2023年12月


●教師   2023.12.31
近頃の教師はレベルが低すぎる!とお嘆きの方へ。大学時代のことを思い出してみよう。教職課程をとっていた同級生は優秀な人でしたか?ということだ。もちろん教員になることを目指している成績優秀な学生も中にはいたことだろう。しかし押し並べて「大学で学んでいる専門分野でその道でやっていける自信がない」という学生が大半であろう。実際にデザイン科の大学時代に「教職課程を取りたい」と名乗り出た学生が、教授に怒られているのを見たことがある。「オレは教師になるために教えていたのではない!企業に就職して社会の役に立つために教えていたんだぞ!」と言っていたのだが、その後どうなったかは分からない。しかしその学生は、あきらかにデザイナーとしてはセンスに乏しく、デザインの成績も悪かったようだが、学科はそれなりに優秀だったようにに記憶している。専門分野でやっていける自信がない学生が、将来の保険のために取得するのが教職ということだ。それだけ未来予測する能力はあるが、専門分野での能力は低く、どことなくずる賢いのが、近頃の教師であるようだ。思い当たるフシはありませんか?


●本当のコト   2023.12.30
人間は、本当のコトを言われると怒る。頭の悪い人間に「おまえ頭悪いなぁ」とか、ブサイクな人間に「おまえブサイクやなぁ」とか、ハゲている人間に「ハゲ!」とか、言う場合のコトである。ところが、頭の良い人間が「おまえ頭悪いなぁ」と言われたところで、頭の良い人間は他人のことを「おまえ頭悪いなぁ」とかは絶対に口にしないので、言った人間のほうが頭が悪いであろうことが露呈しているので特に怒る理由もなくなる。自他共に認める容姿端麗な人間が「おまえブサイクやなぁ」と言われたことろで、言った人間のほうが相対的に見ればブサイクであるから、その光景が滑稽に写ってしまい、怒る前に「おかしさ」が込み上げてきたりもする。ハゲてもいないに人間に「ハゲ!」とか言っても、普通はピンとこないし「何を言っているんだ?」という気分になるものだが、稀に本気で怒り狂う人間もいる。ズラだったのだ。


●構図   2023.12.29
絵を描く時、最初に決めなければいけないのが「構図」だ。この構図を間違うと、絵全体のバランスが悪くなり、安定感に欠ける絵になるのだ。それだけなら良いのだが、画面に収まりきれなくなり、部分的にはみ出したり切れたりする。それを補うために無理やり画面内に収めようとすると、窮屈で、実際には有り得ないおかしな形になったりもする。ということで「構図」は慎重に時間をかけて決めなければならない。しかし初心者の中にはアトリエ内に入ると、モチーフをよく見もしないで、とりあえず空いてる場所にイーゼルを立てていきなり描き始めたりもする。電車で空いてる席にとりあえず座る、という感覚でだ。そして、上手く描けない!理由の1つが最初に選んだ構図にあることに気がつかない。敷地に家を建てるときのように入念に計画してから、でないといけないのだけれどね。絵に限ったことではない。世間でよく言われる「ボタンの掛け違い」っていうやつだ。


●Avtotor Amber   2023.12.28
Avtotor Amberはロシア製の自動車だ。西側諸国からの経済制裁で、自動車メーカーやサプライヤーの撤退が続き、その穴埋めにロシアの自動車メーカーが苦労の末に登場させたロシア初のEV車がAvtotor Amberである。ロシア国内では「テスラキラー」と称賛されているようだが、その性能やポテンシャル云々の前に。そのあまりに醜いデザインが話題となっている。顔がプーチン、初期のクレヨンしんちゃん、こういう魚いるよな、サベージ感ある、ケムール人、キュラソ星人、洗濯機、C-3po、と揶揄するとキリがない状態だ。黄色バージョンは特にプーチンに似ている


