2021年6月


●収束したわけではない   2021.6.30
ワクチンの接種が進んでもコロナが収束したわけではない。全世界的にも感染者数は下げ止まり&微増傾向にある。各国政府はちょっと収まってくると「マスクを外しても良い」とアナウンスしてしまう。「マスクを外すな」と言うと次の選挙で勝てないからだ。そして対外的にも「我が国は収束した」ということをアピールしたいのだろう。日本でも1回目のワクチン接種が終わっただけでマスクを付けずに出歩いているバカがいる。マスクを付けずに出歩るくと、それだけで世の中のコロナが収束したという気分になるらしい。英語の教材を買っただけで喋れるような気分になるのと同じだ。感染者数が少し減ると外に出歩く(脳みその)足りないやつが増えてきてまた感染者数が増える。と、これを何回繰り返せば気が済むのだろうか、愚かな地球の人類たちよ。


●ギャンブル-2   2021.6.29
→昨日の続き。日本でも、税金を納めないという輩はまだまだ多い。そこで国は、そいいう輩から、いかにして税金を払わせるか?ということを思案した結果、考えついたのが「宝くじの販売」という方法だ。1等10億円!とか言えば、輩は金を払うのだ。総じて輩は頭が悪いので確率を計算するなどということはしない。外れても「夢を買う」のだからいいのだ!とか言って、税金を納める金は無いくせに、宝くじを買う金は絞り出すのであった。という理屈は公営ギャンブルも同じである。そしてもっとも頭が悪いのは、ちゃんと税金を納めているにもかかわらず、宝くじを買ったり、公営ギャンブルに足繁く通う輩であろう。税金を二重で払っているということだ。仮に税金が倍になったら血相変えて怒るであろう輩たちでもある。


●ギャンブル-1   2021.6.28
麻雀で必ず負けるやつがいる。初心者というわけでもないのに半荘(ハンチャン)3〜4回ぐらいやると必ずマイナスになっているのだ。負ける理由はどうってこたぁない→自分が上がることだけを考え、他人に放銃する(振り込む)リスクは後回しにしているだけのことだ。麻雀は4人で行うので半荘ごとに上がれる確率は25%しかないのだ。それを半荘ごとに100%上がろうとするから放銃する確率も格段に増えるわけだ。もしそんな人間ばかりの軍隊だったとすれば敵を撃つことだけを考え自分が撃たれることは考えないのですぐに全滅してしまうことだろう。ただし麻雀はいくら放銃しても死ぬことはないので、学習もしないのであろう。ギャンブルで必ず負けるやつもだいたいにたようなもので学習能力が欠落しているのだろう。もっとも学習能力があれば最初からギャンブルはしない。→明日へ続く。


●原発再稼働   2021.6.27
原発再稼働に反対している人に聞きたい「原発を使わないで世界中の約460万トンのウラン238をどうやって処理するの?」原発が安全でないこと、だから地方に建設されていること、一部の企業が利益を得ていること、原発無しでも電力は十分賄えること、などなど、そんなことはみんな分かっている。負の遺産として作ってしまったものを永遠に持っておくことも廃棄することもできないから原発で燃やすしかないのだよ。それともあんたの家の物置に置いといてくれるのかい?


●他人に頭を下げる   2021.6.26
世の中には2種類の人間がいる。他人に頭を下げることが多い人と、他人から頭を下げられることが多い人だ。一概には言えないが、総じて若い頃に努力と勉強をしてきた人は後者に、若い頃に遊んでばかりいた人は前者になる。という傾向があろう。それだけに前者は他人に頭を下げさせることが勝利の感覚や一種の達成感につながっているらしい。「コロナがこんなに蔓延しても政府も役人も誰も謝罪しないではないか!」とか「どうしてもオリンピックやりたいんです、と菅総理も小池知事も頭を下げるのであれば話は分かる!」とか言っている人たちは、きっと前者なのだろう。


