2023年2月


●求人   2023.2.28
ホームページのトップに求人情報を載せてくれ!という要望が来ることがある。そしてその内容は「当社に興味のある方はまずは連絡を!」というもの。誰があんたんとこみたいな会社に興味を持つの?ということだし、人が欲しけりゃ、最低でも給与、勤務時間、賞与、福利厚生、交通費の支給の有無など、の情報を載せるのが常識だろ。というか仕事を探している人の99%は大手求人サイトに行くだろ。アクセス数が1日20PV程度のホームページに応募する人間なんぞ、おらんのじゃよ。そういうふうに自分たちの都合だけを優先しているから、社員も長く居着かないんじゃないの?


●兵器   2023.2.27
ウクライナ戦争でロシア軍は第二次世界大戦中に製造した戦車を戦場に繰り出して使っているそうだ。おいおい、今の時代にそんなアンティークみたいな代物で役に立つのかよ?と思う人も多いことだろう。しかしある評論家が言っていた。「お互いに兵器を消耗していった場合に、何でもいいから『火が出るもの』を持っていたほうが最後に勝つ」なのだそうだ。それを聞いて「な〜るほど!」と思うのであった。しかしいや待てよ、ということはだ、今回の戦争は、お互いが在庫の古い兵器を一掃して、装備を全面リニューアルするための戦争ではないのかな?と不謹慎なことを考えてしまうのでもあった。


●合格祈願   2023.2.26
合格祈願は理論的には何の効果も無い!ということは分かっているはずなのになぜ人は祈願をするのだろうか?祈願したことで、その効果が伴わないことも分かっているだろうに。そして祈願したのに結果が伴わなかったのなら、もう祈願をするのを止めればいいだろうに、と思うのだが、そんな人に限って、また祈願しに出かけていく。合格祈願をするヒマがあったら、単語の一つ二つでも覚えろよ!ってことなのだが。要するに勉強はしたくないが合格はしたい。その葛藤の捌け口が合格祈願に出かけていく、ということなんだろうな。


●一人では生きていけない   2023.2.25
人間は基本的には一人では生きていけない。誰かに意識され、誰かに愛され、誰かに注目されていないと、自らの存在意義を見失い、自分は何のために生きているかが分からなくなる。だから毎日のように人と会って、愚痴を言ったり、不平不満を言ったり、SNSに投稿して「いいね!」をもらったりすることで、自分が意識され忘れられていないことを確認しながら生きているのだ。こうして、誰かに意識され、誰かに愛され、誰かに注目されていないと、生きていけない人間に限って、他人のことを、意識しないで、愛することもなく、注目しなかったりもするから、余計に、意識や愛や注目に飢えることになるのであった。自分大好き人間とか呼ばれながら。


●お絵描きムービー   2023.2.24
最近インスタでやたらと見かけるのがお絵描きムービーのクリエーター。確かにちょっと絵が描けて、ストリーを作る力がちょっとあって、動画撮影や編集の経験があれば出来てしまうように思える。というところに目を付けた人たちがお絵描きムービースクールなるものを開校していたりもする。しかしだ。たぶん最初の2〜3本は作ることはできると思うが、その後、ワンパターンにならずに飽きられないものが作れるのか?というとたぶん無理であろう。今から鉄拳のパラパラ漫画と同じことをやってもダメなのだよ。まあ、利益は出なくてもいいが、人を感動させられればいい!とか言っているお絵描きムービーのクリエーターもいるようだが、人を感動させることが、どれだけ難しいか?ということを知らないみたいだな。とまあ、流行りが過ぎれば、お絵描きムービーのクリエーターの看板を下ろす人が続出することだけは確かだろう。


●無駄   2023.2.23
世の中には無駄がコトがたくさんある。しかしそのたくさんの無駄には、実は無駄は無駄なりの役割がある。もしも世の中の全ての無駄を排除してしまったら、世の中は実に殺伐とした味気ないものになってしまうことだろう。そして世の中の全ての無駄を排除することは実際には不可能だ。無駄なモノ、無駄なコトというのは、必要なコト、必要なモノを生み出すための副反応みたいなものであり、大量の無駄が生成された中から、本当の必要が1つ2つと産まれてくるという、コロナの変異株発生のメカニズムのような仕組みになっていて、それが進化とか進歩というものになっているのだろう。そして無駄と必要を区別するのは、実は非常に難しく、無駄なモノを必要としている人もいるからややこしい。と、終活に間に合わなかった人の遺品を見て思うのであった。


