2023年7月



●オーディオ機器   2023.7.31
1980年代のオーディオ機器が密かなリバイバルブームであるようだ。リバイバルといっても新たに生産するわけではなく、中古品市場が賑わっている、という雰囲気だろうか。1980年代といえば秋葉原のほぼ全店が店頭にオーディオ機器を並べていたような時代だ。オーディオメーカーも家電メーカーも挙って新たな製品を作って販売していてその種類や品番も膨大であった。しかし当時のオーディオマニアとして、またオーディオメーカーに勤務していた人間として、言わせてもらうと「メーカーによって音が良い悪いはだいたい決まっている。→音が良いのは、DENON、ONKYO、SANSUI、音が悪いのは、SONY、Pioneer、TRIOであった」音の良し悪しが分かる人間がいかに少なかったかということだ。とにかく作れば何でも売れたのだ。


●スマートフォンセミナー   2023.7.30
高齢者を対象にしたスマートフォンセミナーが市主催で開催されるそうだ。断言しよう、そのセミナーに参加した高齢者は絶対にスマートフォンが使えるようにはならないということを。今になってスマートフォンを使えるようになりたいと思ったということは、現時点ではスマートフォンが使えないということだ。今スマートフォンを操っている人というのは、一朝一夕にして使い方を覚えたわけではない。色々なアプリをダウンロードしてはアップデートしたり削除したり、難解なコースやサービスを必死で検討したり、バッテリーが弱ってきたモデルを機種変するかどうかで真剣に悩んだり、ダウンロードしたゲームアプリをそれ以上進むための課金をするか否かで葛藤すたり、とそれなりに色々と経験したから使えるようになっているわけだ。それが一度や二度のセミナーに参加した程度では使えるようにならない。その上高齢者の奴等は、教わる気はあっても。覚える気はないし。スマートフォンセミナーに参加する高齢者も受講するだけ無駄であるし、教えるほうも教えるだけ無駄である。こういうのを税金の無駄遣いというのだ。


●猛暑   2023.7.29
ここ数日の猛暑は猛烈だ。ただし地球は長期的な気候変動の中で氷河期と間氷期を繰り返していて、現在は間氷期にあたるとされている。長期的に見れば氷河期に向かっているとも言われているが、これは言われているだけであって実際に氷河期に向かっているという確かな証拠は無いようでもある。いずれにしても長期的というのは千年万年単位のことであり、我々が生存している間は猛暑と正面から付き合わなくてはいけない。そして地球温暖化の影響を最小限に抑えるためには、温室効果ガスの排出を削減し、再生可能エネルギーへの移行など、持続可能な取り組みが重要とされている。だからエアコンをつけずに室内で熱中症になり冷房の効いた救急車で冷房の効いた病院に搬送されているようでは温室効果ガスの排出を削減にはならない。


●ビッグモーター   2023.7.28
ビッグモーターがなぜ連日ワイドショーを賑わしているかと言えば、新社長にしても前社長にしても、記者会見で「明らかに嘘をついる」のが見え見えだからだろう。かといって明らかに嘘をついるというエビデンスもないので、誰も「嘘だろ!」と面と向かっては言えないという、その葛藤が何とも面白いのと、いつか天罰が下って新旧経営陣が逮捕されてビッグモーターは潰れる、または売却されるというストーリーを期待しているためであろう。所詮テレビの視聴者などというものは「人の不幸は蜜の味」と思っている野次馬なのだ。いっそのこと嘘発見機を装着したまま記者会見をすればいいのに、とか思っている野次馬も少なくないはずだ。それと前副社長のコナン君に対して「早く出てこいチビ!」ってところだろう。


