2017年2月

●やばい   2107.02.28
「やばい」という言葉をなるべく使わずに表現してみなさい、という中学校での指導が話題となっている。「やばい」と同様に英語圏の人が「危ない」「まずい」「凄い」「驚いた」「素晴らしい」「ひどい」「何ということだ」などの場合に多用する言葉が「oh my god」ではないだろうか。「やばい」には「やばくね?」「超やばい」「ヤッベー」とかの亜種があり、「oh my god」にも「Oh my goodness」「Oh my gosh! 」「oh my jesus」などがある。英語では古くから「oh my god」が使われてきたが、これを日本語に訳すときには「おお神よ」「神の御加護を」「何てこったい」「大変」などとされてきたが、どれも帯襷ではないだろうか。では「やばい」を「oh my god」の直訳として使えるか?というと、まだ「やばい」の歴史も浅く生煮えのようにも思える。もう少し使い込まれて国民の間で馴染ませる必要があると思うのだが、その前の「待った」をかけることもないだろう。言葉は生き物であり、時代とともに変遷していくものだ。出張のため次回は3月4日になります。

●努力と行動と時間   2107.02.27
世界には色々な「名言」と呼ばれるものがある。そしてその多くは「努力」して「行動」することと、いつやるのか?という、その「時間」について言っている。
  • 私が後悔することは、しなかったことであり、できなかったことではない。~イングリット・バーグマン~
  • 「やれることはすべてやる」それを毎日継続して行うのは一番苦しいことであり、とても大変なことである。でもそれさえちゃんとしていれば結果が出てない時でも後悔せずに満足できる。~イチロー~
  • 「人生で一番頑張った日は今日である」…毎日そうありたいもんだね。~石川明(CUBE)~
  • 出来るか出来ないかわからない時は、出来ると思って努力せよ。~三宅雪嶺~
  • 事を行うに当たって「いつから始めようか」などと考えている者は、その時点ですでに遅れをとっているのである。~クインティリアヌス~
  • 相談するときには過去を、教授するときには現在を、行動するときには未来を思え。~ジャウベール~
  • いつかはいつかはと思うてたけど、今やね。夢叶えよ思たら今をちゃんとせなあかん。~堀井嘉智~
  • 10年後にはきっと、せめて10年でいいからもどってやり直したいと思っているのだろう。今やり直せよ。未来を。10年か、20年か、50年後からもどってきたんだよ今。~読み人知らず~
  • 夢は逃げない、逃げるのはいつも自分だ。~高橋歩~
  • 時間がないというのは嘘である。時間は十分すぎるほどある。~リチャード・コッチ『人生を変える80対20の法』~
  • 今を戦えない者に、次とか来年とか言う資格はない。~ロベルト・パッジョー~
  • いつやるか? 今でしょ。~林修~
●デパート(2)   2107.02.26
→一昨日の続き。昭和の終わり頃、肥大化していった「デパート」では、例えば鉛筆1本、雑巾1枚、電池1本、買うためにエスカレーターを何回も乗り継ぎ、成り行きで建増された広大なフロアを移動しなければならなくなってきた。そして自分が一体どこにいるのか分からなくなってしまう。そして現在、これと同じような状況にあるのが、日本全国の自治体の公式サイトであろう。コンテンツが肥大化し、縦割りの弊害で同じような情報があちこちに散りばめられ、入ったら最後、自分の居る位置などは到底分からない。有るものは全部載せるという、「売れるものは全部売る!」という昭和のデパートと同じコンセプトであるのだが、商売と言うよりかはむしろ、作った人の満足感を満たすがためのものであるだけに始末が悪い。

●盗人猛々しい   2107.02.25
任天堂から無許可でマリカーのレンタルを行っていた株式会社マリカーの声明文が稚拙で突っ込みどころ満載で笑える。「Facebookのレビューは5つ星」ミシュランじゃないんだから…「複数の弁護士・弁理士等の専門家に相談をし」複数って何人の?専門家って誰?「数か月前には、任天堂の担当者様と協議及び情報交換も」数か月前って何月何日?協議と情報交換って何をしたんだ?「任天堂の許可無く勝手に模造された衣装を販売、レンタルしているなどの悪意のある業者もあり」って、そこから仕入れてるんだろ?「ホームページもパンクして閲覧できなくなり」ホームページはクルマじゃないのでパンクはしない?「電話回線もパンクしたことにより」だから正式な声明文では『パンク』は使わないって複数の弁護士は教えてくれなかったの?「このままでは事業の継続に多大な影響が出ることを恐れております」訴えられたら負けることがわかってるんじゃん。「専門家の皆様からも私たちを支援したいという」だから専門家って誰よ?「お客様の笑顔を守るために全力で頑張ります」ライセンス料が発生しないからリーズナブルでお客様も笑顔になるんだろ?…きちんと対応していなかったこと自ら暴露しているようだ。

