2023年1月



●上から目線   2023.1.31
道を歩いていた他人から上から目線で見られるのは辛いことだろう。子供のころ、周りが大人ばかりで周囲の景色が見えずにどんな状況に自分が置かれているのか分からず不安だったことを思い出してみよう。だから人間は常に他人より高い位置を目指して日々努力を重ねているのだろう。しかしそれでは人類の平均身長が無制限に伸びてしまう。だから日々の努力をしないで他人より高い位置を目指す人間も適当に混ぜられているのだろう。努力も工夫もしないで、いわゆる「マウントを取る」ことばかりを、いっつも考えている人間たちである。


●高齢者ドライバー   2023.1.30
ボケが始まっている高齢者ドライバーには絶対に運転をさせてはいけない。というか80歳過ぎたら強制返納で良いだろう。田舎に住んでいるからクルマ以外に足が無いからクルマが無いと困るって、それで踏み間違いで歩行者を殺してからじゃおせーんだよ。反射神経は鈍くなるわ、体は硬くなるわ、記憶力は薄れるわ、で運転に不向きな要素てんこ盛りじゃん。クルマ以外に足が無いって、その土地で明治時代も江戸時代も暮らしていたんだったらクルマが無くても何とかなるだろう。何とかならんかったら都心に住めよ!バックしようとして後ろを向いたときに、身体も一緒にねじれるからペダルの踏む位置もズレるんですけど。


●値上げ   2023.1.29
ここのところの相次ぐ値上げには困ったものである。ではこの値上げラッシュに対抗する手段は何か?至って簡単である→「買わなくていいモノを買わない」ということだ。衝動的にうっかり買ってしまったもの、家に帰れば同じようなものがあるのに買ってしまったもの、ショッピングを楽しみたいという目的だけで買ってしまったもの、見栄やプライドのために買ってしまったもの、そもそも無くても困らないのに買ってしまったもの、自分の精神の安定のためだけに買ってしまったもの、などなどを全て今後は買わないようにすれば値上げ分なんて余裕で吸収できるはずだ。いや、それでは経済が回らなくなるってか?というか、無駄な消費をしなければ回らない経済っていうもの自体が、人類が生存を続けるシステムが破綻しているのではないのかな?


●没イチ   2023.1.28
配偶者と死別した人を没イチと呼ぶ。日本では全国に1000万人近くいるそうだ。しかし考えてみれば夫婦が同時に死ぬというケースは決して多くないことだろうから、夫婦どちらかが死んだ後のもう一人は自分が死ぬまでの一定期間は没イチということになる。高齢化社会においては没イチが1000万人というのは不思議ではない。しかし没イチになったことで第二の人生を始めるきっかけになるという人も少なくないことだろう。仮に高齢になってからの没イチは、もう死ぬまで没イチのままで諦めるしかないだろうが、50代ぐらいまでは再婚者を探すという人も多いかもしれない。しかしそう簡単に相手は見つからない。となればネットで探すのが手っ取り早い。したがってFacebookの怪しい「友だちリクエスト」のプロフィールには「配偶者と死別」が増えているのだ。


●絵文字   2023.1.27
インターネットが普及し始めた頃、掲示板などでの匿名の投稿が多く、その投稿者の年齢や性別を予測するのは難しかった。特にキレ気味で乱暴な口調のときは、年齢性別関係なく書き方が凶暴になってくるので尚更分からなくなってきた。ただし普通の平常時の投稿であれば、その文面から何となく性別は想像することができた。そして年齢についても男性であろう投稿では、それとなく若年か熟年かは想像することができたが、女性であろう投稿では、全く年齢を想像することができなかった。若年女性も熟年女性も、ほぼ同じような口調であったからなのだ。しかしSNSが普及してくると若年女性と熟年女性の投稿は、それとなく判別できるようになってきた。熟年女性の投稿は絵文字(特にハート)がやたらと多く、若年女性は全体のバランスを見てクドくならないように気を使って絵文字を使っている。つまりぱっと見画面がクドいのが熟年女性、ということになる、ようだ。