●マシュマロ実験   2023.12.27
子供の目の前にマシュマロを置いて、15分の間食べるのを我慢できたら、マシュマロをもうひとつあげる。そうしたところ15分ちゃんっと待てる子供と待ちきれずに食べてしまう子供に別れた。その後のその子供たちの追跡調査をしてみると、待てた子供は幸せな人生を歩み、待てずに食べてしまった子供は不幸になったという実験。のちに我慢できた子供と食べてしまった子供の育った環境を調べてみると、我慢できた子供はきちんと約束を守る両親のもとで育てられ、食べてしまった子供の両親は約束を守らないことが日常化していたとのこと。食べてしまった子供は「15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロをもうひとつあげる」ということが信用できないから、とりあえずは目の前のマシュマロを食ってしまえ!ということのようであった。園児や小学校低学年の子供を見ていると、その行動や仕草や言葉遣いから、その親の行動や仕草や言葉遣いが、まるで伝言ゲームのように、手に取るように、分かる。問題のある子供というのは、その子ではなく100%親に問題があるのだ。もっともその親とて100%問題のある親に育てられたのだから仕方あるまい。


●テレビドラマ   2023.12.26
日本国内でオンエアされている海外のテレビドラマは面白いものが多い。なぜ面白いのか?と考えてみると、まず全体的な流れ、スピード感ではないだろうか?セリフの多くが人物が動きながら喋っている。そのことで時間を長く感じさせずに、見る人を集中させているように思える。これに対して日本のテレビドラマでは人物が止まった状態で喋っているシーンが多い。いかにもディレクターの合図を待ってから喋り始めているという雰囲気が見え見えなので「学芸会」になるのだ。そして顔のアップのシーンが多く、蘊蓄を語るシーンも多い。だから退屈なのだ。しかし海外のテレビドラマがみんな面白いかというとそうではない。特別に面白いものだけを選んで日本で放映しているだけのようだ。基本的にはスピード感のあるシーンも撮るのは役者もカメラも照明も音声もタイヘンだ。NGも多発する。ということは要するに「カネがかかる」ということだ。費用対効果、つまり予算対視聴率を考えると、日本のテレビドラマは、現状の学芸会レベルが最もコスパが高いということになるのだろう。


●SNS   2023.12.25
SNSでは同じ思想や価値観を持った人間が集まってグループを作ることができる。意見の合うもの同士のコミュニティーは実に快適で居心地が良いものである。学校や職場でも、同じ思想や価値観を持った人間が集まってグループを作ることができるのだが、いかんせん母数が小さいので形成されたグループは極めて小さかったりもする。小さければ訴求力も影響力も小さく快適さも少ない。しかしこればインターネット上となると巨大な母数によって強大なパワーを持ったグループを作ることができる。その結果がISISだったりアゾフ連隊だったりもする。同じ思想や価値観を持った人間が集まってグループを作るということは、同じ思想や価値観を持っていない人間を排除するということにもなるのであった。人間は、類は友を呼びたがるが、類以外を常に排除しようとしている。だから紛争や戦争が起こる。


●下野   2023.12.24
下野して政権を譲れ!とか言っている相変わらずの立民議員。これだけ支持率が下がっている自民党なのだから、普通に選挙で政権奪取を目指せばいいだろうに、自民だって自ら下野することなど99%無いだろう。そして万一下野したとしても、政権を譲る相手は維新や国民民主だろう。多くの国民は2009年からの3年間の民主党政権の最低最悪の悪夢の政権運営を忘れてはいない。有権者の多くが悪夢を知らない世代に入れ替わるまでは、立民が政権を取ることはできないだろう。とまあ、そのことは自分たちが一番分かっているから、無責任なこと言い放題なのだ。黙っているより、良くも悪くも何か言っておかないと忘れられてしまうからね。でも忘れないのは立憲民主党ではなく「悪夢」なんだけどね。自民党の裏金がどうのこうのの問題は国民が直接的に困るようなことではないが、民主党政権時の東日本大震災時の菅直人のパフォーマンスを含む対応の遅れは国民に多大な損害を与えている。もし政権が自民党だったら、福島原発は爆発していなかったかもしれないし。


●花束   2023.12.23
会社を辞める時に居酒屋で送別会をしてもらい花束をもらった独身一人暮らしの男性社員。持って帰っても花瓶とかねーし、あったところで世話の仕方もいつになったら枯れるのかも分かんねーし、そもそも枯れたかどうかをどこで判断すればいいのか分かんえーし、花を鑑賞するような趣味もねーし、帰りの電車の中でも嵩張るし、邪魔なだけで1mmも嬉しくねーし、ということでその花束は、送別会の帰り道に生ゴミ用のポリバケツに捨てられることとなった。もちろん送別会の幹事は女子であった。独身一人暮らしの男性に花束を贈るというのは、独身一人暮らしの女性に戦車のプラモデルを贈るようなものだ、ということを覚えておこう。