●時間   2023.2.22
寿命が100万年の生物がいたとする。彼らから見れば地球はベイブレードのように高速回転をしながら、ミズスマシのように太陽の周りを公転している。プレートが移動する様子も目視で確認できることだろう。しかし我々人類からは、彼らはじっと止まったまま動かないように見える。寿命が0.001秒の生物がいたとする。我々人類からは、彼らを見ることはできないし、彼らから見た人間は、じっと止まったまま動かないし、そもそもが生き物だとは思わない。元素の中には半減期が45億年のウラン238から、半減期が2.3×10-23秒(0.000‥‥‥01秒)の七重水素までがある。宇宙には実に様々な時間があり、今、我々が基準としている地球が1回自転をすると24時間という時間の基準は、人間が勝手に作った人間に都合の良い基準であり、その基準を基準に考えるから、限りなくデカいものや限りなく遠いものが存在するということになってしまうのだろう。基準を固定しないで、相手に応じてフレキシブルに変動するようにすれば、もっと色々と分かりやすくできるだろう。そんなんできるんか?ってことでもあるが。


●芸能人   2023.2.21
テレビのニュース番組やワイドショーでコメントしている芸能人は予めコメントする内容をディレクターに指示されて発言しているに過ぎない。専門家だけでは内容が重く難解になるので所謂「中の下の人たち」がチャンネルを変えないようにするための「素人枠」として必要な調味料みたいなものだ。だいたい芸能人は本職の「芸能」で忙しいのだから政治経済について深く調べて考えているヒマは無いはずだ。にもかかわらずSNSで不用意で安易で浅い考えの書き込みとかする芸能人は後を経たない。あんたらが芸能を勉強している長い時間の間に、同じく長い時間をかけて政治経済を勉強してきた専門家がいるわけだ。あたかも自分は「専門家が気が付かない有権者の視点で」的なことを偉そうに言っているのを見ると、やっぱ芸能人にはバカが多いんだなぁ、と思わざるを得ない。ちやほやされすぎてアタマがおかしくなっているか、売れなさ過ぎてアタマがおかしくなっているかのどっちかだろう。


●没個性   2023.2.20
世の中には実に様々な色んなタイプの人間がいる。そして普通は、その様々な色んなタイプの人間のうちの全てと出会い接することはできない。一生のうち一人の人間が出会い接することのできる人間は世界中の人間のうちのほんのほんの一部だ。どんなに有名人であってもどんなに多くのフォロワーがいるインフルエンサーであってもだ。仮に一生が80年とすると約25億秒、睡眠時間を三分の一とすれば約17億秒、1秒間に1人と出会ったとしても世界の80億の人間と出会うことはできない。ということで、いくつになっても人と出会うということは、必ず新たな発見があるということになる。逆に新たな発見を与えられないような個性の無い人間になってはいけないということだろう。そして没個性にならないような努力は、日々継続していかないといけない。己の存在意義を見失わないようにするために。


●無人島   2023.2.19
会社員時代に女子社員に質問してみた。「もし3億円あったら何に使う?」その答えは「南の島を買って住むぅ。」だった。小学生かお前は?だいたい3億円で買える島は恐らく無人島。電気も水道も無ければ定期航路も無い。そんなところでどうやって暮らすの?給湯室でゴキブリが出ただけで大騒ぎしているのに、熱帯の無人島には巨大なトカゲやコウモリ、毒蛇とかいるし、台風とかも直撃するだろうし、そもそも誰と住むの?ホテルの無い小笠原諸島に行っただけで、シャワーが無いことに愕然としているような人間が、無人島で暮らせる訳もない。TVチャンピオンの無人島選手権では、ロケに同行したAD全員が、制作会社を辞めたぐらいだ。無人島は人が住むにあたいしないから無人島なのだよ。