●他人の著作物を使って金儲け   2021.6.25
ファスト映画の投稿者が逮捕された。実は日本国内でも他人の著作物を無断で使って金儲けをしている人間はまだまだいる(中韓のパクリを指摘している場合ではない)。人気アニメのキャラを無断で商品に描いたり、そっくりの形状の物を作って売っていたりもしている。それをまたご丁寧に写真を撮ってSNSにアップしたりもしている。万引きしてきた商品の写真を撮ってSNSにアップしているのと同じだ。これらの行為はアニメのキャラの知名度拡大にも繋がるという一面もあり、黙認されてきた。しかしファスト映画にもトレーラとしての宣伝効果もあるわけだ。人気アニメのキャラを無断使用している人たちには「ここまではやっても大丈夫」「これで訴えられた事例は無いから大丈夫」というような全くもって自分たちに都合の良い、さらに法的な根拠が皆無の「取り決め」らしきものが存在しているらしい。そろそろあんたたちのところにもガサ入れがきますよ〜ん。


●島国の感染状況   2021.6.24
すれ違っただけで感染する「カッパ株」や「デルタ株」が話題になっている。いくら水際対策をしても人間が行き来する以上は完璧に防ぐことはできない。PCR検査で陰性だったウガンダの選手が陽性になったというのもその一例であろう。そこで日本と同じような地理的条件(島国)の感染状況を調べてみた。
イギリス:何度も書いたが未だに下げ止まり後の上昇中。6月21日で10633人(イギリスの人口は日本の約半分)。
ニュージーランド:5月10日ごろから一桁台で推移(0の日もあり)。押さえ込みに成功。
マダガスカル:下げ止まりで上がったり下がったり。6月21日で36人(マダガスカルの人口は日本の約1/4)。
キューバ:急上昇中6月19日で1436人(キューバの人口は約1千万)。
スリランカ:ピークは過ぎて下降中だが。6月21日で2028人(スリランカの人口は日本の約1/6)。
これらをどう考察するか?はあなた次第。収束を願う気持ちは一旦置いといて冷静に考えてみよう。


●下拵え   2021.6.23
動画撮影はサルでもできる。動画編集は頑張れば子供でもできる。ただし編集に至るまでの下拵えが出来る人は少ない。下拵えとは、色々な人が勝手に撮影したデータを入手して編集できるようにフォーマットすることだ。色々な人が勝手に撮影したデータはメモリースティックだったりSDカードだったりカメラ内蔵のHDDだったりクラウドだったりする。まずがそれらを集める。そして動画データのアスペクト比やフレームレートやオーディオのクオリティなどを調整する。そして書き出す際に同様の調整を行い、不具合があれば下拵えをし直す。という作業の中での編集という作業はオマケみたいなものである。下拵えのついでにやってしまえる程度の場合もあったりする。というか編集と下拵えは同時進行である場合のほうが多かったりもする。ということで出来上がったビデオを観て「オレが撮影したんだ!」などと言っている人間はサル並みということだ。


●大学のオンライン授業   2021.6.22
大学のオンライン授業はコロナが収束したとしても対面に戻ることは絶対に無い。コロナによって教える側は色々なことを学んだ。生徒も教師も全員同じ時間に同じ場所に集まるということがいかに非効率かということ。授業が時間で区切られていてその中で課題を提出しなければいけないという息苦しさとドタバタ感。先生側としては学生を「注意する」ことにいかに多くの時間を割いていたかということ。マスコミでは「大学に行かないとストレスが溜まる!」的な学生の意見をよく報道しているが、ゼミや実験や実技は別にして、通常の授業は「特にオンラインでも問題は無い」という学生の意見も多いということはあまり報道されない。またオンライン授業によって、学生が提出する課題のクウォリティが圧倒的に上がったということもあまり報道されない。