●潮流   2023.12.22
ダイハツ工業が認証申請における不正行為が明るみに出て大変なことになっている。この事実によって、一般消費者は何を思うか?というと「他のメーカーでも同じようなことやってんじゃないの?」だろう。ビッグモーターにしても然りである。宝塚にしても然りである。銀座カラーは然りであった。安倍派二階派においては「やってんじゃないの?」ではなく「やってるはずだ」と多くの人が思っていることだろう。一定数の人間が集まってある目的に向かって行動したときには、そのことによる大きな潮流が発生して、その中の人間一人では絶対にその流れに逆らえなくなる。プールで全員が同じ方向に移動し続けてできた流れに、誰も逆らえなくなるのと同じようなものだろう。だから一つのところでできた潮流は、同じような行動を行った他の場所でも発生する、の法則だ。特に同じような価値観を持った国民が多い日本においては如実になることだろう。一つ見つかったときには、既にあちこちに転移した後だったりするので、覚悟しておく必要がある。


●文字-2   2023.12.21
そういう意味では文字というものは、時代に合わせて常に変化し続けてるものであり、あと1万年後の人類は現在の文章を読めるという人はいなくなっているかもしれない。というか文字そのものが無くなっているかもしれない。既に現在であってもオーディオブックなるものもあるし、音声をデータ化してやりとりするというのは難しいことではない。それが1万文字の文章であってもAIが400字に要点だけをまとめてくれることも可能だろう。世界には言葉はあるが文字は無い、という言語も存在していて、それはそれでコミュニケーションが成り立っている(アマゾン奥地の民族は皆そうなのだそうだ)。日本語でも「日本書紀」以前の長い時間の間は、文字が無かったとされているそうだ。ということは文字が無い時代の実現は、今すぐにでも可能なはずだ。しかし技術的には可能であっても、人間的には困難であろう。いまだに電車の中で新聞読んでる人をたまに見かけるくらいだし。


●文字-1   2023.12.20
日本語の文章であっても、今どき「縦書き」を使うことは滅多に無い。紙の新聞や紙の小説ぐらいだろう。しかし日本語はそもそも縦書きオンリーに開発されたものだ。それを無理やり横書きにして使っているというのが実情であろう。40年前の会社の新人研修でも、社内文章は横書きにせよ!という風に教育された。しかし無理やり横書きには、今でも色々な不具合もある。例えば漢字の「一(いち)」。ハイフンとの区別がつかず電話番号とかにすると全く分からなくなる。例えばフォントサイズ。天地を揃えようとすると、カタカナの「二(に)」はとっても巨大になってしまう。その前に漢字の「二(に)」との判別ができないという問題もあるけどね。ではアルファベットが完璧かというと、そうではない。大文字の「Î(アイ)」と小文字の「l(エル)」はフォントのよっては全く同じだ。いずれの問題も、徐々にルールを改正するとか、新たな文字を開発する、間違いやすい文字を使用禁止にする、などの対策を講じていかないといけないのだろう。


●ミッキーの着ぐるみ   2023.12.19
子供のころ、初めて東京ディズニーランドに行って、ミッキーの着ぐるみを見て「怖くて泣いた」という大学生。そりゃそうだよな、ミッキーマウスというキャラを予め知っていれば別だが、顔が笑ったまま固定された黒くてでかい耳のついた道化師みたいなものが突然出てきたんじゃ、初対面の子供は泣くわ。と言ったら、そこではないとのこと。全身着ぐるみなのに足だけが黒いタイツを履いた人間だったのが怖かったのだそうだ。なるほど。本物のネズミも全身動物なのに、手だけが人間みたいで怖いもんな。


●ペンキ屋と鍛冶屋   2023.12.18
デッサンやクロッキー、写生をするとき「モチーフを10秒観察したら1秒描く」、そして「5分に1回は自分の描いた絵を離れて見る」というのが基本だ。描いている時間の10倍の時間を「観察」に充てるということだ。ところが初心者は「モチーフをチラ見したら10分間紙の上しか見ない」という描き方になる。さらには「すぐに色を塗りたがる」。まだ形が捉えきれてない段階で「色を塗りたがる」のだ。しかも色を塗り始めると、ペンキ屋さんのようにどんどんどんどんと色を塗っていく。「モチーフをチラ見したら10分間紙の上しか見ない」でだ。さらには「一度筆につけた色を何十箇所となく塗る」のだ。普通、画面上には同じ色の部分は2つと無いのだ。そこに空気が有る以上は。従って1箇所色つけたら、次の1箇所は違った色、または同じ色であっても違うタッチ、違う筆圧で塗らなければいけない。ところが初心者は「しばしも止まずに」筆を入れていくのだ。村の鍛冶屋のように。


