2023年8月



●東京ディズニーランド   2023.8.31
東京ディズニーランドがオープンした時、会社の中で若手ということもあり市場調査で東京ディズニーランドに行くことになった。まずはその混み具合に驚いたものだ。園内を数百メートル移動するためのロープウェイが2時間待ちだ。乗ってみたらどうってこたぁない。歩くのとほぼ同じ速度で移動するだけだ、なんという不毛なアトラクションなのだ?その不毛さに多くの人が気づいたせいか、今ではとっくに撤去されて跡形もないようである。そして、それまでは「遊園地=子供が行くもの」と思っていたのだが、いいおばさんがミッキーの着ぐるみに「ミッキー♩」と言って抱きつきに行くシーンにも驚いた。「おいおいそれは中に人が入ったでかいヌイグルミなのだよ」「100歩譲って人が入ってないにしても、それはネズミなのだよ。あんたら台所でネズミを見たら気が狂ったみたいに喚きながら逃げ回るだろうに」とまあ、大人というのは遊びたくても我慢して仕事をするもの、という概念が崩れ去った瞬間でもあった。もっとも夢の国というわりには、表面だけを見繕った夢の国であった。とまあいかに夢の無い生活をしている大人が多いかということも分かった瞬間でもあった。


●黄金バット   2023.8.30
黄金バットはなぜ登場シーンでいつも笑うのだ?というか、登場シーンだけではなく戦闘シーンでも常に笑っている。なぜかというと喋らないからだろう。無言無音のままではヒーローとしての存在感が薄れる。それと黄金バットは顔が骸骨なので歯が剥き出しである。かりに黄金バットが喋るとした場合にはこの剥き出しの歯を動かさなければいけない。これはセル画制作にとって非常な負担になる。そして実写版でも口は多少開いているものの、開閉はしないで常に「あははははは」と笑っている。そしていつも笑っている黄金バットに対して、ナゾー様(悪役のボス)が、「うるさい!」と言っていたのは笑えた。


●Z世代はYouTubeすら苦痛?   2023.8.29
15分のYouTubeより15秒の「TikTok」なのだそうだ。確かにZ世代は会話のテーマの移り変わりはすごく早いし、話題がポンポン入れ替わり、大人がすのスピードについていくのいは大変だ。ちょっと油断すると会話が周回遅れになってしまう。増して高齢者ともなると、完全に噛み合わない。油断しなくても3周回遅れぐらいになってしまう。つまりZ世代と高齢者が会話をしても、何の結論も導きだせなければ何の進展も発見も無い。ただただお互いが時間を無駄に消費するだけになる。その「時間」であるが、15秒の「TikTok」のZ世代は1分で4本、1時間で240本のコンテンツを視聴するわけだが、TV世代の高齢者は1時間でも朝ドラ4本しか視聴できないのであった。


●Gmail   2023.8.28
誰か責任ある立場の人がそろそろ言って欲しい「Gmailは使うな!」と。そうしないと「送信したと思っているのに届いていない」「待てど暮らせど連絡が無い」という事象があちこちで発生している。とはいえGmail⇔Gmailの送受信では問題がないし、そもそもWindowsにバンドルされていたOutLookがポンコツだったせいでWindowsユーザーの多くがGmailを使っているので、実際には不自由を感じていない人のほうが圧倒的に多い。なので「Gmailは使うな!」とは言いずらい。しかし間違いなく「送信したと思っているのに届いていない」「待てど暮らせど連絡が無い」という現象は確実に起こっていて、これは放っておいても改善される問題ではない。といっても「送信したと思っているのに届いていない」「待てど暮らせど連絡が無い」という状態でも、何とかなっているということは、まぁ、情報伝達なんてそんなもんだ。。ということのようだ。


