2018年3月

●デザインの基準   2018.3.31
クライアントが自らデザインをすることがある。ふだんこちらがデザインしたものに対してはあれほど細かい注文をつけるくせに自分がデザインしたものはウルトラダサかったりもする。もちろんこちらは相応の報酬をいただいているしクライアントはデザインのプロではないのである程度は仕方のないところであろう。それにしても「このダサさはないだろ!」というデザインだ。自分には甘く他人には厳しいという人が世の中にはいかに多いか?ということだろう。もっとも、自分がデザインしたものも他人がデザインしたものも同じ基準で評価できるのがプロなのでもある。

●重要なお知らせ   2018.3.30
何かと思えばパソコンのアプリケーションのアップデートの準備が整ったそうだ。もう何年も使ってないアプリケーションだし、削除するのも面倒なので入れたまんまにしてあるというもの。そいつのアップデートの準備が整ったところでそのお知らせは重要でも何でもない。いっそのことこれを期に完全にアンインストールしてしまおうか、とも思ったりもする。こんなお知らせが頻繁に来るから、本当に重要なお知らせを見逃してしまったりもするのだ。作るほう、売るほうが思っているほど、使うほう、買うほうは、そいつが重要だとは思ってないということだ。

●私らしくありたい   2018.3.29
可愛いものと美味しいものが大好き。面倒くさいものと努力しなければいけないことは嫌い。それでいて私らしくありたいと思っている。そんな考え方の人が多いことだろう、今の世の中。でも私らしくありたいって何だ?私らしくありたいって言った時点で、モロに大衆に迎合しているのではないかな。つまり「より多くの人に気に入ってもらえるように調子を合わせる」ということで、私らしくありたい、とは大いに矛盾していることに気づかずに、私らしくありたいのだそうだ。

●バイアス   2018.3.28
「バイアスをかけた意見で惑わせてはいけない」とか「それは明らかなバイアスがかかった見解だ」などとして使われることが多い。もともとは「偏り」という意味で織り目に対して斜めに切ったきれのことを指す。テープレコーダーにはバイアスとイコライザーといって、使用するテープの種類によってこれらを調整していた。まあ調整したからと言ってどうということはないし調整したところでその違いが音でわかるということもない。要するに「調整するという行為」が「オレはマニアだぜ」ということの満足感を満足させていたようなものだ。でその調整するときにはツマミを回してバイアスをプラス方向に回したりマイナス方向に回したりしていた。とそんなことをしていたなごりで「プラス方向のバイアスをかけないでくれ」とか言っている人もいるようなのであった。

●イギリスの海岸線の本当の長さ   2018.3.27
英国政府、陸地測量部によれば1:10000比率で計測した場合、イギリスの海岸線の長さはおよそ17819.88キロメートルだそうだ。しかしこれはあくまでも「おおよそ」の数字だ。海岸にある岩の周囲の長さを巻尺で測ろうとした場合、仮に約10mだったとする。これをもっと正確に測ろうとすると、巻尺の表面を岩の表面に密着させなければならない。岩の表面に穴があったとすれば、その穴の内壁にまで巻尺を丹念に密着させなければならない。細かく正確に測ろうとすればするほどその岩の周囲の大きさは大きくなってしまうわけだ。その度合いは倍、10倍、100倍と増えていく。となると一体どの数字が正しいのか、全くわからなくなる。このことは「フラクタル」とも呼ばれ、もちろんイギリスに限ったことではなく、日本列島にも同じことが言える。

●自営業   2018.3.26
欧米の働く人5000人を対象にした大学の調査で、雇用されている人よりも自営業の人のほうが、あまり安定せず長時間労働にもかかわらず幸せであるとの結果が出たそうだ。仕事に対する取組みや満足度が最も低かったのは企業に勤める社員で、職務等級が上がるたびに満足度が向上する傾向が見られたとのこと。それに対して自営業者は自主性を重んじ、自由に表現し、革新し、企業や人々に対し自分の職務以上の影響を持てることから、長時間労働をいとわない傾向にあるそうだ。これは言ってみれば当たり前の話であり、自営業者が自分の勤務時間を厳密に守っているなどということは聞いたことがない。自営業者は「起きてる間は全部仕事」なのだ。企業に勤めるサラリーマンとの雑談で「そりゃぁ、仕事も収入も安定しないですよ。でもね、オレらには上司がいないんだよ。いぃぃだろぅ!」するとサラリーマン二人は声を揃えて「いぃぃぃぃなぁぁぁ(涎)」。