●勉強   2023.12.17
頭の良い人は勉強しなくても知識やスキルがどんどんと身についていく。これを知った頭の悪い人は「いいよなあ、才能のある人は。勉強しなくても頭が良くなるんだぁ」と嘆く。と、そんな志だからいつまで経っても頭が悪いままなのだよ。勉強とは「強く勉める」ことであり、その音の響きから「努力を強いられる」ものと思ってしまうのだろう。しかし勉強ができる人、勉強が好きな人は、「強いられる」という意識もなく、勉強を楽しいものとして捉えているのだ。だから彼らは「勉強している」という意識はなく、楽しいことを楽しみながらやっているだけなのだ。そして楽しんでいるうちに知識やスキルがどんどんと身につき、より勉強ができるようになっていくのだ。一方で、頭の悪い人は勉強をしないで済ませる方法ばかりを考えながら生きていき、勉強ができないまま死んでいくのであった。


●配置転換   2023.12.16
役所などでは何年かごとに職員の配置転換が行われる。せっかく仕事に慣れてきて周囲からも信頼されるようになってきた矢先にどこかへ行ってしまうというやつだ。そしてその際に引き継ぎや申し送りがきちんとされてなく「困ったものだ」ということになるケースも少なくない。なぜ定期的な配置転換が行われるかと言えば、人は環境が替わればその環境に慣れようとして成長する。しかし慣れてくると成長の速度が鈍り、やがて成長しなくなる。だから常に成長し続けられるように環境を変えてあげるのだ。だから同じ部署に何十年も居座っているやつにロクな人間はいない。なぜロクでもないかというと成長が止まっているからだ。成長が止まると保身と守りと心配と不安に注力するようになり生産性がなくなるのだ。クルマは走っていてなんぼであって、止まったままのクルマには魅力はないのだ。止まったままになるということは、死んでいる、ということにもなるのだろう。反面、多くの人は安全、安心という名の下に、変化の無い生活を望んでいる。


●坊主   2023.12.15
今年の漢字は「税」だ。これに対して「税金を払ってない坊主が、今年の漢字は『税』と書くのはムカつく…」という意見が相次いだ。旧統一教会問題がクローズアップされ宗教法人の非課税に対する批判も高まっている中で「税」って清水寺の坊主って馬鹿ではないのかな?「坊主丸儲け」なわけだし、袈裟まで憎まれるかもしれないし、と言ったところで「坊主の鉢巻き」だろうし、税金を払わないということ自体が「坊主の不信心」だし、まあ「譬えに嘘なし坊主に毛なし」ということか。とまああまり深く追求すると「しつこい坊主に檀那がない」ということになる。←「坊主の花簪」は使い道が無かった。。


●整理整頓   2023.12.14
整理整頓ができない人間が版下をチェックする。そうすると見つけた問題箇所を、見つける度にデザイナーに連絡する。デザイナーとしては1つ修正が終わると次の修正依頼が来る。その修正完了の連絡をしているうちにまた次の修正依頼が来る。「これで印刷してください」と言った後にもまた修正依頼が来る。一旦全体を通して確認してから問題点をリストアップしてから、まとめて連絡するということができないようだ。その瞬間瞬間で生きているから時間的なちょっとしたシフトや取りまとめができないのだろう。そしてこういう人の事務所はほぼ間違いなく、恒久的にとっ散らかったままである。そして1日のうちの2時間は「紛失したものを探す」ために費やしている。毎日である。