●電話   2023.8.27
「ちゃんと本人と電話でお話ししないといけませんわ」ってだから昭和のオバサンは始末が悪い。今の時代、相手の時間を自分の都合で拘束するコミュニケーション手段である「電話」は、よほど緊急の場合か、文章では表現できない複雑な状況の説明以外には使ってはいけない。そして後者の場合でも、予めLINE等で○月○日の○時に電話していいですか?とアポをとってから架けるのがマナーというものだろう。そもそも電話というのは録音をしていない限りは通話内容の証拠が残らない。後から必ず言った言わないでトラブる。言ったつもりでも相手が一瞬受話器から耳を離していたり、何かの騒音で聞き逃したり、通信状況によって途切れたりしているかもしれない。それ以前に会話というものは。その多くは「相手は聞いていない」ものである。つまり電話というものはコミュニケーション手段としては「自分が発散する」以外でのクウォリティは極めて低いのだ。とはいえ昭和のオバサンがもし明治のオバサンだったら「ちゃんと本人に会ってお話ししないといけませんわ」と言うのだろう。


●プロフェッショナル   2023.8.26
商品名やモデル名にプロフェッショナルを意味する「プロ」をつけることがよくある。X-2000PROとかいうふうにだ。しかしこのX-2000PROはそのシリーズの中の最上位モデルでプロフェッショナルでなければ使いこなせない機能が色々と搭載されていたりもした。ところがこのX-2000PROを購入する人の多くはアマチュアであり、その分野のプロフェッショナルが実際に使用するのはX-2000PROとは桁違いの価格のプロ用機器であったりもする。というふうに使っているアマチュアユーザーに「オレはプロ用機器を使っているんだ!」という満足感を与えるためのものであることが多かった。またアプリの名前にもこの「プロ」をつけることがよくある。本当にプロが使うこともあるものから、どう考えても「プロは使わんだろ!」というものまで様々だ。Adobe Premiere Proのように機能的には「プロ」だが、多くのアマチュアも使っているものもある。いずれにしてもゴキブリ用の殺虫剤の商品名につけた「プロ」は、アマチュアが使うケースのほうが圧倒的に多いことだろう。


● CD   2023.8.25
あるクライアントから「そのデータをCDに焼いてくれ」という要望。そのデータとはSNSにアップした写真のことだ。せっかくアップしたのだからそのSNS見ればいいじゃん。アカウントなくても見られる設定になっているし。しかしそのクライアントは、「パソコンはワープロとしてしか使ってないので、SNSの見方は分からない」そうなのだ。しかし今時のパソコンにはそもそもCDプレイヤー付いてないし、増してやCDレコーダーともなると、そういったものがあること自体忘れられている。ようするに誰も使っていないということだ。恐らく今時の子供はCDを見ても何に使うどんなモノなのかは分からないのだろう。そのクライアントが1982年に初めてCDを見たときに、何に使うどんなモノなのか分からなかったのと同じに。


●サラ髪   2023.8.24
第105回全国高校野球選手権記念大会は慶応の優勝で幕を閉じた。テレビで最初に慶応野球部の選手を見た時、そのサラ髪に違和感を覚えた高齢者も少なくなかったようだ。「あんな髪型で勝てるワケがない!」と言っていた高齢者たちも、花巻東や土浦日大などが勝ち進むにつれ、サラ髪も見慣れてきて、昨日の時点では「あんな髪型で勝てるワケがない!」というジイさんとかもいなくなった。それにしてもだ。まだフニフォームは白かグレーかストライプと決まっているし、背番号は白の生地のゼッケンと決まっている。しかしスパイクは昔は「黒」と決まっていたが、いまでは白もOKのようだ。では何でそこまで細く決められているのかといえば、その理由の一つが、地域のスポーツ用品店と学校の癒着というのがある。スポーツ用品店の店主が体育教官を飲みに連れていく。またこの体育教官が飲むんだなぁ、これが。


●福島原発の処理水   2023.8.23
福島原発の処理水について、今こそ総理が飲むべきでしょ、とか言っている人がいる。安全なら生活用水や飲料水に使え!という意見もある。確かに処理水を飲んだところで、半減期が約12.3のトリチウムはすぐに排出されて放射線の影響を体内に与える可能性は低いことだろう。増して代謝が遅くなっている60歳以上では、ほとんど影響はでないはずだ。もっともプルトニウムだって飲んでも安全と言われているのだから、放射性物質=危険、と短絡的に判断すべきではない。水溶性か否か?半減期はどのくらいか?放射する放射線の種類は?などなど総合的に判断しなくていはいけないだろう。というか福島原発の処理水を生活用水や飲料水として使うためには、誰がその水を運ぶんだ?ということになる。陸路で浄水場に運ぶにしてもパイプラインを建設するにしても、めっちゃコストの高い水ということになる。しかもトリチウム入りというオマケもついてくるのだから、多くの需要は見込めない。


