2023年3月



●NFT   2023.3.31
「あなたの作品をコレクションに追加してネット上のミュージアムで公開したいと思います」的なメッセージがInstagramからちょくちょく来るようになった。恐らく安易に了承してしまうと、出展のための費用とか登録料とか言って、色々と金を巻き上げるという魂胆だろう。これが組織的なものなのか個人なのかは分からない。または詐欺ではなく、純粋なコレクターなのかもしれないし、普通に投資目的で作品を買いたい、と言ってきているのかも不明である。いずれにしてもNFTというものが、時代の流れの一瞬のタイミングで億万長者伝説が生まれたのであろう。一時期「LINEスタンプで家が建つ」と言われたのと同じようなものだ。


●カルダシェフ・スケール   2023.3.30
人類がいずれ滅びるということを示唆する宇宙25のような実験がある一方では、宇宙文明の発展レベルを示すスケール天文学者ニコライ・カルダシェフによるカルダシェフ・スケールというものもある。
タイプ1文明:自分の惑星で利用可能なエネルギーを使用できる
タイプ2文明:自分の恒星や惑星系で利用可能なエネルギーを使用できる
タイプ3文明:自分が所属している銀河系で利用可能なエネルギーを使用できる
タイプ4文明:複数の銀河系で利用可能なエネルギーを使用できる
というもので、今の地球上の人類はタイプ0.75文明なのだそうだ。タイプ1文明までになるには、あと数百年、タイプ2文明に達するまでは10〜100万年後だそうで、タイプ3では人間は肉体と意識は分離して寿命というものもなくなり、ほとんど神に近い存在になるとのこと。ではタイプ3〜4文明って具体的にどんなもんか?というと、それは今の人類ではイメージすることは不可能なのだそうだ。それはタイプ3文明の段階の生命体と今の人類との差は、今の人類とバクテリアぐらいあって、バクテリアが人類のことをイメージできないのと同じく、どう頑張ってもイメージできないとのことだ。従ってタイプ3文明のエイリアンが地球にやってきたとしても、我々がバクテリアとコミュニケーションしようと思わないのと同じで、地球の人間などはガン無視スルーなのだそうだ。彼らは自分が所属している銀河系で利用可能なエネルギーを使用できているので、ちっぽけな惑星に生息しているバクテリアのような「人類」などは、どーでも良いことなのだってさ。


●宇宙25(3)   2023.3.29
「宇宙25」でマウスの数が減り始めたころ、雄は戦いをしなくなり、雌は凶暴になり、親は子育てを放棄し、同性愛者が増え、繁殖をしなくなり、健康のために必要なタスクだけに従事する引き篭もりが増加した。これらは絶滅を辿る道筋であり、今の日本は、そのまんまこの道筋をトレースしながら進んでいるようなものだ。唯一違うのは「宇宙25」は閉ざされた空間(宇宙)での出来事であるが、日本は海外への脱出や移住は可能であり、また海外からの流入や受け入れもできるということだ。このことでの時間稼ぎはできそうだが、いずれ世界中がSDGsを達成できたとするならば、結局「宇宙25」状態になるってことだよな。


●宇宙25(2)   2023.3.28
それでも人類は快適さと便利さを追求し続けている。もし今の時点で日本人に「毎日シャワーを浴びるのを止めろ!」「夏はエアコンをつけてはダメ!」「冷蔵庫と洗濯機と炊飯器は使うな!」とか言われても絶対にイヤだし無理だ。70年ぐらい前には当たり前だった生活には、もはや戻れなくなっているということだ。では「宇宙25」の25の意味は?というと、同じような実験を「宇宙25」以前に24回行ったとのこと。そしてその24回全てでマウスは絶滅したんだってさ。さあ、どうする人類!


●宇宙25(1)   2023.3.27
餌や水、巣の材料に不足はなく、外敵もいない空間で、健康なマウス4組を飼い始めた。当初は55日ごとに個体数が2倍に急速に増えていった。315日目には620匹に達し、その後は成長率が著しく鈍化した。子の負傷の増加、同性愛行動の増加、雄が縄張の防衛を維持できなくなる、雌の攻撃的な行動、雄の無抵抗化、など社会構造が崩壊していった。その後も個体数は絶滅に向けて減少していき、この時期には雌は繁殖をやめ、同時期の雄は完全に引きこもり、求愛動作、戦闘を行うことはなく、健康のために必要なタスクだけに従事した。繁殖行動は再開されることはなかった。これは1960年台半にジョン・B・カルフーンによって行われた「宇宙25」と呼ばれる有名な実験だ。とまあ、このマウスって、そのまんま今の人類に当てはまることなんだけどね。


