2017年11月

●尋常では無い納期   2017.11.30
尋常では無い納期で仕事をやらせる。大抵のことは寝ないで頑張れば何とかなるものだ。しかしそれを分かっていて尋常では無い納期でやらせて「俺が言えばやるんだよ」的なことを自慢するオヤジがいる。仕事の結果は出せたとしても、そのプロセスで作業者は「寝不足で健康を損ねた」「楽しみにしていたことをキャンセルした」「終電に間に合わず家に帰れなかった」などの犠牲を払っている場合もある。そもそも依頼主がもっと早く発注すればよかったものを、「あいつら1日でやるよ」ということを前提にして、うだうだと発注を引き伸ばして、それが当たり前のような顔をしている。心の奥底では、発注者は貴族で作業者は奴隷、という潜在的な考え方なのであろう。そしてそんな貴族が早く死んでしまうことを願っている人の数は、思った以上に多いということも覚悟しておかなければならない。

●世界アンケート   2017.11.29
世界アンケートを実施した結果、
アフリカでは「食糧」の意味がよく理解されませんでした。
東ヨーロッパでは「正直」の意味がよく理解されませんでした。
西ヨーロッパでは「不足」の意味がよく理解されませんでした。
中国では「意見」の意味がよく理解されませんでした。
中東では「解決」の意味がよく理解されませんでした。
南米では「お願いします」の意味がよく理解されませんでした。
アメリカでは「他の国」の意味がよく理解されませんでした。
とのことでした。世界が一つになる日はまだまだ まだまだ 先の話のようだ。以上らばQより。

●80点   2017.11.28
工業製品や印刷物などの量産品は基本的に80点の完成度でリリースすべきだろう。70点を80点にする労力を10とすれば80点を90点にする労力は20、90点を95点にする労力は30、ぐらいであろう。量産品を買う人は作った人に比べれば、その思い入れや拘りは格段に低く、80点と95点の差異に気づく人はほとんどいない。しかし95点のものは80点のものに比べて+50の労力=開発費=原価がかかっていて、それだけ利益率が低くなっているということだ。これが公務員の場合は「=税金の無駄使い」ということになる。日本ではオーバークオリティの作品を「完成度が高い!」と言って誉めたたえる傾向が強いが、本来は「無駄が多い!」と叱責されるべきものなのだろう。

●学力格差(2)   2017.11.27
→昨日の続き。ではその格差とは具体的にどういうものなのかというと…。大学1年生の「情報リテラシー」の授業でMicrosoft Officeを使ったコンテンツ制作を指導する。すると、キーボードの使い方や漢字変換が根本的に分かってない学生もいれば、特に指導をしなくても勝手に制作を進めてしまう学生もいる。授業では基本的にできない生徒を救わなければいけないので、進行も「できない生徒」に合わせざるを得ない。そうすると「できる生徒」が「ヒマになってしまうことこの上無い」のだ。結果として、授業中最初から最後までスマホをいじっていることになる。これは個人差以前の明らかな「高校で教わったか否か」の問題である。想像するに、高校の「技術・家庭」の先生が、オタクだったか否かが大きく起因しているのではないだろうか。

●学力格差(1)   2017.11.26
卒業した高校によって学力に差があることは当然である。また生徒による学力の個人差もあって当然である。しかしその差が「雲泥」であったり「月とスッポン」であったり「天と地」であったり「提灯に釣り鐘」であったりする教科がある。それは『情報』である。そもそもが「技術・家庭」の中で『情報』を教えている時点で格差がつくというのも当然である。「技術・家庭」は「生活に必要な基礎的・基本的な知識及び技術の習得を通して,生活と技術とのかかわりについて理解を深め,進んで生活を工夫し創造する能力と実践的な態度を育てる。」となっている。そしてその中に「情報に関する技術」が含まれていて「①情報通信ネットワークと情報モラルについて、②ディジタル作品の設計・制作について、③プログラムによる計測・制御について」となっている。範囲が広すぎるし抽象的すぎる。これでは高校によって学力に差がつくことは当然である。→明日へ続く。