●美術品   2023.8.22
「デジタルで見られるなら処分も」地下駐車場美術品で大阪府特別顧問、というニュースが話題となっている。「芸術品はナマで鑑賞するものでってデジタルで観るものではない!」という考えと「そもそもその美術品というのは芸術と呼ぶの値するのか?」という問題とか「自治体は美術品をいつまで保管する義務があるのか?」などなど、なかなか一気には解決できない課題があるんだろうなぁ、とも思える。ただし一つ言えることは、人間がいる限りはその「制作物」というのは、それが芸術品とか美術品とかに関わらず、無尽蔵に増え続け、その無尽蔵に増え続ける「制作物」は、誰かが保管し続けらければいけないということだ。で、それができなかったときには廃棄するしかない。つまり、いずれにしても保管、廃棄の二択しか無いということだ。あ、あと一つ、NFTでデータにして保管、というのがあるが、これは技術的に可能であっても、概念としてついていけない人間が滅びるまで待たないといけない。


●相対的な基準   2023.8.21
「よく知ってる」ほど、あやふやな言葉は無い。これはあくまでも相対的な表現であり、よく知ってるというのは普通の一般の人に比べればAさんのことは知っているのかもしれないが、Aさんの家族に比べれば知っていることの範囲は限られているはずだ。だから「私はAさんのことはよく知っている」と言われたほうは、あたかもAさんのことは全て知っているというような錯覚に陥るわけだが、実は「私はAさんのことは知っている」とは「私はAさんのことについて知らないことの方が多い」と思った方が良い。というように相対的な基準を明らかにしないで雰囲気や感覚だけで言っている形容詞的なものが世の中にいかに多いか。例えば、若い、頭がいい、金持ち、回転が早い、信頼できる、などなど、その一言だけでは好印象を与えるが、実は相対的な基準を明らかにしないので、そのことが正しいのかどうかは不明のままである。あえて基準を設けたいのであれば、最初に「あんたに比べたら」をつければ良い。


●言われなくても分かっていることを言う   2023.8.20
満塁で一打逆転のピンチとなった。たまらずピッチングコーチがベンチを出る。コーチ「いいか、絶対に打たれるなよ!打たれたら点が入ってしまうからな。だからといってファーボールももちろんダメだ。いいか、分かったな!」なんて、言われなくても分かっていることを言うピッチングコーチはいないだろう。しかし営業部の上司には平気でこのようなことを言うやつもいる。「いいか、絶対に売り上げを上げりんだ。売り上げをあげなければ業績も上がらないからな。だからといって無理強いはもちろんダメだ。いいか、分かったな!」なんて、言われなくても分かっていることを言うわけだ。だから転職サイトが賑わう。


●冷房の温度   2023.8.19
例えば27度Cに設定すると27度Cの冷風がエアコンから出ていると思っている人も多い、がそうではない。だいたい室温が27度Cになるであろう時間で冷風を排出したり止めたりしているのだ。だから24度Cの設定では冷風を排出している時間が長く、28度Cの設定では冷風を排出している時間が短いということだ。最近では温度センサーを絡めてより正確な室温管理もできるようになっているが、基本は冷風の排出時間による調整だ。あとエアコンをつけながら部屋のドアを開放している人がいる。隣の部屋や廊下も同時に冷やすためだそうだ。であればその容積が増えた分のエアコンのパワーも必要になる。8畳用ではなく16畳ようにしなくてはいけない、ということだ。もし8畳用で隣の部屋まで冷やすとすれば、それは軽トラで2tの荷物を運ぶような負担がエアコンにかかっていると思ったほうが良い。とはいえ案外冷えるけどね。あとエアコンをつけた部屋の押入れやクローゼットの戸は閉めておくこと。人がいない空間を冷やすために電力は使わないことだ。というように、まだまだエアコンの間違った使い方をしている人間は多いってことだ。