●空き家税   2023.3.26
京都市が法定外税「空き家税」を創設することになった。課税を避けるための売却や賃貸を促し、市の課題となっている住宅不足を解消する狙いだそうだ。確かに人口が減少すれば空き家も増える。自然に任せて朽ちてゆく空き家が増えていくことは深刻な問題でもある。廃墟マニアも今では特に廃墟を探しに行かなくても済むようにもなってきている。しかし現実問題として空き家を取り壊すにもそれなりに金がかかるということもある。郊外の標準的な戸建てで数百万かかる。数百万払って壊すだけで、特に何も得るものはない。だから地価が安い北海道のへき地とかでは、空き家は朽ちるに任せでそのままにして近くに新築する。そのほうが安いのだ。家だけではない、クルマも古くなって車検が切れると、廃車にしないで物置代わりに放置したまま新車を購入する。古いモノを処分するほうが新しいモノをゲットするよりカネがかかるのが当たり前になってきている。そもそも人も死んだときのほうが産まれたときよりカネがかかるのだからしょーがない。


●春の七草   2023.3.25
例えば、スズナとスズシロはカブと大根なので食用ということはすぐに分かる。セリも食べられるというイメージはある。ただしナズナとかホトケノザって食えるんか?とも思う。早い話がそのへんに大量に生えてる雑草だろう。もし本当に美味しいのであれば、食用として栽培しているはずだ。まあそれでも食えるのだから春の七草に含まれているのであろう。しかし実際にそのへんに大量に群生している、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザを摘んで食べるのには相当に勇気がいるはずだ。犬の小便がかかっていないという保証はどこにもないしね。


●野球   2023.3.24
WBC日本優勝でここ数日間の国内の酒の消費量は相当なものだったことだろう。普段は野球を見ないという人も巻き込んで大盛り上がりだったようだ。しかし「見ないという人」と言う人にもいろいろなパターンがある。①テレビで野球を見ない高校球児:「他人の野球」に興味がないそうだ。②プロ野球は見ないけど高校野球は見る:負けたら終わりだからな。③スタンドにボールが飛び込んだときに、異様に盛り上がるときとそうでない時があるのはなぜ?:ファウルの意味を知らない。④試合が始まっても一人しか動いていない:だから始まったかどうかも分からない。⑤ルールが複雑すぎて分からない:打った後なぜ左側(3塁側)に走っていってはいけないの?などなどだ。いずれにしても野球のルールは1度や2度見ただけでは普通は理解できない。サッカーの「オフサイドさえ分かればなんとかなる」とは違うのだ。だから世界的な普及には時間がかかるのだろう。


●ちょっと絵の描ける人間   2023.3.23
ちょっと絵の描ける人間が他人の描いた絵を評論する。別にそのことは構わないのだが、美大卒のプロの画家やプロのデザイナーが評論しているところに割って入ってきて評論するのは止めるべきである。美大卒ということは美大に入学したということで、だいたい10倍の競争率を勝ち抜いて、村で一番絵が上手いと言われた人たちが集まってきた中で、村では天才・神童・将来ピカソと呼ばれた人たちが集まってきた中で、勝ち残ったのだ。音大卒の音楽家や医大卒の医者であれば、技術、知識等では到底素人は太刀打ちできないというのは理解している人が多いが、絵となると、なぜか美大卒のプロの画家やデザイナーが舐められることも多い。音楽家であれば、ある曲が演奏できるかどうかで、そのスキルの差が分かるが、絵画の場合は誰でも「描ける」のでその差異を素人が見極めるのは難しい。ちょっと絵の描ける人間の多くが、自分の描いた絵可愛さで自分は絵の描ける人間と思い込んでしまうのだが、それはあくまで、ほんの僅かな「ちょっと」なのだ。


●葬式   2023.3.22
周囲の人間を蹴散らしながら我が道を行く。周囲の人間を傷つけることも貶めることも侮辱することも厭わない。そういう人間ってタマにいますよね。でもそういう人間に共通しているのは「ロクな死に方をしない」ってことではないだろうか。そして葬式のときに「誰も泣いていない」というのも共通しているのではないかな。そして生前のオレ様っぷりは一体何だったんだろう?あいつは何のために生を受けて、どうして死んだのだろう?あいつに被害を受けてきた人の落とし前は誰がどうつけてくれるのだろう?なんてことを考えているうちに、腹が立ってきて涙も出ないのだろうね。