●twitter   2023.7.27
twitterのロゴマークが小鳥からXに変わった。あれれ何で?と思った人も多いことだろう。慣れ親しんできた小鳥ちゃんで今まで通り気軽に呟きたいよ。ということなのだろうが、今まで通りのことをやっていたのではやはりいずれなジリ貧になるのは目に見えているということなのだろう。オーディオスピーカーで周波数の高い部分を担当するのがtwitterと呼ばれる高音部専用のスピーカーユニットである(総称なので商標登録とかはされていない)のだが、このtwitter単体で音楽を再生してもチャカチャカ鳴っているだけで音楽にはならない。このチャカチャカ鳴っているだけの社会的な貢献度の無い呟きから脱却しようとする意思表示が、今回のXのようにも思える。赤字続きだろ!とかマスクは嫌いだ!とか色々な否定的な見解も多いが、すでにコミュニティノートは、それなりの社会的な貢献をしているようにも思える。さてこれからtwitterはどうなるのだろうか?


●ChatGPTの使い方   2023.7.26
学生にChatGPTに質問をして、その回答に対しての所感を書くという試験問題を出した。するとほとんどの学生が、①回答の速さと説明の量の多さに驚いた。②この回答をそのまま利用したのでは人間の考える力が衰える。とのこと。何も大人がどうのこうのと心配することはない。Z世代の子供たちはちゃんと分かっているのだ。ネット慣れしているので、ぱっと見で「これはヤバそうだ」「これは本物ではない」ということが、理屈抜きで嗅覚で察知できるのであろう。ChatGPTも使っているうちにすぐに正しい使い方をするようになるだろう。しかしこの試験問題、オンデマンドでの回答だったので、他人の回答をそのままマル写しして提出する学生もいた。と、こっちのほうが問題だろ。


●議事録   2023.7.25
議事録の無い会議というものもある。参加者全員がある一定以上の知識とスキルがある場合にはこれが可能となる。または参加者が極めて少人数であっても可能な場合もある。ただし一般的なちゃんとした会議では、後日議事録が配布されるのが普通である。しかし参加者全員が勝手のことを言いつつも、何となく議題が決まっていき、誰も全体を網羅した議事録を作成しないというお茶会的な会議というものもけっこうある。議題を解決することよりも、みんなで楽しく話し合うことが目的の会議だ。このお茶会的会議と、ちゃんとした会議を見分けるのは実にカンタンである。会議が始まったと同時に分かる。始まったと同時に、または始める前に、茶菓子が配られるからだ。


●最速   2023.7.24
「最速でやってください」という人がいる。バカではないのか?そりゃ夜も寝ないで風呂も入らず飯もくわずに作業をすれば早くできるだろう。でもそこまでするに値する仕事でもないだろう。であれば他の急ぎの仕事が終わってからになるから月末の作業開始、ということにもできる。要するに「最速」というのは「いつでもいい」ってことにもなる。従って「最速」などという言葉は使わす○月○日○時まで、と言えばそれまでにできるかできないかの返事をすれば良いということになる。つまり「最速」という言葉を使うことで自分が考える時間を省略したわけだ。考えることを、しないで済まそうとするから「バカではないのか?」と思われるんだけどね。


●ヤマカガシ   2023.7.23
本州に生息するヘビは8種類で、アオダイショウ、シマヘビ、ジムグリ、シロマダラ、ヤマカガシ、ヒバカリ、タカチホヘビ、マムシ。シロマダラは夜行性なので人間の目に触れることはほとんどない。ジムグリも地面に潜っているいことが多く、なかなかお目にかかれない。タカチホヘビも夜行性で見る機会は少ない。ということで、本州でよく見られるのはアオダイショウ、シマヘビ、ヤマカガシ、マムシ、ヒバカリ、ということになる。もちろんマムシは毒蛇であり、ヤマカガシも毒蛇である。しかし我々が子供のころはヤマカガシは毒蛇に分類されていなかった。しかも普通に捕まえて遊んだり飼っていたりもした。ヤマカガシの毒牙は上顎の奥にあり、しかも2mmと短く、噛まれても毒が出ないこともあるらしい。しかしその毒性はマムシよりも強く、仮に噛まれて毒を注入されれば命にかかわることになる。と、いうことも知らずに普通にヤマカガシを捕まえると、全身をムチのようにしならせて自らシバいて背中の毒腺から毒を発射していた。当時ヤマカガシは無毒であるが背中から毒を発射するヘビということだけは知っていた。しかしその毒は、仮に目に入ると結膜炎になるという、兵器としては火力の小さいものであった。またヤマカガシは基本的に大人しい蛇ではあるが、個体によっては攻撃的な場合もあるとのこと。色々とはっきりしないヘビのようでもあり、ポテンシャルを発揮しないまま一生を終えることが多いという、人間にもよくいるタイプであるようだ。


