2023年5月



●Paint   2023.5.31
絵を描く人間にとって消しゴムは描いたものを消すのではなく、白い筆である。鉛筆やペンが黒い筆なのに対しての白い筆なのである。絵を描くというのは、英語ではDraw(線を引く)とPaint(色を塗る)の2種類がある。日本語での「描く」は基本的に線を描いて、その後に色を塗るという概念になるが、英語のPaintは必ずしも線を引いてから塗るのではなく、いきなり最初から色を塗るという描き方もある。ここでPaintは物の形をアウトラインで捉えるのではなく、光と影で表現するという方法だ。ここのところは塗り絵文化で育った日本人にはなかなか分りにくい部分でもある。


●DC-10   2023.5.30
現在の飛行機は静かだ。ジェンボジェット(ボーイング747)やロッキードトライスター、ダグラスDC-10は機内が非常に煩かった。そのエンジン音が煩くてなかなか眠ることもできなかった。海外に行ったとき、たまたま両側が空席のことがあった。席を三つ利用して横になって寝ようと思ったのだが、その時の機体がDC-10で、さらに後ろのほうの席でエンジンがすぐ脇にあったため、シートのフレームを伝わってくるエンジン音が半端なく煩かった。DC-10は翼ではなく胴体の後方にエンジンがひっついているタイプだったのだ。今思えば、当時の機内は後ろ半分が喫煙席で常に煙草の煙でモヤがかかった状態でさらにエンジンの騒音。よくぞそこまでしてみんな海外に出かけたものである。


●草食   2023.5.29
独身の男性は平均寿命が短い。結婚していれば奥さんが料理を作ってくれるのであるが、独身の男性はどうしても食料は美味いものを買ってきて済ましてしまうために野菜を摂る量が少なくなり栄養バランスが崩れて身体のどこかを悪くして早く死んでしまうとのこと。ジェンダー平等とはいえ、まだこの傾向が強いのが実情のようだ。今では独身の男性といえども自分で食べるものは自分で料理するという人も増えているようではあるが、それでもどうしても動物性たんぱく質に偏る傾向があるようだ。特に昭和の男はせっかちであり、食事は早くすませたい!と思っているので、短時間で栄養が摂れる動物性たんぱく質を好むようになるのだろう。草食恐竜はその身体を維持するために一日中植物を食っていないといけない。だから身体のでかい人間も草食にすると仕事もしないで一日中食っていなければいけないので、とりあえずは肉を食わせておけ!ということになっているようだ。


●泉代表   2023.5.28
立憲民主党の泉代表は、次の衆議院選挙で150議席を獲得できなければ代表を辞任する考えを示した。多くの国民は「150は到底無理だろう」「代表を辞めたいんだな」「スパッと辞められる理由を作りたかったんだな」と思ったものであろう。って、もしかしてプーチンも同じことを考えているのではないか?と思ったりもした。ロシアという国家の維持が色々な意味で立ち行かなくなり、戦争を仕掛けて負けることで、国家は解体され、自らは退くことができると。とまあ、実際にそんなことはないのだろうけど、泉代表の示したかなりの確率で不可能な目標は、プーチンのそういったことを連想させざるを得ない。もっとも立憲民主党は、次の衆議院選挙で代表が辞任して、党が解体となる可能性はあるかもしれない。もっとも解体→党名変更→規模縮小、と、いつものやつを繰り返すのだろうけど。


●田舎もん(3)   2023.5.27
その次長が登場する話しがもう一つある。その次長に○○県に呼ばれて行ったのであるが、その目的は○○県の地域の人たちにインターネットを実演して体験してもらうというもの。しかし現地に行ってみると会場にインターネットが通じていなくて実演も体験もできないということが判明した。すると次長は「じゃあ、今日はインターネット無しでやりましょう!」と普通の顔して言った。それではそもそもやる意味が無いし、やることも無い。会場は2階だったが1階の事務所にはネット環境(LANケーブルの差し込み口)があることが分かった。そこで近所の電気屋で10mのLANケーブルを買いに行かせ、開始時間を1時間遅らせてなんとか開催することができた。結局10mでも室内を通すと長さが足りなかったため、窓から出して壁をつたってまた窓から入れてなんとか届いたのであったが、そういった「やる」ための工夫もしないで「やめる」ことに思考が直結するところはさすが田舎もんであった。