●誤字   2023.12.13
人間が書くのだから誤字の無い完璧な文章というのは難しい。誤字を100%無くすのは至難の技である。文庫本一冊で5箇所ぐらいというのが普通だろう。自分で一度書いた文章を読み直すことで。例え400字であっても5箇所ぐらいは誤字や文法的な誤りが見つかることがある。さらにもう一度見直せば、あと1〜2箇所は見つかる。これが1万字ぐらいになれば、最初の見直しで50箇所ぐらい、2度目の見直しで10箇所ぐらいという感じだろうか。印刷された書籍の中に誤字を見つけて「誤字見っけー!」と喜んでいるやつ。「だったらお前が誤字のない本を書いてみろ!」ってもんだ。まあしかし一般的には誤字を発見するほど深く読み込まれることのない文章のほうが圧倒的に多く世の中には出回っている。


●道具   2023.12.12
音楽に疎いがオーディオ機器にめちゃくちゃ詳しい人。運転はヘタレだけどクルマには鬼詳しい人。写真は死ぬほど下手だがカメラには殺人的に詳しい人。と、このへんまでは所謂マニアという位置付けでまあ何とかなる。生け花は壊滅的なセンスの無さだが花器にだけは神のように詳しい人。茶道は基本のカケラもないが茶器にだけは悪魔のようにこだわる人。と、このへんになると「ちょっと関わりたくない」という気分にもなる。絵が救いようのないくらいの下手くそなのだが絵の具にだけは究極の執拗さがある人。料理が残念の3乗ぐらい下手でこれ以上ない不味いものを作るくせに素材にだけは妥協を許さずこだわる人。と、なると「おいおい、スキルの無さは道具では補えないのだよ」と教えてあげなければならぬ。のだが大抵の場合手遅れである。


●譜面   2023.12.11
楽器の演奏ができる人というのは、とりあえず譜面通りに演奏ができる人だ。「譜面通りに演奏したってつまらない!」と言っている人は、譜面通りに演奏ができた上で、もっと高見を目指して言っている人だ。だから譜面通りに演奏ができないにもかかわらず「譜面通りに演奏したってつまらない!」と言っている人は、愚か者である。このことは絵画に至ってはもっと顕著である。絵画における「譜面通りに演奏ができる」は「見た通りに描ける」ということになる。「見た通りに描ける」ようになるには、それなりに修行を積まないといけない。生まれた時から「見た通りに描ける」という人はいない。ところが「見た通りに描けない」にも関わらず、自称「アーティスト」などと言っている人間は山ほど掃いて捨てるほどいる。絵画には「譜面」というものが無いだけに掃いて捨てるほどに発生してしまったのであった。


●鼻の穴   2023.12.10
「新しい学校のリーダーズ」と聞くと、連想してしまうのが「世紀末リーダー伝たけし!」だ。1997年より『週刊少年ジャンプ』にて連載開始。リーダー的存在の主人公「たけし」と、様々なキャラクターが繰り広げる少年漫画。連載当初は1話読み切り形式の「ハートフルギャグコメディ漫画」で人気となったが、2002年に作者の島袋光年が女子高生との援助交際により逮捕されたことを理由に連載が打ち切られた。実はこの「たけし」、近年の漫画で唯一、人間の「鼻の穴」が大きく描かれている。他にもマキバオーやカバオくんも鼻の穴が大きく描かれているが、彼らは人間ではない。あとは「焼けあとの元気くん」シリーズの元気くんが「鼻の穴」が描かれているが「大きく」ではない。天才バカボンに出てくる「本官さん」も「鼻の穴」が描かれているが、穴は1つである。ただし初期のころの「本官さん」は「鼻の穴」がちゃんと2つあり、目もつながっていなかったことは、あまり知られてはいない。ちなみに爆笑問題によれば「新しい学校のリーダー」は林真理子日大理事長なのだそうだ。


●政党交付金   2023.12.09
政党交付金は、政党助成法に基づき、毎年1月1日現在で所属する国会議員の数や過去の国政選挙の得票数に応じて総務大臣に届け出を行った政党に交付されるもので、2023年は、れいわ新選組が6億1900万円、NHK党が3億3400万円だそうだ。だから政治的な主義主張とかとは関係なく、パフォーマンスだけで目立って掻き回すことで、候補者と当選者を増やしこの政党交付金が増えるということになる。だからどんなに批判されようが、どんなに多くの敵を作ろうが、政治政党活動を続けるわけだ。もちろん騒ぐだけ騒ぎはするが彼らは政権を奪ろうなどとは1mmも思ってはいない。ちなみに日本共産党は政党交付金制度そのものに反対の立場から政党交付金は受け取っていない。また立憲民主党は68億3200万円だそうだ。そうなると立憲民主党も、れいわ新選組やNHK党と同じく「騒ぐだけ騒いでも、政権を奪ろうなどとは1mmも思ってはいない」のではないのかな?と思っている国民も多いのではないかな。いくら岸田政権の支持率が下がったところで。


