ゴッホが描いた肖像画に見る”似顔絵”との共通点
Similarities between Portraits painted by Van Gogh and the "Nigaoe"
  • フィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜1890)が描いた肖像画は、人物の内面を表現したと言われている。
  • このイラストやコミックが認知されていない時代に、内面を表現するという、現在の「似顔絵」に共通するテーマをゴッホはどのように表現したのかを、CG加工を交えながら、いくつかの作品を例に考察してみた。
  • 内面:その人の、性格(キャラ)・感情・考え方・精神状態・人となり、など、外からは見えにくい心の中の状態

  • *カリカチュア=ゴッホが死去した1890年には、すでにカリカチュアは多くの画家によって描かれていた。 ただしカリカチュアは、人物や物事を面白おかしく誇張して描くことが目的であり、内面を表現するという目的は主ではない。 カリカチュア的な作品を描いた画家は、クロード・モネ:1840生、ウィリアム・ホガース:1697生、ジェームズ・ギルレイ:1756生、ジョージ・クルックシャンク:1792生など。

  • *アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックによるポスターやリトグラフなどの印刷媒体向けの作品が公開されたのは、ゴッホの死去した後のことで、ゴッホはロートレックの作品は見ていないとされている。このロートレックの作品が公に認知された世界初のイラストレーションであるとする見解もある。

  • *The Yellow Kid=1895年にアメリカで発表された、吹き出しを用いたセリフ表現を用いた、 最古の「現代的コミック」とされている。