●文字は読まない   2023.1.26
色々な立場、色々な年代、色々な職業、色々な価値観、の、人たちと接していると、人は総じて「人の話は聞いていない」し「文字は読まない」ということがよく分かる。学校の先生や学者や研究者などの「人の話を聞く」「文字を読む」ことを苦にしないというのは、ほんの一部であり、世の中の多くの人は「人の話は聞いていない」し「文字は読まない」のであった。人の話は、自分にとって都合の良い部分以外は全くもって聞いておらず、顔は頷きながらも頭の中では「次に自分が何を話すか?」を考えている。文字に至っては、そこに文字があるだけで「読みたくない!」という意識が働き、1文字たりとも読まない。それでも頑張って読もうとしても、せいぜい200字ぐらいまでが限界であろう。よく先生が「そこにちゃんと書いただろ!」と言ったりしているが、人は書いただけでは読まないし、読んだだけでは理解しないし、理解したがけでは行動しないのであった。


●進化   2023.1.25
例えば1億年後、進化した人類はどのような姿になっているのだろうか?目が大きくなり顎が細くなり脳が大きくなるであろう、などという説もあるようだが、どうなるのかは誰にも全く分からないはずだ。もしかしたらもっと劇的にドラスティックに変化するかもしれないし、シーラカンスのように全く変わらないかもしれない。そしてその進化は、どのように人類の暮らす環境が変化するのか?ということに依存するところも大きいだろう。例えば食糧難が続けば、食べなくても長い間生きていける、または少量の食料でも維持できるように身体が小さくなる、などが考えられる。また何らかの理由で大量の放射線に曝されるようなことになれば、耐放射線に優れた身体になっていくことだろう。妬み僻み恨み憎しみが増えれば、凶悪な顔つきに進化していき、何の心配や不安もなく生きていくことができるようになれば、おめでたく、天然な、油断だらけの顔になっていくことだろう。すでにそうなってる顔の人もいるが。


●オレ様   2023.1.24
昨年のサッカーWCを観ていて多くの人が感じたこと。それは「油断していたほうが負ける」「勝てると思っていたほうが負ける」ということだろう。ある程度の高みを制覇すると、制覇していない多くは下に見ることになる。下にいる人たちはたまたまポジションが下にいる瞬間を見ただけであって、実はもの凄い勢いで上に向かって登っていたのかもしれない。だから彼らと対峙した時には、もはや下ではなく対等の位置まで登ってきていたのかもしれない。だからポジションが上になればなるほど、今まで以上の速度でされに上を目指さなければいけないのだろう。ちょっと他人よりも上のポジションになったからといって「オレ様」モードになってはいけない。


●自信がないことは声が大きくなる   2023.1.23
人は自信がないことを説明するときに、自然と声が大きくなり、口調も強くなり語気が荒くなる。自信がないことだから強制的に相手を押さえ込もうとするわけだ。そして語気が荒げて喋っている本人は、実は自信がないから声が大きくなっていることに気付いていない。気付いていないのだが深層心理の中ではなんとなく本人も分かってはいるのだろう。しかし一度荒げた語気はなかなか元には戻せない。さらに語気が荒げて強い口調で喋っている自分が「説得力がある」とか「強いリーダーシップを発揮している」とか錯覚もしてしまい、なおさら冷静な喋りができなくなる。興奮した自分に酔っているような状況だ。そうなると誰も注意したり嗜めたりしなくなる。めんどくさいからね。


●戦艦大和   2023.1.22
戦艦大和の主砲は口径46cmと世界最大を誇った。では他国がこれだけの口径の主砲を作る技術が無かったというとそうではなかったらしい。46cm砲を進行方向に対して横向き90度に撃ったときに、その反動で沈まないように、相応の船幅が必要になる。そこで必要な船幅で設計すると、太平洋上のみで活動する日本海軍の戦艦は良かったのだが、太平洋と大西洋を行き来する可能性がある米英の戦艦はパナマ運河を通過できる船幅で抑えておかないといけなかったそうだ。となると主砲の口径もそれなりに抑えておかないといけなかったということになる。口径46cmの主砲の砲塔部分の装甲は厚さ30cmもあり敵機の機銃掃射にもびくともしなかったそうだ。言ってみれば鉄の塊だっただけに、浸水し始めると沈没するまでも早かったのではないかと想像する。そして海底に沈んだ戦艦大和を引き上げて宇宙戦艦に改造するよりも、最初から新たに設計製造した宇宙戦艦のほうが、よっぽど早く安く高性能にできたはずに違いない。