●ファイル   2017.11.25
日本語の「ファイル」の意味は書類をとじ込むこと、またはとじ込んだもの、である。どちらかというと「フォルダ」に近いかもしれない。 では「書類」はというと、目的があって記録する文書の類、と日本語ではなっている。さしたる目的がなくてもコンピュータでは「書類」を勝手に無尽蔵に作ることができる。では日本語の「ドキュメント」の意味は、記録物、文書、となっている。これが最もdata fileに近いようでもある。しかしコンピュータでは作った「ファイル」を「書類」や「マイドキュメント」というフォルダの中に入れたりするので、なおさらややこしくなっている。要するにコンピュータの中で起こっていることを文房具でイメージしてはいけないということだろう。

●イメージ   2017.11.24
突然の仕事の依頼が来ることがある。しかも超特急納期だったりする。依頼者からすれば発注に至るまでの短時間で「あーでもない。こーでもない」と色々と考えた末の依頼だったのだろう。しかしこちらとしてはその経緯や事情がわからない。そして発注時に、サイズ、数、納品先、細かい仕様、などがヌケているので制作がスタートできなかったりする。発注した人はイメージが頭の中にあるから分かってるつもりにになっているが聞いてるほうはイメージがないので「何のこっちゃ?」となるわけだ。「今朝方見た夢」の話を聞かされても、それを実際に見ていない人にとっては、まったくイメージができずに面白くも何ともないのと同じようなものだろう。

●タグの読み方   2017.11.23
「,」は「カマ」、「.」は「ドット」、「:」は「コロン」、「;」は「セミコロン」、「"」は「ダブルクォート」、「'」は「シングルクォート」、と記号にはそれぞれ読み方が決まっている。HTMLのタグも同じように読むのだが、HTMLで最も頻繁に使われる「<」と「>」には、これといって決まった読み方が無い。正式には「Less than」、「Greater than」なのだがいちいちいそんな長い名前で呼んではいられない。「アングルブラケット」または「山カッコ」という人もいるようだが、これは左向き、右向きの両方を呼ぶようなので、HTMLのソースを読み上げるときには使えない。また日本語で「大なり」と「小なり」と読む場合もあるようだが、「<p>」を「大なりp小なり」と読むのもしっくりこない。仕方がないので「<」は「カッコ」、「>」は「閉じ」と読むのが、インチキではあるが通じが良いようである。

●秋   2017.11.22
秋がなくなったと言われている。クソ暑い夏が終わると急にクソ寒い冬がやってくるようになり、秋の爽やかで過ごしやすい日々は年に数日ぐらいしかなくなった雰囲気だ。異常気象によって四季の移り変わりを感じている場合ではなくなってくる。そして本来は見る人を楽しませてきたはずの「紅葉」も、葉緑素を失って「葉」の寿命を終えて、あとは散りゆくのを待つばかりとなった状態の「変色」として見えるようにもなってくる。昭和の時代の関東地方では、紅葉は11月だったが、今では完全に12月のイベントでもあるようだ。クリスマス直前の「変色」である。

●ワンパターン   2017.11.21
人間は何かを作るとき、視覚、聴覚、触覚、味覚などの感覚入力から入ってくるボトムアップ処理だけで「何か」を認識しているのではなく、予め前頭葉に記録されていたデータからのトップダウン処理もその「認識」に大きく影響している。従っていくら目を皿のようにして観察したモチーフでも、実際に紙に描くときには、今までと同じものになってしまう。「記憶の中にあるもの」が増えすぎてしまうと、「見たもの」の演算処理を行う脳内のメモリーが足りなくなってしまうということだろう。これを回避するためには、「記憶の中にあるもの」に対して「見たもの」のデータを上書きするしかない。何度も何度も何度も見る訓練を重ねる以外に方法はない。