●野球用語   2023.8.18
高校野球は昨日でべスト8が決まった。最も盛り上がる試合が続く時期でもある。そうして1日中高校野球中継のテレビを観ていると疑問に思うことがいくつかある。まずルール。打球がフェアゾーンに入らなかったことは、ファウルボールといってイレジュラーな場合で正式にはカウントされない状態であるにもかかわらず、なぜファウルをノーバウンドで捕球したらアウトになるんだ。ファウルフライでアウトになる時ほどシラけるシーンはないので、ファウルをノーバウンドで捕球した場合は「無効」にしたほうが良いかと思うのだが。次に用語。「見逃しの三振」って何やねん?振ってもいないのに。「盗塁」って塁を盗むのではなく塁のところに行くだけなのに。。「残塁」って塁はいつでもグラウンドに固定されているのに。「ランナーを背負う」って、子泣きじじいじゃあるまいし。しかし流石にアナウンサーも解説者もキャッチャーのことえを女房役とは言わなくなった。が、相変わらず「ボール球(ダマ)」とは言っている。


●メタンガス   2023.8.17
世界のメタン放出量は過去20年間に10%近く増加。主要発生源は、農業及び廃棄物管理、化石燃料の生産と消費に関する部門の人間活動なのだそうだ。メタン(CH4)は、人為的な気候変動に対して二酸化炭素(CO2)に次ぐ寄与を持つ温室効果ガスだ。2017年には、大気中のメタン濃度は産業革命前(1750年頃)より150%以上も高くなっていて。メタンは、全ての温室効果ガスが地球温暖化に与える影響の23%分を担っていて、二酸化炭素よりも平均寿命が短い(大気中で約10年)にもかかわらず、同じ重量で比較すると二酸化炭素より強い温室効果を持っている。もちろんその中にはハワイ・マウイ島の山火事や、ロシアのガソリンスタンド爆発も含まれる。二酸化炭素の排出量を減らす算段に苦慮している最中であるにもかかわらず防災な量のメタンを瞬間的にに放出し続けている人類の何と愚かなことよ。


●所有-2   2023.8.16
昭和の子供は「大人になったら金持ちになって部屋が10個あり、広い庭があり、お手伝いさんが何人もいる大きな家を持つ」という夢を持っていた。しかしその家の電気代やお手伝いさんの給与、庭の手入れの費用や固定資産税に相応なお金がかかるということは子供なので知らない。しかし国民のほとんどが「部屋が10個あり、広い庭があり、お手伝いさんが何人もいる大きな家を所有」していれば、それは国家の税収も増えて国力も増大し国民一人ひとりの生活が豊かになることだろう。というとそうではない。高度成長期とかバブルとかが恒久的には続かなかったように。そもそも今のペースで世界の人口が増え続けてった場合には、いつか人間一人の所有できるモノの量を法的に規制しなくてはいけなくなるだろう。


●所有-1   2023.8.15
沢山の高価なモノを所有しているのが金持ちであり、金持ちは貧乏人より偉いというのが昭和の人間の価値観である。しかしその金持ちが所有している多くのモノが効果的に使われているわけで無い。所有欲や満足感や見栄や体裁のために所有しているだけのことである。モノはシェアリングやリースで出来るだけ多くの人が有効に使えるようにするのが今風の考え方であろう。昭和の人間は出来るだけ沢山のモノを所有して、あたかも金持ちに成り済ますことで、所有欲を満たしてきた。しかしその所有欲を満たしているものは決して高価なモノではなかった。ところがこの所有欲を満たすという行為からはなかなか抜け出せない。モノを集めきって一つの完成系を目指そうともしている。こうした昭和の価値観がコレクターとなり収集癖となり、最終的にはゴミ屋敷となってしまうのかもしれない。


●銃規制   2023.8.14
銃規制を行えば多くの善良な市民は銃を所有しなくなる。しかしそうではない反社会的な組織の人たちは銃を所有したままになる。そうなれば反社会的な組織の人たちの勢力が増すだけになる。だから例えば米国では銃規制ができないのだ。核兵器だって核保有国がせーので核を廃絶すればいいわけだが、必ずその「せーの」に従わない国が存在することは明らかである。だから核を無くすことはできないでいるわけだ。特に弱い国ほど核を絶対に手放さないし、弱い反社会的な組織の人たちほど銃を手放さない。弱い兵士ほど最後まで絶対に武器を手放さないのと同じだ。窮地に追い詰められたら武器を手放して逃げれば助かることもあるのに。あとクラスで必ず一人二人はいる、友達に向かって「シュッシュッ」と言いながらボクシングの真似をして威嚇するやつ。これも間違いなく弱いヤツだ。