●短絡的   2023.1.21
地球上の全ての人類は「知ってるコト」より「知らないコト」のほうが天文学的数値で圧倒的に多い。宇宙に存在する星の数、地球上で発見されていない生物の数、顔見知りでは無い人の数、過去の1年ごとの歴史、食べたことの無い食べ物の種類、見たことの無い物の数、などなど挙げていったらキリがない。ところが「私は何でも知っている」というような顔をしている人もいる。その人は「何でも知っている」のではなく、そうでない人に比べて知ってるコトが少し多いだけなのである。そしてそうでない人はそうでない人のくせに「○○○は○○○なのよね」とか「○○○って○○○だ!」とか浅く短絡的な発言を繰り返す毎日なのであった。


●支援金   2023.1.20
市のコロナ関連の支援金制度があったので申請した。必要提出書類の中に、青色確定申告の2021年度の決算書、というのがあった。もちろんその決算書は正式であることを分からせるための、税務署または担当税理士の承認印が必要だ。しかしだ、2022年はe-Taxで申請したため、紙の書類は無い。現時点でオンラインの資料を出力しようとしても自分のアカウントでログインすると現時点(2022年度の書類作成)となってしまうため、2021年の決算書のデータを見ることはできない。2021年度の申告書一式の紙の控えは税務署から送られてきてはいるのだが、その控えの中に決算書は含まれていない。仕方がないのでネットバンクの出納データを2021年一年分を市役所にデータで提出した。一年分をPDFにしたのでバインダーにしたPDFがとっても重くなったので、メールに添付できずにオンラインストレージとなってしまい、トータルではけっこうな作業量になってしまった。まあ、それでも支援金が5万円もらえるので良しとしよう。そして、e-Taxはまだまだ発展途上のようでもある。


●欠点   2023.1.19
「あいつの欠点は…」というようなことを言う人がいるが、それって本当に欠点なのだろうか?そう言ってる人にとっては不利益やデメリットや改善すべき点と感じられるかもしれないが、実はその欠点のおかげで注目され何らかの報酬が受けられ今まで生きてこられたのかもしれないし、その欠点がイコールその人の個性であり人格を形成する上での基礎となっていたのかもしれない。そして、他人の個性や特徴を「欠点」と言ってしまっている時点で、その人が自らの欠点をされけ出しているようなものなのかもしれない。


●日常   2023.1.18
日本国内のコロナの死者数はこんな感じである。第3波や第6波を大きく上回っている。感染者数は増えているもののオミクロンだから重症化率は低い、と確かにそうなのだが、死者数は確実に増加を続けている。コロナの人類撲滅という目標は着々と遂行されつつある。8回対戦して人類は全敗しているというのに、もはや「ワクチンを打つ」のバカの一つ覚えでしか対策を講じていない。ウィズコロナとか日常を取り戻す、とか言っている場合ではないだろう!というか、死者数が増加を続けているのに日常を取り戻すと言っているのが「日常」になっているんだな。


●課長の企画   2023.1.17
「例の新しいファーストフードの商品企画、みんな考えてきたかな?では私から発表する。まずターゲットは子供からお年寄りまでで、価格は1食分800円程度で、健康志向が高く誰もが安心して食べられるもの。伝統的な和食のイメージを残しつつも新しい味覚で新鮮さと刷新性を訴求する。ネーミングはユニークで印象的だが、極端に期を衒ったものではなく誰もが抵抗なく購入できるものとする。発売当初は斬新でお得感のあるキャンペーンを実施して知名度を広げるものとする。」と言ってドヤ顔をした。馬鹿では無いのか。蘊蓄ばっかりで具体性が何も無い屁理屈の固まりのような企画である。こういう中身の無い企画をして偉そうな顔をしている上司って、あなたの会社にもいませんか?


●アンバサダー   2023.1.16
餡バターではない。日本語では「親善大使」のような意味合いで使われることも多く、英語で「大使」や「使節」「代表」といった意味で用いられる語でる。あるいは「筆頭」「第一人者」「その分野を代表する存在」といった意味合いで用いられることもある。新世紀エヴァンゲリオンの「使徒」もアンバサダーということにもなる。また「マグマ大使」も大使なのでアンバサダー、そして地球の創造主「アース様」も創造主であり「その分野を代表する存在」であるのでアンバサダー、地球侵略を狙う宇宙の帝王「ゴア」も「代表」「筆頭」といった意味ではアンバサダー、ということになるらしい。


