2023年12月


●人工物   2023.12.08
ASKA(歌手)→「最近『月は人工物である』説を語る人が増えてきた。僕もそう思ってる」なのだそうだ。その理由は、「証明されたことだけを「科学」と呼ぶだけで、非科学もやがて未来では科学となって行く」と書かれていますが、 「月は人工物である」もいずれ科学になればいいですね。 それで、誰が作ったんでしょうね? やっぱり宇宙人とかでしょうか…?なのだそうだ。学生時代にちゃんとお勉強をしてこなかったことがバレバレの、ほぼ全体がツッコみどころで成り立っているような発言である。一言で言えば「おばかさん」であろう。というかまだ覚醒剤から覚醒しとらんのかな?『筑波山は人工物である』という説を熱くブログで語っていた人もいたが、人工物の最大は、せいぜいピラミッドと万里の長城が限界であろう。そして巨大な人工物というのは、だいたいがその後「無用の長物」となる。世界三大無用の長物は、ピラミッド、万里の長城、そして戦艦大和、と言われている。


●失言   2023.12.07
福島県立須賀川創英館高校に通っていた3年の女子生徒(当時17歳)が2022年4月に自殺した。校長は3日後の全校集会で「この生徒は天寿を全うした」などと失言。イスラエル軍に誤って撃たれ死亡した自国市民に、ネタニヤフ首相「それが人生だ」 と失言。校長も首相も、自分は死なない、ということを前提で考えているんかな?とも思われるのだが、慎重に言葉を選んで話さなければいけない、と考えすぎた結果がおかしな発言になってしまったのかもしれない。ピッチャーがデッドボールを投げてはいけないと思えば思うほど、投げたボールは打者のほうに向かっていく、のと同じようなもんなのかな。いずれにしても失言というのは、意図しないでうっかり口から滑り出てしまったものがほとんどのようである。野村農相が福島第一原発の処理水を「汚染水」と言ってしまったのも、「汚染水と言ってはいけない、汚染水と言ってはいけない、」と注意し過ぎていたからかもしれないね。


●画家にデザインをさせてはいけない   2023.12.06
同じ絵を描く人間だからといって画家にデザインをさせてはいけない。画家はデザインができないから美大にはデザイン科なるのもがある。一番の違いは「画家は自分のために描く」デザイナーは「他人のために描く」というところだろう。ある自動車メーカーが彫刻科卒の新入社員を雇ってデザイン部に配属して自動車のモデリングをやらせたところイミフの造形物を作ってしまい上司がNGを出したところ「どこが悪いのか分からない!」と言って泣き叫んだそうだ。泣き叫ぶかどうかは別にして、画家や彫刻家などのファインアートの人にデザインをやらせると、総じてこのような事態になる。画家とデザイナーは同じ絵を描く人間でも、そのコンセプトやアプローチは全く異なるのだ。あと、画家の中には「デザイナーよりも自分たちのほうが上」と思っている場合もあるので、穏やかではない結果になることも多い。画家とデザイナー→どちらにも優れた才能を持った人もいるが、才能も無いのに口ばっかりのやつがいたりするので、余計に事態を混乱させている。


●SDGsに配慮   2023.12.05
SDGsに配慮して今年のクリスマスイルミネーションではLEDの数を何割減らした、とか言っているようだが、それってSDGsの何番目のどの目標に対して言っているの?ということだ。単に資源をちょこっと節約しただけで「SDGsに配慮」とか「SDGsに貢献」とか、ほざくものではない。そんなものは焼石に涙、もいいところだ。SDGsは2030年までに達成すべく17項目の目標を掲げている。クリスマスイルミネーションではLEDの数を何割減らした、、というのは該当するであろう項目は、13の気候変動に具体的な対策を。または、7のエネルギーをみんなに、そしてクリーンに、あたりだろう。であるならばLEDの数を減らしたとかではなく、クリスマスイルミネーション自体を即刻中止すべきであろう。物事を深く考えないで、雰囲気だけで行動する平和ボケの頭の悪い国民には呆れるものである。しかしSDGsの17項目の目標は、どの項目も2030年には到底達成できるはずもなく、同時に達成できたかどうかを判断するのは不可能な目標ばかりである。よく考えられているものだ。