●QRコード   2023.3.21
ある高齢者が「QRコードが使えない人もいるので、そういう人たちのことも考えてあげないと‥」という意見。10年前であれば「そううですよねぇ」が回答だったが、今では「電車の乗り方が分からない人のために馬車を用意しろってこと?できない人のために対策をしていたんじゃキリがないよ!」と一蹴できる世の中になってきた。しかし一方で、若者が「そんなものQRコードを1つ印刷すれば全て解決でしょ!」という意見に対しては「QRコードが使えない人がどれだけいるか知ってんの?たぶんガラケーやカンタンスマホの人は全滅だと思うよ」と答えなければいけない。そして「できない人」の多くは、できない、のではなく「やろうとしない」人たちである。URLを入力したり検索したりする手間を省いた画期的なものであるのにね。調理する手間を省いた画期的な「カップ麺」が一般に浸透するまでのは、浅間山荘事件からそれほど長い時間はかからなかったと思うのだが。要するに「食い物」じゃないと興味が湧かない人が多いってことだね。


●SDGs   2023.3.20
SDGsの17の目標を全て言える人は少ないだろう。目指すべきゴールなので、ある意味何でも有りなのだが、明らかに同時進行は無理なことが多いようだ。例えば順番としてはまず「■ 飢餓をゼロに」して「■ 貧困をなくして」「■安全な水とトイレを世界中に」作って「■質の高い教育をみんなに」するようにして、と、ここまでで100年はかかることだろう。それから「■ すべての人に健康と福祉を」与えられるようになるまでと「■ ジェンダー平等を実現」するまでには、さらに100年は必要だろう。それでも最初の「■ 飢餓をゼロに」が実現できればの話だが。いずれにしても現在の「年間8000万の人口が増え続けている」状態の地球上では無理ではないのかな。目標を掲げるのは自由なのだけどね。でもその目標を掲げることでもしておかないで放っておくと、本当にヤバいんだし。


●ウォーキング   2023.3.19
1998年から独立して個人事業主のデザイナーとなると同時に、仕事の大半がテレワークとなった。といっても当初は外出する機会も多かったし、対面でなければできない仕事も少なくなかった。しかしネットの普及に伴い、外に出る機会も少なくなっていった。そこで直面するのが運動不足という問題だ。ということでウォーキングを始めたのが2013年ごろからだ。最初は1日5000歩からスタートしたが、5000歩だと「歩いた感」とは「心地よい疲労感」が無い。ということで1日10000歩にしてしばらく続けた。しかし歩行データを見ると、10000歩の歩行距離は8kmちょっと、消費カロリーが約450kcalだった。であれば歩行距離10km、消費カロリー500kcalを目指そうと!ということで1日13000歩にしてしばらく続けた。ところがこれでは歩き過ぎによる筋肉や骨のダメージが大きいらしく、しょっちゅう足が痛くなってウォーキングができなくなってしまった。ということで今では1日7000〜10000歩の範囲、としている。故意な運動というのは意外と難しいものである。電車に飛び乗るために駅の階段を駆け登っていたときのような自然な運動が身体にとっては良いようだ。


●WBC   2023.3.18
日本の準決勝進出で盛り上がっていて、サッカーWCと何かと比較されることも多い。しかし第一回目のWBCはMLB機構によって招待された16の国と地域によって2006年に開催された。ついこのあいだに始まったのである。当時は「世界の野球の見本市」という印象も強く、アメリカが優勝するだろうと思われていた、というかWBCもアメリカが優勝することを前提に企画した大会でのあったようだ。しかしアメリカはカナダと韓国に負けて早々に姿を消すことになってしまった。そもそもアメリカは本気ではなかったという噂も飛び交ったし、実際にMLBの超一流選手は契約の関係で招集できなかったことも事実であったようだ。本気ではあったが、勝つための選手を集める、という意味では本気ではなかったようだ。そして2017年の第三回目のWBCで、ヤバい選手を揃えたアメリカはプエルトリコに勝ってやっと優勝することができた。ちなみにプエルトリコは、プエル・トリコではなく、プエルト・リコである。そして今でも、プエルト・リコを含め、中南米のWBC参加国を、地図上で指差すことのできる日本人は少ないことだろう。