●昔話   2023.1.15
思わぬ展開!予想外のオチ!何度聞いても笑える!というような昔話であれば良いのだが、何の起伏もなくただダラダラと実際の出来事をトレースしているような昔話は、全く建設的でもなく刷新性もなく喋っている人間の記憶の確認でしかないので全くもって聞くだけ時間の無駄である。人間は高齢になればなるほど昔が多くなり未来が少なくなる。従って高齢者ほど昔話が多くなり長くなるのは仕方のないところであろう。そして最近のコトはすぐに忘れるくせに昔のことは絶対に忘れないから始末が悪い。誰かの誕生日会ともなれば高齢者の昔話大炸裂となる。さらに昨年話した内容は完璧に忘れて今年も同じコトを話す、だけなら良いのだが、さっき話したコトも忘れるので同じコトを何度でも話すようになる。これに酒が入れば無敵となる。とまあお互い人の話しは聞かずに自分が喋ることが最優先というコミュニケーション形式が基本なのだから、これで良いのだろう。


●対人コミュニケーション   2023.1.14
「知ったっぷり」をする人間は多い。本当は知らないコトを知ったような顔をして聞いていて頷いたりする軽度の「知ったっぷり」は誰でも経験があることだろう。しかし仮に「知ったっぷり禁止!」となってしまった場合、日常の会話の中で「それって何?」「〇〇ってなんのこと?」「〇〇は知らないなぁ」という言葉のやりとりが急増して会話が成立しなくなるだろう。今は昭和と違って、世の中に氾濫している情報量がパないし、一人ひとりの価値観や興味の対象が異なるし、一人の人間が世の中の「知っていること」は1%にも満たないだろう。したがって任意の他人と会話をしようとすると、お互いが1%の部分を擦り合わせなければいけなくなる。こうして「対人コミュニケーションは面倒くせえなぁ」と感じるようになり引き篭もりが増えて行くのだろう。


●CI   2023.1.13
工業デザイナーはコーポレートアイデンティティ(CI)を学生時代に徹底的に教わるのであるが、世の中のいわゆる「会社員」でCIを正しく理解している人は少ない。特にCIの象徴とも言える会社のロゴマークデザインは、きっちりとその使い方が定義されていることを知らない人間も多い。特に中小企業では経営者(社長)でさえも、社名の入った印刷物を作るたびに、社名のフォントを毎回変えるし。フォントカラーもその時の気分で毎回違う色にしたりする。そうやって自分の会社の看板である会社のロゴマークの固定したイメージを取引先や消費者に植え付けることができないから、いつまで経っても中小企業やってるのじゃよ。


●SNSでの著作権   2023.1.12
本当はいけないんだろうけど、例えば新聞記事を写メで撮ってその画像をFacebookび載せる、地上波のTV番組のTV画面をスマホで動画撮影してtwitterに上げる、好きな芸能人の写真をネットから探してきてInstagramやPinterestにアップする、とかかなり日常的に行われている行為である。正直言って、権利を保護規制する法的整備が追いついていないのだろう。例えばPinterestなどはネットから探してきた画像を載せるというのが推奨された使い方なのだから、ユーザー的には「著作権を侵害した」という意識はないはずだ。考え方としては「好きな画像をブックマークする」ということなので、判断が難解になってくる。まあ、こういった問題があるからNFTという発想が生まれてきたのかもしれない。前回のサッカーWCで日本がドイツに勝った翌日のスポーツ新聞の1面の画像を、写メ撮りしてババーンとFacebookに載せている人がいた。その人は普段から著作権については何かとうるさいのではあったのだが。


●鳥インフル   2023.1.11
茨城県の養鶏場で90万羽以上が殺処分された。全国では1000万羽だそうだ。去年10月28日に岡山県倉敷市と北海道厚真町で発生が確認されたあと、過去にないペースで相次ぎ、すでに2020年から2021年にかけてのおよそ987万羽を上回って過去最多となっているとのこと。これってトリに映し出された人類の姿ではないのかな。ヒトだから殺処分はできない。それゆえ感染者数も青天井で増える。鳥が身を持って人類に発した鶏鐘だとは思わないのかなぁ、愚かな人類たちは。次は我々の番なのだよ。そして、一般的に鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは極めて稀とのこと。つまり稀にはヒトには感染する。鳥インフルは鳥によって感染する。鳥は空を飛んでやってくる。超密な養鶏所へに。さあどうする?