●大関   2023.7.22
今場所は大関を目指している関脇3人が場所を盛り上げた。しかし大関の貴景勝は休場、新大関の霧島は途中から、入れ替わりで横綱照ノ富士休場、とやはりフルメンバーが揃うことはなかった。そもそも「横綱はいっつも休場」というイメージは白鵬、鶴竜から定着してきたようだ。それと大関から陥落した力士が幕内に4人(朝乃山、御嶽海、正代、高安)もいるというのも珍しいだろう。そしてこの4人が大関に返り咲く可能性も低いように思える。あるとすれば朝乃山ぐらいだろうか。いずれにしても最近は「鬼のいぬ間に大関昇格」した力士が、久しぶりに「鬼が戻って大関陥落」となっているケースが多いようにも思えるのだが、気のせいだろうか?


●めんどくさい   2023.7.21
めんどくさいこと、っていうのは結果が予測できずに、その行動過程において、結果に辿り着くまでに、色々と頭を使わなければいけないことだ。つまり日常的にルーティーンで行っていることは、手順も結果もわかっていて、頭を使うこともないので、めんどくさいとは感じない。だから土木作業員に「穴を掘って!」と頼めば「いいよ!」と答えるが、「申告書を書いて!」と頼むと「めんどくせーな!」ということになる。頼んだ人が事務員だったら、申告書はいいよ!、穴掘りはめんどくせーな!、となることだろう。そして「めんどくさいやつ」というのは何を頼んでも「めんどくせーな!」と答える、要するに何もできないやつなのだ。


●蚊の目ん玉   2023.7.20
男は老朽化したあばら屋に住んでいた。毎年夏になると、毎晩どこからともなく蚊が入ってきて痒くて眠れない夜を過ごしていた。「このままでは身体中の血を全部吸われてしまう!」と思っていた男は、ある日「世界の珍味、蚊の目ん玉」の話を耳にした。プールに大量のボウフラを養殖し、孵化したところをコウモリが食べにきて、そのコウモリのフンの中に蚊の目ん玉だけが消化せずに残っているので、これを集めて食するというもの。「よし、これだ!」と思った男はペットショップに行き、コウモリを買ってきて部屋に放った。男が帰った後、ペットショップの店主は首をかしげた。「あのお客さん、吸血コウモリなんか買っていって、何をするのだろう?」


●打ち間違い   2023.7.19
プログラムが動かない…という経験はプログラマーであれば頻繁にあることだろう。そしてその原因が分かったときには、そのあまりに初歩的でおバカな間違いであることに気づき、思わず笑ってしまう!なんてこともあるだろう。しかしこれは初心者にとっては笑い事ではない重篤な問題だったりもするようである。最も多いのが英語のスペルミスで、a⇔e、c⇔s、th⇔ht、あたりである。o⇔0、これは意外に見つけられなかっらりもする。記号では}⇔]⇔)が多いようだ。:⇔;については慎重にチェックすることが多いために間違いは少ないようだが、;⇔,は見過ごされることも多い。さらに見つけづらいのが、"⇔”だ。要するに半角のダブルコーテーションと全角のダブルコーテーションである。これは見た目にも分かりずらいし、使っているフォントによっては全く同じだったりする。そして最も見つけづらいのが、l(小文字のエル)⇔I(大文字のアイ)だ。これは見た目の判別がほとんど不可能だ。さらに納期や提出期限が迫って焦ってくると、さらに見つからなくなる。迫れば迫るほど見つけられなくなる。だから納期や提出期限には余裕を持った作業を心がけよう!といっても同じ間違いを繰り返すのが人間というものだ。