●キャッシュレス決済(2)   2023.3.17
ではコンビニでキャッシュレス決済を行なっている人が頭の良い人かというとそうではない。頭の悪い人も頭の良い人もキャッシュレスなのだ。そしてコンビニで現金を使っている人の中には頭の良い人はいないということだろう。ではコンビニでキャッシュレス決済を行なっている人が現金を持ち歩いていないかというと、そんなことはない。SUICAやPASMOをチャージするときのために千円札は持っているし、無人販売の農家で野菜を買うときには100円玉も必要だ。要するに臨機応変にフレキシブルに使い分けているということだ。原始人の工具は石だけである。何でもかんでもとりあえず石でぶっ叩いてこわしてみる。現代人はハンマーやスパナ、ドライバーやペンチなどを使い分ける。石しか使えないってことは、要するに頭が悪い人ってことだよね。


●キャッシュレス決済(1)   2023.3.16
「コンビニで現金で買い物をするのは頭の悪い人」と言ったのはヒロユキ。「オレはコンビニで現金で払うが、決して頭が悪いわけではない!なぜならば現金は…‥」と必死で言い訳をするおっさん。「なぜならば現金は…‥」の次は「使いすぎない」「一目で残額が分かる」「安心感がある」などなどどーでもいい理由である。では現金を使うことで「誰が触ったか分からない現金というものに手を触れながら使い回す」「レジに並んでる多くの人を待たす」というような迷惑行為はいいの?ってことだ。ではなぜ高齢者がキャッシュレス決済ができないかと言うと、アプリのダウンロードができない。マイナカードのicチップ部分にスマホを当てられない。決められた画角に自分の顔を納めて自撮りができない。マイナカードと同じ情報を入力できない。そもそもスマホを持っていない。できないとすぐに怒って止めてしまう。などなどであろう。これって要するに頭が悪い人ってことだよね。


●マスク   2023.3.15
マスクをするかしないかは個人の判断に委ねるようになった。個人で決めるのだから個人が決めればいいじゃん!ということなのだが、それでもテレビでは「街の人の意見」や「街でのマスクの有無の割り合い」などを報道している。自分で決めていいのだから自分が決めればいいじゃん!ということなのにだ。何も他人の意見を聞いたりする必要もないし、報道したりする必要もないだろう。もっともこうなる以前であっても、街中でマスクをするのは推奨であって、強制でもなければ罰則があるわけでもなかったはずだ。こうしてまた他人の指示がなければ自分では何もできない人間が増殖してしまうのであった。


●下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる   2023.3.14
物事は根気よく行えば、成功することもあることをいう例えが、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、だ。そして下手であろうが上手であろうが、とにかく数を撃たなければ、絶対に当たらないというのが今の世の中の常識であろう。鉄砲には弾が必要であり、弾が無くなれば撃つことはできない。しかしネット上の「フォロー」や「いいね!」には数の制限はなく、ほぼ無限と言っても良い。従ってネットで成功しているユーチューバーやインフルエンサーは、無名のころに相当な数を撃っているはずである。またチラシやリーフレットなどの印刷物も、印刷通販の普及でコストが劇的に安くなっている。場合によっては10枚刷るのも、1000枚刷るのも値段は同じ、なんてこともある。従って印刷物もローコストで大量に撃つことだできるわけだ。とはいえ、下手のレベルが超下手過ぎた場合には、無尽蔵に撃っても1発も当たらない。


●高音質スピーカー   2023.3.13
高級腕時計が盗まれたというニュース。はて、高級っていくらからなのだろうか?1000円の腕時計だって百均の腕時計に比べれば遥かに高級である。しかし、一般的には20万円以上の時計が高級時計に分類されるでしょう。というのが、腕時計の販売・買取事業者の見解であるようだ。では高音質スピーカーの高音質ってどのくらいから高音質なのだろうか?音圧レベル、周波数特性、SN比、ビットレートなど様々な基準があり、どこまでが高音質で、どこから下が低音質なのかという基準など存在しない。従ってどんなに音の悪いスピーカーであっても「高音質スピーカー」と言ったもん勝ちである。その言葉の意味を深く考えないで鵜呑みにしてしまう人間がいる限りは、高音質スピーカーは実在し続けるのであろう。風邪薬に含まれている「有効成分」と同じようなもんだ。