●お留守番サービス   2018.3.25
予測してないことが起こると、人間は的確な対応ができない。良い例が電話の「お留守番サービス」である。電話をかけるときは、相手が当然電話口に出るであろうことを予測している。そして相手に話す内容もそれなりに準備している。ところが電話口に出たのは「お留守番サービス」だ。となるとこちらからの双方向では無い一方的な内容をメッセージで伝えなければならない。その前に「会話調」で喋るのか、「事務的」に喋るのか、「お願い」するのか、「依頼」するのか、断定するのか、ふんわりと言うのか、等々を瞬時に判断しなければならない。従ってしどろもどろで「何言ってるか分かんない」メッセージを残してしまうこととなる。電話をするときには、常に「お留守番サービス」用の内容を用意しておいたほうが良いだろう。

●死のスイッチ   2018.3.24
「死」のスイッチがONになったときに人間は死ぬという説がある。どのようなときに「死」のスイッチがONになるかというと「自分が必要とされなくなったと悟ったとき」「生きようという意識がなくなったとき」だそうだ「死」のスイッチがONになると、体の中の色々なスイッチが順次OFFになっていき、全部が切れて完全なOFFの状態になると「死ぬ」ということになる。ちょうど閉店するデパートの各売り場の照明が次々と消えていき、最後に守衛さんが鍵をかけてビルから出たときに、そのデパートの数十年続いた営業が終わるようなものだ。死にたくなければ、この「死」のスイッチがONにならないように強い意志を持ち続けることが重要なのだろう。

●勉強向いてない生徒   2018.3.23
義務教育から高校までは決まった時間割に従って学校に行き授業を受ける。これが大学では基本的に受ける授業は自分で選べるようになる。そしてそうなったとたん、なるべく簡単に単位が取れる授業だけを選ぶようになり、ちょっと難しい授業には履修はしても出席はしなくなる。最大公約数だけを貪欲に漁る漁師のようなものだ。そこには勉学に対する高い志しとか、社会に出る前に少しでも多くのことを身につけようとする姿勢とかは皆無である。全てではないが、そういう生徒が大半である。しかし「おまえ、勉強向いてないよ!」とは言えない。生徒はお客様でもあるので、勉強向いてない生徒にも教える側は最大限の努力をして単位を与えるようにしなければならない。というのが実情だろう。

●画面サイズ4インチのスマホ   2018.3.22
2017年の国内でのiPhoneSEのシェアは4.7%で3位とのこと。1位はiPhone7でシェア24.6%、2位はiPhone8でシェア5.3%だそうだ。ベスト10のうちiPhoneSEだけが画面サイズ4インチである。 5インチ程度が世の中の主流であるが、5インチだと親指が画面の端まで届かず片手での操作が不便。またワイシャツの胸ポケットに入らない。などの理由で4インチを選ぶ人は一定以上いるのではないかと想像できる。GALAXY S III(4.8インチ)が出始めのころ、世の主流は3.5インチのiPhone4Sであった。スクールバスの中でGALAXY S IIIをいじっている女子大生を見た周りの友だちが「えっ、なにこれ?デッカ〜い!」と驚いていたのは、つい最近のハナシである。

●ユーチューバー   2018.3.21
30歳以上の親世代が「子どもに将来なってほしくない職業」のダントツの1位はユーチューバーで59%だったそうだ。「安定してない」「今だけの職業」といったのがその理由であるとのこと。しかしその前に「ユーチューバーって職業かよ?」という問題もある。厚生労働省が発表している「職業・資格別年収ランキング(198職種)」にはユーチューバーは含まれていない。そして含まれている変わった職業では、アフィリエイター、地下アイドル、レースクイーン、ホームレス、ヤクザ・暴力団員、などがある。ユーチューバーは、「職業・資格別年収ランキング」に含まれていないクレーマーとかコスプレーヤーとかと同じ扱いなのだろう。たまたま収入があるというだけで。だったらギャンブラーも「職業・資格別年収ランキング」に含まれていないが収入がある。ちなみに「職業・資格別年収ランキング(198職種)」の1位は「天皇陛下・皇族方」である。

●示量性変数と示強性変数   2018.3.20
示量性変数と示強性変数とは「足せるモノと足せないモノ」である。1瓶200mlでアルコール度数5%の酒、5瓶をボールにあけて1リットルの酒を作る。できた酒の量は1リットルであり、これが示量性変数。できた酒のアルコール度数は5%のままであり、これが示強性変数。一般家庭の電気の「電力」は示量性変数、「電圧」は示強性変数。自動車の「ガソリン消費量」は示量性変数、「燃費」はは示強性変数。これらの区別をしっかりとわかっていないと、例えば示量性変数の「シーベルト」を示強性変数と間違えて発表したりすると人命に関わる問題となってしまうので、きちんと理解しておくようにしよう。