●人工物   2023.12.08
ASKA(歌手)→「最近『月は人工物である』説を語る人が増えてきた。僕もそう思ってる」なのだそうだ。その理由は、「証明されたことだけを「科学」と呼ぶだけで、非科学もやがて未来では科学となって行く」と書かれていますが、 「月は人工物である」もいずれ科学になればいいですね。 それで、誰が作ったんでしょうね? やっぱり宇宙人とかでしょうか…?なのだそうだ。学生時代にちゃんとお勉強をしてこなかったことがバレバレの、ほぼ全体がツッコみどころで成り立っているような発言である。一言で言えば「おばかさん」であろう。というかまだ覚醒剤から覚醒しとらんのかな?『筑波山は人工物である』という説を熱くブログで語っていた人もいたが、人工物の最大は、せいぜいピラミッドと万里の長城が限界であろう。そして巨大な人工物というのは、だいたいがその後「無用の長物」となる。世界三大無用の長物は、ピラミッド、万里の長城、そして戦艦大和、と言われている。


●失言   2023.12.07
福島県立須賀川創英館高校に通っていた3年の女子生徒(当時17歳)が2022年4月に自殺した。校長は3日後の全校集会で「この生徒は天寿を全うした」などと失言。イスラエル軍に誤って撃たれ死亡した自国市民に、ネタニヤフ首相「それが人生だ」 と失言。校長も首相も、自分は死なない、ということを前提で考えているんかな?とも思われるのだが、慎重に言葉を選んで話さなければいけない、と考えすぎた結果がおかしな発言になってしまったのかもしれない。ピッチャーがデッドボールを投げてはいけないと思えば思うほど、投げたボールは打者のほうに向かっていく、のと同じようなもんなのかな。いずれにしても失言というのは、意図しないでうっかり口から滑り出てしまったものがほとんどのようである。野村農相が福島第一原発の処理水を「汚染水」と言ってしまったのも、「汚染水と言ってはいけない、汚染水と言ってはいけない、」と注意し過ぎていたからかもしれないね。


●画家にデザインをさせてはいけない   2023.12.06
同じ絵を描く人間だからといって画家にデザインをさせてはいけない。画家はデザインができないから美大にはデザイン科なるのもがある。一番の違いは「画家は自分のために描く」デザイナーは「他人のために描く」というところだろう。ある自動車メーカーが彫刻科卒の新入社員を雇ってデザイン部に配属して自動車のモデリングをやらせたところイミフの造形物を作ってしまい上司がNGを出したところ「どこが悪いのか分からない!」と言って泣き叫んだそうだ。泣き叫ぶかどうかは別にして、画家や彫刻家などのファインアートの人にデザインをやらせると、総じてこのような事態になる。画家とデザイナーは同じ絵を描く人間でも、そのコンセプトやアプローチは全く異なるのだ。あと、画家の中には「デザイナーよりも自分たちのほうが上」と思っている場合もあるので、穏やかではない結果になることも多い。画家とデザイナー→どちらにも優れた才能を持った人もいるが、才能も無いのに口ばっかりのやつがいたりするので、余計に事態を混乱させている。


●SDGsに配慮   2023.12.05
SDGsに配慮して今年のクリスマスイルミネーションではLEDの数を何割減らした、とか言っているようだが、それってSDGsの何番目のどの目標に対して言っているの?ということだ。単に資源をちょこっと節約しただけで「SDGsに配慮」とか「SDGsに貢献」とか、ほざくものではない。そんなものは焼石に涙、もいいところだ。SDGsは2030年までに達成すべく17項目の目標を掲げている。クリスマスイルミネーションではLEDの数を何割減らした、、というのは該当するであろう項目は、13の気候変動に具体的な対策を。または、7のエネルギーをみんなに、そしてクリーンに、あたりだろう。であるならばLEDの数を減らしたとかではなく、クリスマスイルミネーション自体を即刻中止すべきであろう。物事を深く考えないで、雰囲気だけで行動する平和ボケの頭の悪い国民には呆れるものである。しかしSDGsの17項目の目標は、どの項目も2030年には到底達成できるはずもなく、同時に達成できたかどうかを判断するのは不可能な目標ばかりである。よく考えられているものだ。