●e-Tax   2023.2.18
昨年は商工会の担当者と「あーでもない、こーでもない」と言いながら、色々といじくった末に何とか申告書を税務署に送信することができた。今年はすでに国税庁のwebサイトで制作済みの申告書と決算書を税理士がパソコン画面上で確認してマイナカードをスマホで読み取り税務署に送信、控えをPDFで保存する、というまでが30分足らずで完了した。もはや紙も電卓も印鑑も使わないでできるようになったということだ。ちなみに税理士が確認するのは個々の数値ではなく、売上に対しての経費の「バランス」とのこと。例えばフリーランスのエンジニアなのに(コロナ禍なのに)接待費がやたらと多い、とかいうのをチェックするとのこと。そういえばコロナ前でも、飲み会の清算が終わった後「誰かレシート欲しい人?」と言うと「はい!」と手を挙げるのはエンジニアの場合が多かったように記憶している。


●人類滅亡(2)   2023.2.17
しかし人類は、遠い未来には、一般相対性理論などどこ吹く風で、自由に時空を行き来し、全ての個体が不老不死になって、何の不自由もなく楽しく生存し続けているかもしれない。おいおいドラえもんじゃあるまいし、そんなことって、理論的に絶対にあり得ないだろう!と思うのは何とも夢の無いハナシであろう。今から500年くらい前までは人類ほぼ全てが天動説を信じていたわけだし、1859年にダーウィンが進化論を発表するまでは全ての生き物は神が作ったと信じていたわけだし、産業革命以前の人類は、自動車、テレビ、電話、原子力、インターネットなどなど、想像もしてなかったはずだ。ということで今後も現在の我々の創造の範囲を超越した発明や技術革新によって、人類は恒久的に生存し続ける可能性もあるわけだ。2000年ごろに「パソコンなんて無くたって生きていける!」と豪語していた、そこのあなたには、想像できないかもしれないけどね。


●人類滅亡(1)   2023.2.16
人類は西暦3000年までには絶滅するであろう、って、おいおいそんなに短いのかよ?と思う人も多い事だろう。しかし西暦3000年まで、は実は「長めに見積もって」のことであり、2050年まで、という説もある。そうは言っても人類には知恵というものがあるから、そうなる前に何とかするだろう、という楽観論もあるし、人類だけではどうにもならない、地球的、宇宙的な要因によって、赤子の手が捻られたかのように簡単に滅亡するかもしれない。という説もある。いずれにしても、未来のことだから、誰にも分からないことであろう。しかし、今の人類は、無尽蔵に増殖してその個体数を闇雲に増やし、今までに地球が何億年もかかって蓄えてきた資源を瞬間的に消費し続け、利便性や快適性を歯止めなく追求し続け、既に雪隠詰めのような状況に陥っているということも、意識しなければいけないだろう。今、遺書を書いても、読む人は、もはや誰もいないということになる可能性もあるのだ。


●ケプラー1649c(2)   2023.2.15
仮にケプラー星人がいたとしても、ケプラー1649cと地球がお互いに「ほんのわずかな一瞬」が噛み合わなければ出会うことはない、ということになる。これは、ゼロと言っても良い可能性だ。そもそも地球だって、今の人類が生存しているのは、奇跡に奇跡が重なってのことであり、地球とほぼ同じ条件の星であっても、そこに人類と同等の生物が存在する可能性は極めて少ないはずだ。さらに地球の太陽に相当するケプラー1649cの恒星ケプラー1649は、赤色矮星であり、太陽よりも小さく、温度も低く、寿命も短いので、ケプラー1649cに生命が存在する可能性は低いと言えるだろう。そもそもケプラー1649cの「ケプラー」は、NASAによって打ち上げられた宇宙望遠鏡の名前であり、万が一ケプラー星人がいたとしても、自分たちが「ケプラー星人」などと呼ばれていることは知らない。


