2022年12月



●画一化人間   2022.12.31
コロナの巣篭もり生活とオンライン授業で、学生たちの画一化が加速したように思える。言われたことはきちんとやるが、言われたことしかやらない若者が増えたのだ。彼らにとっては、言われたことはきちんとやれば、それでそのタスクは終了であり、それ以上の見直しや修正点の洗い出しや、よりブラッシュアップするための方策を考える、というようなことを行うことの必要性は全く分からないらしい。こういった画一化人間には、そもそも野望とか理想というものもない。「人並み」であることが大事で「人並み」であることで満足なのらしい。人並み外れたことをやって、批判されたり失敗したりすることを極度に恐れている、というかそんなことをする意味も理解できないらしい。そんな考え方だから画一化人間になってしまうのだよ。というか画一化人間がなぜ悪い?というのが彼らの言い分だ。


●電話   2022.12.30
全くのアポもなく突然平気で電話をかけてくる昭和の人。その行為に1ミリも罪悪感もない。電話というのは相手の時間を一方的に消費させ、仕事や思考を中断させす自己中の典型のような通信手段だ。電話をかける必要があれば、予めメールなり、LINEなり、ショートメールなり、メッセンジャーなりで、その旨を相手に伝えてアポとっておくのがコロナ以降、すっかり定着した大人のマナーのはずだ。そもそも自分の言いたいことをきちんと文書化することで、無計画で思いつき優先の電話などは不要であることも分かってくるはずだ。会話というのは対面の時だけにしよう。または文字を入力するのが面倒なときはオンデマンドな音声メッセージを使おう。ちなみに「大人のマナー」の中の「大人」には「全くのアポもなく突然平気で電話をかけてくる人」は含まれていない。見た目は大人でも、中身はピーターパン症候群のまま歳をとっただけなのであった。


●水兵リーベ僕の船   2022.12.29
水平リーベ僕の船の元素を全部言える人は少ないだろう。普通はせいぜいがんばってベリリウムぐらいまでだろう。さらには太陽が水素からヘリウムへの核融合反応によって光を放っていることや、太陽がこの核融合反応を続けられる時間は100億年であり現在はそのうちの50億年を経過していることや、水素からヘリウムへの核融合反応が終了すると→リチウム→ベリリウム→ホウ素→→鉄、と融合していき、その過程で発生した、炭素やカルシウムによって我々の身体が形成されていることを忘れている人は多いことだろう。宇宙を知るということは、1人の人間というものが、いかにちっぽけな存在で、いかにその寿命が瞬間的な儚いもので、いかにその存在が奇跡的なものであるかを理解する上で非常に重要なことなのだろう。しかしそんなことは知らなくても、ちゃんと普通に生きていけるのだから不思議なものだ。さらに人間以外の生き物全ては、自分がいつか死ぬということを知らなくても、ちゃんと普通に生きていけているのだから羨ましいものだ。


●人種の区別   2022.12.28
シャンゼリゼ通りのレストランに日本人が入店すると、どんなに空いているときでも間違いなく店の奥のほうの席に案内される。絶対に窓際の席には案内されないのだ。日本人は器に顔を近付けてズルズルと音をたてて喰うし、くちゃくちゃといつまでも口の中で音を立てて噛んでるし、食い終わったあとにゲップをしたりもする。レストラン側としたら、そんなマナーの悪い客を窓際に座らせたら、他の客が入ってこなくなることを知っているから店の奥に隠すというわけだ。これは人種差別ではない。人種の区別、というよりもゴミと同じで「分別」と言ったほうが良い。中国人は大声で騒ぎながら食い散らかすが日本人は静かに上品に食事をする、などと思ってはいけない。レストランから見れば東洋人はみんな一緒なのだ。そんなことはない!我々はちゃんと窓際の席には案内されたぞ!と言う人もいるかもしれない。だけどそれはな、ツアー会社とレストランとの間で、そういう契約ができているからなんだよな。ガイドブックで紹介する代わりに日本人旅行客を窓際に案内する、という。