●デパート(1)   2107.02.24
UNIQLOもTOYSRUSもHANDSもヤマダ電機もまだなかったころ、人々は何かを買うために「デパート」なることろへ行ったものだ。ファミレスなんてものも無かったので、美味しいものを食べるときには「デパート」の「食堂」に行ったりもしていた。しかしニーズの多様化と専門化とローコスト化で、1つの箱である「デパート」だけでは対応ができなくなった。そして有名な「デパート」は相次いで店じまいをしていくことになった。「デパート」は「百貨店」とも呼ばれた。その昔は、百種類もの品揃えがあるということが、大層商品の数が多いという印象を与えたりもしていたのだろう。→明後日へ続く。

●まずは開かせる   2107.02.23
秀逸なスパムメールが来た。「PDFですが、がひっくり返っていますので見難いかと思いますがよろしくお願いします。原本は明日郵便で送信します。」とあり、怪しい添付ファイルがくっついてきた。一目でスパムと分かるのだが、添付のPDFファイルを「開けてみてぇ!」と唆られる。「ですが、がひっくり」は明らかなタイプミスだし、「郵便で送信」という表現も何だかヘンだ。そしていずれも急いでいるとき、焦っている時に起こりがちなミスである。外国人が送り主のための日本語のミスかもしれないが、わざと日本語を間違えたかのようにも見える。また大抵のスパムは本文のコピーでググると報告サイトが出てくるのだが、この秀逸なスパムメールの事例報告は今のところ見つからない。いずれにしても最近のスパムメールは、いきなり何かをさせるのではなく、まずは開かせる、というところから始めるようだ。

●夜明けとともに活動を開始し日没とともに活動を停止する   2107.02.22
動物は夜明けとともに活動を開始し、日没とともに活動を停止する。人類もつい数百年前まではそんなパターンだったはずだ。確かにロウソクや行灯で明かりを取るこはできたが、基本的に暗いし、消耗品費はかかるし、何時間も継続することはできなったはずで、行灯を使えるのは一部の特権階級だけだったらしい。平民の多くは日没とともに活動を停止していたはずだ。現在では夜明けとともに起床する人間などいないし、日没とともに寝てしまう人間はいない。しかし夜明けとともに活動を開始し、日没とともに活動を停止したほうが無駄な資源も使わず健康にも良いはずだ。そして、今後さらに24時間化が進むのか、それとも「夜明けとともに活動を開始し日没とともに活動を停止する」ような状態にリバウンドしていくのかは、今のところ想像はつかない。

●ガラケー族   2107.02.21
歩きスマホをするのは若者。若者は1日中スマホとともに暮らしていて、人間らしいコミュニケーションでできなくなっている。と言っているのは、おっさんやおばさん達であり、携帯電話のマナーがもっともなっとらんのがこういったおっさんやおばさん達だ。電車やバスの中で大声で電話を架けているのはおっさんやおばさん達であり、決して若者ではない。人の言うことは聞かずに、歩きガラケーしながら平気でマナー違反をするようなおっさんやおばさん達「ガラケー族」に「若者=スマホ族」というレッテルは貼られたくないものだ。

●空き地に家を建てる   2107.02.20
空き地に人が集まった。そしてその空き地に家を建てようということになった。ある人は材料を探しに行った。ある人は道具を探しに行った。またある人は家を作る技術を持った人を探しに行った。またある人は、その家に住む人を探し行った。もちろんそんなやり方でまともな家が出来るわけはない。作る前にまずは「設計」しなければならないし、何のために、どんな目的で、誰のために、家を作るのかを明確にしておかなかなければいけない。そんな「空き地に集まった人」の気分で作られる「ホームページ」というものも未だに少なくない。