●ケプラー1649c(1)   2023.2.14
ケプラー1649cは、はくちょう座の方向に約300光年の方向にある赤色矮星の恒星ケプラー1649を公転している太陽系外惑星である。そして地球に最も似ている惑星とされていて、生命の存在する可能性もあるのではないか?と言われている。という話を聞いて、ケプラー1649cにはケプラー星人が住んでいて地球に攻めてくるのではないか?と心配する人もいるようだが、そんなことは絶対にない。そもそも300光年も離れているのに、どうやって来るのだよ?用も無いのに。そもそも地球だって誕生して46億年のうち、人類が誕生して100万年、宇宙に行けるようになって50年、西暦3000年までには絶滅するであろうと言われている。つまり地球人が宇宙に行ける可能性があるのは、46億年の中の、ほんのわずかな一瞬、ということになる。まあ、西暦3000年に絶滅しないにしても、あと何万年も生存し続けるということはないだろう。もうすでに、かなり危うい状況にはなっているようだし。


●若い女性は正社員として雇用しない   2023.2.13
「批判覚悟ですが、私は、寿退社や産休や育休をされると困るので、若い女性は正社員として雇用してません」。という女性社長のツイートが波紋を呼んでいる。2月8日現在、約8500もの「いいね!」が集まる“予想外”の反響となっているそうだ。確かに経営者にとっては切実な問題であろう。若い社員は最初の数年は教育期間であり、その間、会社側も普通は赤字だ。仕事を覚えて会社のために利益が出せるようになって、始めて会社としてもペイできるわけだ。が、そうなる前に、またはそうなった直後に辞められたのではたまらない。さらに、産休育休をとることを前提に計画的に正社員になり、育休が終了後に計画通りに退社するというケースもあるそうだ。こうなるとほとんど詐欺のようなものだ。雇用の男女平等って、結局は掛け声だけで実情は伴っていないってことだよね。


●長くてあと30年   2023.2.12
仕事をリタイアしてから何をするか?その答えは色々とあると思うが、リタイアするということは、だいたい60歳ぐらいだろうから、長くてあと30年、短ければ10年で、おまえら死んじゃうんだぜ。であれば、昔の思い出に浸るとか、まだ行ったことのない地を旅行するとか、趣味のゴルフや釣りを満喫するとか、美味しいものを食べ歩くとか、そういうのって、みんな自分のためだけにだろ。どうせ長くてあと30年、短ければ10年で、死んじゃうんだぜ。だったら今を生きている後輩のために、何かを残そう、伝えよう、記録しておこう、とか思わないのかな?いい歳して、まだ自分大好き人間を卒業できないらしい。ま、どうせ長くてあと30年、短ければ10年で、死んじゃうんだから、いいって言えば、いいんだけどね。


●練習   2023.2.11
「休みから学ぶものはない。選手は練習と試合から学んでいくものだ。」とは故イビチャ・オシム監督の名言だ。しかし一方では「ピアノの練習のような新しいスキルを習得する場合、頻繁な休憩を行うと効果的な上達ができる。」との論文もある。これはどちらが正しくてどちらが間違っているというわけではない。要するに適度に練習して適度に休め、ということだろう。仮に練習といっても、何の工夫も向上心も探究心もないワンパターンの練習では、思い出させたたり、劣化させないという効果はあっても、上達したり、スキルアップしたりする効果は期待できないだろう。そして「頻繁な休憩を行うと効果的な上達ができる」というのは、人間は機械ではないので、続けて練習をすれば、疲労も溜まるし腹も減るので、頻繁な休憩も必要となるのは当たり前の話だろう。だからバカも休み休み言わないといけない。


●質の低い笑い   2023.2.10
スシロー湯呑みペロペロ以降、過去の動画も含めて多くの回転寿司迷惑行為動画がアップされ続けている。共通しているのは、撮影者がバカ笑いしながら演者をディレクションしているということ。はて、このパターンどこかで見たことあるよな?と思ったら、民放のお笑い番組だった。先輩の芸人が後輩の芸人にバカをやらせながら、自分はバカ笑いをするという、あのパターンだ。そんな番組が回転寿司迷惑行為を助長しているとは言わないが、今のお笑い番組がいかに安易に笑いを取ろうとしているかがよく分かるというもの。お笑いにはきちんとした本人たちが考えたネタをやらせて笑いを取るべきである。質の低い笑いなら素人でも高校生でも取ることができる、ということではいかんのではないかな。