●放射能   2022.12.27
「私は放射能に汚染されたモノは絶対に口にしない!」とか言ってる人がいる。いやいやそれは無理でしょう。自然界には原発事故で放出されるセシウムやヨウ素などの放射制物質以外にも、あらゆる場所に放射制物質が存在する。飛行機の機内には宇宙線が、石でできたもの(建物の壁や床、墓石や塀)の近くには鉱物から放射される放射線が、タバコの火、ラジウム温泉、レントゲンや放射線治療の医療機器、などなど普段の生活の中でも放射制物質は数多く存在する。飲料水にでもトリチウムという放射制物質が含まれているのだ。というか放射能は英語ではRadio Activity、つまり電磁波(の帯域の極めて高い周波数)の能力、ということになり、放射能が何かを汚染するという考え方自体がオカシイのである。そもそも放射制物質はものすごく多種多様であり、十把一絡げにして説明できるものではない。それを、高校時代に物理の授業の内容などは一切聞いてなかった人のために、無理やり十把一絡げにして分かりやすくしたのが放射能という言葉なのだろう。


●アルキメデスの原理   2022.12.26
地球温暖化で北極の氷が溶けても海面が上昇することはない。アルキメデスの原理を知っていればこのことは理解できるはずである。南極の氷やグリーンランドの氷床が溶けて海に流れ込めば、その分は海面は上昇するが、北極の氷がいくら溶けようが凍ろうが海面の位置は変わらない。しかしテレビのニュースでも当たり前のように「地球温暖化で北極の氷が溶けて海面が上昇する」と言っている。このことは、テレビを見るというターゲットの学力や教養が低くなってきていて、低いところを狙わないと視聴率が取れなくなってきているためだろう。低くなってきている証拠に、宝くじ、サラ金、公営ギャンブルのCMがやたらと増えている。そして高校時代に物理の授業の内容などは一切聞かずに、テスト前に一夜漬けで教科書を数ページ読んで30点ぐらいの赤点ぎりぎりで進級しながら何とか卒業してきた人たちが、今のメインのテレビのターゲットなのだろう。アルキメデスの原理を説明しても無駄なのだ。


●質量保存の法則   2022.12.25
物質が移動したり、その形状が変化することはあっても質量そのものが生み出されたり、消失したりすることがなく、例えば化学反応の前の質量と後の質量は等しくなる、というのが質量保存の法則であり、我々は生きている現実の世界では全ての物質にこの質量保存の法則が適応されていることとなる。つまり現実の世界のモンスターボールは、その中に格納されているポケモンの体重の合計の重さになり、とてもではないが子供がポケットに入れて持ち運ぶことは不可能となる。ポケモンの元ネタとされている、ウルトラセブンのカプセル怪獣も同様でありカプセルの重さは格納されている怪獣の体重の合計になるのだが、持ち運ぶのがウルトラセブンなので何とかなるかもしれない。いやいやウルトラセブンの体重は3万5千tなので、ウルトラセブンに変身するまえのモロボシ・ダンの普段の体重も3万5千tということになる。電車とか乗ったら走らないだろう。


●真空管   2022.12.24
真空管が使われていたのは鉄腕アトムだけではない。マッハGoGoGoのマッハ号も真空管が使われていた。「しまった!真空管が抜かれている!(三船剛)」とのこと。アニメの世界だけではない。1976年に日本の函館空港に強行着陸し、亡命を求めたソ連のベレンコ中尉が乗っていたミグ25からも真空管が出てきた。日本初のトランジスターラジオが発売されたのは1955年で1976年といえばトランジスタ全盛で真空管という存在すら忘れ去られていたころである。しかし1970年当時のテレビには、まだまだ多くの真空管が使われていたし、戦闘機でもソ連製以外でも完全に真空管が使われなくなっていたわけではない。ちなみに1958年に発売されたSONYのトランジスタラジオ、TR-610はアメリカでバカ売れしたとのこと。当時、日本製と言えばチープで壊れやすいというイメージであったが、TR-610は本体に印刷(刻印?)されたSONYのNYをニューヨークと勘違いしてアメリカ製だと思って買っていった人が多かったとの逸話がある。