●コース料理   2023.8.13
「コース料理を初めて食べた」というカップルが9割…婚礼業界で常識化する「残酷すぎる経験格差」の実態。なのだそうだ。しかしコース料理って婚礼で時間を稼ぐために、料理を小出しにしてるだけなのではないのか?というか婚礼の間中、参加者は食い続けている必要があるのか?さっさと腹を満たして後はドリンクだけでもいいんじゃないのか?というか継続して食わせておかないと参加者が帰ってしまうくらいにイベントとして退屈な内容なのかな?そもそもSDGsに反する無駄の多さは見直さなくていいの?コロナで大ダメージを受けて多くの婚礼業界が廃業を余儀なくされたわけだが、コロナがおさまったからといって、またコロナ前と同じことをやってもダメだろう。フードロスが最も多いのが結婚式場なのだそうだ。確かにビデオ係を任命された参加者は、コース料理にほとんど手をつけることが出来ずに撮影に集中せざるを得なかったわけだし。そんな時代の再来はイヤだ。


●Tu-4   2023.8.12
Tu-4(ツポレフ4)はソ連がアメリカのB-29を無断で完コピして作った戦略爆撃機だ。当時日本で損傷したB-29がソ連の日本海沿岸に不時着した機体を元に完コピしたとのこと。アメリカが製造時に誤って開けてしまった穴まで完コピされていて、1〜2機完コピしたのかと思ったら、847機も生産して戦略爆撃機として運用していたとのこと。こんな笑い話がある。ソ連の平原を走る列車に乗っていたら、何も障害物もない平原で、それまで真っ直ぐに走っていた列車が急に大きな円弧を描きながら曲がり始め、180度の曲線を走ったあと、元の直線に戻り、その後は普通に真っ直ぐに走っていったとのこと。これは、ソ連の高官が「ここに鉄道を敷け!」と言って、地図に定規を当てて真っ直ぐな線を引いた。その時の定規を押さえていた指が定規からはみ出していたための曲線だったそうだ。


●消費税-2   2023.8.11
その昔に学校で習ったときには日本のDGPの99%を大企業が稼ぎ出しているとのことだった。最近は正式な数字が発表されていないので実際の数値は不明であるが、恐らく今でも90%以上は大企業ではないかと想像する。その大企業から仕事を請けているのが中小企業なのだから、とりあえずは大企業を元気にさせとおかないといけないわけだ。そして大企業が得をすることで結果的にも社会保障も充実するという計算だ。しかし今はまだそこまでは至っていない。だから大企業をスルーして社会保障だけを充実させようたって無理な話しだ。だからまずは稼ぎ頭である大企業も元気にさせなければいけないのだ。この仕組みが分かっていない人が、けしからん!とか不公平だ!とか文句を言っているわけだ。なので文句があるなら大企業に就職して得する側に回ればいいじゃないの?ってことだ。しかし大企業では結果がでるまで仕事をさせられて、休日出勤や残業は当たり前で。労基法なんて無いようなものだ。それでもいいのかな?というかその前に入社試験に合格できるのは、よっぽどのエリートに限られるんだけどね。


●消費税-1   2023.8.10
安定した社会保障充実のため消費税増税の分は全額社会保障に使うというのが政府の見解であった。しかしその80%は政府の借金返済に回され、消費税を上げると同時に法人税を下げた。株価は日銀に支えてもらって上昇し、大企業の利益だけは増えた。なんやかんや言っても結果的に消費税増税で得をしたのは大企業だけだ。まあ、これが真実であろう。そもそも政府は最初から社会保障を充実させるのではなく大企業に得をさせるための消費税増税だったわけだ。しかし最初に「大企業に得をさせるため」とは言えないから「社会保障充実のため」と言っておいたのだ。このことが、けしからん!とか不公平だ!と文句を言う人は、大企業に就職して得する側に回ればいいじゃないの?ってことだ。