●自費出版   2023.7.18
大手の出版社の自費出版部門に依頼する場合、1000冊で100万〜200万円ほどが相場といわれており、制作や装丁にこだわった本や部数が増えると数百万から1,000万円を超えることもあるそうだ。 中小の自費出版会社では、部数も数十部からで費用も比較的安い傾向にあるようだが、それでもその自費出版した本が売れるということは絶対にない。ほとんどがタダで配るということになる。そしてもらった方もその本を読むということは少ない。ただ自費出版をすることで、作者は名刺やSNSのプロフィールに「○○作家」と書くことができる。そして会う人会う人にタダで本を配り、その度に褒められる、という何とも自己中な行為でしかない。つまり自費出版は高級な道楽であり傍迷惑な趣味でしかないのだ。見た目は「本」でも、出版社が企画して本屋の店頭に並ぶ「本」とは、全くの別ものであり、資産としての価値も全く無いものなのだ。自費出版の本を褒めるのは止めよう。


●ChatGPT   2023.7.17
ChatGPTの使い方について各大学でガイドラインを設けているそうな。それって必要なの?だろうか。ChatGPTは言ってみれば辞書みたいなものだ。辞書にはその意味のい解説と使い方の例文なるものが載っている。ただし印刷物なので紙面に限りがあり、そんなに長い例文は載せられない。しかしChatGPTには紙面の制約が無いので長文も載せられる。では大学で辞書の例文や百科事典の解説文の使い方にガイドラインを設けているのかな?ChatGPTの出した回答をそのまま使おうが使うまいかは自由だろ。例えばレポートや論文やプログラムにChatGPTをそのまま使って一時的にラクをしたところで、そのツケは将来必ず回ってくるものだ。


●物体至上主義   2023.7.16
コンピューターウイルス、仮想通貨、ブロックチェーン、NFT、セキュリティ、暗号化、などなどを説明するときに困るのがその「挿し絵」だ。前記のものはどれも目に見える実体が無い。全てがデータである。だから仕方がなくコンピューターウイルスは小さな悪魔やコロナウイルスのような形体の挿し絵になる。仮想通貨は金貨、ブロックチェーンは鎖で繋がったブロック、というふうに成らざるを得ない。だからアトムからビットに思考が移管できないままでいる、昭和の物体至上主義の人たちには到底理解できるものではない。理解させようとすればするほど、実在しない色々な挿し絵を登場させることになり、このことがより錯綜と混乱を招き、余計に分からなくなる。だからもう、コロナウイルスを「コロナ菌」と言っているような人たちには、教えようとしないほうが良い。


●画家とデザイナー   2023.7.15
画家とデザイナーの違いは、前者は自分のため、後者は他人のために制作するということだ。また前者は基本的に無報酬であり、後者は営利目的である。ところが画家の中には「画家のほうが才能に富み、デザイナーは感性や芸術性に劣る」または「画家になれなかった人がデザイナーをやっている」と思っている人間もいるようだ。では画家がデザイナーの仕事ができるのか?といえば、答えは間違いなくNo!だ。普段から自分のためだけに制作活動をしている人間が、他人の指示通りの仕事ができるわけもない。そしてデザイナーとして活動している人の多くが、クライアントの無理難題な要求に何とか対応してきた、度重なるNGに耐えてきた、というような経験があるはずだ。それに比べると、画家は自分の作品を自分で評価することには慣れているが、他人から指摘されることには慣れていない。だから画家にデザインを依頼した場合の多くは、結果として、決裂または喧嘩別れとなってしまう。画家とデザイナーはやっていることに共通点はあるものの、全く別の生き物なのであった。


