2024年2月


●立候補   2024.2.29
なぜ政治家には若い人の成り手が少ないのか?なぜ地方議員などでは建築屋の社長とか元市町村職員とかがやたらと多いのか?それは立候補してみれば分かる。その手続きのための書類のやりとりが非常にめんどくさいのだ。めんどくさいだけであれば根性で何とかなると思われるかもしれない。しかしそれではどうにもならないグレーゾーンやタマムシ色の部分がたくさんあるのだ。そこを本音と建前を適切に理解し、使い分けていかないといけない。文面通りに受け取ってはいけないし、かと言って選挙違反になってもいけない。その辺の按配というか匙加減は、地元で長く働いている建築屋の社長とか元市町村職員でないと、なかなか分からないのであった。要は世の中のウラを理解していないといけないということだ。近い将来、投票はインターネットで可能となることであろう。しかし立候補は、当面の間、アナログが続くだろう。


●e-Tax   2024.2.28
年々少しずつ使いやすくなっている。昨年まではiPhoneでは上手くマイナカードが読めなかったのだが、今年はすんなりと読めた。国税庁はスマホでの申告をおすすめなのだそうだが老眼以降の納税者はやはりパソコンでの入力でないとダメだろう。そのパソコンでもカードリーダーとの連携がスムーズになり、諸々の入力作業から送信までが比較的精神的なストレスも少なく完了することもできた。昨年までは紙の決算書、申告書に下書きをして、それを見ながらの入力作業だったが、ことしはダイレクトに入力しても問題はなかった。送信する前に申告書をPDFで保存しておくだけなので、紙の量も格段に少なくなった。あの緑の枠線が印刷された決算書と、カラフルな枠線が印刷された転写紙の申告書に、電卓片手に格闘していたのが遠い昔のことのようである。が、未だに緑の枠線が印刷された決算書と、カラフルな枠線が印刷された転写紙の申告書に、電卓片手に格闘している納税者が、商工会の申告相談会場には、たっくさんいたのであった。


●餌   2024.2.27
子供と老人は動物に餌を与えたがる。子供は、今まで餌を与えられるというポジションだったので、その逆も経験したいという「おままごと」の延長のようなものであり、大人になるためのプロセスの1つである。老人は、周囲の人が誰も言うことを聴いてくれなくなり、与えた餌を素直に食べてくれる動物に「おまえたちはいつも素直でいいのう」と感じるためだ。子供や老人でもないのに、やたらと人にモノを与えたがる人間もいる。モノを与える以外の方法で相手を喜ばすことのできない人たちである。ただし多くの場合、モノをもらったほうは表面的に喜んでいるフリはするが、喜んでいるわけではない。同じようなモノを与え続けると、段々と露骨に喜ばなくなってくる。その点動物は良い。いつでも喜んで餌を食べてくれる。だから、モノを与える以外の方法で相手を喜ばすことのできない人たちの老化は早い。


●ダイヤル   2024.2.26
NHKラジオで「子ども科学電話相談と」いうのを放送している。こどもたちからの、色々な科学の分野に対する疑問や質問に専門の先生等が解答していくという番組だ。これは大人が聴いていても、目から鱗の、非常にためになる内容のものも多く面白い。と、そこで思い出すのは、TBSラジオでやっていた「全国こども電話相談室」だ。1964年から50年以上にわたって放送してきたが2015年に終了となった。と、そこで思い出すのは、♪ ダイヤルダイヤルダイヤルダイヤル回せば〜♪ というテーマソングだ。と、そこで思い出すのは、そういえば昔は電話機の本体にダイヤルというものがついていた。指を穴に入れて、ジ〜コジ〜コって回すやつだ。あれを我々の親の世代は確かにダイヤルって呼んでいた記憶がある。と、そこで思い出すのは、そういえば昔はラジオにもダイヤルというものがついていた。放送局(周波数)を合わせるために回していた丸いでっかいボタンみたいなものだ。ということで今の子供が、♪ ダイヤルダイヤルダイヤルダイヤル回せば〜♪ と聴いたところで、一体何のこっちゃ?だろう。もっとも中島みゆきの「悪女」の、♪受話器をはずしたままね話し中♪、だって、一体何のこっちゃ?だ。