●MENU   2017.11.20
ウェブページのINDEX(目次)は「MENU」と呼ばれる。しかし「MENU」という言葉は「お楽しみの中から選ぶ」というニュアンスがあり、全部のページを見せたいサイトには相応しくないように思える。INDEXのほうが相応しいのだが、その意味がわからない人も多いので、「MENU」のほうが広く普及したようである。しかし飲食業のサイトでは、ここに「MENU」を使うと、本来のメニューを「お品書き」などとしなければならない。では「MENU」のほうを「目次」なり「インデックス」なりに変えれば良いのだが、テンプレートから一脱すると、色々と混乱を招くことになる。ということでハンバーガーアイコン(3本線のメニュー表示用ボタン)が普及したのだろう。

●幹事   2017.11.19
幹事をやらせるとその人の能力がわかる。ダメ幹事は、①幹事なのにみんなと一緒に楽しもうとする。②参加者の懐具合を顧みず見栄を張って高い店を予約する。③飲めない人、クルマの人、遅れてきた人などの対応をしない。④参加者の座る席を決められない。⑤全員の近況報告で宴会が終わってしまう。⑥つまらない出し物を延々とやる。⑦集金と支払いにやたらと時間がかかる。と、枚挙に暇がない。要は「気配りができない人」と「時間と人の管理ができない人」には幹事はやらせてはいけないということだ。そして幹事ができない人は仕事ができない人でもある。

●JavaScript   2017.11.18
JavaScriptはウェブ制作にとってもはや必須である。使っていないページを見つけるのは至難の技であると言ってもよい。JavaScriptはHTMLとCSSだけではできない色々な表現を実装してくれる。ところが極めて稀にOSとブラウザの組み合わせによって動かないということがある。レスポンシブwebであれば、さすがにAndroidやiOSでは発生しないようであるが、「Windows7のInternet Explorer」ではよくあることで、「Windows10のChrome」だったりもする。時代とともにOSもブラウザもHTMLもバージョンアップされていくのだから、考えてみれば当然のことであるとも言えよう。そしてよく考えてみると、できるだけ恒久的なページを希望するならば、JavaScriptを全く使わないwebページを作ることは可能なはず。「あると便利なもの」は、実は「無くてもよいもの」だったりもする。

●屁こいた   2017.11.17
エレベーターにA君、B君、C君の3人が乗っていた。「うわっ、くせー!誰か屁こいただろ!」とA君が言った。「あ、ほんとだ。何か臭うな!」とB君が言った。「ボクは何も臭わないけどな。」とC君が言った。「自分の屁は臭くないっていうから犯人はC君だろ!」とA君。「いやいや、言い出しっぺが、犯人なんじゃないのかな?」とC君。「誰が犯人かは別にして、一番臭がったA君が、一番ガスを大量に吸ったことは確かだな」とB君。するとC君は言った。「そうか、A君が全部吸っちゃったからボクは臭わなかったんだ。」

●フィードバック   2017.11.16
フィードバックとは結果によって原因を自動的に調整する動作を言う。簡単に言えば「推敲する」「復習して修正する」というような意味で、その行為を自動的に行うということになる。ただし「自動的に」は「放っておいても勝手に」と言うニュアンスもあるが、人為的に行うフィードバックでは、「特に意識しなくても習慣として」というようになろう。メールを送信する前に本文を読み直して、へんなところがあれば修正してから送信する。相手の話を聞いて言っていることが本当かどうかを考えてから行動に移す。ウェブページの情報を見てフェイクでないかどうかを疑ってから対応する。などということになるだろう。いずれにしても「ひと手間」かかるはなしで、忙しいときや、気持ちに余裕のないときには、このフィードバックの作業を省いてしまいがちになる。そしてそんなときに詐欺にひっかかったりするのだろう。

●共有   2017.11.15
共有とは何かを共同で所有することだ。便所を家族で共有するというのであれば理解はできる。しかしどこかのサイトに行って、突然「共有しますか?」というメッセージが出たところで何を誰と共有するのかはまったくイメージできないし、共有することで何が起きるのか?共有をしないままでいるとどんな不便があるのかは皆目見当がつかない。ネット上でページを変遷しながら注意深く辿っていれば分かるのかもしれないが、そんなに緊張感を持ってネット上を移動しているわけではない。要は突然「共有しますか?」というメッセージが出た時に、運営側が「はい」をクリックする人がどの程度いて、そのことによる自分らの利益がどのくらいあるのか?ということさえ分かっていればいいのだろう。