●田舎もん(2)   2023.5.26
その○○県の隣の下にある○○県に取材に行ったときのことである。スタッフの一人のクルマに私のスーツケースを積んでいたのだが、そのスタッフが私のスーツケースを積んだまま早く家に帰ってしまった。それではホテルでシャワーも浴びられないし着替えもできない。しかし帰ってしまったスタッフの家は遠いのでその日のうちに取りに行くのは無理とのこと。仕方がないので責任者が明日の朝、出社する途中でそのスタッフの家に寄ってスーツケースをホテルまで届けるということになった。責任者とは次長でそれなりの地位にある人だ。そして翌朝、待てど暮らせど次長はやってこない。そして昼近くになって、やっとのことで次長のクルマがホテルの駐車場にゆっくりと入ってきた。そして次長はクルマを降りるとスーツケースを転がしてホテルの入り口に歩いてきた。その歩く速度の遅さたるや尋常ではなかった。こちらが困っていること、急いていること、自分たちに落ち度があったことなどは、一切関係ないと言わんばかりのその愚鈍さには呆れたものである。


●田舎もん(1)   2023.5.25
田舎もんは東京に来た時に「こんなに慌しいところには住めん」と言う。でもそれって東京の人たちが慌しく忙しく働いて稼いでいるから、のんびり暮らしている田舎もんも豊かになっているんだけどね。田舎もんだけでは今の田舎の豊かな生活は成り立たないはずだ。そんなことはどこ吹く風で生産性の低い仕事をのんびりと続けているようである。今でこそ都心でも呼びかけられているのが「エスカレーターは歩行禁止」だが、○○県では、そもそもエスカレーターには全ての人が止まって乗っていた。これにはびっくりしたものだ。「あ、こいつら急ぐということを知らないんだ!」と。


●似非文化人   2023.5.24
どこの地域にでも必ずいるのが似非文化人。恐らく学生時代の成績はクラスで10番代。超優種ではないので、一流大学や一流企業に行くことは出来なかったが、普通の人よりかは少しお勉強が出来る。かと言って特に専門分野があるというわけでもなく、秀でた技術やスキルを持っているわけでもない。子供の頃、自分は普通の人よりお勉強が出来る→自分には持って生まれた才能がある→私は頭がいいので何事にもすぐに対応できる→深く勉強する努力を怠ってきた。ということで、何か新しい面白そうな事があると、すぐに仲間(自分より勉強のできない人たち)を集めてグループを作り、自分がリーダーとなり活動を始めるものの、自分勝手で独断的な運営が目立ち、ついてくる人が減っていき、実質上そのグループは崩壊する。となると、また新たなネタを探してきて、仲間(自分より勉強のできない人たち)を集めてグループを作り、自分がリーダーとなり活動を始める。ところが自分よりリーダーシップに長けたリーダーが現れて、自分はリーダーの座を退くことを強いられる羽目になる。というような他称似非文化人がみなさんの地域にもいますよね。


●ウソ   2023.5.23
「頭の悪いヤツ」は人の言うことをすぐに信じる。その信じてしまうまでの早さには驚くばかりだ。ふつーーの一般教養、いや一般常識があれば、ちょっと考えればウソだと分かりそうなことでも、みごとに騙される。もっとも教養がなく、常識もなく、考えるということをしないから「頭の悪いヤツ」をやっているのだろうが、どうやら理由は常識がない等というだけではないようだ。「頭の悪いヤツ」は友達と会ったときに話題がない。昨日の出来事を喋ったところで「ふーん、それで?」という具合に軽くいなされてしまう。だから友達に注目されたいために、みんなが知らなかったであろうホットな話題を提供しようとする。そのホットが話題にウッテツケなのがウソの話しなのであった。そしてそのウソを尤もらしく語るためには、まずは自分が本気で信じなくてはいけない。ということのようだ。