●インラインフレーム   2107.02.19
ウェブデザインで、インラインフレームは見た目のデザインでも重宝しているのだが、それ以上に重宝する場合がある。見た目にはスクロールも発生させないためインラインフレームであるかどうかは分からないのだが、実はSCRIPTの重複を避けるために重要な方法となっている。例えばjQueryなどの複数のSCRIPTを、1つのHTML内で同時に使用しようとした場合には、基本的にどちらかを優先させ、同時に複数を動かすことはできない。そんな時に一方を別のHTMLに記述し、親フレームの中にインラインフレームとして表示させることで、同時に複数のSCRIPTを動かすことが可能になる。一人ではできないことを二人羽織でやるようなものだ。

●人は動かじ   2107.02.18
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」は、旧日本海軍連合艦隊指令長官山本五十六の言葉である。子育て中の母親や中間管理職の間では、今でも人気のある提言だ。では父親と上級管理職はというと、最初の「やってみせ、」のところができない、というかやらない。だから尊敬されないし嫌われるのだ。何事も、自分ができないことを人にやらせようとしても大抵、上手くはいかず「人は動かじ」となる。

●スキップできないCM   2107.02.17
YouTubeでスキップできないCMがある。これがけっこう頻繁に出てくる。しかも30秒待たなければいけない。まぁ仕方がないので30秒我慢して待つことにするのだが、「日産のクルマだけは2度と買わないようにしよう!」と軽く心に決めることになる。

●キレる老人(2)   2107.02.16
昨日の続き→ファミレスで老人がホールのバイトに聞いた。「トイレはどこ?」バイトは丁寧に説明した。「ここをまっすぐ行って、突き当たりを右に行くと入り口に『トイレ』のプレートがあります。」ところが英語が読めない老人は「TOILET」と書いてあるドアの手前にある「STAFF ONLY」のドアを、ズボンのファスナーに手をやりながら勢いよく開けてしまった。すると中で一服していた掃除のおばさんにすごい目で睨まれた。さあ、恥をかいたと思った老人は、さっきのホールのバイトを見つけて怒鳴り散らした「いい加減なことを教えやがって!こんな店には二度と来ないぞ!」バイトはなんのことやらさっぱり分からず???状態である。そもそも英語が読めなくても男性マークもなく、「トイレ」とも「お手洗い」とも書かれていない部屋にいきなり入ったジジイに100%の落ち度がある。といってもノックもせずにいきなりドアを開けるのも老人の特性であるのだから仕方あるまい。

●キレる老人(1)   2107.02.15
コンビニやファーストフード店、ファミレスやホテルのカウンターなどでキレて怒りまくっている高齢者をよく見かけるようになった。統計的に見てもキレる高齢者は毎年増えているそうだ。ではなぜキレやすいのか?老化による前頭葉の萎縮、組織から解放された自由度、後ろ盾が無くなった不安、など、色々な要因が言われているが、そんなことでは無いように思う。そもそも高齢者は端から見るより自分は偉いと思っていて、プライドが高く、すぐに沽券に関わり、老人だから暴力を振るわれることはことは無いと思って調子に乗り、一度露わにした感情を修正することはできない種類の生き物なのだ。その数が相対的に増えたからキレる老人が増えたように見えるのであろう。→明日へ続く。

●助数詞   2107.02.14
日本語には物の数量を数えるときに付ける“助数詞”というものがある。花は“一輪“、椅子は“一脚“、はさみは“一丁“、イカは“ 一杯“、たらこは“一腹“、うさぎは“一羽“と、このへんまでは知っている人も多いはずだが、ようかんは“一棹(さお)“、日本酒は“ 一献(いっこん)“、コーヒーカップは“一客(いっきゃく)“とかになるとなかなかマニアックだ。さらには絶滅危惧種の“助数詞”もある。半導体素子の“一石“、真空管の“一球“、写真の“一葉(よう)“だ。それでも半導体の誕生は1874年、真空菅は1855年、写真は1724年とされているので、まあ、そこそこ使われてきたということになる。

●昭和のセールスマン   2107.02.13
このような方法が御社にとってはメリットが大きいと思いまして…、などと言うときは大抵下心があるものだ。そしてその下心は大抵見え隠れしているので相手にバレてしまうものだ。昭和のセールスマンじゃあるまいし、いまどき御社にだけメリットがあるようなことがそうそう簡単に見つかるわけもない。そしてその下心は、大抵自分がラクして利益を得るためのものだったりする。そんな見え見えの手段はもういい加減止めればいいとも思うのだが、それでも騙されるやつもいるから止められないのだろう。