●無駄   2023.7.14
日本では起業した企業の1年後の生存率:約70〜80%、3年後の生存率:約50〜60%、5年後の生存率:約30〜40%なのだそうだ。しかし実際の数値はこれよりかなり低いとの指摘もある。いずれにしても起業した企業は5年後には半分以上消えるということだ。ということは、消えるたびに人員や不動産、株式や資金、事務所の備品や車両など、多くの資産が無駄になるということだ。しかし常に社会が進化していくためには、そうした無駄を出しつつ前進していくことも必要なようだ。コロナウイルスのほとんどの変異株が消えつつも、新たな変異株を生み出し続けるのと同じなのだろう。まあ、世の中いかに「無駄」が大切だということだ。無駄なことをやらないと、それが無駄であるかどうかが分からない、ということになる。


●おひさまの香り   2023.7.13
ある消臭剤のテレビCMで「おひさまの香り」というのがある。これってどんな香りなんだよ?というツッコミも多いようだ。そもそもが水素がヘリウムに核融合反応しているのだから香りなんかねーだろ!というかその核融合反応している現場には空気がないのだから香りがあったとしても香らないだろ!というか「おひさまの香り」は単に洗濯物の乾いた表面の匂いなのだろが、それって砂漠では砂の匂いでアマゾンではマングローブの沼の水の匂いであり、日本での洗濯物の乾いた表面の匂いというのも実はダニの死骸の匂いのことではないだろうか。いずれにしても洗い立ての洗濯物に良い香りを求めているということは、人類の抗体がまた一つ弱まって、抵抗力がまた一つ衰え、ホメオスターシスの出番がまた一つ無くなり、また一つ免疫力が低下しているということだ。


●政治家   2023.7.12
政治家というのは起きている間は常に演技をしていなければならない。対面する相手が同じ会派、同じ党であった場合、他の会派や他党であった場合、後援会や地元の有力者であった場合、有権者であった場合、家族や親戚であった場合等々、ケースバイケースで言うことや態度、接し方を変えなければいけない。そこには首尾一貫とかブレないとか貫き通すとかは無い。全てのシチュエーションで相手を怒らせない、不快にさせない、嫌われない、ということも考えていないといけない。そんなことを長年やっていると、いつしか何を言っても、むにゃむにゃと答える山奥に生息するヒキガエルのようになってしまうのであった。


●明治神宮外苑の再開発   2023.7.11
「先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではありません」東京・明治神宮外苑の再開発による自然破壊を懸念した坂本龍一が、小池百合子都知事に見直しを求める手紙に書かれた内容だ。しかし考えてみよう。樹々は育つのだ。100年前の先人だって神宮の樹々が今後未来永久に存在するものとは思っていなかったはず。寿命が来れば枯れて朽ちて倒れるのだ。そうなる前に伐採するのは当然の処置であろう。寿命が近づいた樹々は、巨大化し害虫や病気、強風による 倒伏等の予防のためにも膨大な管理費用もかかるのだ。木は植えたときから、成長と同時に老朽化も始まっているのだ。たまに訪れて眺める分には青々と茂った並木道を歩くのもいいだろう。しかしその風景を維持するためには、皆さんの血税が使われているということも理解しておこう。


●チャットツール   2023.7.10
チャットツールは1つの会社内や同じ業界の、ある程度の共通な価値観や情報を持った人間同士が利用するのであれば有効であろう。しかしチャットツールは例えビジネス向けをうたっていたとしても、基本的にはLINEグループと同じだ。投稿が埋もれてしまう場合もある。そうならないように複数のチャンネルを設定できるようにしてる場合もあるが、チャンネルが増えれば増えるほど情報の整理はできるが埋もれる可能性も高くなる。そしてその中に価値観や情報量の異なるユーザーが入ってきた場合に、多くの質問があちこちに乱立して、回答すべき人間が、その質問を見つけることができずに、回答待ち、指示待ち、の状態があちこちで発生して、チャットツール全体がフリーズする。そしてそのフリーズした状態をそれとなく察した利用者は「これ以上質問したら、かえって混乱する」ということで、さらなる投稿を控えるようになる。こうして誰もそのチャットツールを使わなくなり、結局はMLに戻す、というのはよくある話だ。