●ICTの理解度-2   2024.2.25
若者はICT(インターネットやスマホのこと)が分かってないとしても、インターネットやスマホを毎日使っているではないか?分かっていなければ使えないのではないのか?と思うかもしれない。しかし答えは「分かっていなくても使っている」だ。例えば、自動販売機にお金を入れる→好きな飲み物のボタンを押す→飲み物が出てくる→飲む。というのが彼らの思考である。どのくらいの頻度で商品の入れ替えを行なっているのか、とか、設置してから採算が合うまでにはどのくらい売らなければいけないのか、とか、温めるのと冷やすのを同時に行うためにはマシンにどのくらいの負荷がかかるのだろうか、とかは1mmも考えていない。お金を入れる→飲み物が出てくる、だけなのだ。だからスマホも、基地局がどのくらい必要か?とか、アプリの開発にはどのくらいのコストがかかるのか?とか、メールの送受信とプロバイダーのメールサーバーとの関係、とかは1mmも考えていない。言われた通りに見様見真似で使っているだけなのだ。一方で中小企業の社長のほうは、ホームページは水道屋さんのように、依頼してお金をはらえば開通する(閲覧できる)ようになる、という感覚だったのだ。


●ICTの理解度-1   2024.2.24
ある中小企業からホームページの制作依頼が来る。実際にその事務所に行って、社長と会って打ち合わせをする。息子(社員)も同席する。数日後にホームページのコンセプトと仕様をまとめて提出する。ところが待てど暮らせどレスがない。というケースが何件かあった。これが今思うと、その原因が分かってくる。打ち合わせ後に急に会社の業績が悪化した、とか、身内に不幸があってドタバタした、とか、社内に大きなトラブルが発生してその対応に追われていた、とか、そういうことではない。「コンセプト」と「仕様」も意味が全く分からなかったのだ。息子が同席しているからICTのことは大丈夫だろう、などという考えが甘かった。老若男女に関係なく、ICT(インターネットやスマホのこと)が分からない人間は分からないのだ。そのことは大学生を教えていると、なるほど、である。


●ドローンによる配送サービス   2024.2.23
千葉県勝浦市が年間4000万円余を投じて行った、買い物弱者支援のためのドローンによる配送サービス。このたび1年経っても注文者ゼロとのことでめでたく中止が決定したそうだ。よほど高価で貴重なもので、依頼者が僻地や山間部ならともかく、一般人が日常の買い物を個人のために空輸するとか有り得ないだろう、ということは普通に考えれば分かるはずだ。例えば単価が100円で重さが3Kgのダイコンやカボチャを、空中に浮かせて移動させるなんていうのはコスパの悪さの極みであろう。それとドローンを飛ばすには、飛行ルートの安全性確保、地域社会との連携、法的な規制や許可、プライバシーの問題、などなどもあり、これらを解決するためには受け取る場所への人員配置なども必要になったらしい。つまり受け取る場所で人間が一人待機していないといけないということだ。極小の生み出す利益のために膨大なコストをかけるという、地方のローカル線、または核融合発電みたいなものだ。


●消費者金融   2024.2.22
一般的には、多くの大手銀行が消費者金融サービスを提供したり、関連会社を通じて提携したりしていることは周知の事実であろう。大手銀行から借りた金が返せなくなる。その分を消費者金融から借りて返済する。その借りた分をカードローンで返済する。そのカードローンで借りた分をサラ金で借りて返済する。その借りた分を今度はヤミ金で借りて返済する。という具合に経済は底辺で回っている。SMBCモビットのように三井住友という銀行名の消費者金融もあるが、プロミス、アイフル、アコム、レイク、のように胴元がどこの銀行が分からない場合も多い。いずれにしてもあれだけTVでCM流しているということは、それだけの需要があるということだ。ご利用が計画的でない人間がいかに多いかというだけのことなのだけどね。