●まずは銃を置け   2023.5.22
戦争やっている当事者に対して、「双方ともまずは銃を置け!」と言っている人たちがいる。だったらその紛争地域に行って実際にそう言ってみろ、ということだろう。銃を置けと言われて実際に銃を置くバカは絶対にいないだろう。銃を置いたと同時に撃ち殺されるから銃は置けないのだよ。だから戦争になっているわけだ。日本という至って平和な国の感覚での考えは全く通じない場所が世界にはたくさんある。いつ自分が殺されるか分からないから先に相手を殺す、というどうしようもない負のスパイラルの中で、辛うじて生きている人が世界にはたくさんいるのだよ。明日、食べるものが無くて餓死するかもしれないから、その前に誰かを殺して食糧を奪わなければいけない、という人間も世界にはたくさんいる。そして銃を持っていない人間が先に殺されている。銃を所有することで生き延びる可能性が大幅に増すというわけだ、残念ながら、今のところ。


●暗黙の了解   2023.5.21
昭和の人たちは暗黙の了解とか、ツーカーの仲とか、阿吽の呼吸とか、以心伝心とか、ウマが合うとか、肌が合うとかいう言葉が大好きだ。そりゃ昭和の人間の行動範囲やコミュニケーションの相手が限られている時には暗黙の了解とか、以心伝心でも良かったかもしれない。しかしこれだけ情報が氾濫、錯綜している時代では、一つひとつの情報にそれぞれきちんと主語と述語、5W1Hを付与しておかないといけない。昭和の人たちは、ちょっと慣れてくると、この主語と述語、5W1Hを省略したがる。「私が言ってるのだから想像がつくだろう!」と言った具合にだ。悪いけどコミュニケーションの相手は「私」だけではないし、あんたとは昭和の姉弟関係ではないのだよ。


●猿之助   2023.5.20
昨日のテレビのワイドショーは猿之助のニュース1色である。現在日本ではG7広島サミット2023が開催されている。ここでは政治経済環境防衛問題などが話し合われていて、国民にとっては直接的間接的に関わってくる内容も少なくないはずだ。でもってこの大事な時期にテレビは猿之助1色ってどういうこと?猿之助がどうなろうと一般の国民には一切関係無いだろうってことだ。ウクライナに侵攻するロシアが矛先を日本に向ける可能性だってあるわけだしロシアは核兵器を使うかもしれない。沖縄のすぐ隣の台湾だって一触即発になるかもしれないし、世界は急激な人口増加で食糧もエネルギーを不足して温暖化は加速する。てな人類の存続を会議しているサミットは後回しにして、まずは猿之助かよ。そうしないと視聴率が取れないから猿之助のニュースで大部分の時間を割くのだろうけど、そのテレビを見ている国民の愚鈍平和ボケ脳味噌御花畑具合には呆れるばかりだ。


●CSS   2023.5.19
CSS は、1994年に提唱され、1996年にリリースされ、2000年にIEがサポートし、2005年ごろから日本でも一般的に使われ始めた。この時点でそれまで主婦のアルバイトや老後の小遣い稼ぎでホームページを作っていった人たちが脱落していった。その後もCSSはかなり高度で複雑になり、書いた本人ですら、何のためにどういう目的でどんな効果を狙って書いたのは忘れているというコトが頻繁に起こるようになった。従って1度記述した部分はそのままにして、追加に追加を重ねて書き足していった結果、余計に複雑で難解でイミフなものになっていった。そうして大量のCSSの記述があるにもかかわらず、実際に使っているのは、ほんの一部というSDGsに反するようなモノになっているケースも少なくなくなっていることだろう。仮にCSSやJavaScript無しに、HTMLだけで、今現在ホームページを作ったらどうなるのだろうか?きっととってもしょぼいモノになるだろうけど、最低限の情報を伝えるという意味では十分過ぎるくらいのモノはできるだろう。