●処理水   2023.7.09
地球上の海水の量は、約14億立方km。 重さにすると約14兆トンの10万倍だ。 福島原発の処理水は総量137万トンである。仮にトリチウムやストロンチウムが、かなりの高濃度であったとしても137万トンが14兆トンの10万倍に薄まるのだから、限りなく無いに等しい数字だ。トリチウムは我々が普段飲んでいる水道水にも含まれている三重水素である。ストロンチウムは半減期が28.90年で、名前はストロングに似ていて怖い感じがするが、スコットランドのストロンチアン地方で産出するストロンチアン石から発見されたことから由来していて、原発事故で放出される量はセシウム137と比較すると少ない。そしてストロンチウム処理水はALPS処理水として放射性核種を取り除いた処理水である。処理水の海洋放出に反対している人たちは「他の方法を考えろ!」とか言っているようだが、海洋放出より安全でコストもかからない方法があったら教えてくれ!ってもんだろう。海洋放出に反対している国もあるようだが、「おまえらだったら黙って海に捨てるだろ!」ってもんだ。


●優秀な上司   2023.7.08
優秀な上司は部下にできるだけ手間をかけさせないようにする。無能な上司は何でもかんでも部下にやらせようとする。そもそも管理職には勤務時間とか残業とか関係ない。起きている時間のほとんどは仕事をしていなければならないし、身体は他のことをやっていても頭の中は仕事の事を考えている。そして自分でできる部分はできるだけ自分で対応して、部下が手を動かす時間を極力少なくさせて業務を円滑に進行させる。「それでは部下が育たないのでは?」と思うかもしれない。いいのです、その時は育たなくても。その部下が上司になったときに、「部下が手を動かす時間を極力少なくさせて業務を円滑に進行させる」ということを理解して継承できればいいのだ。こうして上司も部下も同時に育っていく。ということが分からないクソ上司の多いことったらありゃしない。


●動物の知能   2023.7.07
人間がものごころがつくのは3〜4歳と言われている。ということはだ。それ以前の行動は本人の記憶には残っていないということだ。例えば猫の知能は、人間で何歳くらいかというと、2歳から3歳ほどなのだそうだ。チンパンジーは3~5歳、馬は2〜3歳、イルカは6歳ぐらい、ブタは1歳ぐらい、ウサギは0.1歳ぐらい、なのだそうだ。つまりウサギなどは、ほとんど「記憶」というものを持たずに、本能だけで生きているということになる。それでもウサギに名前をつけて、抱っこして「この子は私に懐いている」とか言って可愛がっている人間を見ると、果たしてこの人の知能は、何歳ぐらいだろう?と思ってしまうものだ。


●プロ野球   2023.7.06
大谷一色である。日本にもプロ野球があるってことを忘れさせるような勢いだ。その日本のプロ野球であるが、もちろん超一流の選手は佐々木郎期も山本由伸も村上宗隆もいずれはメジャーに行くだろう。残っているのは1.5流ぐらいの選手が中心だ。たまにホームランも打つ。たまにファインプレイもする。足も速いほうである。チャンスで打つこともたまにある。打率は230ぐらいである。というような選手で、全員が8番打者みたいなものだ。だから日本のプロ野球チームは出涸らしなどと言われるのだろう。試合を見ていてもたまに打つ選手はたくさんいるが、いつも打つ選手はいない。だから応援するほうも、その応援と期待値にアクセントの付けようが無い。