●交通誘導員   2024.2.21
道路や工事現場、商業施設などで人や車両を誘導している交通誘導員は、道路交通法に基づく行為ではないため、法的拘束力はない。従って交通誘導員を行うための資格や試験も無い。だからたまにヘンなやつがいる。GOなのかSTOPなのか分からない指示を出していたり、立っている位置そのものが通行の邪魔になっていたり、学童擁護員として立哨しているのに勝手に交通整理をしていたり、必要以上に太っていたり必要以上に日焼けしていたり、必要以上に態度がデカかったり必要以上に腰が低かったりと。しかし一時期頻繁に見られた、取って貼り付けたような白目の怖い交通誘導人形というかロボットは、最近あまり見かけないようだ。いや、もう既にヘンな交通誘導員の一部はリアルに作られたロボットなのかもしれない。それとも白目の怖い交通誘導人形の中に入っていたおじさんが、地球温暖化で暑くてたまらんから外に出てきただけなのかもしれぬ。


●自転車専用レーン   2024.2.20
自転車専用レーンは、車道とはガードレールで区切った歩道側に設置されている場合と、歩道とはガードレールで区切った車道側に設置されている場合とがある。そして自転車は、道路交通法上は「軽車両」となってる。つまり何も指定や標識がない場合には、自転車は車道を走らなければ違反になる。仮に歩道を通行するのであれば、自転車から降りて、自転車を押しながら「歩行者」として通行しなければならない。ということは小学校のときに教わっているはずである。にもかかわらず自転車専用レーンの無い歩道の上を、悠然と当たり前のように走る高齢者の自転車。狭い歩道内で歩行者とすれ違うときには自転車に乗ったまま足をついて自転車を停め、眉間に皺を寄せてあからさまに迷惑そうな顔をする。自転車でさえ、こんな有り様なのだから、高齢者に自動車などを運転させていいわけがない。


●Facebook   2024.2.19
Facebookに載せればみんな見てくれるとか思っている人。でも実際はほぼ見てくれない。Facebookには「ハイライト」と「最新情報」という2種類のモードがあり、自分がどちらのモードになっているかを知らない人も少なくない。「ハイライト」になっていた場合、その投稿がハイライトと判断されない可能性は十分にある。「最新情報」になっていた場合、例えば「友だち」が1000人いる人であれば、順次投稿されていく記事が時系列で表示されていくので、あっという間に過去記事となり埋もれていく。大学生に聞いてみる「LINEやってる人手を挙げて」→7割以上。「インスタやってる人」→半数以上。「フェイスブックやってる人」→0。なのだ。Facebookは中高年の自慢大会の場であり若者はやらない。中高年が自分の投稿にたくさんの「いいね!」をもらってニンマリするためのものなのだ。もっとも「いいね!」する人も「いいね!返し」をもらうためにポチっとしているだけで、内容はほとんど読んでないんだけどね。


●NURO光   2024.2.18
NURO光は速くもなければ安くもない。だってソニーだからだ!。多くの人がご存知の通りソニーは光回線を持っていない。NURO光はNTTから借りているんだからNTTより速くなりようもない。さらに回線速度などというものは1軒1戸で違ってくるというのも、屋外に出て、張り巡らされた電線を見れば想像もできるだろう。さらに利用者が増えてくれば相対的に速度が遅くなってくるというのも当たり前のハナシである。これだけ宣伝して利用者も100万を超えていると言っている。ということは高速道路は100万台のクルマでぎゅうぎゅうなのだろうから速く走れるはずもない。混んできたので当初ほど早さをうたわなくなっている。さらにNURO光は通信キャリアではないのでNTTやKDDIのようなキャリア割引もない。ということは決して安くはならないということだ。もしNURO光に乗り換えを考えている人は、もう一度よーく考えてみよう。


●AIは特許を得られない   2024.2.17
「AIは特許を得られない」というガイダンスを特許商標庁が改めて発表、ただし「AI支援だからといって絶対特許を取得できないわけではない」らしい。アメリカ商務省・特許商標庁が、AIの助けを借りた「AI支援発明」の発明者要件についてガイダンスを発表した。ガイダンスでは、特許商標庁の従来の見解の通り、特許を取得できるのは「自然人(生きている人間)」に限られ、AIなどの「非自然人」の特許取得が否定された。しかし、人間がAIの支援を受けて発明を行った事例については「絶対に特許が取れないわけではない」と可能性が残されている。何とも曖昧でファジーなガイダンスがだ、現実的にはこうするしかなかったのだろう。例えば特許ではなく実用新案権や意匠権や商標件であれば、AIは無尽蔵に生成することも可能だろう。さらには著作権や肖像権ともなると、もはや収集がついていない状態と言っても良い。これから法整備がAIを追従していかなければならない。というかAIによる犯罪をどう取り締まるのか?のほうが先なのかも。


