人生だから悔いのない生き方をしたい」と思ったのだろう。そしてずっと井の中で過ごした人たちは「たった一度の人生だから失敗のない生き方をしたい」と思ったのだろう。


エルトゥールル号の響
●見失うマウスポインタ   2016.06.10
モニターの解像度が高くなるに従ってマウスポインタを見失う事も多くなってくる。人から借りた最新型のノーパソなんかでプレゼンする場合などは、見失わないように意識してゆっくりと動かさなければいけなくなる。モニターは高解像度化と同時に大型化もしているので一旦見失うとなかなか見つからない。特にMacのRetina 5Kでは5120×2880ピクセルなどというとんでもない解像度なのだ。そこで最新のMacOSではマウスをシェイクするとマウスポインタが一時的に大きく表示されるという機能がある。「システム環境設定」の「アクセシビリティ」から設定できる。Windowsでもマウスポインタの周囲に波紋のような模様が表示されて位置が分かるという機能がある。「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「デバイスとプリンター」→「マウス]で設定できる。いずれも使っている人はあまり見たことはないが。


よくわかる実習 情報
●コーポレートアイデンティティー   2016.06.09
CI(コーポレートアイデンティティー)という言葉は知っていても具体的にどういうことなのか?を知っている人は少ない。デザイナーであれば大学時代に教わっているので感覚的には理解しているが、そうでない人は理屈は解っていても感覚的には解らない場合がほとんどである。CIを行ったところで売り上げがすぐに上がるわけではないし、手間がかかる割に効果が見えないものである。しかし企業がある程度の大きさに成長した時には絶対に必要になるものだ。と言っても即効性が無く手間がかかるものは、なかなかやろうとしないのが人間というもの。特に常に目の前の数字を重視している「営業」の人に、このCIの必要性を説くのはCIよりも手間がかかるというもの。


人生を変える似顔絵
●一生懸命勉強する   2016.06.08
「公務員は優遇されている!」と言ってる民間企業の従業員。「大企業だけがいい思いをしている!」と嘆く中小企業に務めるサラリーマン。まったくもって情けないはなしだ。公務員が羨ましいなら、一生懸命勉強して公務員試験に受かって公務員になればいいだけのことだろうし、大企業が羨ましいなら、一生懸命勉強して一流の大学に入って、一生懸命勉強して大企業に入ればいいだけのはなしだ。みんなそれなりに一生懸命勉強しているのだ。それをしないで羨ましがるだけの人間は最低の人間だし、公務員や大企業では汚職が日常茶飯事だと言ってる連中は人間のクズだ。


WebDesign
●創造的な人間は常に活き活きしている   2016.06.07
「活き活きしている人は創造的だ」と言っているのはベストセラー作家のエリザベス・ギルバート。人は誰しも創造的な衝動を持っていて、それを無視していれば、悲しみは募り、本来得られるべき満足が得られなくなる。そしておそらく体にも悪い。人は創造性を発揮していると、病気のリスクが低下する一方で、自然に健康になり、幸福感が強まってくる。例えば、ハーバード公衆衛生大学院の研究からは、芸術を行うことでストレスや心配が軽減し、気分は前向きになり、鬱になりにくくなるなど、様々な利点があることが明らかにされているらしい。創造的な人間は常に活き活きしているということのようだ。


株式会社「かくの木」
●自由   2016.06.06
人間誰しも自由になりたい。ところが全くの自由というのは、例えばどこの国家にも属していない広大な土地を与えられて、好き勝手に暮らしていいとされたとする。もちろん好きな場所に好きな家を建ててもよく、税金を払う必要がないのだが、仮にその家が火事になっても消防車は来てくれないし、泥棒が入ったとしても警察は来てくれない。その土地ではどこで狩猟をしても構わないのだが、自分が密猟者に撃ち殺される可能性もあるわけだ。というわけで全人類が全くの自由になると色々と困るので、人間誰しも色々なルールの元で不自由を強いられながら生きている。そういう意味では「自由=不安」「不自由=安心」ということになるのだろう。