●自分のことっきゃ考えていない   2023.12.04
「自分のことっきゃ考えていない!」という人がいるが、これはだいたい文化レベルが低いほどその割り合いが多くなる。というか動物のほとんどは「自分のことっきゃ考えていない!」で生きている。高等な哺乳類では他の個体や家族に対する愛情はあるが、思いやりとか尊重するといった概念まではない。下等な哺乳類や鳥類などでは、そこに愛は無い。ほぼ本能の趣くままに生きているだけだ。だからもちろん「自分のことっきゃ考えていない!」わけだし、そもそもが自分という概念も無い。では「自分のことっきゃ考えていない!」という人間が下等かというと、そこは人間には人権というものがあるのでコメントはできないところだろう。そして地球上の多くの「自分のことっきゃ考えていない!」という人間は、とにかく明日のメシを食わなければ死んでしまうので、当面は「自分のことっきゃ考えていない!」ままで生きるしかないのだ。


●VTOL   2023.12.03
VTOLとはVertical Take-Off and Landingの略で日本語では垂直離着陸機のこと。VTOLでもホーカーシドレーハリアーやF-35ライトニングⅡのように、ジェットエンジンを利用していれば、燃費は別にして何となく上手く飛びそうな感じはするが、先日墜落したV-22オスプレイのようにヘリコプターのローターとレシプロ機のプロペラを兼用、切り替えして飛ぶというのは、普通に考えても危なっかしい感じもする。そもそもローターは揚力を得て上昇するためのものでプロペラは前進するためのもの。前進する速度が落ちれば失速して墜落する。レシプロ機(ジェット機でもそうだが)は主翼のよって揚力を得ているのだが、これも前進する速度が落ちれば失うことになる。ということはオスプレイではローターをプロペラに切り替える瞬間に一瞬揚力を失うことになる。それをコンピューター制御で補っているとのことであるが、それにしたって心配だ。実際にオスプレイは開発、テスト飛行段階でも多くの墜落事故を起こし「未亡人製造機」とも呼ばれたそうだ。クワバラクワバラ。


●空飛ぶクルマ   2023.12.02
2025年開催の大阪・関西万博の目玉である空飛ぶクルマ。ただし「クルマじゃねーだろ?」という意見も多く、名称を変更する動きもあるようだ。クルマというのは車両のこと、車両とは、車輪が備わっており、それによって走る乗り物すべてを指す言葉である。とのことなので、車輪が備わっておらず、走る乗り物でもない「空飛ぶクルマ」は、クルマと呼ぶに相応しい要素はどこにもない。「有人ドローン」とかが相応しいのかもしれないが、昨今のドローンは兵器としてのイメージが強いので使いにくいのかもしれない。に、してもだ。「空飛ぶクルマ」では、「動く歩道」「飲むヨーグルト」みたいな、稚拙な天邪鬼な印象を与えてしまうので、最新技術のネーミングとしては、やはり相応しくないだろう。どっちにしても機体開発や離着陸場の整備が遅れて「デモ飛行」どまりで乗客は乗せられない可能性もあるとのこと。せっかく来たのに「今日は飛びませんねー」ということになるのかな。


●ダウン症の『バービー』   2023.12.01
米マテル社の日本法人マテル・インターナショナルは、ダウン症のバービードールを発売した。ダウン症なので顔も体型も日本人っぽい。はたしてこの商品を普通の子供が買うのか?それともダウン症の子供が買うのか?といったあたりは不明だが、おそらくマテル社がマーケティグの結果「売れる」と判断したから商品化したのだろう。いや、というより話題になって社の知名度を上げるためなのかもしれないし、映画『バービー』で色々と日本に対する問題を起こした(マテル社のせいではないが)ため、「当社は多様性を重視しているんですよ!」というPRのためなのかもしれぬ。しかしダウン症が遺伝子起因と分かる前までは「ダウン症=白人より劣る東洋人だけに発症する疾病」とされていた。が、今ではそんな認識を持つ白人はいない、と言いたいところであるが「新型コロナは東洋人だけが罹る病気だから、オリンピックはロンドンで開催しよう!」とか言っていたのは記憶に新しいところである。



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