●オーディオブック   2023.8.09
「オーディオブックがこのままいけば電子書籍を猛追する可能性もある」との記事。あたかも本は本来読むもので、聞く本というのは間違った方向であるかのような記事であった。いやーまだまだ保守的な「今まで通りが大好き人間」が多いということが良く分かる。日本で電気釜が売り出された時に「人が苦労して炊くから米の飯は美味いんだ!」と言っていた人を思い起こさせる。電気釜がそれまで行っていた、薪を割って火を焚べて釜から離れることなく火加減を調整するという長時間労働から解放してくれたのと同じに、オーディオブックは「本を読む」という労働から解放してくれて、他の作業をしながらの「ながら朗聴」が可能になったのだ。ただ、現状ではナレーションのクオリティにこだわるユーザーも多く、ナレーターの確保が難しくなっているとのこと。まあ何でもそうだが、一部のマニアが先導し、段々に一般ユーザーに普及していくので、現段階ではナレーションのクオリティにこだわるユーザーも多くても、音声読み上げアプリの日進月歩の進化と同時に、ナレーションのクオリティにこだわらないユーザーも増えてくるはずだ。いずれにしても、本は読むものから、聞くもの、になる日はそう遠くない。と思っておかないと、また取り残されるぞ。


●ブス   2023.8.08
GACKT「整形じゃブスは治らない」美容整形で持論 。「ブスは外見じゃなく中身の問題」と言ったそうだ。このコメントに対しては「その通り!」という意見と「いやいやブスは外見の問題だろ!」と賛否があることが容易に予想される。しかもブスという非常に基準が曖昧なテーマであり、世の中にに自分がブスだと思っている人や、ブスのくせにブスではないと思っている人など様々だ。のようにただでさえ不安定な市場にブスではないGACKTが 投じた一石の影響は少なくない。とはいえどうなったところで結論の出るものではない。とはいえ反応する人の中の一定数はすでに整形済みの元ブスだったり、整形しても治らなかった現役のブスだったり、整形したが故にもっとブスになってしまったブスなどが混在して、より多くの混乱を招くことにもなるだろう。なので反応するのはやめておこう。反応したといころで誰も幸せにならない。


●リアルでのコミュニケーション   2023.8.07
コロナが終息してリアルでのコミュニケーションが再開してきた。しかしZ世代の若者たちはリアルでのコミュニケーションには積極的ではない。同じ教室に集まっても初対面の人とは会話をしない。しなくても別段不自由はないのであろう。友達がいなくても特に困ることはないのだろう。そんな3年間を過ごしてきたわけであり、当然と言えな当然なのかもしれない。これに対してジイさんたちは、リアルでのコミュニケーションがOKとなると、まあ飲むわ飲むわで集まったときには狂ったように酒を飲む。といっても他人の話しなどは1ミリも聞いていないので、自分のコトだっけをエンドレスで話すだけなのではあるが。いずれにしてもこの状況ではZ世代とジイさんたちの、常識や価値観はどんどんと乖離していくのだろう。だからといって融合したり調和する必要もないのだろうけどね。


●夏の昆虫   2023.8.06
これだけ猛暑が続くと「蚊に刺されていない」ということに気づく。蚊は日陰を好み、気温も15〜30度が活動に適しているといわれている。だから夜でも30度を超えるような昨今では蚊は活動できない。そもそも蚊は手足も胴体も細く、痩せているので、すぐに体の芯まで熱くなってしまうのかもしれない。せっかく吸った血も体の中でお湯になって揮発してしまうのかもしれない。そうなると残った血が体の中で消化する前に瘡蓋になってしまうのだろう。従って蚊はもはや夏の風物詩ではなく、秋の風物詩となっている。室内では12月になっても蚊がとんでいることも少なくない。というか昆虫全体の活動期が真夏を避けると同時に、冬に差し掛かる時期までシフトしているようだ。例えばスズメバチでも11月末ごろまで飛んでいるのを見かけるようになった。ただしカブトムシだけは例年通りお盆過ぎに捕獲した個体(特に♂)は、ひっくり返ってすぐに死んでしまうようだ。