●人の話を聞く   2023.5.18
○○相談に訪れる人の多くは、相談内容をよくよく聞いてみると、基本的に「できるだけ楽して、できるだけ多くの利を得たい」と思っているのだが、それが上手くいかないために相談に来るというもの。そしてどうしていいか分からず相談に来たというわけだ。そして今までの経緯や自分のとった行動や考え方を唾を飛ばしながら説明しているうちに、その説明を自分への説明となり、自分を説得するかたちとなり、どうしていいか、ということが自ずと絞られてきて、最終的には自分で自分を納得させたたかちとなり、清々しく帰っていく。もう少し自分の考えをまとめてから相談に来いよ!ってことなのだが、「人の話を聞く」というのはこういうことなのかもしれない。


●できない理由   2023.5.17
できない理由がたくさんたくさんあるというのは分かるし、あんたがそれをやりたくないという理由がたくさんあるのも分かる。まあでもそれをやらないでいると、いつまで経ってもできないままなのだ。でもそれをできるようにしたい!と思って試行錯誤を繰り返している人間だって世界の80億人のなかには1万人ぐらいいることだろう。99.9%不可能と言われていることでも1万人がやれば10人ぐらいは可能になるということだ。ということは世の中の「できない」と言われていることのほとんどは将来的には「できる」になるということだ。自分でやってみただけで「できない」と判断するということは、80億分の1の人が「できなかった」というだけのことなのだ。たったそれだけで「できない理由」を語るのは極めて愚かな行為だ。「できない理由」は無限にある。「できる」を証明するには自分でやってみるしかない、のだ。


●ルール   2023.5.16
世の中にはルールというものがある。そしてそのルールには、必ず従わない、守らない、破る、という人間がいる。仮にそういった人間が皆無だとすれば、犯罪も戦争もなくなり素晴らしく平和で穏やかな世の中になることだろう。と普通は思うかもしれない。しかしなぜルールというのものが出来たのか?というと、従わない、守らない、破る、という人間がいたからであり、仮にそういった人間が皆無だとすれば、最初からルールというものはいらなかったということになる。ではその「最初」が何時かというと、恐らく生命が誕生したころからになるのではないか。進化というものはある一定のルールに従って営まれてきた。そしてそのルールが破られるのが突然変異であり、突然変異があるから生物は進化してきたわけだ。だからルールには破る人間がいないと更新も改善も進化もされないということだ。それはルールを守らなかった人間がどのように罰せられるか?ということも含めての、更新や改善や進化ということでもある。


●引きこもり   2023.5.15
引きこもる場所があるから人は引きこもる。引きこもる場所があればどうしてもその場所に引きこもりたくなる。逆に引きこもる場所がなければ引きこもることはできない。自分の部屋なるものがあるのは先進国のごく一部だ。そうでないところでは1つの部屋を複数の人間で共有しているので引きこもることは難しい。というかそれでも複数の人間で共有できる部屋があるのはまだ恵まれているほうで雨露をしのぐところがない人間も世界にはまだまだ多い。雨露をしのぐところがあったとしても武装集団の殺戮やレイプや拉致に怯えている人も世界には少なくない。要するに引きこもりなどというのは贅沢が産み出した副産物なのであろう。


●お土産   2023.5.14
お土産が必要か否かで一部で盛り上がっているようだ。その賛否は別にして、今、お土産という制度というか慣習が無くなったとしたら全国のお土産屋さんは生活に困ることになるだろう。確かにネットでいつでも何でも買える時代になっているのだからお土産不要論というのもよく分かる。しかし、旅行に行く→お土産を買う→そのお土産を人に渡す→という目的がなければ人と会うことができない→というボッチな人間もいる。そんな人たちにとってはお土産命のようでもある。旅行に行っても観光地はろくに見もしないで、着いたその日からお土産さんに直行、という人たちだ。でもそういう人以外はやはりお土産はもはや必要ないだろう。敢えて必要な時があるとすれば冥土に行く時かな。