●芸人の意見   2021.6.21
爆笑の太田が「テレビ局は放映するのにもかかわらず『中止しろ』と言う。それなら『放映しません』って言うべき。新聞社も協賛してるのに社説で“反対”。だったら協賛を降りるべき」と言った。ごもっともな意見だが、テレビ局も新聞社も会社としての一貫性とかブレない経営方針とかは全く思ってもいないのだ。場当たり的に視聴率が取れて部数が捌けて話題になって興味を持たれればそれで良いのだ。というかそんなふうにして回していくしか無いというのが現実だろう。もっとも芸人だって、一般大衆に「そうだそうだ!」と思わせるような意見を言って、話題になって興味を待たれて名前を忘れられないようにしてもらえればそれでいいのだ。コントや漫才のネタを考えるよりもコスパが高いのだろう。


●酒を出す飲食店   2021.6.20
酒を出す飲食店はコロナが収束したとしても客足がコロナ前に戻ることは絶対に無い。コロナによって人々は色々なことを学んだ。ことあるごとに集まって打ち上げをやっていたが、別にやらなくたっていいってこと。仕事じゃないのに上司とは過ごさなくても済むこと。二日酔いで辛い思いをしなくて済むこと。オンラインで飲み会をすれば終始自分のペースで飲食ができること。飲めない人が割り勘負けすることもないこと。代行の手配をしなくて済むこと。終電の心配をしなくて済むこと。圧倒的に安く上がること。「酒は対面で飲むもの!」とか言っている人たち。あんたらのせいで何度も何度も何度も緊急事態宣言が出るのだよ。「酒は身内で家で飲む」「身内以外と飲むときはオンライン」が常識として浸透しつつあるのだよ。大手居酒屋チェーン店の撤収の早さを見れば分かるだろ。


●都道府県別ワクチン接種率順位表   2021.6.19
相も変わらずテレビでは都道府県別ワクチン接種率順位表みたいなバカげたものを報道している。いずれは大半の国民が接種できるのだろうから、その進捗状況をコト細かに報道することに何の意味があるのだろうか?仮に接種の時期が遅くなったとしても、その分有効期限も長くなるのだから別にいいだろうよ。それよりも五輪やるつもりならば世界の感染状況をコト細かに報道するべきであろう。押さえ込みに成功しているオーストラリア、ニュージーランド、ハンガリー等の選手にとっては、日本に来ることで感染リスクが高くなるわけだ。逆に感染増加中の南米、アフリカ、中東、東南アジアの選手が来日することで、日本に感染が広がる可能性もあるわけだ。どの国で、どのワクチンを、どのくらいの人が接種して、どんな変異株が流行っているのか?ということを国民は知っておくべきであろう。そもそも何で都道府県別ワクチン接種率順位表を知りたいのか?といえば、なるべく早くワクチンを接種して、次の緊急事態宣言が発令される前に遊びに行きたいということなのだろう。と、そんな魂胆のヤツがいる限りは、また緊急事態宣言も発令されるということだ。


●人流   2021.6.18
相も変わらずテレビでは緊急事態宣言どうのこうの、蔓延防止云々と言っているが、もう1年以上の経験則と、世界数十カ国の事例があるのだから、これからどうなるのかは容易に想定できるだろう。まず今は下げ止まりで今後は増加。これは間違いないところであろう。で、その後は第四波まではいかないものの、それなりに増加を続け、ピークを過ぎた後はまた下げ止まり。しかし下げ幅は少なく、またじわじわと上がっていく。その後は徐々に振れ幅が小さくなると同時に、下げ止まりの数値も大きくなっていき、最後が心臓が止まったときのオシロスコープのようにピーっと1本線になる。その1本線が10人なのか100人なのか1000人なのかは「民度」によるところだろう。自分は「人流」にカウントされてないと思っているような民度の低い人間が多い限りは、1本線が100人を切るのは、難しい。