●発表やプレゼン   2023.3.12
大学の授業で「何か質問はあるかな?」と言っても、誰も手を挙げない。というのはコロナ前の2015年ごろから普通になってきた。そしてコロナ明け(実際には明けてはいないが)の2023年、対面授業が再開されると、この傾向は確定的になってきた。そして授業が終了するとトボトボと質問しに来る。それも授業についての本質的なことではなく、至って個人的な、出席率のことであったり課題提出期限のことであったりする。そして発表やプレゼンを名簿順にやらせると、居るのに返事をしないで発表やプレゼンを逃れようとする学生もいる、というか多い。従って側から見える席順で指名しないといけなくなる。席順では拒否るとその光景がみんなに見られるから仕方なく発表やプレゼンをするのだ。彼らはみんなの前で発表することを「晒される」と言っている。


●推敲   2023.3.10
日本は識字率が高い国である。文字を読めないという人も文字を書かないという人もほとんどいない。しかし文法的な間違いや誤字脱字が無い、何を伝えたいのかが分かる文章を書けるという人は少ない。長文のLINEやメールは書くのだが、何を言いたいのかが全く分からず「だからナニ?」という文書に遭遇することも多々ある。ではそういう文書しか書けないという人がバカなのかと言うと、そうでもない。要するに推敲をしないだけなのである。第1稿目の前段階のラフなメモみたいな状態で垂れ流してしまうからである。ではなぜ推敲をしないかというと「作文=労働」「労働=苦痛」「苦痛=早く逃れたい」と思っているからだろう。それと「早く伝えたい=推敲をスキップ」というせっかちパターンというのもある。この場合は「自分の文章は相手に伝わるもの」という自意識過剰な場合に多いようでもある。いずれにしても推敲しないことがクセになると、いつまで経ってもイミフな文章しか書けないということになる。


●冠進化   2023.3.09
プレートテクトニクスによって大陸が分裂したときにそこに生息していた生物も分断され、それぞれ別々の進化の道を辿る。逆に大陸が合体すると別々に生息していた同じ種が混じり合って新たな進化の道を辿る。前者を茎進化、後者を冠進化と呼び、この両者が起こったときに進化の速度が劇的に加速する。とまあプレートテクトニクスとは気の長い話ではあるが、人類は産業革命以降、プレートが離れているにもかかわらず、相互に頻繁に移動できるようになった。つまり冠進化と同じ状態になったということだ。産業革命からはまだ200年も経っていないので、進化論的な尺度で測ることはまだできないとは思うが、進化が加速し始める段階にはなってきたのではないか。しかし人類が相互に頻繁に移動できるということは、人類がキャリアとなるウイルスや細菌も同じように進化が加速するということだ。遺伝子構造が単純なコロナウイルスなんぞは、既に進化が加速しまくっているしな。


●傷つく   2023.3.08
意図的に人を傷つけるような、サディスティックな傾向を持つ人間は約6%いるとのこと。それ以外は傷つけたほうは何の悪気もなく、なりゆきや気分で他人(の心)を傷つけているようだ。そして傾向としては傷つきやすい人ほど、他人を傷つけることも多いようである。なぜそうなるかというと、他人を傷つけないように気を使ってはいない、または注意を払っていない、慎重さに欠けるといった行動や言動が人を傷つけ、その中の何%かは復讐を決行するためである。復讐に踏み切る人間は、最初から相手を傷つけるという目的と覚悟があるので極めて手強い。くれぐれも他人を傷つけないように、言動や行動には気をつけよう。そして復讐する場合には、確実に相手にダメージを与えられるように周到に準備しよう。


●哲学とか心理学の専門家   2023.3.07
彼らの話を聞いていると、すっごく難しいことを言っているな、と思うのと同時に、簡単なことをすっごく難しく言っているだけでは?とも思える。人間が行動したり考えたりする内容は、そもそもが理論的に説明できない部分が大半だろう。それを理論的に説明しようとすれば、そこには前提とか条件を設定しなければいけなくなり、その前提とか条件が極端に狭かったり厳しかっり現実には有り得ないことだったりもする。商店街のおばちゃんがさっき言ったことと全然違う別のことを言う。そのことが矛盾であるということにはいっさいお構い無しにだ。こんな無責任さやいい加減さやおおらかさが哲学とか心理学の専門家にも必要なのではないかな?とも思える。なんだか彼らは自らの生き方を自分で苦しいものにしているようにも思えるのだが。