●鉄腕アトム   2022.12.23
鉄腕アトムのエネルギーは、アニメ第1作目では核分裂エネルギーであったが、第2作目では核融合エネルギーに進化していた。しかし最近このエネルギーはアンモニア燃料電池となっている。アンモニアはションベンに入っている蜂に刺されたときにかけると良いと言われているあれである。到底10万馬力のパワーには程遠い。まあもっとも核分裂エネルギーが何で鉄道や自動車に使われないかといえば、事故ったときに大変なことになるからだろう。だから船にしか原子力エンジンは搭載されていないのだ。とはいっても港に停泊中に事故ればそれなりに大騒ぎになるのだろうが。それはさておき鉄腕アトムは周期表92番目の最も貴重で高価なウランを使っているのに、筐体は元素の周期表28番目で地球上に最も多く存在して最も安価な「鉄」でできているとのこと。ついでに胸の蓋をあけると真空管が並んでいて「いかん、真空管が焼ききれておる(お茶の水博士)」なのだそうだ。


●仕事が遅い人   2022.12.22
仕事が早い人は1分間に商品を10個箱詰めできるとする。しかし仕事が遅い人は1分間6個しか箱詰めできない。しかし仕事が遅い人の給料は仕事が早い人の6割かというとそんなことはない。同じ勤務年数だとすれば、せいぜい1割程度の差だろう。クリエイティブな仕事になるとその差はもっと大きかったりする。仕事が遅い人間は仕事が遅いだけではなく、仕事のクウォリティも低かったりもする。低いだけならまだしも最終的に完成できなかったりもする。そして仕事が遅いので残業や休日出勤が増える。ということで年収は仕事が早い人を大きく上回ったりもする。さらに仕事が早い人間はさっさと仕事を終わらせて遊びに行ったり趣味に没頭したりしてお金を使ってしまう。じゃぁ、仕事が遅い人間のほうが得なのではないか?とも思えるのだがそうではない。遊びに行ったり趣味で培った知識や情報をクリエイティブな仕事に活かせるのだ。しかし仕事が遅い人間は仕事しかしてないから見聞が狭いままで一生を終えるのであった。


●振り込め詐欺   2022.12.21
警察から高齢者の家のイエ電に電話があった。「最近この付近で振り込め詐欺の被害が多発しているので注意するように」とのこと。それってイエ電に誰が出るか確認するための詐欺グループの下調べの電話じゃないのか?そもそも警察が各家庭に個別に電話なんかしねーだろ?と思って地元の警察に確認したところ、外注のコールセンターに依頼してそのような電話をかけたとのこと。おいおいそれって非常に紛らわしい行為じゃないのか?詐欺グループが警察を装って電話で所在と高齢者の本人確認を行い、〇〇警察の〇〇です、と言って一旦電話を切る。そして数日後に「〇〇警察の〇〇ですが、最近この付近で振り込め詐欺の被害が多発しているので、念のため預金を…」というように振り込め詐欺を実行していけるのではないか。というかこういう行為の事例から、次の新たな振り込め詐欺の手口を、詐欺グループは開発しているんだなぁ、と思ったりもするのであった。


●Zoomができない人   2022.12.20
この場に及んでまだZoomができない人も少なくない。その原因は「ウェブブラウザを使いますか、それともアプリを起動しますか?」的なことを聞かれた時点で分からなくなるとのことだ。つまりウェブブラウザとアプリという単語の意味が分からないということだ。ウェブブラウザがChromeであったりSafariであったりEdgeであたっりすることも、ホームページを閲覧するためのソフトであることも分からないのだ。そしてアプリというのはソフトウェアとほぼ同義語であるころや、英語の元々の意味は日本語のアップリケと同じであることや、日本語に翻訳すると「応用」という意味になることも知らない。ところが今さら恥ずかしくて聞けないウェブブラウザとアプリの意味。だから彼らが聞いてくるのは「Zoomって無料で使えるの?」という質問だ。それに対して「40分までは無料でそれ以上連続して使いたい場合は有料になる」と答える。すると「そうだろ!そうだろ!だから使わないんだ!」と笑顔でと答えるのだった。