●1分   2023.5.13
YouTube動画の再生時間が1分を超えると閲覧数がぐっと少なくなる。再生して最初の10秒ぐらいで何も変化がないと見るのをやめてしまうか、後半にスキップする。それだけ現代人は忙しいのだ。期待したものが起こらない1分という時間を過ごすことに「損した!」と感じるのだろう。確かにたかが1分ではあるが、その1分の積み重ねが1時間であり1日であり、延いては一生である。ということでYouTube動画の1分が、改めて時間の大切さを教えてくれるとも言える。それに対してテレビという原始的な箱は、だらだらだらだらだらだらだらだらだらだらとコマーシャルを平気で3〜5分と垂れ流している。またそれを一生の残り時間が限られている高齢者と呼ばれる人たちが、特に何の抵抗もなく普通に見ているのだから困ったものである。


●兵器   2023.5.12
戦車は1輌数億円、戦闘機は1機100億円を超えるものも多い。戦車の砲弾は1発50〜100万円、機関砲の弾はピンキリあるが1秒間に何十発も撃てば、瞬時にユキチが霧となって消えていき続けるわけだ。例えばミサイルというのは爆破させる機能の他に目標まで飛んでいくという機能があるので、爆弾に比べるとコスパが悪い。同じ目標物を破壊するためのコストがミサイルは爆弾の数倍〜数百倍かかる。米国製トマホークミサイルは1発3億円とも言われている。こいつが敵の戦車1輌を破壊できればトントンだが、畑や山林に着弾したのでは撃ったほうが赤字である。兵器は何も創造しないで破壊だけをするのが役割だ。そしてその破壊のために膨大な費用を費やす。費やすから「費用」なのだ。とはいえ使わないで在庫を抱えていたのでは、それ相応の維持管理費用がかかり、さらに新しい兵器を購入するための足枷にもなる。ということで兵器産業が存在する以上は、それを消費する戦争というものがなければ、市場は成り立たないということになってしまうのではないのかな。


●原価   2023.5.11
ご好評につき延期したキャンペーンというのは、思ったほど売れなくて在庫が余ってしまったから延期したんだよね。テレビとか広告代理店が絡んでない個人営業のショップはだいたいそんなもんだ。だいたい今の時代では消費者の多くが学生時代にバイトで小売業を経験しているので、モノの原価、というものがだいたい想像がつく。そしていくらキャンペーンとかセールとかいっても、それでもちゃんと粗利を得ていることも想像がつく。ということは、キャンペーンとかセール以外の時には暴利を得ているということも想像がつく。ということは、やたらとキャンペーンとかセールとかを打っているところはヤバいということも想像がつく。とはいっても頻繁に打つキャンペーンとかセールとかの効果は絶大である。ということは学生時代にバイトで小売業を経験していない人間がまだまだ多いのか?または小売業を経験しても原価までは教えてもらえなかった人間がまだまだ多いのか?まあ自分が経営者だったら教えないに越したことはないだろうけどね、色々な意味で。


●忙しい   2023.5.10
忙しい忙しいといっつも言っているという人は実はそんなに忙しくはない。普通に寝る時間も飯を食う時間も風呂に入る時間もクソをする時間もあるのだから、そんなに言うほど忙しくはない。ではなぜいつも忙しい忙しいと言っているのか?それは①自分は優秀だから仕事の依頼が絶えないということもPR、②他人から依頼される利益の薄い仕事を断るための理由、③広く一般的な知識や情報を知らないということの言い訳、などがあることだろう。しかし最も大きな忙しくなる理由は、すぐにやらずに貯め込むからだ。目前の仕事をさっさと手際良くこなしていけば、そんなに忙しくならないように世の中はできている。