●バッテリー(3)   2023.2.09
「事故ったら燃えて死ぬ。EV車を購入するのは自殺行為」とはビジネスアナリスト、深田萌絵のコメント。たぶんこれは真実。EV車は事故ったら火炎放射のように火を吹いて豪快に燃える。実際に韓国では国産EV車の販売実績が急落しているとのこと。とはいえEV車は全世界的な潮流であり、今さらガソリン車には戻れないだろう。開発と改良が進み、いずれは「事故っても燃えて死なない」EV車になってくることだろう。しかしEV車の車内の暖房は、そう簡単に解決しないように思う。暖房のためだけに使う電力は少なくて済むわけもない。豪雪地や寒冷地では暖房でバッテリーを使い果たして走るための電気が残ってない!なんてことにもなりかねない。もっともガソリン車だって、本来走るためのエネルギーを、熱と音に変えて排出しているのだから無駄が多くて非効率なのではあるが。


●バッテリー(2)   2023.2.08
それでもスマホの電気は一斉にみんなで使うというようなことはできない。であれば電話ボックスを電気ボックスに改造して電気だけを供給するようにすれば良い。であればそもそもスマホを持ち歩く意味がないので従来の電話ボックスで良いのではないか、ということにもなる。そもそも固定電話は電話線から電気も供給されているので、東京電力が停電になってもNTTが動いていれば電話は使えたわけだし。そもそもリモートワークやオンライン授業やメタバースが普及して、人間が不要にほっつき歩く機会がなくなれば、スマホなんてものは必要なくなるのだよ。人間が一人ひとりが勝手な場所に移動したがるから、無理やり電気を貯めなければいけないバッテリーちゅーもんが必要になったんだな。


●バッテリー(1)   2023.2.07
ケータイのバッテリーがなくなりそうになって急遽コンビニで乾電池を買うとか、街中でタリーズを探しまわるとか、もうすぐ音信不通になる!と家族にラインしたり、というようなことがいつのまにか無くなってきている。恐らくZ世代はそういった経験はしたことがないだろう。現在ではスマホのバッテリーは2年使っても8割の充電能力を維持すると言われているが、それは相当に酷使した場合であるようだ。実際には2年使っても充電能力が落ちたと体感することは少ないだろう。それだけバッテリーの性能が向上しコスパも高くなったということなのだろう。EV車の設計においてはモーターなどは二の次で、とにかくバッテリーの性能を向上させることが最優先なのだそうだ。電池にタイヤをつけて走っているオモチャのようなものなので、コースから電源を供給されて走るオモチャのレーシングカーに比べると、重いし遅いし高いということになる。電気は無理に貯めようとしないで、一斉にみんなで使ったほうが効率的なのだ。


●急には変われない   2023.2.06
日本が室町時代から安土・桃山時代に変わる15世紀ごろ、ヨーロッパでは大航海時代が始まり、世界の多くの国を植民地化して、奴隷をコキ使って、自分たちは豊かになっていった。豊かになって生活に余裕が出てくるとジェンダー平等とかの思想が生まれてくる。日本が豊かになって生活に余裕が出てきたのは20世紀後半である。ヨーロッパの400年後のことだ。だからいきなりジェンダー平等とか言われても、感覚的には理解できない森喜朗や張本勲のような老害が湧いてくるわけだ。ましてや同性婚やLGBTとのなると、岸田総理から更迭された荒井勝喜秘書官のように、感覚的には理解できないことを口に出してしまう人もいるわけだ。報道では荒井秘書官の発言は「現実社会とは乖離」とか言われているが、欧米に思想的にも同等でありたいという政府の焦りではないのかな。日本は経済産業では先進国であっても、思想はまだまだ後進国であるのだ。思想はそんなに急には変われない。