●知ったぷり   2022.12.19
高齢者の知ったぷりにはつくずく閉口する。泣く泣く仕方なくガラケーをスマホに買い替え、電話とファックスしか受けない!と豪語していたくせに、仕方なくLINEを始めたのはつい半年前のことである。そして今は「みんなにラインをするように勧めているんだけど何でやらないんだろう?こんなに便利なのに」なのだそうだ。あんただってライン以外の、ツイッターもフェイスブックもインスタグラムもティックトックもユーチューブもなーんにも今だにできないんだろ?メールとURLの違いだって分かってないし、パソコンはすぐに壊れる(変な操作をして壊れたと思いこむ)し、基本的にアナログ全開で、たまたまLINEの使い方だけを覚えたってだけじゃないのかよ。それを偉そうに…という高齢者があなたの身の回りにもいませんか?


●大雪   2022.12.18
首都圏で大雪が降る。交通機関は麻痺をして大混乱となる。朝こっ早く家を出たのに会社に着いたのは昼過ぎだ。というような状況が起こったのがコロナ前の話である。では今は大雪が降ったらどうするのかって、会社はリモート業務にすればいいし、学校はオンライン授業に切り替えればいいし、お店はネット販売だけにすればいい、ということが可能になってきた。コロナ前は大雪でもほとんどの国民が目的地を目指してレミングスのように大挙して駅に押し寄せていた。そしてその不毛で無意味でダレトクな行為があたかも正義のように思われていた。そのことに目覚めさせてくれたのが、コロナということのようだ。


●交通事故を減らす   2022.12.17
交通事故を劇的に減らすためにはどうしたらいい?という質問を大学生にした。「クルマと歩行者を通行するエリアを完全に別々にしてしまえば良い」って、それってどのくらいのコストがかかるのか考えたのかな?「衝突しても壊れない頑丈なクルマを作れば良い」って、そのクルマにぶつかった歩行者はどうなるのかな?「とにかくすぐに停止できるクルマを作れば良い」って、時速50kmで走っていたクルマが突然止まったら、中の人はどうなるのかな?10メートルの高さのビルから飛び降りたときと同じになるんですけど。大学生といえどもまだまだまだまだ子どもであるようだ。


●電動キックボード   2022.12.16
公道走行可能な電動キックボードは色々な意味で危険である。しかしなぜ危険かといえば、電動キックボードよりも早く走行可能で、体積もデカいクルマというものと同じ公道で走るから危険なのだろう。そもそもが体重50kgの物体を移動させるために重量1tの装置が必要という時点で間違っているのではないのかな?とうこともあり、そういう意味では電動キックボードのほうが健全であり理にかなっている。でも高齢者は電動キックボードに乗るのは難しいかもしれない。だから身体の自由が効かなくなってきた高齢者は家でVRやメタバースしていれば良いのだ。


●自動車   2022.12.15
自動車で自動運転になることで本当の意味での「自動車」ということになる。もはや自動運転の自動車の実用化は秒読みの段階に入ってきたと言ってもいいだろう。しかしこの自動車が人類にとって幸福をもたらすのかと言えばそうではないだろう。まずはコストが当然高くなる、ということは新興国での普及は期待できない。一方の先進国では、自動化に伴い事故リスクと運転による疲労が軽減されるため、自動車利用の需要が増加する結果、燃料消費量と温室効果ガス排出量が増える。そもそもが体重50kgの物体を移動させるために重量1tの装置が必要という時点で間違っているのではないのかな?明るい未来を実現させるためには、増え続ける「人類」そのものが「移動しないで済む」社会にすることだろう。