●戦争   2024.2.16
ロシア揚陸艦がウクライナのドローンによって撃沈された。黒海艦隊の旗艦モスクワが撃沈されたのも記憶に新しいところ。重厚長大な兵器はその威力を発揮すれば敵にとっては相当な脅威になるはずだが、威力を発揮していない状態では、敵にとっての「大きな的」にしかならないようだ。最近は戦闘ヘリの需要が減っているらしい。歩兵が携帯できる対空ミサイルで簡単に撃墜されてしまうためなのだそうだ。同時に兵器の無人化も進んでいる。人間の兵隊は戦地から遠く離れたコントロールセンターでジョイスティックで兵器を操っているだけになってきている。であれば、戦争はバーチャル空間のみで、人間が血を流すことなく、eスポーツとかロボットコンテストで決着すればいいだろう!ということは誰もが分かってはいることなのだが。。


●有名   2024.2.15
その業界で有名になった人、名を馳せた人、というのは総じて超人的な才能があったとか、鬼才とか天才というわけではないようだ。有名になるというのは、広く一般の人に周知されるということであり、一般の人というのは、あくまで一般の人であり、一般的な常識と一般的な節度や知識や感情で物事を判定する。従って有名になった人というのは、この一般の人たちのメガネに叶ったということだ。だから、その業界で有名になった人、名を馳せた人、の講演とか卓話とかを聞くと、以外にも普通の人だったりもする。ただ違うところは、タイミングが良かった、運が良かった、ということと、常に新しいことにトライし続けてきた、ということなのかもしれない。仮にとんでもない才能を持った天才というのは、有名になろうとか思っていないし、一般ウケしようなどとは考えてもいない。そういう意味では無名の天才のほうがはるかに多く世の中に潜んでいる、のかもしれない。


●尊敬する人   2024.2.14
尊敬する人は誰ですか?という質問。尊敬に値する活動や作品や成果というものはあるが、人そのものを尊敬するってことってあるのかな。尊敬に値する活動や作品や成果を残したという人は、それ以上に失敗や愚行や駄作も繰り返しているはずだ。最初から失敗しないのは安っぽいテレビドラマの世界に限ったことだ。世の中で称えられ言い伝えられているのは、本当に「良い部分」だけである。知られていない、ネガティブで汚い人には言えない部分が、尊敬する人になればなるほど、たっくさんあるはずだ。もっとも人間ひとりの情報なんてもんは、全てのうちの数%しか公開されていないのだから、その数%で「尊敬する人」を決めるのは愚かな行為であろう。なので尊敬する人は誰ですか?と質問されたときには「ルフィー」とか「両津勘吉」とか答えておくのが無難だ。あとは「父」とか「母」か。


●目から光線を出す   2024.2.13
スーパーマンやウルトラマン、宇宙人ジョーンズなどは目から光線を出す。彼らは地球人ではないのでこれができるのだが、光線を出してる間は目が見えないので狙いが定まらないはずだ。スーパーマンは、光線を出すときに、一旦眼球の位置を下方向に下げて、その目の穴の部分から後頭部に溜めておいた何らかのエネルギーを放出するらしい。しかし眼球という極めてデリケートでセンシティブで精密な部位をいちいち動かしていたのでは敵の攻撃を受けたり、故障やトラブルのリスクが大きいし、光線を出してる間は目が見えないというのはさらにリスクが大きいはずだ。ではどうしたらいいのか?もともと穴が空いていて、比較的構造も単純な鼻の穴を使えば良い。光線を出してる間に目は見えるし、その間の呼吸は口で行えば良いし、嗅覚が一時的に中断しても問題がないはずだ。ビジュアル的に多少滑稽にもなるが、そのことが敵を油断させることに貢献したりもするはずだ。