●失敗   2018.3.19
大きな失敗をする。→限りなく悔いる。→できれば失敗する前の時間に戻りたいと思う。というのは誰しも経験したことがあるだろう。しかしその失敗によって、次には失敗しないようになるわけだ。それが「失敗は成功のもと」ということはわかっているものの人は失敗に後悔をする。一度も打たれたことのないピッチャーはいないのと同じで、一度も失敗をしたことのない人間などいない。渋谷のスクランブル交差点を渡っている全ての人が「失敗人間」なんだ、と思えば少しは気が楽になるというもの。とはいえ失敗によって大切なものを失ったりした場合には、失敗する前の時間に戻りたいと冀うのも人として当然の心理であろう。

●黒人と白人   2018.3.18
黒人の肌の色が黒いのは、肌を黒くすることで紫外線から肌を守っているためであり、鼻が低く幅が広いのは、そうやって鼻から熱を逃しやすくしているためだとされている。白人の肌の色が白く、鼻が高いのは、紫外線から肌を守る必要がなく、熱を逃がさないために鼻が高くなったのであろう。おそらく人類10万年の進化の中で、その生存する地域に適した肌の色、鼻の高さの個体が優先的に生き残ってきたためであろう。そして世界中の人類が入り混じってお互いの行き来できるようになったのはつい最近のことだ。ということはあと10万年後には黒人と白人が区別(差別)されることはなくなるのだろう。いや、もっと早いかもしれない。世界中の人類が混血になるまでは。

●医者の言うこと   2018.3.17
医者によって言うことが全然違う!なんていうことはよくある。医者になるには、それなりに頭が良くないといけないし勉強もしなければいけない。またそれぞれに専門分野があり、医療以外に学ばなければいけないことも多い。さらに人体という非常に複雑で神秘的であり解明されていない部分も多いものを扱っているのだ。個人差があって当然であり、医者によって言うことが全然違う!のも当然であろう。人体に比べれば格段に簡単な構造の「パソコン」ですら、壊れた時にその復旧方法を他人に尋ねると、その答えは人によってバラバラである。

●ニュースの着地点   2018.3.16
昔のニュースは「やっぱり◯◯だったようだね」というように、何となく国民全体が共有できる「結論」めいたものが見えた。誰かが逮捕されたり辞任したり更迭されることによって決着を見ることができた。しかし最近のニュースでは決着を見ることも着地点を見ることもできない。森友問題にしても然りであり、相撲協会のいざこざにしてもそうだし、レスリング協会の パワハラ問題も何が何だか分からないし、そういえばスタック細胞はあったのなかったの?

●治安維持法   2018.3.15
戦後の日本人は学校の先生の話を聞いて、NHKのニュースを見て、朝日新聞を読んでいた。つまり一部の偏った情報であっても、それが偏っているのかどうかもわからずに、普通にその情報を信じて鵜呑みにしていた。大正14年に大日本帝国憲法体制下で、思想運動、大衆運動弾圧の中心にすえられた治安維持法が、姿を変えて実は戦後も続いていたということなのだろう。治安維持法ではなく思想誘導法とでも言うのだろうか。そしてインターネットの普及とともに、この思想誘導法が徐々に暴かれるようになってきた。いかに日本人は騙されやすい、おめでたい性格だったということも暴かれてきた。例えば中国国民の大多数は「中国中央テレビ」や「新華社」の報道している内容は昔っからまともには信じていなかったそうだ。

●反安倍   2018.3.14
森友文書改ざん問題で安倍政権が揺らいでいるようだ。反安倍を叫ぶ人たちの声も大きくなっているようだ。しかしいつも不思議に思うことなのだが、反安倍の人たちは仮に安倍晋三が退陣したとすれば、それで目的を達成したことになるのだろうか。安倍政権とて習近平のように恒久的に続くわけではない。いつかは辞めるときが来るはずだ。そしてその時に今の自民党に代わって政権を取れる野党があるのかと言えば、今の寄せ集めのへなちょこ野党では、その可能性はゼロに近いだろう。ということは、どっちにしても自民党政権がしばらくは続くということだろう。ということは、その自民党政権に対して同じように「〇〇がー」と叫び続けるのだろうか。国民の多くは、安倍政権が「素晴らしい」と思っているのではなく、立民やきぼうや民進や共産や自由や社民に比べれば「よっぽどマシだ」と思っているだけのことだろう。