●カーボンニュートラル   2022.12.14
カーボンニュートラルとは、排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素が等しい量で全体としてゼロの状態を示すことだが、例えばEV車に搭載するバッテリーや太陽電池のシリコンウェハーを製造するためには大量のエネルギーが必要となり、大量の二酸化炭素が排出される。全くもって本末転倒なハナシであるはずなのだが、それでも最終的な製造物が二酸化炭素を出さなければ良いらしいのだ。本気でカーボンニュートラルに取り組むのであれば、人類の移動手段は産業革命以前の「馬」に戻せばいいだろう。馬が無理ならば、これだけ大量に愛玩用という目的のためだけに飼われている「犬」でも良いだろう。そもそもが体重50kgの物体を移動させるために重量1tの装置が必要という時点で間違っているのではないのかな?


●NHKの受信料   2022.12.13
NHKの地上波の受信料は月1100円なのだそうだ。これを高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれであろうが、一つの目安として、民放のテレビCMを見たことが要因となって月にどのくらいの買い物をするか?であろう。物凄く雑駁であるが、1万円だとしよう。そのうちの広告主の利益が2000円としよう。そのうち民放には入る金額が1100円であればNHKの受信料はまあまあ妥当ということになる。しかし広告主が放映料を支払って知名度を上げて実際に売れた商品の金額なんて試算のしようもないし、広告主と民放での契約内容は様々だろうし、全て公開されているわけでもないので実際には至って曖昧な部分でもある。ただしテレビCMを見たことが要因となって買い物をする額というのは明らかに減少しているのだろう。だから打っても打っても効果が薄いので、さらに打って打って打ちまくり、民放のCMはロシアのミサイル状態になるのであった。


●メタバースは金がかかる   2022.12.12
メタバースの世界を構築するには、それ相応のコストがかかる。3DCGを使ったことのある人なら分かると思うが、ちゃんとしたものを作るのには膨大が時間がかかり、その時間はコストというかたちで跳ね返ってくるのである。だから「こういう世界を作りたい!」と言うのは簡単だが、「じゃ、誰が作るの?」ということになる。つまりかかったコストを確実に回収できるような企画でなければ成り立たないということだ。そしてメタバースの世界を構築するには、それなりのプロジェクトチームが必要であり、映画制作のようにそれぞれの分野のプロフェッショナルを招聘することにもなる。しかし、それであっても実際のハコモノを作るよりかは、制作費も運営管理費も格段に安くなるはずだけどね。だからみんな血眼になるんだろうな。


●絵画のデジタル化-3   2022.12.11
では、将来本当にデジタルは本物を超えるのだろうか?と、その答えは、「デジタルな人」に対しては「絶対に本物は超えられない!」であり、「アナログな人」に対しては「絶対に本物を超える日が来る!」というふうに使い分けておこう。そのほうが何かとうまくいくのである。そして実際にデジタルが本物を超えた日には、「デジタルな人」は「完全に超えた!」と言い、「アナログな人」は「超えるには程遠い!」と言うのであろう。真実は一つしかないが、人によって真実の解釈は大きく異なるのであった。


●絵画のデジタル化-2   2022.12.10
ではマチエール(油絵具など描画材料のもたらす材質的効果や絵肌)はどうするのだ?ということになるが、3Dプリンターで生成したスクリーンに映し出せば良い。本物を見る時の空気感も動画で表現できるどろうし、ARやVRの技術で見る角度の変化によるマチエールによる見え方の差異も表現できることだろう。いずれにしても8kぐらいで人間の目の解像度は超えてしまっている。あとは絵画と見る人の間の空気感と時間(ミリ秒単位)の経過による見る側の生理学的研究なのかもしれない。いずれにしても、そういったデジタルデータの融合で生成される総合的なデータの集積がNFTに登録されて「本物」として認定され、偽造はブロックチェーンによりがっちり防がれる、ということになっていくのだろうね。