●マニュアル   2023.7.05
マニュアルというか取説というか、そういったものを初心者でも間違いなく操作ができるように制作するのは大変な作業だ。普段自分が何気なく行なっている操作でも、それを文書化、図案化して他人に伝えるというのは簡単ではない。「これって表現する言葉が無いよな」とか「目に見えない部分だから図案化できないよな」という部分が大量に出てくる。また時系列で作っても、イレギュラーな部分を追記していくと、時系列の意味が無くなってくる。とか、分かりやすくシンプルにまとめようとしても、どうしても複雑怪奇でイミフなものになってしまうとか。いずれにしても多くの経験と長い時間が必要になる作業だ。にもかかわらず「ねぇ、これってマニュアルとか無いの?」とか言っているヤツを見ると引っ叩きたくなる。いや、引っ叩く前に「無いから、お前がやってみてから、マニュアルを作ってくれ」と言うことにしよう。


●上司   2023.7.04
若い社員に色々と仕事のやり方を指導する上司。言っている内容は理解できるのだが「昔の野球選手の名言とかを出さないで欲しい」なのだそうだ。そもそもそんな選手知らないし野球に興味があるわけでもない。それと「昔のマンガを例にして解説しないで欲しい」というのもある。そもそもそんなマンガ読んだことないし、マンガをしょっちゅう読むわけでもない。いずれも上司にとっては「最近」のことでも、若者にとっては「昔」なのだ。若い社員の年齢と、例に出した野球選手やマンガが話題になった時代を計算すればすぐに分かることだろう。そしてもっとも困るのが、何かのギャグらしきものを言ったあとに、自分で笑うことなのだそうだ。何が面白いのか、何で笑うのか、どう反応したら良いのか。が全く分からないからなのだそうだ。


●仕事ができないやつはすぐに具合が悪くなる   2023.7.03
仕事ができないやつはすぐに具合が悪くなるのではあるが、本当に具合が悪いのかもしれないので無理も強要できないのではあるが、普段遊んでいるときは至って元気なのに、仕事が上手くいかなかったり他人よりも仕事が遅いことが分かってきたときには必ず具合が悪くなる。本来は能力が高いのではあるが具合が悪いせいで仕事が捗らないんだよということを暗にアピールしているということも仮にピンピンに元気であっても仕事は絶対に遅くてそのクウォリティが低いであろうことも職場全員周知の事実ではあるのであった。そして仕事の難易度が高いと具合が悪くなる箇所も増えてくる。風邪、頭痛、腹痛、歯痛などは最近使ったばかりなので、腰痛とかがいいかな、とも思ったのではあるが、テレワークなので通勤できないだけでは仕事をしなくて済むことにはならない。さぁ困った。


●質問と回答   2023.7.02
何かの質問をする。と、その回答が全く意味不明であることがある。意味不明である要因は、①自分が知っていることを相手も知っているということを前提に回答している(知らないことがあるから質問しているのに)。②自分の仕事を増やしたくないということを前提に回答している(結果として仕事が増えるのだが)。③質問者が何で困っているのかを理解しようとせずにロジカルに回答している(時にAIよりも冷たかったりもする)。とまあこんなところであろう。でもって質問したほうは、①怒る、②落ち込む、③諦める、のいずれかになる。質問に対して適切な回答をする、というのは実に難しいものである。そして回答になっていない回答というものがいかに世の中に多いか?ということも事実であろう。


●不具合   2023.7.01
プログラムに何かの不具合があると、プログラムを書いたことのない人間は、すぐに「修正しろ!対策しろ!」と言う。しかしプログラムには完璧というものは無い。細かいところまでつぶさに見ていけば不具合や辻褄の合わない部分は必ずみつかる。完璧な人間などいない!のと同様に、システムが高度化して複雑になればなるほど不具合の量も増える。ということが分かってない人間は、すぐに「修正しろ!対策しろ!」と言う。彼の思考回路は至って単純で、不具合が生じる余地も無かったりするものなのだろう。



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