●モチベーション   2018.3.13
モチベーションがなかなか上がらず仕事をやる気がしない。そんな人のために「自分の今いる状態を想定して、一気にではなく1ステップずつ階段を上がっていく」ことで解消できる方法というのが「らばQ」で紹介されていた。なるほど、これならモチベーションが上がりそうな気もするが、現実的には、やはり最もモチベーションが上がるのは「納期が直前に迫ってくる」ことだろう。これは間違いない。

●ワンパターン   2018.3.12
水を入れたコップの重さはどのくらいでしょうか?という質問。答えは100グラムでも200グラムでもない。水を口にする一瞬であれば、水を入れたコップの重さを感じることなはい。しかし1時間持ったままだとすると、そのコップの重さをそれなりに実感するようになり、1日じゅう持っていたとすれば、たかだか数百グラムの水の入ったコップが物凄く重く、持っていることが苦痛に感じるほどの重さになる。「ストレス」というのは、これと同じで、日常のほんの小さな出来事が、それが起こった瞬間には何も感じないが、何度も繰り返し起こったり、長時間継続的に起こったりすると、それが苦痛として、ストレスとして感じられるようになる、ということなのだそうだ。いずれにしても人間は、同じことを何度も繰り返したり、継続して行ったりしてはいけないようにできているらしい。ワンパターンは良く無いということだ。

●眠気   2018.3.11
他人の話を聞いているとき、「昨夜は充分な睡眠をとったはずなのに、なぜ眠くなるのだろう?」と思うことがある。眠気の要因のほとんどは、聞いている側ではなく、話している側にある。例えば徹夜明けの雨の日のクルマの運転が危険なのは、フロントガラスの目の前を一定のリズムで往復するワイパーが原因である。糸に50円玉を通して目の前でゆっくりと回して「眠〜くな〜れ、眠〜くな〜れ」とやっているようなものだ。つまり話し手の喋りにメリハリや起伏がなく、一定のスピード、一定のリズム、単調な声質などであった場合には確実に眠気を催すこととなる。さらに話の内容がつまらなければ瞬殺であろう。だいたいにおいて他人の話はつまらないものである。そして午後1の講義では瞬殺された多くの死体が机の上で突っ伏していたりもするのだ。

●ハンコ   2018.3.10
ハンコは本人認証にはならない。実印であっても今の時代であればちょっとした知識があるだけで簡単に偽造することも可能だ。増して三文判などは全くもって何の証拠にもならないし何の証明にもならないし何の役にも立たない。それでも日本人は会社や役所の書類に、まるで判で押したように判を押し続けているのであった。

●生命   2018.3.09
有機体が外界から取り入れた無機物や有機化合物を素材として代謝を行い、自らの体を成長させ、自らの体とほぼ同じもの(子孫)を作る。これが生命であることは中学の理科の第二分野で全国民が教わっているはずである。しかし日本人の多くは、死者の精霊、魂、成仏、などということを本気で信じている。たかだか明治時代に始まった義務教育と、恐らく弥生時代から続いていたであろう死者を敬ったり、弔ったりする風習では、その歴史の厚みが違うのだから当然のことであろう。欧米では学校の先生は進化論は教えているものの、実はそれぞれの生命は神が形づくったもの、ということを信じている。そして日本でも「生命」の生物学的なことは教えているものの、倫理的、哲学的なことははっきりとは教えていないようである。そもそも生物の「死」というものに対しての解釈が色々とありすぎて収集がついてないらしい。人類はこれだけ長い間生きているのに、未だに死というものが何であるかが決まっていないというのも、ある意味不思議なことである。

●色はできるだけ使わない   2018.3.08
特に、芸術作品を紹介するサイト、写真共有サイト、ショッピングサイト、などは、極力「色」を使わず、極力シンプルな構成にしておかないといけない。コンテンツを極力目立つようにしなければいけないし、どんな色の作品(商品)が掲載されても、その良さを極力損なわないようにしなければいけない。いわば「額縁」のようなもので、作品(商品)を引き立たせるための脇役に極力徹しなければならない。コンテンツが無い状態では、何も、どこも、主張してない極力殺風景なデザイン構成にしておく必要がある。その極力思い切った「わりきり」ができるかどうかで品位の有無が決まる。

●人工的な自然   2018.3.07
市街地に公園ができる。川が護岸工事されて遊歩道ができる。道路の歩道が整備されて街路樹が植えられる。しかしこれらは全て人工的な自然であり、定期的な修繕や除草や植木の手入れが必要となり、そのために税金が使われる。自然のままの自然であれば、ある程度放っておいても大丈夫なのだが、人工的な自然はこまめに面倒をみてあげないといけない。野生児は放っておいても生きているが、箱入り娘はこまめに面倒をみてあげないといけないのと同じだ。箱入り娘の人工的な自然はあまり増やさないほうが良いかと思うのだがいかがなものだろうか?