●絵画のデジタル化-1   2022.12.09
絵画をデジタル化して、そのデジタルデータが「本物」とされる。「そんなことは有り得ない!」とお怒りになる人も多いことだろう。しかし25年前の256色のGIF画像と現在の8kフルカラー画像では雲泥の差が有り、確実に本物に近づいている。「そんなことは有り得ない!」と言ってる人は言ってるだけで何も行動はしていないが「本物に追いつこう」と考えている人は日夜その研究をしていて、いずれ追いつく、またはその差異が分からないようなものになってくることを目指している。人間の器官では目よりも情報処理能力に劣る「耳」、つまり「音」の世界ではすでにこれに近い状況にはなっているようだし。絵画をデジタル化することで「最後の晩餐」が劣化して剥がれ落ちることもなくなるのだよ。


●マスクの消費   2022.12.08
よく歩道や道端にマスクが落ちているのを見かける。捨てたのではない。何か他のものをバッグやポケットから取り出そうとした時に一緒に取り出してしまって気が付かないうちに落としてしまったのだろう。そもそもマスクは落としても音がしないから気が付かないわけで、小さな鈴とかを付けて落としても音が出るようにすれば良い、というのは逆であろう。ある台所用品メーカーが小型のジャガイモの皮剥き器(ピーラー)を発売したところ、予想を上回る売れ行きだった。その原因を調べてみると利用者がジャガイモの皮と一緒に捨ててしまって再度購入してるということが分かった。そこでメーカーはそのジャガイモの皮剥き器の本体色をジャガイモと同じ色に変更したところ、一緒に捨ててしまう確率が上昇し、さらに売り上げが伸びたそうだ。つまりマスクももっと軽量にすることで誤って落とす確率が増えて売り上げも伸びるということになる。それってSDGsに反しない?っていいんです。変造時に大量のCO2を排出して廃棄時に大きく環境に悪影響を与える太陽光パネルやEV車に比べれば微々たるもんだし。


●デジタルに弱い人   2022.12.07
デジタルに弱い人はまだまだ多い。そしてデジタルに弱い人は自分がデジタルに弱い人であるということがバレることを恐れている。だからデジタルの話題になると知ったぷりをして話題に合わせようとする。しかしデジタルに弱いということは組織(会社)にも迷惑をかけることになるので、組織はデジタルに弱い人に対してデジタルができるように教育しようとする。しかしデジタルに弱い人はデジタルという言葉に過敏になっていてただならぬ嫌悪感を抱いている。だから組織がデジタル教育を開催しても、出席しないで済むように何とか出張や家庭の事情なとの予定を入れてしまい欠席する。だからデジタル教育にはデジタルという単語を入れないで何とか騙くらかして出席させなければいけない。ではデジタルの代わりにどんな言葉にすればいいのか?効率化、リーズナブル、即効、無駄のない、二進法、1or0、離散化、量子化、とかでは余計に分かりにくい。正直に「アナログ全開人間のままでは、職場の生産性があげられないリスクを抱えることを避ける勉強会」とかかなぁ。


●頭の悪い人   2022.12.06
30歳過ぎて血液型の話をするのは頭の悪い人、と、ひろゆきが言っていた。確かに頭の良い人は血液型の話はしないだろう。頭の悪い人とは、つまり勉強のできない人であり、教養や知識に乏しい人たちである。だから、ちゃんと学校で教わってきたはずである国語算数理科社会の内容がきちんとインプットされていないから、大人になって社会に出てから遭遇する様々な情報に対して、真意を見極めることができずに、言われたことをそのまま信じてしまうのだろう。血液型による性格の違いの話しをする人のうちのほとんどが30歳過ぎても占いを信じている。占いっていうの早い話が未来予測だ。未来予測ができるのであれば競馬や宝くじで大金持ちになっているはずで、占い師などという薄利な商売をやっているはずがない、という時点で気づけよってことだ。


●Z世代   2022.12.05
生まれながらにしてデジタルネイティブである初の世代であり、デジタルをうまく使いこなす1990年代後半〜2010年生まれの、若者のことである。しかし彼らは「自分達がデジタルをうまく使いこなす」とは思っていない。昭和50年生まれの人たちが「自分達が自動車や電化製品をうまく使いこなす」と思ってはいなかったのと同じだ。そしてZ世代に媚びて合わせようとしてLINEに絵文字やスタンプを大量に使うのはZ世代以前の人たちである。ということがバレるので、SNSやメールに絵文字やスタンプを多用するのは止めよう。Z世代はクールでシンプルなのだ。