●自分のことっきゃ考えていない   2023.12.04
「自分のことっきゃ考えていない!」という人がいるが、これはだいたい文化レベルが低いほどその割り合いが多くなる。というか動物のほとんどは「自分のことっきゃ考えていない!」で生きている。高等な哺乳類では他の個体や家族に対する愛情はあるが、思いやりとか尊重するといった概念まではない。下等な哺乳類や鳥類などでは、そこに愛は無い。ほぼ本能の趣くままに生きているだけだ。だからもちろん「自分のことっきゃ考えていない!」わけだし、そもそもが自分という概念も無い。では「自分のことっきゃ考えていない!」という人間が下等かというと、そこは人間には人権というものがあるのでコメントはできないところだろう。そして地球上の多くの「自分のことっきゃ考えていない!」という人間は、とにかく明日のメシを食わなければ死んでしまうので、当面は「自分のことっきゃ考えていない!」ままで生きるしかないのだ。


●VTOL   2023.12.03
VTOLとはVertical Take-Off and Landingの略で日本語では垂直離着陸機のこと。VTOLでもホーカーシドレーハリアーやF-35ライトニングⅡのように、ジェットエンジンを利用していれば、燃費は別にして何となく上手く飛びそうな感じはするが、先日墜落したV-22オスプレイのようにヘリコプターのローターとレシプロ機のプロペラを兼用、切り替えして飛ぶというのは、普通に考えても危なっかしい感じもする。そもそもローターは揚力を得て上昇するためのものでプロペラは前進するためのもの。前進する速度が落ちれば失速して墜落する。レシプロ機(ジェット機でもそうだが)は主翼のよって揚力を得ているのだが、これも前進する速度が落ちれば失うことになる。ということはオスプレイではローターをプロペラに切り替える瞬間に一瞬揚力を失うことになる。それをコンピューター制御で補っているとのことであるが、それにしたって心配だ。実際にオスプレイは開発、テスト飛行段階でも多くの墜落事故を起こし「未亡人製造機」とも呼ばれたそうだ。クワバラクワバラ。


●空飛ぶクルマ   2023.12.02
2025年開催の大阪・関西万博の目玉である空飛ぶクルマ。ただし「クルマじゃねーだろ?」という意見も多く、名称を変更する動きもあるようだ。クルマというのは車両のこと、車両とは、車輪が備わっており、それによって走る乗り物すべてを指す言葉である。とのことなので、車輪が備わっておらず、走る乗り物でもない「空飛ぶクルマ」は、クルマと呼ぶに相応しい要素はどこにもない。「有人ドローン」とかが相応しいのかもしれないが、昨今のドローンは兵器としてのイメージが強いので使いにくいのかもしれない。に、してもだ。「空飛ぶクルマ」では、「動く歩道」「飲むヨーグルト」みたいな、稚拙な天邪鬼な印象を与えてしまうので、最新技術のネーミングとしては、やはり相応しくないだろう。どっちにしても機体開発や離着陸場の整備が遅れて「デモ飛行」どまりで乗客は乗せられない可能性もあるとのこと。せっかく来たのに「今日は飛びませんねー」ということになるのかな。


●ダウン症の『バービー』   2023.12.01
米マテル社の日本法人マテル・インターナショナルは、ダウン症のバービードールを発売した。ダウン症なので顔も体型も日本人っぽい。はたしてこの商品を普通の子供が買うのか?それともダウン症の子供が買うのか?といったあたりは不明だが、おそらくマテル社がマーケティグの結果「売れる」と判断したから商品化したのだろう。いや、というより話題になって社の知名度を上げるためなのかもしれないし、映画『バービー』で色々と日本に対する問題を起こした(マテル社のせいではないが)ため、「当社は多様性を重視しているんですよ!」というPRのためなのかもしれぬ。しかしダウン症が遺伝子起因と分かる前までは「ダウン症=白人より劣る東洋人だけに発症する疾病」とされていた。が、今ではそんな認識を持つ白人はいない、と言いたいところであるが「新型コロナは東洋人だけが罹る病気だから、オリンピックはロンドンで開催しよう!」とか言っていたのは記憶に新しいところである。



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