●カロリー(2)   2018.3.06
→昨日の続き。人類はカロリーの高い食物を積極的に食べるようになったわけではあるが、飽食の時代になり、積極的にカロリーの高い食物を食べなくても生命が維持できるようになったのは、つい最近の話である。しかしそれは先進国に限った話で、後進国ではまだまだ餓死の危機に瀕している人も多い。そんな後進国の全てが飽食の時代になったときに、はじめて人類はカロリーの高い食物を積極的に食べなくても大丈夫なようになるのだろう。太っている人にとっては朗報と思われるかもしれないが、あんたが生きている間には絶対にそんな時代は来ないので期待してはいけない。

●カロリー(1)   2018.3.05
カロリーの高い食品は食べると太る。そしてカロリーの高い食品は美味い。人間は進化の過程で自らの生命を維持するためにカロリーの高い食物を積極的に食べるようになった。そして積極的に食べるためには「美味い」と感じさせるようになったわけだ。従って太りたくはないが美味しいものを食べ続けたい!という理屈は根本的に成り立たないのだ。つまり「太っている人」=「食欲を制御できない忍耐力のない人」と思ってほぼ間違いないだろう。 →明日へ続く。

●自治体のプロモーションビデオ   2018.3.04
日本は全国的に人口が減少している。だからどこの自治体も人口の確保のために躍起になっている。大手広告代理店に頼んでプロモーションビデオを作って全国的にPRしたりしている。それってカネのかけすぎでは?とも思われるのだがもうこれ以上公民館や福祉施設を作っても使う人もいないのだろう。だったらプロモーションビデオでも作ろうか、という発想になるのも不思議ではない。しかしユニークなプロモーションビデオで話題になったとしても、醒(冷)めるのも早いのが今のネット社会なのだ。そして話題になったからといって人口の減少に歯止めがかかったかというと、どうもそうでもないらしい。

●釈迦に説法   2018.3.03
相手の知識やスキルを確認しないで、迂闊にも釈迦に説法を説いてしまうようなことっていうのがある。深い知識やスキルを持った人間ほど、それを相手に悟られないようにする。名刺交換だけでは相手の知識やスキルは分からない。そこで自分を売り込みたいため、商品を売りつけたいために、自分の持っている知識やスキルをすべて披露してしまい、後から相手がその道の大家であったりして赤っ恥をかくこととなる。そうならないためには短時間では披露しきれないような深〜い知識やスキルを普段から蓄えておくことが必要だろう。

●ハワイ   2018.3.02
子供の服はすぐに小さくなって着られなくなるが服が小さくなったわけではなく、子供が育って大きくなったから相対的に小さくなったように見えるだけのことだ。北陸新幹線の開通で新潟が近くなった!というのも東京と新潟の距離はずっと同じままで行き来する時間が短くなっただけである。しかしハワイは太平洋プレートが日本に向かってゆっくりと移動しているため、1年で1cmずつ近づいているらしい。なのでわざわざ飛行機に乗ってハワイに行く必要はない。待っていればハワイのほうから日本に着てくれるはずなのだ。

●パフォーマンス化   2018.3.01
国会中継を見ていると「我こそは安倍総理に対等に議論することができる」「私が安倍総理の暴走を止める」「私が安倍総理の天敵である」てな具合での国会での質問がパフォーマンス化してきている野党議員。大袈裟に怒ったり怒鳴ったり泣いてみたりと、その芝居の臭さとお粗末さには見るに耐えないものがある。地元のネットのできない支持者たちに、安倍総理と戦っている姿をテレビで観てもらいたいのだろう。だから答弁には総理を必ず指名する。議長が担当閣僚を答弁させると必死で拒否するのはそのせいだろう。今さら与党に鞍替えもできない。かといってネットのできない支持者の高齢化は進み、絶対数は減りつつある。だからミミクソみたいな小さなことでも、まるでゾウのウンコ見つけたみたいに騒ぐのだろう。ネットのできない人たちのマーケットは完全なスキ間市場だ。そのパイの奪い合いは年々激しさを増し、パフォーマンス化と茶番化が加速しているのだろう。

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