●戦争の話   2022.12.04
老人が戦争の話をする。疎開の話、東京大空襲の話、玉音放送の話、みんな遥か昔の遠い記憶の中での出来事、と思ってはいけない。これらは遠い記憶ではなく昨日の事のような鮮明で明確な記憶なのだ。子供の頃の記憶というものは思い起こすたびに鮮明さが上書きされていくらしい。そこに戦争という強烈でインプレッシブな出来事が背景にあれば尚更鮮明さを保ったまま脳の中に記録されているのだろう。さらにそれまでの鬼畜米英が1夜にしてGive me chocolateに変わったのだから、その価値観と考え方の変化には普通はついていけないだろう。ゲシュタルトも崩壊するわ。というわけでこの年代の人たちの、変に意固地であったり他人の言うことに批判的であったり、辻褄の合わない言い訳をしたりするのは、時代がそうさせた、仕方のないことなのだろう。


●テレワーク   2022.12.03
テレワークという言葉が日本では普通に使われている。またなかなか普及していないという現実がある。なぜ普及しないのかと言えばテレワークという言葉がいけないのではないかな?正規の仕事が会社で行うオフィースワークだとして、これに対して遠隔で行うイレギュラーな仕事がテレワークというふうに区別しているかのようだからだ。これだけネットが普及すれば会社と家のどっちが正規の働き方か?などと決める必要もなければ、そもそも会社などという昭和な組織もなくなりつつあるだろう。全てのワーカーがネットに接続してワークしていて、どれがテレでどれがニアなのかなんて考えることすらバカバカしいだろう。誰も出勤してこない会社に1人でワークしているほうがテレワークっぽいし。仕事を距離で判別することがナンセンスだということにいい加減気付けよってことだ。


●変温動物   2022.12.02
ジェラシックパークとかに登場するティラノザウルス。口を開けて唸りながら首を大きく振って相手を威嚇しながら襲ってくる。しかしどうだろうか、ティラノザウルスは爬虫類である。現存する爬虫類である例えばワニとかコモドドラゴンとかアナコンダとかは、唸りながら相手を威嚇したりはしない。無表情のまま襲いかかり、無表情のまま捕食していく。爬虫類だから体温は外気温と同じ変温動物であり、哺乳類のような恒温動物ではないため、常に体を速く動かせるわけではない。だから活動中は極力無駄な動きはしないようにしているはずだ。もっとも実際の人間のヒットマンも極力無駄な動きはしないようにして一撃で瞬間的に仕事を済ませる。映画やドラマのように相手を威嚇したり脅したり蘊蓄をこいたりはしない。ヒットマンは恒温動物なのにね。


●異常気象   2022.12.01
じゃ、正常気象って何だ?例えば、太陽黒点数の変化は、太陽から地球に降り注ぐ放射エネルギーの変化をもたらすため、地球の平均気温を変化させる可能性がある。また大規模な火山噴火によっても地球上のCO2の量は変化する。さらに宇宙のどこかで超新星爆発が起きれば、地球の場合、ガンマ線は大気上層で光化学反応を起こし、窒素分子を窒素酸化物に変換してオゾン層を破壊し、地表は有害な太陽光や宇宙線に曝され、 植物プランクトンや植物の葉が特に影響を受け、海の食物連鎖の基礎が激減することになる。などなど天体や太陽、地球自体の様々な変化の影響によって、地球の気象は常に一定ではない。2050年にはCO2の排出量をゼロにする!とか国際会議の場で宣言すればカッコいい。その「オレのほうがカッコいい合戦」が白熱しておかしなことになっている。そしてその宣言をした人のほとんどは、自分が2050年までは生きていないであろうことは計算済みだ。


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