●引っ掻き回し屋   2023.8.05
引っ掻き回し屋は決して悪意があるわけでは無い。むしろ善意を持って、良かれと思っての行為が、結果的に組織内、グループ内を引っ掻き回しているわけだ。1つのことが終わらないうちに次のことをやり始める。みんなが1つのことを理解する前に、次のことを提案する。引っ掻き回し屋は優秀であり、それなりの地位にある場合が多い。だから周囲の人間はとりあえず引っ掻き回し屋の指示に従い、その通りに動こうとするが、だいたい途中でわけがわからなくなり頓挫する。最終的には「火消し屋」がなんとか消火して事なきを得るのだが、完全に鎮火する前に引っ掻き回し屋はまた次のことを始めるのであった。引っ掻き回し屋は引っ掻き回しながら常に前に進んでいかないと、常に泳いでいないと死んでしまうサメのようなもので、常に引っ掻き回していないと生きていけないのであった。


●英語   2023.8.04
「オレ、頭悪いから英語とか全然できねぇんだ」とか言ってる人。確かにあんたは頭悪いよ。でも英語が全然できねぇから頭悪いんじゃなくて、英語ができる人が頭良いと思っているところが頭悪いんだよ。もし英語ができる人が頭良いんだったら世界の英語圏15億人の人はみんな頭良いということになるんだが。でもそうじゃない人もいるでしょう。でもそうじゃない人の中には、日本語が喋れる人は超ミラクルウルトラボンバーあったまいい!と思っている人もいるから大丈夫だよ。そういう人たちにとっては、あんたは超ミラクルウルトラボンバーあったまいい人なんだから何も心配することはない。


●自己中   2023.8.03
自己中、なんていうレベルは超越して、本当に「自分のことっきゃ考えていない!」という人が一定数の割合で存在する。それは頭の良い悪い、教養や学歴の有無、金持ちか貧乏か、未婚か既婚か、子供がいるかいないか、などを問わず、必ず一定数の割合でいるのだ。そしてそのような人を苦労して組織から排除したとしても、また同じような人が組織の中に出現するのであった。そしてそのような人に共通するのは、最初の人あたりは極めて良好であることだ。だから周囲は「自分のことっきゃ考えていない!」ということに気がつかない。もう一つの共通点は「親に愛されないで育った」ということのようだ。


●納期は守ろう   2023.8.02
動画にしてもイラストにしてもデザインにしても、納期は必ず守るようにしよう!といっても、これは「早く出してはいけない!」ということだ。納期ギリギリで提出すれば「もう修正している時間はない!」ということはクライアントも理解できる。しかし例えば1週間前に提出した場合「こういうのをもう1パターン作ってくれないか?」「色を青に変えたデザインも見てみたい!」とか、時間があるのをいいことに、思いついた案を次から次へと要求してくるのだ。その案はやってみたけれどイマイチだったし、やってみる前にダメであることは経験上分かっているからやらなかったんだけどね。しかし特にクリエーターではないクライアントは、その場で自分が思いついた案は「絶対に素晴らしい!」と思い込んでいる。特に思いついた瞬間は「絶対に素晴らしい&オレって天才!」と思っているから始末が悪い。「オレって天才!」だったら今ごろクリエーターやってるよ。


●自民女性局のフランス研修   2023.8.01
自民党女性局のフランス研修中に撮影したとされる写真がネット上で物議を醸している。エッフェル塔をまねたポーズで撮影した写真をSNSにアップするなどしており、「浮かれすぎ」「社員旅行か」「反感しかない」「このポーズは何ですか? 涙が出ます 仲間との旅行でしたら自費で行ってください」「そこで、その場所で、そのポーズで 何を視察し、何を得たのか教えてもらえませんか?」などの声が多数上がっている。とまあ確かにそうだよなぁ、と思うと同時に、その批判している人たちだって、もし国会議員になってフランス研修旅行に行ったら、同じように写真をSNSにアップするんだろうなと。まあ到底国会議員にはなれなくてフランスにも行ったことのない人たちの、僻み嫉み感のほうが先に漂ってくる話題でもあった。ただし研修に行った自民党女性局の人たちは、帰ってきてからちゃんとレポート書くんだろうな!世の中には研修とか視察という名の、レポートも報告書も書かなくて良い旅行っていうのが沢山沢山ある。



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