ふじみ一店逸品
●文章   2016.06.05
人間は基本的に文字を読まない生き物である。にもかかわらず世の中には「文章」なるものが氾濫している。そしてそのほとんどが作成した人の自己満足であり形骸的な責任を果たすためのものである。そしてそのほとんどが、「読みやすさ」を無視した「びっしりと文字が詰まって見ただけで読む気が失せる」ような書式デザインである。具体的には、行間が狭すぎであり、1つのセンテンスが長すぎであり、句読点が少な過ぎであり、改行しなさすぎであり、文字が小さすぎであり、使っている言葉が難し過ぎであり、読みの分からない漢字が多過ぎであり、意味の分からないカタカナが多過ぎであり、言い回しがクド過ぎである。要するに「読ませない」ための文章ではないかと疑わざるを得ない。


話題の人の似顔絵BLOG
●どうでもいい知識   2016.06.04
①ゴボウを食べるのは世界でも日本だけ。②コンセントの穴は左右で大きさが違う。③身長は80%、体重は50%遺伝する。④みそ汁を4リットル飲むと死ぬ。⑤「公共広告機構」は右手だけで打てる。⑥目を瞑ったあと急に目を開き時計を見たときに秒針が止まってる時間が少し長く感じる現象をクロノスタシスという。⑦世界史のセンター試験では同じ記号が4回続くことは過去に例がない。⑧ネコに鎖骨はない。⑨オウムの寿命は人間より長いが先に飼い主が死ぬから検証できない。⑩クマバチの名前の由来はクマが巣から蜜を採ってたことからで、でっかいからではない。 確かにどれもどうでもいい知識だ。


新座市に生息する動植物写真集
●勤労の義務   2016.06.03
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、などの一神教では、唯一絶対の神が人に対して義務を課すとされている。日本では神の代わりに憲法で「勤労の義務」が定められている。そして義務に反した場合には、制裁があるとされる。そもそもが憲法に違反したのであれば罰則があって当然のようにも思える。しかし実際にはホームレス、ニート、 穀潰し、居候、パラサイト、無駄めし食い、徒食者、 ヒキコモリ、すねかじり、ナマポ、などなど「勤労の義務」を果たさず制裁されるべきであるにもかかわらず平然と生きている人たちもたくさんいる。それどころか、そういった人たちも救済しようという動きさえもある。救済しようという動き=働いている、ということにもなり、その人たちは義務に反していないだけに事態はややこしいようだ。


ギフト似顔絵ルーム
●ルール   2016.06.02
大相撲で横綱や大関が立会いの変化で勝ったりすると解説者は横綱にあるまじき行為と怒り狂い、場内では落胆のため息が漏れる。しかしその横綱はルールに違反したわけでもなければ禁止されている行為を行ったわけでもない。立会いの変化が卑怯な行為であるとすれば、ルールブックに「横綱の明らかな立会いの変化は負けとみなす」と書くべきなのだろう。あらゆる国際的な規格や基準で考えればルール化は当然のことにように思える。とはいえメジャーリーグにも「ルールブックに書かれていない規則」であるアンリトン・ルールというものがあり、こと細かに明文化(ルール化?)されている。


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●風刺画を理解できない   2016.06.01
葛飾北斎の浮世絵『富嶽三十六景』の中の1枚、「神奈川沖浪裏」のパロディーで、ボリスジョンソンというイギリスの首相候補の顔を波に見立てた海外の風刺画がネット上で話題となった。この風刺画のボリスジョンソンを民進党・山井和則が安倍首相と間違えて「G7の首脳の方々があの大馬鹿野郎から逃げようぜ、逃げたほうがいいよ」と言っていると発表した。ネット上での「釣り」に見事に引っかかった形だが、あまりにもその行動が安易であり軽率だ。その風刺画では「大馬鹿野郎から逃げようぜ」と言って船に乗ってるメンバーの中に安倍首相を描かれているので、大馬鹿野郎が安倍首相でないことは一目瞭然だ。政権を批判したい一心で「やっちまった」ことも情けないが、イラストを見て気がつかないという感性の鈍感さに閉口する。


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