●OrtofonのSPU-GTE   2021.6.17
Ortofon(オルトフォン:デンマークのレコードカートリッジのブランド)のSPU-GTEを2万円で買わないか?と持ちかけてきたのは秋葉原の某オーディオショップの店長であった。1979年の話だ。OrtofonのSPU-GTEといえば当時のレコードカートリッジの最高峰であり当時でも5万円近くしたと記憶していることもあり二つ返事で買うことにした。どうやらその店長、キャバレー(当時はキャバクラという言葉は無かった)に行った帰りにお持ち帰りとなりその月の小遣いが無くなり、このままでは奥さんに追及されてしまうので早急に現金が欲しいとのことであった。そのOrtofonのSPU-GTEを42年ぶりに鳴らそうとしてみたところ音が出ない。専門家に送って確認してもらったところ、内臓の昇圧トランスが死んでいる等あちこち不具合もあり針も相当に減っているとのこと。修理にもそれなりの費用がかかりそうなので諦めることにした。しかし持ちかけてきたの秋葉原の店長、どう見てもOrtofonのカートリッジで音楽を聴くというタイプではないし、こちらも針が減るほど聴いてはいない。ということはだ、そのレコードカートリッジ自体が何者かに騙されて中古品を買わされたのではないか?と想像する。その店長は若い頃はボクシングの4回戦ボーイで殴られて片耳の鼓膜が破れて引退したとのこと。ということは、そもそも「ステレオ」を聞けないということだ。何者かに騙されて中古品を買わさたことは間違いない。ということが42年の時を経て明らかになったというお話。


●減少傾向   2021.6.16
世界の感染状況は全体的には減少傾向にある。ただし一時期の爆発的な増加がピークを過ぎたために全体的には減少傾向に見えるが、中東、アフリカでは、これからピークに向かって増加している国もある。注意したいのは、イギリス、ロシア、メキシコ、ポルトガル、パナマ、など、下げ「止まり→微増」の国々だ。アメリカもこの傾向が見える。その中でもワクチンの接種率が高いイギリスは、1日の感染者数が一時2000人を下回ったものの、今は7000人を超えている。結局いくらワクチンを接種しても「よっしゃ、遊びに行くぞ!」では意味が無いようである。個人レベルでは「ワクチン接種→安心」ということになるが、国家レベル、世界レベルでは、決してそうではない、ということを意識しておこう。近所のバアさんたちは、もっぱらワクチン接種の話題で持ちきりである。ワクチン打ったら何処に行く?ということらしい。だめだこりゃ。


●一般市民の意識   2021.6.15
中国での交通事故で、親子が左折してきたクルマに轢かれて下敷きになり、それに気づいた通行人がみんなでクルマを持ち上げてクルマの下から親子を救出するという動画がアップされていた。幸いその親子は軽症で済んだとのことだった。そしてこの動画を見て「中国でも一般市民の間での助け合いの精神が普通になってきた」と思ったものである。数年前までは、交通事故で道に倒れている人を多くの通行人がスルーする、という中国人の動画を何度も見たような記憶がある。もちろん中国は広いので地域差も大きいことだろう。しかしネットの普及によって中国人の意識が変わってきたことは確かであるようだ。とはいえ犯罪者を一般市民が集団でリンチした後に火をつけて焼き殺してしまうアフリカの一般市民の意識はまだまだ変わってないようでもある。黒人差別云々と言われても、なかなか…


●犬   2021.6.14
少子化に伴い、昔の「親ばか」に変わって「犬ばか」が増えている。犬を散歩させながら色々と犬に話しかけている犬ばか。犬であれば1000個の言葉は覚えられると言われていて、人間が1日に使う言葉の数が800~900語とも言われているので、なるほど犬は人間の言葉の多くを理解しているということにはなる。しかし文法を理解できるわけではないし、文脈から何を言いたいのか想像することはできない。そして残念ながら犬は人間では無い。従って人間と全く同じように扱ってはいけない。最も大きな違いが寿命であろう。大抵の犬は二十歳を迎える前に死んでしまう。ただしこのことが犬がペットとして重宝がられる理由なのかもしれない。もし犬が100年生きるとすれば、飼い主(人間)の多くは犬よりも先に死んでしまうことになる。であれば高齢で一人暮らしの人は犬を飼うことができなくなる。犬が早くしんでしまうのは、決して犬死というわけではないようだ。