●ブラック   2017.11.14
ブラック(黒)は、全ての色の光を吸収し、反射も透過もしない色である。しかし反射しないので、その反射した光を人間の目で見ることはできない。仕方がないので色の無い色をブラック(黒)と呼ぶ。だから物理的な星が無い天体はブラックホールと呼ばれ、免許の無い医者はブラックジャックで、砂糖もミルクも入っていないコーヒーはブラックで、中味が見えない箱はブラックボックスである。しかしブラックバスというのはオオクチバス属に属する8種(11亜種)の魚の総称であり特定の魚の種類を意味するもので無い。ブラック企業という定義は存在せず、考えようによっては日本の民間企業のほとんどが該当することにもなる。ブラックリストに名前が載るのは、ある一定期間返済が滞ったり、破産したりした場合の「事故情報」としてリストアップされることだ。天使が白くて悪魔が黒いのが一般的である。悪魔が白いと「もじもじくん」みたいで怖くないからだろう。しかしRX-78ガンダムのアムロは「白い悪魔」と呼ばれていた。

●将来無くなる職業   2017.11.13
「将来無くなる職業一覧」をネットのあちこちで見かけるようになってきた。「将来」は、あと10年であったり、2020年までであったり、2030年までであったりとバラつきがある。また「無くなる」も、「消える」だったり「食えない」だったり「AIに取って代わられる」だったり様々である。そしてその一覧にある職業の種類も様々であり、世の中に実在する職業のほとんど全てだったりもする。では実際には何を覚悟しておけば良いのだろうか?「将来無くなる職業」ではなく「将来無くなる作業」と考えれば分かりやすいかもしれない。まず18世紀後半にイギリスから始まった 「産業革命」では、「力仕事」の多くが無くなった。そして現在進行中の「IT革命」では「単純作業」の多くが無くなりつつある。そしてこれはまだ進行中であることから想定すると、より単純な作業から順番に無くなっていくということになるだろう。「毎日、同じことの繰り返し」感が強い仕事をしている人は覚悟しておくべきだろう。

●独断と監視(2)   2017.11.12
→昨日の続き。それでは今の大企業はどうかというと、中小企業とは比べものにならないほどの多くの関係者によって監視されていることだろう。従って会社が大きくなればなるほど、奇抜なこと、ユニークなことは出来にくくなっているのではないか。その道のそれぞれのプロがプロの視点でもっともリスクの少ない方向性を推奨し、誘導しているはずだ。では国家はどうかというと、企業とは比べものにならないほどの多くの優秀な関係者によって監視され、その道のそれぞれの最も優れたエキスパートが彼らの経験と的確な視点で、もっともリスクの少ない方向性を推奨し、誘導しているはずだ。従って大統領や総理大臣の表明、演説している内容は、その国で最も優れたエキスパートたちの意見の集大成とも言えるだろう。それを一端の素人が「オレはそうは思わない」などと言ったとこで、まったくもって不毛で、意味のない、笑われっちゃうレベルのことなのだろう。

●独断と監視(1)   2017.11.11
従業員5人の中小企業であれば社長の独断で何でもできると思われがちだが、税理士や銀行や株主(株式会社であれば)、それと従業員の意見を聞いた上で判断しなければいけないことが多い。銀行から融資が受けられなければ困るわけだし、従業員に辞められても困る。昭和の時代であれば、社長が独断で突っ走るワンマン経営もできたが、今はそうもいかない。色々な人が色々なか角度から監視をしているのだ。今の中小企業の製造業の社長は「従業員は会社の宝です。」と言っているが、昭和の中小企業の製造業の社長は「マクドナルドで『いらっしゃいませ』が言えないような子がウチのような会社の製造ラインに来るんだよね。」とか言っていた。→明日へ続く。