●消える人   2107.02.12
仕事のやりとりの中で悪気はないにしてもうっかりと大きなミスをする、または周囲に多大な迷惑をかける、または誰かをひどく怒らせる、というような行為。仕事をしていれば、誰にでも一生のうちに何回かは経験することだろう。そしてそんな時、人は悔しさと惨めさと情けなさに苛まれつつもじっと耐え忍びながら謝罪し回ることになる。ところがこれをしないで「消える」やつがいる。後処理は全て他人(直属の部下である場合が多い)に丸投げして、故意に忙しいように見られる他の仕事を作って逃亡して消えるのだ。メールにレスもしなければ電話にも出ない。そしてほとぼりが覚めたころを見計らってのこのこと再登場してくる。民間ではない組織に、そんなやつがたまにいる。

●検索   2107.02.11
まだまだ紙の書類というものは多い。ホームページを作る場合でも大量の紙の書類を資料として受け取ることがある。ただし紙だからといって読みづらいというわけではない。むしろメモを書き込んだり、折って印を付けたり付箋を貼ったりできるのでデジタルよりも扱い易いし目にも優しい。しかし決定的に困るのが「検索ができない!」ということ。「確かこの辺に書いてあったはずだが…」と思い起こしながら書類をペラペラとめくって目的のページを探す。これには膨大な時間がかかり、膨大な労働時間の無駄となる。そして役所で同じ動作をしている人を見ると「なるほど、ああやって時間を潰しているんだな」と妙に納得できる。

●オリジナルマグカップ   2107.02.10
小田原市の職員らが、生活保護の不正受給は許さないという趣旨の文言が書かれたジャンパーを着て、受給者の家庭を訪問していたとのこと。彼らはその他にも「不正受給をしようとする人間はカスだ」という趣旨の英語の書かれた、ワイシャツ、フリース、携帯電話のストラップ、マグカップ、パソコンのマウスパッド、Tシャツ、ボールペンを作っていたそうだ。例えばマグカップであれば版下データを送ればネットで1個数百円で作ることができる。役所でも「消耗品費」で落とすこともできる額だろう。そして書かれた内容はともかく、オリジナルのマグカップを作って使ってみたかったのだろう。そして思いの外、安価で簡単に作ることができたので、マウスパッド、Tシャツも作ってしまったのだろう。とまあ、動機はこんなところだろうと想像する。「不正受給をしようとする人間はカスだ」と本当に思っていたかどうかは不明である。

●走っていた方向のまま走り続ける   2107.02.09
自分が予定していたこと、想定したいたことは、かなり難しいことであっても積極的に遂行するのだが、想定していなかったことは、どんなに簡単なことであっても「めんどくさい!」とか「時間が無い!」とか言ってやろうとしない。普通はそんなもんだろう。想定していなかったことであっても、そのことがどれだけ有益で、有効なことか改めて考えてみれば、「めんどくさい!」で切り捨てるのは勿体無い場合も多いはずだ。しかしほとんどの人は思考の変幻自在な切り替えができないために、走っていた方向のまま走り続けることを選ぶ。だから世の中がある程度は平和なのかもそれない。

●自信過剰   2107.02.08
自分を信じることは悪いことではない。一般的にそのことを「自信」というわけだ。しかし自信過剰は色々なことろで弊害を生む。自信過剰な人間は基本的に自分を信じる引き換えに他人を疑うことを優先する。例えば待ち合わせの時間を1時間間違えて早く来てしまったとする。これは誰にでもある間違いであるのだが、自信過剰な人は自分が間違えたのではないかと疑う前に、相手が遅れているにもかかわらず何も連絡が無い!というふうに考える。そして電話する「今どこにいるんだ!」となる。そして自信過剰な人間は、往々にして寂しがりやだったりもする。

●キャッチボール   2107.02.07
仕事での情報のキャッチボールでは、単なるキャッチボールでけでは意味が無い。キャッチボールをしながら物事を解決し、進展させ、ブラッシュアップしていくものだ。そして仕事ではない、遊びや暇つぶしや寂しさを解消するためのキャッチボールというのも世の中には多く存在する。そのようなキャッチボールはキャッチボールすること自体が目的であり、そこからの進展や改善や発展は望んでいるわけでもなく、立ち位置は同じままで、お互いに緩〜いタマを投げ合っていれば満足するという世界なのだ。それを仕事モードでのキャッチボールのつもりでカーブやスライダーや豪速球を投げると相手は大怪我をするので気をつけよう。