●地球   2021.6.13
地球は地殻とマントルと核によってできている。地殻は土や水でできていてマントルは岩石やマグマでできていて核は鉄(外核が溶けた鉄で内核が固まった鉄)でできている。熱した砲丸を岩石で包んで薄皮で巻いたような最強の武器みたいなものだ。しかしそんなおどろおどろしい地球の内部を見た人は誰もいない。あくまで色々なデータを元に推察しているだけだ。人類が今までに掘ったことのある最長の穴の深さは12kmであり、地殻という薄皮部分の半分にも満たない。一方で人類は38万km離れた月にまで行ったこともある。無人では約216億kmまで行っている。ということで、遠くに見えるキラキラしたものには興味を持ち、見えない足元は疎かにするという性質を持った、人類という生き物が地球上には生息するようになった。


●遠近法   2021.6.12
遠くのものは小さく見えて近くのものは大きく見えるのが遠近法である。大学生50人に冗談のつもりで聞いてみた。「さてこのように遠くのものは小さく見えて近くのものは大きく見えるのは人間だけでしょうか?」「そうではないと思う人は手を挙げて」と、ここでは全員が手を挙げるものと予想していた。ところが5人程度が手を挙げなかった。想定外の展開だったが念のため聞いてみた。「人間だけだと思う人は手を挙げて」するとさきほど手を挙げなかった5人全員が手を挙げた。美術を勉強した人であれば当たり前と思っていることでも、そうではない人にとっては当たり前ではないということだ。ある印刷関係の営業マンが「ここに就職する前は、世の中に『色』なんてものは24色ぐらいしかないと思っていた」のだそうだ。専門家が当たり前と思っていることでも、専門ではない人にとっては当たり前ではないことが世の中には当たり前に沢山あるということだろう。


●早くレスしろ   2021.6.11
レスが遅い人には2種類ある。1つは超多忙でもう1つは怠け者である。そして超多忙な人が1日でこなす仕事量と怠け者が1日でこなす仕事量とでは18倍ぐらいの差があることだろう。しかし超多忙な人と怠け者の収入に18倍の差はない。むしろ怠け者のほうが稼いでいたりもする。貧乏暇無しってやつだ。この不公平さと理不尽さはなぜ発生するのだろう。忙しなくせっせと働いているミツバチも、ほとんどじっとして樹液を吸っているだけのカブトムシも、それぞれ昆虫としての一生をまっとうしているではないか。などという哲学的な妄想に耽っているヒマがあったら早くレスしろってもんだ。


●流行   2021.6.10
今を肯定するのは簡単だが、未来を予測するのは難しい。だから多くの人は今を肯定して未来も今のままであると想定する。未来には裏付けやバックデータがないので感覚だけで語るしかない。しかしそれでは説得力が無い。だから現状維持の理論が優先するということになる。しかし、今までに起こった色々なパラダイムシフトや世の中の劇的な変化、価値観の変遷を見ていると、今の流行が恒久的に残っていくとは考えにくいはずだ。流行は「永遠」ではない。必ずいつかは衰える。そして揺り返しが来る。ということは今までの流行を見れば分かるはずだ。ところが現状のデータを引っ張り出してきて「これが今の現実なのだよ!」と鼻の穴を膨らましているやつがいる。まぁ確かに「あんたのようなやつがいるということは今の現実でもある」ようだ。


●面白くない   2021.6.09
楽しそうにしている他人を見て、幸せそうな人たちを見て、ラッキーな出来事に遭遇した人の話を聞いて、友達が有名人と親しいことを知って、何かの賞を受賞して喜んでいる人を見て、「面白くない!」と感じている人たち。しかし大人はその「面白くない!」という感情や態度を普通は表に出さない。「面白くない!」のは自分と比較したときの自分の処遇や環境や状況が劣っていることを認めたときに感じることだからであり、そのことを態度や言動に出したところで自分の処遇や環境や状況が改善されるわけではないことも分かっているからだ。ところが「こども」はそうはいかない。楽しそうにしている他人を見て、自分がそこに加われないことが分かった時点で露骨に不機嫌になる。と、そんな不機嫌になっている「こども」を見ていると、多くの大人も「心の中はこんなんなんだよなぁ」と思うと、どんな時でも、喜びや嬉しさをモロに表してはいけないんだな?とも思ったりもするのであった。