●他人の悪口   2023.5.09
頭の悪い人間ほど他人の悪口が多い。ということを理解していないのが頭の悪い人間だ。初対面にも関わらず、シラフにも関わらず、上司の、家族の、会社の、親戚の、友人の悪口を言い始めるのは、絶対に頭の悪い人間だ。頭が悪いから、相手にされない、仲間に入れてもらえず、信用されない、仕事を与えられない。だから世の中の事象にほぼ全てに、不平、不満、不平等、不公平、恨みつらみ、嫉妬を感じているから、その反動、発散が、他人の悪口となる。だから高学歴で教養に溢れた頭の良い人間は滅多なことでは他人の悪口は言わない。同調行動が票につながる政治家は別だけどね。


●フリーランス   2023.5.08
フリーランスになった以上は、昇給、保険、育休、などは無い。その引き換えに「上司がいない」という夢のようなご褒美がついてくるわけだ。しかし今、フリーランスをやっている人間の中には単に「人の言うことを聞きたくない!」とか「生き様がカッコいい!」というのが理由だったりもするようだ。フリーランスは早い話が自営業だ。自営業には定年がないので死ぬまで働かなければいけないし、年金も僅かしか支給されない。1998年当時のSOHO 団体ではSOHO事業者(フリーランス)でも労働組合を作ろう!とか互いに仕事を融通し合おう!とかいう流れもあった。しかしこれって「だったら会社に就職しろよ!」って話しになる。今のフリーランスも当時のフリーランスもその多くが、特別に高いスキルがある、というよりかは、会社に就職するほどのスキルが無い、という人たちであったようだ。今も昔もフリーランスは失業者と紙一重なのだ。


●フォロワー   2023.5.07
フォロワーとは極めて繋がりの薄い知り合いである。フォロワーとして登録しただけで実はまったくフォローしてくれないフォロワーも一定数必ずいる。フォロワーは家族でも親戚でも同僚でも仲間でもない。だから困ったときに助けてもくれなければ、親身になって相談にのってくれたりカネを貸してくれたりはしない。フォロワー数十万人の有名人であれば、中にはカネを貸してくれたり貢いでくれたりするフォロワーもいるかもしれない。ただしそれは発信者が有名人である場合に限る。そしてフォロワーは苦労して増やしたにも関わらず引くのも早い。要するにフォロワーは発信者に対して何の責任もなければ契約を交わしているわけでもない。SNSができる以前にはフォロワーは「 リーダーを補佐する人」という意味であった。しかし ツイッター・フェースブック・インスタグラムのフォロワーは補佐することもなければ、そもそも発信者がリーダーというわけでもないのだ。


●こんな会社辞めてやる!   2023.5.06
こんな会社辞めてやる!とは誰でも一度は思ったことがあるだろう。まあ「こんな会社辞めてやる!」と年中言っている人間に限って会社を辞めないものである。逆に、この会社で骨を埋めるつもりのようだと思われているような人間が突然会社を辞めたりもする。後者は次の勤務先と水面下で交渉を地道に続け、きちんと条件と環境を整えてから会社を辞めるが、前者は「こんな会社辞めてやる!」と言うだけで、次の勤務先との交渉もできないので、結局辞めた後の勤務先が見つからないので、辞めるわけにはいかなくなって辞めないだけの話しなのだ。そして上手くいかないたびに「こんな会社辞めてやる!」と言いながらストレスを発散し続けながらその会社に骨を埋めるのであった。


●ヘッドハンティング   2023.5.05
有名な会社からヘッドハンティングされたい、と思っている人も少なくないことだろう。しかし安心して大丈夫。ヘッドハンティングされる人材っていうのは、超優秀でその優秀さが業界でも噂になるような人間に限られていて、ちょっと仕事ができる程度の凡社員がヘッドハンティングされることは絶対に無い。「ヘッドハンティングされたいかなぁ」などと能天気なコトを考えている人間というのは、単に今の会社が面白くない、今の上司から逃れたい、こんな会社辞めてやる!というだけなのだからヘッドハンティングされることは絶対に無いと思って間違い無いだろう。転職サイトのテレビCMで「こんな会社からこんなポジションで!」とか言っているのに騙されてはいけない。「どんな会社からどんなポジション」なのかを具体的には言ってはいないしな。