●火を吹く   2024.2.12
ゴジラやガメラ、ドラゴンなどは口から火を吹く。しかし有機体である生き物が火を燃やす燃料的なものを体内で生成し蓄えておくことは不可能だ。大道芸で口から火を吹く人はガソリンを口に含み、噴き出すときに手に持ったライターなようなもので引火させている。従ってゴジラやガメラ、ドラゴンは手が短いのでこれもできない。だが体内で生成し蓄えておくことが可能な物質もある。水素とメタンである。つまり屁だ。に、しても火下であるライターとかは無いので、引火させることはできない、ので最初から燃えている場所に屁を吹きかけて、被害を拡大させればいい。そうして、強力な屁をだそうとして、いきむと屁以外のものも出るかもしれないのだが、それは燃えなかったりもするので気をつけよう。ただのウンコもらし怪獣になってしまっては怪獣としての威厳もクソもない。


●村人   2024.2.11
田舎に引っ越して、自由に気ままに自然と触れ合いながら暮らしていきたい、とか言ってる都会の若者。いざ田舎に暮らしてみると、想像を絶するような巨大な蛾が部屋に飛び込んでくるわ、台所には太ももの筋肉隆々の巨大カマドウマが飛び跳ねているわで、面食らうこととなる。昆虫ならまだ良い。庭でハクビシンやキョンに遭遇したりすることもある。しかし最も恐ろしいのは人間である。田舎に住んでいる人間のほとんどは村人だ。村人は村のルールの下で暮らしている。村のルールは書面になっていない。村のルールの中には「いじめ」が普通にあり、それを村人たちは悪いこととは感じずに普通に運用している。明らかに違法なものや、犯罪になるものもある。村八分も村のルールだ。村八分の残りの二部は葬式と火事。葬式と火事以外は無視して関わらないようにするのが村八分とのことである。ただこの村八分だけは都会でもあるけどね。


●こだわり   2024.2.10
未だに炊飯器を使わず釜戸で米を炊いている人。クルマを使わず自転車で通勤している人。水道水を使わず井戸水を使って生活をしている人。こういう人たちって何らかの、例えば自然回帰や自然との共存、自己啓発とか宗教的な所業とか、みたいな哲学的な思考や理念があるようにも思える。同様に、未だにガラケーを使っている人、駅で切符を買っている人、何でも現金でなければ買わない人、などには哲学的な趣きとかは無い。「バカじゃん」のひとコトである。


●コオロギ   2024.2.6
コオロギ養殖ベンチャーの破産が相次いでいるらしい。なぜコオロギが世界中で注目されているのかといえば、2050年には世界の人口が100億人に達するとみられる反面で、重要な栄養素であるたんぱく質を確保することが難しくなるだろうといった、食糧危機発生の予測があったからだ。しかし日本では「恵方巻」が定着したり、バレンタインやホワイトデー、さらには「お中元」や「お歳暮」など。不要な食品を相手に送りつけるという悪しき風習がまだまだ根強い。目先の楽しみを優先して、迫り来る“食糧危機”を大きな問題としては意識していない能天気さは相変わらずである。そんな能天気で平和ボケでおめでたい人たちに「コオロギ喰え!」たって喰わんだろう。本当に喰うものが無くなってからでないと誰もコオロギなんぞは喰わん。

2月9日まで出張で更新を休みます。


●頭の悪い人   2024.2.05
頭の悪い人、は「人の言うことはすぐに信じる」、が「人の言うことは絶対に聞かない」の法則。この法則を知っていれば、大抵は初対面の人でも、頭が悪いかどうかはカンタンに判別できる。例えば「これは頭の良くなる薬だよ。普通は1万円のところ、今日は特別に5千円で売ってるんだけど買う?」「えっ、ほんとに?買う買う!」←これが「人の言うことはすぐに信じる」。で、その薬を毎日飲み続けて1週間が過ぎた。そこで母親が「そんな薬効くわけないから、もう飲むのを止めなさい!」と言っても「やだ!止めない!」←これが「人の言うことは絶対に聞かない」だ。当然だろう、ここで飲むのを止めたら、一生頭の悪いままだしな。