●気持ちよりも情報を伝える   2107.02.06
「参加者は何名になりますか?」とメールする。すると「〇〇さんは上司から煽られて参加せざるを得ないみたいで、その時は絶対に〇〇さんもついてくる。〇〇くんも参加したいが当日になってみないとわからないと言っていて、その場合、代わりに〇〇くんの参加になるらしい。それと新人が何人か出たいと言っている。〇〇さんは躁鬱が躁だったら来ることは確実。あと〇〇さんは子供を連れてきたいと言っている」という内容の返信が来た。さぞかし急いで書いた結果なのだろうと思いきや、かなりの時間をかけて書いたらしい。「失礼があってはいけないので、できるだけ丁寧に実情を伝えたかった」とのこと。恋文ではないのだが。。

●ホームページはMacで作ろう   2107.02.05
①ファイルのタグに色が付けられる。数十〜数百のファイルの中から視覚的に特定のファイルを瞬時に見つけることができる。②ファイルの名称を一括変換できる。数千個の.jpgを.pngに変えることもできる。この①②はいずれもMacOSにデフォで備わっている機能であり、この2つが無いWindowsではページの制作速度が著しく落ちることもある。もっともテキストの長さがMacで見た場合のほうが長くなるので、Windowsで作ったとしても最終的なデザインの確認はMacで行う必要があり、であれば最初からMacで作ったほうが早い。このことはMacとWinを同じぐらいの習熟度で扱える二刀流の人が少なく、あまり知られていないようだ。

●カールコード   2107.02.04
螺旋状で伸び縮み自在の電話の本体と受話器を繋いでいるあれのことだ。難民の受け入れ問題で、トランプ大統領が豪州首相との電話をガチャ切りする前の映像が昨日から何度もテレビやネットで流れているが、あの映像をも見た多くの子供達は「あのおじさん、何をしているんだろう?」と思ったに違いない。賢い子供であれば、あれは古い映画やでラマでたまに見かける昔の電話であろうことは分かったかもしれない。しかしあの映像は昨日の出来事である。ところが大人が見ても、あの映像は80年代のマフィア映画のような古臭さを感じてしまうのは「トランプ大統領=時代錯誤」という先入観から来るものなのだろうか。

●段取り   2107.02.03
段取りをしないでビルを建てるとする。設計図も無ければ重機や作業員の手配もしていない。工期も納期も決まっていないし、完成後の用途も決まっていない。もちろんそんな状態でまともなビルが建つわけはない。「段取り」はどんな小規模な制作物を作るときにも必要な工程だ。段取り無しで、衝動的、感覚的に制作物を作ることができるのはピカソぐらいのものであろう。ピカソでない我々一般人は、どんな仕事も、ちゃんと段取りを組んでから始めよう。

●変化を恐れる   2107.02.02
「成功する人」 と「失敗する人」の大きな違いが、「変化を楽しむ」と「変化を恐れる」ことだそうだ。確かに世の中には「何かが変わる」ことを異様なまでに恐れている人がいかに多いか?ということが分かる。特にここ20年ぐらいの間に起こった「パラダイムシフト」である「インターネットの普及」「携帯電話の一般化」「デバイスのデジタル化」などは、変化を恐れる人たちにとっては、その恐怖心に拍車をかけたとも言えよう。そしてもちろん世の中には「成功する人」はほんの僅かであり、多くが「失敗する人」ということになり、「失敗する人」は失敗したくないが故に「変化を恐れる」ということにもなるようだ。しかし「変化を楽しみ過ぎた」がために「失敗した人」を多く輩出したのも「パラダイムシフト」の副産物とも言えよう。

●プロデューサー   2107.02.01
自称プロデューサーは多い。そして共通して言えるのは「プロデューサー」なのに何も作れないということだ。作るという作業はもっぱら現場のクリエーターに任せて自分はスケジュールの調整と金の計算をするだけだ。仕事にはそういった作業を専門的に行う人間は確かに必要だ。しかし「プロデューサー」と名乗る以上は何かを「生み出す」のが専門のはずだ。事務方の総元締めの大番頭のような仕事であるならば、偉そうに「プロデューサー」とは名乗らないでほしいものだ。「大番頭」で良い。

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