●似非文化   2017.11.10
文化とは、伝統があり、その伝統を受け継ぎ、後世にそれを伝えるものである。そしてその文化を習得し、他人に伝えられるようになるためには、それ相応の修行と努力が必要だ。しかし我々の身近にある「文化」の多くは「似非文化」だ。努力はしたくないし指導者に指摘されたり怒られるのはイヤだ。でもステージには立ちたいし、作品の展示はしたいという烏合の衆達がざわざわと集まって似非文化祭のようなことをやっている。例えばスポーツには明確な勝ち負けがあるが、似非文化はそこんところの評価も曖昧だ。心が傷つくので負けるのはイヤだそうだ。だから評価が曖昧な似非文化をやっているそうだ。進歩はしなくてもいいそうだ。不毛とか無駄とか言われようが心が傷つくよりはいいそうだ。無駄であり不毛である。

●劣等感   2017.11.09
あるTV番組で舛添要一が「私はフランスに住んでいたことがあるので…」と言いかけると、平成ノブシコブシの吉村崇が、「ほら、またそうやって自慢が入る!」と言う。舛添要一は「自慢ではなくてファクトですよファクト!」と答える。フランスに限らず海外に行ったことのないという人は有権者の中にもいるはずだ。金がない。英語が喋れないのが不安。飛行機に乗るのが怖い。と理由は色々とあると思うが、そういう人たちの「海外に行ったことのない」という劣等感は想像以上に根強いものがあり、それが「妬み」「やっかみ」となる。政治家であれば、有権者の「妬み」を煽るような発言は控えるのが当然であろう。増して「飛行機はファーストクラスに乗る必要がある場合もある!」などという発言は言語道断だ。ファーストクラスに乗ったことなない人は、海外に行ったことのない人より遥かに多いはずだ。

●社長の思いつき   2017.11.08
社長という職業の人は色々と思いつく。3日に1つは思いつく。そして思いついたらすぐにやらないと気が済まない。そしてその思いついたコトを部下にやらせる。または外注させる。そしてそのほとんどの思いついたことは上手くいかないということが分かってくる。だいたい社長という職業の人は自分が本業でやっていることには誇りとプライドを持っているのだが、他人がやっている事業は驚くほど甘く見ているという傾向がある。「こうすれば上手くいく!」ということを延々と語るのを聞かされることはよくある。しかしその思いつきはとっくに誰かがやっているんじゃないかな?ということは容易に想像できる。同じようなことを思いつく人は沢山いる。日本には420万の中小企業があり、420万人の社長がいるということを覚えておいたほうが良いだろう。

●仮想通貨(2)   2017.11.07
仮想通貨といえばビットコインと思っている人も多いであろう。そしてビットコインといえば、詐欺、暴落、失敗などのマイナスのイメージが強かったのも普及を妨げた要因であったのかもしれない。しかし既にビットコインのマイナスイメージは払拭されている(業界関係者談)とのことでもある。そしてビットコイン以外のいわゆるアルトコインと呼ばれている仮想通貨も多く登場している。イーサイアム、ライトコイン、リップル、ファクトム、モネロ、Zchash、モナコイン、カウンターパーティー、などである。日経の2017年4月の記事によると「ビットコイン対応26万店 ビックカメラなど導入  投資対象から決済へ」とある。2016年は4000店、2015年は2000店、だったので今年に入ってからの伸びは爆発的でもある。仮想通貨ー乗り遅れないないようにしよう。

●仮想通貨(1)   2017.11.06
「だって、コンビニで今どき現金を使うのって頭悪い人じゃないですか!」と社会学者の古市憲寿氏がテレビで発言して問題となった。確かに今どき電車に乗るために現金で切符を買う人は珍しくなったし、高速道路の料金を現金で払う人も少なくなった。世の中、確実にキャッシュレス化が進んでいる。2025年まで続くと言われているパラダイムシフトの最終章がこのキャッシュレス化かもしれない。しかし日本人は実に60%がクレジットカードですら使っていないという実情がある。その理由として「治安が良いので現金を盗まれる確率が低い」「従って国が普及させる方策をとらない」「従って国民の多くにクレジットカードの知識が無い」からだそうだ。とはいえクレジットカードが普及し始めたころにはインターネットというものは無かったので、情報が拡散、浸透するまでには長〜い時間がかかった。ネット時代の今、仮想通貨が普及するには、それほど長い時間はかからないであろう。