●店内改装   2021.6.08
コロナ前の話である。ある飲食店が市からの補助金で店内を改装した。新しい什器や支度品によって店内はキレイになった。その店のオーナーは改装したデザインコンセプトを自慢げに語っていた。しかしその飲食店は1年後に閉店した。それもそのはずで改装したところで座席数が増えたわけでもないし、調理の効率化に貢献するような設備を揃えたわけでもない。店内をキレイにしただけでは客が増えるわけでのないし売り上げが伸びるわけでもない。市からの補助金は支援金ではなく無利子の借入金である。つまり改装したはいいけど、売り上げは伸びずに借金だけが増えたということ。オーナーにとっては画期的な改装だったのかもしれないが、客にとっては「どこが変わったのか分からない」という程度の改装だったのだ。思い込みが激しく、他人の話を聞かないオーナーにありがちな失敗である。しかしどの道コロナで潰れたであろうと関係者は口を揃える。


●FAX   2021.6.07
今どき家庭用FAXのある家は少ない。そもそも家電(いえでん)も無いのになぜFAXが送れると思っている人がいるのだろうか?その昔、FAXでカラーサンプルを送った人とかもいた。また「何度やっても送れない!」と言っているので、どうやったのかを聞いてみると「送ったはずの紙がずっとここにあるんですよ!」とのこと。受信したほうは部屋中がFAXから吐き出されたロール紙で埋まっていたそうだ。その他、原稿を裏返しで送って真っ白な紙が延々とでてきた。とか、受信途中で紙詰まりを起こしてFAXの機械を開けたら精巧にプレスされたアコーディオンが出てきた。とか。いずれにしても笑いを提供するには面白い機械でもあるのだが、情報伝達の正確性という意味では色々と問題も多い。そういえば、その昔、パスワードを送る際にセキュリティ上、あえてFAXを使うという人がいたが、今はセキュリティ上の問題が無くなったのかなあぁ?いや、セキュリティ上の問題ではなくFAXというデバイスが無くなったのだろう?


●残業   2021.6.06
残業をするには2つの理由がある。①仕事が期限までに終わらないから。②残業手当がもらえるから。のいずれかであるはずだ。①は、どんなに緩い納期設定をしても、それを守れない人間というのは一定数は必ずいる。そしてそういった人間は「サービス残業をやらされている!」と言う。だったらきちんと残業手当が出る会社に転職すればいいだろ!ってことになるが、そこまでの能力はない。確かに経営者側が無理な納期を強要する場合もあるが、多くの場合は①であろう。②は説明するまでもない。人間の多くは「カネになることは何でもやる」ということだ。小池都知事が「外国では8時に帰らない父は離婚」「『8時だョ! 全員帰ろう』、これを経営戦略として徹底していただきたい」と言ったそうだ。その発言にも批判が殺到している。まあ、ツッコミどころ満載の発言でもあるが、日本にはまだまだ残業大好きの人間も多いということだろう。①の多くは、仕事を始めるのが遅かったせいでもある。始める前に「やらなくてもいい仕事を一生懸命やっていた」とか「とりあえずお茶してた」なのだろう。


●新聞   2021.6.05
朝日新聞の発行部数が5年で半減したというのも随分前のニュースである。ということはいずれ消滅するというここだ。起死回生することは無いということは誰もが分かっている。しかし半減するのに5年もかかるとは想定外だったかもしれない。ニュースを紙に印刷して毎日各家庭に人力で配達するというシステム自体があまりにも原始的だ。そんな原始的なシステムを未だに利用している高齢者に聞いてみると「あら、だって新聞屋さんは毎朝早くから新聞配ってるわよ」とのことだ。終戦直前に日本の上空に襲来するB-29を見て「きっと日本は戦争に負けるわよ」と言っていた次の世代である。もっとも新聞には「新聞の発行部数が激減している」という記事は載っていない(のだろう)から分からないのも無理はない。毎朝早くから新聞配ってる新聞屋さんは、いずれ消滅する仕事だということをどこまで理解しているのいだろうか?と思うとちょっと可哀想にも思える。