●平均寿命   2023.1.10
スポーツ選手は、その競技の種類にもよるが、30歳〜40歳で引退することが多い。そしてその後には長いセカンドライフがあるわけだが、実は30歳〜40歳で引退するということは、30歳〜40歳を超えると人間の身体はだんだんと衰えていき、後は「死ぬだけ」ということになるのだろう。つまり30歳〜40歳までには人間の生物としての基本的な仕事である、子孫を作り育てる、という作業を終わらせておかなければいけない。原子時代であれば、身体が衰えてくると天敵から逃げ切れる可能性が低くなり、天災で命を失う可能性は高くなるのだろう。ちなみにアウストラロビテスクの平均寿命は18歳であったらしい。明治時代では40歳とかだったらしいので、やはり40歳程度が人生の潮時なのだろう。仮に現時点で平均寿命が40歳だとすれば、世の中の色々なことが劇的に活性化し、世の中の多くの無駄がなくなり、多くの問題が解決し、著しい速度で世の中が変化していくことだろう。明治維新の時のように。


●実績   2023.1.9
実績の無いモノを否定するのは簡単だ。というかおまえら実績の無いモノを実現させるためのストーリーは考えられないのかい?そして実績の有るモノの実績を説明することはサルでもできる。サルと違うところは、その実績をあたかも自分の実績であるかのように偉そうに説明するところだ。悪いけど実績を積んだモノというのは過去のモノだ。そしてその実績通りにやればだいたいは上手く行く。問題はこれから作る実績をどうやって作るかということ。その話し合いをするときに過去のて実績の有るモノの実績だけを延々と語ったところで、何も新しいモノは生まれない。そしてそういう人間は「生まれる可能性がありそうな実績の無い(新しい)モノ」を「実績が無い」という理由で片っ端から芽を摘んでいくのであった。


●+α   2023.1.8
定食屋で1000円の定食を食う。普段料理をしている人であれば、その原価がいかほどであるかは大体想像がつく。仮に300円だったとしよう。では残りの700円は、料理をする人件費、ホールの人件費、場所代、等々であろう。しかしそこに+αの何かが無ければリピーターは来ない。その+αはもちろん家庭では出せない味であることもそうだし、素晴らしい景色であったり、めちゃくちゃ面白い女将であったり、めちゃくちゃ朝こっ早く営業してたり、めちゃくちゃ盛りが多かったり、めちゃくちゃレアでマニアックな物が店内に飾ってあったり、めちゃくちゃユニークなペットがいたり、めちゃくちゃイケメンなお兄さんが厨房で働いていたり、とにかく他店にはない+αの何かが無いと、客はその店で定食を食べる理由が無いのであった。そして最も効果的な+αは、多くの空腹の人間が頻繁に店の前を通るという立地条件だ。


●マイナンバーカードとスマホ   2023.1.7
パソコンが思うように動かないと、LANケーブルを抜いたり差したりして接触不良を疑う人がいる。「おいおい動かない原因はそこではないと思うぞ」ってもんなんだが、同じような状況が→マイナポイントを申請しようとして、マイナンバーカードにスマホを乗っけて読み込もうとしている人。上手くいかないので、スマホのカメラの位置をよ〜く確認しながら、えらく慎重にそーーっとスマホを乗せるのだが、やっぱり上手くいかない。「おいおい読まない原因はカメラの位置じゃないぞ。」ってもんだ。マイナンバーカードの裏側のICチップを、スマホに内蔵されたセンサーが読んでいるのだよ。てか、スマホのカメラで、マイナンバーカード表面のどの部分を写そうとしていたのかは謎である。


●少子化   2023.1.6
東京都は、都内に住む0〜18歳の子ども1人に月5000円を給付する方針を明らかにした。これに対して街の声は「給料が上がらない中で月5000円の給付は助かる」というもの。しかしなぜ「給料が上がらない」ということを引き合いにだすのだろうか?月5000円を節約するという発想にはならないのだろうか?スマホやプロバイダーのプランを格安に変更して、シャワーを2日に1回にして、エアコンをこたつと扇風機にすれば、すぐに月5000円ぐらい浮くだろう。実際に、高度成長期の1955年頃から1973年頃までは、スマホもネットもなかったし、エアコンも普通の家にはなかったし、風呂は2日に1回の家庭も多かった。現在の生活水準を維持したままで、人口が減れば、給料が上がらないのは当然のことである。国力は人口の増減に比例するのは歴史上明らかなことなのだから。現代人は、野望もなければ、身を削るということも知らない。