●SMTPの謎   2024.2.04
昨年5月頃からのGmailセキュリティ強化によって、Gmailアドレス宛のメールが届かなくなった。Gmailからの受信はできるので、であれば、メール送信用のSMTPサーバーを他のプロバイダーのものに変えてしまえば届くかも?と思いメールアプリでの設定を変更してみた。ところが変更した後には全てのメールが送信できなくなってしまった。仕方なく設定を元に戻しても、全てのメールが送信できないままの状態は続いた。しかし1時間ほど経ったころから、送信されておらず下書きの状態で溜まっていたメールがぽつりぽつりと送信され始めた。プロバイダーのサイトでも該当する障害やメンテの情報は公開されていなかった。またXでも関連の投稿を検索してみたが、該当するものは見当たらなかった。そして翌日の朝には溜まっていたメールは全て吐き出され、それ以降は普通に送信できるようになった。しかしGmailアドレス宛のメールは届かないままであった。Gmailセキュリティ強化と、各プロバイダーの暗号化対策が並行して行われているので、SMTPはかなりカオスな状態になっているようだ。と思うことにしよう。


●対処療法   2024.2.03
風邪をひいて熱が出ると、解熱剤を飲む。咳が出れば咳止めを飲む。鼻水が出れば風邪薬を飲む。下痢をすれば下痢止めを飲む。しかし熱が出るということは熱で体内の悪いモノを蒸し殺すためであり、咳や鼻水や下痢は、体内の悪いモノを体外に放出するための作用である。そしてその自然現象を遮断しようとすることを対処療法と呼び、一時的に病気の症状を和らげるもので、病気そのものやその原因を治療することにはならない。病気そのものやその原因を治療することは原因療法と言う。例えば学校でいじめが発生する。そのいじめたいじめっ子を説教するのが対処療法であり、職員室内での教員同士のいじめを根絶させるのが原因療法である。


●クロッキー   2024.2.02
クロッキーを描く。するとモデルがポーズをとった途端に忙しなく鉛筆を動かし始める初心者の生徒たち。まるで巣作りをする小鳥か、村の鍛冶屋のように忙しないのだ。モデルを見る。そのモデルの外観を構成する1本の線を見極める、そして一筆入魂で紙の上に描き写す。この作業の繰り返しによってクロッキーが出来上がっていく。一筆入魂なので、限られた時間内では、そうそう多くの線は引けない。10本程度でタイムアウトになることもある。下手な鉄砲数撃ちゃ当たるのではあるが、ハズレの弾をいかに少なく、当たりの弾をいかに多く、描くかが重要なのである。目くらめっぽう機関銃を撃ったところで撃つ方向が最初の段階で間違っていたら一発も当たらないまま終わってしまうのだ。何事もそうだが、何かやるときには、常に「考えてやる」ということが必要なのだ。とはいえ全部ハズレの線で構成された「クロッキーらしきもの」も、それはそれで魅力的であったりもしたりするので、無下に当たりだけを強要もできない。


●表現   2024.2.01
画家は絵で表現する。音楽家は音楽で表現する。そしてこういった人たちは文字で表現するのは得意では無い。当然である。それぞれが自分の得意分野、専門分野で鍛錬し、スキルアップするために人生の大半の時間を費やしてきたわけであり、人生の大半の時間を文字を書くために費やしてきた研究者、文学者、ライター、小説家たちには、そのスキルは遠く及ばないはずである。ところが義務教育という制度の下、コミュニケーション手段としての文字というものが登場して以来、人類は画家であっても音楽家であっても文字の読み書きを強要されてきた。もし、画家や音楽家には一切の読み書きを幼少期から教えずに、画家は絵で、音楽家は音楽で、表現することに徹した教育を行ったとしたならば、現在の常識をはるかに超越したような素晴らしい作品が登場したことだろう!でも、字が読めないと病院でもらってきた薬の処方がわからずに、一度に全部飲んじゃったりして、現在の常識をはるかに超越したような素晴らしい作品を作る前に死んじゃったりもするかもしれない。



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