●DQN   2023.2.05
湯呑みペロペロに限らず回転寿司で他人の注文したものを食ったりワサビを乗せたりする動画。これらを見て「信じられない!」「どういう教育を受けてきたんだ!」という意見が大多数であろう。しかしこれらはTikTokやInstagramにアップしたから発覚したのであって、同じような迷惑行為をしながらもSNSにアップしていない例というのも絶対にあるはずだ。いやもしろそっちのほうが多いかもしれない。ということは外食に行く以上は、そういったリスクが必ずある、ということを覚悟しておこう。「どういう教育を受けてきたんだ!」と思わせるようなことをやるのがDQNであり、どんなに民度が向上してもDQNはある一定の割合で存在するのだから仕方がない。


●湯呑みペロペロ   2023.2.04
スシロー「湯呑みペロペロ」高校生。TVではワイドショーのかっこうのネタとなり連日顔にぼかしで放映され、ネットでは顔にぼかし無しの動画がバズった、この行為に対して何人かの有名人が「損害賠償で何千万でも何億でも支払うべき!」との書き込み。フォロワーの多くが「そうだ、そうだ!」との反応。おそらく多くの人が「厳罰に処すべき!」と思っていることだろう。そして、スシローを運営する「あきんどスシロー」は、高校生の父親から涙の謝罪を受けたことを公表したが、被害届を提出し、「引き続き、刑事と民事の両面から厳正に対処する」としている。スシローの株価は1月31日だけで145円下落し、時価総額は170億円近く下がった。スシローのみならず、回転寿司という業態そのものへの消費者の安心感とイメージを悪化させる重大な事態となった。さて「損害賠償で何千万でも何億でも支払うべき!」と呟いた有名人たちは、もし自分の子供が「湯呑みペロペロ」だったとしたら、「損害賠償で何千万でも何億でも支払うべき!」って言えるのかな?所詮は人ごとなんだよなぁ。


●時を戻す   2023.2.03
時を戻したい!と思ったことは誰でも1回や2回や10回や1000回はあることだろう。しかし仮に時を戻すことができたならば、それは全世界の時が戻ることとなる。例えば時を24時間戻すとしたならば、その24時間で苦労して何かを達成したとか作り上げた人にとっては、それが元の木阿弥になってしまうのだ。その始末をどうつけてくれるのか?ということだ。そして「時を戻したい」と思考できるようになった時点(恐らく猿人とか原人の時代)で、地球上のあつこちで時を戻すという行為が発生し、歴史は1ミリも前進しなくなってしまうことだろう。だから時は戻せないのだ。起きてしまったことは潔く諦めよう。


●400字以内   2023.2.02
例えば「400字以内で答えよ」という設問の場合、最低でも300字ぐらいは書いておかないといけない。ぱっと見文字数が少ない時点で読んでもらえない可能性が高い。もちろん「学校」であれば100字であったも50字であっても読んでもらえる。「学校」は落第させないための組織だからだ。しかし一般社会の「落とすための組織」は、効率的に消去していくために最初は文字数が少ない回答を排除していく。文字数が少なくても内容が濃ければいいんじゃないの?と思うかもしれないが、文字数が少なくて内容が濃いというのは極めて稀、というか普通は「無い」と思って良い。だから最低限「読んでもらうため」には、2/3はとりあえず埋める、が鉄則だろう「以内」という言葉に引っかかる時点で排除されるということを覚えておこう。


●2類→5類   2023.2.01
新型コロナが2類→5類になる。そうなるとマスクをつけるかどうかという問題が議論になってくる。しかしこれって、自分が自分で判断すればいいだけの話であって、どーでもいいことではないのかな。①新型コロナは人間が勝手に「収束」しているかのように振る舞っているだけのことであって何類になっても絶対に無くならない。②日本人はマスクをするのが大好きである。③欧米人はマスクをするのが大嫌いである。④ワクチンとか水際対策とか行動制限とかしたところで世界の死者数はほぼ横ばい。で、もしワクチンとか行動制限とかシャットダウンをしなかった場合にどうなっていたのかは誰にも分からない。もしかしたらたいして変わらなかったのかもしれないし、人類は絶滅していたかもしれない。とそう考えると、マスクをするとかしないとかは至って些細で瑣末な問題であろう。



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