●twitter   2023.3.06
twitterにログインできなくなってしまった。@で始まるユーザー名、というのをどこにもメモっていないし、そんなユーザー名を設定した覚えも提供された覚えもない。少し前から勝手にログアウトされてログインできない状況が何度かあったが、その度に何とか色々とやってみてログインできたのだが、今回は何をやっても完全に入れなくなってしまった。そもそもが2008年ごろに作ったアカウントだったので、何かとシステムが違ってきてセキュリティが強化されたなどの事情もあり、ログインできなくなってしまったのだろう。仕方がないので今までのアカウントは諦めて新たなアカウントを設定した。やってみるとどうってことない。非常に簡単だった。まあ、こんくらい簡単だから利用者も増えるのだろう。そしてログインできなくなったときには潔く諦めてさっさと新たなアカウントを作れば良いのだろう。一度作ったものにいつまでもこだわっているとロクなことはない。


●不安や心配   2023.3.05
不安や心配は無いに越したことはない。一切の不安や心配の無い、平穏で安心安全な生活を送りたいと誰しもが思っていることだろう。しかし不安や心配というのは、どうなるか予測できない、結果がどうなるか想像がつかない時に感じるものであって、結果が予測できること(もの)だけを選択していれば不安や心配の無い生活を送ることができるということになる。結果が予測できること(もの)にトライするから人間は新たな経験を経て進歩、進化していくわけであり、一切の不安や心配無い安心安全な生活を送っていたのではワンパターン人間の単細胞生物になってしまうのだ。だからといって常時不安や心配も抱えていたのでは辛い!という人もいるかもしれない。そういう人は「不安や心配」という言葉を「希望と期待」に置き換えれば良いだけのことだ。


●鳥インフルエンザ   2023.3.04
鳥インフルエンザが猛威を奮って鶏卵や鶏肉の価格が上がっている。インドではヒトにも感染した事例が報告されている。ではこれから先、どうなるのか?おそらく今度は狂牛病、口蹄疫、狂犬病などの哺乳類の感染症だろう。これらはすでにヒトに感染している。そもそもがだ、ヒトは愛玩で大量の犬猫を飼っている一方で食用で大量の牛豚を飼っていること自体が「わけわかめ」なのだ。犬猫を愛し牛豚を食うってどういうこと?いずれにしても生物の数が増えれば感染症が増えるのは当たり前のことだ。今や地球上にはヒト牛豚犬猫鳥などが許容範囲を大きく上回り増殖し続けている。とはいってもヒトは簡単にその数を減らすことはできない。となるとヒトが絶滅しないためには牛豚犬猫鳥の数を減らさないといけない。ということでヒトは結局コオロギを食うしかなくなる。


●食う   2023.3.03
ヒマさえあれば何か食っているというヤツがいる。生き物は本来、空腹時のみ何かを食べれば良いはずだ。地球上の食物の量というのは限られている。一部の人類が必要以上に食べれば、一部の人間は食べられなくなる。必要以上に食べる人間の割合が増える、または食べる量が増えると、一部の人間は食べられなくなり餓死する。てなことは全く考えずに煩悩に任せてヒマさえあれば何か食っている人間の何と愚かなことよ。とはいってもヒマがあっても食うのを止めたところで、餓死しそうになっている人間を救えることは絶対にない。だから精神の安定のためにヒマさえあれば何か食っているのだ。精神が不安定になり何かをしでかすより、余分に食物を与えておいたほうが良いのであった。


●コオロギ   2023.3.02
コオロギを食う食わないが議論になっているようだ。近い将来、地球上の食糧は絶対に足りなくなる。なんせ年間8000万人の人間が増えているわけだ。一部の先進国ではSDGsとか言ってはいるものの、その他の大部分は、そんあものはお構い無し、というより自分と家族が食っていくだけで精一杯のはずだ。フードロスという言葉が浸透し始めたとはいえ、結婚式場で廃棄される食料の量はハンパ無いし、地方の旅館の夕食は、相変わらず食い切れない量の品数が出てくる。コオロギは食わない、とか言っている人は、自分が食いたいか食いたくないか?だけで「コオロギは絶対に食わない!」とか言っているが、もはや食うものがコオロギしかなくなったら、絶対に食うぜ、こいつら。


●矛盾のカタマリ   2023.3.01
飼っていた金魚が死んでしまって、その死体を泣きながら処理していた子供が、回転寿司に行って「わーい!」と言って中トロを食べる。家の台所に現れたネズミを見て「ギャー!」と叫んで血相変えて逃げまぐっていた女子が、TDLでミッキーの着ぐるみを見て「ミッキーー♪」と言って着ぐるみに抱きつく。人間というのは、矛盾のカタマリというサガを背負いながら、さらにそのことに気づかず生存し続けているのだなぁ、と思ったりもするのであった。



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