●宇宙人   2021.6.04
宇宙人が地球にやってくる可能性は限りなくゼロに近い。もし万が一(実際の確率は万が一より遥かに低い)地球にやってくる宇宙人がいたとしたら、彼らの技術力は我々よりも遥かに高いはずだ。実際我々には何万光年も離れた恒星に行ける技術はないし、それがあと100年やそこらで習得できるものではないだろう。つまり地球にやってきた宇宙人は、我々よりも数十万年は進んでいるということであり、その宇宙人と我々との差は、ネアンデルタール人と現代人ぐらいであろう。ということはその間に友好とか平等などというものは無い。一瞬で皆殺しにされるか、何匹か研究材料として連れていかれるか、「ふ〜ん」と言って別段特にもたれずに立ち去るか、せいぜいインスタ撮ってアップして帰るくらいであろう。


●コロナに打ち勝つ   2021.6.03
って言ってもコロナのほうにしてみれば人類に勝つ!なんてことは1ミリも思ってない。というかウイルスは生物ではないので「思う」などということはない。そもそも人類がその数を増やし過ぎたために自然発生的に生まれたのがコロナウイルスであって、その自分らが産んだ子供に打ち勝つ!なんて都合の良い話しであろう。あえて勝敗をつけるのであれば3回の表を終わってコロナウイルスのコールド勝ちの様相であろう。ついこのあいだ世界の感染者数が1.5億に達しようとしているとか思っていたところが昨日は既に1.7億を超えている。凄まじい勢いで増えているということだ。世界の感染者数は国や地域によって算出方法が異なるために正確な数字は分からない。しかし大本営発表の1.7億よりも実際にはかなり多いのではないかということは容易に想像がつく。コロナウイルスによる世界征服は着実にカウントダウンの状態に入っている。「コロナに打ち勝つ」って、なに寝ゴト言ってんの?ってことだ。


●笑い声   2021.6.02
テレビのお笑い番組を見ていると、やたらと笑い声が入る。実際のスタジオや観客の笑い声の場合もあるが、音響素材の場合もある。番組スタッフやADの少人数の笑いだったりもする。いずれにしても笑い声が入ることで、つまらないものでも、可笑しく感じることは確かであるのだが、だからといってこんなに頻発することもないだろう。裏を返せば、いかに面白くないことを連発して、それを笑い声を入れるという万能薬で誤魔化し続けているということだ。そうしてみると無声映画のチャップリンは全ての場面で笑い声無しで、笑わせるシーンを連発していたのだから大したものである。そして今では観客無しでの落語の配信なども行われている。これも笑い声無しでの一席となり、芸人としての真価が問われる場面でもあろう。観客の反応が見えない状況で行うパフォーマンスというのは、想像以上に難しいものではないだろうか。生徒の反応が見えないままで進行するオンライン授業でもけっこうキツいのだから。


●派閥   2021.6.01
故野村克也の名言集の中に「弱いから派閥ができるのか、それとも派閥ができるから弱いのか。いずれにせよ、派閥が存在するようなチームが強いわけがない」というのがある。確かに少人数のグループで、グループ内ではお互いの傷を舐め合い、他のグループとは敵対するといったような構図では、チーム全体としての力をフルに発揮することはできない。小中学校でも荒れたクラスには必ず派閥が存在し、傾きかけた会社にも派閥は実在しているようだ。では日本の政治政党はどうだろうか?いいおっさんが揃いも揃って派閥ごっこをやっているようにも見えるが、そこは政治の世界なのでスポーツのように爽やかにはいかない。鵜の目鷹の目海千山千弱肉強食の世界である。仮に派閥がなくなったとしたら、もっと風通しの良い国民にオープンな組織になりうるのだろうか?それとも分裂してしまい組織としてのトータルでの力を発揮できなくなるのだろうか?たぶん後者の可能性があるから派閥が存在しているのだろう。いや、いつくもの派閥が集まって政党になっているのだろう。



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