●商社パーソン   2023.5.04
「海外に観光旅行に行くやつの気持ちが信じられない」と言うのはある商社パーソン(商社マン)。「まず、成田までがクソ遠いし、空港内でやたらと待たされるしクソ歩かされるし、飛行機に乗ってからも、離陸するまでクソ待たされることも多いし、飛んだら飛んだで、目的地によっては到着までがクソ長いし、トランジェットでまたクソ待たされるし、着いたら着いたで、手荷物がなかなか出てこないし、その後の手荷物検査とパスポートチェックは長蛇の列だし、要は何かとクソ待たされるのが海外旅行であり、その時間で普通に仕事してたら、どんだけ仕事が片付くかってことよ!」なのだそうだ。そして「イランイラク戦争中にイエメンに行かされたとき、砂嵐の空港に着いたときには、『もうダメだぁ』と本気で思いましたよ」とのこと。いや、実際、こうやって体張ってる商社パーソンがいるから、今の日本の、誰でも気軽に海外旅行に行けるという、豊かな生活があることも確かなのだろう。そして、そんなことには意も介さず、キレイなスーツケースを転がして、ウキウキるんるんと海外旅行に出かける人たちよ。


●Zoomは喉が渇く   2023.5.03
Zoomに参加すると、ほとんど喋っていないのに喉が渇くのはなぜだろうか?確かにそれなりの集中はしてはいるが、めちゃくちゃ緊張しているわけでもない。自分の家なので温度湿度も自分にとって快適なように設定しているし、喉が渇く要素は何もないように思える。あ、そうか!ここ数年は、対面で人と話すときにはマスクをするのが常識となっていて、マスクをしないZoomのときにも、マスクをしているときと同じように、マスクのメッシュを通過させるべく強めの呼吸をしながら会議に参加し、その呼吸と同じ状態でマスク無しで参加していたから喉が乾いたんだ!ってほんとかよ。


●賄賂   2023.5.02
お中元とお歳暮という、所謂賄賂が未だに普通に横行していることには驚く。昭和のモノのない時代ならともかく、必要なモノ、欲しいモノは誰でも何でもいつでも手に入る時代にお中元とお歳暮という賄賂が罷り通っていることは異常であろう。ん?お中元やお歳暮は賄賂ではないって?いや、確実に賄賂だろう。査定や成績をつけるときに、最後の最後に2者選択となったとき、その2者がまったく同等の評価であったとき、その評価にお中元やお歳暮の有無が加わるのが、人の心理というものだ。


●ネットショップ   2023.5.01
実店舗であれば売れなくなったときの理由と原因はそれとなく想像がつく。近所にライバル店がオープンした。天気の悪い日が続いた。そもそもその商品のブームが去った。などなどであろう。ところがこれがネットショップとなると、売れなくなったときの原因が皆目見当がつかない場合が多い。ただしその多くは1つや2つの原因ではなく、いくつかの条件が重なってしまった複合的な要因であるようだ。その中にはタイミングや偶発的なものも含まれることであろう。そして重要なことは、売れなくなったからといって、すぐに大幅なリニューアルなどの表面的な対策をしないことだ。実店舗とは違ってネットショップは、比較的簡単に大幅なデザインリニューアルが可能だ。仮に大幅なリニューアルをしたところで、すぐに回復はしない、というかそのリニューアルが原因でさらに客足が遠のいたりする。そしてそもそもの売れなくなった原因が余計に分からなくなってしまう。というような事例をいくつも見てきたのであった。とりあえずはジタバタしないで、数ヶ月待つというのが正解のようである。



BACK

メニュー