●TOPとHOME   2017.11.05
ウェブサイトをデザインするときに「トップページ(index.html)」の名称をよく考えておかないといけない。「TOP PAGE」又は「トップページ」では、下方向へのスクロールが多いページに、ページの先頭へ戻るボタンがあったりして、その名称が「ページのトップへ」だったりする。この場合のindex.htmlは「ホーム」としておいたほうが良いだろう。またindex.htmlを「トップページ」にしたい場合は、ページの先頭へ戻るボタンを「このページの先頭へ」とかにしておいたほうが良いはずだ。建築、リフォーム、不動産関連のサイトの場合は「HOME」や「ホーム」は避けたほうが良い。サイト内に「HOME」、「ホーム」という単語がたくさん出てくるからだ。本来であればindex.htmlなのだから「インデックスページ」「目次」とかがハマるはずなのだが、いかんせん、インターネット創成期のホームページという言葉が固定概念化してしまったので仕方がないことのようだ。

●ひかりもの   2017.11.04
クライアントから「もっと光らせてくれ」「もっとツヤを出してくれ」という要求がくることがある。光って見えるということは簡単に言うとコントラストが強いということで、白と黒の差が大きく、またその白と黒ができるだけ隣接しているということになる。つまり光って見えるということは、光の「白」に対して背景がなるべく「黒」に近くなければならない。さらにRGBのパソコンモニターで再現できる範囲であれば、その「白(光)」と「黒(陰)」の差が大きくなければ光って見せることはできない。いもかかわらず、ほぼほぼ白の背景にある白い物体を「もっと光らせる」というのは所詮無理なハナシである。それでも光らせたければ電球でも内蔵させるしかないだろう。もっともパソコンモニターのバックライトは内蔵された電球と似たようなものでもあるのだが。

●トップダウンは通用しない   2017.11.03
地域活性化のための新しい企画を提案したとする。実現すれば画期的でWin-Winになる素晴らしい企画だ。しかしその多くは実現しない。または最初は話題になったが長続きしない。原因は極めて簡単だ。「地域の人」に労働を強いたためである。「労働」とは、企画提案をして文書化してプレゼンさせるというものだ。「地域の人」は企画提案をして文書化してプレゼンするなどということはできないのだ。できたとしても、そのことがものすごい負荷とプレッシャーになるのだ。そして「そこまでやらされるなら、今のままで良い」という考えにたどり着く。商店会員や商工会員にはトップダウンは通用しないということを忘れてはいけない。

●視聴率   2017.11.02
TV番組の録画は簡単ではない。設定する時間やチャンネルを間違えたり、録画モードに設定し忘れたりして失敗した経験がある人も多いことだろう。もちろん慎重に集中力をもって、何度も確認すれば、それほど難しいものではない。ただし「あ、そうだ。録画しとこっと!」という軽いノリで出かける間際に設定操作をするから間違えるのだ。まあ、そもそもそこまでして録画したいTV番組は少なくなったし、わざわざ録画しなくても、多くの面白い番組はYouTubeにアップされるようになっている。さてそうなってくると低迷する視聴率とは裏腹に、実際にYouTubeやニコ動やDailymotionやVeoh VideoやPandora TVで観られている閲覧者数を合計すると、視聴率(視聴者数)はそれほど落ちてはいないのではないか、とも思う。

●新聞   2017.11.01
電車の中で新聞を読んでいる人はいなくなった。朝日新聞は日本を代表する新聞だったものが、最近は記事を書くたびに反日左翼新聞としてネットで叩かれまくっている。購読者は減り続け、これに呼応して閉鎖する販売店は増え続けている。押し紙なる不正行為が噂され、新聞自体が斜陽産業の象徴というイメージも定着してきた。しかしそれでもなお新聞をとり続けている人もいる。なぜ止めないのか?と理由を聞いてみると「折込広告!」がなくなると困る!からだそうだ。もともと新聞自体はほとんど読んでなかったそうだ。なんだ、それなら最初から折込広告だけの配達業にすればよかったのではないか。

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