●Macが起動しない   2023.1.5
Macが起動できなくなった。起動する前のパスワードを入力しても反応しない。こうなると起動できないのでお手上げで何もできない。とりあえずはキーボードとマウスのUSBを色々と差し替えてみるのだが、予想通りこの程度では解決しない。NVRAMリセット、SMCリセット、セーフブート起動とか色々やってみてもダメ。Windowsを起動してネットで調べてみると、「画面右上のキーボードのマークの左側が「ABC」となるように「Other input Sources」をクリックし「ABC」を選択してください。」とのこと。で、その通りに設定したら無事にパスワードが入力できるようになり、無事に起動できた。しかし何もしていないのになぜこのようなことが起こったのだろうか?たぶん、考えるだけ無駄なのであろう、ことだけは分かるのだが。


●年賀状   2023.1.4
会社に行ってた頃、毎年新年に会社が始まると大量の年賀状が来ていて、その返事書きに業務時間を奪われていた。「こんな悪しき習慣、早くなくなればいいのに!」と言っていたのは1990年頃の話でもある。その後「年賀状をくれる企業に限って仕事はくれないのでは?」という疑問も生じてきて「なるほどそうだ!」ということになり、会社での年賀状出しが禁止された会社も増えてきたらしい。これだけネットが普及して、お互いに瞬時に連絡が取れるようになっているのに、年賀状を出す意味って何じゃらほい?という疑問も湧く。もっとも高齢化が進むと、毎年のように身内の誰かが死ぬので、毎年のように喪中が続き、気がついてみれば年賀状を出さなくなっていたとのことであった。


●制御   2023.1.3
アビーとブリタニーは1990年に生まれた双頭の結合双生児である。結合双生児は、189,000人の誕生ごとに約1回しか見られず、約 60%が死産で、結合双生児のうち9回に1回が双頭であるというデータがあるそうだ。彼女たちの体には胃が2つ、心臓が2つ、肺が4つあり、肝臓、大腸、生殖器系はそれぞれ1つしかない。アビーとブリタニーは大学を卒業して自動車運転免許を取得した。しかしお互いに自分の反対側の手足には感覚はなく、一方がそれぞれ制御できる身体の部位は決まっているため、運転免許の取得は苦労したとのこと。一人がアクセル、一人がブレーキを担当するという共同作業になる。そして運転免許は彼女たち一人ずつがそれぞれ持っているそうだ。彼女たちはJoined for Lifeというタイトルで、ドキュメンタリーを作り、これがBBCで放映されヒットして世界的にも有名になった。現在は二人は小学校教師である。あまり知られていないことだが、彼女たちが生まれたときには第3の腕があったそうだが、これはどちらも制御できないために外科的に削除したそうだ。制御できないものは所有しないほうが良いということだ。


●頭の悪い人たち   2023.1.2
頭の悪い人たちは他人の話をすぐに鵜呑みにして、同じことを他の頭の悪い人たちに話す。そうするとそれを聞いた同じく頭の悪い人はすぐに鵜呑みにして「ウソー!」とか「ホントに?」とか言って、また他の同じく頭の悪い人に同じことを話す。こうして都市伝説とかフェイクニュースとかネズミ講とか新興宗教とかが広がっていくのだ。それではいずれ頭の悪い人たちによって世の中全ての頭の悪い人たちは侵略されてしまわないか?いや大丈夫だ。頭の悪い人たちなので情報を正確に伝えることができずに、いずれ伝言ゲームは尻切れトンボになり、全てにムラなく浸透することは無い。そして頭の悪い人は物事を深く考えないので、自分の情報が相手に伝わらなかったことに対しても疑問に思うことない。そして平和な世界は維持されていく。


●第8波   2023.1.1
感染者数の上昇速度は第7波ほど早くないにしても、確実に増加している。ということは誰でも知っているのがだ、それでも「日常が戻った!」と言って、コロナ前の生活に無理矢理戻そうとしている。何度も何度もワクチンを打つことで強制的に押さえ込んでいるにもかかわらず、この増加率だ。重症化率や死亡率が下がったとはいえ、それはたまたま弱毒性の変異株が生き残っているだけであり、コロナは毎日新たな変異株を生み出し続けている。そしてそこで生き残った株が強毒性である可能性が無いわけでは無い。第5種に引き下げようという動きもあるが、5種にしたらワクチンも有料になるのだよ。そしてまだしばらくの間はワクチンを打ち続けなければいけない。それが「しばらくの間」ということは何となく分かっているが、いつかワクチンを打ち続けなくてもいい日が来るのだろうか?いや、来ないだろう。



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